JP2013060989A - 高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造、及び、圧力調整器 - Google Patents

高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造、及び、圧力調整器 Download PDF

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年彦 鈴木
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Abstract

【課題】接続作業にあたり手間を軽減すると共に、経時破損の可能性を低減させることが可能な高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造、及び、圧力調整器を提供する。
【解決手段】高圧ホースと圧力調整器1のガス入口流路4a,4bとを接続するホース継手50の接続構造であって、周状に第1の溝51aが形成された基軸部51と、基軸部51から先端側に伸びると共に周状に第2の溝52aが形成された先端シール部52とを備えたホース継手50の第2の溝52aにOリング60を嵌め、先端シール部52を圧力調整器1のガス入口流路4a,4bに挿入すると共に、圧力調整器1に固定されるセット金具70又はクイックファスナー80を第1の溝51aに嵌合してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造、及び、圧力調整器に関する。
従来、高圧ホースを圧力調整器等の相手側機器に接続するにあたっては、ホース継手を介して行われることが一般的である。このようなホース継手は先端シール部に螺子切り溝を有すると共に、相手側機器においても螺子切り溝が形成されて、これら螺子切り溝を結合させることにより、接続固定が行われる(例えば特許文献1参照)。
特開2007−127509号公報(図1及び図2参照)
しかし、特許文献1に記載のホース継手の接続構造では、ホースの接続作業にあたり螺子締めを行わなければならず、手間が掛かるうえに螺子の締め過ぎによる経時破損の問題も生じてしまう。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、接続作業にあたり手間を軽減すると共に、経時破損の可能性を低減させることが可能な高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造、及び、圧力調整器を提供することにある。
本発明の高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造は、高圧ホースと圧力調整器の接続部とを接続する構造であって、周状に第1の溝が形成された基軸部と、基軸部から先端側に伸びると共に周状に第2の溝が形成された先端シール部とを備えたホース継手の第2の溝に弾性部材からなるリング部材を嵌め、先端シール部を圧力調整器の接続部に挿入すると共に、圧力調整器に固定される固定部材を第1の溝に嵌合してなることを特徴とする。
この高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造によれば、第2の溝に弾性部材からなるリング部材を嵌め、先端シール部を圧力調整器の接続部に挿入するため、リング部材の弾性力により圧力調整器の接続部にリング部材が密着することとなり、気密性を保つことができる。また、圧力調整器に固定される固定部材を第1の溝に嵌合するため、第1の溝と固定部材によりホース継手の抜けが防止されることとなる。よって、螺子締めを要することなく、ホース継手を圧力調整器に対して正常に接続することができること、及び、周方向での回転が可能となることで高圧ホースの捩れ解消と容器と高圧ホース接続螺子部の弛み防止が可能となり、接続作業にあたり手間を軽減すると共により安全性の高い作業が可能となる。更に、施工作業者による螺子締付け過ぎなどのミスによる圧力調整器ハウジングの経時破損の可能性を低減させることができる。
また、本発明の圧力調整器は、上記ホース継手の接続構造により高圧ホースと接続された圧力調整器において、少なくとも一部が合成樹脂により構成されたハウジングと、ハウジング内の高圧部位において所定以上の圧力が発生した場合に、圧力を外部に逃がすブロー弁と、を備えることを特徴とする。
この圧力調整器によれば、ハウジングの少なくとも一部が合成樹脂により構成されているため、軽量化と成型後の機械加工の大巾削減を実現することができる。また、ハウジング内の高圧部位において所定以上の圧力が発生した場合、合成樹脂性のハウジングは金属性のハウジングよりも耐圧性が劣ることで破損し易くなってしまうが、圧力を外部に逃がすブロー弁を備えるため、圧力調整器内の高圧部位(例えば中圧減圧部の中圧減圧室や低圧減圧部の低圧減圧室)において異常圧力が発生した場合においてもハウジングの破損を防止することができる。
本発明によれば、接続作業にあたり手間を軽減すると共に、経時破損の可能性を低減させることが可能な高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造を提供することができる。
本実施形態に係る圧力調整器の外観図である。 図1に示した圧力調整器のA−A断面図である。 図1に示した圧力調整器のB−B断面図である。 本実施形態に係る圧力調整器のホース継手の接続構造を示す一部断面図である。 図4に示したセット金具の取付状態を示す圧力調整器の外観図である。 クイックファスナーの一例を示す斜視図である。 図6に示したクイックファスナーを用いた圧力調整器のホース継手の接続構造を示す断面図である。
以下、本発明に係る圧力調整器の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る圧力調整器の外観図であり、図2は、図1に示した圧力調整器のA−A断面図である。また、図3は、図1に示した圧力調整器のB−B断面図である。本実施形態係る圧力調整器1は、LPガス容器からの燃料ガスを所定圧力まで減圧して消費者側(ガスレンジなどの燃焼器)に供給するものである。
この圧力調整器1は、下部ハウジング2と上部ハウジング3とを備え、これらが組み付けられることによりハウジングが形成されている。これらハウジング2,3は、従来のアルミダイカストと異なり、例えばPPS(ポリフェニレン・サルファイド)などの合成樹脂により形成されている。本実施形態ではハウジング2,3の全体が合成樹脂により構成されているが、下部ハウジング2や上部ハウジング3の一方のみなど、少なくとも一部が合成樹脂により構成されていてもよい。
下部ハウジング2は、2つのガス入口流路(接続部)4a,4bと、ガス出口流路5が形成されている。ガス入口流路4a,4bは、それぞれ異なるLPガス容器に接続され、LPガス容器からの高圧ガスを導入する流路である。ガス出口流路5は、ガス入口流路4a,4bに対して直交する方向に形成され、圧力調整器1にて減圧された燃料ガスを例えばガスメータ等に供給するための流路である。
具体的に、圧力調整器1は、ガス入口流路4a,4bから導入される例えば0.1〜1.56MPaの高圧ガスを、0.06MPa程度に減圧する中圧減圧部6と、それをさらに2.55〜3.3kPa程度に減圧する低圧減圧部20とを備えている。
中圧減圧部6は、中圧減圧室7と、大気圧室8と、中圧スプリング9と、中圧ダイヤフラム受板10と、中圧ダイヤフラム11と、軸受部材12と、切替軸13と、上部軸受部材14と、切替レバー15と、押圧部材16と、中圧弁17を備えている。
中圧減圧室7は、下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に形成され、ガス入口流路4a,4bから導入された高圧ガスを一時的に保持する部位である。大気圧室8は、外部と連通することにより内部が大気圧となる部位である。
中圧ダイヤフラム11は、周縁が下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に挟持固定されており、中圧減圧室7と大気圧室8とを気密に隔てている。また、中圧ダイヤフラム11は、中圧ダイヤフラム受板10を介して中圧スプリング9により中圧減圧室7側に付勢されている。
軸受部材12は、中圧ダイヤフラム11の軸心部に同軸的に固定されるものである。切替軸13は、軸受部材12に挿入される部材であって、軸受部材12の軸方向(以下単に軸方向という)と直行する平面(以下単に平面という)内において回転自在となっている。また、切替軸13は、軸受部材12に対して軸方向に固定された状態になっており、中圧減圧室7内のガス圧力の変動に伴って、中圧ダイヤフラム11と共に軸方向に移動する。このような切替軸13の下部には、切替軸13の平面内における回転に基づき作用して2つのガス入口流路4a,4bから中圧減圧室7へのガスの流入を調整する中圧弁17が配置されている。
上部軸受部材14は、切替軸13の上部を囲むように形成され、この切替軸13の上部を回転自在に支持するものであって、筒部14aと、鍔部14bと、爪部14cとを有している。筒部14aは、切替軸13の上部を覆う部位である。鍔部14bは、平面方向に伸びるフランジである。爪部14cは、上部ハウジング3側に係止される部位である。このような上部軸受部材14は、鍔部14bと爪部14cとによって、上部ハウジング3の一部(上部ハウジングの内方に伸びる部位)を挟持することにより、固定された状態となっている。
さらに、上部軸受部材14には、軸方向に延びるパイプ部14dが形成されている。筒部14aとパイプ部14dとには、大気圧室8からパイプ部14dの上方へ貫通する貫通孔14eが形成されている。これにより、大気圧室8は、外部と連通することとなる。
切替レバー15は、上部ハウジング3の上部において平面内を180度回転可能とされるものである。押圧部材16は、中圧ダイヤフラム11の軸心部に固定状態で設けられるものであり、切替レバー15の回転にと共に回転するものである。また、押圧部材16は、凹部16aと凸部16bと有している。凹部16aは、上部ハウジング3側に凹む部位であり、凸部16bは、下部ハウジング2側の突き出る部位である。切替レバー15を180度回転させた場合、これら、凹部16aと凸部16bとの位置が入れ替わることとなり、中圧弁17から伸びる棒状部材17aとの接触関係が変わることとなる。すなわち、図3に示す例では、ガス流入口4a側の中圧弁17から伸びる棒状部材17aと凸部16bとが接触しているが、切替レバー15を180度回転させることにより、凸部16bは、ガス流入口4b側の中圧弁17から伸びる棒状部材17aと接触することとなる。
低圧減圧部20は、低圧減圧室21と、大気圧室22と、低圧スプリング23と、低圧ダイヤフラム受板24と、低圧ダイヤフラム25と、作動桿26と、スプリング受け座金27と、安全弁調整スプリング28と、開閉用レバー29と、ピン30と、低圧弁31と、ノズル部32とを備えている。
低圧減圧室21は、下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に形成され、中圧減圧部6から導入された中圧ガスを一時的に保持する部位である。大気圧室22は、外部と連通することにより内部が大気圧となる部位である。この大気圧室22は、低圧減圧部20と中圧減圧部6との間を連通する連通路34を介して、中圧減圧部6の大気圧室8とつながっており、これにより、内部が大気圧となる。なお、この連通路34により、低圧減圧部20について、防水カバーや防水パッキン等を不要するにすることができる。
低圧ダイヤフラム25は、周縁が下部ハウジング2と上部ハウジング3との間に挟持固定されており、低圧減圧室21と大気圧室22とを気密に隔てている。また、低圧ダイヤフラム25は、低圧ダイヤフラム受板24を介して低圧スプリング23により低圧減圧室21側に付勢されている。
作動桿26は、低圧ダイヤフラム25の中心を軸方向に貫通して設けられる部材であって、その低圧減圧室21側先端には開閉用レバー29が設けられている。開閉用レバー29の先端(作動棹26の反対側先端)には、ピン30が設けられている。このため、開閉用レバー29は、ピン30を中心に回動可能となっている。
また、開閉用レバー29のより先端には、低圧弁31が設けられている。低圧弁31は、開閉用レバー29の回動に応じて、中圧減圧室7とガス出口流路5との間に設けられたノズル部32を開閉するように動作するようになっている。
また、作動棹26の大気圧室22側の先端には、スプリング受け座金27が設けられている。このスプリング受け座金27と低圧ダイヤフラム25との間には、安全弁調整スプリング28が介装されている。安全弁調整スプリング28は、作動桿26の下端に一体に形成された安全弁の弁体26aを、低圧ダイヤフラム25の下部側に配置した弁体受け33に当接する方向に常時付勢している。
また、本実施形態において圧力調整器1は、表示18と、表示窓19と、表示スプリングSとを備えている。表示18は、鍔部14bに支持され、支持箇所を中心に回動可能となった部材である。この表示18は、棒状の軸部18aと、赤色部位18bとから構成されている。赤色部位18bは、軸部18aの先端に設けられている。表示窓19は、透明の樹脂材料により構成され、切替レバー15の一部を切り欠いた切り欠き部に設けられている。
表示スプリングSは、鍔部14bと表示18との間において圧縮状態で設けられたコイルバネである。詳細に表示スプリングSのコイル内には、軸部材が設けられて鍔部14bに支持されており、コイル一端側が鍔部14bに接触し、コイル他端側が表示18に接触している。このような表示スプリングSは、圧縮状態において表示18を回動させることなく、表示18は図2に示す位置にて留めることとなる。一方、この表示スプリングSの圧縮状態が開放されると、表示18を図2に示す矢印方向に回動させることとなる。
ここで、一方のガス入口流路4a(4b)側に接続されるLPガス容器内のガス量が充分であり、高圧ガスが中圧減圧室7に流入する状態において表示スプリングSは、圧縮状態を維持している。この場合、表示18は回動せず、表示窓19には、赤色部位18bが対向しない。これに対して、一方のガス入口流路4a(4b)側に接続されるLPガス容器内のガス量が充分でなくなると、他方のガス入口流路4b(4a)側に接続されるLPガス容器から高圧ガスが中圧減圧室7に流入する。この場合、凹部16aが棒状部材17aと接触することとなり、中圧ダイヤフラム11はやや下部ハウジング2側に変位した状態となる。この状態において、表示スプリングSは、圧縮状態が開放されて表示18を回動させる。これにより、表示18の赤色部位18bが表示窓19と対向する。従って、作業員等には表示窓19から赤色部位18bが視認され、一方のガス入口流路4a(4b)側に接続されるLPガス容器内のガス量が不十分であることを知ることができる。
さらに、本実施形態に係る圧力調整器1は、ブロー弁40と、ブローカバー41とを備えている。ブロー弁40は、ハウジング2,3内の高圧部位(具体的には大気圧よりも高圧となる部位)において所定以上の圧力が発生した場合に、圧力を外部に逃がすものであり、本実施形態に係る例においては中圧減圧部6の中圧減圧室7において所定以上の圧力が発生した場合に、圧力を外部に逃がすものである。
詳細に中圧減圧室7には、外部に連通する貫通孔35が形成されている。この貫通孔35は、中圧減圧室7側の小径部と、小径部から中圧減圧室7の反対側に伸びる拡径部とからなっている。また、ブロー弁40は、ブロー用ボール40aと、ブロー用スプリング40bとを有している。ブロー用ボール40aは、貫通孔35の拡径部に貫通孔35の長手方向に移動自在に配置されている。ブロー用スプリング40bは、ブロー用ボール40aを小径部側に付勢するものである。
以上の構成により、中圧減圧室7において異常圧力が発生していない場合には、ブロー用スプリング40bの付勢力によりブロー用ボール40aが小径部を塞ぐこととなる。一方、中圧減圧室7において異常圧力が発生した場合には、ブロー用スプリング40bの付勢力に抗してブロー用ボール40aが小径部を塞がない位置に移動して、中圧減圧室7内の異常圧力を外部に逃がすこととなる。なお、ブロー用スプリング40bは、ブローカバー41により押さえ付けられることにより圧縮状態を維持している。また、ブローカバー41は、下部ハウジング2に螺子42により固着されている。
図4は、本実施形態に係る高圧ホースと圧力調整器1のホース継手の接続構造を示す一部断面図である。図4に示すように、ホース継手50は、高圧ホースと圧力調整器1のガス入口流路4a,4bとを接続するものであって、従来の螺子切り構造と異なり以下のようになっている。具体的にホース継手50は、周状に第1の溝51a(溝は1本又は2本以上の場合もある。)が形成された基軸部51と、基軸部51から先端側に伸びると共に周状に第2の溝52aが形成された先端シール部52とを有している。
また、第2の溝52aには、ゴム等の弾性部材からなるOリング(リング部材)60(Oリングは溝51aの数にあわせて1本又は2本以上の場合もある。)が嵌められており、Oリングが嵌められた状態で先端シール部52をガス入口流路4a,4bに挿入することにより接続が行われる。この際、弾性部材からなるOリング60がガス入口流路4a,4bの内周壁に密着することとなり、気密性が保たれる。
また、第1の溝51aにはセット金具(固定部材)70の一部が嵌合される。図5は、図4に示したセット金具70の取付状態を示す圧力調整器1の外観図である。図5に示すように、セット金具70は下部ハウジング2に対して螺子71により固定されており、その左右端が第1の溝51aに入り込むようになっている。これにより、ホース継手50がガス入口流路4a,4bから抜けてしまう事態を防止している。
また、図5に示す例ではセット金具70を用いているが、これに限らず、クイックファスナー80(固定部材)を用いてもよい。図6は、クイックファスナー80の一例を示す斜視図であり、図7は、図6に示したクイックファスナー80を用いた圧力調整器1のホース継手の接続構造を示す断面図である。
図6に示すように、クイックファスナー80は、略半円形状の金属部材であって、基部81と第1の足部82と第2の足部83とからなっている。基部81は、第1の足部82と第2の足部83とをつなぐ接続部位であって、第1及び第2の足部82,83は、基部81から円弧状に伸びる構成となっている。また、第1及び第2の足部82,83は円弧状に伸びる足の中央に長円形に伸びる溝部82a,83aが形成されている。さらに、第1及び第2の足部82,83は、図6の矢印に示す方向に撓むようになっている。
このようなクイックファスナー80を用いてホース継手50を接続するにあたっては、第1の溝部52aと圧力調整器1に形成された切り欠き1aとにまたがるように、第1の足部82と第2の足部83とを嵌合させる。この際、第1及び第2の足部82,83は図6の矢印に示す方向に撓むこととなり、第1及び第2の足部82,83には撓むから復帰しようとする力が働いて基軸部51と圧力調整器1とを強固に接続する。これにより、クイックファスナー80は、ホース継手50の抜けを防止することと高圧ホース側を周方向に回転させることが可能となる。
次に、本実施形態に係る圧力調整器1の動作について説明する。まず、消費者側でガスが使用されると、中圧減圧室7の圧力が減圧する。これにより、中圧スプリング9の付勢力により中圧ダイヤフラム11が下部ハウジング2側に変位する。そして、一方の棒状部材17aが凸部16bによって下部ハウジング2側に押し下げられる。これにより、一方のガス入口流路4a(4b)側の中圧弁17が動作して一方のガス入口流路4aが開き、LPガス容器からの高圧ガスが中圧減圧室7に導入される。なお、他方の棒状部材17aは、凹部16aによって押し下げられず、他方のガス入口流路4b(4a)側の中圧弁17は動作せず他方のガス入口流路4bは開かないこととなる。
高圧ガスの流入により中圧減圧室7の圧力が上昇すると、中圧スプリング9の付勢力に抗して中圧ダイヤフラム11が上部ハウジング2側に変位する。これにより、棒状部材17aと共に中圧弁17が上部ハウジング2側に移動して、一方のガス入口流路4aは閉じられることとなる。その後、消費者側でガスが使用されると、中圧減圧室7の圧力が減圧して、上記動作を繰り返すこととなる。
また、一方のガス入口流路4a(4b)側に接続されるLPガス容器内のガス量が低下した場合、中圧減圧室7の圧力が上昇しなくなる。この場合、中圧スプリング9の付勢力により中圧ダイヤフラム11が下部ハウジング2側に一層変位することとなる。これにより、凹部16aが他方の棒状部材17aに接触して押し下げられることとなり、他方のガス入口流路4b(4a)側に接続されるLPガス容器から高圧ガスが流入するようになる。
なお、中圧減圧室7において異常圧力が発生した場合には、ブロー用ボール40aがブロー用スプリング40bの付勢力に抗して小径部を塞がない位置に移動し、中圧減圧室7内の異常圧力を外部に逃がすこととなる。
また、低圧減圧部20においては、消費者側でガスが使用されることにより、低圧減圧室21の圧力が減圧する。これにより、低圧スプリング23の付勢力により低圧ダイヤフラム25が下部ハウジング2側に変位する。そして、開閉用レバー29がピン30を支点として図中反時計方向に回動する。この回動により、低圧弁31が図中右方向に移動して、低圧ノズル32を開放する。これにより、中圧減圧室7側のガスが、ガス出口流路5側に流れる。
一方、低圧減圧室21の圧力が上昇すると、低圧スプリング23の付勢力に抗して、低圧ダイヤフラム25が上部ハウジング3側へ変位し、低圧弁31が図中左方向へ移動する。これにより、低圧ノズル32の流路が閉じられ、低圧減圧室21へのガスの流入を制御する。その後、消費者側でガスが使用されると、低圧減圧室21の圧力が減圧して、上記動作を繰り返すこととなる。
また、ホース継手50の接続にあっては、まず、第2の溝52aにOリング60が嵌めこまれる。そして、ホース継手50の先端シール部52がガス入口流路4a,4bに挿入される。次いで、圧力調整器1に対して螺子71によりセット金具70を留めると共に、セット金具70の端部を第1の溝51aに嵌合させる。これにより、ホース継手50の抜けを防止する。
このようにして、本実施形態に係る高圧ホースと圧力調整器1のホース継手50の接続構造によれば、第2の溝52aに弾性部材からなるOリング60を嵌め、先端シール部52を圧力調整器1のガス入口流路4a,4bに挿入するため、Oリング60の弾性力により圧力調整器1のガス入口流路4a,4bにOリング60が密着することとなり、気密性を保つことができる。また、圧力調整器1に固定されるセット金具70やクイックファスナー80を第1の溝51aに嵌合するため、第1の溝51aとセット金具70やクイックファスナー80によりホース継手50の抜けが防止されることとなる。よって、螺子締めを要することなく、ホース継手50を圧力調整器1に対して正常に接続することができること、及び、周方向での回転が可能となることで高圧ホースの捩れ解消と容器と高圧ホース接続螺子部の弛み防止が可能となり、接続作業にあたり手間を軽減すると共により安全性の高い作業が可能となる。更に、施工作業者による螺子締付け過ぎなどのミスによる圧力調整器ハウジング2,3の経時破損の可能性を低減させることができる。となり、接続作業にあたり手間を軽減すると共に、経時破損の可能性を低減させることができる。
また、本実施形態に係る圧力調整器1によれば、ハウジング2,3が合成樹脂により構成されているため、軽量化と成型後の機械加工の大巾削減を実現することができる。また、ハウジング2,3内の高圧部位において所定以上の圧力が発生した場合、合成樹脂性のハウジング2,3は金属性のハウジングよりも耐圧性が劣ることで破損し易くなってしまうが、圧力を外部に逃がすブロー弁40を備えるため、圧力調整器1内の高圧部位(例えば中圧減圧部6の中圧減圧室7や低圧減圧部20の低圧減圧室21)において異常圧力が発生した場合においてもハウジング2,3の破損を防止することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよい。例えば、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、他の機能を追加したり、ある機能を除いたりしてもよい。さらに、寸法等は図示されたものに限られるものではない。
また、本実施形態では図2、図3及び図5に示すように、上部ハウジング3は、下部ハウジング2との接合部において水の浸入を防止するフランジ3aが設けられているが、特にフランジ3aを有していなくともよい。
1 圧力調整器
1a 切り欠き
2 下部ハウジング
3 上部ハウジング
3a フランジ
4a,4b ガス入口流路
5 ガス出口流路
6 中圧減圧部
7 中圧減圧室
8 大気圧室
9 中圧スプリング
10 中圧ダイヤフラム受板
11 中圧ダイヤフラム
12 軸受部材
13 切替軸
14 上部軸受部材
14a 筒部
14b 鍔部
14c 爪部
14d パイプ部
15 切替レバー
16 押圧部材
16a 凹部
16b 凸部
17 中圧弁
17a 棒状部材
18 表示
18a 軸部
18b 赤色部位
18c 青色部位
19 表示窓
20 低圧減圧部
21 低圧減圧室
22 大気圧室
23 低圧スプリング
24 低圧ダイヤフラム受板
25 低圧ダイヤフラム
26 作動桿
27 スプリング受け座金
28 安全弁調整スプリング
29 開閉用レバー
30 ピン
31 低圧弁
32 ノズル部
33 弁体受け
34 キャップ
35 貫通孔
40 ブロー弁
40a ブロー用ボール
40b ブロー用スプリング
41 ブローカバー
42 螺子
50 ホース継手
51 基軸部
51a 第1の溝
52 先端シール部
52a 第2の溝
60 Oリング(リング部材)
70 セット金具(固定部材)
71 螺子
80 クイックファスナー(固定部材)
81 基部
82,83 足部
82a,83a 溝部
S 表示スプリング

Claims (2)

  1. 高圧ホースと圧力調整器の接続部とを接続するホース継手の接続構造であって、
    周状に第1の溝が形成された基軸部と、前記基軸部から先端側に伸びると共に周状に第2の溝が形成された先端シール部とを備えた前記ホース継手の前記第2の溝に弾性部材からなるリング部材を嵌め、前記先端シール部を圧力調整器の接続部に挿入すると共に、前記圧力調整器に固定される固定部材を前記第1の溝に嵌合してなる
    ことを特徴とする高圧ホースと圧力調整器のホース継手の接続構造。
  2. 請求項1に記載のホース継手の接続構造によりホースと接続された圧力調整器において、
    少なくとも一部が合成樹脂により構成されたハウジングと、
    前記ハウジング内の高圧部位において所定以上の圧力が発生した場合に、圧力を外部に逃がすブロー弁と、
    を備えることを特徴とする圧力調整器。
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