JP2013061124A - 冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉型圧縮機を用いた冷却装置において、冷却装置の消費電力量を低減させ、また、密閉型圧縮機を始動させる際に必要なトルクを小さくし、より始動性能の良い冷却装置を提供する。
【解決手段】密閉型圧縮機115の吐出管114と凝縮器116との間と、凝縮器116と膨張機構118との間と、蒸発器119と密閉型圧縮機115の吸入管121との間に、弁機構120a、120b、120cを設けることで、冷却装置の消費電力量を低減させることができ、また、密閉型圧縮機を始動させる際に必要なトルクを小さくすることで、より始動性能の良い冷却装置を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫などのように、密閉型圧縮機を用いた冷却装置に関するものである。
従来の密閉型圧縮機を用いた冷却装置については、冷媒を圧縮する密閉型圧縮機と、前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、前記冷媒を膨張させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器とを備えたものが一般的である(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を用いた冷却装置を説明する。
図4は、従来の密閉型圧縮機を用いた冷却装置の冷凍サイクル図である。
図4において、交流誘導電動機1を駆動源とする密閉型圧縮機15は、低温・低圧の冷媒ガス12を圧縮し、高温・高圧の冷媒ガス12を吐出して凝縮器16に送る。凝縮器16に送られた冷媒ガス12は、その熱を空気中に放出しながら高温・高圧の冷媒液となり乾燥器17を経て、膨張機構18(例えば膨張弁またはキャピラリチューブ)に送られる。膨張機構18を通過する高温・高圧の冷媒液は絞り効果により低温・低圧の湿り蒸気となり蒸発器19へ送られる。蒸発器19に入った湿り蒸気状の冷媒ガス12は、周囲から熱を吸収して蒸発し、蒸発器19を出た低温・低圧の冷媒ガス12は、密閉型圧縮機15に吸込まれ、以下同じサイクルが繰り返される。
蒸発器19は、冷凍室や冷蔵室(図示せず)に設置されており、空気を冷却し、冷凍室や冷蔵室に循環させている。
特開2002−332964号公報
しかしながら、上記従来の構成では、冷凍室や冷蔵室が十分冷却され、密閉型圧縮機を停止させた際に、一旦圧縮した冷媒ガスが膨張してロスが発生し、冷却装置の消費電力量が大きくなってしまうという課題を有していた。また、密閉型圧縮機の停止により、蒸発器19より高い温度の冷媒ガスが流れ込むことで、蒸発器19の温度が高くなってしまい、冷凍室や冷蔵室の温度が上昇してしまうという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、密閉型圧縮機の吐出管と凝縮器との間と、凝縮器と膨張機構との間と、蒸発器と密閉型圧縮機の吸入管との間に、それぞれ弁機構を備えた冷却装置とするもので、冷却装置の消費電力量を低減させ、冷凍室や冷蔵室の温度の上昇を防止し、併せて始動性能の良い冷却装置を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の冷却装置は、密閉型圧縮機の吐出管と凝縮器との間と、凝縮器と膨張機構との間と、蒸発器と密閉型圧縮機の吸入管との間に、それぞれ弁機構を備えたもので、冷却装置の消費電力量を低減させるという作用を有する。
本発明の冷却装置は、密閉型圧縮機の吐出管と凝縮器との間と、凝縮器と膨張機構との間と、蒸発器と密閉型圧縮機の吸入管との間に、それぞれ弁機構を備えることで、冷却装置の消費電力量を低減させることができ、また、密閉型圧縮機が始動する際に必要な交流誘導電動機のトルクを小さくすることで、より始動性能の良い冷却装置を提供することができるものである。
本発明の実施の形態1における冷却装置の冷凍サイクル図 本発明の実施の形態2における冷却装置の冷凍サイクル図 本発明の実施の形態3における冷却装置の冷凍サイクル図 従来の密閉型圧縮機を用いた冷却装置の冷凍サイクル図
請求項1に記載の発明は、冷媒を圧縮する密閉型圧縮機と、前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、前記冷媒を膨張させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器を、配管により環状に連結した冷凍サイクルにおいて、前記密閉型圧縮機の吐出管と前記凝縮器との間と、前記凝縮器と前記膨張機構との間と、前記蒸発器と前記密閉型圧縮機の吸入管との間に、それぞれ弁機構を設けたものである。
かかる構成とすることにより、一旦圧縮した冷媒ガスが膨張して発生するロスを低減することができ、消費電力量が低い冷却装置を提供することができる。また、密閉型圧縮機が始動する際に、必要な交流誘導電動機のトルクを小さくすることができ、より始動性能の良い冷却装置を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記蒸発器と前記密閉型圧縮機の吸入管との間に設けた前記弁機構と並列に、キャピラリチューブを設けたものである。
かかる構成とすることにより、一旦圧縮した冷媒ガスが膨張して発生するロスを低減することができ、消費電力量が低い冷却装置を提供することができる。また、密閉型圧縮機が始動する際に、必要な交流誘導電動機のトルクを小さくすることができ、より始動性能の良い冷却装置を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、冷媒を圧縮する密閉型圧縮機と、前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、前記冷媒を膨張させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器を、配管により環状に連結した冷凍サイクルにおいて、前記密閉型圧縮機の吐出管と前記凝縮器との間と、前記凝縮器と前記膨張機構との間に、それぞれ弁機構を備え、前記蒸発器と前記密閉型圧縮機の吸入管との間に、圧力調整装置を設けたものである。
かかる構成とすることにより、一旦圧縮した冷媒ガスが膨張して発生するロスを低減することができ、消費電力量が低い冷却装置を提供することができる。また、密閉型圧縮機が始動する際に、必要な交流誘導電動機のトルクを小さくすることができ、より始動性能の良い冷却装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機を用いた冷却装置の冷凍サイクル図である。
図1において、交流誘導電動機101は、密閉容器102の内部にスプリング103により弾性支持されている。この交流誘導電動機101は、固定子104と回転子105とにより構成される。ブロック106は、固定子104に固定されている。ブロック106に支持されたクランク軸107は、回転子105の回転を、ブロック106に設けられたシリンダ108内を往復運動するピストン109にコンロッド110、ピストンピン111を介して伝達する。シリンダ108内で圧縮された冷媒ガス112は、吐出ライン113を通して、密閉容器102に設けられた吐出管114へ導かれ、密閉型圧縮機115外へ排出される。
吐出管114より排出された冷媒ガス112は、冷凍サイクルを構成する凝縮器116、乾燥器117、膨張機構118(例えば、膨張弁またはキャピラリチューブ)、蒸発器119を順次経由して密閉容器102に設けられた吸入管121に回収される。
冷凍機油122は、密閉容器102の底部に貯溜されており、密閉型圧縮機115の各摺動部を潤滑する。
電源123は、交流誘導電動機101に電気を供給し、密閉型圧縮機115を運転させる。
制御装置124は、弁機構120a(例えば、電磁弁)、弁機構120b(例えば、電磁弁)、弁機構120c(例えば、電磁弁あるいは逆止弁)と電源123を制御し、開閉やオン・オフの切り替えを行う。
以上のように構成される密閉型圧縮機を用いた冷却装置について、以下その動作、作用を説明する。
交流誘導電動機101に電源123から電気が供給されると、回転子105が回転し、クランク軸107が回転駆動される。このとき、クランク軸107の偏芯回転運動がコンロッド110を介してピストン109に伝わることで、ピストン109はシリンダ108内を往復運動する。
ピストン109の往復運動に伴って密閉容器102内の冷媒ガス112は、シリンダ108内へ吸入されるとともに、低圧の冷媒ガス112が、冷却サイクルから吸入管121を通って密閉容器102内に流入する。
シリンダ108内へ吸入された冷媒ガス112は、ピストン109の往復運動によって圧縮され、吐出ライン113を通って吐出管114から凝縮器116へ吐出される。
凝縮器116に送られた冷媒ガス112は、その熱を空気中に放出しながら高温・高圧の冷媒液となり、乾燥器117を経て膨張機構118に送られる。膨張機構118を通過する高温・高圧の冷媒液は、絞り効果によって低温・低圧の湿り蒸気となり、蒸発器119へ送られる。蒸発器119に入った湿り蒸気状の冷媒ガス112は、周囲から熱を吸収して蒸発し、蒸発器119を出た低温・低圧の冷媒ガス112は、密閉型圧縮機115に吸込まれ、以下同じサイクルが繰り返される。
ここで、制御装置124は、弁機構120a、弁機構120b、弁機構120cと電源123を制御し、開閉やオン・オフの切り替えを行う。密閉型圧縮機115が停止する際には、弁機構120a、弁機構120b、弁機構120cを閉じ、密閉型圧縮機115が始動する際には、弁機構120a、弁機構120b、弁機構120cを開ける。従って、
密閉型圧縮機115が停止している際には、冷媒ガス112の無駄な膨張や移動を極力防ぐことができる。
その結果、密閉型圧縮機115が停止している間の冷媒ガス112のロスを小さくすることができ、冷却装置の消費電力量を低減させることができる。また、密閉型圧縮機115の停止により、蒸発器119より高い温度の冷媒ガスが流れ込むことで、蒸発器119の温度が高くなってしまうことを防止し、冷凍室や冷蔵室の温度の上昇を防止することができる。
さらに、密閉型圧縮機115が始動してから一定時間経過した後に、弁機構120cを開けるようにすることで、密閉型圧縮機115に作用する負荷が小さくなり、密閉型圧縮機115の始動時に必要な交流誘導電動機101のトルクを小さくすることができ、始動性能の良い冷却装置を提供することができる。
また、電源123の電圧が通常の定格電圧よりも低くなった場合に、制御装置124が弁機構120cを閉じ、密閉型圧縮機115に流れ込む冷媒ガス112の量を制限することで、密閉型圧縮機115が通常運転中に異常停止することを防止することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における密閉型圧縮機を用いた冷却装置の冷凍サイクル図である。
図2において、交流誘導電動機201は、密閉容器202の内部にスプリング203により弾性支持されている。この交流誘導電動機201は、固定子204と回転子205とにより構成される。ブロック206は、固定子204に固定されている。ブロック206に支持されたクランク軸207は、回転子205の回転を、ブロック206に設けられたシリンダ208内を往復運動するピストン209にコンロッド210、ピストンピン211を介して伝達する。シリンダ208内で圧縮された冷媒ガス212は、吐出ライン213を通して、密閉容器202に設けられた吐出管214へ導かれ、密閉型圧縮機215外へ排出される。
吐出管214より排出された冷媒ガス212は、冷凍サイクルを構成する凝縮器216、乾燥器217、膨張機構218(例えば、膨張弁またはキャピラリチューブ)、蒸発器219、弁機構220c(例えば、電磁弁あるいは逆止弁)、キャピラリチューブ220dを順次経由して密閉容器202に設けられた吸入管221に回収される。
冷凍機油222は、密閉容器202の底部に貯溜されており、密閉型圧縮機215の各摺動部を潤滑する。
電源223は、交流誘導電動機201に電気を供給し、密閉型圧縮機215を運転させる。
制御装置224は、弁機構220a(例えば、電磁弁)、弁機構220b(例えば、電磁弁)、弁機構220cと電源223を制御し、開閉やオン・オフの切り替えを行う。
以上のように構成される密閉型圧縮機を用いた冷却装置について、以下その動作、作用を説明する。
交流誘導電動機201に電源223から電気が供給されると、回転子205が回転し、クランク軸207が回転駆動される。このとき、クランク軸207の偏芯回転運動がコン
ロッド210を介してピストン209に伝わることで、ピストン209はシリンダ208内を往復運動する。
ピストン209の往復運動に伴って密閉容器202内の冷媒ガス212は、シリンダ208内へ吸入されるとともに、低圧の冷媒ガス212が、冷却サイクルから吸入管221を通って密閉容器202内に流入する。
シリンダ208内へ吸入された冷媒ガス212は、ピストン209の往復運動によって圧縮され、吐出ライン213を通って吐出管214から凝縮器216へ吐出される。
凝縮器216に送られた冷媒ガス212は、その熱を空気中に放出しながら高温・高圧の冷媒液となり、乾燥器217を経て膨張機構218に送られる。膨張機構218を通過する高温・高圧の冷媒液は、絞り効果によって低温・低圧の湿り蒸気となり、蒸発器219へ送られる。蒸発器219に入った湿り蒸気状の冷媒ガス212は、周囲から熱を吸収して蒸発し、蒸発器219を出た低温・低圧の冷媒ガス212は、密閉型圧縮機215が始動する際には、キャピラリチューブ220dを経由し、密閉型圧縮機215が通常運転する際には、キャピラリチューブ220dと弁機構220cを経由して密閉型圧縮機215に吸込まれ、以下同じサイクルが繰り返される。
ここで、制御装置224は、弁機構220a、弁機構220b、弁機構220cと電源223を制御し、開閉やオン・オフの切り替えを行う。密閉型圧縮機215が停止する際には、弁機構220a、弁機構220b、弁機構220cを閉じ、密閉型圧縮機215が始動する際には、弁機構220a、弁機構220b、弁機構220cを開ける。従って、密閉型圧縮機215が停止している際には、冷媒ガス212の無駄な膨張や移動を極力防ぐことができる。
その結果、密閉型圧縮機215が停止している間の冷媒ガス212のロスを小さくすることができ、冷却装置の消費電力量を低減させることができる。また、密閉型圧縮機215の停止により、蒸発器219より高い温度の冷媒ガスが流れ込むことで、蒸発器219の温度が高くなってしまうことを防止し、冷凍室や冷蔵室の温度の上昇を防止することができる。
さらに、密閉型圧縮機215が始動してから一定時間経過した後に、弁機構220cを開けるようにすることで、密閉型圧縮機215に作用する負荷が小さくなり、密閉型圧縮機215の始動時に必要な交流誘導電動機201のトルクを小さくすることができ、始動性能の良い冷却装置を提供することができる。
また、電源223の電圧が通常の定格電圧よりも低くなった場合に、制御装置224が弁機構220cを閉じ、密閉型圧縮機215に流れ込む冷媒ガス212の量を制限することで、密閉型圧縮機215が通常運転中に異常停止することを防止することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における密閉型圧縮機を用いた冷却装置の冷凍サイクル図である。
図3において、交流誘導電動機301は、密閉容器302の内部にスプリング303により弾性支持されている。この交流誘導電動機301は、固定子304と回転子305とにより構成される。ブロック306は、固定子304に固定されている。ブロック306に支持されたクランク軸307は、回転子305の回転を、ブロック306に設けられたシリンダ308内を往復運動するピストン309にコンロッド310、ピストンピン31
1を介して伝達する。シリンダ308内で圧縮された冷媒ガス312は、吐出ライン313を通して、密閉容器302に設けられた吐出管314へ導かれ、密閉型圧縮機315外へ排出される。
吐出管314より排出された冷媒ガス312は、冷凍サイクルを構成する凝縮器316、乾燥器317、膨張機構318(例えば、膨張弁またはキャピラリチューブ)、蒸発器319、圧力調整装置(例えば電子式膨張弁またはレギュレーター)320cを順次経由して密閉容器302に設けられた吸入管321に回収される。
冷凍機油322は、密閉容器302の底部に貯溜されており、密閉型圧縮機315の各摺動部を潤滑する。
電源323は、交流誘導電動機301に電気を供給し、密閉型圧縮機315を運転させる。
制御装置324は、弁機構320a(例えば、電磁弁)、弁機構320b(例えば、電磁弁)、圧力調整装置320cと電源323を制御し、開閉やオン・オフの切り替えを行う。
以上のように構成された密閉型圧縮機を用いた冷却装置について、以下その動作、作用を説明する。
交流誘導電動機301に電源323から電気が供給されると、回転子305が回転し、クランク軸307が回転駆動される。このとき、クランク軸307の偏芯回転運動がコンロッド310を介してピストン309に伝わることで、ピストン309はシリンダ308内を往復運動する。
ピストン309の往復運動に伴って密閉容器302内の冷媒ガス312は、シリンダ308内へ吸入されるとともに、低圧の冷媒ガス312が、冷却サイクルから吸入管321を通って密閉容器302内に流入する。
シリンダ308内へ吸入された冷媒ガス312は、ピストン309の往復運動によって圧縮され、吐出ライン313を通って吐出管314から凝縮器316へ吐出される。
凝縮器316に送られた冷媒ガス312は、その熱を空気中に放出しながら高温・高圧の冷媒液となり、乾燥器317を経て膨張機構318に送られる。膨張機構318を通過する高温・高圧の冷媒液は、絞り効果によって低温・低圧の湿り蒸気となり、蒸発器319へ送られる。蒸発器319に入った湿り蒸気状の冷媒ガス312は、周囲から熱を吸収して蒸発し、蒸発器319を出た低温・低圧の冷媒ガス312は、圧力調整装置320cを経由して密閉型圧縮機315に吸込まれ、以下同じサイクルが繰り返される。
ここで、制御装置324は、弁機構320a、弁機構320b、圧力調整装置320cを制御し、開閉やオン・オフの切り替えを行う。密閉型圧縮機315が停止する際には、弁機構320a、弁機構320b、圧力調整装置320cを閉じ、密閉型圧縮機315が始動する際には、弁機構320a、弁機構320b、圧力調整装置320cを開ける。従って、密閉型圧縮機315が停止している際には、冷媒ガス312の無駄な膨張や移動を極力防ぐことができる。
その結果、密閉型圧縮機315が停止している間の冷媒ガス312のロスを小さくすることができ、冷却装置の消費電力量を低減させることができる。また、密閉型圧縮機31
5の停止により、蒸発器319より高い温度の冷媒ガスが流れ込むことで、蒸発器319の温度が高くなってしまうことを防止し、冷凍室や冷蔵室の温度の上昇を防止することができる。
さらに、密閉型圧縮機315が始動してから一定時間経過した後に、圧力調整装置320cを開けるようにすることで、密閉型圧縮機315に作用する負荷が小さくなり、密閉型圧縮機315の始動時に必要な交流誘導電動機301のトルクを小さくすることができ、始動性能の良い冷却装置を提供することができる。
また、電源323の電圧が通常の定格電圧よりも低くなった場合に、制御装置324が圧力調整装置320cを閉じ、密閉型圧縮機315に流れ込む冷媒ガス312の量を制限することで、密閉型圧縮機315が通常運転中に異常停止することを防止することができる。
以上のように、本発明にかかる密閉型圧縮機を用いた冷却装置は、冷却装置の消費電力量を低減させることができ、また、密閉型圧縮機が始動する際に必要な交流誘導電動機のトルクを小さくすることで、より始動性能の良い冷却装置を提供することができる。したがって、家庭用冷蔵庫を初めとして、除湿機やショーケース、自販機等の冷凍サイクルを用いたあらゆる用途に適用することができる。
114、214、314 吐出管
115、215、315 密閉型圧縮機
116、216、316 凝縮器
117、217、317 乾燥器
118、218、318 膨張機構
119、219、319 蒸発器
120a、220a、320a 弁機構
120b、220b、320b 弁機構
120c、220c 弁機構
121、221、321 吸入管
220d キャピラリチューブ
320c 圧力調整装置

Claims (3)

  1. 冷媒を圧縮する密閉型圧縮機と、前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、前記冷媒を膨張させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器を、配管により環状に連結した冷凍サイクルにおいて、前記密閉型圧縮機の吐出管と前記凝縮器との間と、前記凝縮器と前記膨張機構との間と、前記蒸発器と前記密閉型圧縮機の吸入管との間に、それぞれ弁機構を設けた冷却装置。
  2. 前記蒸発器と前記密閉型圧縮機の吸入管との間に設けた前記弁機構と並列に、キャピラリチューブを設けた請求項1に記載の冷却装置。
  3. 冷媒を圧縮する密閉型圧縮機と、前記冷媒を凝縮させる凝縮器と、前記冷媒を膨張させる膨張機構と、前記冷媒を蒸発させる蒸発器を、配管により環状に連結した冷凍サイクルにおいて、前記密閉型圧縮機の吐出管と前記凝縮器との間と、前記凝縮器と前記膨張機構との間に、それぞれ弁機構を備え、前記蒸発器と前記密閉型圧縮機の吸入管との間に、圧力調整装置を設けた冷却装置。
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US10571190B2 (en) 2015-01-05 2020-02-25 Mitsubishi Heavy Industries Thermal Systems, Ltd. Liquefied gas cooling apparatus

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