JP2013072946A - 光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】マルチビーム方式の光走査装置において、光源とBDセンサーとを同一の回路基板に搭載した構成を採用しつつ、BDセンサーへ検知用光束を入射させるための特殊な光学素子を省く。
【解決手段】レーザー光源30はリード部35を有し、ブラケット36で保持された状態で回路基板70に搭載されている。回路基板70とブラケット36とは、リード部35のみによって連結され、両者間に所定間隔Hが介在する状態で、発光部30Aは回路基板70上に立設されている。この所定間隔Hは、副走査方向のビームピッチの調整のために発光部30Aの光軸回りの回転されるときに、リード部35が捻れることを許容する長さである。このため、副走査方向のビームピッチの調整が行われ、ブラケット36のハウジング20への固定が行われた後に、BDセンサー6と入射光束との位置合わせを行って回路基板70をハウジング20に固定させることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、マルチビーム方式の光源を用いた光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置に関する。
レーザープリンターや複写機等には、感光体ドラムの周面(被走査面)をレーザー光で走査露光して前記周面に静電潜像を形成する光走査装置が備えられている。光走査装置には、感光体ドラムへの書き込み開始タイミングの同期を取るために、前記レーザー光の一部が入射されるBD(Beam Detect)センサーが具備されている。通常、前記レーザー光を発するレーザー光源は、APC(Auto Power Control)回路がマウントされた回路基板(APC基板)に搭載され、前記BDセンサーは、前記APC基板とは別の回路基板に搭載されている。
特許文献1には、シングルビーム方式の光走査装置において、レーザー光源とBDセンサーとを同一の回路基板に搭載した光走査装置が開示されている。この装置によれば、回路基板の使用数を減少させることができると共に、両者の駆動回路の共有化も図ることができる。
また、特許文献2には、マルチビーム方式の光走査装置において、マルチビームレーザー光源とBDセンサとを同一の回路基板に搭載した光走査装置が開示されている。マルチビーム方式においては、画像の設定解像度(dpi)に応じて、感光体ドラム上の副走査方向のビームピッチを調整する必要がある。この調整は、レーザー光源を光軸回りに微小に回転させることによって行われる。しかし、レーザー光源とBDセンサーとが同一の回路基板に搭載されている場合、前記光軸回りの回転に伴いBDセンサーの位置が変わり、BDセンサーの受光面にレーザー光が入射しなくなる問題が生じる。特許文献2の装置では、BDセンサへ向かう検知用光束のスポットを副走査方向に長いスポットに変換する光学素子(アナモルフィックレンズ)を用い、前記回転によってBDセンサの位置がシフトしても、前記検知用光束をBDセンサが検知できるようにしている。
特開平2−118612号公報 特開2002−189180号公報
しかし、上記特許文献2の手法によれば、BDセンサーへ入射させる検知用レーザー光を成形するための特殊な光学素子を別個に必要とする。このことは、部品点数の増加、コストアップを招来する。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、マルチビーム方式の光走査装置において、光源と、書き込みタイミングの同期を取るためのセンサーとを同一の回路基板に搭載した構成を採用しつつ、特殊な光学素子を必要としない光走査装置、及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る光走査装置は、光束を発する発光点を複数備えた発光部と、該発光部に給電するためのリード部とを含有する光源と、前記光束を反射して偏向走査させる偏向体と、前記偏向走査された前記光束を被走査面上に結像させる結像光学系と、少なくとも前記偏向体及び前記結像光学系を収容するハウジングと、前記偏向走査された前記光束を受光して、当該受光を示す検出信号を出力する同期センサーと、前記光源