JP2013052807A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents
ハイブリッド車両の制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013052807A JP2013052807A JP2011193081A JP2011193081A JP2013052807A JP 2013052807 A JP2013052807 A JP 2013052807A JP 2011193081 A JP2011193081 A JP 2011193081A JP 2011193081 A JP2011193081 A JP 2011193081A JP 2013052807 A JP2013052807 A JP 2013052807A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- clutch
- control
- engine
- torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/62—Hybrid vehicles
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/60—Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
- Y02T10/7072—Electromobility specific charging systems or methods for batteries, ultracapacitors, supercapacitors or double-layer capacitors
Landscapes
- Hybrid Electric Vehicles (AREA)
- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】変速機4が非走行レンジに設定されてエンジン1の出力が車両の走行に用いられない状態で、制御指令に応じてクラッチ2を接続してエンジン1の出力回転を用いた特定制御を実施する特定制御手段54と、特定制御時に、変速機4が非走行レンジから走行レンジに切替えられる車両の発進操作があると、予め設定された所定時間だけプリチャージ制御を禁止するプリチャージ禁止手段55と備え、モータ制御手段52は、発進用の走行レンジの設定完了後、モータ3を作動させてモータ単体走行を実施する。
【選択図】図1
Description
このアクチュエータが、変速機のシフトレバーの設定状態や車両の走行状態に応じて適宜作動して、クラッチを遮断状態又は接続状態とする。例えば、シフトレバーが走行レンジに設定されて車両が走行している時にはクラッチは基本的に接続状態とされ、この走行時に変速機の変速段を切替える際や、シフトレバーが非走行レンジに設定されている場合には通常は遮断状態とされる。
特許文献1に開示の技術では、クラッチの接続完了まで車輪が制動されるため、運転者の意図した発進タイミングよりも車両の発進タイミングが遅れてしまうおそれがある。
もちろん、クラッチ圧を監視しながらプリチャージ等を実施すれば必要以上にクラッチ圧が高くなることは回避できるが、この場合、クラッチ圧を検出するセンサが必要となり、コスト増を招く。そこで、こうした、センサに頼ることなくかかる課題を解決したい。
これらより、非走行レンジから走行レンジへの切替があった場合に、車両を速やかに発進させるとともに、変速段の設定時のショックを解消することができる。
プリチャージの完了後には、要求トルクに応じた出力トルクでエンジン又はモータによる車両の走行が実施されるように構成すれば、車両走行時の出力トルク不足による違和感を防止することができる。
[構成]
まず、一実施形態にかかる制御装置が適用されるハイブリッド車両の構成を説明する。本実施形態にかかるハイブリッド車両は、例えばトラック又はバスといったいわゆる大型又は中型の自動車である。
出力軸1Aの近傍には、その回転角を検出するクランク角センサ32が付設される。このクランク角センサ32により検出される回転角の単位時間あたりの変化量はエンジン1の回転数Neに比例する。したがって、クランク角センサ32はエンジン1の回転数Neを検出するエンジン回転数センサとして機能する。
クラッチ2は、エンジン1の出力を断接するものである。このクラッチ2は、アクチュエータ6が付設される油圧式(液圧式)のクラッチであり、アクチュエータ6の作動により接続状態と遮断状態とを切替えられる。クラッチ2が接続状態にされるとエンジン1の出力は伝達され、クラッチ2が遮断状態にされるとエンジン1の出力は伝達されない。
第1クラッチ2Aは、摩擦係合要素として単数又は複数のクラッチプレートをその入力側及び出力側に有する。これらの入力側及び出力側のクラッチプレートは、付設の第1アクチュエータ6Aによって油圧(液圧)に応じて断接駆動され、油圧供給を遮断されると、入力側のクラッチプレートと出力側のクラッチプレートとが相互に離隔し、エンジン1の出力軸1Aと第1変速機構4Aの第1入力軸40Aとを遮断する遮断状態となり、油圧を供給されると、入力側のクラッチプレートと出力側のクラッチプレートとが圧接され係合し、エンジン1の出力軸1Aと第1変速機構4Aの第1入力軸40Aとを接続する接続状態となる。
