JP2013047898A - 据置型非接触通信端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】据置型非接触通信端末1の構成要素となるケース2において、側壁部8a側から側壁部8b側に連通するように連通孔10が形成されている。また、ケース2に対して着脱可能な着脱部材20が設けられており、この着脱部材20の一端側に抜け止め部21が形成され、この抜け止め部21から延びるように延出部22が形成されている。更に、延出部22において抜け止め部21とは反対側に係合部23が形成され、この係合部23は、取付対象物体と接続するための接続部材と係合可能に構成されている。
【選択図】図1
Description
そして、着脱部材は、一の側壁部側を挿入側として係合部側から連通孔内に挿入されたときに抜け止め部がケースに係止することで他の側壁部側への抜け止めがなされ、且つ少なくともその抜け止め状態のときに、係合部が他の側壁部側から露出して配されるようになっている。
この構成によれば、着脱部材を設ける必要のないときは着脱部材を取り外すことができ、例えば、ワイヤや錠前等の接続部材(即ち、ケースを取付対象物付近から離さないようにするためのセキュリティ部品)を直接連通孔に通すように用いることができる。また、必要に応じてケースに着脱部材を取り付け、この着脱部材の係合部に前記接続部材(セキュリティ部品)を取り付けるように用いることができるため、取付可能となる接続部材の種類が多くなり、ユーザが接続部品を選択する上で自由度が大きくなる。着脱部材は、ケースとは別部材として構成されているため、着脱部材の種類を増やすような対応をとりやすく、ケースを大幅に設計変更せずとも、取付可能となる接続部材の種類数を増やしやすくなる。
この構成では、着脱部材の抜け止め部側を凹部内に収容するように着脱部材を取り付けることができるため、着脱部材の抜け止め部側がケース外で邪魔に成り難くなる。また、着脱部材を取り付ける際に、広めの開口領域からアクセスして着脱部材を連通孔に挿し込むことができるため、上記のようにスペース的に有利な構成を実現しつつ、着脱部材の挿入、取付作業を行いやすくなる。
このように電子部品やコネクタ等を配置し難い角部に開口部を形成すれば、スペースをより効率的に利用し得る配置が可能となる。
この構成によれば、開口部において着脱部材の係合部側が当たりにくくなるように「逃がし」を設けることができ、開口部付近の劣化や消耗を効果的に抑えることができる。また、開口部付近がより広くなるため、着脱操作を行う際に係合部側にアクセスしやすくなる。
この構成によれば、接続部材からの荷重が加わりやすい部分を選択的に強化することができ、連通孔付近の破損や損傷を効果的に抑制できる。また、連通孔付近の破損や損傷に伴ってケースから接続部材が外れてしまうような事態が生じ難いため、セキュリティ面で一層有利となる。
以下、本発明の据置型非接触通信端末を具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、図1は、第1実施形態に係る非接触通信装置を概略的に例示する斜視図であり、着脱部材が取り付けられていない状態を示している。図2(A)は、図1の非接触通信装置の平面図であり、図2(B)は、図1の非接触通信装置の右側面図であり、図2(C)は、図1の非接触通信装置の正面図である。図3は、図2(B)の一部断面図である。図4は、図2(A)の一部断面図である。図5(A)は、着脱部材を概略的に例示する一部断面図であり、図5(B)は、図5(A)の正面図である。図6(A)は、図5とは別の着脱部材を概略的に例示する平面図であり、図6(B)は、図6(A)の右側面図である。
本発明に係る据置型非接触通信端末1(以下、単に「端末1」ともいう)は、例えば、ICカードリーダやその他のRFIDタグリーダライタ等として構成されるものであり、ICカード等の非接触通信媒体との間で非接触通信を行うものである。この据置型非接触通信端末1は、略直方形状に構成されたケース2を備え、このケース2によって外郭が構成されており、載置面上(例えばテーブルの上など)に載置して使用される。ケース2は、当該端末1が載置面に載置されるときに載置面側に配置される底壁部6と、底壁部6の反対側に配置される上壁部7と、4つの側壁部8a、8b、8c、8dとを備えている。また、ケース2は、主に上ケース3と下ケース4とから構成され、これらが結合した箱状形態をなしており、例えば樹脂材料などから形成されている。なお、本実施形態では、ケース2の厚さ方向を上下方向とし、後述するガイド部33や表示部34が設けられている側を上方側とし、載置面に載置される側を下方側としている。そして、このケース2の内部に各種部品(各種電子部品等)が収容されている。
次に、本実施形態の特徴的構成について詳述する。
本実施形態に係る据置型非接触通信端末1は、図1に示すように、側壁部8a側から、この側壁部8aに隣接した側壁部8b側に連通するように連通孔10が形成されている。この連通孔10は、後述する着脱部材20を、挿入可能な大きさに構成されており、ケース2の幅方向(ケース2を平面視したときの短手方向)に延びている。そして、連通孔10における側壁部8b側の開口部11は、側壁部8bと側壁部8aとの間に形成された角部(即ち、ケース2の角部)に設けられている。なお、側壁部8bは、「他の側壁部」の一例に相当する。
