JP2013082034A - サンドブラスト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】砂を含ませた圧縮エアをガラス板の板面に上方から吹き付けて刻印を施しても、後工程の作業において不良品の発生を防止する。
【解決手段】作業ボックス3は、内部に作業空間Sを有し、底面には貫通孔3aが形成される。作業ボックス3の貫通孔3aは、刻印の形状を象った切抜部5aを有する刻印板5に覆われる。作業ボックス3下方には、ガラス板10を支持して刻印板5に下方から宛がって作業空間Sを密閉状態にするガラス板支持機構6が設けられる。作業空間Sの刻印板5上方には、砂Saを含ませた圧縮エアを吹き出す吐出ノズル7aが設けられる。作業空間Sの刻印板5側方には、ガラス板10及び刻印板5に向けて圧縮エアを吹き出すエアノズル9が設けられる。エアノズル9から吹き出す圧縮エアにより作業空間Sに巻き上げられた砂Saを作業空間Sに臨む吸引口8eから吸引する砂吸引装置80を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ドアミラー用ガラス板を板面が上下に向くように搬送する生産ラインに配設され、砂を含ませた圧縮エアをガラス板の板面に吹き付けることによりガラス板の板面に刻印を施すサンドブラスト装置に関する。
従来より、車両用のドアミラーとして、車両後方の視野を広げるために、中央部が周縁部より車両後方に位置するように緩やかに湾曲するものが知られている。上記湾曲するドアミラーの一般的な生産ラインには、ドアミラー用ガラス板を湾曲させるための加熱炉が設けられ、該加熱炉には、上面に緩やかな湾曲状をなす凹面が形成されたレンガ型が配置されている。そして、ガラス板をレンガ型の上面に載置して熱しつつ下方から真空引きを行ってレンガ型の凹面にガラス板を押し付けることによりガラス板を湾曲させるようになっている。したがって、生産ラインを搬送されるガラス板は、凹面となる側の板面が常に上向きの状態で搬送されるように構成されている。
ところで、上記湾曲するドアミラーの凹面側には、当該ドアミラーが湾曲していることを運転者に知らしめるために、サンドブラスト装置を用いて文字等の刻印が施される場合がある。
ここで例えば、特許文献1に開示されているように、一般的なサンドブラスト装置は、砂を含ませた圧縮エアを略水平方向に吹き出す吐出ノズルと、該吐出ノズルの外周を囲う環状をなし、該吐出ノズル先端側が開口する環状カバー部材とを備え、刻印を施す彫刻材を鉛直に立てた状態でその側面に上記環状カバー部材の開口周縁を接触させ、砂を含ませた圧縮エアを吐出ノズルから彫刻材側面に吹き付けて刻印を施すようになっている。上記環状カバー部材には、当該環状カバー部材の内部に臨む吸引口を有する吸引装置が接続され、該吸引装置は、刻印を施す際に飛散する砂を上記吸引口から吸引するようになっている。
実用新案登録第3031304号公報(段落0023〜0028欄、図2)
ところで、上述の如く刻印を施す板面側が常に上向きの状態でガラス板を搬送する生産ラインにサンドブラスト装置を配設する場合、砂を含ませた圧縮エアをガラス板の板面に上方から吹き付ける必要がある。
しかし、砂を含ませた圧縮エアをガラス板の板面に上方から吹き付ける場合、圧縮エア内の多くの砂がガラス板の板面に散乱してしまう。したがって、その後の洗浄工程においてガラス板の板面に散乱する全ての砂を除去できない事態が生じる可能性が高まり、後工程の作業でガラス板の板面に砂が散乱した状態のまま反射層をコーティングしてしまい、生産したミラーが不良品となるおそれがある。
これを回避するために、特許文献1のように、砂を含む圧縮エアをガラス板の板面に側方から吹き付けることが考えられる。
