JP2013053604A - エンジンのベルト保護装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベルト保護装置40は、エンジン11のクランクプーリ13及び補機プーリ16,17に巻き掛けられた補機駆動ベルト15を保護するものである。クランクプーリ13と、補機駆動ベルト15の周回方向についてクランクプーリ13に対し1つ後側の第1補機プーリ16との間では、補機駆動ベルト15が下側から巻き掛けられている。ベルト保護装置40では、補機駆動ベルト15に張力を加えるベルトテンショナ21が、クランクプーリ13と第1補機プーリ16との間に配置されている。そして、ベルトテンショナ21の一部が、補機駆動ベルト15のクランクプーリ13に対する巻付き開始位置Pに近接した箇所に少なくとも配置されて異物噛み込み規制部38とされている。
【選択図】図6
Description
請求項1に記載の発明は、エンジンのクランクプーリ及び補機プーリに巻き掛けられた補機駆動ベルトを保護するエンジンのベルト保護装置であって、前記クランクプーリと、前記補機駆動ベルトの周回方向について前記クランクプーリに対し1つ後側の補機プーリとの間では、前記補機駆動ベルトが下側から巻き掛けられており、前記補機駆動ベルトに張力を加えるベルトテンショナが、前記クランクプーリと前記後側の補機プーリとの間に配置されており、前記ベルトテンショナの一部が、前記補機駆動ベルトの前記クランクプーリに対する巻付き開始位置に近接した箇所に少なくとも配置されて異物噛み込み規制部とされていることを要旨とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1つに記載の発明において、前記ベルトテンショナの一部は、前記補機駆動ベルトに近接した箇所に配置されて前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされていることを要旨とする。
車両には、図1において二点鎖線で示す過給機付エンジン11が搭載されている。このエンジン11の出力軸であるクランクシャフト12には、クランクプーリ13が一体回転可能に取付けられている。クランクプーリ13の周囲には、複数の補機(図示略)が配設されており、補機毎の入力軸14には補機プーリが一体回転可能に取付けられている。これらのクランクプーリ13及び補機プーリはいずれも外周に複数の溝を有しており、これらの溝には、Vリブドベルトからなる補機駆動ベルト15が巻き掛けられている。この補機駆動ベルト15は、クランクプーリ13と、周回方向についてクランクプーリ13に対し1つ後側の補機プーリ(後述する第1補機プーリ16)との間では、それらに対し下側から巻き掛けられている。
エンジン11には、補機駆動ベルト15のうち緩む側の区間の一部、本実施形態では、クランクプーリ13と第3補機プーリ18との間の区間で、補機駆動ベルト15に張力を加えるベルトテンショナ21が取付けられている。ベルトテンショナ21は、図1及び図6では、エンジン11に取付けられた状態で図示され、図4及び図5では、エンジン11に取付けられていない状態、すなわちベルトテンショナ21単独で図示されている。ベルトテンショナ21は、テンショナ本体22、テンショナアーム33、可動プーリ35及びばね37を主な構成部品として備えている。これら構成部品のうち、テンショナ本体22はエンジン11に取付けられるものであり、それ自体、エンジン11に対し動くことのない固定部品である。これに対し、テンショナアーム33、可動プーリ35及びばね37はエンジン11(テンショナ本体22)に対し動き得る可動部品である。
エンジン11の作動時には、クランクシャフト12がクランクプーリ13を伴って図1の時計回り方向へ回転する。クランクプーリ13の上記回転に伴い補機駆動ベルト15が同図1において矢印で示す方向へ周回する。特に、クランクプーリ13と第1補機プーリ16との間では補機駆動ベルト15は両プーリ13,16の下側を、第1補機プーリ16からクランクプーリ13に向けて周回する。この周回により、クランクプーリ13の回転が補機駆動ベルト15を介して補機プーリ16〜18に伝達され、同補機プーリ16〜18とともに補機毎の入力軸14が回転され、各補機が駆動される。
