JP2013047632A - 充填物の供給装置及び供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】充填包装工程で物品が未充填の袋製品が発生せず、また、緊急用の計量装置も必要のない充填物の供給装置を提供する。
【解決手段】充填物を収容した一端が開放され他端が閉鎖状の保持容器を、正立状態で順次供給する第1のステップと、循環走行する無端状走行体に等ピッチで設けられた充填物保持部を有し、第1のステップにより保持位置に受け渡された保持容器を保持して循環走行し、無端状走行体の走行途中において、充填物保持部に受け渡された保持容器内の前記1包装分の充填物を所定の包装袋に移し替える第2のステップとを含み、充填物保持部は、第1のステップを経て受け渡された保持容器の開放端が上に向いた状態で蓋をして保持し、第2のステップは、無端状走行体の走行途中において、開放端が前記蓋によって閉じられた保持容器を前記蓋ごと上下反転させると共に、前記蓋を開放して保持容器内の充填物を所定の包装袋に移し替える。
【選択図】図1

Description

本発明は、計量装置で計量された1包装分の充填物を、上方を向いて開放された所定の包装袋に落下供給する充填物の供給装置及び供給方法に関する。
従来、計量装置で計量された1包装分の充填物を、上方を向いて開放された所定の包装袋に落下供給する充填物の供給装置としては、図10、図11に示すものが知られている。図10に示すように、架台1010には供給装置1000に必要な機構が配置されている。具体的に、モータ1012の駆動軸には歯車1014が固定され、該歯車1014が歯車1018と噛み合っている。歯車1018は、架台1010に回転自在に支持されている回転軸1016に固定されている。また、回転軸1016には、歯車1020と、プーリ1022が取り付けられている。
歯車1020は歯車1026と咬み合っている。該歯車1026は、架台1010に回転可能に支持されている回転軸1024の下端に固定されている。プーリ1022は、架台1010に回転可能に支持されている別の回転軸1028に固定したプーリ1030とともにベルト1032を支持しており、モータ1012の回転が回転軸1028に伝達されるようにしてある。
回転軸1024の上端に固定された円形の回転板1034の外周縁には、等間隔に配置された複数のホッパ1036を有する。いずれかのホッパ1036の上方には、1包装分の充填物である例えば鰹節を計量し、ホッパ1036に落下供給する図示しない計量装置が配置されている。
計量装置は、鰹節等の被計量物を当該計量装置の複数の計量ホッパ(共に図示せず。)に供給し、計量ホッパ内の被計量物の重量の計量値に基づいて組み合わせ演算を行うことにより、計量値の合計が所定重量範囲となる計量ホッパの組み合わせを求める。そして、その組み合わせに該当する計量ホッパの被計量物をまとめて供給装置1000の所定のホッパ1036に落下供給する。通常、供給装置1000には、2台の計量装置をホッパ1036の上方に並べて配置し、2台の計量装置で組み合わせ演算を実施している。
図11に示すように、回転板1034の下側であって回転軸1024には、回転自在に支持されたホイール支持板1038が取り付けられており、該ホイール支持板1038には2つのスプロケットホイール1040が支持されている。また、回転軸1028の上端には歯車1042が固定されている。歯車1042は歯車1046と咬み合っている。歯車1042は架台1010に回転可能に支持されている回転軸1044に固定されている。
図10に示すように、回転軸1044は、充填包装装置1200の供給領域Xの上流側に対向して配置されている。また、回転軸1044にはホイール支持板1048が固定されており、該ホイール支持板1048に2つのスプロケットホイール1050が支持されている。
図10に示すように、充填包装装置1200の供給領域Xの下流側に対向して、回転軸1052が配置されている。回転軸1052は回転軸1044と同様に、架台1010に回転可能に支持されている。回転軸1052にも、回転軸1044にスプロケットホイール1050が固定されているのと同様に、2つのスプロケットホイール1054が固定されている。さらに、このスプロケットホイール1054からスプロケットホイール1040に至るまでの領域に、架台1010に回転可能に支持されている2つの回転軸1056,1058が配置されている。それらの回転軸1056,1058にそれぞれスプロケットホイール1060,1062が固定されている。スプロケットホイール1040,1044,1054、1060,1062は同じ高さに設定されており、これら複数のスプロケットホイールの周りにチェーン1064が掛けられている。
図11に示すように、チェーン1064には、その外周に所定の間隔をもって多数の容器搬送機構1066が取り付けられている。各容器搬送機構1066は、チェーン1064に連結された断面略I形の連結部1068を有する。連結部1068には、外側に向かって伸びるアーム1078が固定されている。アーム1078の先端には、計量された1包装分の鰹節をホッパ1036から受け取る容器1080が固定されている。図示するようにこの容器1080は上端と下端が連通している。容器1080の下端開口は、上下方向の軸1079を中心としてアーム1078に回転可能に連結されたシャッタ(蓋)1082によって開閉されるようにしてある。