離隔状態の場合は、第1アクチュエータ6Aのクラッチ圧を十分に低くして略ゼロにすればよい。一方、プリチャージ状態は、離隔状態の第1クラッチ2Aのクラッチプレートのクリアランスをゼロに近づけるいわゆるガタ詰めに相当する状態である。第1アクチュエータ6Aの無効液圧分を補填したクラッチ圧にすれば、第1クラッチ2Aはプリチャージ状態とされる。
また、第1アクチュエータ6Aは、制御用の信号線を介して車両ECU50に接続され、車両ECU50により作動を制御される。
モータ3は、電動機として作動すれば車両の駆動源として機能する。また、モータ3は、発電機として作動すれば、エンジン1の出力回転や車両の制動による回生エネルギーを回収する発電装置として機能する。このモータ3のロータ(回転子)は、第1クラッチ2Aの出力軸、即ち、第1変速機構4Aの第1入力軸40Aに固設される。
インバータ20は、制御用の信号線でインバータECU21を介して車両ECU50に接続され、インバータECU21を介して車両ECU50にその作動を制御される。
第1変速機構4Aは、その入力軸である第1入力軸40Aに入力される出力回転を変速して出力するものであり、偶数段の変速段のギヤ対を装備し、変速段のギヤ対を係合又は解放させるスリーブやクラッチギヤといった各係合要素を有する。この第1変速機構4Aは、所要の係合要素が係合されると走行レンジが設定され、係合要素の何れもが解放(非係合)されると非走行レンジが設定される。
第1変速機構4Aの係合要素が係合されると、係合する係合要素に対応するギヤ対が係合され対応する変速段が設定される。変速段が設定されると、第1変速機構4Aは、第1入力軸40Aに入力されるエンジン1及びモータ3の何れか又は両方の出力回転を設定された変速段に応じた変速比で変速し出力軸に出力する。なお、エンジン1或いはモータ3の出力回転を走行に用いる際に設定される変速段は、走行レンジにおいて設定される。
第2クラッチ2Bは、その入力側及び出力側にクラッチプレートを有する。これらのクラッチプレートは、付設の第2アクチュエータ6Bによって油圧(液圧)に応じて断接駆動される。第2クラッチ2Bのその他の構成は、第1クラッチ2Aの構成と同様であり、第2アクチュエータ6Bのその他の構成は、第1アクチュエータ6Aの構成と同様である。
第2変速機構4Bの係合要素が係合されると、係合する係合要素に対応するギヤ対が係合され対応する変速段又はPTO装置のギヤ段が設定される。変速段又はPTO装置のギヤ段が設定されると、第2変速機構4Bは、第2入力軸40Bに入力されるエンジン1の出力回転を設定された変速段等に応じた変速比で変速し出力軸又はPTO装置に出力する。なお、エンジン1の出力回転を走行に用いる変速段は、走行レンジにおいて設定される。
その他の第2変速機構4Bの構成は、第1変速機構4Aの構成と同様である。
動力伝達部材5は、プロペラシャフト,差動装置及びドライブシャフト等から構成され、第1変速機構4A及び第2変速機構4Bの出力軸と駆動輪9との間に介装され、変速機構4A,4Bと駆動輪9との間の動力伝達を双方向に行なう。
また、シフト部30は車両ECU50に接続され、このシフト部30において選択されたレンジの情報は、車両ECU50に伝達される。
このアクセルペダルセンサ31は車両ECU50に接続され、アクセルペダルセンサ31により検出されたアクセル開度θACCの情報は車両ECU50に伝達され、車両ECU50は、アクセル開度θACCの情報に基づいて運転者の要求トルクを算出する。
エンジン1,クラッチ2,モータ3,変速機4,バッテリ10及びインバータ20の制御又は管理は、コンピュータを用いた電子制御により行なわれるようになっており、バッテリ10を管理するバッテリECU11と、インバータ20の作動を制御するインバータECU21とがそれぞれ設けられる。
バッテリECU11は、バッテリ10の温度,充放電される電流及び電圧等の情報を取得し、これらの情報に基づいてバッテリ10の充電状態(SOC)を演算し検出する。このSOCは、バッテリ10の充電率やこの充電率に基づいて算出される充電量により表すことができる。バッテリECU11により検出されたバッテリ10のSOCは車両ECU50に伝達される。
離隔制御では、クラッチ圧を略ゼロの離隔圧に低下させ、接続制御では、クラッチ圧を第1クラッチ2Aのクラッチプレートが係合する係合圧まで増大させ、プリチャージ制御は、クラッチ圧を離隔圧状態から無効液圧分を補填するプリチャージ圧まで増大させる。離隔制御から接続制御への過渡時には、必ずプリチャージ制御が実施され、プリチャージ制御が実施されずに接続制御を実施することはない。
このような場合の各制御の切替は、クラッチ制御部51により制御されるクラッチ圧の状態に基づいて行なうことができ、この場合のクラッチ圧は、圧力センサがあれば直接的に把握できるが、本装置では圧力センサに頼らずに、各制御の継続時間からクラッチ圧を推定し、各制御を実施するようにしている。例えば、接続制御から遮断制御に切替えられると第1アクチュエータ6Aの油圧室から作動油の排出が開始されるが、この排出開始から十分に時間が経過していれば、クラッチ圧は十分に低下し略ゼロの離隔圧になったものと確定することができる。この離隔圧の状態から油圧室に作動油を供給しクラッチ圧を上昇させていくと、クラッチ圧は作動油の供給時間と対応して増加するので、離隔圧状態からの作動油の供給時間から、クラッチ圧がプリチャージ圧まで達したことを推定することもできる。そして、プリチャージ圧まで達したらこの状態を保持し、その後は、適当なタイミングで接続制御に移行する。