と前記同期センサーとが搭載される回路基板と、前記発光部を、その光軸回りに回転させることで、前記複数の発光点から各々発せられた光束の前記被走査面上における間隔を調整可能とする調整手段と、を備え、前記発光部は前記リード部によって前記回路基板上に所定の高さで立設されており、前記調整手段は、前記発光部を固定的に保持する保持部材と、前記間隔が調整された状態で前記保持部材を前記ハウジングの第1位置に固定するための第1固定手段と、前記保持部材の固定の後に前記回路基板を前記ハウジングの第2位置に固定するための第2固定手段とを含み、前記回路基板と前記保持部材とは、所定間隔を置いて前記リード部によって連結され、前記リード部は、前記第2固定手段による前記固定の際に、前記間隔の調整に伴う前記発光部の前記光軸回りに回転に応じて捻られる。
この構成によれば、光源の発光部を固定的に保持する保持部材は第1固定手段によりハウジングの第1位置に固定され、回路基板は第2固定手段によってハウジングの第2位置に固定される。つまり、基板と発光部はハウジングの異なる位置に別々に固定される。このため、前記保持部材と共に発光部が光軸回りに回転されたとしても、その回転はリード部の捻りによって吸収され得る。従って、前記間隔の調整が行われ、前記第1固定手段により前記保持部材のハウジングへの固定が行われた後に、前記同期センサーと入射光束との位置合わせを行って回路基板をハウジングの第2位置に固定させることが可能となる。
上記構成において、前記保持部材は、前記発光部が圧入されるホルダー部を備えたブラケットであり、前記第1固定手段が、前記ブラケットに設けられた複数の第1ビス孔と、該第1ビス孔を通して前記ブラケットを前記ハウジングの前記第1位置に取り付ける複数の第1ビスとを含むことが望ましい。
この構成によれば、第1固定手段が、ブラケットに設けられた複数の第1ビス孔と、これに挿通される第1ビスとで構成されるので、前記ブラケットを前記間隔の調整のために回動させた後に第1ビスを締結するという簡易な調整手法を実現させることができる。従って、調整手段による前記間隔の調整における、前記発光部の光軸回りの回転操作を、容易に行わせることができる。
この場合、前記回路基板は前記ブラケット上に重なる態様で配置されており、前記回路基板には、前記回路基板と前記ブラケットとが重なる方向で見て前記第1ビス孔を露呈させる切り欠き部が備えられていることが望ましい。
この構成によれば、前記ブラケットに設けられた第1ビス孔が、前記回路基板の切り欠き部を通して露呈するので、前記間隔の調整を行うユーザーの作業性を向上させることができる。
上記構成において、前記第2固定手段が、前記回路基板に設けられた複数の第2ビス孔と、該第2ビス孔を通して前記回路基板を前記ハウジングの前記第2位置に取り付ける複数の第2ビスとを含み、前記第2ビス孔の少なくとも1つが、前記同期センサーの搭載位置の近傍に配置されていることが望ましい。
この構成によれば、前記同期センサーの搭載位置の近傍が第2ビスによる固定位置とされるので、例えば偏向体の駆動によって生じる振動等の影響が同期センサーに及び難くすることができる。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、上記に記載の光走査装置と、前記被走査面となる静電潜像の担持面を備えた像担持体と、を備える。
本発明によれば、光源と、書き込みタイミングの同期を取るための同期センサーとを同一の回路基板に搭載した構成を採用しつつ、特殊な光学素子を必要とすることなく、発光部の光軸回りの調整及び同期センサーへの検知光束の入射の双方を確保することができる。従って、光走査装置及びこれが備えられた画像形成装置の部品点数の減少、コストダウンを図ることが出来る。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構成を示す断面図である。 光走査装置の内部構成を模式的に示す斜視図である。 マルチビーム方式による感光体ドラムの露光態様を説明するための模式的な斜視図である。 マルチビームレーザー光源の発光部を示す斜視図である。 ブラケット及び回路基板の正面視の平面図である。 ブラケット及び回路基板の背面視の平面図である。 回路基板へのブラケット及びBDセンサーの取り付け状態を示す斜視図である。 