詳述すると、従来の供給装置1200には、チェーン1064の移動方向(図10の矢印方向)に関して供給領域Xの上流側に進入してきた容器搬送機構1066のシャッタ1082と係合し、容器搬送機構1066の移動と共にシャッタ1082を容器1080とシュート46の間から退避させて容器1080の下端開口を開放するための係合部材1094が設けてある(図10参照。)。この係合部材1094がシャッタ1082と係合することにより、供給領域Xを通過する間、容器1080とシュート46が連通された状態となり、容器1080からシュート46に鰹節を落下供給できる。なお、係合部材1094は、架台1010に固定された支持部材1096により支持されている。
上述のように、本発明に関連する従来の技術を出願人の知得した一般的技術情報に基づいて説明したが、出願人は、本発明の特徴に直接関連した内容が開示されている先行技術文献を現段階では認識していないため、本明細書では、先行技術文献情報として特定の文献を挙げることをせずに「なし」としたものである。
なし
上述の供給装置1000は、通常、2台の計量装置で組み合わせ演算を行っている。しかしながら、組み合わせ演算の結果、計量値の合計が所定重量範囲にならない場合が生じ得る。また、充填包装装置1200の処理速度に組み合わせ演算が間に合わない場合も生じ得る。
このような事象が発生すると、所定のホッパ1036には被計量物(鰹節)が落下供給されずに空の容器1080が下流側の供給領域Xに移送されてしまう。しかも、容器1080はアーム1078の先端に固定されているため、移送の過程で空の容器1080を取り外してそれを元に戻すこともできず、充填包装工程で鰹節が未充填の袋製品が発生してしまう虞がある。
このような問題を回避するため、従来の供給装置1000では、常用する2台の計量装置の下流側に緊急用の計量装置をさらに装備する必要があった。具体的に説明すると、上述の事象が発生した場合、空の容器1080を下流側の供給領域Xに移送させないようにするため、ホッパ1036が固定されている回転板1034を停止させ、緊急用の計量装置を用いて計量値の合計が所定重量範囲となるまで組み合わせ演算を実施した後、供給すべきホッパ1036に鰹節を落下供給することで対応していた。
しかし、緊急用の計量装置を装備するとシステム全体のコストが上がり、逆に緊急用の計量装置を装備しないと空の容器1080が下流側の供給領域Xに移送され、充填包装工程で鰹節が未充填の袋製品が発生する。このように、従来の供給装置1000は、上述の相反する問題を解決することが困難であった。
そこで、本発明者等は、従来の供給装置の問題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、搬送機構に固定された状態の多数の容器を供給領域に搬送する形態に代えて、一端が開放され他端が閉鎖状の容器を搬送機構の搬送経路上に多数配列して供給領域に搬送する形態(所謂フリーバケット式)を採用することで、仮に上述の事象が発生して空の容器が下流側に移送されても、該空の容器をのみを取り出して元に戻すことができる結果、充填包装工程で鰹節が未充填の袋製品が発生せず、また、緊急用の計量装置も不要になることを知見した。この搬送形態の場合、一端が開放され他端が閉鎖状の容器が用いられるが、供給装置から充填装置への鰹節の供給は、供給領域で容器を上下反転させて下向き姿勢のまま該容器から鰹節のみを排出する機構を採用することで本発明に至ったのである。
したがって、本発明は、このような問題点を解決することを課題としてなされたものであり、その目的とするところは、充填包装工程で物品が未充填の袋製品が発生せず、また、緊急用の計量装置も必要のない充填物の供給装置を提供することにある。
本発明の供給装置は、計量装置で計量された1包装分の充填物を、上方を向いて開放された所定の包装袋に落下供給する充填物の供給装置である。充填物を収容した一端が開放され他端が閉鎖状の充填物保持容器を、正立状態で順次供給する第1の搬送手段と、循環走行する無端状走行体に等ピッチで設けられた充填物保持部を有し、第1の受け渡し手段から保持位置に受け渡された充填物保持容器を保持して循環走行し、前記無端状走行体の走行途中において、充填物保持部に受け渡された充填物保持容器内の前記1包装分の充填物を前記所定の包装袋に移し替える第2の搬送手段とを備え、充填物保持部は、第1の搬送手段から受け渡された前記充填物保持容器の開放端が上に向いた状態で蓋をして保持するものであり、第2の搬送手段は、無端状走行体の走行途中において、前記開放端が前記蓋によって閉じられた充填物保持容器を前記蓋ごと上下反転させると共に、前記蓋を開放して前記充填物保持容器内の充填物を前記所定の包装袋に移し替える。
また、本発明の供給方法は、計量装置で計量された1包装分の充填物を、上方を向いて開放された所定の包装袋に落下供給する充填物の供給方法である。充填物を収容した一端が開放され他端が閉鎖状の充填物保持容器を、正立状態で順次供給する第1のステップと、循環走行する無端状走行体に等ピッチで設けられた充填物保持部を有し、前記第1のステップにより保持位置に受け渡された充填物保持容器を保持して循環走行し、前記無端状走行体の走行途中において、充填物保持部に受け渡された充填物保持容器内の前記1包装分の充填物を前記所定の包装袋に移し替える第2のステップとを含み、充填物保持部は、第1のステップを経て受け渡された前記充填物保持容器の前記開放端が上に向いた状態で蓋をして保持し、第2のステップは、無端状走行体の走行途中において、前記開放端が前記蓋によって閉じられた充填物保持容器を前記蓋ごと上下反転させると共に、前記蓋を開放して前記充填物保持容器内の充填物を前記所定の包装袋に移し替える。
本発明によれば、充填包装工程で第1の充填材が未充填の袋製品が発生せず、また、緊急用の計量装置も必要のない充填物の供給装置を提供できるという効果を奏する。
