JP2013078564A - 透析の合間に血液の循環を促すためのデバイス - Google Patents
透析の合間に血液の循環を促すためのデバイス Download PDFInfo
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Abstract
【課題】透析セッションの合間に脈管アクセスデバイスを通る血液の安定かつ十分な流量を確保する脈管アクセスデバイスを提供する。
【解決手段】脈管アクセスデバイスであって、少なくとも1つの管腔を画定し、患者の血管内に位置決めされるような構成、大きさとされる、脈管アクセスデバイスと、チャネルを画定する筐体12を含む携帯用再循環デバイス10であって、筐体12は、血液が該チャネルを通るための入口ポート16aおよび出口ポート16bを有し、該チャネルは、該脈管アクセスデバイスの該少なくとも1つの管腔を通って血液を循環させるためのポンプを含む、携帯用再循環デバイス10とを備えている、脈管アクセスシステム。
【選択図】図1A
【解決手段】脈管アクセスデバイスであって、少なくとも1つの管腔を画定し、患者の血管内に位置決めされるような構成、大きさとされる、脈管アクセスデバイスと、チャネルを画定する筐体12を含む携帯用再循環デバイス10であって、筐体12は、血液が該チャネルを通るための入口ポート16aおよび出口ポート16bを有し、該チャネルは、該脈管アクセスデバイスの該少なくとも1つの管腔を通って血液を循環させるためのポンプを含む、携帯用再循環デバイス10とを備えている、脈管アクセスシステム。
【選択図】図1A
Description
(関連出願の引用)
本出願は、2011年9月30日に出願された米国出願第13/249,366号の利益および優先権を主張する。
本出願は、2011年9月30日に出願された米国出願第13/249,366号の利益および優先権を主張する。
(技術分野)
本開示は、脈管アクセスデバイスに関する。より詳細には、本開示は、再循環デバイスを含む脈管アクセスシステムに関し、この再循環デバイスは、透析治療の合間に脈管アクセスデバイスを通って血液を循環させるためのものである。
本開示は、脈管アクセスデバイスに関する。より詳細には、本開示は、再循環デバイスを含む脈管アクセスシステムに関し、この再循環デバイスは、透析治療の合間に脈管アクセスデバイスを通って血液を循環させるためのものである。
(関連技術の説明)
透析または血液透析は、腎不全に罹患した人々に見られる喪失または低減した腎機能に対する人工的置き換えを提供するために使用される処置である。血液透析は、腎機能における急性障害を有する人々および慢性腎臓病に罹患した人々のために使用され得る。慢性腎臓病または慢性腎不全に罹患した人々は、腎移植が実行されることができるまで規則的な間隔で血液透析を必要とする。
透析または血液透析は、腎不全に罹患した人々に見られる喪失または低減した腎機能に対する人工的置き換えを提供するために使用される処置である。血液透析は、腎機能における急性障害を有する人々および慢性腎臓病に罹患した人々のために使用され得る。慢性腎臓病または慢性腎不全に罹患した人々は、腎移植が実行されることができるまで規則的な間隔で血液透析を必要とする。
喪失または低減した腎機能に苦しむ患者に対しては、血液透析処置が、1週間につき約3回必要とされ、各処置は、実行するために約3〜5時間かかる。血液透析処置の間、患者の血液は、例えばカテーテルのような脈管アクセスデバイスを通して患者から引き抜かれ、そして透析装置を通してポンプ送出されることにより、合成中空繊維から形成された部分的に浸透性のある膜に血液を晒す。水および廃棄物が血液から除去されるように、透析溶液が繊維の外側の周りを流れているとき血液は繊維を通って流れる。浄化された血液は次に、脈管アクセスデバイスを通して患者に戻される。患者の血液は、本来の静脈、形成された瘻、人工的な血管もしくは脈管グラフト、またはカテーテルを通してアクセスされ得る。
合併症が脈管アクセスデバイスの使用から生じ得、合併症のリスクは、移植の期間が長くなると共に増加する。一般的な合併症には、静脈狭窄症、フィブリンシース(fibrin sheath)、血栓症、感染、および脈管アクセスデバイスの閉塞が含まれる。例えば、カテーテルは、血栓によって閉塞されることがあり得る。使用の合間に、例えば、カテーテルが流れのない状態で静脈の内側に本質的に使われないまま置かれているときのような透析治療の合間に、血管におけるカテーテルの詰まりを防止するために、カテーテルの管腔は大抵、一般的に使用される抗凝固剤であるヘパリンの濃縮溶液を含むロック溶液で満たされる。しかしながら、この構成においては、カテーテルの先端における淀んだ血液が、デバイス内において血栓および流れの問題を引き起こすことがあり得る。さらに、人工的な血管および脈管グラフトは、例えばポリテトラフルオロエチレンのような材料から形成され得、ポリテトラフルオロエチレンは、内皮細胞の成長を促し、内皮細胞の成長は、例えば透析治療の合間のような、脈管アクセスデバイスを通る流れが少ないかまたは流れがない期間中に、血栓につながり得る。
