JP2013053604A - エンジンのベルト保護装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストの上昇を抑制しつつ異物の噛み込みを抑制することのできるエンジンのベルト保護装置を提供する。
【解決手段】ベルト保護装置40は、エンジン11のクランクプーリ13及び補機プーリ16,17に巻き掛けられた補機駆動ベルト15を保護するものである。クランクプーリ13と、補機駆動ベルト15の周回方向についてクランクプーリ13に対し1つ後側の第1補機プーリ16との間では、補機駆動ベルト15が下側から巻き掛けられている。ベルト保護装置40では、補機駆動ベルト15に張力を加えるベルトテンショナ21が、クランクプーリ13と第1補機プーリ16との間に配置されている。そして、ベルトテンショナ21の一部が、補機駆動ベルト15のクランクプーリ13に対する巻付き開始位置Pに近接した箇所に少なくとも配置されて異物噛み込み規制部38とされている。
【選択図】図6

Description

本発明は、エンジンのクランクプーリ及び補機プーリに巻き掛けられた補機駆動ベルトを保護するエンジンのベルト保護装置に関するものである。
一般に、車載エンジンには、オルタネータ(発電機)、ウォータポンプ等の種々の補機が設けられている。これらの補機を駆動するために、各補機の入力軸にプーリ(補機プーリ)が設けられるとともに、エンジンの出力軸であるクランクシャフトにプーリ(クランクプーリ)が設けられる。補機プーリ及びクランクプーリには補機駆動ベルトが巻き掛けられる。そして、クランクシャフトの回転が、クランクプーリ、補機駆動ベルト及び補機プーリを介して各補機に伝達されて、各補機が駆動される。
ところで、車載エンジンでは、車両の走行中にタイヤによって跳ね上げられた小石、ダスト等の異物が、地面に近いクランクプーリ及び補機駆動ベルト間に入り込むおそれがある。そして、このような異物を噛み込むと、補機駆動ベルトが損傷を受けたり、クランクプーリや補機プーリから外れたりするおそれがある。
これに対しては、例えば、特許文献1に、クランクプーリを覆うカバー本体と、カバー本体において補機駆動ベルトのクランクプーリに対する巻付き開始位置近傍に設けられた異物噛み込み防止リブと、を備えた「エンジンの補機駆動ベルトカバー」が記載されている。この技術によると、補機駆動ベルト上に跳ね上げられた小石等の異物は、その補機駆動ベルトによりクランクプーリに向けて運ばれるが、異物は異物噛み込み防止リブに衝突して補機駆動ベルト及びエンジン間から落下する。そのため、異物がクランクプーリ及び補機駆動ベルト間に噛み込む事態を回避できるとされている。
特開2007−198138号公報
ところが、上記特許文献1に記載された補機駆動ベルトカバーでは、異物の噛み込みを抑制できるものの、カバー本体に対し異物噛み込み防止リブを新たに設けることになり、その分、コストの上昇を招く問題がある。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、コストの上昇を抑制しつつ異物の噛み込みを抑制することのできるエンジンのベルト保護装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、エンジンのクランクプーリ及び補機プーリに巻き掛けられた補機駆動ベルトを保護するエンジンのベルト保護装置であって、前記クランクプーリと、前記補機駆動ベルトの周回方向について前記クランクプーリに対し1つ後側の補機プーリとの間では、前記補機駆動ベルトが下側から巻き掛けられており、前記補機駆動ベルトに張力を加えるベルトテンショナが、前記クランクプーリと前記後側の補機プーリとの間に配置されており、前記ベルトテンショナの一部が、前記補機駆動ベルトの前記クランクプーリに対する巻付き開始位置に近接した箇所に少なくとも配置されて異物噛み込み規制部とされていることを要旨とする。
上記の構成によれば、クランクプーリの回転は補機駆動ベルトを介して補機プーリに伝達される。この伝達により、補機駆動ベルトが周回するとともに補機プーリが回転駆動される。クランクプーリと、補機駆動ベルトの周回方向についてクランクプーリに対し1つ後側の補機プーリとの間では、補機駆動ベルトは上記両プーリの下側を周回する。この際、補機駆動ベルトには、ベルトテンショナによって張力が加えられる。
一方、跳ね上げ等により飛んでくる異物がクランクプーリと補機駆動ベルトとの間に噛み込む際には、その異物は補機駆動ベルトのクランクプーリに対する巻付き開始位置の付近を通過する必要がある。
この点、請求項1に記載の発明によれば、補機駆動ベルトのクランクプーリに対する巻付き開始位置の周辺のスペースは、同巻付き開始位置に近接した箇所に配置されたベルトテンショナの一部によって占められる。このベルトテンショナの一部は異物噛み込み規制部として機能する。そのため、跳ね上げ等により飛んでくる異物は、巻付き開始位置の付近を通過することを、上記ベルトテンショナの一部(異物噛み込み規制部)によって妨げられる。その結果、異物がクランクプーリ及び補機駆動ベルト間に入り込んで噛み込むことが抑制される。