なお、クラッチ制御部51は、第2クラッチ2Bについても同様に制御し、第2クラッチ2Bを離隔状態にする離隔制御と、第2クラッチ2Bをプリチャージ状態にするプリチャージ制御と、第2クラッチ2Bを接続状態にする接続制御とを実施する。
また、モータ制御部52は、後述する出力トルク設定部57により設定された出力トルクにモータ3の出力トルクを制御する。
変速制御部53は、変速機構4A,4Bの各係合要素の係合及び解放を制御する。これにより、変速制御部53は、変速機構4A,4Bを走行レンジの設定状態と非走行レンジの設定状態との切替制御を実施することができる。
通常レンジ切替制御は、クラッチ2A,2Bが遮断状態であって変速機構4A,4Bにおいて非走行レンジが設定される場合に実施される。つまり、通常レンジ切替制御は、運転者により非走行レンジが選択されている際に、変速機構4A,4Bの係合要素の何れもが解放され、クラッチ2A,2Bの何れもが遮断状態とされる場合に実施される。
また、通常レンジ切替制御下において、例えば車両の発進時にPレンジ又はNレンジ(非走行レンジ)からDレンジ(走行レンジ)への切替操作がされると、変速制御部53は、発進段の変速段に対応する係合要素を係合する。
この特定レンジ切替制御では、変速制御部53は、非走行レンジが選択されている際に係合された係合要素があれば、この係合要素の係合を解放した後、車両の運転状況に応じた変速段に対応する係合要素を係合する。例えば、特定レンジ切替制御においては、例えば、車両の発進時にPレンジ又はNレンジ(非走行レンジ)からDレンジ(走行レンジ)への切替操作がされると、変速制御部53は、後述する第2所定時間経過後に発進段の変速段に対応する係合要素を係合する。
停車発電制御は、SOCが基準値まで低下した場合、車両の停車時に、エンジン1の出力回転を用いてモータ3を発電機として作動させ、バッテリ10を充電するものである。
SOCバランス制御は、モータ3を発電機又は電動機として作動させ、バッテリ10のSOCを一定に維持するものである。
PTO制御は、エンジン1の出力回転を用いて車両の架装物を作動させるものである。
このPTO制御は、非走行レンジが選択されている際に特定制御部54により実施され、クラッチ制御部51を介して第2クラッチ2Bを接続状態とし、変速制御部53により第2変速機構4BのPTO装置用のギヤ対に対応する係合要素を係合する。これにより、エンジン1の動力を用いて車両の架装物を作動させることができる。なお、このPTO制御が実施されている際には、第1変速機構4Aにおいては非走行レンジが設定される。
この第1所定時間は、クラッチ2A,2Bを接続状態から遮断状態とするのに要する時間が予め実験的又は経験的に定められたものである。例えば、第1所定時間は、クラッチ2A,2Bに付設されたアクチュエータ6A,6Bの油圧室から作動油の排出を開始し、クラッチ圧が十分に低下し略ゼロのクラッチ圧(離隔圧)となるまでの時間が予め実験的又は経験的に設定されたものである。
つまり、プリチャージ禁止部55は、クラッチ2A,2Bの何れかが接続状態とされる非走行レンジから走行レンジへの切替操作があると、第1所定時間だけ、クラッチ制御部51によるプリチャージ制御を禁止する。
ただし、この走行モード選択部56は、車両の始動時にはモータ単体走行モードを基本的に選択し、また、車両の始動時におけるクラッチ制御部51によるプリチャージ制御の完了前にはモータ単体走行モードを選択する。また、走行モード選択部56は、クラッチ制御部51によるプリチャージ制御の完了後には、バッテリECU11により検出されたバッテリ10のSOCと予め設定された所定充電量(所定充電状態)とに基づいて車両の走行モードを選択する。
出力トルク設定部57は、運転者の要求に応じてエンジン1及びモータ3に要求される出力トルク(要求出力トルク)Tdを設定する。そして、出力トルク設定部57では、要求出力トルクTdとバッテリ10のSOCとに基づいて走行モード選択部56において設定された何れかの走行モードにしたがって、要求出力トルクTdからエンジン1及びモータ3の各出力トルクを設定配分する。この設定されたエンジン1の出力トルクは、車両ECU50によりエンジン1の出力トルクとして実現され、設定されたモータ3の出力トルクは、モータ制御部52によりモータ3の出力トルクとして実現される。
本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両の制御装置は、上述のように構成されるため、特定制御時に運転者による非走行レンジから走行レンジへの切替操作があると、以下のような制御が実施される。かかる制御について図2を用いて説明する。
図2(a)は、縦軸にクラッチ圧、横軸に時間を規定し、クラッチ圧の時間変化の例を示すタイムチャートであり、図2(b)〜(d)は図2(a)のクラッチ圧の時間変化に対応した各部の作動を示す。ここでは、図2のクラッチ圧は、停車発電制御(特定制御)又はSOCバランス制御(特定制御)が実施される場合における第1クラッチ2Aのクラッチ圧を例示する。
