JP2013082059A - ワークパレット及びこれに用いる固定具 - Google Patents

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Abstract

【課題】台板上の多数のワークをそれらの対向壁面を押圧することによって固定するワークパレット及び当該ワークパレットで用いる固定具に関し、多数の固定具に一括して流体圧を供給することが可能な小型の固定具を得る。
【解決手段】台板に固定するベースの下面にシリンダが突設され、このシリンダの外周面には円周溝が形成され、この円周溝の上下にシールリングが配置される。シリンダには、ピストンロッドを伸張又は縮退させる方向に付勢されたピストンが嵌挿され、ピストンロッドは、ベースの底板を貫通して延びている。ベースには、シリンダ内のロッド側の流体室に流体圧を供給する通孔が形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、台板上の所定位置に載置した多数のワークをそれらの対向壁面を押圧することによって固定するワークパレット及び当該ワークパレットで用いる固定具に関するものである。
本願の出願人は、下記特許文献1及び2において、ワークを載置する台板ないしバイスの基盤上に置かれたワークの対向側面を挟持して当該ワークをその台板ないし基盤上に押し付けた状態で固定するための流体駆動の固定具を提案している。この固定具は、流体室に供給された流体圧によって下向き斜面を備えた駆動楔を下方(前記台板ないし基盤に向う方向。以下同じ)に押動することにより、前記下向き斜面に摺接する上向き斜面を背面に備えた口金を横方向(台板ないし基盤の上面と平行な方向。以下同じ)に押動することにより、ワークを把持するというものである。
この流体圧駆動の固定具は、その側面に前記流体室に連通する2個のニップル孔を備えており、隣接する固定具の一方のニップル孔と他方のニップル孔とをフレキシブルパイプで順に繋いで、台板ないし基盤上に配置した多数の固定具の1個に流体圧を供給することにより、当該多数の固定具を同時に動作させることができる。
国際公開第2003/082516号パンフレット 特開2007−307649号公報
大量に生産される小型の部品は、ワークを固定する固定具を配置した台板(パレット)上に多数のワークを固定して一括して加工をするのが便利であり、この場合、同一構造のパレットを複数個準備して、ワークをパレットに搭載したまま工作機械へのワークの搬入搬出も行うことができるようにすれば更に便利である。このためには、同一構造のパレットを多数用意する必要がある。このようなパレットは、台板上に前述した従来構造の流体圧駆動による固定具を多数設けることによって実現することができる。
しかし、従来構造では、台板上に配置した多数の固定具をフレキシブルパイプで一つずつ連結しなければならず、両端にニップルを取り付けた多数のフレキシブルパイプの製作やその接続作業に多大な人手を必要とする。そして、このようなパレットは、加工する部品ごとに専用のものを用意しなければならないのが通常であるから、モデルチェンジや製造ラインの変更などによって加工する部品が変わった場合のパレットの変更(台板上の固定具の位置の変更とそれに伴うパイプの接続換え)作業にも多大な人手を要することとなる。
更に、各種の機器の複雑化と小型化により、小型部品の加工に対する要求が増大しているが、上述した従来構造では、固定具やパレットの小型化や1枚のパレットに設ける固定具の数に限界がある。すなわち、パイプを接続する継手の小型化が困難である上、パレット上にパイプを配管するスペースやその接続作業をするために手指を入れるスペースが必要であり、これらのことが固定具やパレットの小型化や1枚のパレットに装着可能な固定具の数の制約になっている。
この発明は、この問題を解決するためになされたもので、台板上に配置した多数の固定具に一括して流体圧を供給することが可能な小型の固定具を得ること、及びそのような固定具を備えたワークパレットを提供することを第1の課題としている。
更にこの発明は、上記の第1の課題を解決した固定具において、パレット上の多数の固定具にワークを容易に装着できると共に、装着したワークを安定に保持し続けることができ、かつ加工時にはワークを強固に保持できる固定具を得ることを第2の課題としている。