光走査装置のハウジングと、そのハウジングに搭載されたブラケット及び回路基板を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る光走査装置について図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る光走査装置11が搭載された画像形成装置1の構成を概略的に示した断面図である。本実施形態においては、画像形成装置としてプリンターを例示するが、本発明は、複写機、ファクシミリ、各種機能を備えた複合機にも適用可能である。画像形成装置1は、光走査装置11、現像器12、帯電器13、感光体ドラム14(像担持体)、転写ローラー15、定着器16及び給紙カセット17を備える。
感光体ドラム14は、円筒状の部材であり、その周面に静電潜像及びトナー像が形成される。感光体ドラム14は、図略のモーターからの駆動力を受けて、図1における時計回りの方向に回転される。帯電器13は、感光体ドラム14の表面を略一様に帯電する。
光走査装置11は、マルチビーム方式の光走査装置であって、マルチビームレーザー光源、偏向体、走査レンズ及び光学素子等の結像光学系を備え、帯電器13によって略一様に帯電された感光体ドラム14の周面(被走査面)に対して、画像データに応じたレーザー光を照射して、画像データの静電潜像を形成する。この光走査装置11については、後記で詳述する。
現像器12は、静電潜像が形成された感光体ドラム14の周面にトナーを供給してトナー像を形成する。現像器12は、トナーを担持する現像ローラーやトナーを攪拌搬送するスクリューを含む。感光体ドラム14に形成されたトナー像は、給紙カセット17から繰り出され搬送路Pを搬送される記録紙に転写される。この現像器12には、図略のトナーコンテナからトナーが補給される。
感光体ドラム14の下方には転写ローラー15が対向して配設され、両者によって転写ニップ部が形成されている。転写ローラー15は、導電性を有するゴム材料等で構成されると共に転写バイアスが与えられ、感光体ドラム14に形成されたトナー像を前記記録紙に転写させる。
定着器16は、ヒーターを内蔵する定着ローラー160及び定着ローラー160と対向する位置に設けられた加圧ローラー161を備え、トナー像が形成された記録紙を加熱搬送することにより、記録紙に形成されたトナー像を定着させる。
次に、画像形成装置1の画像形成動作について簡単に説明する。先ず、帯電器13により感光体ドラム14の表面が略均一に帯電される。帯電された感光体ドラム14の周面が、光走査装置11により露光され、記録紙に形成する画像の静電潜像が感光体ドラム14の表面に形成される。この静電潜像が、現像器12から感光体ドラム14の周面にトナーが供給されることにより、トナー像として顕在化される。一方、給紙カセット17からは記録紙が搬送路Pに繰り出される。前記トナー像は、転写ローラー15と感光体ドラム14との間のニップ部を記録紙が通過することにより、当該記録紙に転写される。この転写動作が行われた後、記録紙は定着器16に搬送され、記録紙にトナー像が固着される。
図2は、光走査装置11の内部構成を模式的に示す斜視図である。光走査装置11は、ハウジング20と、該ハウジング20内に収容されるレーザー光源30(光源)、レーザー光源30が発する光束を反射して偏向走査させる偏向体40、前記偏向走査された光束を感光体ドラム14の周面に結像させる結像光学系、及び第1、第2BD(Beam Detect)センサー6A、6B(同期センサー)を含む。結像光学系は、コリメータレンズ51、シリンドリカルレンズ52、第1走査レンズ53、第2走査レンズ54、ミラー55及び第1、第2集光レンズ56A、56Bを含む。
レーザー光源30は、複数の発光点を備えマルチビームレーザーを発する発光部30Aと、該発光部30Aに給電するためのリード部35とを含む。図3は、マルチビーム方式による感光体ドラム14の露光態様を説明するための模式的な斜視図、図4は、発光部30Aを示す斜視図である。発光部30Aは、円柱状のプラグ部材を備え、その先端面Fに一定間隔で1列に配列された4個のレーザーダイオード(LD)31、32、33、34(発光点)が配置されてなる、モノリシックマルチレーザーダイオードである。4個のLD31〜LD34は、主走査方向及び副走査方向のそれぞれに対して傾斜角度を有するライン上に配列されている。なお、本実施形態では、4個のLDを備えたモノリシックマルチレーザーダイオードを例に説明するが、同一チップ上にLDが2個以上配置されているモノリシックマルチレーザーダイオードであればよい。
コリメータレンズ51は、レーザー光源30から発せられ拡散する光束を平行光に変換するレンズである。シリンドリカルレンズ52は、前記平行光の光束を主走査方向に長い線状光に変換して偏向体40(ポリゴンミラー41)に結像させるレンズである。
偏向体40は、シリンドリカルレンズ5により結像された光束を反射して偏向走査するもので、ポリゴンミラー41及びポリゴンモーター42を含む。ポリゴンミラー41は図中矢印Rの方向に所定速度で回転し、感光体ドラム14の長手方向(主走査方向)に光ビームが走査されるように、光束を偏向する。ポリゴンモーター42は、ポリゴンミラー41を所定速度で回転させる回転力を発生する。ポリゴンモーター42の回転軸43にポリゴンミラー41が連結され、ポリゴンミラー41は回転軸43の軸回りに回転する。なお、偏向体40として、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)ミラーを用いるようにしても良い。
第1走査レンズ53及び第2走査レンズ54は、fθ特性を有するレンズであって、特殊トーリック面からなるレンズ面(回転非対称の屈折面)を備えたレンズである。これら走査レンズ53、54は、ポリゴンミラー41から感光体ドラム14の周面に向かう光軸上で互いに対向して配置されている。第1、第2走査レンズ53、54は、ポリゴンミラー41によって反射された偏向光束を集光し、感光体ドラム14の周面に結像させる。
ミラー55は、第1走査レンズ53及び第2走査レンズ54から出力された偏向光束を、ハウジング20に設けられた図略の開口部に向けて反射させ、感光体ドラム14に照射させる。第1集光レンズ56A及び第2集光レンズ56Bは、ポリゴンミラー41による感光体ドラム14の周面の有効走査領域の範囲外の光路上に設置され、それぞれ前記偏向光束を第1BDセンサー6A及び第2BDセンサー6Bに結像させるレンズである。
第1BDセンサー6A及び第2BDセンサー6Bは、一の主走査ラインについて感光体ドラム14の周面に偏向光束の照射を開始させるタイミングである書き出しタイミングの同期を取るために、前記偏向光束を検出する。第1BDセンサー6Aは、主走査ラインの走査開始側に、第2BDセンサー6Bは、主走査ラインの走査終了側にそれぞれ配置されている。第1、第2BDセンサー6A、6Bは、フォトダイオード等からなり、光束を検知していないときはハイレベルの信号を出力し、光束がその受光面を通過している間はローレベルの信号を出力する。
図3に示すように、レーザー光源30のLD31〜LD34から4本のレーザービームLB−1〜LB−4が、ポリゴンミラー41に向けて出射される。なお、図3では、上記結像光学系の記載を省いている。ポリゴンミラー41は、ポリゴンモーター42によって回転軸43の軸回りに矢印Rの方向に高速回転する。ポリゴンミラー41は、6面の反射鏡面41A、41B、41C、41D、41E及び41Fを有している。あるタイミングでは、4本のレーザービームLB−1〜LB−4は、一つの反射鏡面(図3では反射鏡面41B)に照射され、当該反射鏡面41Bで感光体ドラム14の周面方向に屈折反射される。ポリゴンミラー41の回転に伴い、4本のレーザービームLB−1〜LB−4は、感光体ドラム14の周面を主走査方向D2に沿って走査する。これにより、感光体ドラム14の周面には、4本の走査ラインSLが描画される。レーザービームLB−1〜LB−4は、画像データに応じて変調されているので、画像データに応じた静電潜像が感光体ドラム14の周面に形成されることになる。
ここで、4本のレーザービームLB−1〜LB−4は、副走査方向D1(図3では感光体ドラム14の回転方向)にレーザービームLB−1、LB−2、LB−3、LB−4の順番で並べられた状態で、主走査方向D2に4本の走査ラインSLを描画する。これは、図4に示す通り、4個のLD31〜LD34が一定間隔をおいて直線状に配列されているからである。従って、レーザービームLB−1〜LB−4の副走査方向のビームピッチ、つまり描画する画像の解像度(dpi)は、4個のLD31〜LD34の配列ピッチに依存することになる。