本実施の形態に係る供給装置の平面図である。 本実施の形態に係る供給装置の側面断面図である。 移戴機構及び送出機構を説明する図である。 無端循環体を説明する断面図である。 容器把持機構の詳細構造を説明する図である。 容器把持機構の開閉動作を説明する図である。 容器把持機構の反転動作を説明する図である。 容器把持機構の反転動作を説明する図である。 容器把持機構の反転動作に係わるカムフォロアが移動軌跡を示した図である。 従来の供給装置を説明する平面図である。 従来の供給装置を説明する側面断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る充填物の供給装置及び充填物の供給方法について、添付図面に従って説明する。以下の説明では、袋に第1の充填材を第2の充填材とともに充填し該袋の開口を封止する充填包装装置に装備される供給装置として説明する。二種類の充填材の好ましい形態としては、第1の充填材が例えば、鰹節等のような不定形物であり、第2の充填材が第1の充填材の鮮度を維持するための例えば、窒素等の不活性ガス等の流体である。
なお、以下の説明では、方向や位置を表す用語(例えば、「上流側」、「下流側」や「上部」、「下部」等)を便宜上用いるが、これらは、発明の理解を容易にするためであり、それらの用語によって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるべきではない。また、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではなく、第1と第2の充填材として種々の物が利用できる。
なお、本発明の実施の形態に係る充填物の供給装置(以下、単に「供給装置」と称する。)において、供給装置の駆動機構の駆動側を便宜上「奥側」と称し、該駆動機構の従動側を「手前側」と称して説明する。
本発明の実施の形態に係る供給装置を図1に示す。供給装置10は、図示しない計量装置で計量された1包装分の充填物を、上端が開放され下端が閉鎖状の容器50に充填した後、充填包装装置120の供給領域Xにおいて、上方を向いて開放された所定の包装袋の上方のシュート460に該充填物を落下供給するものである。図1に示すように、この供給装置10は、大略、第1の搬送ユニット20(第1の搬送手段)と、第2の搬送ユニット30(第2の搬送手段)と、第3の搬送ユニット40(第3の搬送手段)とを有し、それらに必要な機構が固定架台600に設けられている。
[第1の搬送ユニット]
図2は、図1におけるI−I方向から見た供給装置10の横断面を示している。図2に示すように、第1の搬送ユニット20は、容器搬送コンベア200と移戴機構210を有する。容器搬送コンベア200は、互いに離間して配置された一対の回転ローラ201に無端ベルト202が巻回された公知のベルトコンベアからなる。容器搬送コンベア200は、回転ローラ201を図示しない駆動装置により回転駆動することにより無端ベルト202が一定速度で循環移動し、搬送面203に戴置された一端が開放され他端が閉鎖状の容器50を矢印A方向に送り出す。無端ベルト202は、例えば、ポリアセタール系の樹脂素材で形成され、耐摩擦性、自己潤滑性、クリープ性、耐疲労性及び剛性が考慮されている。
なお、容器搬送コンベア200の上方には、従来の供給装置1000と同様に、仮想線で示した図示しない複数の計量ホッパからなるホッパ機構1300が配置されている。複数の計量ホッパのうち、いずれかの計量ホッパの上方には、1包装分の充填物である例えば鰹節を計量し、計量ホッパに落下供給する図示しない計量装置が配置されている。ホッパ機構1300及び計量装置の構成については、従来の供給装置1000に設けられるものと同様であるので説明を省略する。
図1、図3(a)に示すように、容器搬送コンベア200の下流側端部近傍にはストッパ230が設けられている。ストッパ230のさらに下流側であって容器搬送コンベア200の下流側端部には、送出機構250が配置されている。
ストッパ230は、容器搬送コンベア200上における後続する容器50の送出機構2250への進入を阻止するものである。ストッパ230は、上下方向の軸231を中心として揺動可能に連結されたアーム爪232と、アーム爪232を揺動させる作動機構としてのエアシリンダ233を有する。エアシリンダ233のピストンロッドが前進すると、アーム爪232の先端が容器50から離間し、該容器50が送出機構250に送り込まれる。ピストンロッドが後退すると、アーム爪232が後続の容器50の送り込みが阻止される。
送出機構250は、容器搬送コンベア200から送り込まれてきた容器50の搬送方向を変換して該容器50を別の方向に送り出す機構である。この送出機構250は、L字状の支持部材644の上端部に設けられたリニアレール251と、リニアレール251上を走行自在に設けられたリニアガイド252と、リニアガイド252の側端部に固定された送り出し部材253とを有する(図2、図3参照。)。なお、送出機構250の駆動機構との接続、及び動作は後ほど詳しく説明する。
移戴機構210は、送出機構250により送り出される容器50を受け取り、第2の搬送ユニット30に移戴するものである。移戴機構210は供給装置10の駆動機構に連動して作動する。以下、供給装置10の駆動機構の説明の後、移戴機構210の構成について説明する。
図2に示すように、容器搬送コンベア200の下側であって固定架台600の下面側には、モータ610が固定されている。モータ610の駆動軸にはカップリング612を介して回転軸614が接続されている。回転軸614は、固定架台600の下面に設けられたL字状の支持部材616,618に取り付けられているベアリング620,622により回転自在に支持されている。回転軸614には、歯車624が固定されている。歯車624は支持部材616に対して軸626を中心に回転自在に支持されている歯車628とオフセットして咬み合っている。