この発明のワークの固定具10(10a、10b、10c)は、ワークパレット6の台板61、69に固定するためのボルト孔16を備えたベース1(1a、1b)を備えている。ベース1の下面15にはシリンダ2が突設され、このシリンダの外周面には円周溝21が形成され、この円周溝の上下にシールリング22が配置されている。シリンダ2には、ピストン3が嵌挿され、このピストンのピストンロッド31は、ベースの底板12を貫通して延びている。
ベース1には、シリンダ2内のピストン3とベース1との間に形成されるロッドエンド側の流体室27に流体圧を供給する通孔17が形成されている。この通孔17は、一端がベースの下面15に開口18し、他端がピストン3のロッド側でシリンダ2内に開口するように設けることができる。又、この通孔17は、一端がシリンダ外周の上下のシールリング22、22の間に開口し、他端がピストン3のロッド側でシリンダ2内に開口するように設けることもできる。
ワークを固定する口金5は、ベース1の上面に弾性体53を介して下面を案内され、復帰方向(ワークを解放する方向)に復帰ばね52で付勢されている。ピストンロッド31の縮退方向の移動(下方移動)は、駆動楔4(4a、4b)の下向き斜面41と口金5の背面の上向き斜面51の滑り移動に伴う楔作用により、口金5をピストンロッド31から離れる方向に押動する。すなわち、台板61に固定具10を固定して通孔17に流体圧を供給することにより、口金5が台板61又は固定具のベース1上に置かれたワークW(Wa、Wb)をクランプする方向に移動する。
口金5は、駆動楔4の両側に設けることも片側にのみ設けることもできる。口金5を両側に設けた固定具の駆動楔4bは、ピストンロッド31を挟んで対向する両面に下向き斜面41を備え、両側の口金5は、その背面の上向き斜面51を駆動楔4bの下向き斜面41に当接させて駆動楔4bの両側に配置される。
口金5を片側にのみ設けるときは、ベース1aを底板12と側板11とを備えた側面視でL形のベースとする。駆動楔4aには、その片側にのみ下向き斜面41を設け、ピストンロッド31を挟んだ反対の面は、ベースの側板11の内側面14と摺接する平面42とする。
下向き斜面41及び上向き斜面51は、階段状に複数設けるのが良く、それによって口金5の上下方向の揺動を抑制してワークWを正確にクランプすることが可能になる。また、駆動楔4bの両側に設けた口金5相互を連結する引張ばね52や、口金5とベースの側板11とを連結する引張ばね52を設けて、流体圧が解除されてピストンロッド31が伸張したときに口金5を円滑に後退させる。また、口金5をその下面から僅かに突出する弾性体53を介してベース1の上面で案内することにより、口金5がワークWを把持するときに口金5が下動して、ワークWがベース上面ないし台板61やベース1の上面から浮き上がるのを防止できる。
この発明のワークパレットは、上記構造の固定具の多数個を台板61上に装着したワークパレットである。台板は、上面に開口する多数の嵌合孔62を備えており、固定具10はそのシリンダ2を嵌合孔62に嵌合した状態で台板61上に位置決めされて固定される。台板61には、その上面と平行に複数の横孔63を設けて、当該横孔により、シリンダに設けた上下のシールリング22、22の間の位置で多数の嵌合孔62相互を連通している。
固定具の通孔17をベースの下面に開口するように設けたときは、それらの横孔の一本に連通した枝孔64を各嵌合孔62に隣接した位置で台板61上に開口させる。ワーク固定具10は、それぞれの嵌合孔にシリンダを嵌合して、かつベース1の下面に開口している通孔17の開口端18を枝孔64の台板上面の開口端に対向させて、台板上に固定される。
横孔63は、台板61の側面に開口する開口端をプラグなどで閉鎖し、そのうちの1個(複数個でも良い。)を流体圧源に連通する。ピストン3を上方すなわちワークの固定を解放する方向に付勢する付勢手段25を設けたときは、横孔の1個に流体圧を供給及び解除すると、台板61上に装着した総ての固定具10が同時にワークWのクランプ及びアンクランプ動作を行う。
