JP4453562B2 - 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法 - Google Patents

連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4453562B2
JP4453562B2 JP2005019199A JP2005019199A JP4453562B2 JP 4453562 B2 JP4453562 B2 JP 4453562B2 JP 2005019199 A JP2005019199 A JP 2005019199A JP 2005019199 A JP2005019199 A JP 2005019199A JP 4453562 B2 JP4453562 B2 JP 4453562B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
slab
water
continuous casting
wear plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005019199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006205196A (ja
Inventor
康一 堤
晃 細川
悟史 上岡
淳 久保田
健史 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP2005019199A priority Critical patent/JP4453562B2/ja
Publication of JP2006205196A publication Critical patent/JP2006205196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4453562B2 publication Critical patent/JP4453562B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Description

本発明は、連続鋳造機の鋳型直下に設置されるクーリンググリッド設備及びこのクーリンググリッド設備の設置された連続鋳造機を用いた鋳片の製造方法に関し、詳しくは、鋳片を冷却水によって直接冷却することができると同時に、ブレークアウト時のように溶融した溶鋼が流れ出したときには、水蒸気爆発を防止するための水蒸気の逃げ道を有するウエアプレートを備えた、鋳片の冷却能力に優れるクーリンググリッド設備に関し、更に、このクーリンググリッド設備の設置された連続鋳造機による鋳片の製造方法に関するものである。
鋼の連続鋳造においては、取鍋からタンディッシュに注入された溶鋼がタンディッシュの底部に設置された浸漬ノズルを介して水冷式の鋳型に注入され、その後、鋳型によって形成された凝固シェルを外郭とする鋳片が冷却されながら鋳型下方に連続的に引き抜かれ、連続鋳造鋳片が製造されている。この場合、先ず、鋳型においては、溶鋼は鋳型と接することによって抜熱し、凝固シェルを形成する。その後、鋳型を抜けた鋳片は、ガイドロール、クーリンググリッド、クーリングプレートなどから構成される鋳片支持・案内装置によって支持されながらピンチロールによって鋳造方向に引き抜かれる。鋳片支持・案内装置によって支持されることにより、鋳片の厚み方向への膨らみ(「バルジング」という)が防止される。この鋳片支持・案内装置には水スプレーノズルやエアーミストスプレーノズルなどのスプレーノズル(以下、単に「スプレーノズル」と記載の場合は、水スプレーノズルとエアーミストスプレーノズルの両方を指すものとする)が配置されており、このスプレーノズルから噴霧される冷却水によって冷却されながら鋳片は引き抜かれ、やがて中心部までの凝固を完了させる。その後、連続鋳造機の機端に設置された鋳片切断機によって所定の長さに切断され、連続鋳造鋳片が製造される。
ところで、近年、製造コストを削減するべく、生産性の向上が以前にも増して要求されており、連続鋳造プロセスにおいては、製造ラインのスピード即ち鋳片の引き抜き速度の高速化が行なわれている。この引き抜き速度の高速化を実現するには、様々な問題を解決する必要があるが、その中でも特に、鋳片をより効率的に冷却する技術が必要となっている。高速鋳造下では、鋳型直下における凝固シェルの厚みが薄くなり、この凝固シェルが破れてブレークアウトが発生したり、或いは、凝固シェルの破れまでには至らないものの、鋳片が鋳型直下で溶鋼静圧によってバルジングしてしまい、これによって鋳型内の溶鋼湯面が上下に変動してモールドパウダーが凝固シェルに巻き込まれ、品質欠陥が発生したりするなどの問題が生じる。つまり、鋳型直下において、鋳片のバルジングが生じないように支持しながら、且つ、効率良く鋳片を冷却する方法が求められている。
