JP2013061086A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2013061086A
JP2013061086A JP2011197829A JP2011197829A JP2013061086A JP 2013061086 A JP2013061086 A JP 2013061086A JP 2011197829 A JP2011197829 A JP 2011197829A JP 2011197829 A JP2011197829 A JP 2011197829A JP 2013061086 A JP2013061086 A JP 2013061086A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ice
cold air
storage chamber
ice tray
tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011197829A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5634358B2 (ja
Inventor
Yasutaka Yamazaki
康位 山▲崎▼
Masanobu Ishizuka
正展 石塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Appliances Inc
Original Assignee
Hitachi Appliances Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Appliances Inc filed Critical Hitachi Appliances Inc
Priority to JP2011197829A priority Critical patent/JP5634358B2/ja
Publication of JP2013061086A publication Critical patent/JP2013061086A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5634358B2 publication Critical patent/JP5634358B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】製氷効率を向上した冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】貯氷量を検知する検氷レバーと、該検氷レバーで貯氷量不足を検知した場合に製氷皿を回転駆動して離氷する電動機構部と、を有する自動製氷機を備えた冷蔵庫において、前記自動製氷機は製氷フレームを備え、該製氷フレームは、前記製氷皿を収納する製氷皿収納室と、前記製氷皿収納室と区画されて前記検氷レバーを収納する検氷レバー収納室と、が形成されて、前記製氷皿収納室の側部から冷気を導く第一の冷気通路を備え、前記製氷皿収納室壁面に前記第一の冷気通路から前記製氷皿収納室に吹き込まれた冷気を前記製氷皿に導く円弧状部を有し、該円弧状部の冷気流れの下流に冷気取り入れ口が形成されて、該冷気取り入れ口と連通した収納部に温度検知手段を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、冷蔵庫に関する。
特許文献1(特開2006−105420号公報)には、冷凍温度室において製氷皿を電動機構によって回動させることによりこの製氷皿内の氷を下方へ落下させる自動製氷機であって、電動機構が後部に配置されその前方位置に製氷皿が配置された本体部材が冷凍温度室の上部に着脱自在に取り付けられ、本体部材には、冷凍温度室の後部から吹き出す冷気を製氷皿へ供給する冷気供給通路を電動機構の側方を通って製氷皿の側方に向けて屈曲配置したことが記載されている。
特開2006−105420号公報
特許文献1のように、一般的な冷蔵庫は、冷凍温度帯室後方の冷却器室に冷却器が配置されて、冷凍温度帯室に冷気を循環する送風機は冷却器室内、すなわち、冷凍温度帯室の後方中央に設けられている。一方、自動製氷機は、冷凍温度帯室の冷蔵庫本体に対して右寄り又は左寄りに設けられる。
この構成において、製氷皿への冷気供給通路は、冷蔵庫本体中央よりの製氷皿側方から、製氷皿表面に冷気を導く。すなわち、送風機から製氷皿までの冷気供給通路の距離をなるべく短くするために、送風機に近い側の製氷皿の側方から冷気を供給している。
仮に冷気通路を冷蔵庫本体の側壁側(送風機に遠い側の製氷皿の側方)とする場合、送風機からの距離が長くなり、風路抵抗が増加する。
特許文献1記載の構成では、製氷皿を冷やすために設けた製氷皿収納室側面の通気孔が、検氷レバーに対向する位置にあるため、製氷皿表面に効率よく冷気を供給して冷却することができない。
また、検氷レバーに霜が付着することで、正確な検氷ができなくなるおそれがある。