透析セッションの合間に脈管アクセスデバイスを通る血液の安定かつ十分な流量を確保することは、向上した透析効果、血栓形成のような合併症のリスクの減少、脈管アクセスデバイスの有効寿命の延長につながる。
本開示による脈管アクセスシステムは、脈管アクセスデバイスと携帯用再循環デバイスとを含む。脈管アクセスデバイスは、少なくとも1つの管腔を画定し、患者の血管内に位置決めされるような構成、大きさとされる。携帯用再循環デバイスは、チャネルを画定する筐体を含み、該筐体は、血液が該チャネルを通るための入口ポートおよび出口ポートを有する。該チャネルは、該脈管アクセスデバイスを通って血液を循環させるためのポンプを含む。
脈管アクセスデバイスは、例えば、カテーテル、ポートアクセスデバイス、シャント、動静脈瘻もしくはグラフト、または動脈グラフトもしくは静脈グラフトであり得る。実施形態において、脈管アクセスデバイスはカテーテルである。実施形態において、脈管アクセスデバイスは、グラフトである。
再循環デバイスは、脈管アクセスデバイスと一体に形成され得るか、またはこれに取り外し可能に取り付け可能であり得る。実施形態において、再循環デバイスは、脈管アクセスデバイスに取り外し可能に取り付けられるように適合された少なくとも1つのアダプタを含み得る。実施形態において、アクセスニードルが、脈管アクセスデバイスを再循環デバイスに接続するために利用され得る。
再循環デバイスは、患者の身体に装着されるような大きさとされ得るか、または移植可能であり得る。
再循環デバイスのポンプは、流体容積型ポンプであり得る。実施形態において、ポンプは、電池によって電力が供給されるモータを含み得、このモータは、筐体のチャネル内でインペラを回転させる。実施形態において、ポンプは、臑動ポンプである。
再循環デバイスは、筐体内に配置された少なくとも1つのセンサを含み得る。センサは送信器に電気的に接続され、この送信器は、筐体の外表面に提供されたインジケータにデータを送信する。実施形態において、センサは、血液中の溶質濃度を測定する。実施形態において、センサは、ポンプに動作可能に接続された圧力センサである。
再循環デバイスは、流体の流れを制御するバルブを含み得る。バルブは、透析回路を通る流体の流れを可能にするために開かれ得るか、または流体の流れを遮断するために閉じられ得る。実施形態において、バルブは、再循環デバイスの中へ薬剤を導入することを可能にするサイドポートを含み得る。
例えば、本発明は、以下を提供する。
(項目1)
脈管アクセスデバイスであって、少なくとも1つの管腔を画定し、患者の血管内に位置決めされるような構成、大きさとされる、脈管アクセスデバイスと、
チャネルを画定する筐体を含む携帯用再循環デバイスであって、該筐体は、血液が該チャネルを通るための入口ポートおよび出口ポートを有し、該チャネルは、該脈管アクセスデバイスの該少なくとも1つの管腔を通って血液を循環させるためのポンプを含む、携帯用再循環デバイスと
を備えている、脈管アクセスシステム。
脈管アクセスデバイスであって、少なくとも1つの管腔を画定し、患者の血管内に位置決めされるような構成、大きさとされる、脈管アクセスデバイスと、
チャネルを画定する筐体を含む携帯用再循環デバイスであって、該筐体は、血液が該チャネルを通るための入口ポートおよび出口ポートを有し、該チャネルは、該脈管アクセスデバイスの該少なくとも1つの管腔を通って血液を循環させるためのポンプを含む、携帯用再循環デバイスと
を備えている、脈管アクセスシステム。
(項目2)
上記脈管アクセスデバイスは、カテーテルである、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記脈管アクセスデバイスは、カテーテルである、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目3)
上記脈管アクセスデバイスは、グラフトである、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記脈管アクセスデバイスは、グラフトである、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目4)
上記再循環デバイスは、上記脈管アクセスデバイスに取り外し可能に取り付けられるように適合される少なくとも1つのアダプタを含む、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記再循環デバイスは、上記脈管アクセスデバイスに取り外し可能に取り付けられるように適合される少なくとも1つのアダプタを含む、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目5)
上記再循環デバイスは、上記脈管アクセスデバイスと一体に形成される、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記再循環デバイスは、上記脈管アクセスデバイスと一体に形成される、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目6)
上記再循環デバイスは、移植可能である、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記再循環デバイスは、移植可能である、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目7)
上記ポンプは、電池によって電力が供給されるモータを含み、該モータは、上記筐体の上記チャネル内でインペラを回転させる、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記ポンプは、電池によって電力が供給されるモータを含み、該モータは、上記筐体の上記チャネル内でインペラを回転させる、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目8)
上記再循環デバイスは、上記筐体内に配置された少なくとも1つのセンサを含む、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記再循環デバイスは、上記筐体内に配置された少なくとも1つのセンサを含む、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目9)
上記センサは、送信器に電気的に接続され、該送信器は、上記筐体の外表面に提供されたインジケータにデータを送信する、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記センサは、送信器に電気的に接続され、該送信器は、上記筐体の外表面に提供されたインジケータにデータを送信する、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目10)
上記センサは、血液中の溶質濃度を測定する、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記センサは、血液中の溶質濃度を測定する、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目11)
上記センサは、上記ポンプに動作可能に接続される圧力センサである、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記センサは、上記ポンプに動作可能に接続される圧力センサである、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目12)
上記ポンプは、臑動ポンプである、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記ポンプは、臑動ポンプである、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目13)
上記再循環デバイスは、該再循環デバイスを通る流体の流れを制御するバルブをさらに含む、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記再循環デバイスは、該再循環デバイスを通る流体の流れを制御するバルブをさらに含む、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(項目14)
上記脈管アクセスデバイスを上記再循環デバイスに接続するアクセスニードルをさらに備えている、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
上記脈管アクセスデバイスを上記再循環デバイスに接続するアクセスニードルをさらに備えている、上記項目のいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
(摘要)
脈管アクセスシステムは、脈管アクセスデバイスと携帯用再循環デバイスとを含む。脈管アクセスデバイスは、少なくとも1つの管腔を画定し、患者の血管内に位置決めされるような構成、大きさとされる。再循環デバイスは、チャネルを画定する筐体を含み、該筐体は、血液が該チャネルを通るための入口ポートおよび出口ポートを有する。該チャネルは、該脈管アクセスデバイスを通って血液を循環させるためのポンプを含む。
脈管アクセスシステムは、脈管アクセスデバイスと携帯用再循環デバイスとを含む。脈管アクセスデバイスは、少なくとも1つの管腔を画定し、患者の血管内に位置決めされるような構成、大きさとされる。再循環デバイスは、チャネルを画定する筐体を含み、該筐体は、血液が該チャネルを通るための入口ポートおよび出口ポートを有する。該チャネルは、該脈管アクセスデバイスを通って血液を循環させるためのポンプを含む。
(詳細な説明)
本開示の様々な例示的実施形態が、脈管アクセスシステムの観点から、本明細書の以下において論議され、この脈管アクセスシステムは、脈管アクセスデバイスと、脈管アクセスデバイスと一体にまたは取り外し可能に取り付けられる再循環デバイスとを含み、再循環デバイスは、例えば透析治療の合間に、脈管アクセスデバイスを通る流体の流量が、最少であるか、または存在しないような期間中にそこを流れる血流を提供する。再循環デバイスは、全体的として携帯用であり、それによって患者は、使用中に完全に移動可能である。脈管アクセスデバイスは、例えば一時的または永続的な留置カテーテル、ポートアクセスデバイス、シャント、動静脈瘻およびグラフト、ならびに/または動脈グラフトもしくは静脈グラフトのような、脈管アクセスのために使用されることのできる任意のデバイスであり得る。
本開示の様々な例示的実施形態が、脈管アクセスシステムの観点から、本明細書の以下において論議され、この脈管アクセスシステムは、脈管アクセスデバイスと、脈管アクセスデバイスと一体にまたは取り外し可能に取り付けられる再循環デバイスとを含み、再循環デバイスは、例えば透析治療の合間に、脈管アクセスデバイスを通る流体の流量が、最少であるか、または存在しないような期間中にそこを流れる血流を提供する。再循環デバイスは、全体的として携帯用であり、それによって患者は、使用中に完全に移動可能である。脈管アクセスデバイスは、例えば一時的または永続的な留置カテーテル、ポートアクセスデバイス、シャント、動静脈瘻およびグラフト、ならびに/または動脈グラフトもしくは静脈グラフトのような、脈管アクセスのために使用されることのできる任意のデバイスであり得る。
以下の論議において、用語「近位」および「後部(trailing)」は、互換的に使用され得、正しい使用の間、臨床医の方により近い構造の部分を指すものとして理解されるべきである。用語「遠位」および「前部(leading)」も、互換的に使用され得、正しい使用の間、臨床医からより遠い構造の部分を指すものとして理解されるべきである。本明細書で使用される場合、用語「患者」は、ヒト被験者または他の動物を指すものとして理解されるべきであり、用語「臨床医」は、医師、看護師、または他の介護提供者を指すものとして理解されるべきであり、支援職員を含み得る。
以下の論議には、本開示の脈管アクセスシステムの実施形態の説明が含まれており、この脈管アクセスシステムは、再循環デバイスを含み、この再循環デバイスは、本開示の原理に従って脈管アクセスデバイス内の血栓をできるだけ少なくすることのできる血液の流量を提供する。
ここで図面を参照するが、これら図面においては、幾つかの図面全体にわたって同様のコンポーネントは同様の参照番号によって指定され、図1Aおよび1Bは、再循環デバイス10の一実施形態を示しており、再循環デバイス10は、脈管アクセスデバイス(図示されず)内で血液を循環させるための本開示の脈管アクセスシステムと共に使用されるためのものである。再循環デバイス10は、筐体12を含み、筐体12は、入口ポート16aおよび出口ポート16bを介して血液が通るためのチャネル14を画定する。チャネル14は、流体、すなわち血液を動かすためのポンプ18を含む。ポンプ18は、ギアポンプ、スクリューポンプ、ローブポンプ、臑動ポンプ、プランジャーポンプ、ダイヤフラムポンプ、拍動ポンプ、うず巻きポンプ、当業者の認識の範囲内の他の流体容積型ポンプであり得る。ポンプは、例えば、より低い剪断応力が望ましい場合、ポンプによって血液に対して及ぼされる剪断応力に基づいて選択され得ることが理解されるべきである。あるいは、またはさらに、ポンプは、ポンプを動作させるためのエネルギー要件、または他の望ましいポンプの特性に基づいて選択され得る。
本実施形態に示されるように、ポンプ18は、ポンプ18を通る血液の流量を制御するために、インペラ20を含み得る。インペラ20は、インペラ20を駆動するモータ24に電池22(図示されず)によって供給されるエネルギーを介して回転する。インペラ20は、回転の中心から外に向かって血液を回転させ、それによって、筐体12の領域内に圧力を作成する。
インペラ20および/または再循環デバイス10の他の流体接触表面は、生態適合性のある材料から作製される。インペラ20および筐体12は、様々なポリマー材料および/または金属材料のうちの任意のものから作製され得ることが勘案されている。インペラ20および筐体12は、1つ以上の治療薬、例えば凝固防止剤、抗感染薬、抗菌薬、抗菌物質、抗増殖剤、抗炎症薬、抗接着剤、抗生物質、血栓溶解剤、および臨床上使用される他の薬剤によってコーティングされ得る。これらの組中の特定の薬剤は、当業者の認識の範囲内にあり、例えば、治療薬がその中で利用される脈管アクセスデバイスのタイプおよび使用(例えば、ポリマーヘパリン含有コーティング)の期間のような要因に依存する。
電池22は、1つ以上の内部または外部パワーセル(power cell)、例えば、ニッケルカドミウムタイプの電池、アルカリ電池、またはリチウム電池であり得る。実施形態において、電池22は、電池22を再充電および/または取り替えるために、再循環デバイス10から係合解除され得る。他の実施形態において、電池22は、再循環デバイスの内部から再充電可能であり得る。例えば、再循環デバイス10は、インダクタンス再充電可能電池22を有する駆動メカニズムに接続された磁気懸垂式インペラ20を含み得る。
電池22は、モータ24内の駆動メカニズム(図示されず)に電力を供給して、インペラ20の回転数を制御し、従って、筐体12を通る血液の流量を制御する。インペラ20の回転速度は、血液細胞を損傷または溶解することがあり得る、剪断応力を血液に与えないように、または、例えば約−250mmHgよりも大きな高圧力を作成しないように制御されるべきである。インペラ20の回転速度は、インペラ20が取り付けられている血管に適合されるべきであることが、当業者によって理解されるべきである。例えば、上大静脈を通る血流の流量は、約1800mL/minであり、一方、前腕の脈管構造における血流の流量は、上大静脈の血流の流量よりも小さい。従って、筐体12のインペラ20の回転速度ならびにインペラ20および/またはチャネル14のサイズ、形状、および断面積は、そこを通る血液に適切な流量を提供するような、および/または、様々な速度で動作することができるような大きさとされるべきである。
筐体12は、脈管アクセスデバイス(図示されず)と流体結合するように適合される。一部の実施形態においては、再循環デバイス10は、患者の中に、例えば皮下に移植され得る。筐体12は、延長チューブ26aおよび26bを含み得、延長チューブ26aおよび26bは、それらと一体に形成されるか、またはそれらに取り付けられるアダプタ28aおよび28bを含み、筐体12から延びて脈管アクセスデバイスに取り付けられる。クランプ30aおよび30bは、延長チューブ26aおよび26b上にそれぞれ位置決めされて、そこを通る流体の流れを制御し得る。実施形態において、再循環デバイス10のポート16aおよび16bは、以下に詳細に説明されるように、例えばカテーテルのルーアーアダプタのような脈管アクセスデバイスと係合し、かつ流体結合するように適合され得る。
再循環デバイス10は、そこを通過する血液の特性または変化を感知するための1つ以上の一体化されたセンサ32を含み得る。センサ32は、例えば血圧、溶質レベル、血栓形成、酸素飽和度、患者の健康と関係のある他のパラメータのような透析と関係のあるパラメータおよび関係のないパラメータをモニタし得る。実施形態において、センサ32は、例えばグルコース、ナトリウム、カリウム、および尿素のような血液中の溶質を特定するために使用され得る。
センサ32は、センサ32を横断するかまたはその上を通る血液の流れを容易にするように筐体12内に配置され得る。実施形態において、センサ32は、送信器34に電気的に接続されることにより、データをインジケータ36(図1A)に送信し、インジケータ36は、センサ32によって測定された特定の予め選択されたパラメータの存在および/または量を特定する、筐体12の外表面上のビジュアルインディケーションおよび/または可聴信号を提供し得る。実施形態において、このビジュアルインディケーションまたは可聴信号は、透析が必要とされることを患者に示し得る。あるいは、送信器34は、データを格納し得、そして後に、そのデータを臨床医による分析のために外部受信ユニット(図示されず)に送信し得る。センサ32は、継続的にまたは断続的に測定値を取得し得る。一部の実施形態において、センサ32は、ポンプ18の機能をトリガし得る。例えば、再循環デバイス10を通る血流を測定するための圧力センサが、ポンプ18に動作可能に接続されて、インペラ20の回転速度を調節して、脈管アクセスデバイスを通る十分な流量を維持し得る。
センサ32は、血液の例えば抵抗率、インピーダンス、温度、pH、酵素活性などのような特徴を測定するための、例えばCCDまたはCMOSイメージセンサのようなイメージセンサ;超音波のような音センサ;フォトダイオードのような光センサ;または他の電気的または電気化学的センサであり得る。他の適切なセンサ32には、例えば、そこを流れ過ぎる血液の特徴に対して感応する、粒径の検出のためのマイクロオプティカル検出器、血液の内容物を検出するための電気化学的検出器、アコースティックまたは電気的センサ、または他のセンサが含まれる。
再循環デバイス10は、様々な脈管アクセスデバイスと共に利用され得る。再循環デバイス10との使用のためのカテーテル100が、図2に示され得る。デュアル管腔カテーテルが以下に説明されるが、本開示の原理は、例えばトリプル管腔カテーテルのような任意の数の管腔を有するカテーテル、および、様々な断面の幾何学的形状、先端部構造の他のカテーテル、ならびに/または様々な他の医療処置において使用可能であるカテーテルに対しても同様に適用可能であることが理解されるべきである。本開示の範囲に該当する適切なカテーテルの非排他的な例には、例えば、PALINDROMETMおよびMAHURKAR(登録商標)MaxidTMカテーテルが含まれ、それらの各々は、Covidienによって利用可能とされ、Covidienは、15 Hampshire Street,Mansfield,Massachusettsにおいて、ビジネスの主要な地位を維持している。
カテーテル100は、細長い本体102と、カテーテルハブ122と、延長チューブ124および126とを含み得る。細長い本体102は、近位端部分104と、遠位端部分106とを含み、そして管腔108および109を画定し、これら管腔108および109を通って血液または他の流体が患者から除去され、および/または患者へ戻され得る。示された実施形態において、細長い本体102は、円筒状の形状を有する。代替として、細長い本体102は、任意の適切な形状または構成を有し得る。細長い本体102の管腔108および109は、カテーテルハブ122と流体結合するように適合される。延長チューブ124および126は、カテーテルハブ122から近位方向に延び、そしてアダプタ128および130をそれぞれ含み得、アダプタ128および130は、外部デバイスに取り付けられるために、延長チューブ124および126に取り付けられる。クランプ132および134も、延長チューブ124および126にそれぞれ位置決めされ得、締め付けまたは締め付け解除により、流体の通過を阻止または許可することによって、延長チューブ124および126を通る流体の流れを制御し得る。
透析治療セッション中の使用において、アダプタ128および130は、例えば血液透析ユニットのような外部デバイス(図示されず)に接続され、それによって、血液は、患者から除去され、血液透析ユニットによって浄化され、そして患者に戻され得る。使用後、アダプタ128および130は、外部デバイスから接続が絶たれ、そして、再循環デバイス10のアダプタ28aおよび28bに取り外し可能に結合されることができる。カテーテル100との再循環デバイス10の選択的結合および分離に対する機構には、雄/雌ファスナ、ねじ込み接続、スナップ継手、摩擦継手、さねはぎ構成、カム−ロック機構、再循環デバイス10とカテーテル100との間に取り外し可能な流体密な密封を提供する他の嵌合構造が含まれる。再循環デバイス10の筐体12は、患者によって搬送または着装され得る。再循環デバイス10は、十分な流量でカテーテル100を通る一定の血流を提供して、例えば血栓のような淀んだ血液によって生じる合併症を防止する。
図3は、本開示に従って、再循環デバイス50の別の実施形態を示す。再循環デバイス50は、筐体52を含む臑動ポンプであり、筐体52は、ポンプ58と可撓性の配管80とを含むチャネル54を画定する。配管80は、筐体52の入口ポート56aおよび出口ポート56bを貫通して、脈管アクセスデバイス(図示されず)に取り付けられる。ポンプ58は、回転するポンプヘッド51を含み、回転するポンプヘッド51は、それから半径方向に延びて配管80と係合する複数のローラ53を有する。配管80の圧縮と配管80の開放とが交互することによって吸引圧および排出圧が生じてそこを通る流体を動かすように、配管80は、チャンネル54の領域内で、ローラ53によって摘まれ、圧搾され、押圧され、または他の方法で突かれる。当業者によって理解されるように、配管を通る流量は、配管の直径、ポンプヘッドの構成、当業者の認識の範囲内にある他の要因によって影響を受ける。
バルブ70aおよび70bが、配管80上に位置決めされて、そこを通る流体の流れを制御する。バルブ70aおよび70bは、配管80と一体に形成され得る。あるいは、配管80は、バルブ70aおよび70bの第1の開口部72aおよび72bと流体結合され得、延長チューブ82aおよび82bは、バルブ70aおよび70bの第2の開口部74aおよび74bと流体結合され得る。実施形態において、脈管アクセスデバイスへの取り付けのために、アダプタ68aおよび68bが延長チューブ82aおよび82bと一体に形成されるか、またはこれらに取り付けられ得る。一部の実施形態において、バルブ70aおよび70bは、脈管アクセスデバイスと直接的に係合および流体連通するように適合され得る。
バルブ70aおよび70bは、ストップコックバルブであり得、このストップコックバルブは、第1の開口部72aおよび72b、第2の開口部74aおよび74b、および随意的に1つ以上のサイドポート78aおよび78bを有する本体76aおよび76bを含む。ロータリバルブ71aおよび71bが本体76aおよび76b内に配置され、そして外部ハンドル75aおよび75bに接続され、それによって、ハンドル75aおよび75bの回転は、バルブ70aおよび70bの第1の開口部72aおよび72b、第2の開口部74aおよび74b、ならびに/またはサイドポート78aおよび78bの間の連通または遮断を可能にする。図示されるように、バルブ70aは、第1の開口部72aと第2の開口部74aとの間の流体の流れを可能にするための第1の位置が示されている。バルブ70aおよび70bが両方とも第1の位置にあるとき、透析回路は開いている。バルブ70bは、第2の位置が示されており、第2の位置は、透析回路を閉じ、第1の開口部72bとサイドポート78bとの間の流体の流れを可能にする。バルブ70aおよび70bが第2の位置にあるとき、制限された回路が、再循環デバイス50および関連する配管80の内部で形成される。実施形態において、サイドポート78bは、再循環デバイス50からの(例えば、溶解薬の使用による)洗浄および/または血栓のデバルキング(debulking)のために利用され得る。また、例えば、透析回路が開いているときに血液の中へ治療薬を導入するためのオープンサイドポートを有するバルブのような、他のバルブ構成も勘案されている。
ここで図4を参照すると、再循環デバイス10を含むグラフト200を含む脈管アクセスシステムが図示されている。前腕ループ動静脈グラフトとして以下に示され、かつ説明されているが、本開示の原理は、患者の身体内の様々な場所における配置に対する様々なグラフト構成に対して等しく適用可能であることが理解されるべきである。
グラフト200は中空の管状本体202を含み、中空の管状本体202は、動脈「A」と静脈「V」との間で吻合された動脈端部204および静脈端部206を有する。透析治療セッション中に、グラフト200は、アクセスニードル208および210によって血液透析ユニット(図示されず)に接続され、それによって、血液は、動脈端204から引き抜かれて、血液透析ユニットに入り、血液から不純物を除去し、そして、静脈端206を通して戻される。透析セッションの後、再循環デバイス10が、アクセスニードル208および210に動作可能に接続されて、次の透析治療セッションまでグラフト200を通る十分な血流を維持し得る。
他の実施形態においては、図5に図示されるように、グラフト300は管状本体302を含み、管状本体302は、皮下移植のために、管状本体302のセグメント312および314と一体に形成された再循環デバイス10を有する。セグメント312は動脈端304を含み、セグメント314は静脈端306を含み、それらは、動脈「A」と静脈「V」との間で吻合される。透析は、アクセスニードル308および310を介して、グラフト300を血液透析ユニット350に接続することによって実行される。透析が完了した後、アクセスニードル308および310は除去され得、グラフト300を通る十分な血流が、再循環デバイス10によって維持され得る。
