JP2013056357A - 鋳片の連続鋳造装置及び鋳片の連続鋳造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋳片を切断する際に未凝固部が外側へ流出することを防止できるようにした鋳片の連続鋳造装置及び鋳片の連続鋳造方法を提供する。
【解決手段】鋳型15に注入された溶鋼を引き抜きながら凝固させて連続して鋳片60を製造する装置であって、鋳片引抜方向に沿って配置された複数の冷却ノズル21を有し、複数の冷却ノズル21の各々から鋳片60に向けて冷却水を噴射することによって、鋳片60に2次冷却を施す2次冷却装置20と、2次冷却が施されることにより完全に凝固した完全凝固位置61をオンラインで検出する完全凝固位置検出部51と、検出された完全凝固位置61で鋳片60を切断する切断装置40と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、鋳片の連続鋳造装置及び鋳片の連続鋳造方法に関する。
従来から、鋳片の製造方法として連続鋳造法が知られている。連続鋳造法では、取鍋内溶鋼を中間容器(タンディッシュ)を介して中空の水冷銅鋳型(モールド)に一方から注入し、他方から連続的に引き抜き、引き抜かれた鋳片を適度な長さに切断する。この適度な長さに切断された鋳片(例えば、スラブ)は、加熱炉へ装入されて加熱され、その後熱間圧延される。ここで、従来から、スラブを熱片の状態(即ち、一部が未凝固の状態)で加熱炉へ装入することが行われている。これにより、加熱炉においてスラブを加熱するためのエネルギーを低減することができる。
例えば、下記の特許文献1、2には、未凝固部を内部に有するスラブの製造方法が開示されている。特許文献1に開示されている方法では、上下の凝固シェルを内部の未凝固部を挟むように圧着して鋳片を切断することによって、未凝固部を内部に有するスラブを製造する。特許文献2に開示されている方法では、冷却水の流量を制御することによって、鋳片の一定の距離毎に完全に凝固させる。そして、この鋳片を完全凝固位置で切断することによって、未凝固部を内部に有するスラブを製造する。
特開昭61−27151号公報 特開昭53−112247号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている方法では、鋳片を切断する際に、上下の凝固シェルに意図しない割れが生じたり、凝固シェルが十分に圧着されなかったりする可能性があった。このように割れや圧着不十分な箇所が生じると、そこから未凝固部が流出してしまう可能性があった。
また、特許文献2に開示されている方法では、鋳片を切断する際に、完全凝固位置を高精度に検出することは難しく、鋳片の切断位置が完全凝固位置から外れてしまう可能性があった。鋳片の切断位置が完全凝固位置から外れてしまうと、鋳片の被切断面から未凝固部が流出してしまう可能性があった。
そこで、この発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、鋳片を切断する際に未凝固部が外側へ流出することを防止できるようにした鋳片の連続鋳造装置及び鋳片の連続鋳造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る鋳片の連続鋳造装置は、鋳型に注入された溶鋼を引き抜きながら凝固させて連続して鋳片を製造する装置であって、前記鋳片の引き抜き方向である鋳片引抜方向に沿って配置された複数のノズルを有し、前記複数のノズルの各々から前記鋳片に向けて冷却水を噴射することによって、前記鋳片に2次冷却を施す2次冷却手段と、前記鋳片の前記2次冷却が施されることにより完全に凝固した完全凝固位置をオンラインで検出する完全凝固位置検出手段と、検出された前記完全凝固位置で前記鋳片を切断する鋳片切断手段と、前記鋳片の前記完全凝固位置と、前記鋳片内に前記未凝固部位を有する未凝固位置とが、前記鋳片引抜方向に沿って交互に配置されるように、前記複数のノズルの各々から噴射される前記冷却水の量を制御する2次冷却水量制御手段と、を備えることを特徴とする。
また、上記の連続鋳造装置において、前記2次冷却水量制御手段は、前記完全凝固位置検出手段による前記完全凝固位置の検出結果に基づいて、前記複数のノズルの各々から噴射される前記冷却水の量を調整することを特徴とする。