回転軸614の前端部には、第1傘歯車630が固定されている。第1傘歯車(駆動側歯車)630は第2傘歯車632と咬み合っている。第2傘歯車632は、固定架台600に回転可能に支持され、且つ回転軸614の回転中心軸(図示せず)と直交する回転中心軸634を有する回転軸636に固定されている。また、回転軸636と対向する位置であって固定架台600の上面には上下方向に伸びる回転中心軸634´を有する図示しない回転軸が配置されている。
図示するように、本実施の形態では、奥側に配置される回転軸636が駆動軸であり、手前側に配置される回転軸636´が従動軸である。
また、固定架台600の上面には、別の回転軸638が配置されている。回転軸638は、固定架台600の上面に設けられたL字状の支持部材640,642,644にそれぞれ取り付けられているベアリング646,648,650により回転自在に支持されている。回転軸638には歯車652が固定さている。歯車652は歯車628と咬み合っている。これにより、モータ610の回転力が回転軸614を介して回転軸636,638に伝達される。
図示するように、回転軸638の前端部には、回転運動を直線運動に変換するクランク機構654が固定されている。クランク機構654は、一対の支持部材656,658に取り付けられている軸660を中心に揺動自在に支持されている揺動アーム662に取り付けられている。なお、図では省略しているが、揺動アーム654と送出機構250の送り出し部材253は適切な形態で接続されている。これにより、回転軸638が回転すると、クランク機構654の作用により回転運動が直線運動に変換され、揺動アーム662が一定の周期で揺動する。その結果、揺動アーム654に接続されている送出機構250の送り出し部材253がリニアガイド252を介してリニアレール251上を相対移動する。
次に、移戴機構210の構成について説明する。移戴機構210は、図2に示すように、前端部に歯車211が固定された回転軸212を有する。歯車211は歯車664と咬み合っている。該歯車664は、上述した回転軸614,638と連動して回転する図示しない他の回転軸に固定されている。
回転軸212の軸方向中央部には円形状の回転板213が固定されている。回転板213と対向する位置にはカム部材214が配置されている。図示するように、カム部材214の下端部はL字状の支持部材666で支持されており、回転軸212の後端部がカム部材214の中央部に形成されている孔に挿入されていると共に該カム部材214に対して回転自在に支持されている。一方、回転軸212の前端部は、L字状の支持部材644の上部に取り付けられた回転支持部材215により回転自在に支持されている。
回転板213におけるカム部材214の対向する面には、例えば、6つの孔216が周方向に形成されている。この孔216には、中空状のカムフォロア取り付け部材217が嵌合されている。
カムフォロア取り付け部材217の中空部には軸218が挿入されており、軸218はカムフォロア取り付け部材217に対して回動可能に支持されている。また、軸218の前端部には容器50の底部を下方から支持する一対のラック219が固定されている。
図示するように、カムフォロア取り付け部材217の後端部には、容器50の上下方向の軸と直交する方向に回転中心線を有するカムフォロア220が設けられている。図3(b)は、図3(a)におけるIII−III方向から見たカム部材214の断面図である。図3(b)に示すように、カムフォロア220は、回転軸212の回転中心線を囲むようにカム部材214に形成された閉ループ状のカム溝221に係合している。
図3(b)に示すように、回転板213(図示せず)が時計回り方向に回転することでカムフォロア220がカム溝221に沿って従動し、これに伴ってラック219が時計回り方向に回転する。一のラック219が第1の位置222に到来すると、送出機構250(送り出し部材253)により右方向に送り出された容器50を第1の位置222で受け取ることができる。
上記一のラック219がさらに回転方向に移送されると、容器50は、第1の搬送ユニット20から第2の搬送ユニット30の第2の位置223(スライドレール224の傾斜面225の先端)上に移戴される。その後、該一のラック219がさらに回転方向に移送されて、第2の位置223から退避するようにしてある。
[第2の搬送ユニット]
図1に示すように、第2の搬送ユニット30は、2つの回転軸636(駆動側)、636´(従動側)との間を循環移動する無端循環体310と、無端循環体310に等ピッチで設けられた容器把持機構320(充填物保持部)を有する所謂、循環搬送コンベアで構成されている。図示するように、第2の搬送ユニット30は、容器搬送コンベア200の搬送方向と交差する方向に配置されている。以下、第2の搬送ユニット30について、図4から図6を参照して説明する。
図4は、図1におけるII−II方向から見た第2の搬送ユニット30の断面図である。図において回転中心軸634に対して右側は、手前側(従動側)における第2の搬送ユニット30の断面を示し、回転中心軸634に対して左側は、奥側(駆動側)における第2の搬送ユニット30の断面を示している。
無端循環体310について説明する。図4に示すように、回転軸636(636´)における軸方向下部から中央部の外側を囲うように中空円筒体668が固定架台600の上面にそれぞれ設けられている。中空円筒体668の上端部には、平面形状が半円状であって断面形状が凸状の下部ガイド部材670が固定されている。下部ガイド部材670の上面における外周縁部近傍と側周部には、凹状のガイド溝672,674が形成されている。