ピストン3を下方すなわちワークを固定する方向に付勢する付勢手段29を設けた構造とすることもできる。この場合は、固定具のシリンダのヘッドエンド側(反ロッド側)の流体室を下方のシールリング22より下方の位置でシリンダ外に連通する貫通孔24を設ける。また台板69に、上記構造の嵌合孔62及び横孔63と共に、複数の空気孔67を設けて、当該空気孔により、各嵌合孔62に嵌挿したシリンダに設けた下方のシールリング22の下方の位置で多数の嵌合孔62相互を連通する。
この構造の場合は、固定具10cの口金5は、付勢手段29の付勢力により、ワークを把持する方向に付勢される。空気孔67の1個に空気圧を供給すると、台板61上に装着した総ての固定具10cが同時に開き、この状態で固定具10cにワークWを挿入する。そして空気圧の供給を解除すると、挿入されたワークは、付勢手段29の付勢力で決まる力で口金5で把持されて保持される。ワークを保持したパレットを工作機械に装填して、横孔の1個に流体圧を供給すると、台板61上に装着した総ての固定具10が同時にワークWを強固にクランプするから、この状態でワークの加工を行い、加工が終了したら工作機械からパレットを取り外し、空気孔67の1個に空気圧を供給することにより、ワークをアンクランプする。
この発明の固定具は、流体圧を作用させる流体室がワークを載置する台板の上面より下方、すなわち台板側に設けられているので、台板上に突出する固定具の高さが低くなり、加工具と固定具との干渉による加工不能領域が小さくなる。そして、この流体室を形成するシリンダがベースの下面から突出しているので、ワークパレットの台板上にシリンダに嵌合する嵌合孔を設けることによって、台板上における固定具の位置を規定でき、かつ嵌合孔に嵌装したシリンダの周壁に設けた円周溝を台板に設けた流体供給路の接続空間として利用でき、かつこの空間は、シリンダの径が台板に設ける流体通路(横孔63)よりも相当に大きいので、台板に設けた複数本の流体通路の相互接続が容易に可能である。
そのため、この発明のワークパレットは、平板状の台板に、固定具の取り付け位置に嵌合孔とねじ孔とを設け、嵌合孔に開口する横孔を設けた後、固定具をそれぞれの嵌合孔にシリンダを嵌合して固定することによって製作することができ、人手を要する配管作業が不要になる。
更にこの発明の固定具は、従来の固定具に比べて遙かに小型にでき、例えば縦横及び高さが10mm程度の大きさの固定具を実現でき、パレットの台板上にねじで固定するだけで良いので、狭い間隔で配置することができ、非常に小さいワークの固定が可能であると共に、1枚の台板により多くの固定具を配置することが可能である。
更に、口金を開く方向又は閉じる方向に付勢する付勢手段を設けることにより、流体圧を供給しない状態でのワークを保持する構造と解放する構造とを適宜選択することができる。ワークを把持する方向に付勢する構造としたときは、台板にワークを解放する空気圧を供給する空気孔を設けることにより、パレット上の多数のワークのアンクランプ動作を行わせることができる。
第1実施例の固定具の断面側面図 図1の固定具の側面図 図1の固定具の平面図 図1の固定具を装着したパレットの部分側面図 ワークパレットの台板の平面図 第2実施例の固定具の断面側面図 図6の固定具の一部破壊側面図 図6の固定具のベースの平面図 図6の固定具を装着したパレットの部分側面図 口金の復帰ばねの例を示す側面図 台板に取り付けた状態で示す第3実施例の固定具の断面側面図 第3実施例の固定具を取り付ける台板の一部破壊平面図 第4実施例の固定具の断面側面図 図13の固定具の断面正面図
図1ないし図4は、固定具の第1実施例を示した図である。図中、1(1a、1b)はベース、2はベース1と一体のシリンダ、3はシリンダ2に嵌装されているピストン、4(4a、4b)は駆動楔、5は口金である。
第1実施例のベース1aは、側板11と底板12とを一体に備えた平面視が矩形で、側面視がL形の鋼鉄製の部材である。底板12の下面15の中央にシリンダ2が一体に形成され、底板12にはこのシリンダの軸心の位置にピストンロッド31が通る貫通孔13が設けられている。側板11の内側面14は、駆動楔4aが摺接する滑り面となっており、軸受材からなる薄板が添設されている。ベース1には、座ぐり孔付きのボルト挿通孔16が設けられており、ワークパレット6の台板61(図5参照)に設けた嵌合孔62にシリンダ2を嵌合し、底板の下面15を台板61の上面に密着させた状態で台板61にボルト止めされる。