図2(b)に示すように、時点t0では、特定制御が実施されている際に、運転者によりシフト部30が操作され、非走行レンジから走行レンジへの切替操作がされる。これと同時に、プリチャージ禁止部55により第1所定時間だけクラッチ制御部51によるプリチャージ制御が禁止される。
時点t2では、クラッチ圧Pは略ゼロであり、クラッチ制御部51によるプリチャージ制御が開始される。
時点t2から時点t3までは、クラッチ制御部51によるプリチャージ制御が実施され、クラッチ圧Pが略ゼロから圧力P1(プリチャージ圧)へと上昇される。
この時点t0から時点t3までは、出力トルク設定部57によりエンジン1の出力トルクはアイドリング状態を維持するトルクに設定され、走行モード選択部56によりモータ単体走行モードが選択される。
ステップS10では、非走行レンジから走行レンジへの切替えが有るか否かを判定する。非走行レンジから走行レンジへの切替が有ればステップS20へ移行し、非走行レンジから走行レンジへの切替が無ければ制御終了(エンド)する。
ステップS30では、レンジの切替から第2所定時間が経過したか否かを判定する。第2所定時間が経過していればステップS40へ移行し、第2所定時間が経過していなければ、タイマtの値が第2所定時間よりも大きくなるまでステップS30の判定を行なう。
ステップS50では、レンジの切替から第1所定時間が経過したか否かを判定する。第1所定時間が経過していればステップS60へ移行し、第1所定時間が経過していなければ、タイマtの値が第1所定時間よりも大きくなるまで本ステップS50の判定を行なう。
ステップS70では、プリチャージ制御が完了したか否かを判定する。プリチャージ制御が完了していればステップS80へ移行し、プリチャージ制御が完了していなければプリチャージ制御が完了するまでステップS70の判定を行なう。
ステップS90では、発進後制御のサブルーチンを行なって、制御終了(エンド)する。
ステップS120では、バッテリ10のSOCが第1所定充電量SOC1よりも大きいか否かを判定する。バッテリ10のSOCが第1所定充電量SOC1よりも大きければステップS130へ移行し、バッテリ10のSOCが第1所定充電量SOC1以下であればステップS150へ移行する。
ステップS140では、走行モード選択部56によりエンジン・モータ併用走行モードが選択され、エンジン1及びモータ3による併用走行が実施される。また、本ステップS140では、出力トルク設定部57によりモータ3の出力トルクとエンジン1の出力トルクとの合計出力トルクが運転者による要求出力トルクTdとなるように設定される。そして、本サブルーチンを終了(リターン)して、図3の制御フローへ戻る。
ステップS160では、走行モード選択部56によりエンジン・モータ併用走行モードが選択され、エンジン1及びモータ3による併用走行が実施される。また、本ステップS160では、S140と同様、出力トルク設定部57によりモータ3の出力トルクとエンジン1の出力トルクとの合計出力トルクが運転者による要求出力トルクTdとなるように設定される。そして、本サブルーチンを終了(リターン)して、図3の制御フローへ戻る。
これらより、非走行レンジから走行レンジへの切替があった場合に、車両を速やかに発進させるとともに、変速段の設定時のショックを解消することができる。
変速機4が非走行レンジに設定されてエンジン1の出力が車両の走行に用いられない状態で、クラッチ2A,2Bの少なくとも何れかを接続し、停車発電制御と、SOCバランス制御と、PTO制御との少なくとも何れかを行なっていても、非走行レンジから走行レンジへの切替があった場合に、車両を速やかに発進させるとともに、プリチャージ中のクラッチプレートの係合を招いてしまうことがないため、変速段の設定時のショックを解消することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態では、いわゆるDCTが装備される車両を示したが、これに限らず第2構成要素(第2クラッチ2B及び第2変速機構4B)を備えず、単数のクラッチを備えるハイブリッド車両に本発明の制御装置を適用してもよい。
また、クラッチ制御部51は、離隔制御及びプリチャージ制御を、アクチュエータ6の油圧室に油圧を供給する時間を切替えることで実現するものを示したが、これに限らず、クラッチ圧センサをさらに備え、このクラッチ圧センサにより検出されるクラッチ圧が離隔圧及びプリチャージ圧となるようにクラッチを制御してもよい。
1A 出力軸
2 クラッチ
2A 第1クラッチ
2B 第2クラッチ
3 モータ
4 変速機
4A 第1変速機構
4B 第2変速機構
5 動力伝達部材
6 アクチュエータ
6A 第1アクチュエータ
6B 第2アクチュエータ
9 駆動輪
10 バッテリ
11 バッテリECU(バッテリ状態検出手段)
20 インバータ
21 インバータECU
30 シフト部
31 アクセルポジションセンサ(要求トルク検出手段)
32 クランク角センサ
50 車両ECU
51 クラッチ制御部(クラッチ制御手段)
52 モータ制御部(モータ制御手段)
53 変速制御部(変速制御手段)
54 特定制御部(特定制御手段)