上記ビームピッチは、発光部30Aをホルダー部材の芯回りに回転させることで調整することができる。詳しくは、発光部30Aの先端面Fの中心Oを通る法線Gを回転軸として、図中の矢印の方向に発光部30Aを回転させることで、4個のLD31〜LD34の配列ピッチを見かけ上変更することができる。すなわち、法線Gの軸回りに時計方向に発光部30Aを回転させると、副走査方向のビームピッチが小さくなり、逆に、反時計方向に回転させると、副走査方向のビームピッチが大きくなる。従って、画像の設定解像度に応じたビームピッチは、発光部30Aの回転調整によって得ることができる。
図2では、図示簡略化のため、レーザー光源30と第1、第2BDセンサー6A、6Bとは離間して描かれているが、本実施形態では、レーザー光源30と第1、第2BDセンサー6A、6Bのいずれか(以下、BDセンサー6という)とが、同一の回路基板70に搭載される。図5〜図7は、回路基板70へのレーザー光源30(ブラケット36)及びBDセンサー6の取り付け状態を示す図であって、図5は正面視の平面図、図6は背面視の平面図、図7は回路基板70とブラケット36の積層方向を側面から見た斜視図をそれぞれ示している。
回路基板70は、レーザー光源30の駆動回路及びLD31〜LD34の発光光量制御のためのAPC(Automatic Power Control)回路等の回路部品(図示省略)が搭載されると共に、本実施形態ではブラケット36で保持されたレーザー光源30と、BDセンサー6とが搭載される基板である。回路基板70は、長方形の形状を有している。
回路基板70の一対の長辺には、それぞれ第1、第2切り欠き部701、702が設けられている。第1切り欠き部701は、上側の長辺の端部付近に設けられ、概ね直角三角形の切り欠き形状を有している。第2切り欠き部702は、下側の長辺の中央付近に設けられ、概ね二等辺三角形の切り欠き形状を有している。また、回路基板70の各長辺の近傍には、それぞれ第1基板ビス孔703及び第2基板ビス孔704(第2固定手段の一部/第2ビス孔)が穿孔されている。第1基板ビス孔703と第2基板ビス孔704とは、レーザー光源30の搭載位置を挟んで、回路基板70の略対角位置に配置されている。
BDセンサー6は、回路基板70の一方の短辺に近接する位置に搭載されている。第2基板ビス孔704は、BDセンサー6が近接する短辺寄りの位置に穿孔されている。従って、BDセンサー6と第2基板ビス孔704との間の距離Lは比較的短く、BDセンサー6は第2基板ビス孔704の近傍位置に搭載されている。
ブラケット36(保持部材/調整手段の一部)は、レーザー光源30を固定的に保持する部材であり、その長手方向に第1端部361と第2端部362とを有する長方形の平板部材である。ブラケット36の中心位置には、レーザー光源30の発光部30Aにおける円柱状のプラグ部材が挿入されるホルダー部36Hが穿孔されている。ホルダー部36Hの内径は発光部30Aのプラグ部材の外径より僅かに小さく、発光部30Aはホルダー部36Hに圧入される。この圧入によって、発光部30Aとブラケット36とは一体化されている。また、ブラケット36の第1端部361及び第2端部362の近傍には、それぞれ第1保持孔363及び第2保持孔364(第1固定手段の一部/第1ビス孔)が穿孔されている。
レーザー光源30は、そのリード部35の下端部が回路基板70に設けられたマウント孔に挿入され、該挿入部においてハンダ付けされる態様で、回路基板70に搭載されている。換言すると、回路基板70とブラケット36とは、リード部35のみによって連結されている。リード部35は所定の長さを有しており、図7に示すように、回路基板70とブラケット36との間に所定間隔Hが介在する状態で、発光部30Aは回路基板70上に立設されている。この所定間隔Hは、発光部30Aの光軸回りの回転調整の際に、リード部35が捻れることを許容する長さである。
図8は、光走査装置11のハウジング20に、ブラケット36及び回路基板70の組立体が搭載された状態を示す斜視図である。ブラケット36及び回路基板70は、ハウジング20の側壁の一部を構成する取り付け板21に、それぞれ別個に固定されている。ブラケット36は、第1保持ビス371及び第2保持ビス372(第1固定手段の一部/第1ビス)により、取り付け板21の所定位置(第1位置)に固定されている。また、回路基板70は、第1基板ビス71及び第2基板ビス72(第2固定手段の一部/第2ビス)により、取り付け板21の所定位置(第2位置)に固定されている。
詳しくは、第1保持ビス371は第1保持孔363に挿通され、また第2保持ビス372は第2保持孔364に挿通され、それぞれ取り付け板21の第1位置に設けられたビス孔に締結されることにより、ブラケット36が取り付け板21(ハウジング20)に固定される。一方、第1基板ビス71は第1基板ビス孔703に挿通され、第2基板ビス72は第2基板ビス孔704に挿通され、それぞれ取り付け板21の第2位置に設けられたビス孔に締結されることにより、回路基板70が取り付け板21(ハウジング20)に固定される。
ここで、回路基板70がブラケット36上を覆う態様で、両者はハウジング20に取り付けられる。つまり、図6に示す状態で、取り付け板21に固定される。また、ブラケット36は、回路基板70に対して斜めに搭載されると共に、回路基板70とブラケット36とは重なる方向で見て、回路基板70の第1切り欠き部701からブラケット36の第1端部361の一部が、第2切り欠き部701から第2端部362の一部が表出するよう搭載されている。これにより、ブラケット36がリード部35を回転軸として回転した場合でも、特に図6においてブラケット36が反時計方向に回転した場合でも、第1保持孔363及び第2保持孔364は、第1切り欠き部701及び第2切り欠き部702を通して露呈する。従って、ユーザーによる第1保持ビス371及び第2保持ビス372の締結作業性を良好なものとすることができる。
また、BDセンサー6は第2基板ビス孔704の近傍位置に搭載されている。つまり、BDセンサー6の搭載位置の近傍が第2基板ビス72による固定位置とされている。このため、ポリゴンミラー41の回転駆動によって生じる振動等の影響がBDセンサー6に及び難くすることができる。
続いて、レーザー光源30の発光部30Aの回転調整を伴った、ブラケット36及び回路基板70の組立体のハウジング20への固定手順について説明する。まず、作業者は、図略のジグを用いて、レーザー光源30から発せられるレーザービームLB−1〜LB−4の副走査方向のビームピッチの調整を行う。前記ジグは、ハウジング20に対してブラケット36が正対するよう、ハウジング20の所定の当たり面にブラケット36を押し当てて保持するために用いされる。
前記ジグでブラケット36を保持させた状態で、作業者は、発光部30Aが光軸(法線G)の軸回りに適宜回転するよう、ブラケット36を回動させる。この回動の過程において、副走査方向のビームピッチが、規定された解像度(dpi)とマッチする位置が探知される。発光部30Aの回転調整を終えた後、作業者は、第1保持ビス371及び第2保持ビス372によって、ブラケット36をハウジング20の取り付け板21に固定する(第1固定手段による保持部材の第1位置への固定)。なお、この段階では、回路基板70自体は取り付け板21に直接的に固定されておらず、リード部35を介して間接的に取り付け板21で保持された状態である。しかも、回路基板70とブラケット36との間に所定間隔Hが存在する程度の長さをリード部35は有しているので、回路基板70はリード部35の変形(捻れ)によってある程度動き得る状態である。
続いて作業者は、BDセンサー6が所定の位置に配置されるよう、回路基板70を位置決めする。この際、リード部35は、ブラケット36の回動状態、つまりは発光部30Aの光軸回りの回転状態に応じて捻られることになる。BDセンサー6の位置合わせが行われた状態で、作業者は、第1基板ビス71及び第2基板ビス72によって、回路基板70をハウジング20の取り付け板21に固定する(第2固定手段による回路基板の第2位置への固定)。