シリンダ2は、その外周面に幅広く、かつ深さの浅い円周溝21を備え、その上下に台板の嵌合孔62と円周溝21とで形成されるリング状の空間を密封するためのOリング22が装着されている。シリンダ2の下端内周には、雌ねじが設けられ、シリンダ蓋23が螺着されている。
シリンダ蓋23は、中央に空気抜き用の貫通孔24を備え、内側面(図の上面)には、ピストン3を復帰させるためのコイルばね25の位置を規定するガイド円筒26が設けられている。
ベースの底板12には、シリンダ2の内側上端と台板61の上面に密着する底板下面に開口端18を連通する通孔17が設けられている。この通孔の開口端18は、ベース1を台板61に固定したときに、台板に設けた枝孔64と連通する位置に設けられている。開口端18には、台板61への固定時に開口端18部分からの流体圧の漏出を防止するOリング19が設けられている。
シリンダ2にはピストン3が嵌装され、そのピストンロッド31は、ベースの底板12に設けた貫通孔13を通って底板12の上方に延びている。ピストン3のシリンダ蓋23側の面には、コイルばね25の上端を納める浅い円形凹所32が形成されており、ピストンを上方に復帰させる圧縮コイルばね25が、円形凹所32とシリンダ蓋23のガイド円筒26とで位置決めされて、ピストン3とシリンダ蓋23との間に装架されている。
駆動楔4aは、平面視で矩形の部材で、その側面の一方42は、ベースの側板11の内側面14と摺接する平面とされ、その反対側の側面には、2段の下向き斜面41が形成されている。口金5には、この下向き斜面41に摺接する上向き斜面51が形成されている。下向き斜面41と上向き斜面51とは、駆動楔4が下方に、すなわちベースの底板12側に移動したときに、口金5を外側(ベースの側板と反対の方向)に押し動かす楔面(滑り面)となっている。
口金5は、その下面がベースの底板12の上面で案内され、かつ復帰ばね52で側板11側へと付勢されて(引っ張られて)いる。ピストンロッド31は、駆動楔4を貫通し、その上端にナット33が螺合している。ピストン3とベース1との間に形成されたロッドエンド側の流体室27に流体圧を導入すると、ピストン3が下方へと、すなわちシリンダ蓋23側へと移動し、ピストンロッド31の先端に螺着したナット33が駆動楔4を下方へ、すなわちベースの底板12側へと押動し、下向き斜面41と上向き斜面51との相対滑りによって生ずる楔作用により、口金5が、底板12の端辺12aを超えて外側へと押し出される。
口金5の下面には、幅方向の溝が設けられ、この溝に丸棒状のゴム質の弾性体53が嵌挿されている。弾性体53は、口金5の下面から下方に突出してベースの底板12の上面に摺接している。従って、口金5は、その底面がベースの底板12の上面から僅かに浮き上がった状態となっている。駆動楔4の下方への移動によって口金5が押し出されたとき、下向き斜面41から作用する斜め下向きの力により、口金5は外側に押動されると共に下方にも移動し、この下方移動により把持されたワークは台板61の上面に押し付けられ、台板上面からのワークの浮き上がりが防止される。
駆動楔4及び口金5は、ベース1と等しい幅寸法(図1の紙面直角方向の寸法)を備えており、基端側をベースの側板11及び口金5の側面にねじ止めした矩形の薄い2枚のカバー板54、54が、その先端側を摺動自在に重ね合わせた状態で駆動楔4の側面を閉鎖している。復帰ばね52は、線材をジグザグ状に屈曲した平坦なばねで、その屈曲端にループを形成することにより、良好なばね特性が得られるようにしたものである。復帰ばね52は、その両端部のリング状の屈曲部55に挿通したねじ56でカバー板54、54と共にベースの側板11と口金5とに固定されている。
上記構造の固定具10aは、図4、5に示すように、ワークパレットの台板61上にベースの側板11の方向を同方向にして複数個を一列にし、かつ複数列にして取り付けられる。台板61には、固定具のシリンダ2が嵌合する嵌合孔62を設け、これらの嵌合孔を連通する横孔63が設けられている。そして、嵌合孔62にシリンダ2を嵌合して装着した固定具のベースの底板下面に開口している開口端18に対向する位置に横孔63から台板61の上面に向けて枝孔64が設けられている。台板61の側面に開口する横孔63の端部は、一箇所を残して総てプラグ65で閉鎖され、当該一箇所が油圧ポンプなどの流体圧源に連結される。
台板上の総ての嵌合孔62に固定具10を取り付けた状態で台板の横孔63に流体圧を供給すると、各嵌合孔には、シリンダの円周溝21との間にリング状の流体通路が形成されるので、横孔63の1個に供給された流体圧は、このリング状の流体通路を経由して総ての横孔に供給され、枝孔64を通って各固定具の流体室27に供給される。ピストン3は、この流体室の流体圧によってシリンダ蓋23側へと移動し、駆動楔4aがベースの底板12側へと移動して口金5を外側、すなわち隣接する固定具の側板11に向けて押動する。従って、台板61上に配置した多数の固定具の側板11と口金5との間に置かれたワークWaがベースの側板11の外側面を基準面にして固定される。
台板の横孔63に供給される流体圧を解放すると、ピストン3はコイルばね25で復帰して駆動楔4aの押下げ力は解放され、口金5は復帰ばね52によって側板11側へと復帰してワークWaの固定が解放される。
図6ないし9は、この発明の固定具の第2実施例を示した図で、駆動楔4bの両側に口金5を設けた例である。以下、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、第1実施例と異なる部分のみを説明する。
第1実施例の構造では、駆動楔4aの一側に口金が設けられ、他側はに駆動楔4aを案内する側板11が設けられていたが、第2実施例では、駆動楔4bの両側に口金5が配置されており、駆動楔4bは、その両側の面に下向き斜面41を備えている。また第2実施例の口金5は、口金台5aとこれにボルト止めした生爪5bからなり、把持されるワークの形状(内径)に応じて生爪5bを交換する構造である。図2で説明した2枚のカバー板54、54は、その基端をそれぞれの側の口金台5aの側面に固定して設けられ、復帰ばね52は、その両端を両側の口金台5aの側面に止着されている。
第1実施例の構造では、駆動楔4aのピストンロッド31回りの揺動は、駆動楔4aがベースの側板の内側面14に摺接することによって防止されている。第2実施例の構造では、ベース1bは、底板12のみからなり、側板を有していない。そこで、駆動楔4bのピストンロッド31回りの揺動を防止する構造として、ベースの底板12の上面にキー溝44を設け、これに嵌合するキー45を駆動楔4bの下面に一体に設けている。キー45は、キー溝44にキー45の高さ方向(ピストンロッドと平行な方向)に摺動自在に嵌合して、ピストンロッド31回りの駆動楔4bの揺動を防止している。
図8に示すように、底板12の上面にピストンロッドが通る貫通孔13を中心とする放射方向の2本のキー溝44、44を設けることにより、ベース1b上に口金5の方向を異なる方向にして(図の例では90度異なる方向に)取り付けることができる。
この第2実施例の固定具の口金5は、リング状のワークWbを内径側で固定するもので、口金台5aにボルト止めした生爪5bのワーク把持面57はワークWbの内径の曲率に合わせた円弧面となっており、図9に示すように、ワークWbをベースの底板12にボルト止めした受板58上に載置した状態で、1個の固定具10bがそれぞれ1個のワークWbを固定する。ワーク形状が変わったときは、生爪5b及び受板58を交換することで、ワーク形状の変化に対応することができる。受板58の取付位置を規定するために、ベース1bの底板12の上面にはピストンロッド31の軸心を中心とする円板状の凸部12bが設けられ、受板58にはこの凸部12bに嵌合する円孔58aが設けられている。
固定具10bのその他の構造及び台板61の嵌合孔62、横孔63及び枝孔64などの配置及びワークの固定解放動作は、第1実施例と同じである。
この発明のワークパレット6には、固定しようとするワークの形状及び個数に対応した位置に、この発明の固定具10(10a、10b)が装着されている。ワークパレットの台板61、69は、固定具10の装着位置にそれぞれの固定具のシリンダ2を嵌合する嵌合孔62とベース1を固定するねじ孔66とを備え、更に、多数の嵌合孔62相互を連通するように設けられた横孔63と、各嵌合孔62に近接して横孔63に連通するように台板61の上面から設けられた枝孔64とを備えている。横孔63及び枝孔64は、ドリルによって穿設した直線孔である。台板の側面に開口する横孔の端部は、プラグ65によって密閉され、流体圧を台板の側面から供給する場合には、その端部の一箇所のみに接続用のニップルを設ける。また、台板の上面から流体圧を供給するときは、横孔の1本に連通する供給孔を台板の上面から穿設して設け、その上端に接続用のニップルを設ける。