このように、請求項1に記載の発明では、ベルトテンショナの一部が異物噛み込み規制部として機能するため、ベルトテンショナに異物噛み込み規制部を新たに設けなくてすみ、その分、異物噛み込み規制部の形成に伴うコストの上昇が抑制される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記ベルトテンショナは、前記巻付き開始位置に近接した箇所に設けられた締結ボス部において前記エンジンに締結されており、前記締結ボス部が前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされていることを要旨とする。
ベルトテンショナは、その一部をなす締結ボス部においてエンジンに締結される。この締結ボス部が巻付き開始位置の近傍に設けられた場合には、上記請求項2に記載の発明によるように、この締結ボス部が異物噛み込み規制部として利用されることで、上述した請求項1に記載の発明の効果が得られる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記ベルトテンショナは、前記補機駆動ベルトよりも上側の箇所を起点とし、同補機駆動ベルトに沿って前記巻付き開始位置に近接した箇所まで延びる延出部を備えており、前記締結ボス部は前記延出部の延出端に設けられていることを要旨とする。
上記の構成によれば、ベルトテンショナにおいて、補機駆動ベルトよりも上側の箇所が起点とされる。ベルトテンショナの一部は、この起点から、補機駆動ベルトに沿って巻付き開始位置に近接した箇所まで延びる延出部となっている。そして、ベルトテンショナは、この延出部の延出端に設けられた締結ボス部においてエンジンに締結される。また、この締結ボス部が異物噛み込み規制部として利用される。
そのため、ベルトテンショナの起点が、クランクプーリ及び後側の補機プーリ間で補機駆動ベルトに沿う方向のどの箇所にあっても、上記の構成が採用されることで、締結ボス部を巻付き開始位置に近接した箇所に位置させることが可能となり、上記請求項1に記載の発明の効果が得られる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ベルトテンショナは、前記起点から上方へ延びる基部を備えるとともに、前記延出部において前記起点から離れた箇所と、前記基部において前記起点から離れた箇所とを繋ぐ連結部をさらに備えていることを要旨とする。
上記の構成によれば、起点から巻付き開始位置に近接した箇所まで延びる延出部は、連結部によって基部に連結されることで、剛性を高められる(補強される)。このため、こうした連結部が設けられない場合よりも延出部が高い強度を発揮する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1つに記載の発明において、前記ベルトテンショナの一部は、前記補機駆動ベルトを挟み前記エンジンの反対側の領域に配置されて前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされていることを要旨とする。
上記の構成によれば、ベルトテンショナのうち、補機駆動ベルトを挟みエンジンの反対側の領域に配置されている箇所は、跳ね上げ等により飛んでくる異物がクランクプーリと補機駆動ベルトとの間に入り込む経路途中にある。そのため、ベルトテンショナの上記箇所は、異物が巻付き開始位置に接近した場合に跳ね返す。その結果、異物がクランクプーリと補機駆動ベルトとの間に噛み込むことがより一層抑制される。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1つに記載の発明において、前記エンジンが搭載された状態で、前記補機駆動ベルトは、前記クランクプーリと前記後側の補機プーリとの間では、周回方向前側ほど低くなる傾斜状態で巻き掛けられていることを要旨とする。
上記の態様で補機駆動ベルトが巻き掛けられていると、補機駆動ベルトが周回方向前側ほど、すなわちクランクプーリに近付くほど低くなるように傾斜しているため、異物がクランクプーリ及び後側の補機プーリ間で補機駆動ベルト上に載った場合、巻付き開始位置に接近しやすい。これは、1つには、異物は補機駆動ベルト上に載るものの転がらない場合、周回する補機駆動ベルトによりクランクプーリに向けて運ばれるからである。また、異物は補機駆動ベルト上に載って転がる場合、補機駆動ベルトの傾斜した面に沿って低所側であるクランクプーリ側へ移動するからである。