(1)クランクプーリ13と、補機駆動ベルト15の周回方向についてクランクプーリ13に対し1つ後側の第1補機プーリ16とに対し、補機駆動ベルト15が下側から巻き掛けられたものを対象とする。そして、ベルトテンショナ21を、クランクプーリ13と第1補機プーリ16との間に配置し、そのベルトテンショナ21の一部を、補機駆動ベルト15のクランクプーリ13に対する巻付き開始位置Pに近接した箇所に少なくとも配置して異物噛み込み規制部38としている(図6)。
(5)補機駆動ベルト15を挟みエンジン11の反対側の領域にベルトテンショナ21の一部(延出部27)を配置して異物噛み込み規制部38の一部としている(図3)。
そのため、補機駆動ベルト15と異物噛み込み規制部38との間の隙間を小さくし、異物がクランクプーリ13及び補機駆動ベルト15間に入り込んで噛み込むのをより一層抑制することができる。
(9)延出部27を、補機駆動ベルト15を挟み、エンジン11とは反対側の領域に配置し、補機駆動ベルト15の上側には配置していない(図3)。
<ベルトテンショナ21について>
・ベルトテンショナ21は、補機駆動ベルト15に張力を加えることができるものであって、一部が補機駆動ベルト15のクランクプーリ13に対する巻付き開始位置Pに近接した箇所に少なくとも配置されているものであればよい。これらを満たすことを条件に、ベルトテンショナ21の構成、形状等が変更されてもよい。
・連結部32は、延出部27において第2締結ボス部29とは異なる箇所(第2締結ボス部29よりも第1補機プーリ16側の箇所)に繋がれてもよい。
<異物噛み込み規制部38について>
・ベルトテンショナ21の第2締結ボス部29のみが異物噛み込み規制部38とされてもよい。
・起点Aの位置は、クランクプーリ13及び第1補機プーリ16間において、補機駆動ベルト15に沿う方向について、上記実施形態とは異なる箇所に変更されてもよい。
<その他>
・本発明は、補機駆動ベルト15として、Vリブドベルトに代えてVベルトが用いられた場合にも適用可能である。
Claims (7)
- エンジンのクランクプーリ及び補機プーリに巻き掛けられた補機駆動ベルトを保護するエンジンのベルト保護装置であって、
前記クランクプーリと、前記補機駆動ベルトの周回方向について前記クランクプーリに対し1つ後側の補機プーリとの間では、前記補機駆動ベルトが下側から巻き掛けられており、
前記補機駆動ベルトに張力を加えるベルトテンショナが、前記クランクプーリと前記後側の補機プーリとの間に配置されており、
前記ベルトテンショナの一部が、前記補機駆動ベルトの前記クランクプーリに対する巻付き開始位置に近接した箇所に少なくとも配置されて異物噛み込み規制部とされていることを特徴とするエンジンのベルト保護装置。 - 前記ベルトテンショナは、前記巻付き開始位置に近接した箇所に設けられた締結ボス部において前記エンジンに締結されており、
前記締結ボス部が前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされている請求項1に記載のエンジンのベルト保護装置。 - 前記ベルトテンショナは、前記補機駆動ベルトよりも上側の箇所を起点とし、同補機駆動ベルトに沿って前記巻付き開始位置に近接した箇所まで延びる延出部を備えており、
前記締結ボス部は前記延出部の延出端に設けられている請求項2に記載のエンジンのベルト保護装置。 - 前記ベルトテンショナは、前記起点から上方へ延びる基部を備えるとともに、前記延出部において前記起点から離れた箇所と、前記基部において前記起点から離れた箇所とを繋ぐ連結部をさらに備えている請求項3に記載のエンジンのベルト保護装置。
- 前記ベルトテンショナの一部は、前記補機駆動ベルトを挟み前記エンジンの反対側の領域に配置されて前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされている請求項1〜4のいずれか1つに記載のエンジンのベルト保護装置。
- 前記エンジンが搭載された状態で、前記補機駆動ベルトは、前記クランクプーリと前記後側の補機プーリとの間では、周回方向前側ほど低くなる傾斜状態で巻き掛けられている請求項1〜5のいずれか1つに記載のエンジンのベルト保護装置。
- 前記ベルトテンショナの一部は、前記補機駆動ベルトに近接した箇所に配置されて前記異物噛み込み規制部の少なくとも一部とされている請求項1〜6のいずれか1つに記載のエンジンのベルト保護装置。
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