図において、奥側(駆動側)では回転軸636が中空円筒体668に対して回転自在に支持されている。一方、手前側(従動側)では回転軸636´と中空円筒体668は固定架台600に固定(回転不能に固定)されている。
また、回転軸636(636´)の上端部には、平面形状が略円状であって断面形状が略凸状の上部ガイド部材676がそれぞれ設けられている。図において、奥側(駆動側)では回転軸636が上部ガイド部材676に対して回転自在に支持されている。一方、手前側(従動側)では回転軸636´と上部ガイド部材676とが固定されている。下部ガイド部材670の上面に形成されているガイド溝672と対向する位置であって、上部ガイド部材676の下面には、凹状のガイド溝678が形成されている。
図示するように、下部ガイド部材670と上部ガイド部材676との空間であって回転軸636(636´)の外周部には、ホイール支持板680が設けられている。このホイール支持板680には2つのスプロケットホイール682が設けられている。図において、奥側(駆動側)では回転軸636にホイール支持板680が固定され、手前側(従動側)ではスプロケットホイール682が回転軸636´に対して回転自在に支持されている。スプロケットホイールの回りにチェーン684が掛けられている。チェーン684は、その外周に一定の間隔をあけて、断面形状がコの字状の多数のバックプレート686を支持している。
バックプレート686の上側フランジ部686aには、回転軸636(636´)と同一方向の回転中心線を有する上向きのカムフォロア688が取り付けられている。カムフォロア688は、ガイド溝678に係合している。また、バックプレート686の下側フランジ部686bには、回転軸636(636´)と同一方向の回転中心線を有する下向きのカムフォロア690が取り付けられている。カムフォロア690は、ガイド溝672に係合している。
バックプレート686の背面には、容器把持機構320を支持するフロントプレート692が固定されている。フロントプレート692の下端部には、回転軸636(636´)と直交する方向の回転中心線を有する内向きのカムフォロア694が取り付けられている。カムフォロア694は、ガイド溝674に係合している。上述のように構成された無端循環体310は、回転軸636が回転すると、各カムフォロア688,690,694がガイド溝672,674,678に沿って案内され、容器把持機構320を支持するフロントプレート692を循環移動させることができる。
次に、容器把持機構320について図4及び図5を参照して説明する。図4は容器把持機構320の横断面図を示している。図5(a)は図4におけるIV方向から見た容器把持機構320の平面図を示し、図5(b)は容器50の上端(開放端)50aを塞ぐ蓋を削除した状態の容器把持機構320の平面図である。また、図5(c)は図4におけるV方向から見た容器把持機構320の背面図を示している。
図4に示すように、把持機構320は、カムフォロア取り付け部材696と、ベアリング698と、本体700と、把持部702と、シャッタ(蓋)704からなる。容器把持機構320はベアリング698を介してフロントプレート692の上端部に取り付けられている。
カムフォロア取り付け部材696の中央部には図示しない穴が形成されており、この穴に支軸701の一端が嵌め込まれ、該支軸701の他端が本体700に形成された図示しない穴に嵌め込まれている。カムフォロア取り付け部材696の基端側にはフランジ部706が形成され、該フランジ部706に回転軸636(636´)と直交する方向の回転中心線を有する3つのカムフォロア708a(708b,708c)が取り付けられている。
ベアリング698は、フランジ部710を有する中空円筒状に形成されており、内部に配置されている支軸701を回転可能に支持している。また、支軸701が回転したときの摩擦抵抗(フリクション)を低減する目的で、ベアリング698の外周部であってフランジ部710と本体700との間にスプリング712が設けられている。
図5(b)に示すように、本体700は、左右一対の把持部702を支持している。把持部702は、固定爪714と可動爪716からなる。図示するように、固定爪714は本体700に固定され、可動爪716は本体700に対して回動可能に支持された回動軸718に取り付けられている(図4参照。)。
各爪714,716は、本体700側から水平方向に伸びる基部720と、容器50の側面を掴む爪部722を有する。各爪714,716における基部720の内面にはプレート724,726が取り付けられている。また、プレート724とプレート726と対向する面には磁石726が取り付けられている。この磁石726の磁力により可動爪716を固定爪714側に引き寄せ、容器50の側面を把持できる。
図4、図5(c)に示すように、回動軸718の下端部には、アーム部材730が接続されている。アーム部材730の遊端側には、回転軸636(636´)と同一方向の回転中心線を有するカムフォロア732が取り付けられている。
図4、図5(a)に示すように、本体700の一端側には、容器50の上端(開放端)50aを塞ぐシャッタ(蓋)704が配置されている。シャッタ704は、回動軸734を中心に本体700に対して回動可能に支持されている。
図4に戻り、カムフォロア732は、容器把持機構320の周回軌道の所定位置に配置されたガイドレール736のガイド溝738に係合するよう構成されている。図6に示すように、ガイドレール736は、容器把持機構320におけるレーストラック状の周回軌道740の内側に配置されている。具体的に説明すると、長軸742と短軸744との交点746から外側に伸びる中心軸748と周回軌道740との交点750と、短軸752と周回軌道740との交点754との間であって該周回軌道740の内側に形成されている。