着脱部材20は、例えば樹脂材料などによって構成され、ケース2に取り付けられるアタッチメントとして機能しており、図5及び図6に示すように、当該着脱部材20の一端側に形成される抜け止め部21と、抜け止め部21から延びる延出部22とを備えている。延出部22は、所定方向に延びる長手形状とされており、抜け止め部21は、延出部22の長手方向と直交する方向に突出した形態となっている。延出部22の幅は、連通孔10の幅よりもわずかに小さい幅とされており、延出部22の部分が連通孔10に挿入され当該延出部22における抜け止め部21とは反対の端部側が連通孔10の外部に抜け出るようになっている。
以上説明したように、本第1実施形態に係る据置型非接触通信端末1では、当該非接触通信端末1の構成要素となるケース2において、側壁部8a側から側壁部8b側に連通するように連通孔10が形成されている。また、ケース2に対して着脱可能な着脱部材20が設けられており、この着脱部材20の一端側に抜け止め部21が形成され、この抜け止め部21から延びるように延出部22が形成されている。更に、延出部22において抜け止め部21とは反対側に係合部23が形成され、この係合部23は、取付対象物体と接続するための接続部材と係合可能に構成されている。
そして、着脱部材20は、側壁部8a側を挿入側として係合部23側から連通孔10内に挿入されたときに抜け止め部21がケース2に係止することで側壁部8b側への抜け止めがなされ、且つ少なくともその抜け止め状態のときに、係合部23が側壁部8b側から露出して配されるようになっている。
この構成では、着脱部材20の抜け止め部21側を凹部9内に収容するように着脱部材20を取り付けることができるため、着脱部材20の抜け止め部21側がケース2外で邪魔に成り難くなる。また、着脱部材20を取り付ける際に、広めの開口領域αからアクセスして着脱部材20を連通孔10に挿し込むことができるため、上記のようにスペース的に有利な構成を実現しつつ、着脱部材20の挿入、取付作業を行いやすくなる。
このように電子部品やコネクタ等を配置し難い角部に開口部11を形成すれば、スペースをより効率的に利用し得る配置が可能となる。
この構成によれば、開口部11において着脱部材20の係合部23側が当たりにくくなるように「逃がし」を設けることができ、開口部11付近の劣化や消耗を効果的に抑えることができる。また、開口部11付近がより広くなるため、着脱操作を行う際に係合部23側にアクセスしやすくなる。
この構成によれば、接続部材からの荷重が加わりやすい部分を選択的に強化することができ、連通孔10付近の破損や損傷を効果的に抑制できる。また、連通孔10付近の破損や損傷に伴ってケース2から接続部材が外れてしまうような事態が生じ難いため、セキュリティ面で一層有利となる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
2…ケース
3…上ケース
4…下ケース
6…底壁部
7…上壁部
8a、8b、8c、8d…側壁部
9…凹部
10…連通孔
11…開口部
13…内壁部
20…着脱部材
21…抜け止め部
22…延出部
23…係合部
30…回路基板
31…アンテナ基板
33…ガイド部
34…表示部
36a、36b、36c…コネクタ
α、β…開口領域
Claims (5)
- 電子部品を収容するケースと、
前記ケースに保持されるアンテナとを備え、
前記ケースによって外郭が構成されてなる装置本体を載置面上に載置して用いる据置型非接触通信端末であって、
当該非接触通信端末を外部の取付対象物体と接続するための接続部材と係合可能な係合部を有し、前記ケースに着脱可能に保持される着脱部材を備え、
前記ケースは、
前記装置本体が前記載置面に載置されるときに前記載置面側に配置される底壁部と、前記底壁部の反対側に配置される上壁部と、複数の側壁部とを備え、
前記複数の側壁部において、いずれか一の側壁部側から他の側壁部側に連通する連通孔が形成されており、
前記着脱部材は、
当該着脱部材の一端側に形成される抜け止め部と、前記抜け止め部から延びる延出部とを備え、前記延出部において前記抜け止め部とは反対側に前記係合部が形成され、
前記一の側壁部側を挿入側として前記係合部側から前記連通孔内に挿入されたときに前記抜け止め部が前記ケースに係止することで前記他の側壁部側への抜け止めがなされ、且つ少なくともその抜け止め状態のときに、前記係合部が前記他の側壁部側から露出して配されることを特徴とする据置型非接触通信端末。 - 前記一の側壁部には、当該一の側壁部の壁面を開口端とする構成で前記ケースの内側に向かって凹む凹部が形成され、
前記凹部の開口領域が、前記他の側壁部における前記連通孔の開口領域よりも広くなるように構成されており、
前記連通孔は、前記凹部の内壁部から前記他の側壁部側に連通していることを特徴とする請求項1に記載の据置型非接触通信端末。 - 前記連通孔における前記他の側壁部側の開口部は、前記他の側壁部と前記一の側壁部との間に形成された角部に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の据置型非接触通信端末。
- 前記連通孔は、前記角部側の開口部に近づくにつれて幅が大きくなるように少なくとも前記一の側壁部側の内壁面が当該一の側壁部の外壁面に対して傾斜するテーパ状に構成されていることを特徴とする請求項3に記載の据置型非接触通信端末。
- 前記一の側壁部の外壁面と前記連通孔の内面との間の厚さが、前記他の側壁部の厚さよりも大きくなるように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の据置型非接触通信端末。
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