また、上記の連続鋳造装置において、前記鋳片の2次冷却中の部位の凝固状態を検出する凝固状態検出手段、をさらに備え、前記2次冷却水制御手段は、前記凝固状態検出手段による前記凝固状態の検出結果に基づいて、前記複数のノズルの各々から噴射される前記冷却水の量を調整することを特徴とする。
本発明の別の態様に係る鋳片の連続鋳造方法は、鋳型に注入された溶鋼を引き抜きながら凝固させて連続して鋳片を製造する方法であって、前記鋳片の引き抜き方向である鋳片引抜方向に沿って配置された複数のノズルの各々から前記鋳片に向けて冷却水を噴射させることによって、前記鋳片に2次冷却を施し、前記鋳片の前記2次冷却が施されることにより完全に凝固した完全凝固位置をオンラインで検出し、検出された前記完全凝固位置で前記鋳片を切断し、前記鋳片の前記完全凝固位置と、前記鋳片内に前記未凝固部位を有する未凝固位置とが、前記鋳片引抜方向に沿って交互に配置されるように、前記複数のノズルの各々から噴射される前記冷却水の量を制御することを特徴とする。
本発明によれば、鋳片を切断する際に未凝固部が外側へ流出することを防止することができる。
第1実施形態に係る連続鋳造装置100の構成例を示す概念図である。 鋳片60に対する冷却ノズル21の配置例を示す概念図である。 凝固状態検出用のセンサー31の第1の構成例を示す概念図である。 凝固状態検出用のセンサー31の第2の構成例を示す概念図である。 送信信号と受信信号の一例を示す図である。 鋳片60の切断位置の決定手順を示すフローチャートである。 完全凝固位置61の鋳片引抜方向の長さLを示す図である。 第1実施形態の変形例に係る連続鋳造装置100Aの構成例を示す概念図である。 第2実施形態に係る連続鋳造装置200の構成例を示す概念図である。
(第1実施形態)
次に、本発明の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る連続鋳造装置(以下、連鋳機ともいう)100の構成例を示す概念図である。図1では、連鋳機として垂直曲げ型連鋳機を例示している。
図1に示すように、連鋳機100は、例えば、取鍋11と、タンディッシュ13と、鋳型15(モールド)15と、複数のサポートロール17と、2次冷却装置20と、凝固状態検出用のセンサー31と、メジャーリングロール33と、切断装置40と、制御部50
と、を備える。
この連鋳機100では、タンディッシュ13の下方に鋳型15が設けられ、タンディッシュ13の底部に鋳型15への溶鋼供給口となる浸漬ノズル14が設けられている。鋳型15の下方に複数のサポートロール17が設置されている。これら複数のサポートロール17に沿って、鋳片5が所定の引抜き速度で引き抜かれる。
2次冷却装置20は、例えば9つの冷却ゾーン1〜9で構成されている。各冷却ゾーン1〜9にはスプレー又はエアミストスプレー用ノズルなどの冷却ノズル21が配置されている。これら複数の冷却ノズル21の各々から鋳片60の表面に2次冷却用の水(以下、冷却水ともいう。)が噴射されることで、目標とする鋳片の2次冷却が実施される。
なお、図1では、鋳片60の上面側にのみ冷却ノズル21が配置されている構成を示しているが、これはあくまで一例である。鋳片60の下面側に冷却ノズル21が配置されていてもよいし、鋳片60の上面及び下面にそれぞれ冷却ノズル21が配置されていてもよい。或いは、例えば図2に示すように、鋳片60の上面及び下面の側(以下、長辺の側ともいう)と、側面の側(以下、短辺の側ともいう。)にそれぞれ冷却ノズル21が配置されていてもよい。図2において、紙面に垂直な方向(Y軸方向)が鋳片引抜方向である。
なお、図1では冷却ゾーンが計9ゾーン設けられている場合を示しているが、これはあくまで一例である。冷却ゾーンの数は、連鋳機の長さ(即ち、機長)などによって任意の数に設定してよい。
凝固状態検出用のセンサー31は例えば電磁超音波センサーである。このセンサー31は、鋳片60を挟んで対向配置された送信用センサー及び受信用センサーを有する。一例を挙げると、図3に示すように、送信用センサー31a及び受信用センサー31bは、鋳片60の幅方向(X軸方向)に移動可能な取り付け架台32に取り付けられていてもよい。そして、この架台32に取り付けられた送信用センサー31aと受信用センサー31bとが同期して移動する。これにより、センサー31は、鋳片60の幅方向における一端から他端にかけて、鋳片60内部の凝固状態(即ち、鋳片60の厚み方向(Z軸方向)における凝固状態)を検知する。