図示するように、容器把持機構320が矢印方向に移動し、カムフォロア732がガイド溝738の壁に当接すると共に中心軸748から中心軸756の間で把持部702が開き始める。容器把持機構320がさらに矢印方向に移動すると、カムフォロア732がガイド溝738の壁に当接することにより把持部702が全開となり、全開の状態が中心軸756から中心軸758の間で維持される。
中心軸744と中心軸758との間において、移戴機構210(図示せず)から把持部702へ容器50が受け渡される。
さらに容器把持機構320が矢印方向に移動すると、カムフォロア732がガイド溝738の壁に形成されている段部762に当接する。その結果、把持部702が中心軸758と中心軸760との間で閉状態(磁石726の磁力により可動爪716が固定爪714側に引き寄せられる。)となり、容器50を把持できる。
容器把持機構320がさらに矢印方向に移動すると、容器把持機構320は周回軌道740上で上端50aをシャッタ704によって閉じられた容器50をシャッタ704ごと上下反転させられる。その後、供給領域Xの上流側において適切な位置に設けられた係合ピン764とシャッタ704が係合して、シャッタ704が外方に退避し容器50の上端50aを開放できる。供給領域Xの下流側において適切な位置に設けられた係合ピン766とシャッタ704が係合して、該シャッタ704が容器50の上端50aを再び塞ぐことができる。
なお、本実施の形態では、固定爪714と可動爪716からなる左右一対の把持部702により容器50を把持する形態を例示したが、これに限定するものではなく、例えば容器50を真空吸着式の保持手段で保持することもできる。
ここで、本実施の形態の供給装置10における特徴について説明する。図4に示すように、上部ガイド部材676には容器把持機構320のカムフォロア708a(708b,708c)を案内するガイド677が形成されている。このガイド677について詳しく説明する。図1に戻り、奥側(駆動側)と手前側(従動側)に配置されている上部ガイド部材676のそれぞれは、左右一対の連結部材768,770と天板772により接続され、平面視でレーストラック状に形成されている。
図示するように、ガイド677は、レーストラックの側周面に形成されている。具体的に説明すると。ガイド677はレーストラックの図面上左側の直線部774と、奥側(駆動側)の円弧部776と、図面上右側の直線部778と、手前側(従動側)の円弧部780に形成されている。
図7は、レーストラックの側周面に形成されているガイド677の展開図を示す。図において矢印方向に容器把持機構320が移動する。図において移動方向上流側の直線部778には、上下一対の上部案内部材782と下部案内部材784が対向配置されている。上部案内部材782と下部案内部材784との間には、カムフォロア708a(708b,708c)が通過可能な案内路786が形成されている。
円弧部780は反転案内部材788を有する。反転案内部材788には、カムフォロア708a(708b,708c)案内しながら容器把持機構320を反転させる目的で、移動方向上流側から順に、第1の平坦部790と、犬歯状の突起部792と、窪み794と、窪み794の上方に配置されたストッパ796と、傾斜部798と、第2の平坦部800が形成されている。図示するように、窪み794はカムフォロア708a(708b,708c)の直径よりも大きい凹曲面で形成されている。また。ストッパ796と、突起部792及び傾斜部798とのそれぞれの間は、カムフォロア708a(708b,708c)が通過可能な間隔で形成されている。
直線部774には、直線部778と同様に、上下一対の上部案内部材802と下部案内部材804が対向配置され、上部案内部材802と下部案内部材802との間にカムフォロア708a(708b,708c)が通過可能な案内路806が形成されている。
円弧部776にも円弧部780と同様に、反転案内部材808が配置されている。この反転案内部材808は図を参照すれば明らかなように、反転案内部材788を軸810に対して上下対称に形成したものである。反転案内部材808には移動方向上流側から順に、第1の平坦部812と、犬歯状の突起部814と、窪み816と、窪み816の下方に配置されたストッパ817と、傾斜部818と、第2の平坦部820が形成されている。その他の構成については反転案内部材788と同様であるので説明を省略する。
このように構成されたガイド677に沿って容器把持機構320のカムフォロア708a(708b,708c)が移動方向に案内されると、円弧部780の反転開始位置822において(イ)の状態の容器把持機構320が反時計回り方向に回転し、反転終了位置824でカムフォロワ708bが上下反転する(図中の(ロ)参照。)。この反転動作は、図8の平面図を参照すると、容器把持機構320が円弧部780を移動する途中で実行される。具体的には、図8に示した角度(98度)の間で実行される。
図7に戻り、(ロ)の状態に反転された容器把持機構320は、円弧部776の反転開始位置826において(ロ)の状態の容器把持機構320が時計回り方向に回転し、反転終了位置828でカムフォロワ708bが再び上下反転して該容器把持機構320が(イ)の状態に戻る。この反転動作は、図8の平面図を参照すると、容器把持機構320が円弧部776を移動する途中で実行される。具体的には、図8に示した角度(98度)の間で実行される。
[第3の搬送ユニット]
図1に戻り、第3の搬送ユニット40は、図示しない計量装置で計量された1包装分の充填物を容器50に充填する位置に、空の容器50を返送する容器返送コンベア400で構成されている。容器返送コンベア400は、互いに離間して配置された一対の回転ローラ(図示せず)に無端ベルト402が巻回された公知のベルトコンベアからなる。なお、本実施の形態では、容器返送コンベア400は容器搬送コンベア200と搬送方向が異なるだけでその他の駆動機構については同じである。
このように構成された供給装置10によれば、モータ610が駆動すると、その回転力が第1傘歯車630、第2傘歯車632を介して回転軸636に伝達される。回転軸636の回転は、スプロケットホィール682、チェーン684を介して回転軸636´ に伝達され、第2の搬送ユニット30の無端循環体310が循環走行する。一方、モータ610の回転力は、歯車624、歯車652を介して回転軸638に伝達される。伝達された回転力により、移戴機構210が駆動すると共に、クランク機構654の作用により回転運動が直線運動に変換され、揺動アーム662が一定の周期で揺動する。その結果、揺動アーム654に接続されている送出機構250の送り出し部材253がリニアガイド252を介してリニアレール251上を相対移動する。さらに、モータ610の回転力は、容器搬送コンベア200及び容器返送コンベア400に伝達される。
図3(a)に示すように、エアシリンダ233のピストンロッドが前進すると、アーム爪232の先端が容器50から離間し、該容器50が容器搬送コンベア200の搬送力で送出機構250に送り込まれる。その後、ピストンロッドが後退し、アーム爪232が後続の容器50の送り込みを阻止する。送出機構250は、容器搬送コンベア200から送り込まれてきた容器50の搬送方向(図中A方向)を横方向に変換して該容器50を移戴機構210に送り出す。
図3(b)に示すように、回転板213(図示せず)が時計回り方向に回転すると、カムフォロア220がカム溝221に沿って従動し、これに伴ってラック219が時計回り方向に回転する。一のラック219が第1の位置222に到来すると、送出機構250(送り出し部材253)により右方向に送り出された容器50が第1の位置222で受け取られる。上記一のラック219がさらに回転方向に移送されると、容器50は、第1の搬送ユニット20から第2の搬送ユニット30の第2の位置223(スライドレール224の傾斜面225の先端)上に移戴される。その後、該一のラック219がさらに回転方向に移送されて、第2の位置223から退避する。
次に、容器把持機構320が矢印方向に移動し、カムフォロア732がガイド溝738の壁に当接すると共に中心軸748から中心軸756の間で把持部702が開き始める(図6参照。)。容器把持機構320がさらに矢印方向に移動すると、カムフォロア732がガイド溝738の壁に当接することにより把持部702が全開となり、全開の状態が中心軸756から中心軸758の間で維持される。
中心軸744と中心軸758との間において、移戴機構210から把持部702へ容器50が受け渡される(図3(a)参照。)。さらに容器把持機構320が矢印方向に移動すると、カムフォロア732がガイド溝738の壁に形成されている段部762に当接する。その結果、把持部702が中心軸758と中心軸760との間で閉状態(磁石726の磁力により可動爪716が固定爪714側に引き寄せられる。)となり、容器50を把持する(図6参照。)。容器50は、上端(開放端)50aを上向きにした状態で容器把持機構320により把持されると共に、該上端(開放端)50aがシャッタ(蓋)704により塞がれる。
次に、容器50を把持した容器把持機構320は、無端循環体310の駆動により、該容器把持機構320が矢印方向(時計回り方向)に循環移動する。図8及び図9(b)に示すように、一の容器把持機構320が反転開始位置822に到来し、他の一の容器把持機構320が反転開始位置826に到来する。この時、一の容器把持機構320のカムフォロア708bは、反転案内部材788の第1の平坦部790に接しており、他の一の容器把持機構320のカムフォロア708bが反転案内部材808の第1の平坦部812に接している。
図9(c)に示すように、各容器把持機構320が矢印方向に移動すると、一の容器把持機構320のカムフォロア708aはストッパ796と突起部792との間に案内される。一方、他の一の容器把持機構320のカムフォロア708cがストッパ817と突起部814との間に案内される。
図9(d)に示すように、各容器把持機構320が矢印方向にさらに移動すると、一の容器把持機構320のカムフォロア708aは窪み794に入り込む。一方、他の一の容器把持機構320のカムフォロア708cが窪み816に入り込む。この時点において各容器把持機構320は90度反転している。
図9(e)に示すように、各容器把持機構320が矢印方向にさらに移動すると、一の容器把持機構320のカムフォロア708aはストッパ796の内側と傾斜部798との間に位置する。一方、他の一の容器把持機構320のカムフォロア708cはストッパ817の内側と傾斜部818との間に位置する。このストッパ796,817を配置することにより、カムフォロア708aが時計回り方向に、カムフォロア708cが反時計回り方向にオーバーランすることを防止している。
図9(f)に示すように、各容器把持機構320が矢印方向にさらに移動すると、一の容器把持機構320のカムフォロア708bが反転終了位置824に位置する一方、他の一の容器把持機構320のカムフォロア708bが反転終了位置828に位置する。この時点において各容器把持機構320はシャッタ704ごと180度反転したことになる。つまり、一の容器把持機構320は、容器50の上端(開放端)50aを下向きにしてシャッタ704で蓋をした状態で該容器50を把持し、他の一の容器把持機構320は容器50の上端(開放端)50aを上向きにしてシャッタ704で蓋をした状態で該容器50を把持する。
その後、各容器把持機構320が下流側に移動する。一の容器把持機構320が供給領域Xの上流端近傍に到達すると、シャッタ704が係合ピン764と係合し、シャッタ704が容器50の上端(開放端)50aから退避する。その結果、容器50に収容されている充填物が容器50からシュート460に落下供給される。
一方、他の一の容器把持機構320のカムフォロア732がガイド溝738の壁に当接すると、把持部702が開き始める(図6参照。)。他の一の容器把持機構320がさらに矢印方向に移動すると、カムフォロア732がガイド溝738の壁に当接することにより把持部702が全開となる。その結果、他の一の容器把持機構320から空の容器50が放出され、該空の容器50はガイド830に沿って容器返送コンベア400に送り込まれると共に、該空の容器50が図示しない計量装置で計量された1包装分の充填物を容器50に充填する位置に返送される。
このように、本実施の形態の供給装置10によれば、搬送機構に固定された状態の多数の容器を供給領域に搬送する従来の形態に代えて、一端が開放され他端が閉鎖状の容器50を搬送機構の搬送経路上に多数配列して供給領域Xに搬送する形態(所謂フリーバケット式)を採用することで、何らかの原因で空の容器50が下流側に移送されても、該空の容器50をのみを取り出して元に戻すことができる結果、充填包装工程で鰹節が未充填の袋製品が発生せず、また、緊急用の計量装置も不要になる。
本実施の形態の供給装置10の場合、一端が開放され他端が閉鎖状の容器50が用いられているが、供給装置10から充填装置120への充填物の供給は、供給領域で容器を上下反転させて下向き姿勢のまま該容器から充填物のみを排出する機構を採用したので、容器50からシュート460に充填物を確実に落下供給できる。
10 供給装置
20 第1の搬送ユニット
200 容器搬送コンベア
210 移戴機構
30 第2の搬送ユニット
310 無端循環体
320 容器把持機構
40 第3の搬送ユニット
400 容器返送コンベア

Claims (5)

  1. 計量装置で計量された1包装分の充填物を、上方を向いて開放された所定の包装袋に落下供給する充填物の供給装置であって、
    前記充填物を収容した一端が開放され他端が閉鎖状の充填物保持容器を、正立状態で順次供給する第1の搬送手段と、
    循環走行する無端状走行体に等ピッチで設けられた充填物保持部を有し、前記第1の搬送手段から保持位置に受け渡された前記充填物保持容器を保持して循環走行し、前記無端状走行体の走行途中において、前記充填物保持部に受け渡された前記充填物保持容器内の前記1包装分の充填物を前記所定の包装袋に移し替える第2の搬送手段とを備え、
    前記充填物保持部は、前記第1の搬送手段から受け渡された前記充填物保持容器の前記開放端が上に向いた状態で蓋をして保持するものであり、
    前記第2の搬送手段は、前記無端状走行体の走行途中において、前記開放端が前記蓋によって閉じられた充填物保持容器を前記蓋ごと上下反転させると共に、前記蓋を開放して前記充填物保持容器内の充填物を前記所定の包装袋に移し替えることを特徴とする充填物の供給装置。
  2. 前記充填物保持部は、前記充填物保持容器の側面を把持する把持機構を含み、
    前記把持機構は、一対の把持部材からなり、該一対の把持部材は一方の把持部材が回動軸部を支点にして他方の把持部材に対して回動可能に接続されており、
    各把持部材は、前記回動軸部から水平方向に伸びる基部と爪部とを有し、
    前記他方の把持部材の基部の内側に磁石が設けられている請求項1に記載の充填物の供給装置。
  3. 前記計量装置で計量された1包装分の充填物を前記充填保持容器に充填する位置に空の充填物保持容器を搬送する第3の搬送手段をさらに備え、
    前記第2の搬送手段は、前記開放端が前記蓋によって閉じられた充填物保持容器を前記蓋ごと上下反転させた後、前記充填保持容器の前記開放端が上に向いた状態に再び反転させて前記充填保持容器の保持を解除し、前記第3の搬送手段に前記充填保持容器を受け渡す請求項1又は請求項2に記載の充填物の供給装置。
  4. 計量装置で計量された1包装分の充填物を、上方を向いて開放された所定の包装袋に落下供給する充填物の供給方法であって、
    前記充填物を収容した一端が開放され他端が閉鎖状の充填物保持容器を、正立状態で順次供給する第1のステップと、
    循環走行する無端状走行体に等ピッチで設けられた充填物保持部を有し、前記第1のステップにより保持位置に受け渡された前記充填物保持容器を保持して循環走行し、前記無端状走行体の走行途中において、前記充填物保持部に受け渡された前記充填物保持容器内の前記1包装分の充填物を前記所定の包装袋に移し替える第2のステップとを含み、
    前記充填物保持部は、前記第1のステップを経て受け渡された前記充填物保持容器の前記開放端が上に向いた状態で蓋をして保持し、
    前記第2のステップは、前記無端状走行体の走行途中において、前記開放端が前記蓋によって閉じられた充填物保持容器を前記蓋ごと上下反転させると共に、前記蓋を開放して前記充填物保持容器内の充填物を前記所定の包装袋に移し替えることを特徴とする充填物の供給方法。
  5. 前記計量装置で計量された1包装分の充填物を前記充填物保持容器に充填する位置に空の充填物保持容器を搬送する第3のステップをさらに備え、
    前記第2のステップは、前記開放端が前記蓋によって閉じられた充填物保持容器を前記蓋ごと上下反転させた後、前記充填物保持容器の前記開放端が上に向いた状態に再び反転させて前記充填物保持容器の保持を解除し、前記第3のステップに前記充填物保持容器を受け渡す請求項4に記載の充填物の供給方法。
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