しかし、巻付き開始位置に近接した箇所には、異物噛み込み規制部が配置されている。そのため、補機駆動ベルト上の異物は、巻付き開始位置の付近を通過することを、上記異物噛み込み規制部によって妨げられ、クランクプーリ及び補機駆動ベルト間に入り込んで噛み込むことが抑制される。
このように、周回方向前側ほど低くなる傾斜状態で巻き掛けられている補機駆動ベルトを保護する場合に、特にベルト保護装置による大きな効果が得られる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の発明において、前記ベルトテンショナの一部は、前記補機駆動ベルトに近接した箇所に配置されて前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされていることを要旨とする。
上記の構成によれば、補機駆動ベルトとベルトテンショナの一部(異物噛み込み規制部)との間の隙間が小さいため、この隙間に異物が入り込みにくい。異物は、巻付き開始位置の付近を通過することを上記異物噛み込み規制部によって妨げられる。その結果、異物がクランクプーリ及び補機駆動ベルト間に入り込んで噛み込むことがより一層抑制される。
本発明を具体化した一実施形態におけるベルト保護装置を、クランクプーリ、補機プーリ及び補機駆動ベルトとともに示す概略構成図。 一実施形態におけるベルト保護装置の平面図。 一実施形態におけるベルト保護装置の側面図。 一実施形態におけるベルト保護装置の正面図。 一実施形態におけるベルト保護装置の背面図。 図1においてベルト保護装置及びその周辺箇所を拡大して示す部分概略構成図。
以下、本発明を具体化した一実施形態について、図面を参照して説明する。
車両には、図1において二点鎖線で示す過給機付エンジン11が搭載されている。このエンジン11の出力軸であるクランクシャフト12には、クランクプーリ13が一体回転可能に取付けられている。クランクプーリ13の周囲には、複数の補機(図示略)が配設されており、補機毎の入力軸14には補機プーリが一体回転可能に取付けられている。これらのクランクプーリ13及び補機プーリはいずれも外周に複数の溝を有しており、これらの溝には、Vリブドベルトからなる補機駆動ベルト15が巻き掛けられている。この補機駆動ベルト15は、クランクプーリ13と、周回方向についてクランクプーリ13に対し1つ後側の補機プーリ(後述する第1補機プーリ16)との間では、それらに対し下側から巻き掛けられている。
そして、クランクプーリ13の回転に伴い補機駆動ベルト15が図1の矢印で示す方向へ周回することにより、エンジン11の駆動力が、クランクシャフト12、クランクプーリ13、補機駆動ベルト15及び各補機プーリを介して各補機に伝達される。
ここで、複数の補機プーリを区別するために、クランクプーリ13を基準とし、補機駆動ベルト15の周回方向についての後側へ向けて順に、「第1補機プーリ16」、「第2補機プーリ17」及び「第3補機プーリ18」というものとする。本実施形態では、第1補機プーリ16はエアコンコンプレッサプーリであり、第2補機プーリ17はウォータポンププーリであり、第3補機プーリ18はオルタネータプーリである。クランクプーリ13及び複数の補機プーリ16〜18のうち、特にクランクプーリ13及び第1補機プーリ16は低い位置にあり、地面(路面)に近い。上記周回に伴い、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間では、補機駆動ベルト15は第1補機プーリ16からクランクプーリ13へ向けて移動する。
図6に示すように、エンジン11が車両に搭載された状態で、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間では、補機駆動ベルト15は、周回方向前側ほど(クランクプーリ13に近付くほど)緩やかに低くなる傾斜状態で巻き掛けられている。表現を変えると、クランクプーリ13の巻き込み側の補機駆動ベルト15は、水平面Hに対し、角度αで下る下り勾配となっている。本実施形態では、補機駆動ベルト15は水平面Hに対し、僅かに傾斜している。
なお、図1中の符号19は、第2補機プーリ17及び第3補機プーリ18間の区間で補機駆動ベルト15の張力を調整するために設けられたアイドラプーリである。
エンジン11には、補機駆動ベルト15のうち緩む側の区間の一部、本実施形態では、クランクプーリ13と第3補機プーリ18との間の区間で、補機駆動ベルト15に張力を加えるベルトテンショナ21が取付けられている。ベルトテンショナ21は、図1及び図6では、エンジン11に取付けられた状態で図示され、図4及び図5では、エンジン11に取付けられていない状態、すなわちベルトテンショナ21単独で図示されている。ベルトテンショナ21は、テンショナ本体22、テンショナアーム33、可動プーリ35及びばね37を主な構成部品として備えている。これら構成部品のうち、テンショナ本体22はエンジン11に取付けられるものであり、それ自体、エンジン11に対し動くことのない固定部品である。これに対し、テンショナアーム33、可動プーリ35及びばね37はエンジン11(テンショナ本体22)に対し動き得る可動部品である。
テンショナ本体22は、クランクプーリ13と第1補機プーリ16との間であって、それらに巻き掛けられた補機駆動ベルト15の上側に配設されている。図4〜図6に示すように、テンショナ本体22は、基部23、延出部27及び連結部32を備えている。
基部23は、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間の中間部分を通る線である中間線Lよりも第1補機プーリ16寄りであって、補機駆動ベルト15に上側から近接した箇所を起点Aとし、この起点Aから上方へ延びている。基部23の延出方向についての中間部分には、ボルト挿通孔24を有する円筒状の第1締結ボス部25が設けられている。ボルト挿通孔24は、基部23の厚み方向(図4〜図6において紙面に直交する方向)に貫通している。そして、基部23は、第1締結ボス部25において、上記ボルト挿通孔24に挿通されたボルト26によってエンジン11に締結されている。なお、ボルト26は、図4及び図5では仮想線(太い二点鎖線)で図示されている。また、図6ではボルト26は断面にて図示されている。
延出部27は、上記起点Aから補機駆動ベルト15に沿って、同補機駆動ベルト15のクランクプーリ13に対する巻付き開始位置Pに近接した箇所まで延びている。図3及び図6に示すように、延出部27は、補機駆動ベルト15に近接した箇所ではあるが、補機駆動ベルト15を挟みエンジン11の反対側(図3において補機駆動ベルト15よりも左側)の領域に配置されている。ここでの補機駆動ベルト15に近接した箇所とは、補機駆動ベルト15よりも5mm程度高い箇所である。延出部27の下面がこの箇所(補機駆動ベルト15よりも5mm程度高い箇所)に位置することで、上下方向について延出部27と補機駆動ベルト15との間隔D(図6参照)が小さくされている。
図4〜図6に示すように、延出部27の延出端(図4及び図6の左端、図5の右端)には、ボルト挿通孔28を有する円筒状の第2締結ボス部29が設けられている。ボルト挿通孔28は、延出部27の厚み方向(図4〜図6において紙面に直交する方向)に貫通している。従って、第2締結ボス部29はテンショナ本体22(延出部27)のうち、クランクプーリ13に最も接近した箇所に設けられていることになる。この第2締結ボス部29は、特許請求の範囲における締結ボス部に該当する。そして、延出部27は、第2締結ボス部29において、上記ボルト挿通孔28に挿通されたボルト31によってエンジン11に締結されている。なお、ボルト31は、図4及び図5では仮想線(太い二点鎖線)で図示されている。また、図6ではボルト31は断面にて図示されている。
連結部32は、延出部27において上記起点Aからクランクプーリ13側へ大きく離れた箇所と、基部23において上記起点Aから上方へ離れた箇所との間に架け渡されている。本実施形態では、前者の箇所として第2締結ボス部29が設定され、後者の箇所として基部23の上半部が設定されている。さらに、図2に示すように連結部32は、後述するばね37から一定距離離れた状態で、エンジン11側へ膨らむように湾曲形成されている。これは、連結部32がばね37と干渉してその伸縮動作を妨げないようにするためである。
このようにして、テンショナ本体22は、2箇所(基部23の第1締結ボス部25、及び延出部27の第2締結ボス部29)において、ボルト26,31によってエンジン11に締結されている。
図4〜図6に示すように、テンショナアーム33は、その基端部(図4〜図6の下端部)において、支軸34により上記テンショナ本体22(基部23)に揺動自在に支持されている。このテンショナアーム33の基端部は、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間であって、補機駆動ベルト15の内側(補機駆動ベルト15によって囲まれた領域)に配置されている。また、テンショナアーム33の先端部(図4〜図6の上端部)は、補機駆動ベルト15の外側(上記領域から外れた領域)に配置されている(図1参照)。可動プーリ35は、クランクプーリ13及び第3補機プーリ18間で補機駆動ベルト15の外側に配置されている。可動プーリ35は、テンショナアーム33の上記先端部に対し、軸36により回転自在に支持されている。
ばね37はコイルばねによって構成されており、テンショナアーム33と、延出部27において第2締結ボス部29よりも第1補機プーリ16側の箇所との間に配設されている。なお、図1に示すように、ベルトテンショナ21がエンジン11に取付けられて、補機駆動ベルト15が各プーリ13,16〜18に巻き掛けられた状態では、ばね37は圧縮されており、テンショナアーム33を介して可動プーリ35を図1の時計回り方向へ付勢している。また、図4及び図5に示すように、ベルトテンショナ21がエンジン11に取付けられていない状態では、ばね37は伸長している。