或いは、図4に示すように、送信用センサー31aと受信用センサー31bはそれぞれ同じ数だけ、複数個ずつ設けられていてもよい。そして、送信用センサー31aと受信用センサー31bは、それぞれ鋳片60の幅方向に沿って一列に並ぶように配置されていてもよい。
送信用センサー31aは、送信信号として、例えば横波の電磁超音波を発信する。受信用センサー31bは、受信信号として、送信用センサー31aから発信された電磁超音波のうちの鋳片60を透過した信号を受信する。鋳片60がその内部まで完全に凝固した状態(即ち、完全凝固状態)では、送信用センサー31aから発信された送信信号は少なくともその一部が鋳片60を貫通して、受信用センサー31bで受信される。一方、鋳片60内に溶鋼が完全に凝固していない未凝固部位が存在する場合は、送信用センサー31aから発信された送信信号は未凝固部位で遮られ、受信用センサー31bで受信されない。
図5(a)及び(b)は、送信信号と受信信号の一例を示す図である。図5(a)の縦軸は送信信号の強度を示し、その横軸は時間を示す。図5(b)の縦軸は受信信号の強度を示し、その横軸は時間を示す。
図5(a)に示すように、送信用センサー31aが時間t1から時間t2の間、送信信号を送信した場合を想定する。このとき、鋳片60のうちの、送信用センサー31aと受信用センサー31bとで挟まれた部位が完全凝固状態にあれば、図5(b)の実線で示すように、時間T1(=t1+Δt)から時間T2(=t2+Δt)の間、受信用センサー31bは閾値(即ち、予め設定されている強度)以上の信号を受信する。一方、鋳片60のうちの、送信用センサー31aと受信用センサー31bとで挟まれた部位に未凝固部位が存在する場合は、図5(b)の2点鎖線で示すように、時間T1(=t1+Δt)から時間T2(=t2+Δt)の間、受信用センサー31bは閾値未満の信号(例えば、ノイズ)しか受信しない。なお、受信用センサー31bで受信された信号(即ち、受信信号)は検出信号として、制御部50へ出力される。
図1に戻って、メジャーリングロール33は、鋳片60の移動量を計測する。例えば、メジャーリングロール33は鋳片60に接触しており、鋳片60の移動に伴って回転する。この回転数(回転量)に基づいて、鋳片60の単位時間当たりの移動量(即ち、移動速度)が算出される。
切断装置40は、後述の切断位置検出部によって検出された切断位置で、鋳片60を切断する。この切断装置40は、例えばレール41と、台車42と、台車42に支持されたトーチ43とを備える。トーチが切断機を構成する。レール41は、例えば鋳片60の上方に位置し、鋳片引抜方向に沿って延在するようにして配置されている。台車42は、駆動装置(図示せず)によって駆動され、レール41上を鋳片60の移動と同期して走行可能となっている。例えば、台車42はクランプ機構(図示せず)を備え、そのクランプ機構によって鋳片60をクランプすることで、鋳片60と同期して走行可能となっている。もちろん、台車42を、モータなどの駆動源を備えた自走式として構成して、鋳片60の移動速度情報に基づき駆動源を駆動することで、鋳片60の移動と同期して走行するように構成しても良い。
トーチ43は、噴射するガスが着火してなる火炎によって鋳片60の切断を行う。例えば、トーチ43には、図示しない配管系からプロパン等の燃料ガスと酸素が供給されており、その燃料ガスと酸素との混合ガスを、下方に向いた火口から噴射し、噴射した混合ガスが着火してなる火炎で鋳片60の溶断を行う。ここで、トーチ43は、燃料ガスと酸素の圧力、流量等を最低限に絞り込んだ種火状態と、燃料ガスと酸素の圧力、流量等をある程度絞り込み、鋳片60の溶断はできないものの、いつでも溶断に移行できる状態である予熱状態と、燃料ガスと酸素を充分に供給し、鋳片60を溶断することが可能な切断状態との3つの状態を適宜切り換えることが可能である。
なお、切断装置40は、台車42に支持されているトーチ43を鋳片60の幅方向(図1では、紙面に垂直な方向)に変位可能な横変位機構(図示せず)を備えていてもよい。この横変位機構によって、トーチ43は、台車42が台車42移動範囲内を移動する間に、鋳片60を幅方向に横断することで鋳片60の溶断を行うことが可能である。台車42は鋳片60の切断が完了する毎に、初期位置の方向に戻るようになっている。
制御部50は、例えば、完全凝固位置検出部51と、切断位置検出部52と、2次冷却水量制御部53と、を有する。
完全凝固位置検出部51は、凝固状態検出用のセンサー31から送信されてくる検出信号(即ち、受信信号)に基づいて、鋳片60のセンサー31により探測された部位(以下、探測部位ともいう。)の凝固状態をリアルタイムで検出する。例えば図5(b)の一点鎖線で示されるように、予め設定された信号強度を閾値として、検出信号の強度が閾値以上の場合は、完全凝固位置検出部51は、探索部位は完全凝固状態にある(即ち、完全凝固位置61である)と判定する。また、検出信号の強度が閾値未満の場合は、完全凝固位置検出部51は、探索部位は内部に未凝固部位64を有する(即ち、未凝固位置62である)と判定する。なお、完全凝固位置検出部51は、検出信号の強度の変化(例えば、図5(b)に示した実線から二点鎖線への変化)を検知することによって、完全凝固位置61の端部である凝固完了位置(即ち、クレーターエンド)を検出することもできる。
切断位置検出部52は、例えば、制御部50の上位のコントローラである製造管理用制御部150から送信されてくる鋳片60の切断間隔に関する情報、メジャーリングロール33で測定される鋳片60の移動速度、及び、完全凝固位置検出部51により検出される完全凝固位置61に関する情報に基づいて、鋳片60の切断位置を決定する。
図6は、切断位置検出部52による鋳片60の切断位置の決定手順を示すフローチャートである。図6のステップS110では、切断位置検出部52は、製造管理用制御部150から、鋳片60の切断間隔に関する情報を取得する。一例を挙げると、切断間隔は3〜7mである。ステップS120では、鋳片60の切断間隔に関する情報と、鋳片60の移動速度に関する情報とに基づいて、鋳片60の切断予定位置を設定する。ステップS130では、切断位置検出部52は、この鋳片60の切断予定位置が、完全凝固位置61であるか否かを判定する。例えば、切断位置検出部52は、完全凝固位置検出部51から出力される検出信号と、メジャーリングロール33で測定される鋳片60の移動速度とに基づいて、完全凝固位置61をトラッキングしている。切断位置検出部52は、切断予定位置が、このトラッキングしている完全凝固位置61であるか否かを判定する。
鋳片60の切断予定位置が完全凝固位置61であると判定された場合はステップS140へ進み、完全凝固位置61でないと判定された場合はステップS150へ進む。ステップS150では、切断位置検出部52は、ステップS120で設定した切断予定位置を切断位置に決定する(即ち、切断位置を検出する。)。一方、ステップS160では、切断位置検出部52は、切断予定位置が完全凝固位置61となるように、切断予定位置を鋳片引抜方向の上流側又は下流側へ変更する。このように切断予定位置を変更した後は、ステップS140へ戻る。そして、切断位置検出部52は、このステップS150で変更した切断予定位置が、完全凝固位置61であるか否かを判定する。
なお、切断位置検出部52は、メジャーリングロール33で測定される鋳片60の移動速度に基づいて、切断位置をトラッキングする。このトラッキング情報は切断装置40に送信される。切断装置40は、このトラッキングされている切断位置で鋳片60を切断する。これにより、鋳片60から、例えば3〜7mの長さを有するスラブ70を得ることができる。
図1に戻って、2次冷却水量制御部53は、鋳片60において完全凝固位置61と未凝固位置62とが鋳片引抜方向に沿って交互に配置されるように、複数の冷却ノズル21の各々から噴射される冷却水の量を制御する。例えば、2次冷却水量制御部53は、完全凝固位置検出部51による検出結果(即ち、完全凝固位置61に関する情報)を取得する。2次冷却水量制御部53は、完全凝固位置検出部51による検出結果と、複数の冷却ノズル21の各々の相対的位置から逆算することで、連鋳機内のどの部分に鋳片60の切断予定位置が存在するかを推測することができる。或いは、この推測は、完全凝固位置検出部51による検出結果と、例えば製造管理用制御部150から送信されてくる鋳片60の切断間隔に関する情報とに基づいて行うこともできる。
そこで、2次冷却水量制御部53は、切断予定位置の近くに位置する冷却ノズル21に、完全凝固を達成するに足りる量の冷却水を鋳片60に向けて噴射させる。また、2次冷却水量制御部53は、切断予定位置から遠く離れている冷却ノズル21に、切断予定位置の近くに位置する冷却ノズル21よりも少ない量の冷却水を、鋳片60に向けて噴射させる。これにより、切断予定位置の冷却を強め、それ以外の位置の冷却を相対的に弱めることができ、切断予定位置において完全凝固を達成することが可能となる。
また、2次冷却水量制御部53は、完全凝固位置検出部51による検出結果に基づいて、複数の冷却ノズル21の各々から噴射される冷却水の量を調整してもよい。例えば、図7(a)に示すように、完全凝固位置61の鋳片引抜方向(Y軸方向)における長さLが、予定されていた長さよりも長い場合は、鋳片60に噴射された冷却水の量が多いことが考えられる。このような場合は、2次冷却水量制御部53は複数の冷却ノズル21の各々から噴射される冷却水の量を少なくする。これにより、鋳片60の探索部位よりも上流側の部位において、完全凝固位置61の長さLが短くなるように(つまり、未凝固位置62の長さが長くなるように)冷却を弱めることができる。
一方、図7(b)に示すように、完全凝固位置61の長さLが、予定されていた長さよりも短い場合は、鋳片60に噴射された冷却水の量が少ないことが考えられる。このような場合は、2次冷却水量制御部53は複数の冷却ノズル21の各々から噴射される冷却水の量を多くする。これにより、鋳片60の探索部位よりも上流側の部位において、完全凝固位置61の長さLが長くなるように(つまり、未凝固位置62の長さが短くなるように)冷却を強めることができる。
(動作)
次に、第1実施形態の動作例について説明する。
図1に示した連鋳機100は、鋳型15に注入された溶鋼を下側に引き抜きながら2次冷却を施して鋳片60を形成する。2次冷却装置20は、鋳片60のうちの切断予定位置により多くの冷却水を供給する。つまり、鋳片60の切断予定位置の冷却は他の位置よりも強化される。これにより、鋳片60の2次冷却後の部位は、完全凝固位置61と未凝固位置62とが鋳片引抜方向に沿って交互に配置された形態となる。完全凝固位置検出部51は、鋳片60の完全凝固位置61を凝固状態検出用のセンサー31を介して検出する。
切断位置検出部52は、完全凝固位置検出部51による検出結果と、製造管理用制御部150から送信されてくる鋳片60の切断間隔に関する情報とに基づいて、鋳片60の切断位置を検出する。ここで、検出される切断位置は完全凝固位置61である。切断装置40は、この検出された完全凝固位置61で鋳片60を切断する。
一方、2次冷却水量制御部53は、完全凝固位置検出部51による検出結果に基づいて、冷却水の量をフィードバック制御する。これにより、例えば、完全凝固位置61の長さLの均一化や、未凝固位置62における未凝固部位64の厚さ、形状等の均一化が図られる。
この第1実施形態では、複数の冷却ノズル21が本発明の「複数のノズル」に対応し、2次冷却装置20が本発明の「2次冷却手段」に対応している。また、凝固状態検出用のセンサー31及び完全凝固位置検出部51が本発明の「完全凝固位置検出手段」に対応している。切断装置40が本発明の「鋳片切断手段」に対応している。2次冷却水量制御部53が本発明の「2次冷却水量制御手段」に対応している。さらに、後述する凝固状態検出用のセンサー131が本発明の「凝固状態検出手段」に対応している。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態は、次のような効果を奏する。
(1)2次冷却水量制御部53は、鋳片60の完全凝固位置61と未凝固位置62とが鋳片引抜方向に沿って交互に配置されるように、複数の冷却ノズル21の各々から噴射される冷却水の量を制御する。完全凝固位置検出部51は、この完全凝固位置61をオンラインで検出する。そして、切断装置40は、この完全凝固位置61で鋳片60を切断する。これにより、内部に未凝固部位64を有するスラブ70を得ることができる。このスラブ70を加熱炉に装入することで、加熱炉の燃料原単位(即ち、単位製品当たりに必要とされる燃料の消費量)を低減することができる。例えば、鋳片60の内部に10%程度の未凝固部位64を残すことで、鋳片60の平衡温度は200℃程度上昇する。加熱炉への入熱比率を40%とすれば、200℃×0.2Mcal/L×(1/0.4)=100Mcal/Lの原単位削減が可能である。
(2)凝固状態検出用のセンサー31は、例えば横波の電磁超音波を鋳片60の探測部位に照射して、その内部の凝固状態を検知する。この検知信号は、完全凝固位置検出部51に送信される。これにより、完全凝固位置検出部51は、鋳片60の探測部位の凝固状態をリアルタイムに、且つ正確に把握することができ、完全凝固位置61を高精度に検出することができる。また、切断位置検出部52は、この高精度に検出された完全凝固位置61を鋳片60の切断位置として検出する。切断装置40は、この検出された切断位置で鋳片60を切断する。これにより、連鋳機100は、内部の未凝固部位64が外部へ流出することを防ぐことができる。
(3)2次冷却水量制御部53は、複数の冷却ノズル21の各々から鋳片60の切断予定位置に向けて噴射される冷却水の量を、切断予定位置以外の他の位置に向けて噴射される冷却水の量よりも多くする。これにより、鋳片60の切断予定位置の冷却を強め、それ以外の位置の冷却を相対的に弱めることができ、鋳片60の切断予定位置を完全凝固位置61とすることができる。
(4)2次冷却水量制御部53は、完全凝固位置検出部51による検出結果に基づいて、複数の冷却ノズル21の各々から噴射される冷却水の量を調整する。即ち、2次冷却水量制御部53は、鋳片60の凝固状態に基づいて、冷却水量をフィードバック制御する。これにより、鋳片60の凝固状態を容易に制御することが可能となる。例えば、完全凝固位置61の長さLの均一化や、未凝固位置62における未凝固部位64の厚さ、形状等の均一化に寄与することができる。
(変形例)
上記の第1実施形態では、図1に示したように、凝固状態検出用のセンサー31を冷却ゾーン1〜9の下流側に配置する場合を例示した。しかしながら、この第1実施形態では、凝固状態検出用のセンサーを複数個用意し、これらの一部を冷却ゾーン1〜9の任意の位置に配置してもよい。例えば、図8に示すように、凝固状態検出用のセンサー131を冷却ゾーン5と冷却ゾーン6との間に配置する。このセンサー131は、センサー31と同様、例えば電磁超音波センサーである。
図8に示す連鋳機100Aでは、センサー131は、鋳片60の冷却ゾーン5で冷却された直後の部位の凝固状態を検出する。そして、2次冷却水量制御部53は、このセンサー131による凝固状態の検出結果に基づいて、複数の冷却ノズル21の各々から噴射される冷却水の量を調整する。これにより、鋳片60の凝固状態をより容易に制御することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、この第2実施形態において、第1実施形態と同様の構成を有する部分には同一の符号を付して説明する。第1実施形態では、凝固状態検出用のセンサー31を用いて、鋳片60の完全凝固位置61をオンラインで検出する場合の例を説明した。第2実施形態では、伝熱計算により、鋳片60の完全凝固位置61をオンラインで検出する場合の例を説明する。
(構成)
図9は、本発明の第2実施形態に係る連続鋳造装置200の構成例を示す概念図である。図9では、連続鋳造装置(即ち、連鋳機)200として垂直曲げ型連鋳機を例示している。図9に示すように、連鋳機200は、例えば、取鍋11と、タンディッシュ13と、鋳型15と、複数のサポートロール17と、2次冷却装置20と、メジャーリングロール33と、切断装置40と、制御部50と、伝熱計算部140と、を備える。
伝熱計算部140は、例えばCPU、メモリーなどからなる演算処理装置である。2次冷却水量制御部53により制御される冷却条件(例えば、冷却ゾーン1〜9毎の冷却水量など)が、伝熱計算部140に入力される。伝熱計算部140は、この冷却条件に基づいて鋳片60の内部温度分布を求め、完全凝固位置61を算出する。伝熱計算部140による完全凝固位置61の算出結果は、検出信号として、完全凝固位置検出部51に送信される。
伝熱計算部140による伝熱計算は、例えば以下のように行われる。
伝熱計算部140は、少なくとも2次冷却の冷却条件に基づき熱流束を求めつつ、その求めた熱流束を使用した熱伝達モデルによって、鋳片60の凝固状態(温度状態)を推定する。ここで、連続鋳造の2次冷却計算は、例えば、鋳片長手方向(鋳造方向)に沿って単位長さでスライスされた鋳片60断面を考え、鋳造中のストランド内の場所に応じて、水冷、空冷、ミスト冷却、ロール抜熱などからなる2次冷却条件による鋳片60表面での境界条件を示す式(1)に基づき熱流速を求め、その求めた熱流束を使用して、式(3)の2次元伝熱方程式を解くことで実施される。
Figure 2013056357
ただし、式(1)中の温度に関する値であるφは、下記の式(2)で表すことができる。このため、式(1)を後述の式(3)に適用する際に、温度は式(2)のような置き換えを行っている。
Figure 2013056357
ここで、
Q :熱流束
κ :熱伝導率
κd:基準温度での熱伝導率
h :熱伝達係数
T :モデル表面温度
Ta:雰囲気温度
である。
Figure 2013056357
ここで、
c:比熱
ρ:密度
κ:熱伝導率
T:温度
である。
そして、式(1)における熱伝達係数hは、水冷、空冷、ミスト冷却などの冷却方式、冷却操作量、ロール抜熱量などの2次冷却条件によって決定される。上記式(1)に基づく式(3)による2次冷却計算によって、鋳片60の内部温度分布を求め、さらにその内部温度分布と溶鋼成分で決定される固相線温度から完全凝固位置61を算出する。
また、上記式(1)〜式(3)を用いて、スライスされた単位長さの断面を鋳片長手方向に沿って連続的に次々と発生させ、計算することによって、鋳造速度変化時などの非定常における温度計算も実現することができる。現在計算機能力が飛躍的に向上しており、水冷実績データ、鋳造速度、タンディッシュ13溶鋼温度などの操業条件をオンラインで取り込み、リアルタイムで2次冷却計算、最終凝固計算が可能である。
この第2実施形態では、伝熱計算部140及び完全凝固位置検出部51が本発明の「完全凝固位置検出手段」に対応している。それ以外の対応関係は第1実施形態と同じである。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態は、第1実施形態の効果(1)、(3)、(4)に加えて、次のような効果を奏する。
伝熱計算部140は、例えば、2次冷却水量制御部53により制御される冷却条件に基づいて、鋳片60の内部温度分布を求め、完全凝固位置61を算出する。この伝熱計算の結果は、完全凝固位置検出部51に送信される。これにより、完全凝固位置検出部51は、鋳片60の凝固状態をリアルタイムに把握することができ、完全凝固位置61を検出することができる。また、切断位置検出部52は、この伝熱計算により検出された完全凝固位置61を鋳片60の切断位置として検出する。切断装置40は、この検出された切断位置で鋳片60を切断する。これにより、連鋳機100は、内部の未凝固部位64が外部へ流出することを防ぐことができる。
(変形例)
完全凝固位置検出部51は、凝固状態検出用のセンサー31の出力値と、伝熱計算部140による伝熱計算の結果の両方を用いて、鋳片60の完全凝固位置61を検出するようにしてもよい。例えば、伝熱計算の結果をセンサー31の出力値に基づいて補正する。或いはその逆に、センサー31の出力値を伝熱計算の結果に基づいて補正する。このように、センサー31の出力値と伝熱計算の結果とを任意に重み付けして用いることにより、完全凝固位置61の検出精度をさらに高めることが可能である。
また、鋳片60の完全凝固位置61(例えば、凝固完了位置63)は、横波センサーと伝熱計算より求めることの他、次の装置、方法で求めることもできる。即ち、縦波センサー、縦波センサーと横波センサーとを組み合わせたもの、また各々のセンサー(縦波センサー、横波センサー)と伝熱計算を組み合わせることにより、完全凝固位置61(例えば、凝固完了位置63)を求めることもできる。
本発明者は、鋳片に対する冷却方法に関し、事前の伝熱計算により、鋳造速度に対する好適な2次冷却水量を求めた。そして、この求めた値で鋳片の連続鋳造(即ち、操業)を行った。具体的には、以下の水量により操業を行った。
Figure 2013056357
鋳造速度 2.5メートル/分
鋼種 中炭鋼
幅 1900mm
この表に記載の「長辺」とは、例えば図2に示したように、鋳片の上面及び下面の側のことである。また、「短辺」とは鋳片の側面の側のことである。さらに、「IN」は冷却ゾーンの入側のことであり、「OUT」は冷却ゾーンの出側のことである。
本発明者は、この表に示すように、完全凝固用の水量と、未凝固用の水量とを別々に設定し、鋳片の切断予定位置は完全凝固用の水量で冷却し、それ以外の位置は未凝固用の水量で冷却した。このように冷却水の量をコントロールすることにより、鋳片の切断予定位置において、完全凝固を達成できることを確認した。
1〜9 冷却ゾーン
11 取鍋
13 タンディッシュ
14 浸漬ノズル
15 鋳型(モールド)
17 サポートロール
20 2次冷却装置
21 冷却ノズル
31、131 凝固状態検出用のセンサー
31a 送信用センサー
31b 受信用センサー
32 架台
33 メジャーリングロール
40 切断装置
41 レール
42 台車
43 トーチ
50 制御部
51 完全凝固位置検出部
52 切断位置検出部
53 2次冷却水量制御部
60 鋳片
61 完全凝固位置
62 未凝固位置
63 凝固完了位置(クレーターエンド)
64 未凝固部位
70 スラブ
100、100A、200 連続鋳造装置(連鋳機)
140 伝熱計算部
150 製造管理用制御部

Claims (4)

  1. 鋳型に注入された溶鋼を引き抜きながら凝固させて連続して鋳片を製造する装置であって、
    前記鋳片の引き抜き方向である鋳片引抜方向に沿って配置された複数のノズルを有し、前記複数のノズルの各々から前記鋳片に向けて冷却水を噴射することによって、前記鋳片に2次冷却を施す2次冷却手段と、
    前記鋳片の前記2次冷却が施されることにより完全に凝固した完全凝固位置をオンラインで検出する完全凝固位置検出手段と、
    検出された前記完全凝固位置で前記鋳片を切断する鋳片切断手段と、
    前記鋳片の前記完全凝固位置と、前記鋳片内に前記未凝固部位を有する未凝固位置とが、前記鋳片引抜方向に沿って交互に配置されるように、前記複数のノズルの各々から噴射される前記冷却水の量を制御する2次冷却水量制御手段と、を備えることを特徴とする鋳片の連続鋳造装置。
  2. 前記2次冷却水量制御手段は、前記完全凝固位置検出手段による前記完全凝固位置の検出結果に基づいて、前記複数のノズルの各々から噴射される前記冷却水の量を調整することを特徴とする請求項1に記載の連続鋳造装置。
  3. 前記鋳片の2次冷却中の部位の凝固状態を検出する凝固状態検出手段、をさらに備え、
    前記2次冷却水制御手段は、前記凝固状態検出手段による前記凝固状態の検出結果に基づいて、前記複数のノズルの各々から噴射される前記冷却水の量を調整することを特徴とする請求項2に記載の連続鋳造装置。
  4. 鋳型に注入された溶鋼を引き抜きながら凝固させて連続して鋳片を製造する方法であって、
    前記鋳片の引き抜き方向である鋳片引抜方向に沿って配置された複数のノズルの各々から前記鋳片に向けて冷却水を噴射させることによって、前記鋳片に2次冷却を施し、
    前記鋳片の前記2次冷却が施されることにより完全に凝固した完全凝固位置をオンラインで検出し、
    検出された前記完全凝固位置で前記鋳片を切断し、
    前記鋳片の前記完全凝固位置と、前記鋳片内に前記未凝固部位を有する未凝固位置とが、前記鋳片引抜方向に沿って交互に配置されるように、前記複数のノズルの各々から噴射される前記冷却水の量を制御することを特徴とする鋳片の連続鋳造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110756758A (zh) * 2019-10-10 2020-02-07 中冶南方连铸技术工程有限责任公司 最小化铸坯在铸流内停留时间的控制方法及装置

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