55 プリチャージ禁止部(プリチャージ禁止手段)
56 走行モード選択部(走行モード選択手段)
57 出力トルク設定部(出力トルク設定手段)
Claims (5)
- エンジンと、
モータと、
前記エンジンと前記モータとの間に介装され、液圧が供給されて接続するクラッチと、
前記モータが設けられた入力軸をそなえ、前記エンジン及び前記モータの少なくとも何れかの出力回転を変速して駆動輪に伝達する走行レンジと、該出力回転を該駆動輪に伝達しない非走行レンジとを有する変速機と、
前記クラッチの作動を制御し、前記クラッチを遮断状態から接続する際に、前記クラッチへの液圧をプリチャージするプリチャージ制御を実施するクラッチ制御手段と、
前記モータの作動を制御するモータ制御手段と、
前記変速機を前記走行レンジ又は前記非走行レンジに切替制御する変速制御手段と、
を有するハイブリッド車両の制御装置であって、
前記変速機が前記非走行レンジに設定されて前記エンジンの出力が前記車両の走行に用いられない状態で、制御指令に応じて前記クラッチを接続して前記エンジンの出力回転を用いた特定制御を実施する特定制御手段と、
前記特定制御時に、前記変速機が前記非走行レンジから前記走行レンジに切替えられる前記車両の発進操作があると、予め設定された所定時間だけ前記プリチャージ制御を禁止するプリチャージ禁止手段とを備え、
前記モータ制御手段は、発進用の前記走行レンジの設定完了後、前記モータを作動させてモータ単体走行を実施する
ことを特徴とする、ハイブリッド車両の制御装置。 - 前記クラッチは、第1クラッチと第2クラッチとを有し、
前記変速機は、第1変速機構と第2変速機構とを有し、
前記第1変速機構は、前記エンジンと前記第1クラッチを介して接続され且つ前記モータが設けられた第1入力軸を備え、
前記第2変速機構は、前記エンジンと前記第2クラッチを介して接続された第2入力軸を備えている
ことを特徴とする、請求項1記載のハイブリッド車両の制御装置。 - ドライバの要求トルクを検出する要求トルク検出手段と、
前記要求トルク検出手段により検出された要求トルクに応じて前記エンジン及び前記モータの出力トルクを設定する出力トルク設定手段とを備え、
前記出力トルク設定手段は、
前記プリチャージの完了前には、前記エンジンの出力トルクをアイドリング状態を維持するアイドリングトルクに設定し、前記要求トルク検出手段により検出された要求トルクが前記モータの最大出力トルク以下の場合には、前記モータの出力トルクを前記要求トルク検出手段により検出された要求トルクに設定し、前記要求トルク検出手段により検出された要求トルクが前記モータの最大出力トルクよりも大きい場合には、前記モータの出力トルクを前記モータの最大出力トルクに設定し、
前記プリチャージの完了後には、前記エンジンの出力トルクと前記モータの出力トルクとの合計出力トルクを前記要求トルク検出手段により検出された要求トルクに設定し、
前記クラッチ制御手段は、前記出力トルク設定手段により前記エンジンの出力トルクが前記アイドリングトルクに設定されると、前記クラッチを遮断し、
前記モータ制御手段は、前記モータの出力トルクを前記出力トルク設定手段により設定された出力トルクに制御する
ことを特徴とする、請求項1又は2記載のハイブリッド車両の制御装置。 - 前記モータを電動機として作動させると放電され、前記モータを発電機として作動させると充電されるバッテリを備え、
前記特定制御は、
前記車両の停車時に、前記エンジンの出力回転を用いて前記モータを発電機として作動させて前記バッテリを充電する停車発電制御と、
前記モータを発電機又は電動機として作動させて前記バッテリの充電状態を一定に維持するSOCバランス制御と、
前記エンジンの出力回転を用いて前記車両の架装物を作動させるPTO制御との少なくとも何れかである
ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載のハイブリッド車両の制御装置。 - 前記バッテリの充電状態を検出するバッテリ状態検出手段と、
前記バッテリ状態検出手段により検出された前記バッテリの充電状態に基づき、前記車両の走行モードとして、エンジン単体走行モードと、エンジン・モータ併用走行モードと、モータ単体走行モードとの何れかを選択する走行モード選択手段とを備え、
前記プリチャージの完了後に、前記バッテリ状態検出手段により検出された前記バッテリの充電状態が所定充電状態よりも低い場合に、前記クラッチ制御手段により前記クラッチを接続状態にするとともに、前記走行モード選択手段によりエンジン単体走行モード又はエンジン・モータ併用走行モードを選択する
ことを特徴とする、請求項4記載のハイブリッド車両の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011193081A JP6112759B2 (ja) | 2011-09-05 | 2011-09-05 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011193081A JP6112759B2 (ja) | 2011-09-05 | 2011-09-05 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013052807A true JP2013052807A (ja) | 2013-03-21 |