当業者は、本明細書に詳細に説明され、添付の図面に示されたデバイスおよび方法は、非限定的な例示的実施形態であると理解する。1つの例示的な実施形態に関連して図示されるか、または説明された要素および特徴は、本開示の範囲から逸脱することなく、別の実施形態の要素および特徴と組み合わされ得ることが勘案されている。また、当業者は、以上説明された実施形態に基づいて、本システムのさらなる特徴および利点を理解する。従って、本開示は、添付の請求項によって示されることを除き、特に図示、説明されたものによって限定されるべきではない。
10 再循環デバイス
12 筐体
14 チャネル
16a 入口ポート
16b 出口ポート
18 ポンプ
26a、26b 延長チューブ
28a、28b アダプタ
30a、30b クランプ
34 送信器
36 インジケータ
100 カテーテル
108、109 管腔
12 筐体
14 チャネル
16a 入口ポート
16b 出口ポート
18 ポンプ
26a、26b 延長チューブ
28a、28b アダプタ
30a、30b クランプ
34 送信器
36 インジケータ
100 カテーテル
108、109 管腔
Claims (14)
- 脈管アクセスデバイスであって、少なくとも1つの管腔を画定し、患者の血管内に位置決めされるような構成、大きさとされる、脈管アクセスデバイスと、
チャネルを画定する筐体を含む携帯用再循環デバイスであって、該筐体は、血液が該チャネルを通るための入口ポートおよび出口ポートを有し、該チャネルは、該脈管アクセスデバイスの該少なくとも1つの管腔を通って血液を循環させるためのポンプを含む、携帯用再循環デバイスと
を備えている、脈管アクセスシステム。 - 前記脈管アクセスデバイスは、カテーテルである、請求項1に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記脈管アクセスデバイスは、グラフトである、請求項1に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記再循環デバイスは、前記脈管アクセスデバイスに取り外し可能に取り付けられるように適合される少なくとも1つのアダプタを含む、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記再循環デバイスは、前記脈管アクセスデバイスと一体に形成される、請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記再循環デバイスは、移植可能である、請求項1〜3および5のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記ポンプは、電池によって電力が供給されるモータを含み、該モータは、前記筐体の前記チャネル内でインペラを回転させる、請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記再循環デバイスは、前記筐体内に配置された少なくとも1つのセンサを含む、請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記センサは、送信器に電気的に接続され、該送信器は、前記筐体の外表面に提供されたインジケータにデータを送信する、請求項1〜4ならびに7および8のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記センサは、血液中の溶質濃度を測定する、請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記センサは、前記ポンプに動作可能に接続される圧力センサである、請求項1〜9のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記ポンプは、臑動ポンプである、請求項1〜11のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記再循環デバイスは、該再循環デバイスを通る流体の流れを制御するバルブをさらに含む、請求項1〜12のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
- 前記脈管アクセスデバイスを前記再循環デバイスに接続するアクセスニードルをさらに備えている、請求項1〜13のうちのいずれか一項に記載の脈管アクセスシステム。
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