従来、鋳片を鋳型直下で支持する方式としては、大きく分けて、ロール方式、クーリングプレート方式、クーリンググリッド方式の3種類の方式に分類される(例えば、非特許文献1参照)。
ロール方式では、隣り合うロールの隙間にスプレーノズルを設置し、スプレーノズルによって冷却しながらロールで鋳片を支持する。この場合、鋳片を冷却する観点からは、ロール径を大きくしてロール間隔を拡大させ、鋳片の水冷される面積を広くすることが望ましいしが、このようにすると鋳片を支持する間隔が広がるため、バルジングしやすくなってしまうという問題がある。また、ロール即ち線で支持しているので、面で支持する他の2つの方式に比べて鋳片の支持面積が小さいという基本的な問題もある。
クーリングプレート方式では、鋳片の幅方向全体を1つのプレートで支持しており、このプレートは、水冷されていて鋳片を間接的に冷却するとともに、プレートの表面から鋳片に向けて水を噴出して鋳片を直接冷却する機能を備えている。このように、クーリングプレート方式では、鋳片の幅方向全体を大きな1つのプレートで支持しており、鋳片のバルジング防止には非常に有効な方式であるが、鋳片を直接冷却する面積が小さいので、鋳片の冷却効率が悪いという問題がある。また、ブレークアウトが発生した場合、プレート表面から噴射された水が鋳片を冷却した後に発生する蒸気の逃げ場がないため、水蒸気爆発が発生し、操業上にもまた安全上にも問題があった。更に、プレートが大きく、しかも一体構造であるため、加工及び補修が難しいことも大きな問題であった(例えば、特許文献1参照)。
クーリンググリッド方式は、クーリンググリッドと呼ばれる、鋳片を支持するためのウエアプレートと、そのウエアプレートの隙間に設置されるスプレーノズルと、で構成されており、千鳥配置された多数のウエアプレートが鋳片を支持し、且つ、多数のスプレーノズルで鋳片を直接冷却しており、鋳片の支持面積を確保すると同時に、鋳片の直接冷却の面積を確保するという両方を兼ね備えた設備である(例えば、特許文献2及び特許文献3参照)。
三好等、鉄と鋼、Vol.60(1974)No.7.p.860−867 特開昭57―25268号公報 特開2002−120054号公報 実開平6−23647号公報
しかしながら、現状のクーリンググリッド方式の設備を精査検討したところ、現状のクーリンググリッド設備では、主に、隣り合うウエアプレートの隙間に設置したスプレーノズルから供給される冷却水によって鋳片を冷却しており、鋳片を支持するためのウエアプレートが鋳片表面に接触することにより、鋳片とウエアプレートとの接触部には冷却水が当たらず、現状で求められている高速鋳造時には冷却能力が不十分であるという問題が判明した。
ウエアプレート自体は、水冷構造ではなく、ウエアプレートの隙間に設置したスプレーノズルから噴霧されるスプレー水によって間接的に冷却されており、従って、鋳片のウエアプレートとの接触部はウエアプレートによる間接冷却になる。また、クーリンググリッド方式では、ウエアプレートの部分には冷却水が当たらないので、鋳片幅方向において均一な冷却ができないという問題もあり、鋳片表面に割れが発生してしまう可能性も存在していた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その第1の目的とするところは、鋳型直下の鋳片支持をクーリンググリッド方式で実施するに当たり、ウエアプレート部分にも、冷却機能を付与させるとともにブレークアウトのような操業トラブル時に発生する水蒸気の逃げ場を確保した、鋳片の冷却能力に優れる連続鋳造機用クーリンググリッド設備を提供することであり、第2の目的とするところは、前記クーリンググリッド設備を備えた連続鋳造機を用いて連続鋳造鋳片を製造する方法を提供することである。
本発明者等は、上記課題を解決すべく、鋭意検討・研究を行った。以下に、検討・研究結果を説明する。
実操業の鋳型直下で使用しているクーリンググリッド設備、即ち、ウエアプレートと水スプレーノズルとを組み合わせた構造を模擬した実験装置を製作し、この実験装置において、従来の冷却機能を有していないウエアプレートと、冷却機能を付与させたウエアプレートとを用いて加熱した鋼材を冷却し、冷却能力を比較・評価した。
図1に、冷却機能を付与させたウエアプレートの1例を示す。図1に示すように、冷却機能を付与させたウエアプレート10には、ウエアプレート10の鋳片と接触する側に複数個の横方向の溝12が設けられ、その溝12の部分には、溝12の内部に向かって冷却媒体としての冷却水を噴射することが可能な噴出孔13が設けられている。噴出孔13から噴射される冷却水は、ウエアプレート10に設けられた導入管14Aから導入され、ウエアプレート10の内部に設けられた流路14を通って各噴出孔13から噴射される構造である。冷却水がウエアプレート10の内部に設けられる流路14を通ることから、ウエアプレート10も冷却水によって冷却される。即ち、噴出孔13から噴射する冷却水による冷却の向上と、水冷構造のウエアプレート10による冷却の向上とを意図したウエアプレートである。これに対して、冷却機能を持たない従来のウエアプレートは、鋳片と接触する面に溝12はなく平坦であり、また、噴出孔13もなく、内部から水冷される構造にもなっていない。尚、図1は、本発明に係るウエアプレートの形状の1例を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面断面図である。
