JP2013066672A - トレーニング支援システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自宅でトレーニングを実施している高齢者を監視し、また専門家が個別指導を行うことが可能なシステム、及びトレーニングの効果が現れていない場合には、専門家にトレーニング内容の見直しを促すシステムを提供する。
【解決手段】トレーニング支援システムにおいて、サーバ3は、第2の端末装置6から受信した試験結果、ユーザ識別情報及び試験実施に係る時間情報を対応付けて、複数記憶する試験結果記憶手段と、第1の端末装置3から受信したユーザ識別情報と対応付けられた試験結果を複数の試験実施に係る時間情報について、前記試験結果記憶手段より読み出し、複数の試験結果間の変動を評価する試験結果評価手段と、該試験結果評価手段により評価された前記試験結果間の変動に基づいて、前記第1の端末装置3にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行う通知手段を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、利用者が在宅で歩行機能を維持、向上させるためのトレーニングや歩行能力の確認を簡単に行うことを支援するシステムに関する。
社会の高齢化に伴い、高齢者の人口が増加している。高齢者の増加は医療費の増加をもたらし、医療費の削減が課題となっている。
また、高齢者の増加に伴い、介護が必要となる高齢者も増加している。高齢者が、一般に「寝たきり」と呼ばれる状態になると、本人のみならず介助者にも大きな負担となる。
「寝たきり」となる原因のひとつとして身体能力の低下から転倒骨折を伴うなど、歩行困難となることが指摘されている。この状態を改善するためには運動能力の改善を図り、転倒リスクの低減をおこなう必要があるが、現在のところ家庭において運動能力の改善、維持をすることは難しく、医療機関での指導を受ける方法を選択するしかない。
一方、高齢者の健康状態をサポートするシステムとしては、高齢者の生体情報を常時モニタリングし、緊急事態を自動的に検出すると監視のためのセンタへモニタリングした生体情報を送信すると共に、会話で安全確認を行うシステムが提案されている(特許文献1)。
また、高齢者の日常生活活動の動作から高齢者の健康状態を監視し、かつ高齢者に対して必要な情報を安易に提供できる高齢者支援システムが提案されている(特許文献2)。
特開2007−310518号公報 特開2005−236681号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシステムにおいて、高齢者の生体情報をモニタリングする目的は、重篤な状態を検知するためのもので、重篤な状態に陥ることを予防するものではなく、高齢者自身の健康に対する不安を解消するものではない。
また、特許文献2に記載のシステムにおいて、高齢者の日常生活活動の動作とは、高齢者宅に定期的に配達された配達物を配達物入れから取り出す動作を示しているが、高齢者の最新の健康状態を監視するのに、このような動作のみを監視するだけでは不十分である。
更に、高齢者が在宅で運動能力の改善を図り、転倒リスクを低減させるためには、継続的な取り組みを可能とするモチベーションの維持が必要である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、利用者個人の状態を把握した専門家が、自宅で実施している利用者のトレーニング内容や進行状況を容易に監視や個別指導が可能なシステムを提供することを目的とする。
また、利用者に自分の歩行能力の状態を提示し、及びトレーニングの効果が現れていない場合には、トレーニングの処方内容の見直しを促すシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るトレーニング支援システムは、トレーニング情報をサーバに送信する第1の端末装置と、トレーニング情報及び身体能力を試験するための試験情報を第2の端末装置へ送信するサーバと、前記サーバより受信した前記トレーニング情報及び試験情報を表示装置に表示する第2の端末装置とを備えたトレーニング支援システムにおいて、前記第2の端末装置は、ユーザに装着された計測器から計測データを取得し、取得した計測データ及び前記サーバより受信した試験情報に基づいて、身体能力を示す試験結果を算出すると共に、計測データ取得に係る複数の時間情報より、試験実施に係る時間情報を求める試験結果算出手段と、該試験結果算出手段により算出した試験結果を、算出する都度、ユーザ識別情報及び前記試験実施に係る時間情報と対応付けて、前記サーバへ送信する試験結果送信手段とを備え、前記第1の端末装置は、ユーザ識別情報を前記サーバに送信するユーザ識別情報送信手段を備え、前記サーバは、前記第2の端末装置から受信した試験結果、ユーザ識別情報及び試験実施に係る時間情報を対応付けて、複数記憶する試験結果記憶手段と、前記第1の端末装置から受信したユーザ識別情報と対応付けられた試験結果を複数の試験実施に係る時間情報について、前記試験結果記憶手段より読み出し、複数の試験結果間の変動を評価する試験結果評価手段と、該試験結果評価手段により評価された前記試験結果間の変動に基づいて、前記第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行う通知手段を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、トレーニング支援システムにおいて、前記第2の端末装置は、ユーザが装着した計測器から計測データを取得し、取得した計測データ及び前記サーバより受信した試験情報に基づいて、身体能力を示す試験結果を算出する試験結果算出手段と、該試験結果算出手段により算出した試験結果を、ユーザ識別情報及び試験実施に係る時間情報と対応付けて、前記サーバへ送信する試験結果送信手段とを備え、前記第1の端末装置は、前記試験結果を評価する対象のユーザ識別情報を前記サーバに送信する対象ユーザ識別情報送信手段を備え、前記サーバは、前記第2の端末装置から受信した試験結果、ユーザ識別情報及び試験実施に係る時間情報を対応付けて、記憶する試験結果記憶手段と、前記第1の端末装置から受信した対象ユーザ識別情報と対応付けられた試験結果を複数の試験実施に係る時間情報について、前記試験結果記憶手段より読み出し、複数の試験結果間の変動を評価する試験結果評価手段と、該試験結果評価手段により評価された前記試験結果間の変動に基づいて、前記第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行う通知手段を備えている。サーバは、第2の端末装置から受信した試験結果をユーザ識別情報及び試験実施日又は試験実施日時と対応付けて記憶しているので、第1の端末装置から試験結果評価対象のユーザ識別情報を受信した場合、受信したユーザ識別情報と対応付けられた試験結果の時間的な変化を評価し、トレーニングの効果が現れていない場合に、第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行う。それにより、ユーザにより適したトレーニングの処方を行うことができる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記試験結果評価手段が、前記試験結果間の変動が低下であると判定した場合に、前記通知手段は、前記第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行うよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、試験結果間の変動が低下であると判定した場合に、第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行うので、トレーニングによりユーザの身体能力が低下している場合に、ユーザにより適したトレーニングの処方を行うことができる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記第2の端末装置は、トレーニング実施結果を受付ける実施結果受付手段と、受付けたトレーニング実施結果を、ユーザ識別情報及びトレーニング実施に係る時間情報と対応付けて、前記サーバに送信する実施結果送信手段とを更に備え、前記サーバは、前記第2の端末装置から受信したトレーニング実施結果、ユーザ識別情報及びトレーニング実施に係る時間情報を対応付けて、記憶する実施結果記憶手段を更に備え、前記通知手段は、前記試験結果評価手段による前記試験結果間の変動及び前記実施結果記憶手段に記憶され、前記第1の端末装置から受信したユーザ識別情報と対応付けられたトレーニング実施結果に基づいて、前記第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行うか否かを判定するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、前記通知手段は、前記試験結果評価手段による複数の試験結果間の変動及び実施結果記憶手段に記憶され、前記第1の端末装置から受信したユーザ識別情報と対応付けられたトレーニング実施結果に基づいて、前記第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行うか否かを判定する。テスト結果の時間的変化のみではなく、ユーザが行ったトレーニングの実施結果も考慮するので、トレーニング回数が少なく、トレーニングの効果が現れているか判断できないユーザについては、処方の見直し対象から除外することが可能となる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記第1の端末装置は、前記トレーニング実施結果を表示装置に表示させる第1トレーニング実施結果表示手段と、前記試験結果を表示装置に表示させる第1試験結果表示手段とを更に備え、前記第2の端末装置は、前記トレーニング実施結果を前記表示装置に表示させる第2トレーニング実施結果表示手段と、前記試験結果を前記表示装置に表示させる第2試験結果表示手段とを更に備え、前記サーバは、第1の端末装置が表示装置に表示するトレーニング実施結果又は試験結果と同一のトレーニング実施結果又は試験結果を、第2の端末装置の前記表示装置に表示させる表示内容同期手段を更に備え、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間で、テレビジョン電話による通話を行うよう構成された通話手段を更に備えることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、第1の端末装置が表示するトレーニング実施結果又は試験結果と同一のトレーニング実施結果又は試験結果を、第2の端末装置の前記表示装置に表示する表示内容同期手段を備え、前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間で、テレビジョン電話による通話を行うよう構成された通話手段を更に備えることとしたので、ユーザが医療機関等に出向かなくても、トレーニング実施結果又は試験結果を見ながら、専門家から指導を受けることができる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記トレーニング情報はトレーニング動作の見本を示すトレーニング用見本映像を含み、前記試験情報は試験動作の手本を示す試験用手本映像含み、前記サーバは、ユーザの体調を判定する体調判定手段を更に備え、前記第2の端末装置は、サーバより受信した又は記憶手段に記憶された前記トレーニング用見本映像又は試験用手本映像を前記表示装置に表示する映像表示手段と、前記トレーニング用見本映像又は試験用手本映像を表示する前に、ユーザの体調判定情報を受付け、前記サーバに送信する体調判定情報受付手段とを更に備え、取得した体調判定情報に基づいて、前記体調判定手段が、ユーザは体調不良であると判定した場合、前記映像表示手段は、前記トレーニング用見本映像及び試験用手本映像を表示しないよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、前記第2の端末装置は、ユーザの体調判定情報を受付け、前記サーバに送信する体調判定情報受付手段を更に備え、受付けた体調判定情報に基づいて、体調判定手段がユーザは体調不良であると判定した場合、前記映像表示手段はトレーニング用見本映像及び試験用手本映像を表示しないものとした。よって、体調不良である場合はトレーニング及び試験を行えないので、専門家が立ち会っているときと同様に、ユーザの安全を確保することができる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記体調判定情報受付手段は、ユーザから体調判定情報を受付けるよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、体調判定情報受付手段は、ユーザから体調判定情報を受付け、受付けた体調判定情報により、体調判定手段は判定を行う。よって、ユーザ自らが体調不良と感じている場合には、トレーニング及びテストを行えないので、専門家が立ち会っているときと同様に、ユーザの安全を確保することができる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記体調判定情報受付手段は、ユーザの血圧値又は脈拍値を受付け、前記体調判定手段は、受付けた血圧値又は脈拍値が閾値を超えている場合に、ユーザは体調不良であると判定するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、前記体調判定情報受付手段は、ユーザの血圧値又は脈拍値を受付けるものであり、前記体調判定手段は受付けた血圧値又は脈拍値が閾値を超えている場合に、ユーザは体調不良であると判定するものとした。よって、ユーザ自らが体調不良と感じていない場合であっても、血圧値又は脈拍値が閾値を超えているときは、トレーニング及びテストを行えないので、専門家が立ち会っているときと同様に、ユーザの安全を確保することができる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記体調判定手段が、ユーザは体調不良であると判定した場合には、第1の端末装置にその旨を通知するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、前記体調判定手段が、ユーザは体調不良であると判定した場合には、第1の端末装置にその旨を通知することとしたので、専門家はユーザが体調不良となったことを知ることが可能となる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記第2の端末装置は、前記映像表示手段による前記トレーニング用見本映像又は前記試験用手本映像の表示が途中で中止された場合、中止された旨をサーバ又は第1の端末装置に通知するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、前記映像表示手段による前記トレーニング用見本映像又は前記試験用手本映像の表示が途中で中止された場合、中止された旨をサーバ又は第1の端末装置に通知することとしたので、トレーニング又は試験実施中にユーザが体調不良となったことを専門家は知ることが可能となる。そのことにより、専門家はユーザに対して迅速に介入を行うことができる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記計測器は加速度センサ又は角速度センサであることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、前記計測器は加速度センサ又は角速度センサであるとしたので、ユーザの歩行能力を評価することができる。
本発明に係るトレーニング支援システムは、前記サーバは第1の端末装置と第2の端末装置とが通話を行う予定日時を記憶する予定記憶部を更に備え、該予定記憶部に記憶された予定日時までの時間が、所定の時間以内になった場合には、第1の端末装置又は第2の端末装置に、所定の時間以内になった旨を通知するよう構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、上述のトレーニング支援システムにおいて、前記サーバは第1の端末装置と第2の端末装置とが通話を行う予定日時を記憶する予定記憶部を更に備え、該予定記憶部に記憶された予定日時までの時間が、所定の時間以内になった場合には、第1の端末装置及び第2の端末装置に、所定の時間以内になった旨を通知することとしたので、予定日時に専門家とユーザとはコミュニケーションを取ることができる。
本発明にあっては、試験結果の時間的な変化を評価し、目的とした効果が現れていない場合に、処方されたトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行うので、ユーザにより適したトレーニングの処方を行うことができる。
本発明の実施の形態1に係る高齢者歩行支援システムの構成例を示した図である。 家庭用端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 院内端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。 データベースサーバのハードウェア構成例を示すブロック図である。 専門家情報テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 高齢者情報テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 運動分類情報テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 運動強度情報テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 運動コンテンツ情報テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 歩行テスト情報テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 テスト評価項目テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 トレーニング管理テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 歩行テスト管理テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 問診結果情報テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 血圧測定結果テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 トレーニング結果テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 歩行テスト結果テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 歩行テスト結果詳細テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 指導管理テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 アドバイステーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 指導予約テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。 歩行支援業務の流れを示したフローチャートである。 専門家が行う業務の流れを示したフローチャートである。 専門家が用いる認証画面の一例を示す説明図である。 高齢者情報画面の一例を示す説明図である。 コンテンツ・テスト設定画面の一例を示す説明図である。 トレーニング・歩行テスト処方画面の一例を示す説明図である。 トレーニング・歩行テスト処方画面の一例を示す説明図である。 高齢者情報画面の一例を示す説明図である。 参加者記録を表示する処理についてのフローチャートである。 参加者記録の表示対象者を抽出する処理についてのフローチャートである。 データを抽出・表示する処理についてのフローチャートである。 データを抽出・表示する処理についてのフローチャートである。 データを抽出・表示する処理についてのフローチャートである。 データを抽出・表示する処理についてのフローチャートである。 指導日データの抽出・表示処理の流れを示したフローチャートである。 指導予約画面の一例を示す説明図である。 指導予約変更・削除画面の一例を示す説明図である。 指導・テスト・トレーニング記録表示画面の一例を示す説明図である。 オンライン指導開始画面の一例を示す説明図である。 歩行テスト結果表示画面の一例を示す説明図である。 アドバイス・所見記入欄入力画面の一例を示す説明図である。 歩行テストの結果表示を行う処理についてのフローチャートである。 院内端末に表示されるアドバイス・所見欄参照画面の一例を示す説明図である。 オンライン指導予告表示画面の一例を示す説明図である。 オフライン指導画面の一例を示す説明図である。 歩行テスト結果表示画面の他の例を示す説明図である。 家庭端末の動作の流れについてのフローチャートである。 高齢者認証画面の一例を示す説明図である。 記録画面の一例を示す説明図である。 歩行テスト結果表示画面の一例を示す説明図である。 血圧トレンド画面の一例を示す説明図である。 血圧トレンド画面表示を行うための処理の流れを示したフローチャートである。 一時テーブルに保存した血圧測定結果を表示する処理の流れを示したフローチャートである。 指導日時確認画面の一例を示す説明図である。 問診画面の一例を示す説明図である。 トレーニング・テスト中止画面の一例を示す説明図である。 血圧・脈拍測定画面の一例を示す説明図である。 血圧・脈拍NG表示画面の一例を示す説明図である。 血圧・脈拍表示画面の一例を示す説明図である。 選択画面の一例を示す説明図である。 トレーニング・歩行テストの処理の流れについてのフローチャートである。 トレーニング・歩行テストの処理の流れについてのフローチャートである。 トレーニング・歩行テストの処理の流れについてのフローチャートである。 トレーニング・歩行テストの処理の流れについてのフローチャートである。 トレーニング・歩行テストの処理の流れについてのフローチャートである。 トレーニングメニュー表示画面の一例を示す説明図である。 運動映像表示初期画面の一例を示す説明図である。 運動遷移画面の一例を示す説明図である。 運動映像表示画面の一例を示す説明図である。 トレーニング終了画面の一例を示す説明図である。 歩行テストメニュー画面の一例を示す説明図である。 お手本画像表示画面の一例を示す説明図である。 歩行テスト実施画面の一例を示す説明図である。 テスト遷移画面の一例を示す説明図である。 テスト結果表示画面の一例を示す説明図である。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面を参照して具体的に説明する。
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1に係る高齢者歩行支援システムの構成例を示した図である。高齢者歩行支援システムは、医療機関システム1及び家庭システム5を含む。医療機関システム1と家庭システム5はインターネット等の通信網13で接続されている。
医療機関システム1は、病院、診療所、リハビリテーションセンター、デイケアセンターなど、ユーザである高齢者に対してトレーニングの処方、指導、又は介入を行う専門家(医者、理学療法士、作業療法士など)が勤務する場所に設けられる。医療機関システム1は、院内端末2(第1の端末装置)、データベースサーバ3(サーバ)、カメラ4を含む。
データベースサーバ3は、高齢者に関する情報、専門家に関する情報、運動を行う際に用いる運動コンテツ、歩行テスト(試験)に用いるテストコンテンツなどのコンテンツ情報、運動結果や歩行テスト結果(試験結果)などの履歴情報などが記憶されている。詳細は、後述する。
カメラ4は、マイクが内蔵され、院内端末2に接続されている。カメラ4から院内端末2に送信された映像及び音声は、通信網13経由で家庭システム5へ送信される。
家庭システム5は、家庭端末6(第2の端末装置)、カメラ7、テレビ受像機などの表示装置8、リモートコントローラ受送信機9(以下、「リモコン受送信機9」と略記する。)、歩行計測センサ10(計測器)、血圧計11、テレビ受像機用リモートコントローラ(以下、「リモコン」と略記する。)12、プリンタ14を含む。
家庭端末6は、パーソナル・コンピュータ、セットトップボックスなどから構成される。
カメラ7は、マイクが内蔵され、家庭端末6に接続されている。カメラ7から家庭端末6に送信された映像及び音声は、通信網13経由で医療機関システム1へ送信される。
表示装置8は、家庭端末6から出力された画像を表示及び音声を再生する。
リモコン受送信機9は、ユーザである高齢者が家庭端末6を操作する際に用いるリモコン12から信号を受信し、受信した信号を家庭端末6に送信する。
歩行計測センサ10は、トレーニング又は歩行テストを行う際に高齢者が装着するものである。歩行計測センサ10は加速度センサ及び角速度センサを含む。歩行計測センサ10による計測された加速度又は角速度は、無線通信等により家庭端末6に送られる。
血圧計11は、トレーニングの前後又は歩行テストの前後に、高齢者の血圧又は脈拍を計測するのに用いられるものであり、計測された血圧値又は脈拍数は無線通信等により家庭端末6へ送られる。家庭端末6は受け取った血圧値又は脈拍数を、データベースサーバ3へ送る。
プリンタ14は、血圧の測定結果等を用紙にプリントする。
図2は、家庭用端末のハードウェア構成例を示すブロック図である。家庭用端末6は、CPU(Central Processing Unit)61、RAM(Random AccessMemory)62、ROM(Read Only Memory)63、入力部64、表示出力インタフェース部65、通信部66、インタフェース部67、データ保存部68、リモコンインタフェース部69、及び無線インタフェース部70を含む。
ROM63に予め格納された制御プログラムをCPU61が実行することにより、本願システムの家庭用端末6として機能するように構成されている。プログラムの実行中に一時的に生成されるデータ、外部から取得したデータ等はRAM62に記憶される。
入力部64は、キーボード、マウスなどである。ユーザである高齢者はリモコン12を入力装置として用いるので、入力部64は管理者が初期設定時又はメンテナンス時に用いる。
表示出力インタフェース部65は、高齢者に提示すべき画像又は音声を出力する。表示出力インタフェース部65は表示装置8と接続され、出力された画像又は音声は、表示装置8により表示又は再生される。
通信部66は、通信網13を介して、医療機関システム1とデータの送受信を行う。インタフェース部67はマイクが内蔵されたカメラ7からの画像又は音声を取得する。また、インタフェース部67はプリンタ14に出力させるデータを送信する。
データ保存部68は例えばハードディスクまたは大容量メモリである。データ保存部68は、歩行計測センサ10で計測された加速度又は角速度などのセンサデータをセンサデータ記憶領域68aに、血圧計11で計測された血圧値データ又は脈拍数データを、それぞれ血圧値データ記憶領域68b又は脈拍数データ記憶領域68cに記憶する。また、データ保存部68は、歩行計測センサ10で計測された加速度又は角速度を解析して得た歩行テスト結果を歩行テスト結果記憶領域68dに記憶する。
リモコンインタフェース部69は、リモコン受送信機9から受信したリモコン12の操作命令信号を解析する。
無線インタフェース部70は、歩行計測センサ10又は血圧計11とデータの送受信を行う。
図3は、院内端末2のハードウェア構成例を示すブロック図である。院内端末2は、CPU21、RAM22、ROM23、入力部24、表示部25(表示装置)、通信部26、及びインタフェース部27を含む。
ROM23に予め格納された制御プログラムをCPU21が実行することにより、本願システムの院内端末2として機能するように構成されている。プログラムの実行中に一時的に生成されるデータ、外部から取得したデータ等はRAM22に記憶される。
入力部24は、キーボード、マウスなどであり、高齢者情報の登録、トレーニング又は歩行テストの処方データ等の入力を行う。
表示部25は、専門家に提示すべき画像又は音声を出力する。
通信部26は、通信網13を介して、家庭システム5又はデータベースサーバ3とデータの送受信を行う。インタフェース部27はマイクが内蔵されたカメラ4から画像及び音声を取得する。取得した映像及び音声は、通信網13経由で家庭システム5へ送信される。
院内端末2及び家庭端末6は共にマイクを内蔵したカメラ4、7と接続されている。院内端末2及び家庭端末6における映像及び音声の送受信を適切に制御することにより、院内端末2と家庭端末6との間で、テレビジョン電話による通話を行うことが可能となる。テレビジョン電話による通話を行うための制御手段(通話手段)は、院内端末2及び家庭端末6それぞれが備えていても良いし、院内端末2又は家庭端末6の一方が備えていても良い。また、データベースサーバ3等、他のコンピュータが備えていても良い。
図4は、データベースサーバ3のハードウェア構成例を示すブロック図である。データベースサーバ3は、CPU31、RAM32、ROM33、入力部34、表示部35、通信部36、及びデータベース部37を含む。
ROM33に予め格納された制御プログラムをCPU31が実行することにより、本願システムのデータベースサーバ3として機能するように構成されている。プログラムの実行中に一時的に生成されるデータ、外部から取得したデータ等はRAM32に記憶される。
入力部34は、キーボード、マウスなどであり、データベーステーブルの定義等の設定情報の入力、データの入力に用いる。表示部35は、データベースの定義情報、データベーステーブルの内容等を表示する。
なお、専門家は院内端末2を用いて、データの登録等を行うので、データベースサーバ3の入力部34及び表示部35は、主にシステム管理者が用いるものである。
通信部36は、院内端末2とデータの送受信を行う。また、通信網13を介して、家庭システム5とデータの送受信を行う。
データベース部37は、専門家情報、高齢者情報、運動コンテンツ情報、歩行テストに関する情報等、各種のデータをデータテーブルとして記憶している。記憶されている各種データは、院内端末2又は家庭端末6からの制御により、データの登録、更新又は削除が行われる。
次に、データベース部37に記憶されているデータテーブルについて説明する。
データベース部37には、専門家情報テーブル37a、高齢者情報テーブル37b、運動分類情報テーブル37c、運動強度情報テーブル37d、運動コンテンツ情報テーブル37e、歩行テスト情報テーブル37f、テスト評価項目テーブル37g、トレーニング管理テーブル37h、歩行テスト管理テーブル37i、問診結果情報テーブル37j、血圧測定結果テーブル37k、トレーニング結果テーブル37m、歩行テスト結果テーブル37n、歩行テスト結果詳細テーブル37p、指導管理テーブル37q、アドバイステーブル37r、指導予約テーブル37sが記憶されている。
専門家情報テーブル37aは、専門家についての情報を記憶するためのテーブルである。図5は、専門家情報テーブル37aのレコードレイアウトを示す説明図である。専門家情報テーブル37aは項目として、専門家ID、専門家No、パスワード、通信ID、通信PW、名前、削除フラグ、更新日及び作成日を含む。専門家IDは主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。専門家Noは、専門家が認証を受ける際に入力する番号である。ここでは簡易のために専門家IDと同一のものが振られているが、それに限られず任意の英数字の組み合わせとしても良い。パスワードも認証を受ける際に専門家により入力されるものである。ここでは4桁の数字としているが、それに限られず任意の英数字の組み合わせとしても良い。通信ID及び通信PWは、高齢者とリアルタイムでコミュケーションを取るためテレビ電話システムにて認証を受ける際に用いるものであり、予めテレビ電話システムにて設定したものと同じものを登録する。名前は専門家の氏名である。削除フラグはデータを論理削除するためのものであり、値が0のものは有効なデータとして扱い、値が1のものは削除されたものとして有効なデータとしては扱わない。更新日はレコードを最後に更新した日付が登録される。作成日はレコードを新規に作成した日付が登録される。
高齢者情報テーブル37bは、高齢者についての基本的な情報を記憶するためのテーブルである。図6は、高齢者情報テーブル37bのレコードレイアウトを示す説明図である。高齢者情報テーブル37bは項目として、高齢者ID、高齢者No、パスワード、通信ID、通信PW、名前、性別、年齢、身長、体重、通常歩行、全力歩行、TUG、FR、FSS、ADL(Activities of Daily Living)、歩行能力判定結果、最高血圧基準値、最低血圧基準値、トレーニング回数、トレーニング選択、専門家ID、削除フラグ、更新日及び作成日を含む。
高齢者ID(ユーザ識別情報)は主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。高齢者Noは、高齢者が認証を受ける際に入力するものである。ここでは簡易のために高齢者IDと同一のものが振られているが、それに限られず任意の英数字の組み合わせとしても良い。同様にパスワードも認証を受ける際に高齢者により入力されるものである。ここでは4桁の数字としているが、それに限られず任意の英数字の組み合わせとしても良い。
通信ID及び通信PWは、専門家とリアルタイムでコミュケーションを取るためのテレビ電話システムにて認証を受ける際に用いるものであり、予めテレビ電話システムにて設定したものと同じものを登録する。
名前は高齢者の氏名である。性別、年齢は高齢者の性別、年齢がそれぞれ登録される。身長、体重は高齢者の身長、体重が登録される。
通常歩行からFSSまでは、後述する専門家立ち会いのもとで行う歩行テストの結果が登録される。通常歩行には、10m歩行テストの結果が登録される。全力歩行には、10m全力歩行テストの結果が登録される。TUGには、3mTUG(Timed up and Go)テストの結果が登録される。FRには、ファンクショナルリーチ(Functional Reach)テストの結果が登録される。FSSには、4スクエアステップ(Four Square Step)テストの結果が登録される。
ADLは、例えば、食事、椅子とベッド間の移動、整容、トイレ動作、入浴などの日常生活動作がどの位自立して行えるかを評価したものであり、主に作業療法士が評価した結果が登録される。
歩行能力判定結果は、歩行テストの結果より専門家が判定した高齢者の歩行能力が登録される。ここでは例として、能力が高い順にA、B、Cの三段階としている。
最高血圧基準値、最低血圧基準値は、高齢者の血圧が正常であるか否かを判定する際に用いる基準値であり、例えば、安静時に測定した血圧値を参考に、専門家が値を決定し登録する。
トレーニング回数は、所定の期間内、例えば一週間以内にトレーニングを行うべき回数が登録される。トレーニング選択は、処方された複数のトレーニングをすべて行うのではなく、処方された複数のトレーニングの中から1つ以上を高齢者自身が選択して行うことを許すか否かについての情報である。
専門家IDは、高齢者を担当している専門家のIDが登録される。削除フラグ、更新日及び作成日は、上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
運動分類情報テーブル37cは、運動の分類設定情報を記憶するテーブルである。図7は、運動分類情報テーブル37cのレコードレイアウトを示す説明図である。運動分類情報テーブル37cは項目として、分類ID、分類No、名称、専門家ID、更新日、作成日を含む。
分類IDは主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。分類Noは表示の際に用いられる番号である。名称は分類の名称である。専門家IDは分類を作成、更新した専門家のIDが記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
運動強度情報テーブル37dは、運動強度情報を記憶するテーブルである。図8は、運動強度情報テーブル37dのレコードレイアウトを示す説明図である。運動強度情報テーブル37dは項目として、強度ID、強度No、名称、更新日、作成日を含む。
強度IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。強度Noは、画面に表示される運動強度の番号である。名称は強度の名称である。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
運動コンテンツ情報テーブル37eは、トレーニングに用いる各運動コンテンツについての情報を記憶するテーブルである。図9は、運動コンテンツ情報テーブル37eのレコードレイアウトを示す説明図である。運動コンテンツ情報テーブル37eは項目として、コンテンツID、No、分類ID、強度、名称、時間、回数、動画、専門家ID、更新日、作成日を含む。
コンテンツIDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。Noは、画面に表示される運動コンテンツの番号である。分類IDは、運動コンテンツに対応した分類を示すものであり、運動分類情報テーブル37cの分類IDの値が記憶される。強度は運動コンテンツの運動強度を示すものであり、運動強度情報テーブル37dの強度IDの値、例えば、強度小であれば1が、記憶される。名称は運動コンテンツの名称が記憶される。時間は運動コンテンツの所要時間、回数は運動を行う回数が記憶される。動画は運動コンテンツの動画ファイル名が記憶される。専門家IDは、データを作成、更新した専門家のIDが記憶される。更新日、作成日は上述と同様である。
歩行テスト情報テーブル37fは、歩行テストについての情報が記憶されるテーブルである。図10は、歩行テスト情報テーブル37fのレコードレイアウトを示す説明図である。歩行テスト情報テーブル37fは項目として、テストID、テストNo、名称、動画、音声、専門家ID、更新日、作成日を含む。
テストIDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。テストNoは、画面に表示されるテストの番号である。名称はテストの名称である。動画はテストのお手本映像(試験用手本映像)が記録されている動画ファイルのファイル名が記憶される。音声はテストの際に流す音声ガイダンスが記録されている音声ファイルのファイル名が記憶される。専門家IDはテストを作成、更新した専門家のIDが記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
テスト評価項目テーブル37gは、歩行テストによって得られる評価項目の名称を記憶するテーブルである。図11は、テスト評価項目テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。テスト評価項目テーブル37gは項目として、項目ID、項目No、項目名、専門家ID、更新日、作成日を含む。
項目IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。項目Noは、画面に表示される項目の番号である。項目名は評価項目の名称である。専門家IDはテストを作成、更新した専門家のIDが記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
トレーニング管理テーブル37hは、高齢者に対して処方されたトレーニングメニュー(トレーニング情報)を記憶するテーブルである。図12は、トレーニング管理テーブルのレコードレイアウトを示す説明図である。トレーニング管理テーブル37hは項目として、管理ID、高齢者ID、順番、コンテンツID、更新日、作成日を含む。
管理IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。高齢者IDは処方対象である高齢者のIDが記憶される。順番はトレーニングメニューに含まれる複数の運動を実行する順番が記憶される。コンテンツIDは、運動コンテンツ情報テーブル37eのコンテンツIDが記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
歩行テスト管理テーブル37iは、高齢者に対して処方された歩行テスト(試験情報)を記憶するテーブルである。図13は、歩行テスト管理テーブル37iのレコードレイアウトを示す説明図である。歩行テスト管理テーブル37iは項目として、管理ID、高齢者ID、順番、テストID、更新日、作成日を含む。
管理IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。高齢者IDは処方対象である高齢者のIDが記憶される。順番は歩行テストメニューに含まれる複数の歩行テストを実行する順番が記憶される。テストIDは、歩行テスト情報テーブル37fのテストIDが記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
問診結果情報テーブル37jは、高齢者がトレーニング又は歩行テストに先立ち行われる問診の結果を記憶するテーブルである。図14は、問診結果情報テーブル37jのレコードレイアウトを示す説明図である。問診結果情報テーブル37jは項目として、問診ID、高齢者ID、時刻、問診結果、更新日、作成日を含む。
問診IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。高齢者IDは問診対象である高齢者のIDが記憶される。時刻は問診を行った時刻である。問診結果は高齢者の回答に基づき、良好又は不良が記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
血圧測定結果テーブル37kは、トレーニング又は歩行テストの前後に行う血圧測定の結果を記憶するテーブルである。図15は、血圧測定結果テーブル37kのレコードレイアウトを示す説明図である。血圧測定結果テーブル37kは項目として、血圧測定結果ID、問診ID、トレーニング結果ID、管理番号、血圧計型番、測定時刻、最高血圧、最低血圧、脈拍、測定回数、標準NGフラグ、更新日、作成日を含む。
血圧測定結果IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。問診IDは問診結果情報テーブル37jの問診IDの何れかの値である。血圧測定直前に行った問診結果情報の血圧測定前に行った問診IDを記憶することにより、問診結果と対応付けられる。
トレーニング結果IDは、トレーニング結果テーブル37mに記憶されている結果IDの何れかの値であり、トレーニング結果と対応付けられる。トレーニング実施直前の測定結果及びトレーニング実施直後の測定結果に対して、トレーニング結果IDが記憶される。歩行テストを行う際に行われた測定結果については、トレーニング結果IDは記憶されない。歩行テストの場合には、NULLのままである。
また、トレーニング実施後に続けて歩行テストを行った場合、トレーニングと歩行テストとの間に計測された結果は、トレーニング実施後の測定として扱い、トレーニング結果IDが記憶される。逆に歩行テスト実施後にトレーニングを行った場合は、歩行テストとトレーニングとの間に計測された結果は、歩行テスト後の測定として扱い、トレーニング結果IDは記憶されず、NULLのままとなる。
管理番号は一連の測定結果を関連付けるために用いる。一回目の測定結果が異常となったため、連続して血圧を2回測定した場合には同一の管理番号が振られる。
血圧計型番は測定に用いられた血圧計11の型番が記憶される。測定時刻は血圧測定を行った時刻、最高血圧、最低血圧及び脈拍は測定した値が記憶される。測定回数は2回行った場合に一回目の測定結果には1と二回目の測定結果には2が記憶される。
標準NGフラグは、最高血圧又は最低血圧が所定の範囲以内になかった場合、若しくは脈拍値が所定の値を超えている場合に1が記憶される。それ以外の場合は0が記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
トレーニング結果テーブル37mは、高齢者が行ったトレーニングの結果(トレーニング実施結果)を記憶するテーブルである(実施結果記憶手段)。図16は、トレーニング結果テーブル37mのレコードレイアウトを示す説明図である。トレーニング結果テーブル37mは項目として、結果ID、問診ID、コンテンツID、トレーニング時間、結果、開始時刻、終了時刻、更新日、作成日を含む。
結果IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。問診IDは、問診結果情報テーブル37jに記憶された問診IDの何れかの値が記憶され、問診結果と対応付けられる。コンテンツIDは、運動コンテンツ情報テーブル37eに記憶されたコンテンツIDの何れかの値が記憶され、運動コンテンツと対応付けられる。トレーニング時間はトレーニングの所要時間である。結果は、トレーニングの結果が記憶されるものであり、無事に終了したらOKが、途中で中止した場合にはNGが記憶される。開始時刻、終了時刻はそれぞれトレーニングの開始、終了時刻である。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
なお、トレーニング中にある運動コンテンツとその次の運動コンテンツ間で中断し終了した場合は、次の行う予定であった運動コンテンツの結果をNGと記憶する。
歩行テスト結果テーブル37nは、歩行テストの結果(試験結果)を記憶するテーブルである(試験結果記憶手段)。図17は、歩行テスト結果テーブル37nのレコードレイアウトを示す説明図である。歩行テスト結果テーブル37nは項目として、結果ID、問診ID、管理番号、テスト結果、解析時間、総合評価、更新日、作成日を含む。
結果IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。問診IDは、問診結果情報テーブル37jに記憶された問診IDの何れかの値が記憶され、問診結果と対応付けられる。管理番号は、管理のための番号が記憶される。テスト結果は、テストが正常に終了した場合はOK、途中で中止したなど正常に終了しなかった場合にはNGが記憶される。解析時間は、歩行テストによって得たセンサデータから評価結果を得るまでの解析に要した時間が記憶される。総合評価は、すべての解析結果評価項目を加味して定める総合的な評価の点数が記憶される。更新日、作成日(試験実施日)は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
歩行テスト結果詳細テーブル37pは、歩行テストの結果詳細(試験結果)を記憶するテーブルである。図18は、歩行テスト結果詳細テーブル37pのレコードレイアウトを示す説明図である。歩行テスト結果詳細テーブル37pは項目として、結果詳細ID、結果ID、評価、更新日、作成日を含む。
結果詳細IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。結果IDは、歩行テスト結果テーブル37nの結果IDのいずれかの値が記憶され、歩行テスト結果と対応付けられる。評価は解析結果評価項目ごとの点数が記憶される。評価は、結果詳細IDの昇順に合わせて、解析結果評価項目に対する評価が項目番号の昇順に記憶されている。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
指導管理テーブル37qは、指導の履歴を記憶するテーブルである。図19は、指導管理テーブル37qのレコードレイアウトを示す説明図である。指導管理テーブル37qは項目として、管理ID、血圧差、脈拍、指導時間、専門家ID、更新日、作成日を含む。
管理IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。血圧差は、指導日(作成日)に計測した最高血圧値と最高血圧基準値との差分、又は指導日(作成日)に計測した最低血圧値と最低血圧基準値との差分のうち、大きい方の差分値が記憶される。最高血圧基準値及び最低血圧基準値は、高齢者情報テーブル37bに記憶されている。脈拍は脈拍数が記憶される。指導時間は指導に要した時間が、専門家IDは指導を行った専門家のIDが登録される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
アドバイステーブル37rは、専門家が高齢者に対して行ったアドバイス(指導結果)を記憶するテーブルである。図20は、アドバイステーブル37rのレコードレイアウトを示す説明図である。アドバイステーブル37rは項目として、アドバイスID、高齢者ID、アドバイス日、管理番号、アドバイス、所見、更新日、作成日を含む。
アドバイスIDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。高齢者IDは、アドバイス対象となった高齢者のIDが記憶される。アドバイス日は、専門家が高齢者にアドバイスを行った日付である。管理番号は指導管理テーブル37qに記憶された管理IDのいずれかの値が入り、指導管理テーブル37qとの対応付けがされる。アドバイスは専門家が高齢者に対して行ったアドバイスの内容が記憶される。所見は専門家が記録した所見内容が記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
なお、アドバイスと所見の違いは、アドバイスは高齢者に提示されるのに対して、所見は高齢者に提示されない点である。
指導予約テーブル37sは、指導予約の状況を管理するテーブル(予定記憶部)である。図21は、指導予約テーブル37sのレコードレイアウトを示す説明図である。指導予約テーブル37sは項目として、予約ID、管理番号、高齢者ID、開始時刻、終了時刻、更新日、作成日を含む。
予約IDは、主キーであり、データ作成時に連続番号が自動的にデータベースにより割り当てられる。管理番号は、指導が行われた後に発番された指導管理テーブル37qの管理IDが記憶されるものとする。高齢者IDは指導対象となる高齢者のIDが記憶される。開始時刻、終了時刻は指導を行う予定の日付を含めた時刻が記憶される。更新日、作成日は上述した専門家情報テーブル37aと同様である。
次に、本システムが扱う歩行支援業務について概略を説明する。
図22は、歩行支援業務の流れを示したフローチャートである。
まず、専門家は、自らの立ち会いのもと、病院等にてユーザである高齢者に詳細な歩行テストを行わせる(S1)。専門家は歩行テストの結果をもとに、高齢者の歩行能力(身体能力)を判定する(S2)。専門家は歩行能力の判定結果をもとにトレーニングの処方をする(S3)。
専門家は、本システムを用いることにより、処方された内容に従ったトレーニングを、自宅で高齢者に行わせる(S4)。所定期間、例えば1週間経過するのを待つ(S5)。所定期間経過した場合(S5でYES)、専門家は、本システムを用いることにより、高齢者に自宅で簡易的な歩行テストを行わせる(S6)。トレーニング結果及び歩行テストを題材に本システムを用いて、専門家は高齢者に指導を行う(S7)。その結果、処方の見直しが必要か判断する(S8)。処方の見直しが必要であると専門家が判断した場合(S8でYES)、専門家は処方の見直しを行う(S9)。S4に戻り、高齢者に新たな処方のもとで、トレーニングを行わせる。
所定期間が経過していない場合(S5でNO)は、トレーニングの実施状況を確認し、介入が必要であるか否かを判断する(S10)。介入が必要である場合(S10でYES)、専門家は電話等で高齢者に連絡を取り、体調やトレーニングの状況について聴取する(S11)。聴取した内容に基づき、処方の見直しが必要であるかを判断し(S8)、必要な対応を行う。介入の必要がない場合(S10でNO)又は処方の見直しが必要でない場合(S8でNO)は、トレーニングの継続をするか否かの判断を行う(S12)。身体的な要因で処方を見直したとしてもトレーニングが継続できないと判断した場合や、その他の事情でトレーニングが継続できない要因がないかを判断する。トレーニングを継続する場合(S12でYES)は、S4に戻る。トレーニングを継続しない場合(S12でNO)は、終了する。
上述した専門家等で行う詳細な歩行テストは例えば、以下のようなテストを行う。1)10m通常歩行テスト、2)10m全力歩行テスト、3)3mTUG(Timed up and Go)テスト、4)4スクエアステップテスト、5)ファンクショナルリーチテスト。
以下に各テストの内容を説明する。
1)10m歩行テスト
10mを通常歩行し、時間を測定する。歩行速度が速いほど歩行能力が高いと判断する。
2)10m全力歩行テスト
10mを全力で歩行し、時間を測定する。歩行速度が速いほど歩行能力が高いと判断する。1)と比較して個人差が大きくなる。
3)3mTUGテスト
椅子とその先3mにコーンを置く。椅子に腰掛けて、合図と共に立ち上がり、3m歩き、コーンのところでUターンし、3mを戻って、椅子に再び腰をかける。合図から椅子に再び腰をかけるまでの時間を測定する。動作速度が速いほど歩行能力が高いと判断する。
4)4スクエアステップテスト
4つのマスを設け、右下を1、右上を2、左上を3、左下を4とする。各マスは両足が入るサイズより一回り大きい位のサイズとする。各マスの境界には高さ5cm程度の障害物を置く。
最初、被験者は1のマスに立ち、合図と共に2→3→4→1と左回りの移動を行う。次のマスへ移動後は、必ず足を揃えてから次のマスへ移動する。1のマスに到着したら、次は4→3→2→1と右回りの移動を行う。左回り、右回りのトータル時間を測定し、速度が速ければ歩行能力が高いと判断する。
5)ファンクショナルリーチテスト
テスト1及びテスト2がある。
テスト1
a)壁に向かって横向きに立ち、両足を適度に開いて安定姿勢(開始姿勢)をとる。
b)手を軽く開き、壁側の腕を肩の高さで水平に上げる。
c)肩の高さで伸ばした指先位置をマークする。
d)手腕はできるだけ同じ高さを維持し、足を動かさずに前方へ手を伸ばし、最長地点をマークする。この際、踵を上げてつま先立ちになっても可とする。
e)その後、開始姿勢に戻す(戻せない場合は無効とする)。
f)a)からc)は同様。
g)手腕は同じ高さを維持し、足を動かさずにできるだけ後方へ体を反らせ、最長地点をマークする。
h)その後、開始姿勢に戻す(戻せない場合は無効とする)。
テスト2
i)壁に向い合って立ち、両足を適度に開いて安定姿勢(開始姿勢)をとる。
j)手を軽く開き、右腕を肩の高さで水平に上げる。
k)肩の高さで伸ばした指先位置をマークする。
l)手腕はできるだけ同じ高さを維持し、足を動かさずに前方へ手を伸ばし、最長地点をマークする。この際、両足底は床から離れないようにする。
m)その後、開始姿勢に戻す(戻せない場合は無効とする)。
n)i)からk)は同様。
o)手腕は同じ高さを維持し、足を動かさずにできるだけ後方へ体を反らせ、最長地点をマークする。
p)その後、開始姿勢に戻す(戻せない場合は無効とする)。
左腕についても、i)からp)までを同様に行う。
それぞれの移動距離を測定し、その距離が大きいほどバランスに優れているとする。
以上の4つのテスト結果から、専門家は高齢者の歩行能力を判定する。歩行能力は、例えば、能力が高い順にA、B、Cのように三段階とし、高齢者の歩行能力として、いずれにするかを専門家は判定する。
なお、以上のテストにおいては、専門家がテストをしている高齢者を観察し、観察結果を歩行テストの結果に含めてもよい。
例えば、1)10m歩行テスト及び2)10m全力歩行テストにおいては、腿が上がっているか、つま先が下がっていないか、歩幅が短く歩隔が大きくないかなどを観察する。3)3mTUGテストにおいては、立ち上がり動作時のバランスや回転動作時の足の使い方などを観察する。4)4スクエアステップテストにおいては、移動時の足の運びや移動の仕方を観察する。
そして、観察結果も加味して、高齢者の歩行能力を判定しても良い。
次に、本システムにおける専門家向け機能の動作について、説明する。
図23は、専門家が行う業務の流れを示したフローチャートである。
専門家により院内端末2のROM23等に記憶されている専門家用アプリケーション・プログラムが起動される。院内端末2のCPU21は、認証画面71を表示させる(S21)。図24は、専門家が用いる認証画面71の一例を示す説明図である。認証画面71は後述の高齢者情報画面72の前面にポップアップ表示される。専門家は自分に割り当てられている番号を認証画面71のNo欄71aに、パスワードをパスワード欄71bに入力し、マウスでOKボタン71cをクリックする。OKボタン71cがクリックされたら、CPU21は、番号とパスワードの組み合わせが正しいか否かをデータベース部37の専門家情報テーブル37aに問い合わせる。正しい組み合わせである場合(S22でYES)、CPU21は、高齢者情報画面72を表示させる(S23)。
終了ボタン71dがクリックされた場合、CPU21はプログラムを終了させる。
番号とパスワードの組み合わせに誤りがある場合(S22でNO)は、プログラムを終了する。なお、認証画面71の専門家設定ボタン71eがクリックされた場合、CPU21は、ROM23等に予め記憶した専門家の登録画面(図示しない)を表示させる。登録画面を用いることにより、新たに専門家を登録することができる。
なお、認証画面71は高齢者情報画面72の前面にポップアップ表示するものとしたが、高齢者情報画面72を表示することなく、認証画面71のみを表示し、ポップアップ表示としなくても良い。
図25は、高齢者情報画面72の一例を示す説明図である。高齢者情報画面72は三段構成となっており、上段72aには日付が表示される。中段72bには参加者情報又は参加者記録情報が表示される。下段72cには、ボタンが表示されている。中段72bに表示される情報はタブ72d、72eにより切り替えるようになっている。CPU21は、タブ72dがクリックされた場合、参加者情報を表示させる。CPU21は、タブ72eがクリックされた場合、参加者記録情報を表示させる。初期表示においては、図25に示しているように、CPU21は、参加者情報を表示させる。
CPU21は、高齢者情報テーブル37bに登録されている内容に基づき、参加者情報を高齢者情報画面72に表示させる。
参加者情報として表示される項目は、番号、名前、性別、年齢、身長、体重、最高血圧、最低血圧、歩行テストの結果、10m歩行テストの結果(10m歩行 通常)、10m歩行全力テストの結果(10m歩行 全力)、3mTUGテストの結果(3mTUG)、ADL、歩行能力、運動選択である。詳細72fの1つがクリックされた場合、CPU21は、専門家を設定する画面(図示しない)を表示させる。CPU21は、対応した高齢者が認証時に用いるパスワード、テレビ電話システムの認証に用いる通信ID及び通信PW、及び担当する専門家に設定させる。
次に、CPU21は、専門家により、業務内容の選択を行わせる(S24)。
所定の高齢者に対応した「10m歩行−通常」欄、「10m歩行−全力」欄、3mTUG欄などの項目欄がクリックされた場合(S24で登録)、CUP21は高齢者情報画面72を登録モードとする(S25)。設定ボタン72hがクリックされた場合(S24で設定)、CPU21はコンテンツ・テスト設定画面73を表示させる(S26)。番号72iがクリックされた場合(S24で処方)、CPU21はトレーニング・歩行テスト処方画面74を表示させる(S27)。高齢者情報画面72左の参加者記録のタブ72eがクリックされた場合(S24で指導)、CPU21は、高齢者情報画面72に表示する情報を参加者情報から参加者記録情報に切り替える(S28)。終了ボタン72jがクリックされた場合(S24で終了)、CPU21は専門家用アプリケーション・プログラムを終了する。
次に、上述した各業務処理について、その内容を詳細に説明する。
<1.高齢者情報の登録、更新、削除>
高齢者についての情報の登録は、上述した高齢者情報画面72において参加者情報のタブ72dを選択して行われる。すでに登録されている高齢者についての情報が登録・更新される場合、登録・更新対象の項目に対応する表の欄が、専門家によりクリックされる。専門家によるデータの入力が終了した場合、登録ボタン72gがクリックされる。登録ボタン72gがクリックされた場合、CPU21は入力された情報を高齢者情報テーブル37bに反映させる。
新たな高齢者についての情報が登録される場合は、専門家により右のスクロールバー72kで画面がスクロールされるので、CPU21は空白行を表示させる。専門家により空白行に必要なデータが記入され、登録ボタン72gがクリックされる。登録ボタン72gがクリックされた場合、CPU21は入力された情報を高齢者情報テーブル37bに反映させる。
詳細72fがクリックされると、CPU21は図示しない設定画面を表示させる。CPU21は、専門家に暗証番号、通信ID、通信PW、担当療法士の設定を行わせる。CPU21は、設定された内容を高齢者情報テーブル37bに記憶する。
なお、名前、性別、年齢、身長、体重、最高血圧、最低血圧といった、他システムにおいてもよく使う項目については、他システムから読み込みこととしもよい。
削除欄72mは、すでに登録されている高齢者情報を削除するための欄である。マウスクリックにより削除対象高齢者の削除欄72mにチェックが入れられる。専門家により登録ボタン72gがクリックされた場合、CPU21は、高齢者情報テーブル37bの削除フラグに1を立て、論理削除する。
なお、論理削除ではなく物理削除することとしても良い。この場合、高齢者情報テーブル37bの項目として、削除フラグは不要となる。
<2.運動コンテンツ・歩行テストの設定>
図26は、コンテンツ・テスト設定画面73の一例を示す説明図である。高齢者情報画面72において、設定ボタン72hがクリックされた場合、CPU21はコンテンツ・テスト設定画面73を表示する。
コンテンツ・テスト設定画面73において、運動コンテンツ管理ファイル設定領域73aは、コンテンツの設定を行うための領域である。専門家は、表を用いてコンテンツの属性等を設定する。専門家は、入力を行う欄をマウスクリックにて指定する。CPU21はクリックされた欄を入力モードにする。入力される項目は、コンテンツ名、分類、強度、回数、時間である。
コンテンツ名は、コンテンツの内容を示す名称を入力する。分類は分類設定領域73bで設定されている番号を入力する。他の欄がクリックされるなど入力内容が決定された場合、CPU21は、分類設定に従い番号を分類名称に置き換え、画面に表示させる。強度も同様に番号で指定される。ここでは、強度は運動強度欄73cに示されているように、予め定められており、強度小が1、強度中が2、強度大が3となっている。強度の設定は、運動強度情報テーブル37dに記憶されている。回数は、運動を行う回数が専門家により指定される。時間は運動を行う所要時間が、専門家により入力される。動画欄は運動コンテンツ動画ファイルとの関連付け示す欄であり、関連付けがされていれば丸印を、関連付けがされていなければバツ印を、CPU21は表示させる。
運動コンテンツ動画(トレーニング用見本映像)ファイルとの関連付けは、次のように行われる。専門家により、運動コンテンツ管理ファイル設定領域73aの上部の表において関連付けを行う運動コンテンツがマウス等で選択される。運動動画ファイルパス欄73d右の参照ボタン73eがクリックされる。参照ボタン73eをクリックされた場合、CPU21はファイル選択画面(図示しない)を表示させる。該ファイル選択画面において関連付けられる運動コンテンツ動画ファイルが、専門家により選択される。選択が終了しファイル選択画面が閉じられた場合、CPU21は、運動動画ファイルパス欄73dに、選択されたファイルの名前を表示させる。また、CPU21は対応する動画欄に丸印を表示させる。再度、参照ボタン73eがクリックされ、運動コンテンツ動画ファイルが選択された場合、CPU21は運動動画ファイルパス欄73dを上書する。削除ボタン73fは関連付けを削除するためのものである。上部の表において関連付けを削除したい運動コンテンツが、専門家により、マウス等で選択され、削除ボタン73fがクリックされる。削除ボタン73fがクリックされた場合、CPU21は、運動コンテンツファイルとの関連付けを削除し、動画欄にバツ印を表示させる。
決定ボタン73tがクリックされた場合、CPU21は、コンテンツ・テスト設定画面73で設定されている内容を、運動コンテンツ情報テーブル37eに記憶させる。
分類設定領域73bは、運動の分類を設定するための領域であり、分類欄に分類名を専門家に入力させる。CPU21は、分類の設定内容を運動分類情報テーブル37cに記憶させる。
なお、運動強度は予め定められているものとしたが、これに限らず、分類設定と同様に、専門家により設定が行えるようにしても良い。
血圧・脈拍NG値設定領域73gは、血圧・脈拍NG値の設定を行うための領域である。血圧・脈拍NG値とは、高齢者がトレーニングまたは歩行テストを行っても良いか、測定した血圧値及び脈拍値より判断する場合に用いる値である。CPU21は、トレーニングまたは歩行テストを行う前に計測した最高血圧値と、高齢者情報テーブル37bに記憶されている最高血圧基準値との差を求める。求めた差の絶対値が、血圧差に設定している値より大きい場合は、体調不良であると判定し、トレーニングまたは歩行テストの実施を中止させる。
脈拍については、測定した脈拍値が、設定されている値を超えた場合は、体調不良であると判定し、トレーニングまたは歩行テストの実施を中止させる。
CPU21は、これらの設定値をデータベース部37の所定の領域に記憶させる。
テスト設定領域73hは、歩行テストの設定を行うための領域である。専門家により欄を選択され、歩行テスト名が設定される。
また、歩行テストに対応する動画(試験用手本映像)ファイルの設定がテスト動画ファイルパス欄73iにより、音声ファィルの設定がテスト音声ファイルパス欄73mにより、行われる。テスト設定領域73hの表において関連付けるべきテストの欄が選択された後に、テスト動画ファイルパス欄73i又はテスト音声ファイルパス欄73mの隣の参照ボタン73j又は73nがクリックされる。参照ボタン73j又は73nがクリックされた場合、CPU21はファイル選択画面(図示しない)を表示させる。ファイル選択画面にて、専門家によりファイルが選択される。選択が終了しファイル選択画面が閉じられた場合、CPU21は、テスト動画ファイルパス欄73i又はテスト音声ファイルパス欄73mに、選択したファイルの名前を表示させる。
再度、参照ボタン73j又は73nがクリックされ、ファイルが選択された場合、CPU21は、テスト動画ファイルパス欄73i又はテスト音声ファイルパス欄73mを上書する。削除ボタン73k又は73pは関連付けを削除するためのものである。テスト設定領域73hの表において関連付けを削除するテストがマウス等で選択され、削除ボタン73k又は73pがクリックされる。削除ボタン73k又は73pがクリックされた場合、CPU21は、テスト動画ファイル又はテスト音声ファイルとの関連付けを削除する。
CPU21は、歩行テストの設定を、歩行テスト情報テーブル37fに記憶させる。
解析結果評価項目設定領域73qでは、歩行テストの結果として得られる評価項目の名称を設定させるための領域である。専門家により、欄が選択され評価名が入力される。CPU21は、解析結果評価項目設定を、テスト評価項目テーブル37gに記憶する。
指導時間設定領域73rは、指導予約を行う際の所要時間の初期値を設定するための領域である。プルダウンメニューとなっており、15分単位で15〜60分までの間で設定がされる。
ファイル削除・保存領域73sは、家庭端末6のデータ保存部68に記憶されている各種データを、医療機関システム1に送信後、削除するか否かの設定をおこなうための領域である。
CPU21は、これらの設定を、データベース部37の図示しないファイル管理テーブルに記憶させる。
上述した運動コンテンツの設定、分類設定、血圧・脈拍NG値設定、テスト設定、解析結果評価項目設定等の設定がされ、決定ボタン73tがクリックされた場合、CPU21は、それぞれ対応したデータベーステーブルに設定データを記憶させる。
終了ボタン73uをクリックされた場合、CPU21は画面を高齢者情報画面72に戻す。
<3.トレーニング・歩行テスト処方>
図27は、トレーニング・歩行テスト処方画面74の一例を示す説明図である。高齢者情報画面72において参加者情報タブが選択されている場合において、参加者の番号がクリックされたときに、CPU21は、トレーニング・歩行テスト処方画面74を表示させる。トレーニング・歩行テスト処方画面74は、高齢者情報画面72と同様に2つの画面をタブにより切り替えることが可能となっている。図27は、トレーニング処方情報が選択されている状態である。
トレーニング処方情報として、処方の対象となる高齢者の氏名74a、該高齢者の歩行能力74b、処方されたトレーニングメニューの中から実際に行う運動を高齢者自身が選択することを許すか否か74cが表示されている。
運動一覧74dには強度別に運動が表示されている。その隣に、今回処方するトレーニングメニュー74e、前回処方したトレーニングメニュー74fが表示されている。なお、初めて処方する場合、前回の処方はないので、前回処方したトレーニングメニュー74fは何も表示されない。
専門家により、強度別に表示されている運動の中からマウスクリックにて処方する運動が選択され、決定ボタン74gがクリックされる。決定ボタン74gがクリックされたら、CPU21は、選択された運動を今回処方するトレーニングメニュー74eに追加して表示させる。
高齢者がトレーニングをする際には、今回処方するトレーニングメニュー74eに表示されている順番に運動を行うように指示される。専門家により、運動を行う順番が設定させる場合には、表示されている運動がマウスを用いてドラッグ・アンド・ドロップされる。CPU21は、マウス操作に従い、今回処方するトレーニングメニュー74eに表示されている運動の表示順を変更させる。
不要な運動が削除される場合は、削除対象がマウスクリックで選択され、削除ボタン74hがクリックされる。削除ボタン74hがクリックされた場合、CPU21は選択した運動を削除し、今回処方するトレーニングメニュー74eの表示を更新させる。
回数欄74iには、1週間に何回トレーニングを行うかの回数が、キーボードにより入力される。
決定ボタン74jがクリックされた場合、CPU21は、設定された内容のうち1週間に行う回数以外を、トレーニング管理テーブル37hに記憶させる。CPU21は、1週間に行う回数を、高齢者情報テーブル37bに記憶させる。
終了ボタン74kをクリックされた場合、CPU21は、画面を高齢者情報画面72に表示を戻す。
図28は、トレーニング・歩行テスト処方画面74の一例を示す説明図である。図28は歩行テスト処方情報が選択されている状態である。
歩行テスト処方情報として、処方の対象となる高齢者の氏名74a、該高齢者の歩行能力74bが表示されている。
歩行テスト一覧74mには、歩行テスト名が表示される。その隣に、今回処方するテストメニュー74n、前回処方したテストメニュー74pが表示されている。なお、初めて処方する場合、前回の処方はないので、前回処方したテストメニュー74pは何も表示されない。
複数の歩行テストの中からマウスクリックにて処方するテストが選択され、決定ボタン74gがクリックされた場合、CPU21は今回処方するテストメニュー74nに選択されたテストを追加して表示する。
高齢者が歩行テストをする際には、今回処方するテストメニュー74nに表示されている順番にテストを行うように指示される。専門家により、テストを行う順番が設定される場合には、表示されているテストがマウスを用いてドラッグ・アンド・ドロップされる。CPU21は、マウスの操作に従い、今回処方するテストメニュー74nに表示されているテストの表示順を変更させる。
不要なテストが削除される場合は、削除対象がマウスクリックで選択され、削除ボタン74hがクリックされる。削除ボタン74hがクリックされた場合、CPU21は選択されたテストを削除し、今回処方するテストメニュー74nの表示を更新させる。
決定ボタン74jがクリックされた場合、CPU21は、設定された内容を歩行テスト管理テーブル37iに記憶させる。
下段にある終了ボタン74kがクリックされた場合、CPU21は画面を高齢者情報画面72に戻す。
なお、トレーニング・歩行テストの処方は高齢者毎に都度設定するものとしたが、良く処方される運動又はテストの組み合わせを複数記憶しておき、複数の組み合わせの中から一つを選択することにより、処方を行うこととしても良い。また、年齢や性別など高齢者の属性に従って、一律に処方を行うこととしても良い。いずれの場合においても、必要に応じて処方内容を見直し・変更しても良い。
<4.指導・介入>
指導とは、自宅にいる高齢者と医療機関等にいる専門家とが同じ画面を共有し、トレーニングの実施状況又は自宅で行った歩行テストの結果を確認しながら、コミュニケーションを行うことである。
介入とは、トレーニングを中断した場合、指定回数実施していない場合、トレーニングの前後で測定する血圧や脈拍が異常な値を示した場合など、高齢者の体調不良が想定される場合に、専門家が直ちに高齢者に連絡をとることである。例えば、専門家が高齢者の自宅に電話をかけ、何故、この日はトレーニングを途中でやめたのか、どうして指定した回数のトレーニングを行わないのかなどをヒアリングする。専門家は高齢者の回答に応じて適切な処置を講じる。
指導又は介入は、高齢者情報画面72を参照して行う。
<4.1.参加者記録画面表示>
図29は、高齢者情報画面72の一例を示す説明図である。図29はタブ72eにより参加者記録情報が選択され、表示されている。高齢者記録画面72は、登録された高齢者の最新の一週間分の記録が表示される。具体的には、トレーニングや歩行テストを実施した記録、問診の記録、血圧測定の記録、指導の記録が、CPU21により表示部25に表示される。
記録の表示はアイコンで行われ、トレーニングが実施された場合は実施したことを表すアイコン72nが表示される。歩行テストが実施された場合にも同様に実施したことを表すアイコン72pが表示される。トレーニングや歩行テストを行う前に実施する問診の記録については、具合が悪いと回答した場合にのみ該当する日に体調不良を表すアイコン72qが表示される。
トレーニングや歩行テストを行う前後に実施する血圧測定の記録については、最低血圧値又は最高血圧値が所定範囲内でなかった場合、若しくは脈拍値が所定の値以上であった日について、その旨を表すアイコン72rが表示される。
トレーニング途中に体調が悪くなり、トレーニングを中断した場合には、その旨を表すアイコン72sが表示される。
また、個別指導の記録については、個別指導を行った日について、その旨を表すアイコン72tが表示される。
ここで高齢者が問診で体調不良を訴えている、トレーニングや歩行テストの実施回数が所定の回数を下回っている、又はトレーニングや歩行テストを途中で止めているなど、介入が必要となっている場合は、介入対象となる高齢者の名前が赤色で表示される。
図30は、参加者記録を表示する処理についてのフローチャートである。
CPU21は、最初に参加者記録の表示対象者を抽出する(S31)。図31は、参加者記録の表示対象者を抽出する処理についてのフローチャートである。まず、CPU21は、対象者抽出処理を行う(S31)。図31において、CPU21は、専門家IDを取得する(S39)。専門家IDはログイン時に院内端末2のRAM22に記憶しておいても良いし、データベースサーバ3のデータベース部37に記憶しておいても良い。この場合、ログアウト時には記憶した専門家IDを、RAM22又はデータベース部37より削除する。また、単にログインしている専門家のIDを記録するのではなく、ログイン、ログアウトの記録を利用履歴としてデータベース部37に記憶しているのであれば、その利用履歴より取得しても良い。
次に、CPU21は、高齢者情報テーブル37bより、専門家IDが取得したIDで、かつ削除フラグが立っていないもの(削除フラグ=0)を抽出する(S40)。すなわち、専門家が担当している高齢者のレコードを抽出する。抽出したレコードより、CPU21は、高齢者ID、高齢者No、氏名を取得する(S41)。処理を終えリターンする。
図30に戻り、CPU21は、開始日・終了日を設定する(S32)。開始日は一月以前の同じ日付とする。終了日は現在日付とする。CPU21は、検索日に開始日を設定する(S33)。S41で抽出された高齢者ごとに、CPU21は、次の処理を行う。CPU21は、処理対象となっている高齢者の高齢者IDを検索対象高齢者IDとする(S34)。CPU21は、レコードの抽出、表示を行う(S35)。
図32から35は、データを抽出・表示する処理についてのフローチャートである。まず、図32において、CPU21は、問診結果情報テーブル37jより、高齢者IDが検索対象高齢者IDと等しく、作成日が検索日であるレコードを抽出する(S42)。すなわち、検索対象高齢者が、検索日にトレーニング又は歩行テストを行うのに先立ち行った問診についてのレコードを抽出する。CPU21は、抽出された各レコードについて、ループ1の処理を行う。まず、CPU21は、問診結果が良好であるか否かを判定する(S43)。良好でない場合(S43でNO)は、高齢者が「具合が悪い」と回答した場合である。CPU21は、対象レコードより高齢者IDを抽出し、高齢者IDから高齢者Noを求める。CPU21は、該当する高齢者の該当する日付(検索日)に「体調不良」のアイコンを表示し(S44)、図33のループ1端に処理を移す。次に処理対象となるレコードがある場合、S43に戻り、なければ、リターンする。
問診結果が良好である場合(S43でYES)、CPU21は、血圧測定結果テーブル37kより、問診IDが処理対象レコードの問診IDと等しいレコードを抽出する(S45)。すなわち、問診に対して高齢者が「良好」と回答したので、次に行う血圧測定の結果についてのレコードを抽出する。CPU21は、抽出したレコードを測定時刻降順にソートを行う(S46)。
CPU21は、ソート後のレコード全てに対してループ2の処理を行う。まず、CPU21は、トレーニング結果IDがNULLであるか否かを調べる(S47)。トレーニングを行った場合は、トレーニング結果IDが記憶され、歩行テストを行った場合は、NULLである。トレーニング結果IDが入っている場合(S47でYES)はS48に進む。トレーニング結果IDが入っていない場合(S47でNO)は図34のS66に進む。次にCPU21は、標準NGフラグが1であるか否かを調べる(S48)。標準NGフラグが1の場合(S48でYES)はS49に進む。標準NGフラグが0の場合(S48でNO)は図33のS54に進む。
標準NGフラグが1の場合(S48でYES)は、血圧又は脈拍の値が、異常値であったことを示している。血圧又は脈拍が一回目に異常値を示していても二回目の値が正常値の範囲である場合、二回目の結果を調べるため、CPU21は、処理対象レコードを次に移す(S49)。
次のレコードが存在した場合(S50でYES)は、CPU21は、処理をS52に移す。次のレコードが存在しない場合(S50でNO)は、CPU21は、処理をS51に移す。次のレコードが存在しない場合(S50でNO)は、高齢者は二回目の測定を行わなかった場合である。CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「血圧・脈拍×」を表示する(S51)。その後、CPU21は、処理を図33のループ1端に移す。次に処理すべき問診結果レコードがある場合は、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがない場合は、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
次のレコードが存在した場合(S50でYES)は、CPU21は、標準NGフラグが1であるか否かを調べる(S52)。すなわち、血圧測定の二回目の結果を調べる。標準フラグが1である場合(S52でYES)は、二回目の血圧又は脈拍の値も、異常値であったことを示すので、CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「血圧・脈拍×」を表示する(S53)。その後、CPU21は、処理を図33のS54に移す。
標準NGフラグが0である場合(S52でNO)は、図33のS54に進む。
なお、ここで、2回連続して血圧または脈拍が異常値を示していた場合であるのに、ループ2の処理を中断はせずに処理をS54に移している。なぜならば、トレーニング実施前の測定だけではなく、トレーニング実施後に2回連続して血圧または脈拍が異常値を示した場合も含まれているため、S54以降でトレーニングが実施された否かを調べるためである。
図33に移り、CPU21は、トレーニング結果テーブル37mより、問診ID=処理対象レコードの問診IDであるレコードを抽出する(S54)。レコードがある場合(S55でYES)、CPU21は、処理をS56に移す。レコードがない場合(S55でNO)は、トレーニングは行われなかったので、CPU21は、処理をループ1端に移す。次に処理すべき問診結果レコードがある場合、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがない場合、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
トレーニング結果が一以上ある場合は、トレーニングが実施されたので、CPU21は、トレーニングメニューに含まれるすべての運動についての結果を調べる(S56)。すべての運動について、その結果OKである場合(S56ですべてOK)は、トレーニングが正常に終了したことを示すので、CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「トレーニング実施」を表示し(S58)、処理をS59に移す。結果に1つでもNGがある場合(S56でNGあり)は、トレーニングを途中で中断したことを示しているので、CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「トレーニング中×」を表示する(S57)。その後、CPU21は、処理をループ1端に移す。次に処理すべき問診結果レコードがある場合は、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがない場合は、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
CPU21は、処理対象となる血圧測定結果レコードを次のレコードとする(S59)。次のレコードがない場合(S60でNO)は、CPU21は、処理をループ1端に移す。次に処理すべき問診結果レコードがあれば、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがなければ、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
次のレコードがある場合(S60でYES)、CPU21は、標準NGフラグを調べる(S61)。標準NGフラグが1である場合(S61でYES)は一回目の血圧又は脈拍の値が異常値であったことを示すので、CPU21は、二回目の測定結果を調べるため、次の血圧測定結果レコードを処理対象とする(S62)。
標準NGフラグが0である場合(S61でNO)は、トレーニング実施後の血圧又は脈波は正常であったことを示している。CPU21は、ループ2端に進み、次に処理対象となる血圧測定結果レコードがあれば、次のレコードを処理対象レコードとして、再度、S47から処理を行う。そうでない場合は、CPU21は、ループ2を抜ける。ここで、次の処理対象レコードがあるのは、トレーニングに引き続いて歩行テストを行う場合である。それ以外の場合は、ループ2を抜けることとなる。
S62に続くS63ではCPU21は、次のレコードがあるか否かを調べる。次のレコードがない場合(S63でNO)、CPU21は、ループ1端に処理を移す。この場合は、二回目の血圧測定は行わなかったことを示している。ループ1端において、次に処理すべき問診結果レコードがある場合、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがない場合、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
次のレコードがある場合(S63でYES)、CPU21は、標準NGフラグを調べる(S64)。標準NGフラグが1でない場合(S64でNO)、CPU21は、ループ2端に移る。二回目の血圧及び脈拍の値が正常であったことを示している。ループ2端では、次に処理対象となる血圧測定結果レコードがあれば、次のレコードを処理対象レコードとして、CPU21は、再度、S47から処理を行う。そうでなければ、CPU21は、ループ2を抜ける。レコードがある場合は、引き続いて歩行テストを行った場合である。レコードがない場合は、血圧測定で終了したことを示している。
標準NGフラグが1である場合(S64でYES)は、二回目の測定においても血圧又は脈拍の値が異常であったことを示しているので、検索対象高齢者の検索日の欄に「トレーニング中×」を表示する(S65)。ループ1端に移る。ループ1端において、次に処理すべき問診結果レコードがある場合は、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがない場合は、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
以上が、トレーニング結果を検索、表示する場合である。
次に、歩行テスト結果を検索、表示する場合(S47でNO)について、説明する。図34に移り、CPU21は、標準NGフラグの値を調べる(S66)。標準NGフラグが1でない場合(S66でNO)、CPU21は、処理をS72に移す。
標準NGフラグが1の場合(S66でYES)は、一回目の血圧測定で、血圧又は脈拍が異常であった場合であるので、CPU21は、次の血圧測定結果レコードを処理対象とする(S67)。次のレコードがある場合(S68でYES)、CPU21は、処理をS70に移す。次のレコードがない場合(S68でNO)は、二回目の血圧測定は行われなかったことを示しているので、CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「体調不良」を表示する(S69)。その後、図33のループ2端に移る。次に処理対象となる血圧測定結果レコードがある場合は、次のレコードを処理対象レコードとして、再度、CPU21は、S47から処理を行う。そうでない場合は、CPU21は、ループ2を抜ける。
S70ではCPU21は、標準NGフラグを調べる。標準NGフラグが1である場合(S70でYES)は、2回連続して血圧測定結果が異常となった場合を示すので、CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「体調不良」を表示する(S71)。その後、図33のループ2端に移る。次に処理対象となる血圧測定結果レコードがある場合は、次のレコードを処理対象レコードとして、再度、CPU21は、S47から処理を行う。そうでない場合は、CPU21は、ループ2を抜ける。
標準NGフラグが1でない場合(S70でNO)は、CPU21は、S72に処理を移す。
S72ではCPU21は、歩行テスト結果テーブル37nから問診ID=処理対象レコードの問診IDであるレコードを抽出する。
CPU21は、抽出されたレコードがあるか否かを調べる(S73)。レコードがない場合(S73でNO)は、歩行テストは行われなかったか、歩行テストを中断したため結果がないので、CPU21は、処理はせずに、ループ2端に処理を移す。ループ2端において、次に処理対象となる血圧測定結果レコードがある場合は、CPU21は、次のレコードを処理対象レコードとして、再度、S47から処理を行う。そうでない場合は、CPU21は、ループ2を抜ける。
抽出されたレコードがあった場合(S73でYES)は、CPU21は、結果を調べる(S74)。結果がNGであった場合(S74でNG)は、歩行テスト途中で体調不良となり、テストを中断したことを示しているので、CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「体調不良」を表示する(S75)。その後、図33のループ1端に移す。ループ1端において、次に処理すべき問診結果レコードがある場合は、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがない場合は、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
結果がOKの場合(S74でOK)は、歩行テストが正常に終了したことを示しているので、CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「テスト実施」を表示する(S76)。CPU21は、次の血圧測定結果レコードを処理対象とする(S77)。次のレコードがない場合(S78でNO)は、ループ1端に移す。ループ1端において、次に処理すべき問診結果レコードがある場合は、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがない場合は、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
次のレコードがある場合(S78でYES)、CPU21は、標準NGフラグを調べる(S79)。標準NGフラグが1でない場合(S79でNO)、CPU21は、ループ2端に移す。歩行テスト後の血圧及び脈拍は正常で、続けてトレーニングを行うことなく終了したことを示している。ループ2端において、次に処理対象となる血圧測定結果レコードがある場合、CPU21は、次のレコードを処理対象レコードとして、再度、S47から処理を行う。そうでない場合、CPU21は、ループ2を抜ける。
標準NGフラグが1の場合(S79でYES)、CPU21は、S80に処理を移す。一回目の血圧又は脈拍の値が異常であったこと示しているので、二回目の血圧測定結果を調べるため、CPU21は、次の血圧測定結果レコードを処理対象とする(S80)。次のレコードがない場合(S81でNO)、CPU21は、ループ1端に移す。二回目の血圧測定をせずに終了したことを示している。ループ1端において、次に処理すべき問診結果レコードがあれば、CPU21は、S43に処理を戻し、次に処理すべき問診結果レコードがなければ、CPU21は、処理を終了し、リターンする。
次のレコードがある場合(S81でYES)、CPU21は、標準NGフラグを調べる(S82)。標準NGフラグが1でない場合(S82でNO)は、CPU21は、ループ2端に処理を移す。二回目の血圧測定においては、血圧及び脈拍の値が正常示した場合である。ループ2端において、次のレコードがある場合は、CPU21は、再びS47より処理が行うが、この場合は歩行テスト後に引続きトレーニングを行っている場合である。歩行テストで終了している場合は、次のレコードはなくCPU21は、ループ2を抜ける。
標準NGフラグが1の場合(S82でYES)は、二回目の測定においても、血圧又は脈拍が異常値となったことを示しているから、CPU21は、検索対象高齢者の検索日の欄に「体調不良」を表示する(S83)。その後、ループ1端に移す。ループ1端において、次に処理すべき問診結果レコードがある場合、CPU21は、再びS43から処理を行い、次に処理すべき問診結果がない場合は、処理を終了し、リターンする。
次のレコードがある場合は、一度、トレーニング又は歩行テストを正常に終了し、暫く時間をおいて実施していないトレーニング又は歩行テストのいずれか同じ日に実施した場合である。
図30に戻り、上述の抽出・表示処理をすべての対象高齢者について処理をしていない場合(S36でNO)は、検索日は変化させず、検索対象高齢者IDを他の高齢者のIDに変えて、CPU21は、抽出・表示処理を行う(S35)。
次に、CPU21はすべての対象高齢者について処理したかを調べる。すべての対象高齢者について処理してない場合(S36でNO)、S34に処理を戻し、次の高齢者について抽出・表示処理を行う(S35)。すべての対象高齢者について処理をしている場合(S36でYES)、CPU21は、検索日を一日後に設定する(S37)。次に、CPU21は、検索日が終了日を超えているかを判断する(S38)。検索日が終了日を超えている場合(S38でYES)、CPU21は、処理を終了する。検索日が終了日を超えていない場合(S38でNO)、CPU21は、S34に処理を戻し、新たな検索日ですべての対象高齢者について抽出・表示処理を行う。
次に、指導日の表示について説明する。図36は、指導日データの抽出・表示処理の流れを示したフローチャートである。
CPU21は、図31に示した対象者抽出処理を行い、抽出された各高齢者について、図36の処理を行う。
まず、CPU21は、表示開始日を開始日として設定する。終了日は現在日付とする(S91)。
CPU21は、アドバイステーブル37rより、
高齢者ID = 検索対象高齢者ID かつ
アドバイス日 ≧ 開始日 かつ
アドバイス日 ≦ 終了日
の条件を満たすレコードを抽出する(S92)。
CPU21は、抽出された各レコードに対して、アドバイス日を抽出し、対応する高齢者の日付欄に「指導日」の表示を行う(S93)。
次に、CPU21は、開始日を現在日付とし、終了日を表示終了日とする(S94)。CPU21は、指導予約テーブル37sより、
高齢者ID = 検索対象高齢者ID かつ
開始時刻 ≧ 開始日 かつ
開始時刻 ≦ 終了日
の条件を満たすレコードを抽出する(S95)。
CPU21は、抽出された各レコードに対して、日付を含む開始時刻より日付を抽出しし、対応する高齢者の日付欄に「指導日」の表示を行う(S96)。
<4.2.介入>
上述の参加者記録画面表示処理において、介入が必要な場合、CPU21は、該当する高齢者の氏名を赤く表示し、介入を促す。介入が必要とされるのは、以下のいずれかの場合である。
1.所定期間、例えば現在日を含む過去一週間の間に、高齢者が問診において具合が悪いと回答し、トレーニング又は歩行テストを行わなかった場合。
2.トレーニング又は歩行テスト途中で具合が悪くなり中断した場合。
3.血圧を二回測定しても最高血圧又は最低血圧が所定値以上(例えば20mmHg以上)のばらつきや脈拍数が所定値以上(100拍/分以上)により、トレーニング又は歩行テストを行わなかった場合。
4.トレーニング又は歩行テストを中断した場合、若しくは歩行テストが一回も行われなかった場合。
専門家が電話等により介入対象者と連絡をとった場合には、CPU21は、介入を促す表示を解除し、介入対象者の氏名表示を赤から、通常の色に戻すようにする。例えば、参加者記録画面において赤く表示されている介入対象者の氏名がクリックされた場合、CPU21は解除画面(図示しない)を表示する。解除画面上の解除ボタンがクリックされた場合、介入対象者の氏名を通常色に戻す。解除された場合、CPU21は対象者の高齢者IDをデータベース部37の所定領域に記憶する。介入を行ったのにも関わらず、再度氏名が赤く表示されないようにするためである。
<4.3.指導予約>
図37は、指導予約画面75の一例を示す説明図である。指導予約画面75は指導時刻設定部75aと指導予約状況表示部75bとを含んでいる。指導時刻設定部75aは、開始時刻、終了時刻、指導時間が表示されている。開始時刻の表示部75cがクリックされた場合、CPU21は表示部75cを、入力受付状態とする。開始時刻がキーボードにより入力される。指導時間設定は、15、30、45、60分のいずれかをプルダウンメニュー75eにより選択入力が行われる。終了時刻は、開始時刻と指導時間設定から、CPU21が求め、終了時刻の表示部75dに表示させる。
決定ボタン75fがクリックされた場合、CPU21は、指導予約データを指導予約テーブル37sに記憶させる。
戻るボタン75gがクリックされた場合、CPU21は、指導予約画面75を閉じ、画面を高齢者情報画面72に戻す。
指導予約状況表示部75bは、選択している日の指導予約状況を表示する。指導予約状況を参照することにより、他の指導予約と時間が重複しないように新たな予約を行うことができる。予約時間が重複した場合には、その旨の警告が表示されるようになっている。
指導予約画面75は、次の手順により表示される。高齢者情報画面72において参加者記録情報のタブ72eを表示している場合に、指導対象となる高齢者の列の、指導予約を行うべき日付の欄がマウスクリックにより選択される。次に、左下の予約ボタン72uがクリックされる。予約ボタン72uがクリックされた場合、CPU21は、選択された高齢者が対象で、選択された日付が指導日として、指導予約画面75を表示させる。
<4.4.指導予約変更・削除>
図38は指導予約変更・削除画面76の一例を示す説明図である。指導予約変更・削除画面76は、次の手順により表示される。高齢者情報画面72において、参加者記録情報のタブ72eが表示されている場合、変更・削除を行う対象の予約を示すアイコンがマウスクリックにより選択される。次に、左下の予約ボタン72uがクリックされる。予約ボタン72uがクリックされた場合、CPU21は、指導予約変更・削除画面76を表示させる。表示する内容は、指導予約画面75とほぼ同様であるので、共通する部分については説明を省略する。
指導予約変更・削除画面76において、開始時刻の表示部76cがクリックされると、CPU21は、表示部76cを編集状態にし、開始時刻の変更を受付ける。指導時間についてもプルダウンメニュー76eにより、必要に応じて変更がされる。
変更後、決定ボタン76fがクリックされる。決定ボタン76fがクリックされた場合、CPU21は変更内容を指導予約テーブル37sに反映する。戻るボタン76gがクリックされた場合、CPU21は指導予約変更・削除画面76を閉じ、画面を高齢者情報画面72に戻す。
削除は、左下に表示された取消ボタン76hがクリックされることにより行われる。取消ボタン76hがクリックされると、CPU21は指導予約テーブル37sより該当するレコードを削除する。その後、CPU21は指導予約変更・削除画面76を閉じ、画面を高齢者情報画面72に戻す。
<4.5.オンライン指導>
図39は、指導・テスト・トレーニング記録表示画面77の一例を示す説明図である。高齢者情報画面72において、参加者記録情報を表示している場合に、特定の高齢者のNoがクリックされる。特定の高齢者のNoがクリックされると、CPU21は指導・テスト・トレーニング記録表示画面77を表示させる。図39に示したように、指導・テスト・トレーニング記録表示画面77は、選択された高齢者の記録を月単位で表示している。画面下部には履歴出力ボタン77a、オンライン指導ボタン77b、オフライン指導ボタン77c、戻るボタン77dが表示されている。
指導予約時間になったら、専門家によりオンライン指導ボタン77bがクリックされる。オンライン指導ボタン77bがクリックされた場合、CPU21はテレビ電話システムにログインする。すなわち、CPU21は専門家情報テーブル37aより、専門家の通信ID及び通信PWを読み出し、テレビ電話システムにログインする。ログイン後、CPU21は、選択された高齢者の通信IDを高齢者情報テーブル37bより読み出す。CPU21は、読み出した通信IDをテレビ電話システムに送信し、高齢者との通信開始を指示する。院内端末2と家庭端末6とが接続され、専門家と高齢者とがコミュニケーションを行える状態となる。
図40は、オンライン指導開始画面78の一例を示す説明図である。図40Aが院内端末2に表示される画面であり、図40Bが家庭端末6に表示される画面である。CPU21(第1トレーニング実施結果表示手段)により表示されるオンライン指導開始画面78は、指導・テスト・トレーニング記録表示画面77と同様に月毎の指導・テスト・トレーニング結果がアイコンで示されている。同様な画面がCPU61(第2トレーニング実施結果表示手段)より、家庭端末6にも表示される。
画面の左下にそれぞれコミュニケーション相手である高齢者又は専門家の映像が映し出されている。
また、コミュニケーション相手の映像が表示されている部分以外は双方同一の画面が表示されるよう制御されている。この制御はCPU21(表示内容同期手段)が行う。
更に、オンライン指導時は高齢者による画面の切り替えは行えず、専門家のみが画面の切り替えを行うことができる。
図41は、歩行テスト結果表示画面79の一例を示す説明図である。オンライン指導開始画面78において、専門家がある日付をクリックする。CPU21(第1試験結果表示手段)はクリックされた日付から過去に遡り最も直近なテスト実施日を起点に過去二ヶ月分の歩行テストの結果を、歩行テスト結果表示画面79に表示する。同時に家庭端末6においても、同様にCPU61(第2試験結果表示手段)が、表示装置8に歩行テスト結果を表示する。
歩行テスト結果表示画面79は、各解析結果評価項目のグラフ及び総合評価のグラフを含む。各グラフの上部に表示されている日付は指導が行われた日である。各グラフの下部に表示されている日付は、歩行テストを実施した日付である。
図42は、アドバイス・所見欄記入欄入力画面80の一例を示す説明図である。歩行テスト結果表示画面79において、アドバイスボタン79aがクリックされた場合、CPU61はアドバイス・所見欄入力画面80を表示させる。アドバイス・所見欄入力画面80にはアドバイス欄80aと所見欄80bの2つの欄がある。アドバイス欄80a又は所見欄80bがクリックされるとCPU21は、アドバイス欄80a又は所見欄80bを入力受付状態にし、アドバイス又は所見の入力を受付ける。また、すでに記入されているアドバイス又は所見の内容修正も、同様にして行われる。アドバイスと所見との相違は、アドバイスは高齢者に公開されるが、所見は高齢者には公開されないことである。
アドバイス又は所見の入力が終了すると、記入終了80dボタンがクリックされる。記入終了ボタン80dがクリックされた場合、CPU21はアドバイステーブル37rにアドバイス及び所見を記憶する。CPU21はアドバイス・所見欄入力画面80を閉じ、歩行テスト結果表示画面79表示させる。変更キャンセルボタン80cがクリックされた場合、CPU21は入力又は変更内容をキャンセルする。CPU21はアドバイス欄及び所見欄が入力又は修正する前の状態に復元する。
図43は、歩行テストの結果表示を行う処理についてのフローチャートである。
まず、CPU21(ユーザ識別情報送信手段)は、問診結果情報テーブル37jより
高齢者ID = 対象高齢者ID かつ
作成日 > 指定日付 − 3月
であるレコードを抽出する(S101)。
指定日付とは、専門家が指導・テスト・トレーニング記録表示画面77において、マウスクリックにより指定した日付である。また、作成日の検索範囲を指定日付の三ヶ月前以降としているのは、指定日付から過去に遡り最も直近なテスト実施日を起点に過去二ヶ月分の歩行テストの結果を表示するためである。指定日付から直近のテスト実施日までの日数がある場合、指定日付より前二ヶ月分のデータだけでは、直近なテスト実施日を起点にした過去二ヶ月分の歩行テストの結果全てを抽出できない可能性があるからである。
CPU21は、抽出された全ての問診結果レコードの各々に対して、次の処理を行う(ループ)。歩行テスト結果テーブル37nより
問診ID = 処理対象レコードの問診ID かつ
テスト結果 ≠ NG
であるレコードを抽出する(S102)。
ヒットしたレコードがない場合(S103においてNO)、CPU21は、ループ端に処理を移し、次の問診結果レコードについての処理を行う。ヒットしたレコードがある場合(S103においてYES)、CPU21は、結果IDと総合評価を取得する(S104)。
CPU21は、歩行テスト詳細結果テーブルより
結果ID = 取得した結果ID
であるレコードを抽出する(S105)。
CPU21は、取得したレコードを結果詳細IDによりソートする(S106)。
CPU21は、解析結果評価項目毎の評価を取得する(S107)。
ループの先頭に戻り、CPU21は、次の問診結果レコードについて処理を行う。
CPU21は、すべての問診結果レコードについての処理を終えたら、得られたデータの中で最新のものの日付を確認し、該日付から遡って二ヶ月分の結果を表示する(S108)。
CPU21(第1試験結果表示手段)は、歩行テストの結果を表示部25に表示させる。CPU21(表示内容同期手段)は、同一の画面を家庭端末6に送信し、家庭端末6のCPU61(第2試験結果表示手段)は、受信した画面を表示装置8に表示させる。
図44は、院内端末2に表示されるアドバイス・所見欄参照画面81の一例を示す説明図である。歩行テスト結果表示画面79において、つぎへボタン79bがクリックされた場合に、CPU21はアドバイス・所見欄参照画面81を表示させる。選択された日付に最も近い日付において記載されたアドバイス二回分が表示される。家庭端末6に表示される画面も同様であるが、該画面において所見は表示されない。アドバイス・所見欄参照画面81において、戻るボタン81aがクリックされた場合、CPU21は、画面をオンライン指導開始画面78に戻す。
歩行テスト結果表示画面79において、戻るボタン79cがクリックされた場合、CPU21は、画面をオンライン指導開始画面78に戻す。オンライン指導開始画面78において、終了ボタン78aをクリックがされた場合、CPU21はオンライン指導を終了させる。
上述において、専門家はオンライン指導の予約時間になったら、オンライン指導ボタンをクリックして、オンライン指導を開始するものとしている。そのため、専門家が他の業務をしている場合には、オンライン指導の予約時間の到来に気付かないこともあり得る。そこで、オンライン指導時刻の所定時間前、例えば、5分前に、画面上にメッセージを出力するようにしても良い。
CPU21は、指導予約テーブル37sを検索する。専門家が担当している高齢者の高齢者IDキーに、開始時刻が現在日に含まれるものを抽出し、RAM22に記憶する。CPU21はインターバルタイマにより、定期的にRAM22に記憶された開始時刻を参照する。CPU21は、開始時刻5分前になったと判定した場合、メッセージを表示する。
図45は、オンライン指導予告表示画面82の一例を示す説明図である。指導開始時刻の5分前になったことを画面で知らせている。閉じるボタン82aがクリックされると、CPU21は、オンライン指導予告表示画面82を閉じる。同様な画面を家庭用端末6において、表示しても良い。
なお、専門家が他の高齢者に対してオンライン指導を行っている場合は、オンライン指導予告表示画面82は専門家の使用する院内端末2にのみ表示し、家庭用端末6には表示しないものとする。
<4.6.オフライン指導>
図46は、オフライン指導画面83の一例を示す説明図である。オフライン指導とは、専門家が単独でトレーニング又は歩行テストの記録を確認し、アドバイス又は所見の作成を行うことである。オフライン指導の場合、テレビ電話によるコミュニケーションは行わないので、オフライン指導画面83左下の映像表示領域には何も表示されていない。
オフライン指導時に表示される歩行テスト結果表示画面、アドバイス・所見欄入力画面、及びアドバイス・所見欄参照画面は、左下の映像表示領域に高齢者の映像が表示されないという点のみが、オンライン指導時との違いである。他の点については同様であるので、図示及び説明を省略する。
<5.処方見直し提案機能>
図47は、歩行テスト結果表示画面79の他の例を示す説明図である。処方ボタン79dが新たに表示されている。処方ボタン79dがクリックされると、CPU21はトレーニング・歩行テスト処方画面74を開く。トレーニング・歩行テスト処方画面74には、現在対象となっている高齢者のトレーニングの処方または歩行テストの処方が表示され、変更を行うことができる。
処方ボタン79dは常に表示されるのではなく、歩行テスト結果の推移より処方の見直しが必要であるとシステムが判定した場合に表示される。
処方の見直しが必要か否かについての判定は、以下の手法が考えられる。
(1)歩行能力の低下
トレーニングの目的は、歩行能力の維持又は向上であるから、歩行能力が低下している場合は、処方の見直しの対象とする。例えば、総合評価が下がっている場合、評価項目の中で下がっている項目がある、すべての評価項目が下がっているなどの場合(試験結果間の変動が低下であると判定した場合)に、歩行能力の低下しているものとみなす。この場合、歩行テスト結果表示画面79に処方ボタンを表示する。
ここでは、最新の結果がその一つ前の結果に対して下がっている場合を想定したが、一回の低下ではなく、二回連続した場合に低下していると判断することとしても良い。
(2)歩行能力の維持
トレーニングの目的が歩行能力の維持ではなく向上である場合は、維持している場合であっても、処方の見直し対象とする。例えば、総合評価に変化がない場合、評価項目の中で変化がない項目がある、すべての評価項目に変化がないなどの場合に、歩行能力が維持されているものの向上はしていないとみなす。この場合、歩行テスト結果表示画面79に処方ボタンを表示する。
ここでは、最新の結果がその一つ前の結果に対して変化がない場合を想定したが、一回の変化なしではなく、二回連続して変化がない場合に向上がないと判定することとしても良い。
(3)歩行能力の向上
トレーニングの目的が歩行能力の向上であり、数段階にわたって向上を目指すことを想定している場合である。すなわち、まず軽めのトレーニングメニューを処方し、歩行能力がある程度向上した後に、少し重めのトレーニングメニュー処方を変えて、さらなる歩行能力の向上を目指すというものである。
例えば、総合評価がBとなった場合、すべての項目が3点以上になった場合、所定の項目が3点以上になった場合などに、処方の見直しが必要であると判定して、処方ボタンを表示する。
(4)歩行能力の不安定
トレーニングが効果的に行われている場合は、概ね歩行能力は向上し、効果がない場合は、歩行能力の維持又は低下が想定される。しかし、テスト結果にばらつきが激しく歩行能力が不安定の場合には、処方を見直すというものである。
他の評価項目は上がっているのにある評価項目のみが下がっている、評価が上がったり下がったりしている評価項目があるなどの状況が生じている場合に処方の見直し対象とする。
これらの判定は、データベースサーバ3において、歩行テスト結果を受信する都度、もしくはバッチ処理等で定期的に、CPU31(試験結果評価手段)が行い、その評価結果を高齢者情報テーブル37b等に記憶する。歩行テスト結果を表示する際に、CPU31(通知手段)が処方を見直す旨の情報を院内端末2に送る。院内端末2のCPU21は、処方を見直す旨の情報をした場合、歩行テスト結果表示画面79において処方ボタン79dを表示する。
または、歩行テスト結果を表示する際に院内端末2のCPU21が行う。CPU21は、処方の見直しが必要であると判定した場合、歩行テスト結果表示画面79に処方ボタンを表示させる。
なお、処方の見直しが必要か否かの判定は、歩行テスト結果のみを用いて反対したが、これに限られず、トレーニングの結果を考慮して判定しても良い。トレーニングの実施状況が良くなく、トレーニング効果が未だ歩行テスト結果に現れていない場合には、歩行テスト結果の如何に関わらず、処方の見直しは必要ないからである。
また、処方の見直しが必要と判定する手法は上述したもの限られず、公知のあらゆる手法を採用しても良いことは言うまでもないことである。
さらに、トレーニングの処方を見直すと共に、歩行テストの見直しを行っても良いし、トレーニングの処方を見直すのではなく、歩行テストの見直しのみを行っても良い。
<6.家庭端末6の動作>
次に、家庭端末6の動作について説明する。家庭端末6の操作は、リモコン12を用いて行う。そのため、入力ボタンとして用いるのは、0から9までの数字ボタン、青ボタン、赤ボタン、緑ボタン、黄ボタン、右矢印ボタン、左矢印ボタン及び決定ボタンである。いずれかのボタンが押された場合、リモコン12より押されたボタンの情報がリモコン受送信機9に送られる。リモコン受送信機9は、受信した情報を家庭端末6に送信する。
図48は、家庭端末6の動作の流れについてのフローチャートである。家庭端末6においてROM63等に記憶されている高齢者用アプリケーション・プログラムが起動される。家庭端末6のCPU61は、ユーザである高齢者の認証を行うため高齢者認証画面84を表示させる(S201)。図49は、高齢者認証画面84の一例を示す説明図である。高齢者認証画面84は後述の記録画面85の前面にポップアップ表示される。高齢者により会員番号と暗証番号をそれぞれ会員番号欄84a、暗証番号欄84bに入力される。具体的には、リモコン12の数字ボタンにより会員番号及び暗証番号が入力されるので、CPU61は、リモコン受送信機9を介して、入力された会員番号及び暗証番号を受付ける。リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン84dが選択された場合、CPU61は、会員番号と暗証番号との組み合わせが、データベースサーバ3の高齢者情報テーブル37bに登録されている内容と一致しているか否かを確認する。登録内容と一致している場合、CPU61は、記録画面85を表示する(S202)。
会員番号と暗証番号との組み合わせが、高齢者情報テーブル37bに登録されている内容と相違している場合、CPU61は、「番号が誤っています」等のメッセージをメッセージ欄84cに表示し、再度、入力することを促す。
会員番号(数字3桁)は、専門家が高齢者情報を登録する際に、決定される。暗証番号(数字4桁)は高齢者の指定に従い、専門家が登録を行う。
会員番号及び暗証番号は数字のみで構成しているものとしたのは、高齢者の用いる入力装置はリモコンを想定しているためである。しかし、会員番号又は暗証番号として英字その他の記号を含めることとしても良い。その場合、表示装置8にキーボードを表示し、リモコン12を操作して文字を指定することにより文字入力を行えば良い。
図50は、記録画面85の一例を示す説明図である。現在月のカレンダーが表示されている。指導日の実施日又は実施予定日、歩行テストの実施日、トレーニングの実施日、体調不良であった日、血圧・脈拍が異常値を示した日、又はトレーニング後に血圧・脈拍が異常値を示した日は、アイコン85aにより示されている。カレンダー左上の左向き矢印アイコン85b、右向き矢印アイコン85cは、表示月を変更するためのアイコンである。リモコン12の右矢印ボタンが押され、右向き矢印アイコン85cが選択された場合(図48のS203において左右矢印)、CPU61は、表示月の次の月のカレンダーが表示させる(同S218)。リモコン12の左矢印ボタンが押され、左向き矢印アイコン85bが選択された場合(同S203において左右矢印)、CPU61は、表示月の前の月のカレンダーを表示させる(同S218)。
記録画面85を作成するために、CPU61(第2トレーニング結果表示手段)が行う処理は、専門家が参照する参加者記録情報作成のための処理(図30から36)と同様であるので、説明を省略する。
リモコン12で決定ボタンが押され、決定アイコン85dが選択された場合(同S203において決定)、CPU61は、画面を歩行テスト結果表示画面86に遷移させる(同S211)。図51は、歩行テスト結果表示画面86の一例を示す説明図である。表示内容は上述した図41と同様であるので、説明を省略する。歩行テスト結果表示画面86において、リモコン12で青ボタンが押され、青アイコン86aが選択された場合(図48のS212で青)、CPU61は、画面をアドバイス画面に遷移させる(同S213)。
アドバイス画面は、アドバイス・所見欄参照画面81(図44)と同様であるので、説明・図示は省略する。アドバイス画面において、リモコン12で青ボタンが押され、青アイコン86aが選択された場合(図48のS214で青)、CPU61は、画面を血圧トレンド画面87に遷移させる(同S215)。
図52は、血圧トレンド画面87の一例を示す説明図である。血圧トレンド画面87では、朝と晩と一日二回分の測定結果が示されている。左から右に日付ごとのデータが表示されている。一番左が1日で一番右が月の末日である。各日のデータは、上から日付、曜日、午前の測定時刻、朝の最高血圧値、最低血圧値のグラフ表示、朝の最高血圧値、最低血圧値、脈拍数、晩の測定時刻、晩の最高血圧値、最低血圧値のグラフ表示、晩の最高血圧値、最低血圧値、脈拍数となっている。
本画面例では、現在日付が2010年8月19日で、血圧トレンド画面87の表示対象月は2010年8月の表示であるので、8月1日から8月19日朝までのデータが表示され、それ以降の欄は空白となっている。
図53は、血圧トレンド画面87を表示するための処理の流れを示したフローチャートである。CPU61は、表示対象月を取得する(S221)。開始日を表示対象月の1日、終了日を表示対象月の末日に設定する(S222)。
CPU61は、問診結果情報テーブル37jより、
高齢者ID = 検索対象高齢者ID かつ
作成日 ≧ 開始日 かつ
作成日 ≦ 終了日
であるレコードを取得する(S223)。
CPU61は、取得した各レコードについて、以下の処理を行う。CPU61は、問診IDを取得する(S224)。
CPU61は、血圧測定結果テーブル37kより
問診ID = 取得した問診ID
であるレコードを取得する(S225)。CPU61は、取得したレコードを一時テーブルに保存する(S226)。CPU61は、一時テーブルを用いて表示処理を行い(S227)、終了する。
図54は、一時テーブルに保存した血圧測定結果を表示する処理の流れを示したフローチャートである。対象日を表示対象月の1日から末日まで一日ずつ増やしながら、以下の処理を繰り返し行う。
CPU61は、一時テーブルから、
作成日 = 対象日 かつ
測定時刻 ≦ 午前10:00
であるレコードを取得する(S228)。CPU61は、取得したレコード数を調べる(S229)。レコード数が0の場合(S229で0)、CPU61は、処理をS232に移す。レコード数が1の場合(S229で1)、CPU61は、先頭レコードの測定時刻、最高血圧、最低血圧、脈拍数を朝の欄に表示する(S231)。レコード数が2以上である場合(S229で2以上)、CPU61は、取得したレコードを測定時刻の昇順にソートする(S230)。CPU61は、先頭レコードの測定時刻、最高血圧、最低血圧、脈拍数を朝の欄に表示する(S231)。
CPU61は、一時テーブルから
作成日 = 対象日 かつ
測定時刻 ≧ 午後5:00
であるレコードを取得する(S232)。CPU61は、取得したレコード数を調べる(S233)。レコード数が0の場合(S233で0)、CPU61は、何もせずに次のループに移る。レコード数が1の場合(S233で1)、CPU61は、先頭レコードの測定時刻、最高血圧、最低血圧、脈拍数を晩の欄に表示する(S235)。レコード数が2以上である場合(S233で2以上)、CPU61は、取得したレコードを測定時刻の降順にソートする(S234)。CPU61は、先頭レコードの測定時刻、最高血圧、最低血圧、脈拍数を晩の欄に表示する(S235)。
なお、S228において抽出条件として測定時刻を午前10時以前としたのは、午前10時を過ぎた場合は朝とはみなさないと定めたためである。同様にS232において抽出条件として測定時刻を午後5時以降としたのは、午後5時より前は晩とはみなさないと定めたためである。これらの設定はこれに限られず、他の設定としても良い。
また、朝又は晩とみなした時間帯に複数の計測結果がある場合は、朝については最も早い時間のものを、晩については最も遅い時間のものを表示対象とするものとしたが、それに限られない。朝については最も遅い時間のものを、晩については最も早い時間のものを表示対象としても良い。
更にまた、標準NGフラグについては参照していないため、表示対象データとしてNGとなったデータが選択される場合がある。そのような場合を避けるために、標準NGフラグが立っているデータを表示対象として除く、あるいは表示対象データがない場合のみ標準NGフラグが立っているものも表示対象に含めることとしても良い。
図48に戻り、血圧トレンド画面87が表示されている場合において、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン87aが選択された場合(S216で青)、CPU61は、画面を指導日時確認画面88に遷移させる(S217)。
図55は、指導日時確認画面88の一例を示す説明図である。ここでは、表示対象月が2010年8月となっているので、2010年8月に実施された指導についての日付、開始時刻及び終了時刻、又は予約されている指導についての日付、開始予定時刻及び終了予定時刻が表示されている。指導日時確認画面88において、リモコン12の赤ボタンが押され、赤アイコン88aが選択された場合、CPU61は、指導日時確認画面88を閉じ、画面を記録画面85に戻す(図48のS202)。
なお、これらを表示するためにCPU61が行う処理については、図36に示した指導日データの抽出・表示処理の流れと同様であるので、省略する。
図48に戻り、上述の歩行テスト結果表示画面86において、リモコン12の赤ボタンが押され、赤アイコン86bが選択された場合(S212において赤)、CPU61は、画面を記録画面85に遷移させる(S202)。同様に、アドバイス画面で赤アイコンが選択された場合(S214において赤)、CPU61は、画面を記録画面85に遷移させる(S202)。さらに、血圧トレンド画面87において赤アイコン87bが選択された場合(S216において赤)、CPU61は、画面を記録画面85に遷移させる(S202)。
記録画面85において、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン85eが選択された場合(S203において青)、CPU61は、画面を問診画面89に遷移させる(S204)。図56は、問診画面89の一例を示す説明図である。図57は、トレーニング・テスト中止画面90の一例を示す説明図である。
問診画面89はトレーニング又は歩行テストを実施するに先立ち、高齢者に体調を尋ねるための画面である。CPU61(体調情報受付手段)は、高齢者より体調を受付ける。高齢者は体調が良好であれば、リモコン12の青ボタンを押して、青アイコン89aを選択し、具合が悪いのであれば、リモコン12の黄ボタンを押して、黄アイコン89bを選択する。黄アイコン89bが選択された場合(S205において不良)、CPU61(体調判定手段)は、画面をトレーニング・テスト中止画面90に遷移させる(S210)。
問診画面89において青アイコン89aが選択された場合(S205において良好)、CPU61は、画面を血圧・脈拍測定画面91に遷移させる(S206)。
図58は、血圧・脈拍測定画面91の一例を示す説明図である。高齢者は血圧・脈拍測定画面91の指示に従い、血圧計11の電源を入れて血圧の測定を行う。血圧の測定が終了すると、最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数が家庭端末6に送られる。CPU61(体調判定情報受付手段)は受付けた最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数をRAM62に記憶する。CPU61(体調判定手段)は、受付けた最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数に問題がないかを判定する(S207)。具体的には、高齢者情報テーブル37bより高齢者の最高血圧基準値及び最低血圧基準値を読み出す。CPU61は、データベース部37の所定領域に記憶されている血圧NG値及び脈拍NG値を読み出す。CPU61は、受付けた最高血圧値と読み出した最高血圧基準値との差分、及び受付けた最低血圧と読み出した最低血圧基準値との差分を、それぞれ求める。求めた差分の絶対値がいずれも血圧NG値を超えていない場合、かつ、受付けた脈拍数が脈拍NG値を超えている場合、CPU61は問題なしと判定する。求めた差分の絶対値のいずれが血圧NG値を超えている場合、又は受付けた脈拍数が脈拍NG値を超えている場合、CPU61は問題があると判定する。
問題がある場合(S207であり1回目)、CPU61は再度、血圧・脈拍測定画面91を表示し、再度の計測を促す(S206)。CPU61は、二回目の計測結果について、最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数に問題がないかを判定する(S207)。問題がある場合(S207であり2回目)、CPU61は、画面を血圧・脈拍NG表示画面92に遷移させる(S209)。
図59は、血圧・脈拍NG表示画面92の一例を示す説明図である。血圧・脈拍NG表示画面92には、NGとなった理由及び測定結果が表示されている。血圧・脈拍NG表示画面92において、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン92aが選択された場合、CPU61は、画面をトレーニング・テスト中止画面90に遷移させる(S210)。トレーニング・テスト中止画面90において、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン90aが選択された場合、CPU61は、画面を記録画面85に戻す(S202)。
図60は、血圧・脈拍表示画面93の一例を示す説明図である。図61は、選択画面94の一例を示す説明図である。測定の結果、最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数に問題がないと判定した場合(S207でNO)、CPU61は、画面を血圧・脈拍表示画面93に遷移させ、測定結果を画面に表示させる。青ボタンが選択される場合、CPU61は画面を選択画面94に遷移させる。高齢者は、トレーニング又は歩行テストを行う(S208)。トレーニング又は歩行テストの終了を受付けた場合、CPU61は、画面を記録画面85に戻す(S202)。
なお、測定された血圧値、脈拍数は、それぞれ家庭端末6のデータ保存部68にある血圧値データ記憶領域68b、脈拍数データ記憶領域68cに保存されると共に、データベースサーバ3に送信され、血圧測定結果テーブル37kに保存される。
図62から図66は、トレーニング・歩行テストの処理の流れについてのフローチャートである。図67は、トレーニングメニュー表示画面95の一例を示す説明図である。図61に示したように選択画面94は、トレーニングについての表示エリア94a、テストについての表示エリア94b、終了についての表示エリア94cを含んでいる。選択画面94において、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン94dが選択された場合(S240で青)、CPU61は、画面をトレーニングメニュー表示画面95に遷移させる(S241)。緑ボタンが選択された場合(S240で緑)、CPU61は、画面を歩行テストメニュー画面100に遷移させる(図64のS259)。赤ボタンが選択された場合(S240で赤)、CPU61は、処理を終了し、リターンする。
トレーニングメニュー表示画面95は、トレーニングメニュー表示部95aに処方された内容および各運動の所要時間が表示されている。合計時間表示部95bに、合計の所要時間が表示されている。高齢者による内容確認後に、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン95cが選択される。青アイコン95cが選択された場合、CPU61は、画面を運動映像表示初期画面96に遷移させ、最初の運動についての動画を表示させる(S242)。
なお、トレーニングメニュー表示部95aに表示すべきトレーニングメニューは、トレーニング管理テーブル37hに記憶されている処方内容に基づき、表示される。CPU61は、処方データに含まれるコンテンツIDをキーに、運動コンテンツ情報テーブル37eを検索し、名称、時間、回数を取得する。動画についても同様に、トレーニング管理テーブル37hより動画ファイルが特定される。動画ファイルはデータベースサーバ3より家庭端末6に送信される。動画ファイルは毎回、データベースサーバ3より家庭端末6に送信するのではなく、家庭端末6が保存しておいても良い。初回のみデータベースサーバ3よりダウンロードを行い、二回目以降は家庭端末6に保存してある動画ファイルを用いることとしても良い。また、動画ファイルを受信してから表示するのではなく、データベースサーバ3から送信された画像を家庭端末6が随時表示する、いわゆるストリーミング方式を用いても良い。
図68は、運動映像表示初期画面96の一例を示す説明図である。トレーニング映像表示初期画面96左側のメッセージ表示部96aには気分が悪くなったらトレーニングをやめるよう呼びかける通知が表示されている。右側の運動名表示部96bには、トレーニングメニューに含まれる運動の内容を示す名称が表示され、その下の動画表示部96cに、CPU61(映像表示手段)は行う運動の映像を表示させる。高齢者は動画を参照しながら、運動を行う。
また、図67は行う運動の選択を高齢者が許されていない場合の画面である。運動の選択が許されている場合は、トレーニングメニュー画面(図示しない)において実施する運動をリモコン12の矢印キーで選択し、決定ボタンを選択することにより、選択した運動が実施する運動として指定されたこととなる。
運動映像表示初期画面96において、リモコン12の黄ボタンが押され、黄アイコン96fが選択された場合(S244で黄)、CPU61は、画面をトレーニング・テスト中止画面90に遷移させる(図63のS256)。トレーニング中に気分が悪くなった場合など、トレーニングを中止したい場合に、リモコン12の黄ボタンを押し、黄アイコン96fを選択することにより、高齢者はトレーニングを中止することが可能となる。映像再生中の場合(S243でNO)、リモコン12の赤ボタンが押され、赤アイコン96dが選択されたとき(S244で赤)、CPU61は、運動映像を一時停止させる(S246)。リモコン12の緑ボタンが押され、緑アイコン96eが選択された場合(S244で緑)、CPU61は一時停止を解除し、運動映像の表示を再開させる(S245)。
図69は、運動遷移画面97の一例を示す説明図である。図70は、運動映像表示画面98の一例を示す説明図である。動画の再生が終了し(S243でYES)、次の運動がある場合(S247でYES)、CPU61は運動遷移画面97を表示させる(S248)。
運動遷移画面97において、メッセージ表示部97aには、トレーニングの進行状況、全部で幾つの運動があり、幾つ目まで進んだか、次に行う運動は何か、これまでの実施時間と、残り時間が表示されている。運動名表示部97bには終了した運動の名称が表示されている。動画表示部97cは何も表示されていない。
運動遷移画面97において、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン97dが選択された場合(S249で青)、CPU61は画面を運動映像表示画面98に遷移させ、次の運動についての動画を表示させる(S250)。
運動遷移画面97において、リモコン12の赤ボタンが押され、赤アイコン97eが選択された場合(S249で赤)、CPU61は再生が終了した運動についての動画を再度、表示させる(S242)。
運動遷移画面97において、リモコン12の黄ボタンが押され、黄アイコン97fが選択された場合(S249で黄)、CPU61は、画面をトレーニング・テスト中止画面90に遷移させる(図63のS256)。
なお、再度、動画表示する場合であって、表示対象動画が最初の運動であるときに、用いる画面は、運動映像表示初期画面96としても良いし、運動映像表示画面98としても良い。また、運動映像表示画面98においての操作は、運動映像表示初期画面96と同様であるので、説明を省略する。
図71は、トレーニング終了画面99の一例を示す説明図である。動画の再生が終了し(S243でYES)、次の運動がない場合(S247でNO)、CPU61はトレーニング終了画面99を表示させる(S251)。トレーニング終了画面99において、黄アイコン99fが選択された場合(S252で黄)、及び赤アイコン99eが選択された場合(S252で赤)は、運動遷移画面97での場合と同様であるので、説明を省略する。
なお、運動遷移画面97において、青アイコン97dが選択された時点で、CPU61(実施結果受付手段)は、トレーニング結果として完了をRAM62に記憶する。CPU61(実施結果送信手段)は、トレーニング結果を、運動毎にデータベースサーバ3に送信し、トレーニング結果テーブル37mに記憶させる。
トレーニング終了画面99において、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン99dが選択された場合(S252で青)、CPU61は画面を上述の血圧・脈拍測定画面91に遷移させる(図63のS253)。高齢者は血圧計11の電源を入れて血圧の測定を行う。血圧の測定が終了すると、最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数が家庭端末6に送られる。CPU61は、最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数に問題がないかを判定する(S254)。判定方法は上述したとおりである。問題がある場合(S254であり1回目)、CPU61は再度、血圧・脈拍測定画面91を表示させ、再度の計測を促す(S253)。CPU61は、二回目の計測結果について、最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数に問題がないかを判定する(S254)。問題がある場合(S254であり2回目)、CPU61は画面を上述した血圧・脈拍NG表示画面92に遷移させる(S255)。血圧・脈拍NG表示画面92において、リモコン12の青ボタンが押され、青アイコン92aが選択された場合、CPU61は、画面をトレーニング・テスト中止画面90に遷移させる(S256)。トレーニング・テスト中止画面90で青アイコン90aが選択された場合、CPU61は処理を終え、リターンする。
測定の結果、最高血圧値、最低血圧値及び脈拍数に問題がない場合(S254でNO)、CPU61は画面を上述した血圧・脈拍表示画面93に遷移させ、測定結果を画面に表示させる(S258)。青アイコン93aが選択された場合、CPU61は画面を選択画面94に遷移させる(S240)。
ここで、一日のトレーニング回数が制限されており、その制限回数に達している場合、CPU61は、選択画面94において、トレーニングを行うためのメッセージ94aを表示させない。
なお、測定された血圧値、脈拍数は、それぞれ家庭端末6のデータ保存部68にある血圧値データ記憶領域68b、脈拍数記憶領域68cに保存されると共に、データベースサーバ3に送信され、血圧測定結果テーブル37kに保存される。
次に、歩行テストが選択された場合、すなわち、選択画面94において緑ボタンが選択された場合(図62のS240で緑)について説明する。
歩行テストが選択された場合、CPU61は、歩行テスト準備画面(図示しない)を表示させる。歩行テスト準備画面は、歩行計測センサ10の充電状態を確認する、家庭端末6とセンサとの無線通信を可能な状態にするなど、センサの確認・準備操作を行うための指示画面である。高齢者よりセンサの準備が完了した旨の入力を受付けたら、CPU61は、センサ装着画面(図示しない)を表示させる。センサ装着画面は、歩行計測センサ10を装着する手順を表示する画面であり、高齢者は画面に表示される指示に従い、歩行計測センサ10を装着する。
なお、歩行テスト準備画面、センサ装着画面は、1又は複数の画面から構成されている。
図72は、歩行テストメニュー画面100の一例を示す説明図である。行うテストの一覧が表示されている。図73は、お手本画像表示画面101の一例を示す説明図である。
高齢者よりセンサ装着が完了した旨の入力を受付けたら、CPU61は、歩行テストメニュー画面100を表示させる(図64のS259)。歩行テストメニュー画面100において、青アイコン101aが選択された場合、又は表示後、所定時間、例えば5分経過した場合、CPU61は、画面をお手本画像表示画面101に遷移させる。CPU61は、お手本画像表示画面101において、お手本動画を表示させる(S260)。高齢者はお手本動画を見て、テスト動作を把握する。
お手本画像表示画面101において、黄アイコンが選択された場合(S261で黄)、CPU61は、画面をトレーニング・テスト中止画面90に遷移させる(S256)。何もアイコンが選択されない場合(S261で選択なし)、CPU61は処理をS262に移す。
図74は、歩行テスト実施画面102の一例を示す説明図である。お手本動画の再生が終了した場合(S262でYES)、CPU61は、歩行テスト実施画面102に遷移させる(S263)。又はお手本画像表示画面101において、青アイコン101aが選択された場合(S261で青)、CPU61は、お手本画像の表示をスキップして、歩行テスト実施画面102に遷移させる(S263)。
お手本動画の再生が終わっていない場合(S262でNO)、CPU61は、処理をS261へ戻す。
高齢者は歩行テスト実施画面102に表示される指示に従い、テスト動作を行う。歩行テスト実施画面102は、1又は複数の画面から構成され、CPU61は、歩行計測センサ10からの波形の解析結果により又は所定時間経過により、画面を次画面に遷移させるよう制御する。
歩行テスト実施画面102において、黄アイコン102bが選択された場合(S264で黄)、CPU61は、画面をトレーニング・テスト中止画面90に遷移させる(図63のS256)。
図75は、テスト遷移画面103の一例を示す説明図である。1つの歩行テストが終了した場合(S265でYES)、CPU61は、次のテストがあるか否かを確認し、次のテストがある場合(S266でYES)には、テスト遷移画面103を表示させる(S267)。
テスト遷移画面103において、アイコンの選択がない場合(図65のS268で選択なし)、CPU61は、タイマにより時間を計測し、所定時間が経過していない場合(S269でNO)は、テスト遷移画面103を表示させ続ける。所定時間が経過した場合(S269でYES)は、次のテストに移る(S270)。お手本画像表示画面101が表示され、次のテストについてのお手本動画が表示される(S260)。以降は、上述した手順と同様であるので、説明を省略する。
なお、歩行テスト中の歩行計測センサ10からの計測データは、センサデータとして家庭用端末6のデータ保存部68のセンサデータ記憶領域68aに記憶されると共に、データベースサーバ3に送信される。データベースサーバ3は受信したセンサデータをデータベース部37の所定領域に記憶する。
テスト遷移画面103において、緑アイコン103aが選択された場合(S268で緑)、CPU61は、直前に実施したテストに戻す(S271)。CPU61は、画面をお手本画像表示画面101へ遷移させ、直前のテストについてのお手本動画を表示させる(S260)。以降は、上述した手順と同様であるので、説明を省略する。
テスト遷移画面103において、黄アイコン103bが選択された場合(S268で黄)、CPU61は、画面をトレーニング・テスト中止画面90に遷移させる(図63のS256)。
1つの歩行テストが終了し、次のテストがない場合(図64のS266でNO)、CPU61は、テスト結果計算画面(図示しない)を表示させ、センサの計測データに基づいて、テスト結果を計算する(図66のS272)。テスト結果計算画面は、ボタンの選択がない場合(S273で選択なし)であって、計算が終了していない場合(S274でNO)は、継続して表示される。
テスト結果計算画面において、緑アイコンが選択された場合(S273で緑)、CPU61は、直前のテストに戻す(S276)。画面がお手本画像表示画面101へ遷移し、直前のテストについてのお手本動画が表示させる(S260)。以降は、上述した手順と同様であるので、説明を省略する。
テスト結果計算画面において、黄アイコンが選択された場合(S273で黄)、CPU61は、画面をトレーニング・テスト中止画面に遷移させる(S256)。
図76は、テスト結果表示画面104の一例を示す説明図である。テスト結果の計算が終了した場合(S274でYES)、CPU61は画面をテスト結果表示画面104に遷移させ、テスト結果を表示させる(S275)。
メッセージ表示部104aに点数が表示され、映像表示部104bには評価に応じたイラストが表示される。
なお、テスト結果は、歩行計測センサ10から取得し家庭端末6のセンサデータ記憶領域68aに保存されたセンサデータとテスト内容とに基づきCPU61(試験結果算出手段)が計算する。具体的な計算方法は、公知の手法を用いれば良い。
高齢者がテスト結果表示画面104で、テストの結果を確認し、青アイコン104cを選択すると、CPU61は、画面を血圧・脈拍測定画面91に遷移させる(S253)。以降は、上述した内容と同様であるので、説明を省略する。
なお、テスト結果は、CPU61(試験結果送信手段)により、データベースサーバ3へ送信される。データベースサーバ3は、受信した歩行テスト結果をデータベース部37の歩行テスト結果テーブル37n及び歩行テスト結果詳細テーブル37pに記憶する。
測定結果に異常がなく、選択画面94に遷移した場合、歩行テストを行うためのメッセージ94bは表示されない。歩行テストは一日一回しか行えないように制限しているからである。トレーニングを行うメッセージについては、上述したとおりである。
図48に戻り、記録画面85において、赤アイコン85fを選択した場合(S203において赤)、CPU61は、処理を終了し、高齢者用アプリケーション・プログラムを終了させる。
上述の実施形態では、医療機関端末2とデータベースサーバ3とは別のコンピュータであるとしたが、データベースサーバ3の備えるデータベース部37を医療機関端末2が備えることにより、データベースサーバ3がない構成としても良い。
また、データベースサーバ3を医療機関システム1の一部とするのではなく、医療機関外部のデータセンターに設置し、医療機関システム1及び家庭システム5は通信網13等を介して、データベースサーバ3にアクセスすることとしても良い。
さらに、院内端末2で動作する専門家用アプリケーション・プログラムはROM23等の院内端末2が備える記憶手段に、予め記憶されているものとした。家庭端末6で動作する高齢者用アプリケーション・プログラムはROM63等の家庭端末6が備える記憶手段に、予め記憶されているものとした。しかし、それに限られず、ASP(Application Service Provider)を利用したシステムとし、医療機関端末2及び家庭端末6は、それぞれアプリケーション・プログラムを都度ASPサーバより取得し、起動するものとしても良い。
さらに、また、家庭システム5の利用者は、いわゆる高齢者であるとしたが、トレーニング又は歩行テストを行う利用者であれば、高齢者に限られない。
なお、上述した実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 医療機関システム
2 院内端末
3 データベースサーバ
37 データベース部
4 カメラ
5 家庭システム
6 家庭端末
7 カメラ
8 表示装置
9 リモコン受送信機
10 歩行計測センサ
11 血圧計
12 リモコン
13 通信網
68 データ保存部
68a センサデータ記憶領域
68b 血圧値データ記憶領域
68c 脈拍数データ記憶領域
68d 歩行テスト結果記憶領域
69 リモコンインタフェース部
70 無線インタフェース部

Claims (11)

  1. トレーニング情報をサーバに送信する第1の端末装置と、
    トレーニング情報及び身体能力を試験するための試験情報を第2の端末装置へ送信するサーバと、
    前記サーバより受信した前記トレーニング情報及び試験情報を表示装置に表示する第2の端末装置と
    を備えたトレーニング支援システムにおいて、
    前記第2の端末装置は、
    ユーザに装着された計測器から計測データを取得し、取得した計測データ及び前記サーバより受信した試験情報に基づいて、身体能力を示す試験結果を算出すると共に、計測データ取得に係る複数の時間情報より、試験実施に係る時間情報を求める試験結果算出手段と、
    該試験結果算出手段により算出した試験結果を、算出する都度、ユーザ識別情報及び前記試験実施に係る時間情報と対応付けて、前記サーバへ送信する試験結果送信手段と
    を備え、
    前記第1の端末装置は、ユーザ識別情報を前記サーバに送信するユーザ識別情報送信手段を備え、
    前記サーバは、
    前記第2の端末装置から受信した試験結果、ユーザ識別情報及び試験実施に係る時間情報を対応付けて、複数記憶する試験結果記憶手段と、
    前記第1の端末装置から受信したユーザ識別情報と対応付けられた試験結果を複数の試験実施に係る時間情報について、前記試験結果記憶手段より読み出し、複数の試験結果間の変動を評価する試験結果評価手段と、
    該試験結果評価手段により評価された前記試験結果間の変動に基づいて、前記第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行う通知手段
    を備えることを特徴とするトレーニング支援システム。
  2. 前記試験結果評価手段が、前記試験結果間の変動が低下であると判定した場合に、前記通知手段は、前記第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行うよう構成してあること
    を特徴とする請求項1に記載のトレーニング支援システム。
  3. 前記第2の端末装置は、
    トレーニング実施結果を受付ける実施結果受付手段と、
    受付けたトレーニング実施結果を、ユーザ識別情報及びトレーニング実施に係る時間情報と対応付けて、前記サーバに送信する実施結果送信手段とを更に備え、
    前記サーバは、
    前記第2の端末装置から受信したトレーニング実施結果、ユーザ識別情報及びトレーニング実施に係る時間情報を対応付けて、記憶する実施結果記憶手段を更に備え、
    前記通知手段は、前記試験結果評価手段による前記試験結果間の変動及び前記実施結果記憶手段に記憶され、前記第1の端末装置から受信したユーザ識別情報と対応付けられたトレーニング実施結果に基づいて、前記第1の端末装置にトレーニング情報を更新すべき旨の通知を行うか否かを判定するよう構成してあること
    を特徴とする請求項1又は2に記載のトレーニング支援システム。
  4. 前記第1の端末装置は、
    前記トレーニング実施結果を表示装置に表示させる第1トレーニング実施結果表示手段と、
    前記試験結果を表示装置に表示させる第1試験結果表示手段とを更に備え、
    前記第2の端末装置は、
    前記トレーニング実施結果を前記表示装置に表示させる第2トレーニング実施結果表示手段と、
    前記試験結果を前記表示装置に表示させる第2試験結果表示手段とを更に備え、
    前記サーバは、
    第1の端末装置が表示装置に表示するトレーニング実施結果又は試験結果と同一のトレーニング実施結果又は試験結果を、第2の端末装置の前記表示装置に表示させる表示内容同期手段を更に備え、
    前記第1の端末装置と前記第2の端末装置との間で、テレビジョン電話による通話を行うよう構成された通話手段を更に備えること
    を特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のトレーニング支援システム。
  5. 前記トレーニング情報はトレーニング動作の見本を示すトレーニング用見本映像を含み、前記試験情報は試験動作の手本を示す試験用手本映像含み、
    前記サーバは、ユーザの体調を判定する体調判定手段を更に備え、
    前記第2の端末装置は、
    サーバより受信した又は記憶手段に記憶された前記トレーニング用見本映像又は試験用手本映像を前記表示装置に表示する映像表示手段と、
    前記トレーニング用見本映像又は試験用手本映像を表示する前に、ユーザの体調判定情報を受付け、前記サーバに送信する体調判定情報受付手段と
    を更に備え、
    取得した体調判定情報に基づいて、前記体調判定手段が、ユーザは体調不良であると判定した場合、前記映像表示手段は、前記トレーニング用見本映像及び試験用手本映像を表示しないよう構成してあること
    を特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のトレーニング支援システム。
  6. 前記体調判定情報受付手段は、ユーザから体調判定情報を受付けるよう構成してあること
    を特徴とする請求項5に記載のトレーニング支援システム。
  7. 前記体調判定情報受付手段は、ユーザの血圧値又は脈拍値を受付け、前記体調判定手段は、受付けた血圧値又は脈拍値が閾値を超えている場合に、ユーザは体調不良であると判定するよう構成してあること
    を特徴とする請求項5又は6に記載のトレーニング支援システム。
  8. 前記体調判定手段が、ユーザは体調不良であると判定した場合には、第1の端末装置にその旨を通知するよう構成してあること
    を特徴とする請求項5から7のいずれか一項に記載のトレーニング支援システム。
  9. 前記第2の端末装置は、前記映像表示手段による前記トレーニング用見本映像又は前記試験用手本映像の表示が途中で中止された場合、中止された旨をサーバ又は第1の端末装置に通知するよう構成してあること
    を特徴とする請求項5から8のいずれか一項に記載のトレーニング支援システム。
  10. 前記計測器は加速度センサ又は角速度センサであること
    を特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のトレーニング支援システム。
  11. 前記サーバは第1の端末装置と第2の端末装置とが通話を行う予定日時を記憶する予定記憶部を更に備え、
    該予定記憶部に記憶された予定日時までの時間が、所定の時間以内になった場合には、第1の端末装置又は第2の端末装置に、所定の時間以内になった旨を通知するよう構成してあること
    を特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のトレーニング支援システム。
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