しかし、刻印を施す板面側が常に上向くようにガラス板が搬送される生産ラインで、ガラス板の板面に側方から砂を含ませた圧縮エアを吹き付けるには、ガラス板の搬送時の姿勢を途中で変更する必要があり、生産ラインが複雑になるばかりか、生産にかかる時間が増えて効率の悪い生産ラインとなってしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、砂を含ませた圧縮エアをガラス板の板面に上方から吹き付けて刻印を施しても、後工程の作業において不良品の発生を防止できるサンドブラスト装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、砂を含ませた圧縮エアをガラス板の板面に上方から吹き付けて刻印を施した後、ガラス板の板面に散乱する砂を効率良く取り除くように工夫したことを特徴とする。
具体的には、ドアミラー用ガラス板を板面が上下に向くように搬送する生産ラインに配設され、砂を含ませた圧縮エアを上記ガラス板の板面に吹き付けて上記ガラス板の板面を部分的に削り取ることにより刻印を施すサンドブラスト装置において、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、内部に作業空間を有し、底面に貫通孔が形成された作業ボックスと、刻印の形状を象って切り抜かれた切抜部を有し、上記作業ボックスの貫通孔を覆う刻印板と、上記作業ボックスの下方に設けられ、上記生産ラインを搬送されるガラス板を支持して上記刻印板に下方から宛がって上記作業空間を密閉状態にするガラス板支持手段と、上記作業空間の刻印板上方に配置された吐出ノズルを有し、砂を含ませた圧縮エアを上記吐出ノズルから上記切抜部に向けて吹き出す砂吐出手段と、上記作業空間の刻印板側方に配置されたエアノズルを有し、該エアノズルの吹出口から刻印を施した後の上記ガラス板及び刻印板に向けて圧縮エアを吹き出すエア吹出手段と、上記作業空間に臨む吸引口を有し、上記エア吹出手段から吹き出された圧縮エアにより上記作業空間に巻き上げられた砂を上記吸引口から吸引する砂吸引手段とを備えていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記ガラス板支持手段は、上記生産ラインを搬送されるガラス板を上昇させて上記刻印板に下方から宛がう一方、上記ガラス板に刻印を施した後に当該ガラス板を下降させて生産ラインに戻す昇降部を備えていることを特徴とする。
第3の発明では、第1又は第2の発明において、上記エアノズルの吹出口は、先端に向かうにつれて略水平方向に広がっていることを特徴とする。
第1の発明によれば、ガラス板の板面に刻印を施した後、エアノズルから吹き出される圧縮エアによる風圧でガラス板の板面に散乱する砂を作業ボックスの作業空間に巻き上げ、しかも、圧縮エアにより巻き上げられた砂は砂吸引手段により吸引されて作業ボックスの作業空間外に出されるので、ガラス板の板面に再び散乱しない。したがって、ガラス板の板面に砂を含ませた圧縮エアを上方から吹き付けて刻印を施しても、ガラス板に散乱する砂によって後工程の作業でミラーが不良品になることがない。また、ガラス板の刻印を施す板面側が常に上向きの状態で搬送する生産ラインにおいて、搬送途中のガラス板の姿勢を変更することなく当該ガラス板の板面に上方から刻印を施せるので、効率の良いシンプルな生産ラインにできる。
第2の発明によれば、昇降部が上昇することにより、生産ラインに搬送されるガラス板の作業ボックスまでの移動と作業ボックス底面への位置決めとを一度に行うことができる一方、刻印を施した後、昇降部が下降することにより、ガラス板の生産ラインまでの移動と生産ラインに戻す作業とを一度に行うことができるので、効率の良い生産ラインにできる。
第3の発明によれば、エアノズルが圧縮エアを水平方向の広範囲に吹き出すので、ガラス板の広範囲に散乱する砂を一度に作業ボックスの作業空間に巻き上げることができる。したがって、砂吸引手段の吸引時間を短縮でき、生産ラインの効率を高めることができる。
本発明の実施形態に係るサンドブラスト装置が配設された生産ラインのレイアウト図である。 生産ラインに配置されたサンドブラスト装置周辺の斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 (a)は、作業ボックスにガラス板を位置決めする直前の状態を、(b)は、ガラス板に刻印を施している状態を、(c)は、ガラス板及び刻印板に向けてエアノズルからエアを吹き出している状態を、(d)は、ガラス板を生産ラインに戻す直前の状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態のドアミラー用生産ライン1を示す。該生産ライン1は、ドアミラー用のガラス板10(図2参照)を板面が上下に向くように搬送するようになっていて、上記生産ライン1の上流側から、大きなガラス板(マザーガラス)を複数枚の矩形状のガラス板10に切断する第1切断工程1aと、上記ガラス板10に刻印を施す刻印工程1bと、該刻印工程1bを通過したガラス板10を洗浄する第1洗浄工程1cとが順に配置されている。
該第1洗浄工程1cの下流側には、上記ガラス板10を湾曲成形する成形工程1dが設けられ、該成形工程1dは、平面視で略円形をなす加熱炉11を備えている。
該加熱炉11には、上面に緩やかな湾曲状をなす凹面が形成されたレンガ型(図示せず)が複数配設され、該各レンガ型は上記加熱炉11内を当該加熱炉11の外周縁に沿って移動するようになっている。
そして、上記第1洗浄工程1cで洗浄されたガラス板10をレンガ型に載置して加熱炉11内を移動させつつ下方から真空引きを行うと、レンガ型の凹面にガラス板10が押し付けられて当該ガラス板10が湾曲するようになっている。
上記成形工程1dの下流側には、上記ガラス板10をドアミラーに対応する形状のガラス板10a(図2参照)に切断する第2切断工程1eと、該第2切断工程1eを通過したガラス板10を洗浄する第2洗浄工程1fと、ガラス板10aの凹面にクロムメッキを施して反射層を形成するメッキ工程1gとが順に配置されている。
上記刻印工程1bには、図2に示すように、上記第1切断工程1aと第1洗浄工程1cとの間を繋ぐ搬送通路15が設けられ、該搬送通路15は、搬送方向に沿って延びる一対の搬送用フレーム12と、該両搬送用フレーム12間に回転可能に取り付けられ、図示しないモータにより回転駆動する複数のローラ13とを備え、上記ガラス板10が上記各ローラ13の回転により第1切断工程1aから第1洗浄工程1cへと搬送されるようになっている。
また、上記両搬送用フレーム12には、搬送方向に離間する一対のブロック12aがそれぞれ対向するように突設され、これら一対のブロック12aには、搬送用フレーム12に沿って延びるシャフト12bが橋絡されている。
そして、本発明の実施形態に係るサンドブラスト装置2が、上記2本のシャフト12bに支持されて生産ライン1に配設され、このサンドブラスト装置2により、砂Saを含ませた圧縮エアを上記ガラス板10の板面に吹き付けて該ガラス板10の板面を部分的に削り取ることにより刻印を施すようになっている。
具体的には、上記サンドブラスト装置2は、図3にも示すように、内部に作業空間Sを有する金属製作業ボックス3と、該作業ボックス3を上記搬送通路15上方に支持する支持フレーム4とを備えている。
上記作業ボックス3は、略長方体形状をなしていて、その搬送方向と交差する一端側は、端部に行くにつれて幅方向が短くなる形状をなし、その搬送方向と交差する他端側底面には、略矩形状の貫通孔3aが形成されている。
上記支持フレーム4は、上記作業ボックス3の周囲を囲む略直方体枠状をなしていて、上記作業ボックス3の搬送方向と交差する両側に配設され、下方に開放する略門型状をなす一対の側方フレーム41と、上記作業ボックス3の搬送方向両側に配設され、上記両側方フレーム41の搬送方向上流側下端同士と下流側下端同士とをそれぞれ連結する一対の連結フレーム42とを備えている。
上記各連結フレーム42両端下面には、上記シャフト12bにスライド可能に外嵌合されたブロック状のスライダ42aが突設されている。
上記両側方フレーム41の搬送方向上流側上端間及び下流側上端間のそれぞれには、連結シャフト43が取り付けられ、該各連結シャフト43には、作業ボックス3の搬送方向と交差する方向に沿ってスライド可能な角筒部材44が外嵌合している。
該両角筒部材44の間には、搬送方向に延びる連結パネル45が取り付けられ、該連結パネル45下方には、回転軸心が上下方向に延びるように上記作業ボックス3が回転可能に吊り下げられている。
そして、上記各スライダ42aを各シャフト12bに対してスライドさせ、且つ、各角筒部材44を各連結シャフト43に対してスライドさせ、さらに、連結パネル45に対して作業ボックス3を回転させることにより、上記搬送通路15を搬送されるガラス板10に対する作業ボックス3の位置を調節できるようになっている。
上記作業ボックス3の底面には、刻印の一例として施す文字”AB”の形状を象って切り抜かれた切抜部5aを有する略矩形状の刻印板5が上記貫通孔3aを覆うように下方から取り付けられてる。
上記作業ボックス3の下方には、搬送通路15を挟んでガラス板支持機構(ガラス板支持手段)6が配設され、該ガラス板支持機構6は、上方に開口する凹部61aを有するケース61を備えている。
該ケース61の凹部61aには、所定の隣り合うローラ13間を昇降する支持プレート62aを有する昇降部62が設けられ、該昇降部62は、上記搬送通路15(生産ライン1)を搬送されるガラス板10を上記支持プレート62aで支持して上昇させ、上記ガラス板10を上記刻印板5に下方から宛がって上記作業空間Sを密閉状態にする一方、上記ガラス板10に刻印を施した後に当該ガラス板10を下降させて上記搬送通路15(生産ライン1)に戻すようになっている。
上記作業空間Sの刻印板5上方には、上下に延びる略円柱状の吐出ノズル7aが配置されている。
上記吐出ノズル7aの下部は、下方に行くにつれて次第に縮径していて、その下端から砂Saを含ませた圧縮エアを下方の上記切抜部5aに向けて吹き出すようになっている。
一方、上記吐出ノズル7aの上部は、上記作業空間S上方を上記作業ボックス3の搬送方向と交差する方向に延びる揺動軸7dに取り付けられていて、図示しない駆動手段により、上記揺動軸7dを中心に上記吐出ノズル7aが搬送方向に揺動可能となっている。
また、上記搬送通路15の側方には、圧縮エアを供給する圧縮エア供給装置7bが配設され、上記圧縮エア供給装置7bと上記吐出ノズル7aとの間には、上記圧縮エア供給装置7bから供給される圧縮エアを上記吐出ノズル7aに送るための通路となる第1配管7cが配索されている。
さらに、上記搬送通路15の側方には、砂Saを貯溜するタンク8aが配設され、該タンク8aと上記吐出ノズル7aとの間には、上記タンク8aの砂Saを吐出ノズル7aに送るための通路となる第2配管8bが配索されている。
そして、該第2配管8bの中途部には、上記タンク8a内の砂Saを上記第2配管8bを介して上記吐出ノズル7aに供給する第1ポンプ8cが介設され、上記吐出ノズル7a、圧縮エア供給装置7b、第1配管7c、タンク8a、第2配管8b及び第1ポンプ8cで砂吐出装置(砂吐出手段)70を構成している。
上記作業空間Sの刻印板5側方には、吹出口9aから圧縮エアを吹き出すエアノズル9が配置されている。該エアノズル9の吹出口9aは、先端に向かうにつれて略水平方向に広がっていて、刻印を施した後のガラス板10及び刻印板5に向けて圧縮エアを吹き出すようになっている。