JP6112759B2 JP6112759B2 (ja) | 2017-04-12 |
Family
ID=48130195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011193081A Expired - Fee Related JP6112759B2 (ja) | 2011-09-05 | 2011-09-05 | ハイブリッド車両の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6112759B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013150964A1 (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-10 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | ハイブリッド電気自動車の制御装置 |
CN109643288A (zh) * | 2016-10-31 | 2019-04-16 | Line 株式会社 | 信息处理系统、信息处理方法以及程序 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05176405A (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-13 | Hino Motors Ltd | 補助動力制動装置付の自動車 |
JP2000065197A (ja) * | 1998-06-12 | 2000-03-03 | Toyota Motor Corp | 変速機の制御装置 |
JP2001041066A (ja) * | 1999-07-28 | 2001-02-13 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
JP2003237393A (ja) * | 2002-02-12 | 2003-08-27 | Aisin Ai Co Ltd | 動力源を備えた変速装置 |
JP2004316480A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Jatco Ltd | アイドルストップ車両用駆動装置 |
JP2006111220A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用アイドルストップ制御装置 |
JP2011126318A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | ハイブリッド電気自動車の発進制御装置 |
-
2011
- 2011-09-05 JP JP2011193081A patent/JP6112759B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05176405A (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-13 | Hino Motors Ltd | 補助動力制動装置付の自動車 |
JP2000065197A (ja) * | 1998-06-12 | 2000-03-03 | Toyota Motor Corp | 変速機の制御装置 |
JP2001041066A (ja) * | 1999-07-28 | 2001-02-13 | Toyota Motor Corp | 車両の制御装置 |
JP2003237393A (ja) * | 2002-02-12 | 2003-08-27 | Aisin Ai Co Ltd | 動力源を備えた変速装置 |
JP2004316480A (ja) * | 2003-04-14 | 2004-11-11 | Jatco Ltd | アイドルストップ車両用駆動装置 |
JP2006111220A (ja) * | 2004-10-18 | 2006-04-27 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用アイドルストップ制御装置 |
JP2011126318A (ja) * | 2009-12-15 | 2011-06-30 | Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp | ハイブリッド電気自動車の発進制御装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013150964A1 (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-10 | ダイムラー・アクチェンゲゼルシャフト | ハイブリッド電気自動車の制御装置 |
JP2013212767A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Daimler Ag | ハイブリッド電気自動車の制御装置 |