1200℃に保持した電気炉で冷却用の鋼材を約1時間加熱し、加熱後、この鋼材を取り出し、実験装置に固定して冷却を開始した。冷却中、鋼材の温度変化を熱電対により計測し、熱電対による温度測定値をパーソナルコンピューターで読み込み、熱伝達率を算出した(実験方法の詳細は、実施例1で後述する)。
その結果、水スプレーノズルからの冷却水とウエアプレートの噴出孔から噴射させる冷却水との総量を、冷却機能を有していないウエアプレートでの実験における水スプレー冷却水の総量と同一とした場合でも、ウエアプレートから冷却水を噴射させることによって平均熱伝達率が向上するとともに、水スプレーノズルによって冷却される位置における熱伝達率と、ウエアプレートと接触する位置における熱伝達率との差が小さくなること、つまり、均一冷却が可能になることが分かった。
即ち、クーリンググリッド設備においては、スプレーノズル単体だけによる冷却よりも、スプレーノズルとウエアプレートとの冷却を組み合わせた冷却の方が、冷却能が向上するとともに不均一冷却が解消されることが確認できた。
また、ウエアプレートに設置された噴出孔から噴射させる水量密度は、200L/min・m2 以上、8000L/min・m2 以下の範囲が最適であることが分かった。200L/min・m2 未満であると、ウエアプレートによる冷却が向上せず、一方、水量密度が8000L/min・m2 以上を越えると、新しい水が鋳片表面に直接接触することがなくなるために熱伝達率が向上しないことが分かった。尚、噴出孔から噴射させる冷却水の水量密度とは、1つのウエアプレートに設置された全ての噴出孔から噴出させる冷却水の1分間当たりの総量を、1つのウエアプレートの鋳片との接触面(溝面積を含む)の面積で除して得られる値である。
本発明は、上記検討結果に基づいてなされたものであり、第1の発明に係る連続鋳造機用クーリンググリッド設備は、連続鋳造機の鋳型直下に設置される連続鋳造機用クーリンググリッド設備であって、クーリンググリッド設備を構成するウエアプレートは、鋳片と接触する側の面に溝が設置されているとともに、この溝の内部に向けて冷却媒体を噴射するための噴出孔が設置されており、且つ、ウエアプレートの内部には前記冷却水を噴出孔に供給するための流路が設置され、該流路を通る冷却水によって内部から冷却される水冷構造であることを特徴とするものである。
第2の発明に係る連続鋳造機用クーリンググリッド設備は、連続鋳造機の鋳型直下に設置される連続鋳造機用クーリンググリッド設備であって、クーリンググリッド設備を構成するウエアプレートは、鋳片と接触する側の面に溝が設置されているとともに、この溝の内部に向けて冷却媒体を噴射するための噴出孔が設置されており、且つ、ウエアプレートの内部には前記冷却水を噴出孔に供給するための流路が設置され、該流路を通る冷却水によって内部から冷却される水冷構造であり、隣り合うウエアプレートとウエアプレートとの隙間には、水スプレーノズルが設置されていることを特徴とするものである。
第3の発明に係る連続鋳造鋳片の製造方法は、第1の発明に記載の連続鋳造機用クーリンググリッド設備を備えた連続鋳造機を用い、ウエアプレートに設置された噴出孔から、1つのウエアプレートに設置された全ての噴出孔から噴出する冷却水の1分間当たりの総量を1つのウエアプレートの鋳片との接触面(溝面積を含む)の面積で除した値である水量密度が、200L/min・m 2 以上、8000L/min・m 2 以下の範囲になるように、冷却水を噴射させて鋳片を冷却しながら鋳造することを特徴とするものである。
第4の発明に係る連続鋳造鋳片の製造方法は、第2の発明に記載の連続鋳造機用クーリンググリッド設備を備えた連続鋳造機を用い、ウエアプレートに設置された噴出孔から、1つのウエアプレートに設置された全ての噴出孔から噴出する冷却水の1分間当たりの総量を1つのウエアプレートの鋳片との接触面(溝面積を含む)の面積で除した値である水量密度が、200L/min・m 2 以上、8000L/min・m 2 以下の範囲になるように、冷却水を噴射させるとともに、前記水スプレーノズルから冷却水を噴射させて鋳片を冷却しながら鋳造することを特徴とするものである。
上記構成の本発明に係る連続鋳造機用クーリンググリッド設備によれば、鋳造される鋳片を効率的に冷却すると同時に、これまで不均一であったクーリンググリッド設備における冷却を均一化することができるので、鋳片引き抜き速度の高速化による生産量の増加が可能になるとともに、これまで発生していた不均一冷却に起因する鋳片の表面割れを防止することが可能となる。その結果、近年の鋳片引き抜き速度を高速化させた連続鋳造操業にあっても、操業トラブルを生じることなく安定して高品質の鋳片を鋳造することが実現され、工業上有益な効果がもたらされる。