また、上記搬送通路15の側方には、圧縮エアを供給する圧縮エア供給装置9bが設けられている。該圧縮エア供給装置9bと上記エアノズル9との間には、上記圧縮エア供給装置9bから供給される圧縮エアを上記エアノズル9に送るための通路となる第3配管9cが配索され、上記エアノズル9、圧縮エア供給装置9b及び第3配管9cでエア吹出装置(エア吹出手段)90を構成している。
上記タンク8aと上記作業ボックス3との間には、蛇腹状の第4配管8dが配索されている。該第4配管8dの一端は、上記作業ボックス3の搬送方向と交差する一端側下部に接続され、上記第4配管8dは、上記作業空間Sに臨む吸引口8eを有している。
また、上記第4配管8dの中途部には、上記エアノズル9の吹出口9aから吹き出された圧縮エアにより上記作業空間Sに巻き上げられた砂Saを上記吸引口8eから吸引する第2ポンプ8fが介設され、上記タンク8a、第4配管8d、吸引口8e及び第2ポンプ8fで砂吸引装置(砂吸引手段)80を構成している。
次に、上記刻印工程1bにおけるガラス板10への刻印作業について説明する。
まず、図2に示すように、刻印が施されるガラス板10が搬送通路15における作業ボックス3の下方の位置まで搬送されると、図4(a)に示すように、ガラス板支持機構6の昇降部62が上昇して支持プレート62aでガラス板10を支持しつつ上記作業ボックス3に向かって移動させる。このとき、砂吸引装置80の吸引圧力は3kgf/cm2に設定される。
そして、図4(b)に示すように、上記ガラス板10を刻印板5に下方から宛がって作業空間Sを密閉状態にし、上記揺動軸7dを中心に吐出ノズル7aを揺動させながら当該吐出ノズル7aから砂Saを含ませた圧縮エアを上記切抜部5aに向けて吹き出し、上記ガラス板10の板面に刻印を施す。このとき、砂吸引装置80の吸引圧力は7kgf/cm2に設定される。
しかる後、砂Saを含ませた圧縮エアの上記吐出ノズル7aからの吹き出しを停止させるとともに、図4(c)に示すように、上記エアノズル9からガラス板10及び刻印板5に圧縮エアを吹き出す。すると、作業ボックス3の作業空間Sにガラス板10及び刻印板5の上面に散乱する砂Saが巻き上げられ、当該巻き上げられた砂Saは、上記第2ポンプ8fによって上記吸引口8eから吸引され、第4配管8dを通ってタンク8aに貯溜される。このとき、砂吸引装置80の吸引圧力は7kgf/cm2のまま維持される。
その後、図4(d)に示すように、ガラス板支持機構6の昇降部62が下降してガラス板10を搬送通路15に戻す。このとき、砂吸引装置80の吸引圧力は、3kgf/cm2に設定される。
そして、上述の手順を繰り返して搬送通路15を搬送されるガラス板10に順次刻印を施す。
以上より、本発明の実施形態では、ガラス板10の板面に刻印を施した後、エアノズル9から吹き出される圧縮エアによる風圧でガラス板10の板面に散乱する砂Saを作業ボックス3の作業空間Sに巻き上げ、しかも、圧縮エアにより巻き上げられた砂Saは砂吸引装置80の吸引口8eから吸引されて作業ボックス3の作業空間S外(タンク8a)に出されるので、ガラス板10の板面に再び散乱しない。したがって、ガラス板10の板面に砂Saを含ませた圧縮エアを上方から吹き付けて刻印を施しても、ガラス板10に散乱する砂Saによって後工程の作業でミラーが不良品になることがない。また、ガラス板10の刻印を施す板面側が常に上向きの状態で搬送する生産ラインにおいて、搬送途中のガラス板10の姿勢を変更することなく当該ガラス板10の板面に上方から刻印を施せるので、効率の良いシンプルな生産ライン1にできる。
また、昇降部62の支持プレート62aが上昇することにより、生産ライン1に搬送されるガラス板10の作業ボックス3までの移動と作業ボックス3底面への位置決めとを一度に行うことができる一方、刻印を施した後、昇降部62の支持プレート62aが下降することにより、ガラス板10の生産ライン1までの移動と生産ライン1に戻す作業とを一度に行うことができ、効率の良い生産ライン1にできる。
さらに、エアノズル9が圧縮エアを水平方向の広範囲に吹き出すので、ガラス板10の広範囲に散乱する砂Saを一度に作業ボックス3の作業空間Sに巻き上げることができる。したがって、砂吸引装置80の吸引時間を短縮でき、生産ライン1の効率を高めることができる。
尚、本発明の実施形態では、切抜部5aの形状が異なる刻印板5を複数枚用意して上記作業ボックス3の底面に付け替えることで他の刻印を施すことができる。
また、本発明の実施形態では、サンドブラスト装置2の稼働中に砂吸引装置80の吸引圧力を可変させているが、可変させずに一定の吸引圧力であってもよい。
また、本発明の実施形態では、作業ボックス3に刻印板5を1つ取り付けてガラス板10に刻印を施すようにしているが、例えば、作業ボックス3の底面に複数の貫通孔を形成し、該各貫通孔に複数の刻印板の各々を宛がって砂Saを含ませた圧縮エアを吹き付けることにより、ガラス板10に複数の刻印を施す仕様としてもよい。
本発明は、ドアミラー用ガラス板を板面が上下に向くように搬送する生産ラインに配設され、砂を含ませた圧縮エアをガラス板の板面に吹き付けることによりガラス板の板面に刻印を施すサンドブラスト装置に適している。
1 生産ライン
2 サンドブラスト装置
3 作業ボックス
3a 貫通孔
5 刻印板
5a 切抜部
6 ガラス板支持機構(ガラス板支持手段)
7a 吐出ノズル
8e 吸引口
9 エアノズル
9a 吹出口
10 ガラス板
62 昇降部
70 砂吐出装置(砂吐出手段)
80 砂吸引装置(砂吸引手段)
90 エア吹出装置(エア吹出手段)
S 作業空間
Sa 砂

Claims (3)

  1. ドアミラー用ガラス板を板面が上下に向くように搬送する生産ラインに配設され、砂を含ませた圧縮エアを上記ガラス板の板面に吹き付けて上記ガラス板の板面を部分的に削り取ることにより刻印を施すサンドブラスト装置であって、
    内部に作業空間を有し、底面に貫通孔が形成された作業ボックスと、
    刻印の形状を象って切り抜かれた切抜部を有し、上記作業ボックスの貫通孔を覆う刻印板と、
    上記作業ボックスの下方に設けられ、上記生産ラインを搬送されるガラス板を支持して上記刻印板に下方から宛がって上記作業空間を密閉状態にするガラス板支持手段と、
    上記作業空間の刻印板上方に配置された吐出ノズルを有し、砂を含ませた圧縮エアを上記吐出ノズルから上記切抜部に向けて吹き出す砂吐出手段と、
    上記作業空間の刻印板側方に配置されたエアノズルを有し、該エアノズルの吹出口から刻印を施した後の上記ガラス板及び刻印板に向けて圧縮エアを吹き出すエア吹出手段と、
    上記作業空間に臨む吸引口を有し、上記エア吹出手段から吹き出された圧縮エアにより上記作業空間に巻き上げられた砂を上記吸引口から吸引する砂吸引手段とを備えていることを特徴とするサンドブラスト装置。
  2. 請求項1に記載のサンドブラスト装置において、
    上記ガラス板支持手段は、上記生産ラインを搬送されるガラス板を上昇させて上記刻印板に下方から宛がう一方、上記ガラス板に刻印を施した後に当該ガラス板を下降させて生産ラインに戻す昇降部を備えていることを特徴とするサンドブラスト装置。
  3. 請求項1又は2に記載のサンドブラスト装置において、
    上記エアノズルの吹出口は、先端に向かうにつれて略水平方向に広がっていることを特徴とするサンドブラスト装置。
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