図11は、この発明の固定具の第3実施例を示した図、図12は第3実施例の固定具を装着する台板を示した図である。以下、第1実施例で説明した部材と同一の部材には同一の符号を付して、第1実施例と異なる部分のみを説明する。
第1実施例においては、シリンダ2内のはピストン3を上方、すなわちワークのクランプの固定を解放する方向にピストン3を付勢する圧縮コイルばね25を設けたが、第3実施例の固定具は、ピストン3を下方、すなわちワークを固定する方向にピストン3を付勢する圧縮コイルばね29を設けている。図の例では、底板12の下面に貫通孔13の軸心を中心とするリング状凹所28が形成され、ピストン3の貫通孔13側の面には、圧縮コイルばね29の下端を納める浅い円形凹所34が形成されており、ピストンを下方に復帰させる圧縮コイルばね29が、円形凹所34と底板12のリング状凹所28とで位置決めされて、ピストン3と底板12との間に装架されている。
図11の固定具10cを装着する台板69には、図5で説明した構造の嵌合孔62、横孔63及び枝孔64が設けられると共に、更に、台板69の横孔63より深い位置に台板69に配置した全ての嵌合孔62をその底部近くで連通する空気孔67が配置されている。図12の例では、空気孔67は、平面視で横孔63と同一位置の台板69の裏面側に設けられて、シリンダ外周の下側のOリング22より下方部分において嵌合孔62の側面に開口している。空気孔67は、横孔63と同様に、台板の側面に開口する端部は、一箇所を残して総てプラグ68で閉鎖され、当該一箇所が図示しない開閉弁を経て工場空気などの空気圧源に連結される。
第3実施例の固定具10cは、圧縮コイルばね29によって駆動楔4aが下方に付勢されており、従って口金5は、ワークを固定する方向に移動している。台板上の総ての嵌合孔62に固定具10cを取り付けた状態で台板の空気孔67に圧縮空気を供給すると、各嵌合孔62に供給された空気圧がシリンダ蓋23の貫通孔24を通ってピストン3の下面に作用し、圧縮コイルばね29を強制的に圧縮して口金5を開く。そこで開いた口金5と隣接する固定具の側板11との間にワークを挿入し、必要な数のワークを挿入し終わったところで空気圧の供給を停止すれば、挿入したワークは、圧縮コイルばね29の付勢力で保持され、パレットを移動したり立てたりしても、保持されたワークが脱枠したり姿勢が変わったりするのを防止できる。
そして、ワークを装着したパレットを工作機械に装填して横孔63に流体圧を供給すると、駆動楔4aがベースの底板12側へと移動して台板69上に配置した多数の固定具の側板11と口金5との間に置かれたワークが固定される。
第3実施例の構造では、台板の横孔63に流体圧が作用していない状態でも、圧縮コイルばね29の付勢力でワークが保持されるので、予め多数のパレットにワークを保持させた状態で保管ないし待機させておくことができる。更に、パレットを鉛直状態など、立てた状態で工作機械に装填する場合に、パレットを立てたときにワークが脱落したり姿勢が変化するのを防止することができる。加工済ワークをパレットから取り外すときは、空気孔67に空気圧を供給してワークの保持を解放してやれば良い。
以上の第3実施例は、第1実施例の固定具に適用した例を示したが、同様な構造は、第2実施例の固定具にも適用することができ、それによる圧縮コイルばねによるワークの保持、流体圧の供給によるワークの固定及び空気圧の供給によるワークの解放の作用も何ら異なるところはない。
駆動楔4bの両側に口金5を設けた固定具10bにおいて、駆動楔4bをピストンロッド31に固定して設けた第2実施例(図6〜8)の構造では、固定具の両側で把持されるワークに寸法誤差があると、一方のワークの把持が不安定になる。すなわち、この発明の固定具は、台板61上の位置が嵌合孔62により規定されるので、固定具の両側に配置したワークを同時に把持しようとしたとき、両側のワークに口金5の進退方向の寸法誤差があると、寸法の短い方のワークをしっかりと固定することができなくなる。そのような場合には、駆動楔4bをピストンロッド31に図6の左右方向に移動自在に設ける構造を採用する。