また、自動製氷機では、温度センサーによって製氷完了を検知してから、離氷動作を行うことが一般的である。ここで、製氷皿が着脱自在の構成においては、配線の都合上、温度センサーを製氷皿に直接設けることができず、庫内側フレームに固定する必要がある。この場合、製氷皿の水温を正確に検知することが難しく、製氷完了の予測時間を長めに設定しておかなければならず、その分、製氷完了時間が長期化する。
そこで本発明は、製氷効率を向上した冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明では、上述の課題を解決するため、例えば特許請求の範囲に記載の手段を採用する。一例として、貯氷量を検知する検氷レバーと、該検氷レバーで貯氷量不足を検知した場合に製氷皿を回転駆動して離氷する電動機構部と、を有する自動製氷機を備えた冷蔵庫において、前記自動製氷機は製氷フレームを備え、該製氷フレームは、前記製氷皿を収納する製氷皿収納室と、前記製氷皿収納室と区画されて前記検氷レバーを収納する検氷レバー収納室と、が形成されて、前記製氷皿収納室の側部から冷気を導く第一の冷気通路を備え、前記製氷皿収納室壁面に前記第一の冷気通路から前記製氷皿収納室に吹き込まれた冷気を前記製氷皿に導く円弧状部を有し、該円弧状部に冷気取り入れ口が形成されて、該冷気取り入れ口と連通した収納部に温度検知手段を備える。
本発明によれば、製氷効率を向上した冷蔵庫を提供することができる。
本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面外観斜視図である。 図1の冷蔵庫の要部縦断面図で、製氷室、冷凍室及び冷却器室の断面図である。 図1の冷蔵庫の要部縦断面図で、製氷室部分の断面図である。 図2の仕切り板の正面斜視図である。 図2及び図3の自動製氷機の上面図である。 図5に示す自動製氷機の正面図である。 図5に示す自動製氷機のA−A断面図である。 図5に示す自動製氷機のB−B断面図である。 図5に示す自動製氷機のC−C断面図である。 図5に示す自動製氷機のD−D断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。尚、以下は本発明における一実施例であり、本発明がこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫の正面外観斜視図である。図2は、図1の冷蔵庫の要部縦断面図で、製氷室、下段冷凍室及び冷却器室の断面図である。図3は、図1の冷蔵庫の要部縦断面図で、製氷室部分の断面図である。図4は、図2の仕切り板の正面斜視図である。図5は、図2及び図3の自動製氷機の上面図である。図6は、図5に示す自動製氷機の正面図である。図7は、図5に示す自動製氷機のA−A断面図である。図8は、図5に示す自動製氷機のB−B断面図である。図9は、図5に示す自動製氷機のC−C断面図である。図10は、図5に示す自動製氷機のD−D断面図である。
まず、冷蔵庫の全体構成について説明する。図1、図2、図3において、1は冷蔵庫本体である。冷蔵庫本体1は、外箱2と内箱3との間に断熱材4(例えば発泡断熱材、真空断熱材等)を備えた断熱箱体によって、内部と外部が区画される。冷蔵庫本体1の下部後方には、冷凍サイクルの一部である圧縮機5が配置される。なお、圧縮機5は、貯蔵室と断熱的に区画されていれば、冷蔵庫本体1の上部後方等であってもよく、その設置位置は特に限定されるものではない。
冷蔵庫本体1内には冷蔵室6、製氷室14、上段冷凍室7a、下段冷凍室7、野菜室8の貯蔵室が形成されている。冷凍サイクルは圧縮機5、凝縮器、キャピラリチュ−ブ、冷却器18等より構成されるもので、圧縮機5で圧縮された冷媒は凝縮器(図示せず)で凝縮され、キャピラリチュ−ブなどの減圧部を通って蒸発器(後述する冷却器)で蒸発し、再び圧縮機5に帰還して圧縮されるように循環し、これを繰り返す。これにより、先の冷蔵室6、下段冷凍室7、野菜室8内を、所定温度まで冷却する。
冷蔵庫本体1の前方開口には冷蔵室6を開閉する冷蔵室扉9、製氷室14を開閉する製氷室扉、上段冷凍室を開閉する第一の冷凍室扉11、下段冷凍室7を開閉する第二の冷凍室扉12、野菜室8を開閉する野菜室扉13をそれぞれ備えている。
また、冷蔵室扉9は、図1に示すヒンジ15等で回転可能に冷蔵庫本体1に接続された、観音開き式(フレンチドア)である。その他の扉は、引き出し式であり、扉を引き出すと各貯蔵室内の収納容器が扉枠及びレ−ル等によって扉と共に引き出されるように構成されている。
16は冷却器室である。冷却器室16は、下段冷凍室7の後方に仕切部材17で区画して構成されている。冷却器室16には、冷凍サイクルの一部を構成している冷却器18が配置されている。19は冷却器18の下方に配置されて冷却器18に付いた霜を除去する除霜ヒータであり、20は冷気循環手段の送風機である。送風機19は、冷却器18で熱交換した冷気を冷蔵室6、製氷室14、上段冷凍室7a、下段冷凍室7、野菜室8に循環する。21はダンパーであり、送風機20から各貯蔵室に送風する冷気量を制御し、各貯蔵室を予め設定した温度に制御する役目を果たす。
