JP2013073200A5 - - Google Patents

Description

本発明では、基台部に配置された永久磁石と可動部材との干渉を防止しつつ、小型の像振れ補正装置及びそれを備えた撮像装置を提供することを目的としている。

本発明のある態様に係る像振れ補正装置は、 撮像素子とコイルが設置された可動部を、永久磁石が設置された基台部に対して光軸と直交する方向に駆動することにより振れを補正する振れ補正装置において、
前記可動部は、前記永久磁石に対向する位置でコイルが配置されるコイル収納部と、前記撮像素子が配置される可動本体とを含み、
前記可動本体は、前記コイルよりも光軸方向の長さが長く形成され、
前記永久磁石には、前記可動部が光軸と直交する方向に駆動された際に、前記可動本体と前記永久磁石とが干渉するのを避けるための切り欠きが形成され、
前記切り欠きは、前記可動部が光軸と直交する方向に駆動された際、光軸方向において前記可動本体の一部と重なる位置に形成されている
ことを特徴とする。

この態様に係る像振れ補正装置によれば、基台部に配置された永久磁石と可動部材との干渉を防止しつつ、小型の像振れ補正装置を提供することが可能となる。

Claims (9)

1. 撮像素子とコイルが設置された可動部を、永久磁石が設置された基台部に対して光軸と直交する方向に駆動することにより振れを補正する振れ補正装置において、
   前記可動部は、前記永久磁石に対向する位置でコイルが配置されるコイル収納部と、前記撮像素子が配置される可動本体とを含み、
   前記可動本体は、前記コイルよりも光軸方向の長さが長く形成され、
   前記永久磁石には、前記可動部が光軸と直交する方向に駆動された際に、前記可動本体と前記永久磁石とが干渉するのを避けるための切り欠きが形成され、
   前記切り欠きは、前記可動部が光軸と直交する方向に駆動された際、光軸方向において前記可動本体の一部と重なる位置に形成されている
   ことを特徴とする像振れ補正装置。
2. 前記永久磁石の切り欠きは、
   磁極の異なる複数の磁石部で形成され、互いに異なる磁極を有する磁石部同士が接続されて形成されている
   ことを特徴とする請求項１に記載の像振れ補正装置。
3. 前記複数の磁石部は、
   第１の磁石部と、前記第１の磁石部とは磁極及び長さが異なる第２の磁石部とからなる
   ことを特徴とする請求項２に記載の像振れ補正装置。
4. 前記コイルは、光軸方向において、前記切り欠きに対応する部分を斜辺とする台形状に形成されている
   ことを特徴とする請求項１に記載の像振れ補正装置。
5. 前記コイルは、前記切り欠きの体積に応じた巻数で形成されている
   ことを特徴とする請求項１または請求項４記載の像振れ補正装置。
6. 前記可動部を挟んで前記基台部の反対側に磁石支持部が配置され、前記磁石支持部には前記基台部に配置されている第１永久磁石群とは異極に着磁された第２永久磁石群が配置され、前記基台部と前記磁石支持部とが対向する空間に磁界を発生させる
   ことを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれか１つに記載の像振れ補正装置。
7. 前記第１の磁石部と前記第２の磁石部は、材質が異なる
   ことを特徴とする請求項１に記載の像振れ補正装置。
8. 第１のコイルと、第１の永久磁石及び前記第１の永久磁石とは異なる磁極からなる第２の永久磁石によって構成され、前記可動部を第１の方向に移動させる第１のボイスコイルモータと、
   第２のコイルと、第２の永久磁石及び前記第２の永久磁石とは異なる磁極からなる第３の永久磁石によって構成され、前記可動部を第２の方向に移動させる第２のボイスコイルモータと、
   を含む
   ことを特徴とする請求項２乃至請求項１３のいずれか１つに記載の像振れ補正装置。
9. 永久磁石を含む基台部と、
   前記永久磁石に対向する位置にコイルを設置した可動部と、
   を備え、
   前記可動部には、光を光電変換する撮像素子が設置され、
   前記永久磁石及び前記コイルは、ボイスコイルモータを構成し、
   前記永久磁石は、切り欠きを有し、
   前記切り欠きは、前記撮像素子に入射する光軸の方向において、前記ボイスコイルモータによる前記可動部の可動範囲と一部が重なる位置に配置されている
   ことを特徴とする像振れ補正装置。