図13及び14は、駆動楔4bをピストンロッド31に軸直角方向に移動自在に設けた第4実施例を示した図である。ピストンロッド31の上端には、直径方向の異形断面溝35が設けられ、駆動楔4bをピストンロッド31に固定するボルト36には、この異形断面溝35に摺動自在に嵌合する異形凸部37が設けられている。この異形凸部37を異形断面溝35に嵌め込んでボルト36を介してナット33で駆動楔4bをピストンロッド31に固定してやれば、両側の口金5によって固定されるワークの口金進退方向の寸法に誤差があっても、その誤差分だけ駆動楔4bが動いて両側のワークを確実に固定することができる。
なお、図の異形断面溝35及び異形凸部37は、ピストンロッド31の直径方向の板状部38から両側に複数の翼部39を設けて、この翼部39でピストンロッド31の引張力をボルト36で伝達するようにしたもであるが、この溝35及び凸部37の断面形状は、ボルト36がピストンロッド31に対して口金5の進退方向に移動可能でかつピストンロッド31の軸力をボルト36に伝達できる形状であれば良い。
1(1a,1b) ベース
2 シリンダ
3 ピストン
4(4a,4b) 駆動楔
5 口金
6 ワークパレット
16 ボルト孔
10(10a,10b,10c) 固定具
11 側板
12 ベースの底板
14 内側面
15 ベースの下面
17 通孔
21 円周溝
22 シールリング
25,29 コイルばね
27 流体室
31 ピストンロッド
41 下向き斜面
42 平面
51 上向き斜面
52 引張ばね
53 弾性体
61,69 台板
62 復帰ばね
63 横孔
67 空気孔
W(Wa,Wb) ワーク

Claims (5)

  1. 下面にシリンダを突設したベースと、このシリンダの外周面に形成した円周溝と、この円周溝の上下に配置されたシールリングと、前記シリンダに嵌挿され、前記ベースを貫通して延びるピストンロッドを備えたピストンと、前記シリンダのベース側の流体室に連通している通孔と、前記ピストンロッドの下方移動によりベース上でロッドから離れる方向に移動する口金とを備えている、ワーク固定具。
  2. 前記ピストンロッドの下方移動により押し下げられる駆動楔と、前記ベースの上面に弾性体を介して下面を案内された前記口金と、前記ピストンを反ベース側に付勢する付勢手段とを備え、前記駆動楔は側面に複数の下向き斜面を備え、前記口金は前記駆動楔に対向する面に前記下向き斜面と摺接する上向き斜面を備えている、請求項1記載のワーク固定具。
  3. 前記ピストンロッドの下方移動により押し下げられる駆動楔と、前記ベースの上面に弾性体を介して下面を案内された前記口金と、前記ピストンをベース側に付勢する付勢手段とを備え、前記駆動楔は側面に複数の下向き斜面を備え、前記口金は前記駆動楔に対向する面に前記下向き斜面と摺接する上向き斜面を備えている、請求項1記載のワーク固定具。
  4. 台板と多数の請求項1、2又は3記載のワーク固定具とを備え、前記台板は、上面に開口する多数の嵌合孔と、これらの嵌合孔に嵌挿された前記シリンダの上下のシールリングの間の位置でこれらの嵌合孔相互を連通する横孔とを備え、前記ワーク固定具が、各嵌合孔にそのシリンダを嵌挿してかつそれらの前記通孔により当該嵌合孔又は横孔と前記シリンダのベース側の流体室とを連通して固定されている、ワークパレット。
  5. 台板と多数の請求項2記載のワーク固定具とを備え、前記台板は、上面に開口する多数の嵌合孔と、これらの嵌合孔に嵌挿された前記シリンダの上下のシールリングの間の位置でこれらの嵌合孔相互を連通する横孔と、これらの嵌合孔に嵌挿された前記シリンダの下方のシールリングの下方の位置でこれらの嵌合孔相互を連通する空気孔とを備え、前記ワーク固定具が、各嵌合孔にそのシリンダを嵌挿して、当該固定具に設けた前記通孔により前記横孔又は当該嵌合孔の前記上下のシールリングの間の位置と前記シリンダのベース側の流体室とを連通し、かつ、前記空気孔又は当該嵌合孔の前記下方のシールリングの下方の位置と前記シリンダの反ベース側の流体室とを連通して固定されている、ワークパレット。
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