上述したように、ベルトテンショナ21の一部(第2締結ボス部29)は、巻付き開始位置Pに近接した箇所に配置されている。また、延出部27において第2締結ボス部29を除く箇所は、第2締結ボス部29ほどではないにせよ、巻付き開始位置Pに近い箇所に配置されている。本実施形態では、ベルトテンショナ21のうち、第2締結ボス部29を含む延出部27は、小石等の異物がクランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間に入り込んで噛み込むのを規制するための異物噛み込み規制部38とされている。
上記のようにして本実施形態のベルト保護装置40が構成されている。次に、このベルト保護装置40の作用について説明する。
エンジン11の作動時には、クランクシャフト12がクランクプーリ13を伴って図1の時計回り方向へ回転する。クランクプーリ13の上記回転に伴い補機駆動ベルト15が同図1において矢印で示す方向へ周回する。特に、クランクプーリ13と第1補機プーリ16との間では補機駆動ベルト15は両プーリ13,16の下側を、第1補機プーリ16からクランクプーリ13に向けて周回する。この周回により、クランクプーリ13の回転が補機駆動ベルト15を介して補機プーリ16〜18に伝達され、同補機プーリ16〜18とともに補機毎の入力軸14が回転され、各補機が駆動される。
この際、図6に示すように、ベルトテンショナ21では、第1締結ボス部25及び第2締結ボス部29においてボルト26,31によってエンジン11に締結されたテンショナ本体22は、同エンジン11に対し動かない。ばね37によって付勢されたテンショナアーム33は、可動プーリ35を伴って、支軸34を支点として図6の時計回り方向へ揺動する。この可動プーリ35は、補機駆動ベルト15を押圧することで、同補機駆動ベルト15に張力を加える。
一方、車両の走行中、タイヤによって跳ね上げられた小石、ダスト等の異物がホイールハウスを通過して、地面に近いクランクプーリ13と第1補機プーリ16との間の補機駆動ベルト15上に載ることがある。この異物は、周回する補機駆動ベルト15によって運ばれ、クランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間に入り込んで噛み込むおそれがある。また、上記のように跳ね上げられた異物は、クランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間に直接入り込んで噛み込むおそれがある。
こうした現象は、補機駆動ベルト15がクランクプーリ13及び第1補機プーリ16に対し下側から巻き掛けられていて、それらクランクプーリ13及び第1補機プーリ16間で周回方向前側ほど低くなる傾斜状態となっている本実施形態で特に起こりやすい。すなわち、本実施形態では、補機駆動ベルト15がクランクプーリ13に近付くほど低くなるように傾斜している。そのため、異物は、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間で補機駆動ベルト15上に載るものの転がらない場合、周回する補機駆動ベルト15によってクランクプーリ13に向けて運ばれる。また、異物は、補機駆動ベルト15上に載って転がる場合、補機駆動ベルト15の傾斜した面に沿って低所側であるクランクプーリ13側へ移動する。そして、このような異物を噛み込むと、補機駆動ベルト15が損傷を受けたり、クランクプーリ13や補機プーリ16〜18から外れたりする懸念がある。
ここで、跳ね上げ等により飛んでくる異物がクランクプーリ13と補機駆動ベルト15との間に入り込んで噛み込む際には、その異物は巻付き開始位置Pの付近を通過する必要がある。
この点、本実施形態では、上述したように補機駆動ベルト15よりも上側の箇所であって、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間の中間線Lよりも同第1補機プーリ16寄りの箇所が起点Aとされている。この起点Aから、補機駆動ベルト15に沿って巻付き開始位置Pに近接した箇所まで延びる延出部27が設けられ、延出部27のうちクランクプーリ13に最も接近した箇所である延出端に第2締結ボス部29が設けられている。そして、テンショナ本体22は、この第2締結ボス部29においてエンジン11に締結されている。
このように、第2締結ボス部29が、補機駆動ベルト15のクランクプーリ13に対する巻付き開始位置Pに近接した箇所に設けられることで、同巻付き開始位置Pの周辺のスペースが、上記第2締結ボス部29によって占められている。
この第2締結ボス部29は異物噛み込み規制部38として機能する。そのため、跳ね上げ等により飛んでくる異物は、巻付き開始位置Pの付近を通過することを、第2締結ボス部29(異物噛み込み規制部38)によって妨げられる。その結果、異物がクランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間に入り込むことが抑制される。
さらに、上記第2締結ボス部29を含む延出部27は、補機駆動ベルト15を挟みエンジン11の反対側の領域に配置されていて、跳ね上げ等により飛んでくる異物がクランクプーリ13と補機駆動ベルト15との間に入り込む経路途中にある。そのため、延出部27は、異物が巻付き開始位置Pに接近した場合に跳ね返し、異物をクランクプーリ13と補機駆動ベルト15との間に入り込みにくくする。
これに加え、延出部27が補機駆動ベルト15に対し上側から近接した箇所に配置されていて、同延出部27の下面が、補機駆動ベルト15よりも5mm程度高い箇所に位置することで、延出部27と補機駆動ベルト15との間隔Dが小さくされているため、この隙間に異物が入り込みにくい。異物は、巻付き開始位置Pの付近を通過することを上記延出部27及び基部23によって妨げられる。その結果、異物がクランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間に入り込むことがより一層抑制される。
ところで、起点Aから巻付き開始位置Pに近接した箇所まで延びる延出部27は、連結部32によって基部23に連結されることで、剛性を高められている(補強されている)。このため、こうした連結部32が設けられない場合に比べ、延出部27が高い強度を発揮する。
このように、ベルトテンショナ21の一部をなす第2締結ボス部29は、本来はボルト31によってエンジン11に締結される箇所として機能するものであるが、これに加え、異物噛み込み規制部38としても機能する。また、延出部27(第2締結ボス部29を除く部分)は、本来は、基部23(起点A)から離れた箇所に第2締結ボス部29を設けるためのものであるが、これに加え、異物噛み込み規制部38としても機能する。そのため、ベルトテンショナ21には異物噛み込み規制部38を新たに設ける必要がない。
以上詳述した本実施形態によれば、次の効果が得られる。
(1)クランクプーリ13と、補機駆動ベルト15の周回方向についてクランクプーリ13に対し1つ後側の第1補機プーリ16とに対し、補機駆動ベルト15が下側から巻き掛けられたものを対象とする。そして、ベルトテンショナ21を、クランクプーリ13と第1補機プーリ16との間に配置し、そのベルトテンショナ21の一部を、補機駆動ベルト15のクランクプーリ13に対する巻付き開始位置Pに近接した箇所に少なくとも配置して異物噛み込み規制部38としている(図6)。
このように、ベルトテンショナ21の一部を異物噛み込み規制部38として機能させているため、上述した特許文献1とは異なり、ベルトテンショナ21に異物噛み込み規制部38を新たに設けなくてすみ、異物噛み込み規制部38の形成に伴うコストの上昇を抑制しつつ異物の噛み込みを抑制することができる。異物の噛み込みに起因して、補機駆動ベルト15が損傷を受けたり、クランクプーリ13や補機プーリ16〜18から外れたりするのを抑制することができる。
(2)ベルトテンショナ21を、巻付き開始位置Pに近接した箇所に設けられた第2締結ボス部29においてエンジン11に締結し、この第2締結ボス部29を異物噛み込み規制部38の一部としている(図6)。
そのため、エンジン11への締結箇所として機能させる第2締結ボス部29を、異物噛み込み規制部38としても機能させることができ、上記(1)の効果を得ることができる。
(3)ベルトテンショナ21には、補機駆動ベルト15の上側の箇所を起点Aとし、同補機駆動ベルト15に沿って巻付き開始位置Pに近接した箇所まで延びる延出部27を設け、その延出端に上記第2締結ボス部29を設けている(図6)。
そのため、テンショナ本体22の起点Aが、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間で補機駆動ベルト15に沿う方向のどの箇所にあっても、上記の構成を採用することで、第2締結ボス部29を巻付き開始位置Pに近接した箇所に位置させ、上記(1)の効果を得ることができる。
(4)ベルトテンショナ21には、上記起点Aから上方へ延びる基部23を設けるとともに、延出部27において起点Aからクランクプーリ13側へ離れた箇所と、基部23において起点Aから上方へ離れた箇所とを繋ぐ連結部32をさらに設けている(図5、図6)。
そのため、この連結部32によって延出部27を基部23に結合して補強し、延出部27の強度を高めることができる。
(5)補機駆動ベルト15を挟みエンジン11の反対側の領域にベルトテンショナ21の一部(延出部27)を配置して異物噛み込み規制部38の一部としている(図3)。
そのため、上記ベルトテンショナ21の一部(延出部27)によって、巻付き開始位置Pに接近する異物を跳ね返し、その異物がクランクプーリ13と補機駆動ベルト15との間に入り込んで噛み込むのをより一層抑制することができる。
(6)車両にエンジン11が搭載された状態で、クランクプーリ13と第1補機プーリ16との間において、補機駆動ベルト15が周回方向前側ほど低くなる傾斜状態で巻き掛けられているもの(図6)では、特に異物がクランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間に入り込みやすく噛み込みが起こりやすい。本実施形態では、こうした補機駆動ベルト15にベルト保護装置40を適用している。
そのため、ベルト保護装置40は、クランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間での異物の噛み込みを抑制して同補機駆動ベルト15を保護する点で、より大きな効果を得ることができる。
(7)ベルトテンショナ21の一部(延出部27)を、補機駆動ベルト15に近接した箇所に配置して異物噛み込み規制部38の一部としている(図3、図6)。
そのため、補機駆動ベルト15と異物噛み込み規制部38との間の隙間を小さくし、異物がクランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間に入り込んで噛み込むのをより一層抑制することができる。
(8)複数のプーリ(クランクプーリ13及び補機プーリ16〜18)のうち、補機駆動ベルト15との間での異物の噛み込みは、地面に近いものほど起こりやすい。この点、本実施形態では、上記複数のプーリのうち、地面に最も近い箇所に位置するクランクプーリ13及び第1補機プーリ16を対象とし、これらの間に下側から巻き掛けられた補機駆動ベルト15をベルト保護装置40によって保護するようにしている(図1)。
そのため、異物の噛み込みを効率よく抑制することができる。
(9)延出部27を、補機駆動ベルト15を挟み、エンジン11とは反対側の領域に配置し、補機駆動ベルト15の上側には配置していない(図3)。
そのため、延出部27を、エンジン11とは反対側の領域に加え補機駆動ベルト15の上側にも配置したものに比べ、異物噛み込み規制部38、ひいてはベルトテンショナ21の軽量化を図ることができる。
(10)エアコンコンプレッサプーリを第1補機プーリ16とし、ウォータポンププーリを第2補機プーリ17とし、オルタネータプーリを第3補機プーリ18としている(図1)。複数の補機プーリについてこのようなレイアウトを採用することにより、オルタネータが補機駆動ベルト15の最も緩んだ位置に配置される。そのため、オルタネータの慣性による補機駆動ベルト15の揺れを、最も張った位置(クランクプーリ13の直前)に到達しにくくすることができる。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
<ベルトテンショナ21について>
・ベルトテンショナ21は、補機駆動ベルト15に張力を加えることができるものであって、一部が補機駆動ベルト15のクランクプーリ13に対する巻付き開始位置Pに近接した箇所に少なくとも配置されているものであればよい。これらを満たすことを条件に、ベルトテンショナ21の構成、形状等が変更されてもよい。
例えば、ベルトテンショナ21は、ばね37によってテンショナアーム33を揺動させて可動プーリ35を補機駆動ベルト15に押し付けるようにした上記実施形態とは異なるタイプであってもよい。
また、ばねによってテンショナアームを揺動させて可動プーリを補機駆動ベルトに押し付ける場合、圧縮コイルばねとは異なるタイプのばね、例えば捩りコイルばねが用いられてもよい。
<連結部32について>
・連結部32は、延出部27において第2締結ボス部29とは異なる箇所(第2締結ボス部29よりも第1補機プーリ16側の箇所)に繋がれてもよい。
・延出部27が充分高い強度を有している場合には、連結部32が割愛されてもよい。
<異物噛み込み規制部38について>
・ベルトテンショナ21の第2締結ボス部29のみが異物噛み込み規制部38とされてもよい。
・ベルトテンショナ21の第2締結ボス部29とは異なる部位が、異物噛み込み規制部38として、巻付き開始位置Pに近接した箇所に少なくとも配置されてもよい。この場合には、テンショナ本体22は、巻付き開始位置Pに近接した箇所とは異なる箇所に設けられた第2締結ボス部29においてエンジン11に締結されることとなる。
・ベルトテンショナ21において、補機駆動ベルト15を挟みエンジン11の反対側の領域に配置された部分(延出部27)は、異物噛み込み規制部38の一部とされてもよいし、全部とされてもよい。
・ベルトテンショナ21において、補機駆動ベルト15に近接した箇所に配置された部分(延出部27)は、異物噛み込み規制部38の一部とされてもよいし、全部とされてもよい。
<テンショナ本体22における起点Aについて>
・起点Aの位置は、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間において、補機駆動ベルト15に沿う方向について、上記実施形態とは異なる箇所に変更されてもよい。
・起点Aの位置は、補機駆動ベルト15の上方であって、同補機駆動ベルト15から比較的離れた箇所(近接していない箇所)に変更されてもよい。
<その他>
・本発明は、補機駆動ベルト15として、Vリブドベルトに代えてVベルトが用いられた場合にも適用可能である。
・本発明のベルト保護装置40は、エンジン11が車両に搭載された状態で、補機駆動ベルト15がクランクプーリ13と第1補機プーリ16との間で水平に巻き掛けられているものや、周回方向後側ほど低くなる傾斜状態で巻き掛けられているものにも適用可能である。また、補機駆動ベルト15が周回方向前側ほど低くなる傾斜度合いは、上記実施形態よりも大きくてもよい。
・本発明のベルト保護装置40は、複数の補機プーリが上記実施形態とは異なる態様で配列されているエンジンにも適用可能である。ただし、第1補機プーリ16については、クランクプーリ13の側方箇所(クランクプーリ13と同程度の高さとなる箇所)に配置される必要がある。
・本発明のベルト保護装置40は、補機駆動ベルト15が上記実施形態とは異なる態様で巻き掛けられているエンジンにも適用可能である。ただし、補機駆動ベルト15は、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16に対し下側から巻き掛けられる必要がある。
・本発明のベルト保護装置40は、過給機が装着されていないエンジンにも適用可能である。
11…エンジン、13…クランクプーリ、15…補機駆動ベルト、16…第1補機プーリ(補機プーリ)、17…第2補機プーリ(補機プーリ)、18…第3補機プーリ(補機プーリ)、21…ベルトテンショナ、23…基部、27…延出部、29…第2締結ボス部(締結ボス部)、32…連結部、38…異物噛み込み規制部、40…ベルト保護装置、A…起点、P…巻付き開始位置。

Claims (7)

  1. エンジンのクランクプーリ及び補機プーリに巻き掛けられた補機駆動ベルトを保護するエンジンのベルト保護装置であって、
    前記クランクプーリと、前記補機駆動ベルトの周回方向について前記クランクプーリに対し1つ後側の補機プーリとの間では、前記補機駆動ベルトが下側から巻き掛けられており、
    前記補機駆動ベルトに張力を加えるベルトテンショナが、前記クランクプーリと前記後側の補機プーリとの間に配置されており、
    前記ベルトテンショナの一部が、前記補機駆動ベルトの前記クランクプーリに対する巻付き開始位置に近接した箇所に少なくとも配置されて異物噛み込み規制部とされていることを特徴とするエンジンのベルト保護装置。
  2. 前記ベルトテンショナは、前記巻付き開始位置に近接した箇所に設けられた締結ボス部において前記エンジンに締結されており、
    前記締結ボス部が前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされている請求項1に記載のエンジンのベルト保護装置。
  3. 前記ベルトテンショナは、前記補機駆動ベルトよりも上側の箇所を起点とし、同補機駆動ベルトに沿って前記巻付き開始位置に近接した箇所まで延びる延出部を備えており、
    前記締結ボス部は前記延出部の延出端に設けられている請求項2に記載のエンジンのベルト保護装置。
  4. 前記ベルトテンショナは、前記起点から上方へ延びる基部を備えるとともに、前記延出部において前記起点から離れた箇所と、前記基部において前記起点から離れた箇所とを繋ぐ連結部をさらに備えている請求項3に記載のエンジンのベルト保護装置。
  5. 前記ベルトテンショナの一部は、前記補機駆動ベルトを挟み前記エンジンの反対側の領域に配置されて前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされている請求項1〜4のいずれか1つに記載のエンジンのベルト保護装置。
  6. 前記エンジンが搭載された状態で、前記補機駆動ベルトは、前記クランクプーリと前記後側の補機プーリとの間では、周回方向前側ほど低くなる傾斜状態で巻き掛けられている請求項1〜5のいずれか1つに記載のエンジンのベルト保護装置。
  7. 前記ベルトテンショナの一部は、前記補機駆動ベルトに近接した箇所に配置されて前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされている請求項1〜6のいずれか1つに記載のエンジンのベルト保護装置。
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