以下、添付図面を参照して本発明を具体的に説明する。図2は、本発明の実施の形態を示す図であって、本発明に係るクーリンググリッド設備を備えた連続鋳造機の概略図、図3は、図2におけるクーリンググリッド設備の拡大斜視図である。
図2に示すように、連続鋳造機1には、溶鋼17を冷却して凝固させ、鋳片18の外殻形状を形成するための鋳型5が設置され、この鋳型5の上方所定位置には、取鍋(図示せず)から供給される溶鋼17を鋳型5に中継供給するためのタンディッシュ2が設置されており、一方、鋳型5の下方には、鋳型5の直下にクーリンググリッド設備6が設置され、クーリンググリッド設備6の下方には、対抗する複数対の鋳片支持ロール7が設置されている。クーリンググリッド設備6及び鋳片支持ロール7は、鋳型5から引き抜かれる鋳片18を支持しながら下方に案内するための鋳片支持・案内装置であり、鋳片支持ロール7には鋳片18を引き抜くためのピンチロール(図示せず)が含まれる。隣り合う鋳片支持ロール7の間隙には、水スプレーノズル或いはエアーミストスプレーノズルなどのスプレーノズル(図示せず)が配置され、これらのスプレーノズルから噴霧される冷却水により、鋳片18は引き抜かれながら冷却される。
タンディッシュ2の底部には、タンディッシュ2から鋳型5に注入される溶鋼17の流量を調整するためのスライディングノズル3が設置され、このスライディングノズル3の下面には、溶鋼17を鋳型5に注入するための耐火物製の浸漬ノズル4が設置されている。また、鋳片支持ロール7の下流側には、鋳造された鋳片18を搬送するための複数の搬送ロール8が設置されており、この搬送ロール8の上方には、鋳造される鋳片18から所定の長さの鋳片18Aを切断するための鋳片切断機9が配置されている。
クーリンググリッド設備6は、図3に示すように、鋳片18を支持するための、千鳥配置された多数のウエアプレート10と、隣り合うウエアプレート10とウエアプレート10との隙間に設置される水スプレーノズル11と、で構成されている。図3には、水スプレーノズル11がオーバル型の水スプレーノズル(噴霧衝突面の形状が円形となるノズル)である場合の、水スプレーノズル11から噴霧されるスプレー水の当たる範囲を符号21で表している。また、図3では、クーリンググリッド設備6を鋳片18の幅方向の一部のみで示しているが、鋳片18の全幅に亘ってクーリンググリッド設備6が設置されている。ウエアプレート10は、通常、鋳鋼製或いは鋳鉄製である。
尚、図3では、隣り合うウエアプレート10の隙間に水スプレーノズル11が設置されているが、水スプレーノズル11である必要はなく、エアーミストスプレーノズルであってもよい。また、図3に示すウエアプレート10は、長方形型であるが、非特許文献1に示されるような格子型であってもよい。要は、ウエアプレート10による鋳片18の支持面積が20〜60%となり、その他の部位をスプレーノズルによって冷却できるような構造であるならば、ウエアプレート10の形状はどのようであっても構わない。また、図3に示すウエアプレート10の幅は約60mm、長さは約200mm程度であるが、千鳥配置している関係上、長さが200mmより短いものが存在しても何ら問題にはならない。更に、クーリンググリッド設備6の鋳造方向の設置長さは特に限定されるものではなく、少なくともウエアプレート10が鋳造方向に千鳥配置されるならば幾らであっても構わない。但し、クーリンググリッド設備6は、本来、鋳型直下で鋳片18を支持する装置であるので、3m以上の長さは必要としない。
そしてこのウエアプレート10は、前述した図1に示すウエアプレート10と同一構造であり、以下、図1を参照してウエアプレート10を説明する。図1に示すように、ウエアプレート10の鋳片18との接触面には溝12が設置され、また、溝12の内部に向けて冷却媒体としての冷却水を噴射するための噴出孔13が設置されている。ウエアプレート10の内部は冷却水の流路14になっており、導入管14Aを介して流路14に供給された冷却水が各噴出孔13から噴射するようになっている。従って、ウエアプレート10も流路14を通過する冷却水によって水冷される。尚、図1では、溝12がウエアプレート10に対して横方向に設置されているが、縦方向であっても、また斜め方向であってもよい。また溝12は直線である必要はなく、曲線であっても構わない。要は、溝12を介して水蒸気が逃げるような構造になっていれば、どんな形状であっても構わない。