US9381910B2 (en) | 2012-04-02 | 2016-07-05 | Daimler Ag | Hybrid electric vehicle control device |
CN109643288A (zh) * | 2016-10-31 | 2019-04-16 | Line 株式会社 | 信息处理系统、信息处理方法以及程序 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6112759B2 (ja) | 2017-04-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2634052B1 (en) | Engine start control device for hybrid electric vehicle | |
EP2620339B1 (en) | Control of a freewheel mode for a motor vehicle with engine off | |
JP4569493B2 (ja) | ハイブリッド車両のオイルポンプ駆動制御装置 | |
JP6156243B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5679072B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
US11167748B2 (en) | Method for departing from a recuperation phase in a parallel hybrid vehicle | |
US9845089B2 (en) | Control device and control method for a hybrid vehicle | |
JP5706274B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP5125727B2 (ja) | ハイブリッド車両の発進制御装置 | |
EP2574829A1 (en) | Gear shift instruction system for vehicles | |
KR101697053B1 (ko) | 하이브리드 차량용 제어 시스템 | |
WO2012057040A1 (ja) | 電動車両の制御装置 | |
JP5251495B2 (ja) | ハイブリッド車両の駆動制御装置および駆動制御方法 | |
KR102598558B1 (ko) | 하이브리드 차량의 파워-오프 다운시프트를 위한 능동 변속 제어 방법 | |
CN104203683A (zh) | 用于混合电动车辆的控制装置 | |
JP6260173B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
US10279795B2 (en) | Control device | |
JP6554030B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
JP6112759B2 (ja) | ハイブリッド車両の制御装置 | |
KR101776535B1 (ko) | 하이브리드 차량의 변속 제어 방법 | |
JP5824816B2 (ja) | ハイブリッド車両のエンジン停止制御装置 | |
JP5630205B2 (ja) | オートマチックトランスミッション制御装置 | |
JP2012116409A (ja) | ハイブリッド電気自動車のクラッチ断接判定装置 | |
JP2013216144A (ja) | ハイブリッド電気自動車のクラッチ制御装置 | |
JP5736720B2 (ja) | モータ制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131210 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20131210 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141111 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20150202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150410 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150609 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20150904 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20151007 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160202 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6112759 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |