JP2013054245A - 駆動ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウォームホイール76のはすばの摩耗を抑える。
【解決手段】第1カップリング78aと第2カップリング78bとの係合によって原動側回転軸部材77と従動側回転軸部材84とを同じ回転軸線上で連結し、図示しない加圧ローラや従動側回転軸部材84等を具備する従動側ユニット90を軸線方向にスライド移動可能にフレームに保持させ、フレームの移動に伴って第1カップリング78aと第2カップリング78bとの係合の解除が図示しない検知手段によって検知されたことに基づいて、駆動モータ71を所定量だけ駆動してウォームホイール76の回転角度姿勢を変化させるようにした。
【選択図】図8

Description

本発明は、駆動源からの駆動力を、ウォームギヤと被回転軸部材とを介して移動体に伝達して前記移動体を移動させる駆動伝達機構を有する駆動ユニットや、これを備える画像形成装置に関するものである。
従来より、駆動源の駆動力を従動側に伝達する駆動伝達部材として、ウォームギヤが知られている。ウォームギヤは、棒状の本体の周面上に螺旋状突起を具備するウォーム(ネジ歯車)と、ウォームの螺旋状突起に噛み合う複数のはすばを具備するウォームホイール(はすば歯車)とからなる。ウォームホイールは、ウォームよりも従動側に配設されるのが一般的である。このような配設により、いわゆるセルフロック機能を発揮することができるからである。セルフロック機能は、駆動源を停止させている状態において、移動体の荷重などによる従動側から原動側への負荷伝達をウォームとウォームホイールとの間で遮断することで、移動体を停止位置に拘束する機能である。このようなセルフロック機能を発揮するウォームギヤは、様々な機器に広く用いられている。
例えば、特許文献1には、画像形成後の記録シートをスタックする記録シートトレイの昇降機構にウォームギヤを用いた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置においては、多量の記録シートを載せた状態の記録シートトレイの昇降動作を昇降可能範囲の途中で停止させても、ウォームギヤのセルフロック機構により、移動体たる記録シートトレイをその停止位置に拘束することができる。
また、特許文献2には、無端状の中間転写ベルトのループ内側で中間転写ベルトを支持しながら、必要に応じて自らの姿勢を傾けることで中間転写ベルトの片寄り走行を修正するステアリングローラの傾動機構にウォームギヤを用いた画像形成装置が開示されている。この画像形成装置においては、ステアリングローラを傾けた姿勢でローラの傾動駆動を停止させても、ウォームギヤのセルフロック機構により、移動体たるステアリングローラに対してその傾いた姿勢を維持させることができる。
一方、特許文献3には、加熱ローラと加圧ローラとの当接による定着ニップに挟み込んだ記録シートに対してトナー像を定着せしめる定着装置において、偏心カムを用いた接離機構によって加圧ローラを加熱ローラに接離させる構成が開示されている。この定着装置は、偏心カムのカム面を揺動可能な揺動アームに押し当てながら、揺動アームのアーム部から突出する押圧用凸部を加圧ローラの回転軸部材に当接させている。そして、偏心カムにより、揺動アームの押圧用凸部を介して加圧ローラを加熱ローラに向けて押圧する。加熱ローラ及び加圧ローラを具備するローラユニットを交換する際には、押圧用凸部を加圧ローラの回転軸部材から離間させる回転角度で偏心カムの回転を停止させる。この状態で、揺動アームや偏心カムを具備する接離機構を画像形成装置本体内に残したまま、ローラユニットだけを交換することができる。
本発明者は、かかる構成の定着装置における接離機構の駆動伝達部材として、ウォームギヤを用いた画像形成装置を開発中である。接離機構の駆動伝達部材にウォームギヤを用いることで、ウォームギヤのセルフロック機能によって加圧ローラを加熱ローラに対する圧接位置に拘束することができる。
しかしながら、この画像形成装置においては、セルフロック機能によって加圧ローラを加熱ローラとの圧接位置に拘束しているときに、ウォームギヤを特定の噛み合わせにしてしまうことから、ウォームホイールのはずばを摩耗させ易いという問題があった。具体的には、加圧ローラを加熱ローラに圧接させるときには、偏心カムの大径箇所を揺動アームに当接させる回転角度姿勢にしている。偏心カムがこのような回転角度姿勢で停止しているときには、偏心カムと同じ回転軸線上に固定されたウォームホイールも、所定の回転角度姿勢で回転を停止している。ウォームホイールは、いつも特定のはすばだけをウォームに噛み合わせた状態で回転を停止させるのである。これにより、その特定のはすばを集中的に摩耗させてしまう。
ウォームギヤを定着装置の加圧ローラの接離機構に用いた構成において生ずる問題について説明したが、接離機構に限らず、ウォームホイールを特定の回転角度姿勢で停止させることで移動体を所定の停止位置に拘束する構成であれば、同様の問題が生じ得る。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ウォームホイールのはずばの摩耗を抑えることができる駆動ユニットを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、駆動源と、前記駆動源からの駆動力を、ウォームギヤを介して移動体に伝達して前記移動体を移動させる駆動伝達機構と、前記駆動源の駆動を制御する制御手段とを有する駆動ユニットにおいて、互いに回転軸線方向に係合する第1係合部材及び第2係合部材からなる継手における前記第1係合部材を、前記ウォームギヤのウォームホイールが固定された原動側回転軸部材の端部に固定し、前記第2係合部材を従動側回転軸部材の端部に固定し、前記第1係合部材と前記第2係合部材との係合によって前記原動側回転軸部材と前記従動側回転軸部材とを同じ回転軸線上で連結し、前記駆動源、前記ウォームギヤ、及び前記原動側回転軸部材を具備する原動側ユニットと、前記移動体及び前記従動側回転軸部材を具備する従動側ユニットとのうち、何れか一方を保持体によって前記回転軸線方向に移動可能に保持させ、前記保持体の移動に伴って前記第1係合部材と前記第2係合部材との係合が解除されたことを検知する係合解除検知手段を設け、前記係合解除検知手段によって係合の解除が検知されたことに基づいて、前記駆動源を所定量だけ駆動して前記ウォームホイールの回転角度姿勢を変化させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
本発明においては、保持体に保持される原動側ユニット又は従動側ユニットの移動により、継手を介した原動側回転軸部材と従動側回転軸部材との連結が解除されると、その解除が係合解除手段によって検知される。このとき、従動側回転軸部材に連結していない原動側回転軸部材は空回りが可能になる。そこで、制御手段が駆動源を所定量だけ駆動して原動側回転軸部材を空回りさせて、ウォームホイールの回転角度姿勢を変化させる。このように回転角度姿勢を変化させることで、セルフロック機能によって移動体を所定の停止位置に拘束しているときのウォームホイールのウォームに対する噛み合いはずばを変化させる。かかる構成では、セルフロック機能によって移動体を所定の停止位置に拘束しているときに常に特定のはずばをウォームに噛み合わせてしまう構成に比べて、はすばの摩耗を抑えることができる。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタの定着装置の加圧ローラを定着ベルトに対して接離させる接離機構を示す斜視図。 同接離機構と駆動ユニットとを示す斜視図。 同定着装置を示す全体斜視図。 同定着装置の長手方向の一端部を示す拡大斜視図。 同接離機構の一部を定着ベルトから離間している状態の加圧ローラなどとともに示す拡大側面図。 同接離機構の一部を定着ベルトに圧接している状態の加圧ローラなどとともに示す拡大側面図。 接離機構の駆動ユニットの要部を示す拡大斜視図。 従動側回転軸部材の回転角度と、従動側回転軸部材にかかるトルクとの関係を示すグラフ。 実施例に係るプリンタにおけるスプライン継手を示す斜視図。 同スプライン継手と、同スプライン継手の係合を検知している係合解除検知センサとを示す正面図。 同スプライン継手と、同スプライン継手の係合解除を検知している係合解除検知センサとを示す正面図。 空回しが実施される前の同スプライン継手を示す斜視図。 図13の状態から空回しが3回実施された後の同スプライン継手を示す斜視図。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタの一実施形態について説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。同図において、プリンタの本体100は、内部に収容している記録シートを給紙路に供給する給紙部(給紙テーブル)200の上に載せられている。図中の符号の末尾に付されている添え字Y、M、C、Kは、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック(黒)用の部材であることを示している。
プリンタの本体100の中央付近には、複数の支持ローラ14,15,15’,16,63に掛け回されて図中時計回りに回転搬送可能な無端ベルト状の中間転写体としての中間転写ベルト10が設けられている。図示の例では、支持ローラ16の左に中間転写ベルト用のクリーニング装置17が設けられている。クリーニング装置17は、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する。また、支持ローラ14と支持ローラ15間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4つのトナー像形成手段18Y,18M,18C,18Kを順に横並びに配設したタンデム画像形成部20が設けられている。
タンデム画像形成部20の上には、光書込手段としての光書込装置(露光装置)21が設けられている。タンデム画像形成部20の各トナー像形成手段18Y,18M,18C,18Kは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の潜像が形成される潜像担持体としてのドラム状の感光体40Y,40M,40C,40Kを有している。感光体40Y,40M,40C,40Kそれぞれの表面は、帯電装置60Y,60M,60C,60Kで一様に帯電された後、画像データに基づいて光書込装置(露光装置)21で露光され、これにより、感光体40Y,40M,40C,40Kそれぞれの表面に潜像が形成される。
感光体40Y,40M,40C,40Kの潜像はそれぞれ、現像装置61Y,61M,61C,61Kで現像される。これにより、感光体40Y,40M,40C,40Kそれぞれの表面に可視像である各色のトナー像が担持される。また、感光体40Y,40M,40C,40Kから中間転写ベルト10にトナー像を転写する一次転写位置には、中間転写ベルト10を間に挟んで各感光体40Y,40M,40C,40Kに対向するように一次転写手段の構成要素としての一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kが設けられている。また、支持ローラ14は中間転写ベルト10を回転駆動する駆動ローラである。ブラック単色画像を中間転写ベルト10上に形成する場合には、駆動ローラ14以外の支持ローラ15,15’を移動させて、イエロー、マゼンタ、シアンの感光体40Y,40M,40Cを中間転写ベルト10から離間させることも可能である。
中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部20と反対の側には、2次転写装置22を備える。2次転写装置22は、図示の例では、2次転写対向ローラ16に2次転写ローラ16’を押し当て転写電界を印加することにより、中間転写ベルト10上の画像を記録シートに転写する。
2次転写装置22の横には、記録シート上の転写画像を定着する定着手段としての定着装置25が設けられている。定着装置25は、無端状の定着ベルト25a、加熱ローラ25b、駆動ローラ25c、加圧ローラ25d等を有している。定着ベルト25aは、そのループ内側に配設された加熱ローラ25bと駆動ローラ25cとによって張架されながら、駆動ローラ25cの回転駆動によって図中時計回り方向に無端移動せしめられる。この無端移動の過程で、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する加熱ローラ25bによって加熱された後、後述する定着ニップを通過する。定着ベルト25aの周方向における全域のうち、駆動ローラ25cに対する掛け回し箇所には、加圧ローラ27がベルトおもて面から当接して定着ニップを形成している。この定着ニップに対しては、支持ローラ23に掛け回された状態で無端移動せしめられる搬送ベルト24により、画像転写後の記録シートが送り込まれる。
2次転写装置22や定着装置25の下には、記録シートの両面に画像を記録するために記録シートを反転する記録シート反転装置28がタンデム画像形成部20と平行な姿勢で配設されている。
プリンタの本体100に画像データが送られて、作像開始の信号を受けると、プリンタは、不図示の駆動モータで支持ローラ14を回転駆動して他の複数の支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転搬送する。同時に、個々のトナー像形成手段18Y,18M,18C,18Kで各感光体40Y,40M,40C,40K上にそれぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、それらの単色画像を一次転写ローラ62Y,62M,62C,62Kが対向する一次転写部で順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
また、給紙部の給紙テーブル200の給紙ローラ42の1つを選択回転し、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44の1つから記録シートを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で搬送してプリンタ本体100内の給紙路48に導き、レジストローラ49に突き当てて止める。あるいは、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の記録シートを繰り出し、分離ローラで1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置22の2次転写ローラ16’との間に記録シートを送り込み、2次転写装置22で転写して記録シート上にカラー画像を記録する。画像転写後の記録シートは、2次転写装置22で搬送して定着装置25へと送り込まれ、熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、排出ローラ56で排出し、排紙トレイ57上にスタックする。または、不図示の切換爪で切り換えて記録シート反転装置28に入れ、そこで反転して再び2次転写位置へと導き、裏面にも画像を記録した後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写ベルト用のクリーニング装置17により、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーが除去され、タンデム画像形成部20による再度の画像形成に備える。
図2は、定着装置25の加圧ローラ25dを定着ベルト25aに対して接離させる接離機構を示す斜視図である。接離機構は、定着ベルト25aに当接して定着ニップを形成するための加圧ローラ25dを支持する揺動可能な揺動アーム101、揺動アーム101に当接しながら回転するカム80、軸線方向の端部にカム80が固定された従動側回転軸部材84などを具備している。
図3は、定着装置25の接離機構を示す斜視図である。また、図4は、定着装置25を示す全体斜視図である。また、図5は、定着装置25の長手方向の一端部を示す拡大斜視図である。
カム80は、駆動源である駆動モータ71の駆動力を受けて回転する。具体的には、図示しない電源から電流の入力を受ける駆動モータ71が入力信号に基づいて回転駆動すると、その回転駆動力がギヤケース86の上面から露出したウォーム回転軸の一端部(上端部分)に取り付けられたウォーム駆動ギヤ73に伝達される。これにより、ウォーム75が回転駆動する。ウォーム75は、その回転軸が略鉛直方向に沿うように配置されており、その本体部分(ウォーム駆動ギヤ73よりも下側部分)はギヤケース86内に収容されている。
図5においては、便宜上、ギヤケース86を取り外した状態の定着装置一端部を示している。ギヤケース86内には、ウォーム75の回転駆動力の回転軸方向を鉛直方向から水平方向へ変換するとともに、その回転数を落とすウォームホイール76が配設されており、ウォーム駆動ギヤ73と一体となって回転するウォーム75の螺旋状突起に噛み合っている。ウォームホイール76が回転すると、その回転駆動力がカム80に伝わってカム80が回転する。
図6は、接離機構の一部を定着ベルト25aから離間している状態の加圧ローラ25dなどとともに示す拡大側面図である。同図において、加圧ローラ25dを回転可能に保持している揺動アーム101は、揺動軸101aを中心にして揺動可能に構成されている。この揺動アーム101には、空転可能な当接コロ81が設けられている。カム80が自らの小径箇所を揺動アーム101の当接コロ81に突き当てる回転角度姿勢で停止すると、図示のように、揺動アーム101が加圧ローラ25dを定着ベルト25aから離間させる姿勢をとる。これに対し、図7に示されるように、カム80が自らの大径箇所を揺動アーム101の当接コロ81に突き当てる回転角度姿勢で停止すると、揺動アーム101が加圧ローラ25dを定着ベルト25aに圧接させる姿勢をとる。このように、カム80の回転角度姿勢を変化させることで、加圧ローラ25dを定着ベルト25aにおける駆動ローラ25cに対する掛け回し箇所に対して接離させることができる。
図4に示されるように、定着装置25において、定着ベルト(不図示)、加熱ローラ25b、駆動ローラ25c、加圧ローラ25d、カム80などを具備する定着装置本体は、保持体としてのフレーム89によって保持されている。そして、フレーム89は、プリンタ本体により、図中矢印A方向(ローラ軸線方向)にスライド移動可能に支持されている。作業者は、フレーム89をプリンタ本体に対してスライド移動させることで、定着装置本体をプリンタ本体に対して着脱することができる。この際、着脱操作に先立って、図6に示されたように、加圧ローラ25dを定着ベルト25aから離間させておく。この離間により、定着装置本体の矢印A方向のスライド移動が可能になる。
かかる構成では、定着装置25の全要素のうち、移動体としての加圧ローラ25dの接離動作を駆動するための駆動ユニットにおける駆動モータ71、ウォーム76、ウォームホイール76などからなる原動側ユニットをプリンタ本体内に残したままで、従動側ユニットだけを機外に引き出すことができる。各種ローラや定着ベルト25aを具備する定着装置本体を容易に交換することが可能であるため、メンテナンス性に優れている。
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。定着装置25の接離機構は、移動体としての加圧ローラ25dの接離動作を実現するための駆動ユニットを具備している。
図8は、接離機構の駆動ユニットの要部を示す拡大斜視図である。駆動ユニットは、駆動モータ71、駆動モータギヤ72、ウォーム駆動ギヤ73、ウォーム軸74、ウォーム75、原動側回転軸部材77、第1カップリング78aなどからなる原動側ユニット70と、第2カップリング78b、センサーフィラー83、透過型フォトセンサ82、従動側回転軸部材84などからなる従動側ユニット90とを有している。
従動側ユニット90は、上述した定着装置本体とともにフレーム89によってスライド移動可能に保持されており、定着装置本体とともにプリンタ本体に対して着脱される。この従動側ユニット90において、カム80は、従動側回転軸部材84に固定されており、従動側回転軸部材80と一体となって回転する。なお、図示のカム80は、図2に示される定着装置長手方向一端部の揺動アーム101の当接コロ81に当接するものである。図8では、従動側回転軸部材84の軸線方向の一端部に固定されたカム80が揺動アームの当接コロ81に当接している。図2に示される揺動アーム101は、加圧ローラ25dの軸線方向の一端部にある回転軸部材を回転可能に保持するものであるが、かかる揺動アーム101の他に、加圧ローラ25dの軸線方向の他端部にある回転軸部材を回転可能に保持する揺動アームも本プリンタは有している。
図8において、従動側回転軸部材84の軸線方向の他端側は図示されていないが、従動側回転軸部材84の軸線方向の他端部にも同様のカムが固定されている。このカムは、加圧ローラ25dの軸線方向の他端部にある回転軸部材を回転可能に保持する揺動アームを揺動させるためのものであり、図8に示されるカム80と一体となって回転する。従動側回転軸部材84の周面上における周方向の取り付け位置は、2つのカムで互いに同じである。つまり、2つのカムはそれぞれ、互いに同期して小径箇所を当接コロに当接させて加圧ローラ25dを定着ベルト25aから離間させたり、互いに同期して大径箇所を当接コロに当接させて加圧ローラ25dを定着ベルト25aに圧接させたりする。
2つのカム80がそれぞれ大径箇所を当接コロ81に当接させている状態では、従動側回転軸部材83に固定されたセンサーフィラー83が透過型フォトセンサ82によって検知される。CPUやRAMなどから構成される図示しない定着制御部は、透過型フォトセンサ82からフィラー検知信号が発信されたタイミングで駆動モータ71の駆動を停止させることで、加圧ローラ25dを定着ベルト25aに圧接させた状態で、加圧ローラ25dの接離動作を停止させる。
駆動ユニットの従動側ユニット70において、2つのカム80が固定された従動側回転軸部材84の一端部には、カップリング継手78の第2カップリング78bが固定されている。一方、駆動ユニットの原動側ユニット70において、セルフロック機能を発揮するためのウォームホイール76は、原動側回転軸部材77に固定されている。この原動側回転軸部材77は、従動側ユニット70の従動側回転軸部材84と同一軸線上に位置しており、その軸線方向の他端部には、カップリング継手78の第1カップリングが固定されている。そして、第1カップリング78aと第2カップリング78bとの係合により、原動側回転軸部材77と従動側回転軸部材84とが同じ回転軸線上で連結されている。
図4におけるフレーム89によってスライド移動可能に保持される定着装置本体がプリンタ本体から引き出されると、プリンタ本体に固定されている図示しない定着本体検知センサが、定着装置本体を検知しなくなる。定着本体検知センサは、反射型フォトセンサ、あるいは透過型フォトセンサなどからなり、定着装置本体がプリンタ本体から引き出されているときと、プリンタ本体に装着されているときとの光学特性の違いにより、定着装置本体を検知する。
定着装置本体がプリンタ本体から引き出される際、図8に示される駆動ユニットの従動側ユニット90が、定着装置本体と一体的にプリンタ本体から引き出される。この際、従動側ユニット90の第2カップリング78bと、原動側ユニット70の第1カップリング78aとの係合が解除され、原動側ユニット70の原動側回転軸部材77やウォームホイール76などが空回りできる状態になる。
定着本体検知センサによって定着装置本体が検知されなくなったときは、定着装置本体がプリンタ本体から引き出されたときであるので、当然ながら、第1カップリング78aと第2カップリング78bとの係合は解除されている。つまり、定着本体検知センサは、定着本体を検知しなくなることで、両カップリングの係合解除を間接的に検知する。定着制御部は、このように、定着本体検知センサが両カップリングの係合解除を間接的に検知しなくなったことに基づいて、ステッピングモータからなる駆動モータ71を所定量だけ駆動する。その駆動量は、原動側回転軸部材77やウォームホイール76を約180[°]回転させる値である。このように、定着装置本体がプリンタ本体から引き出されると、定着制御部が原動側回転軸部材77やウォームホイール76を空回りさせて約180[°]回転させる。
図5などに示されるカップリング継手78は、第1カップリング78aや第2カップリング78bにそれぞれ爪部を2つずつ具備している。第1カップリング78aと第2カップリング78bとが互いに互いの爪をかわす回転角度姿勢の状態で、回転軸線方向に係合する。かかる構成においては、第1カップリング78a及び第2カップリング78bのうち、一方を回転不能に固定した場合における他方の前記一方に対する係合可能な回転停止角度である係合可能角が、1回転内で2つ存在する。2つの係合可能角の位相は、互いに180[°]ずれている。そこで、定着制御部は、定着本体検知センサによって両カップリングの係合解除が検知された際に、原動側回転軸部材77を約180[°]回転させて、第1カップリング78aの姿勢を180[°]変化させるのである。これにより、回転停止後には、第1カップリング78aをそのままにした状態で、プリンタ本体に再装着された定着装置本体側の第2カップリング78bを第1カップリング78aに係合させることができる。
図9は、従動側回転軸部材84の回転角度と、従動側回転軸部材84にかかるトルクとの関係を示すグラフである。図示のように、従動側回転軸部材84にかかるトルクは、従動側回転軸部材84の回転角度によって大きく変化する。従動側回転軸部材84の回転角度が90[°]になったときに、そのトルクが最大値となる。これは、従動側回転軸部材84の回転角度が90[°]になったときに、カム80の大径箇所が揺動アーム101の当接コロ81に当接して、加圧ローラ25dを定着ベルト25aに圧接させるからである。定着装置本体がプリンタ本体内にセットされた状態では、このように、従動側回転軸部材84にかかるトルクを最大にした状態で、カム80の回転を停止させている。そして、セルフロック機能により、その最大のトルクは、ウォームホイール76における複数のはずばのうち、ウォーム75の螺旋状突起と噛み合っているはすばに受けられるため、そのはすばを経時的に摩耗させ易くなる。
定着装置本体がプリンタ本体に引き出されたときに、上述した原動側回転軸部材77やウォームホイール76の空回しを実施しないと、定着装置本体が交換されたとしても、ウォームホイール76における最大のトルクをかけるはすばは変化しない。つまり、定着装置本体を交換したか否かにかかわらず、常に、ウォームホイール76における特定のはすばだけに、最大トルクをかけ続けることになる。これに対し、本プリンタのように、定着装置本体がプリンタ本体に引き出されたときに、上述した原動側回転軸部材77やウォームホイール76を180[°]だけ空回しすることで、最大トルクをかけてしまうはすばの位置を180[°]ずらす。このように、セルフロック機能によって最大のトルクをかけてしまうはずばを変化させることで、特定のはずばだけに最大トルクをかけ続けることによるはすばの短期摩耗を抑えることができる。
なお、操作者によって定着装置本体が引き出されたときに原動側回転軸部材77やウォームホイールの空回しを実施する構成について説明したが、定着制御部による駆動制御で、定着装置本体、あるいは原動側ユニット70を定期的にスライド移動させて空回しを定期的に実施するようにしてもよい。
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した実施例のプリンタについて説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例に係るプリンタの構成は、実施形態と同様である。
実施形態に係るプリンタでは、カップリング継手78における係合可能角が、1回転内で2つしか存在せず、2つの係合可能角の位相は、互いに180[°]ずれていた。かかる構成では、最大トルクをかけてしまうはすばを、2通りにしか変更することができないので、空回しを2回行うと、最大トルクをかけてしまうはすばを元に戻してしまう。ウォームホイール76の長寿命化の観点からすると、係合可能角の数をできるだけ多くして、最大トルクをかけてしまうはずばを、できるだけ多く変更できるようにした方がよい。
そこで、実施例に係るプリンタでは、継手として、カップリング継手78に代えて、図10に示されるようなスプライン継手79を用いている。スプライン継手79の第1係合部としてのメス型部79aは、原動側ユニット(70)の原動側回転軸部材(77)の端部に固定されるものである。また、第2係合部としてのオス型部79bは、従動側ユニット(90)の従動側回転軸部材(84)の端部に固定されるものである。メス型部79aに形成された凹状のメス型に、オス型部79bに形成された凸状のオス型が挿入されることで、両型部が互いに係合する。
オス型部79b、メス型部79aは互いに14個の歯を噛み合わせるように構成されている。かかる構成では、係合可能角が、1回転内で14個存在するので、セルフロック機能によって最大トルクをかけてしまうはずばを14通りに変化させることができる。
図11は、スプライン継手79と、スプライン継手79の係合を検知している係合解除検知センサ105とを示す正面図である。反射型フォトセンサからなる係合解除検知センサ105は、メス型部79aに係合している状態のオス型部79bの真上に配設されている。そして、自らの発光素子から発した光を、オス型部79bの周面上で反射させ、得られた反射光を自らの受光素子で受光する。反射光を受光することで、メス型部79aに対して係合しているオス型部79bを検知する。これにより、メス型部79aとオス型部79bとの係合を検知する。
定着装置本体がプリンタ本体から引き抜かれる際には、図12に示されるように、オス型部79bが係合解除検知センサ105の直下から待避する。これにより、係合解除検知センサ105が反射光を検知しなくなることで、オス型部79bとメス型部79aとの係合が解除されたことを検知する。定着制御部は、この検知結果に基づいて、駆動モータ71を所定量だけ駆動して、原動側回転軸部材77やウォームホイール76を約25.7[°]回転させる。
原動側回転軸部材77には、図示しないロータリーエンコーダーが取り付けられており、原動側回転軸部材77の回転角変位を検知する。定着制御部は、このロータリーエンコーダーからの検知結果に基づいて、原動側回転軸部材77やウォームホイール76を約25.7[°]だけ回転させたタイミングで、駆動モータ71を停止させる。かかる構成では、スプライン継手79のように、1回転あたりの係合可能角の数が比較的多い継手を用いていても、原動側回転軸部材77を確実に係合可能角だけ空回しさせたタイミングで、原動側回転軸部材77の回転を停止させることができる。
図13は、空回しが実施される前の同スプライン継手を示す斜視図である。この状態から、定着装置本体の着脱操作が3回行われると、3回の空回しの実施により、オス型部79bに対するメス型部79aの係合姿勢が図14に示されるように変化する。メス型部79aの周面上の所定の位置に付されている基準目印79a−1の位置が、約77.1[°]変化している。
上述したように、スプライン継手79の歯数は14個である。また、ウォームホイールのはずばの数は、14に対して素数となる関係の値になっている。かかる構成では、複数回の空回しの累積によってメス型部79aを約360[°]回転させても、その値は360[°]ちょうどにはならないため、前の周回とは異なるはずばをウォーム75に噛み合わせる。これにより、複数回の空回しの累積によってメス型部79aを複数周回させても、最大トルクをかけてしまうはずばを緩衝させることがなく、はずばの摩耗を効率的に分散させることができる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
〔態様A〕
態様Aは、駆動源(例えば駆動モータ71)と、前記駆動源からの駆動力を、ウォームギヤを介して移動体(例えば加圧ローラ25d)に伝達して前記移動体を移動させる駆動伝達機構と、前記駆動源の駆動を制御する制御手段(例えば定着制御部)とを有する駆動ユニットにおいて、互いに回転軸線方向に係合する第1係合部材(例えば第1カップリング78a)及び第2係合部材(例えば第2カップリング78b)からなる継手における前記第1係合部材を、前記ウォームギヤのウォームホイールが固定された原動側回転軸部材の端部に固定し、前記第2係合部材を従動側回転軸部材の端部に固定し、前記第1係合部材と前記第2係合部材との係合によって前記原動側回転軸部材と前記従動側回転軸部材とを同じ回転軸線上で連結し、前記駆動源、前記ウォームギヤ、及び前記原動側回転軸部材を具備する原動側ユニットと、前記移動体及び前記従動側回転軸部材を具備する従動側ユニットとのうち、何れか一方を保持体(例えばフレーム89)によって前記回転軸線方向に移動可能に保持させ、前記保持体の移動に伴って前記第1係合部材と前記第2係合部材との係合が解除されたことを検知する係合解除検知手段を設け、前記係合解除検知手段によって係合の解除が検知されたことに基づいて、前記駆動源を所定量だけ駆動して前記ウォームホイールの回転角度姿勢を変化させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。
[態様B]
態様B(例えば実施形態)は、態様Aにおいて、前記保持体の前記回転軸線方向の移動により、前記保持体に保持される前記従動側ユニットを駆動ユニット本体に対して着脱可能にしたことを特徴とするものである。かかる構成では、従動側ユニットを駆動ユニット本体から取り外した際に、駆動源の駆動によってウォームホイールの回転角度姿勢を変化させることができる。
[態様C]
態様C(例えば実施例)は、態様A又はBにおいて、前記継手として、前記第1係合部材及び前記第2係合部材のうち、一方を回転不能に固定した場合における他方の前記一方に対する係合可能な回転停止角度である係合可能角を1回転内で2つ以上具備するものを用い、且つ前記ウォームギヤと前記継手との組み合わせとして、ウォームホイールのはずばの数と、前記係合可能角の数とが互いに素数となる組み合わせを用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、複数回の空回しの累積によって第1係合部を複数周回させても、最大トルクをかけてしまうはずばを緩衝させずに、はずばの摩耗を効率的に分散させることができる。
[態様D]
態様D(例えば実施例)は、態様Cにおいて、前記継手として、スプライン継手を用いるとともに、前記ウォームギヤと前記スプライン継手との組み合わせとして、前記ウォームホイールのはずばの数と、前記スプライン継手の歯数とが互いに素数となる組み合わせを用いたことを特徴とするものである。かかる構成では、複数回の空回しの累積によってスプライン継手の第1係合部を複数周回させても、最大トルクをかけてしまうはずばを緩衝させずに、はずばの摩耗を効率的に分散させることができる。
[態様E]
態様E(例えば実施例)は、態様A〜Dの何れかにおいて、前記ウォームホイールの回転角度を検知する回転角検知手段(例えばロータリーエンコーダ)を設けるとともに、前記処理にて、前記回転角検知手段による検知結果に基づいて前記駆動源の駆動停止タイミングを決定するように、前記制御手段を構成したことを特徴とするものである。かかる構成では、1回転あたりの係合可能角の数が比較的多い継手を用いていても、原動側回転軸部材を確実に係合可能角だけ空回しさせたタイミングで、原動側回転軸部材の回転を停止させることができる。
20:タンデム画像形成部(画像記録手段の一部)
22:2次転写装置(画像記録手段の一部)
25d:加圧ローラ(移動体、押圧部材)
62Y,M,C,K:1次転写ローラ(画像記録手段の一部)
70:原動側ユニット
71:駆動モータ(駆動源)
75:ウォーム(ウォームギヤの一部)
76:ウォームホイール(ウォームギヤの一部)
77:原動側回転軸部材
78:カップリング継手
78a:第1カップリング(第1係合部)
78b:第2カップリング(第2係合部)
79:スプライン継手
79a:メス型部(第1係合部)
79b:オス型部(第2係合部)
80:カム
84:従動側回転軸部材
90:従動側ユニット
101:揺動アーム
105:係合解除検知センサー(係合解除検知手段)
特開2011−79678号公報 特開2011−59527号公報 特開平9−22216号公報

Claims (6)

  1. 駆動源と、前記駆動源からの駆動力を、ウォームギヤを介して移動体に伝達して前記移動体を移動させる駆動伝達機構と、前記駆動源の駆動を制御する制御手段とを有する駆動ユニットにおいて、
    互いに回転軸線方向に係合する第1係合部材及び第2係合部材からなる継手における前記第1係合部材を、前記ウォームギヤのウォームホイールが固定された原動側回転軸部材の端部に固定し、
    前記第2係合部材を従動側回転軸部材の端部に固定し、
    前記第1係合部材と前記第2係合部材との係合によって前記原動側回転軸部材と前記従動側回転軸部材とを同じ回転軸線上で連結し、
    前記駆動源、前記ウォームギヤ、及び前記原動側回転軸部材を具備する原動側ユニットと、前記移動体及び前記従動側回転軸部材を具備する従動側ユニットとのうち、何れか一方を保持体によって前記回転軸線方向に移動可能に保持させ、
    前記保持体の移動に伴って前記第1係合部材と前記第2係合部材との係合が解除されたことを検知する係合解除検知手段を設け、
    前記係合解除検知手段によって係合の解除が検知されたことに基づいて、前記駆動源を所定量だけ駆動して前記ウォームホイールの回転角度姿勢を変化させる処理を実施するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする駆動ユニット。
  2. 請求項1の駆動ユニットにおいて、
    前記保持体の前記回転軸線方向の移動により、前記保持体に保持される前記従動側ユニットを駆動ユニット本体に対して着脱可能にしたことを特徴とする駆動ユニット。
  3. 請求項1又は2の駆動ユニットにおいて、
    前記継手として、前記第1係合部材及び前記第2係合部材のうち、一方を回転不能に固定した場合における他方の前記一方に対する係合可能な回転停止角度である係合可能角を1回転内で2つ以上具備するものを用い、
    且つ前記ウォームギヤと前記継手との組み合わせとして、ウォームホイールのはずばの数と、前記係合可能角の数とが互いに素数となる組み合わせを用いたことを特徴とする駆動ユニット。
  4. 請求項3の駆動ユニットにおいて、
    前記継手として、スプライン継手を用いるとともに、
    前記ウォームギヤと前記スプライン継手との組み合わせとして、前記ウォームホイールのはずばの数と、前記スプライン継手の歯数とが互いに素数となる組み合わせを用いたことを特徴とする駆動ユニット。
  5. 請求項1乃至4の何れかの駆動ユニットにおいて、
    前記ウォームホイールの回転角度を検知する回転角検知手段を設けるとともに、
    前記処理にて、前記回転角検知手段による検知結果に基づいて前記駆動源の駆動停止タイミングを決定するように、前記制御手段を構成したことを特徴とする駆動ユニット。
  6. 記録シートに画像を記録する画像記録手段と、回転可能な回転体の表面、無端移動可能な無端状のベルト部材のおもて面、あるいは前記ベルト部材の裏面に向けて押圧される押圧部材と、前記押圧部材を押圧方向に駆動する駆動手段とを備え、前記回転体の表面、又は前記ベルト部材のおもて面の移動に伴って記録シートを搬送する画像形成装置において、
    前記駆動手段として請求項1乃至5の何れかの駆動ユニットを用いて、移動体としての前記押圧部材を押圧方向に移動させるようにしたとを特徴とする画像形成装置。
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