22は冷蔵室6と冷凍温度帯室(製氷室14、上段冷凍室7a、下段冷凍室7)とを区画する断熱仕切壁であり、23は冷凍温度帯室と野菜室8とを区画する断熱仕切壁である。すなわち、温度帯が異なる冷蔵温度帯室と冷凍温度帯室の間は、断熱仕切壁22、23によって断熱的に区画されて、温度帯が共通の冷凍温度帯室(製氷室14、上段冷凍室7a、下段冷凍室7)は、各扉のシール部材を受けるように前方が区画されていて、後方は冷気の往来が可能な構成である。
24は冷蔵室6内に設けられた貯水タンクである。貯水タンク24内の水は、ポンプ等の給水手段によって、後述する自動製氷機の製氷皿に給水される。
25は自動製氷機である。自動製氷機25とは、製氷フレーム29内に電動機構部26と、電動機構部26によって回動駆動される製氷皿27、後述する貯氷容器30内の氷の量を検出する検氷レバー28等が組み込まれたものである。
なお、製氷皿27は樹脂製であり、ひねり可能な材質で構成された前後方向に長い形態をなし、長手方向を列方向として4個2列、5個2列、または6個2列のように複数のセルに区分されている。
また、検氷レバー28は図2に示すごとく幅広でL字形状をなすもので、先の電動機構部26の駆動力で支点28aを中心に先端が矢印a方向に移動し貯氷タンク24内の氷の量を検出する。
自動製氷機25は、後述する如く冷蔵庫本体1の左側(送風機20から遠い方)に検氷レバー28を、冷蔵庫本体1の右側に製氷皿27冷却用の冷気通路(後述する第一の冷気通路33)を設けた構成をとっている。貯氷容器30は、製氷室扉10側の扉枠10aに懸架されており、製氷室扉10を手前側に引き出すと、製氷室扉10とともに引き出される構成となっている。
自動製氷機25の外郭を構成する製氷フレーム29は、図2、図3に示す如く製氷室14に仕切部材17と関連して取り付けられている。すなわち、仕切部材17は図4に示す第一の冷気吹き出し口31、第二の冷気吹き出し口32より吹き出される冷気を、製氷フレーム29内に取り込むように配置されている。
そして、製氷フレーム29は第一の冷気通路33、第二の冷気通路34、第三の冷気通路35を有し、製氷皿27、及び検氷レバー28の冷却並びに霜付きの防止を行う。
具体的に、図4に示すように、第一の冷気吹き出し口31と第二の冷気吹き出し口32は、左右に並んで仕切部材17に配置されている。冷蔵庫本体1の左右方向の中央寄りに配置された第一の冷気吹き出し口31より吹き出された冷気は、第一の冷気通路33(図5参照)に導かれる。第二の冷気吹き出し口32より吹き出された冷気は、第二の冷気通路34、第三の冷気通路35(図3、図5参照)に導かれる。
なお、自動製氷機25の製氷制御、冷蔵室6、下段冷凍室7、野菜室8等の温度制御、その他冷蔵庫の諸機能は、冷蔵庫本体1に備えた制御機器によって制御される。
次に、冷気通路についてさらに詳細に説明する。図4に示す第二の冷気吹き出し口32により吹き出された冷気は、製氷フレーム29と製氷室14の上壁14aとの間に形成される第二の冷気通路34(図3、図5参照)を通って、第三の冷気通路35に導入され、検氷レバー収納室36を形成する検氷レバー収納室側壁29dに設けられた検氷レバー収納室開口37を介して検氷レバー収納室36(図8参照)に吹き出される。これにより、検氷レバー28に付く霜を冷気で昇華させ、検氷レバー28が霜付きで誤検出するのを防止する。
すなわち、検氷レバー28は図2に示すように、離氷前に矢印a方向に移動し、貯氷容器30内の氷の量を検出し、製氷皿27で完成した氷を貯氷容器30内に落下させるか否かを判定する。ここで、検氷レバー28に霜が成長すると、氷の検知高さが変わり、正確な氷の量が測定できなくなってしまう。そこで、第三の冷気通路35を構成し、検氷レバー28に冷気を当てて、例えば製氷室扉13開閉時に検氷レバー28に付いた霜を昇華させるようにした。
電動機構部26は、製氷皿27の後方、且つ仕切部材17の前方に位置する。第一の冷気通路33からの冷気は、電動機構部26によって流れが阻害されないように考慮する必要がある。そこで、図3に示すように、第一の冷気吹き出し口31より吹き出された冷気は、製氷フレーム29(電動機構部26の上面)と製氷室14の上壁14aとの間の第二の冷気通路34を経て、製氷フレーム29上面に形成された通気孔29bより製氷皿収納室39内にある製氷皿27上面に流入する。
第一の冷気通路33、第三の冷気通路35は、製氷フレーム29側に設けた風路である。そのため、製氷皿27の前方(電動機構部26とは製氷皿27を隔てた反対側)まで至っている。一方、第二の冷気通路34は、通気孔29bの上方まで、すなわち、製氷皿27の長手方向で見た場合、電動機構部26よりである。
次に図5〜図10において電動機構部26、製氷皿27等を収納した製氷フレーム29について説明する。
図5において、44は第二の冷気通路の風向板である。第二の冷気通路の風向板44は、第二の冷気通路34の上流側に設けられており、通気孔29b側に流れて製氷皿収納室39に導かれる冷気と、第三の冷気通路35から検氷レバー収納室36に導かれる冷気とを振り分ける働きを備えている。なお、冷気量は、検氷レバー収納室36よりも製氷皿収納室39が多くなるように分配する。
ここで、製氷フレーム29の全体構成について説明する。製氷フレーム29は、樹脂を射出成形して一体に形成している。この製氷フレーム29は、図5〜図10に示すように、下面が開放する門型形状であり、送風機20に近い側に配置される第一の冷気通路33と、送風機20から遠い側に配置される検氷レバー収納室36と、第一の冷気通路33と検氷レバー収納室36との間に配置される製氷皿収納室39とを備える。製氷皿収納室39の後方には、電動機構部26を配置する電動機構部収納室40を有し、製氷皿収納室39の前方には、製氷皿27の引き出し口41を形成している。
製氷皿27は、枠42(図10参照)及び製氷フレーム29側に設けたレ−ル38によって、製氷皿収納室39内を前後に摺動する。そして、製氷皿27を製氷皿収納室39に収納した状態では、電動機構部26の駆動軸26aと連結し、製氷皿27を引き出した状態では、駆動軸26aとの連結関係が解除される。
更に、第一の冷気通路33、第二の冷気通路34、第三の冷気通路35は、製氷フレーム29を製氷室14の上壁14aに取り付けた場合、上壁14aと製氷フレーム29との間に形成される。そして、第一の冷気吹き出し口31から吹き出された冷気は、第一の冷気通路33に流れ、第一の冷気通路33内に設けられた第一の冷気通路の風向板45によって、製氷皿収納室39と第一の冷気通路33間を仕切る製氷皿収納室側壁29cの製氷皿収納室開口43に導き、製氷皿27に吹き付けられる。
一方、第二の冷気吹き出し口32から第二の冷気通路34側に導かれた冷気は、第二の冷気通路の風向板44により、通気孔29b側の流れと、第三の冷気通路35側の流れとに振り分けられ、製氷皿収納室39、検氷レバー収納室36にそれぞれ流入する。
46は、製氷フレーム29の一部を構成する円弧状部である(図7参照)。この円弧状部46は、製氷皿収納室39の製氷皿27上方面で且つ、該製氷皿27の回動開始側、すなわち、駆動軸26aに沿う方向に製氷区画が二列ある製氷皿27の一列の上方長手方向に設けられている。
そして、円弧状部46は、製氷皿収納室側壁29cに形成された製氷皿収納室開口43から製氷皿収納室39に入った冷気が、製氷皿27表面(上面及び側面)に効率的に当たるように導く。すなわち、円弧状部46は、第一の冷気通路33を形成する製氷皿収納室側壁29cに設けた製氷皿収納室開口43より、製氷皿収納室39に吹き込まれた冷気を、図7の矢印に示すように、製氷皿27に沿って導き、製氷皿27内の水をすばやく冷却して、製氷時間を短縮するような構成としている。
製氷フレーム29に組み込まれる電動機構部26は、製氷皿27を捻ることで製氷皿27から離氷させる。離氷時には、例えば1〜4N・mのトルクを必要とする。換言すると、製氷フレーム29はこのトルクに耐える強度を必要とする。そこで、本実施形態の製氷フレーム29は、円弧状部46で強度を向上している。また、製氷皿収納室39の両側には、正面から見て断面U字状の第一の冷気通路33、第三の冷気通路35を形成して、剛性を高めている(図8参照)。なお、第一の冷気通路33に比較して断面積の小さい第三の冷気通路35側に、検氷レバー収納室36を設けることで、剛性を高めるとともに、冷気分配のバランスをとっている。
47は温度センサーである。この温度センサー47は、製氷皿27内で氷ができたかどうかを検知する温度検知手段であり、円弧状部46の終端付近に設けた冷気取り入れ口48の近くに取り付けられている。
円弧状部46は、製氷フレーム29上面から製氷皿27に近づくように湾曲しており、冷気取り入れ口48は製氷皿27に近い位置の円弧状部46終端付近に設けている。これにより、温度センサー47の検知温度は、製氷皿27内の水温に近いものとなり、より正確な製氷制御となる。
また、温度センサー47は、同温度帯である上段冷凍室7a、下段冷凍室7の温度制御を行う温度検知手段を兼ねることもある。この場合、第三の冷気通路35に入る冷気も検知できるようにしておけば、製氷皿27の水温の影響を除いて検知できる。
製氷皿27内の水は、所定時間冷却すると氷になる。冷気取り入れ口48から温度センサー47側に入る冷気温度は、水の冷却に伴い低くなる。そして、この冷気温度が例えば−10℃以下になって一定時間経過後、製氷完了と制御基板で判断して、製氷皿27を回動し離氷動作を行うように制御する。
次に、温度センサー47について説明する。温度センサー47は、温度センサー収納部49に収納される。温度センサー収納部49は、第三の冷気通路35先端部、すなわち、第三の冷気通路35の前方に隣接している(図5参照)。また、温度センサー収納部49は、円弧状部46で区画形成された空間である(図7参照)。温度センサー収納部49は、第三の冷気通路35と連通しており、第三の冷気通路35を流れる冷気の一部が流れるように構成されている。
円弧状部46は製氷皿27が離氷のために回動する回動軌跡よりもわずかに大きな円弧形状をなしており、製氷フレーム29の剛性を向上させるとともに、第一冷気通路33から冷気を効率よく製氷皿27に導く。
また、円弧状部46は、製氷フレーム上面29aが製氷皿27に近づくように湾曲して構成されている。このため、円弧状部46に形成された温度センサー収納部49内に、冷気取り入れ口48から流入する冷気(大部分が製氷皿27上面を通り、製氷皿27の水又は氷と熱交換した冷気)の温度は、製氷皿27の水或いは氷の温度に近い温度となる。
50は温度センサー収納部49内に導かれる冷気を、温度センサー収納部49外に導く排気孔である。この排気孔50から流出した冷気は、貯氷容器30側に流れていく。
第三の冷気通路35から温度センサー収納部49に流入する冷気量は、製氷室扉10を開けた時、温度センサー収納部49内に流入する外気によって温度が上がるのを抑制できる程度の量である。従って、温度センサー収納部49は、第三の冷気通路35の先端部(下流側)に連通させて、検氷レバー収納室36に大半の冷気を送風した残りの冷気が、温度センサー収納部49に入るようにした。換言すると、温度センサー収納部49は、製氷室扉10に近く、冷却器室16から離れた位置であって、製氷皿27よりも上方に設けられている。これにより、温度センサー47の検知精度を向上することができる。
自動製氷機における給水、製氷、離氷は、次のようにして行われる。貯水タンク24内の水は、ポンプ(図示せず)等によって一定量、製氷皿27に給水する。給水された製氷皿27内の水の温度は、給水直後は冷蔵室6内の温度と同じであるが、第一の冷気通路33、第二の冷気通路34を通して送風される冷気により冷却され、所定時間経過後氷となる。その間、温度センサー47は、冷気取り入れ口48からの冷気温度を検知して、制御基板(図示せず)に信号を送る。
製氷温度(水から氷への状態変化の温度)で一定時間経過した後、制御基板は電動機構部26を動作させる。電動機構部26が動作すると、まず検氷レバー28が動作し、貯氷容器30内が満氷になっているかどうかを検知する。貯氷容器30内が満氷の場合には離氷を行うことなく製氷皿27は待機するが、満氷でない場合には製氷皿27を製氷位置から離氷位置まで回動し、ひねり動作を行い、製氷皿27の氷を貯氷容器30内に落とす。
この後、製氷皿27は製氷位置に戻り、貯水タンク24から給水を受けて再度製氷を行う。この動作を繰り返すことで、貯氷容器30内に氷を確保する。
製氷室扉10開閉時に検氷レバー28に成長した霜は、第三の冷気通路35から検氷レバー収納室36内に吹き出される冷気により昇華され、検氷レバー28には霜がない状態を維持する。
本発明は以上説明した構成を有するから、次の効果が得られる。すなわち、貯氷量を検知する検氷レバーと、該検氷レバーで貯氷量不足を検知した場合に製氷皿を回転駆動して離氷する電動機構部と、を有する自動製氷機を備えた冷蔵庫において、前記自動製氷機は製氷フレームを備え、該製氷フレームは、前記製氷皿を収納する製氷皿収納室と、前記製氷皿収納室と区画されて前記検氷レバーを収納する検氷レバー収納室と、が形成されて、前記製氷皿収納室の側部から冷気を導く第一の冷気通路を備え、前記製氷皿収納室壁面に前記第一の冷気通路から前記製氷皿収納室に吹き込まれた冷気を前記製氷皿に導く円弧状部を有し、該円弧状部の冷気流れの下流に冷気取り入れ口が形成されて、該冷気取り入れ口と連通した収納部に温度検知手段を備える。これにより、検氷レバーが製氷皿への冷気供給を阻害しないので、製氷効率が向上する。
更に、製氷皿収納室上壁に円弧状部を形成したので、製氷フレームの強度が向上する。また、製氷皿上方を通過した後の冷気を検知できるので、温度センサーは正確な製氷状態を検出することができる。
また、前記収納部は前記製氷皿の前部に設けられ、前記冷気取り入れ口から流入した冷気を排気する排気孔が形成される。これにより、温度センサーの検知精度が向上して、未結氷状態で離氷することを回避できる。
前記検氷レバー収納室に冷気を導く第三の冷気通路を有し、前記収納部は、前記第三の冷気通路の下流側と連通して、前記検氷レバー収納室に送風されずに残った冷気が流入する。これにより、製氷状態を検知する温度センサーを製氷皿に近づけて設置し、且つ製氷皿を冷却した後の冷気を取り入れる構造をとることで、正確な製氷状態を検出することができ、且つ効率よく自動製氷ができる。
1 冷蔵庫本体
6 冷蔵室
7 下段冷凍室
7a 上段冷凍室
10 製氷室扉
10a 扉枠
11 第一の冷凍室扉
12 第二の冷凍室扉
14 製氷室
14a 上壁
17 仕切部材
20 送風機
24 貯水タンク
25 自動製氷機
26 電動機構部
26a 駆動軸
27 製氷皿
28 検氷レバー
28a 支点
29 製氷フレーム
29a 製氷フレーム上面
29b 通気孔
29c 製氷皿収納室側壁
29d 検氷レバー収納室側壁
30 貯氷容器
31 第一の冷気吹き出し口
32 第二の冷気吹き出し口
33 第一の冷気通路
34 第二の冷気通路
35 第三の冷気通路
36 検氷レバー収納室
37 検氷レバー収納室開口
39 製氷皿収納室
40 電動機構部収納室
41 引き出し口
43 製氷皿収納室開口
44 第二の冷気通路の風向板
45 第一の冷気通路の風向板
46 円弧状部
47 温度センサー
48 冷気取り入れ口

Claims (3)

  1. 貯氷量を検知する検氷レバーと、該検氷レバーで貯氷量不足を検知した場合に製氷皿を回転駆動して離氷する電動機構部と、を有する自動製氷機を備えた冷蔵庫において、
    前記自動製氷機は製氷フレームを備え、該製氷フレームは、前記製氷皿を収納する製氷皿収納室と、前記製氷皿収納室と区画されて前記検氷レバーを収納する検氷レバー収納室と、が形成されて、前記製氷皿収納室の側部から冷気を導く第一の冷気通路を備え、
    前記製氷皿収納室壁面に前記第一の冷気通路から前記製氷皿収納室に吹き込まれた冷気を前記製氷皿に導く円弧状部を有し、該円弧状部の冷気流れの下流に冷気取り入れ口が形成されて、該冷気取り入れ口と連通した収納部に温度検知手段を備えたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記収納部は前記製氷皿の前部に設けられ、前記冷気取り入れ口から流入した冷気を排気する排気孔が形成されたことを特徴とする、請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記検氷レバー収納室に冷気を導く第三の冷気通路を有し、前記収納部は、前記第三の冷気通路の下流側と連通して、前記検氷レバー収納室に送風されずに残った冷気が流入するようにしたことを特徴とする、請求項1又は2記載の冷蔵庫。
JP2011197829A 2011-09-12 2011-09-12 冷蔵庫 Active JP5634358B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011197829A JP5634358B2 (ja) 2011-09-12 2011-09-12 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011197829A JP5634358B2 (ja) 2011-09-12 2011-09-12 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013061086A true JP2013061086A (ja) 2013-04-04
JP5634358B2 JP5634358B2 (ja) 2014-12-03

Family

ID=48185906

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011197829A Active JP5634358B2 (ja) 2011-09-12 2011-09-12 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5634358B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115111845A (zh) * 2018-11-16 2022-09-27 Lg电子株式会社 冰箱

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7237593B2 (ja) 2016-12-01 2023-03-13 ヤマハ発動機株式会社 傾斜車両

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11173736A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2006038295A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 自動製氷機付き冷蔵庫
JP2006046749A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2006105420A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Sanyo Electric Co Ltd 自動製氷機及び自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
US20060207282A1 (en) * 2004-10-26 2006-09-21 Visin Jerold M Water spillage management for in the door ice maker
JP2009293872A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Hitachi Appliances Inc 製氷装置及び該製氷装置を備える冷蔵庫
US20100122543A1 (en) * 2008-11-19 2010-05-20 Lg Electronics Inc. Refrigerator

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11173736A (ja) * 1997-12-12 1999-07-02 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP2006038295A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Sanyo Electric Co Ltd 自動製氷機付き冷蔵庫
JP2006046749A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 冷蔵庫
JP2006105420A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Sanyo Electric Co Ltd 自動製氷機及び自動製氷機を備えた冷凍冷蔵庫
US20060207282A1 (en) * 2004-10-26 2006-09-21 Visin Jerold M Water spillage management for in the door ice maker
JP2009293872A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 Hitachi Appliances Inc 製氷装置及び該製氷装置を備える冷蔵庫
US20100122543A1 (en) * 2008-11-19 2010-05-20 Lg Electronics Inc. Refrigerator

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115111845A (zh) * 2018-11-16 2022-09-27 Lg电子株式会社 冰箱
CN115143680A (zh) * 2018-11-16 2022-10-04 Lg电子株式会社 冰箱
CN115143680B (zh) * 2018-11-16 2024-02-23 Lg电子株式会社 冰箱
US11959686B2 (en) 2018-11-16 2024-04-16 Lg Electronics Inc. Ice maker and refrigerator

Also Published As

Publication number Publication date
JP5634358B2 (ja) 2014-12-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101523251B1 (ko) 제빙장치 및 이를 구비한 냉장고
KR101907166B1 (ko) 냉장고
AU2018372734B2 (en) Ice maker-integrated refrigerator
KR101718995B1 (ko) 냉장고
EP3062048A2 (en) Refrigerator
TWI519748B (zh) 冷凍冷藏庫
JP2013061146A (ja) 冷蔵庫
CN106679269B (zh) 冰箱
JP3756821B2 (ja) 冷蔵庫の冷気供給装置
JP2018100808A (ja) 冷蔵庫
JP2012042142A (ja) ダンパ装置及びダンパ装置を備えた冷蔵庫
JP2011127850A (ja) 冷蔵庫
JP5634358B2 (ja) 冷蔵庫
JP2012237520A (ja) 冷蔵庫
JP5634359B2 (ja) 冷蔵庫
CN103629877A (zh) 冰箱
JP6568708B2 (ja) 冷蔵庫
JP4281003B2 (ja) 冷蔵庫
JP2014167361A (ja) 冷蔵庫
JP2004361082A (ja) 冷蔵庫
JP6214871B2 (ja) 冷蔵庫
JP6796915B2 (ja) 冷蔵庫
KR20170010305A (ko) 냉장고
CN116678158A (zh) 冰箱及其储物装置
JP2002098463A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130522

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140423

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141014

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5634358

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350