以上の通り、本実施形態によれば、ブラケット36と共に発光部30Aが光軸回りに回転されたとしても、その回転はリード部35の捻りによって吸収される。このため、副走査方向のビームピッチの調整が行われ、ブラケット36のハウジング20への固定が行われた後に、BDセンサー6と入射光束との位置合わせを行って回路基板70をハウジング20に固定させることができる。従って、レーザー光源30とBDセンサー6とを同一の回路基板70に搭載した構成を採用しつつ、特殊な光学素子を必要とすることなく、発光部30Aの光軸回りの調整及びBDセンサー6への検知光束の入射の双方を確保することができる。従って、光走査装置11及びこれが備えられた画像形成装置1の部品点数の減少、コストダウンを図ることが出来る。
1 画像形成装置
11 光走査装置
14 感光体ドラム(像担持体)
30 レーザー光源(光源)
31、32、33、34 レーザーダイオード(複数の発光点)
35 リード部
36 ブラケット(保持部材)
363、364 第1、第2保持孔(第1固定手段の一部/第1ビス孔)
36H ホルダー部
371、372 第1、第2保持ビス(第1固定手段の一部/第1ビス)
40 偏向体
51 コリメータレンズ
52 シリンドリカルレンズ
53、54 第1、第2走査レンズ(結像光学系)
55 ミラー(結像光学系)
6A、6B 第1、第2BDセンサー(同期センサー)
70 回路基板
71、72 第1、第2基板ビス(第2固定手段の一部/第2ビス)
701、702 第1、第2切り欠き部
703、704 第1、第2基板ビス孔(第2固定手段の一部/第2ビス孔)

Claims (5)

  1. 光束を発する発光点を複数備えた発光部と、該発光部に給電するためのリード部とを含有する光源と、
    前記光束を反射して偏向走査させる偏向体と、
    前記偏向走査された前記光束を被走査面上に結像させる結像光学系と、
    少なくとも前記偏向体及び前記結像光学系を収容するハウジングと、
    前記偏向走査された前記光束を受光して、当該受光を示す検出信号を出力する同期センサーと、
    前記光源と前記同期センサーとが搭載される回路基板と、
    前記発光部を、その光軸回りに回転させることで、前記複数の発光点から各々発せられた光束の前記被走査面上における間隔を調整可能とする調整手段と、を備え、
    前記発光部は前記リード部によって前記回路基板上に所定の高さで立設されており、
    前記調整手段は、前記発光部を固定的に保持する保持部材と、前記間隔が調整された状態で前記保持部材を前記ハウジングの第1位置に固定するための第1固定手段と、前記保持部材の固定の後に前記回路基板を前記ハウジングの第2位置に固定するための第2固定手段とを含み、
    前記回路基板と前記保持部材とは、所定間隔を置いて前記リード部によって連結され、
    前記リード部は、前記第2固定手段による前記固定の際に、前記間隔の調整に伴う前記発光部の前記光軸回りに回転に応じて捻られる、光走査装置。
  2. 請求項1に記載の光走査装置において、
    前記保持部材は、前記発光部が圧入されるホルダー部を備えたブラケットであり、
    前記第1固定手段が、前記ブラケットに設けられた複数の第1ビス孔と、該第1ビス孔を通して前記ブラケットを前記ハウジングの前記第1位置に取り付ける複数の第1ビスとを含む、光走査装置。
  3. 請求項2に記載の光走査装置において、
    前記回路基板は前記ブラケット上に重なる態様で配置されており、
    前記回路基板には、前記回路基板と前記ブラケットとが重なる方向で見て前記第1ビス孔を露呈させる切り欠き部が備えられている、光走査装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の光走査装置において、
    前記第2固定手段が、前記回路基板に設けられた複数の第2ビス孔と、該第2ビス孔を通して前記回路基板を前記ハウジングの前記第2位置に取り付ける複数の第2ビスとを含み、
    前記第2ビス孔の少なくとも1つが、前記同期センサーの搭載位置の近傍に配置されている、光走査装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の光走査装置と、
    前記被走査面となる静電潜像の担持面を備えた像担持体と、
    を備えた画像形成装置。
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