噴出孔13の直径は、噴出孔13から噴射する冷却水の流量から決定する。冷却水の流量が一定のまま、直径を大きくし過ぎると、冷却水の鋳片18に当たる衝突圧が下がり、蒸気膜が生成されて冷却能力が減少する。しかしながら、流速を確保するために噴出孔13の直径を小さくし過ぎると、詰まりが発生してしまい、冷却不能になることがある。従って、詰まり防止の観点からは直径を3mm以上とすることが望ましい。また、噴出孔13の個数は、冷却水の流量に応じて決定すればよい。また、複数個の噴出孔13を同じ溝12に設置する場合には、隣り合う噴出孔13との間隔を、各々の噴出孔13から噴射される冷却水が滞留しないように決定するのが望ましく、噴出孔13の直径が3mmの場合には30mm程度離すことが好ましい。
このような構成の連続鋳造機1を用いて、タンディッシュ2に滞留する溶鋼17を、スライディングノズル3により流量を調整しながら浸漬ノズル4を介して鋳型5に注入する。鋳型5に注入された溶鋼17は、鋳型5と接触して冷却され、凝固シェル19を形成する。鋳型5における溶鋼湯面位置をほぼ一定位置に保ちながら、表面を凝固シェル19とし、内部を未凝固相20とする鋳片18を鋳型5の下方に連続的に引き抜き、溶鋼17の連続鋳造を実施する。
鋳型5を引き抜かれた鋳片18は、クーリンググリッド設備6及び鋳片支持ロール7で支持されながら冷却され、やがて内部まで完全に凝固する。この場合、クーリンググリッド設備6のウエアプレート10から噴射する冷却水の水量密度は、200L/min・m2 以上、8000L/min・m2 以下の範囲内とすることが好ましい。クーリンググリッド設備6に設置される水スプレーノズル11からの冷却水の噴霧量、並びに、鋳片支持ロール7の間隙に設置されるスプレーノズルからの冷却水の噴霧量は、特に規定するものではなく、鋳造する鋼種や鋳片の引き抜き速度に応じて適宜最適な範囲を設定するものとする。鋳造される鋳片18を鋳片切断機9によって切断し、所定の長さの鋳片18Aを製造する。
上記構成のクーリンググリッド設備6を用いて鋳片18を冷却することで、鋳片18を効率的に冷却することができると同時に、これまで不均一であったクーリンググリッド設備における冷却を改善することができるので、鋳片引き抜き速度の高速化による生産量の増加が可能になるとともに、これまで発生していた不均一冷却に起因する鋳片18の表面割れを防止することが可能となる。
実操業の鋳型直下で使用しているクーリンググリッド設備、即ちウエアプレートと水スプレーノズルとを組み合わせた鋳型直下の構造を模擬した実験装置を製作し、この実験装置において、従来の冷却機能を有していないウエアプレートと、冷却機能を付与させたウエアプレートとを用いて加熱した鋼材を冷却し、冷却能力を比較・評価した。
冷却機能を有するウエアプレートとしては、前述した図1に示すウエアプレート10を準備した。即ち、ウエアプレート10の鋳片と接触する側に溝12を設け、且つ、その溝12の内部に向けて冷却水を噴射することが可能な噴出孔13を有するウエアプレート10である。具体的には、長さ200mm、幅60mmのウエアプレート10に6箇所の横方向の溝12を設け、その溝12の部分に1個或いは2個の噴出孔13を有する構造とした。溝12の深さは10mm、溝12の長さはウエアプレート10の幅と同じ60mm、溝12の幅は10mm、1つのウエアプレート10の噴出孔13の総数は9個、噴出孔13の直径は3mmとした。冷却機能を備えていない従来のウエアプレートには、溝もまた冷却水を供給するための噴出孔もない。
冷却能力を実験室的に評価する方法としては、加熱した鋼材を水スプレーまたはエアーミストスプレーで冷却し、鋼材の温度履歴から定量的な評価をする方法が一般的であり、通常、鋼材の温度履歴の把握は、鋼材に埋め込んだ熱電対による温度測定、或いは、放射温度計による鋼材の表面温度測定により行われている。しかしながら、熱した鋼材を水スプレーなどで冷却すると、水蒸気が発生するために放射温度計では正しい温度を把握することが困難である。そこで、本実施例では、冷却能力を評価するに当たり、鋼材の冷却される面とは反対側に穴を空け、そこに熱電対を埋め込み、熱電対で温度履歴を測定することとした。
実験は、図4に示すように、3個の水スプレーノズル11と3個のウエアプレート10とを組み合わせた構成とし、加熱した鋼材15を、図5に示すように、ウエアプレート10に接触させて冷却した。ウエアプレート10とウエアプレート10との間は水スプレーノズル11で冷却した。使用した水スプレーノズル11はオーバル型ノズルであり、最大流量が50L/minの仕様の水スプレーノズルである。実験では、水スプレーノズル1本当たりの冷却水量の基準を24L/minとした。このときの水圧は約0.32MPaであった。尚、図4は、ウエアプレートの冷却能力を比較・評価するための実験装置の概略図、図5は、本発明に係るウエアプレートの冷却能力の評価試験方法を示す側面断面図である。
加熱する鋼材15としては、幅280mm、高さ560mm、厚み20mm、炭素濃度が0.2質量%の炭素鋼の鋼材を用い、この鋼材15の冷却面とは反対側の面に、直径1.8mm、深さ18mmの穴を10個空けて、そこに直径1.6mmのK型シース熱電対16を埋め込んだ。熱電対16の埋め込み位置は、図4に示すように、冷却水が直接かかる水スプレーノズル11の直下位置に3箇所、ウエアプレート10と接触する部分に7箇所とした。
実験では、1200℃に保持した電気炉で上記の鋼材15を約1時間加熱し、この均一に加熱された鋼材15を取り出して実験装置に固定し、冷却を開始した。熱電対16による温度測定値を、熱電対16から補償導線を介して、パーソナルコンピューターに0.1秒ごとに取り込み、10点の熱電対のそれぞれの温度変化からその都度熱伝達率を算出した。
試験は、以下の3つの水準で実施した。
水準1:従来の冷却機能を有していないウエアプレートを用いて水スプレーノズル1本当たりの冷却水量を24L/minとして3つの水スプレーノズルのみで冷却した。以下、水準1を「従来例」と記す。
水準2:水スプレーノズル1本当たりの冷却水量を従来例よりも減少させて18L/minとし、水スプレーノズルで減少させた分の冷却水をウエアプレートに分配してそれぞれのウエアプレートの噴出孔から6L/minの流量で冷却水を噴射させ、3つの水スプレーノズルと3つのウエアプレートとによって冷却した。噴出孔から噴射させる冷却水の水量密度は、500L/min・m2 である。以下、水準2を「本発明例1」と記す。本発明例1では、冷却水の総量は72L/minで、従来例と同一である。
水準3:水スプレーノズル1本当たりの冷却水量を従来例と同一の24L/minとした上で、更に、それぞれのウエアプレートの噴出孔から24L/minの流量で冷却水を噴射させ、3つの水スプレーノズルと3つのウエアプレートとによって冷却した。噴出孔から噴射させる冷却水の水量密度は、2000L/min・m2 である。以下、水準3を「本発明例2」と記す。本発明例2では、冷却水の総量は144L/minとなり、従来例及び本発明例1の2倍である。
表1に、これら3つの水準の冷却条件、並びに3つの水準で測定された、鋼材15の表面温度が800℃の時点における各測温点での熱伝達率、並びに、各測温点の熱伝達率の平均値、最大値、最小値,及び最大値と最小値との差を示す。表1の熱電対位置は図4の熱電対位置に対応する。
Figure 0004453562
表1に示すように、従来例では、熱伝達率の平均値は1076kcal/m2 ・hr・℃であり、また熱伝達率の最大値は、水スプレーノズルの直下位置(No.8)で2632kcal/m2 ・hr・℃となり、熱伝達率の最小値は、ウエアプレートの直下位置(No.6)で389kcal/m2 ・hr・℃となった。この場合、熱伝達率の最大値と最小値との差は、2243kcal/m2 ・hr・℃であり、冷却のムラが観察された。この実験では、固体の鋼材15を冷却したため鋼材に割れなどは発生しなかったが、実際の連続鋳造機で鋳造する中炭素鋼などにおいては、冷却のムラによって表面割れの発生する可能性がある。
本発明例1では、熱伝達率の平均値は1174kcal/m2 ・hr・℃であり、従来例に比べて冷却能率が約9%向上した。また、熱伝達率の最大値は、水スプレーノズルの直下位置(No.5)で1801kcal/m2 ・hr・℃となり、熱伝達率の最小値は、ウエアプレートの直下位置(No.6)で865kcal/m2 ・hr・℃となった。この場合、熱伝達率の最大値と最小値との差は936kcal/m2 ・hr・℃となり、従来例と比べて熱伝達率の最大値と最小値との差が大きく減じ、均一冷却に近づいていることが確認できた。
本発明例2では、熱伝達率の平均値は1925kcal/m2 ・hr・℃であり、従来例に比べて冷却能率が約79%向上した。また、熱伝達率の最大値は、水スプレーノズルの直下位置(No.5)で24121kcal/m2 ・hr・℃となり、熱伝達率の最小値は、ウエアプレートの直下位置(No.6)で1543kcal/m2 ・hr・℃となった。この場合、熱伝達率の最大値と最小値との差は869kcal/m2 ・hr・℃となり、本発明例1よりも、更に冷却能力が向上するとともに、更に均一冷却に近づいていることが確認できた。
また、水スプレーノズル1本当たりの冷却水量を24L/minに固定し、噴出孔から噴射させる冷却水の流量を変化させた試験結果から、噴出孔から噴射させる冷却水の水量密度は、200L/min・m2 以上、8000L/min・m2 以下の範囲が最適であることが分かった。200L/min・m2 未満であると、ウエアプレートによる冷却は従来例と同等で冷却能力が向上せず、一方、水量密度が8000L/min・m2 以上を越えると、新しい水が鋳片表面に直接接触することがなくなるために熱伝達率が向上しないことが分かった。また更に、水準3において、噴出孔の直径を3mmから10mmまでに変化させた試験から、噴出孔直径がウエアプレートの冷却能力に及ぼす影響はほとんどないことが確認された。
本発明に係るウエアプレートの形状の1例を示す図で、(A)は正面図、(B)は側面断面図である。 本発明に係るクーリンググリッド設備を備えた連続鋳造機の概略図である。 図2におけるクーリンググリッド設備の拡大斜視図である。 ウエアプレートの冷却能力を比較・評価するための実験装置の概略図である。 本発明に係るウエアプレートの冷却能力の評価試験方法を示す側面断面図である。
符号の説明
1 連続鋳造機
2 タンディッシュ
3 スライディングノズル
4 浸漬ノズル
5 鋳型
6 クーリンググリッド設備
7 鋳片支持ロール
8 搬送ロール
9 鋳片切断機
10 ウエアプレート
11 水スプレーノズル
12 溝
13 噴出孔
14 流路
14A 導入管
15 鋼材
16 熱電対
17 溶鋼
18 鋳片
19 凝固シェル
20 未凝固相

Claims (4)

  1. 連続鋳造機の鋳型直下に設置される連続鋳造機用クーリンググリッド設備であって、クーリンググリッド設備を構成するウエアプレートは、鋳片と接触する側の面に溝が設置されているとともに、この溝の内部に向けて冷却媒体を噴射するための噴出孔が設置されており、且つ、ウエアプレートの内部には前記冷却水を噴出孔に供給するための流路が設置され、該流路を通る冷却水によって内部から冷却される水冷構造であることを特徴とする連続鋳造機用クーリンググリッド設備。
  2. 連続鋳造機の鋳型直下に設置される連続鋳造機用クーリンググリッド設備であって、クーリンググリッド設備を構成するウエアプレートは、鋳片と接触する側の面に溝が設置されているとともに、この溝の内部に向けて冷却媒体を噴射するための噴出孔が設置されており、且つ、ウエアプレートの内部には前記冷却水を噴出孔に供給するための流路が設置され、該流路を通る冷却水によって内部から冷却される水冷構造であり、隣り合うウエアプレートとウエアプレートとの隙間には、水スプレーノズルが設置されていることを特徴とする連続鋳造機用クーリンググリッド設備。
  3. 請求項1に記載の連続鋳造機用クーリンググリッド設備を備えた連続鋳造機を用い、ウエアプレートに設置された噴出孔から、1つのウエアプレートに設置された全ての噴出孔から噴出する冷却水の1分間当たりの総量を1つのウエアプレートの鋳片との接触面(溝面積を含む)の面積で除した値である水量密度が、200L/min・m 2 以上、8000L/min・m 2 以下の範囲になるように、冷却水を噴射させて鋳片を冷却しながら鋳造することを特徴とする、連続鋳造鋳片の製造方法。
  4. 請求項2に記載の連続鋳造機用クーリンググリッド設備を備えた連続鋳造機を用い、ウエアプレートに設置された噴出孔から、1つのウエアプレートに設置された全ての噴出孔から噴出する冷却水の1分間当たりの総量を1つのウエアプレートの鋳片との接触面(溝面積を含む)の面積で除した値である水量密度が、200L/min・m 2 以上、8000L/min・m 2 以下の範囲になるように、冷却水を噴射させるとともに、前記水スプレーノズルから冷却水を噴射させて鋳片を冷却しながら鋳造することを特徴とする、連続鋳造鋳片の製造方法。
JP2005019199A 2005-01-27 2005-01-27 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法 Expired - Fee Related JP4453562B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005019199A JP4453562B2 (ja) 2005-01-27 2005-01-27 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005019199A JP4453562B2 (ja) 2005-01-27 2005-01-27 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006205196A JP2006205196A (ja) 2006-08-10
JP4453562B2 true JP4453562B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=36962569

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005019199A Expired - Fee Related JP4453562B2 (ja) 2005-01-27 2005-01-27 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4453562B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017131204A1 (ja) 2016-01-29 2017-08-03 新日鐵住金株式会社 連続鋳造鋳片の二次冷却方法及び二次冷却装置

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4882406B2 (ja) * 2005-09-22 2012-02-22 Jfeスチール株式会社 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法
JP4506691B2 (ja) * 2006-03-03 2010-07-21 Jfeスチール株式会社 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法
JP4862718B2 (ja) * 2007-03-27 2012-01-25 Jfeスチール株式会社 連続鋳造機用クーリンググリッド装置および連続鋳造鋳片の製造方法
JP5146006B2 (ja) * 2008-02-26 2013-02-20 Jfeスチール株式会社 連続鋳造における二次冷却方法
JP7211234B2 (ja) * 2019-04-11 2023-01-24 日本製鉄株式会社 連続鋳造用鋳型に対する熱電対の設置構造、連続鋳造用鋳型の温度測定方法、及び、連続鋳造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017131204A1 (ja) 2016-01-29 2017-08-03 新日鐵住金株式会社 連続鋳造鋳片の二次冷却方法及び二次冷却装置
KR20180087360A (ko) 2016-01-29 2018-08-01 신닛테츠스미킨 카부시키카이샤 연속 주조 주편의 이차 냉각 방법 및 이차 냉각 장치
US10974316B2 (en) 2016-01-29 2021-04-13 Nippon Steel Corporation Secondary cooling method and secondary cooling device for casting product in continuous casting

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006205196A (ja) 2006-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5692451B2 (ja) 連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法
JP4453562B2 (ja) 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法
TWI787597B (zh) 鋼之連續鑄造方法
KR101984634B1 (ko) 주조 시작시, 주조 종료시, 그리고 트랜지션 피스의 제조 중 스트랜드 주조 장치의 프로세스 엔지니어링 조치
CN108472718A (zh) 连续铸造铸坯的二次冷却方法和二次冷却装置
JP4556720B2 (ja) 連続鋳造における鋳片の冷却方法
JP5402215B2 (ja) 連続鋳造における二次冷却方法
JP4998666B2 (ja) 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法
JP6747142B2 (ja) 連続鋳造の二次冷却方法及び二次冷却装置
CN113543907B (zh) 板坯铸坯的连续铸造方法
JP6365604B2 (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP4882406B2 (ja) 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法
JP5094154B2 (ja) 連続鋳造機における鋳片冷却方法
JP6740924B2 (ja) 連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法
JP4506691B2 (ja) 連続鋳造機用クーリンググリッド設備及び連続鋳造鋳片の製造方法
KR102638366B1 (ko) 연속 주조 주편의 2 차 냉각 방법 및 장치
JP2019171435A (ja) 鋼の連続鋳造方法
JP4760303B2 (ja) 連続鋳造鋳片の二次冷却方法
JP6947192B2 (ja) 鋼の連続鋳造用鋳型及び鋼の連続鋳造方法
JP2013128935A (ja) 連続鋳造方法
JP5556073B2 (ja) 連続鋳造における二次冷却方法
KR101630934B1 (ko) 주조 설비
JP6146346B2 (ja) 鋼の連続鋳造用鋳型および連続鋳造方法
JP4862718B2 (ja) 連続鋳造機用クーリンググリッド装置および連続鋳造鋳片の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20060921

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091026

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees