JP2013046976A - 株主総会出席票 - Google Patents

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晴三 田畑
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Abstract

【課題】 本発明は、株主総会において受付作業を効率的に行うことができる株主総会出席票を提供することを目的とする。
【解決手段】株主総会に来場した株主Pと関連付けるための紙材からなる株主総会出席票1である。株主総会出席票である旨23と所定の識別番号24が印刷された出席票本体2と、識別番号32およびバーコード情報33が印刷された出席票小札3とからなる。出席票本体2の周縁部に出席票小札3が切り取り可能な状態で設けられ、該出席票小札3は表面に非接着層7が形成されるとともに、裏面に接着部34が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、株主総会に来場した株主と関連付けるための株主総会出席票に関するものである。
株主総会とは、株式会社の機関の一つであり、株主を構成員とし、会社の基本的な方針や重要な事項を決定する。株主は実質的な会社の所有者であり、株主総会は会社の最高機関である。従来、株券を所有し配当を得るだけの株主が多く、株主総会はほとんど形骸化している場合が多かった。
しかしながら、近年、会社法の改正も相俟って、株主が本来の役割を実現するために株主総会に出席する場合が多くなっている。特に株式投資ブームにより個人の株式投資家が増大し、株主総会に多くの株主が出席するようになっている。
このため株主総会に出席した株主を管理する必要性が増し、この道具の一つとして株主総会出席票が知られている。この株主総会出席票は、少なくとも株主総会出席票である旨と所定の識別番号が印刷された出席票本体と、該識別番号やバーコード情報が印刷された出席票小札とからなる。
そして、株主総会に来場した株主が、当該会社から事前に送られてきた事前に議決権行使書等を会場の受付担当者に渡すと、受付担当者は出席票本体から出席票小札をミシン線に沿って手で引きちぎるようにして切り取る。また、受付担当者は、出席票本体を株主に渡すとともに、出席票小札を議決権行使書等にホッチキス(登録商標)により止めて受付作業を行っていた。これにより会社側としては、どの株主が来場したのかを把握でき、また株主と識別番号を紐付けすることができる。ちなみに、この株主総会出席票に類似するものとして、特許文献1に記載の入場票がある。ただ、これは入場票を切り取って議決権行使書等に貼り付けるのではなく、逆に議決権行使書等を切り取って入場票に貼り付けるタイプのものである。
特開2007−265298号公報
しかしながら、受付担当者は切り取った出席票小札を議決権行使書等にホッチキスにより止めたり、あるいはシールを剥がして付けたりするなど、作業が繁雑であり効率的でないという問題があった。もとより、ホッチキス止めを早く行おうとすると、出席票小札が議決権行使書等に傾いた状態で止められるなどして見栄えが悪いものであった。このため特に何百人以上も株主が来場する大手企業の株主総会においては、株主1人1人の作業に手間取ることにより全体として受付作業が滞ってしまうものであった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたものであって、株主総会において受付作業を効率的に行うことができる株主総会出席票を提供することを目的とする。
本発明は、上述の目的を達成するために、株主総会に来場した株主と関連付けるための株主総会出席票であって、少なくとも株主総会出席票である旨と所定の識別番号が印刷された出席票本体と、該識別番号および/または識別番号に関連付けられた情報が印刷された出席票小札とからなり、前記出席票本体の周縁部に出席票小札が切り取り可能な状態で設けられ、該出席票小札の裏面に接着部が露出された状態で設けられていることを特徴とする。なお、株主総会出席票は、単に出席票と呼ばれたり、あるいは株主総会入場票や入場票などの別名で呼ばれることがあるが、同構成のものは全て同一ものである。
これによれば、株主総会に来場した株主が、当該会社から事前に送られてきた議決権行使書等を会場の受付担当者に渡すと、受付担当者は出席票本体から出席票小札を手で引きちぎるようにして切り取る。そして、受付担当者は、出席票本体を株主に渡すとともに、出席票小札を議決権行使書等に接着部によりそのまま接着することができる。
また、前記出席票小札は、裏面の接着部が接着しない、または接着しにくい非接着層が表面に形成されているのが好ましい。これによれば株主総会出席票を受付等において積み重ねた場合、上下に隣り合う株主総会出席票同士が互いに接着部により接着することを防止することができる。
また、前記非接着層は、出席票小札の表面に塗布された状態で形成されているのが好ましい。これによれば出席票小札の表面に非接着層を簡単かつ確実に形成することができる。
また、前記非接着層は、シリコンニスからなるのが好ましい。これによれば出席票小札の表面に非接着層をより一層簡単かつ確実に形成することができる。
本発明によれば、株主総会に来場した株主が、当該会社から事前に送られてきた議決権行使書等を会場の受付担当者に渡すと、受付担当者は出席票本体から出席票小札を手で引きちぎるようにして切り取る。そして、受付担当者は、出席票本体を株主に渡すとともに、出席票小札を議決権行使書等に接着部によりそのまま接着することができる。このため、ホッチキスで止めたり、あるいはシールを剥がして付けることなくなるため、株主総会における受付作業を効率的に行うことが可能となる。
しかも、少なくとも出席票小札の表面に非接着層が形成されている場合、株主総会出席票を重ね合わせて置いたりしても出席票小札同士が接着しないか、あるいは軽く接着しても簡単に剥がすことができる。
本発明の一実施形態に係る株主総会出席票の正面図である。 図1の株主総会出席票の背面図である。 図1の株主総会出席票を株主の首に掛けた状態の斜視図である。 他の実施形態に係る株主総会出席票の正面図である。
次に本発明の一実施形態について図1〜図3を参照しつつ説明する。
図1は、本実施形態に係る株主総会出席票(以下、本出席票という)の正面図である。
この本出席票1は、出席票本体2と出席票小札3を備え、出席票本体の下部中央部において出席票小札3がミシン線4に沿って切り取り可能な状態で設けられている。本出席票1は、どのような材質から構成されていてもよく、例えば紙材、合成樹脂、発泡PETなどが挙げられる。
前記出席票本体2は、会社名21、株主総会の回数と種類(第83回定時株主総会)22、本出席票1である旨(御出席票)23、識別番号24、株主総会の説明文25がそれぞれ印刷されている。これらは本実施形態における一例であり、それらの記載の順番が前後したり、それらの記載のいずれか(但し、識別番号を除く)が印刷されていなかったり、その他の記載が印刷されていてもよい。但し、株主総会の出席票であることがわかり、それに株主Pを識別するための識別番号24が印刷されている必要がある。
また、前記出席票本体2は、上部に長円状の挿通孔26が穿設されており、該挿通孔26に紐5が環状に挿通される。これにより図3に示すように株主Pは本出席票1を首からぶら下げることが可能となる。なお、本実施形態では紐5を使用しているが、ストラップなどのその他の部材を使用してもよい。
前記出席票小札3は、株主総会の回数と種類(第83回株主総会)31、株主Pを識別するための識別番号32、該識別番号32に関連づけられたバーコード情報33が印刷されている。これらは本実施形態における一例であり、それらの記載の順番が前後したり、株主総会の回数と種類が印刷されていなかったり、あるいは識別番号32またはバーコード情報33のいずれかのみが印刷されていてもよい。
前記出席票本体2と出席票小札3との境界部分には、いわゆるミシン線4が形成されており、出席票本体2から出席票小札3を手で引きちぎることによりミシン線4に沿って平行に切り取ることができるようになっている。
特に本実施形態では、出席票本体2と出席票小札3の境界部分の両側に切り欠き部6が形成されている。仮に切り欠き部がない場合には最初の引きちぎる動作が悪いと、出席票小札3がミシン線4に沿わないで切り取られるおそれがある。しかし、このように切り欠き部が形成されると、出席票本体2から出席票小札3を切り取るときに当該切り欠き部に応力が集中するため、出席票本体2および出席小札の境界部分のミシン線4に沿ってきれいに平行に切り取ることができる。
前記出席票本体2と出席票小札3の表面に非接着層7が形成されている。この非接着層は後述の接着部34に接着しない、あるいは接着しにくい透明又は半透明の材質からなり、例えばシリコンニスが塗布された状態で形成されている。より具体的には、出席票本体2と出席票小札3の表面にシリコンニスを塗布して乾燥させることにより、シリコンニスからなる非接着層を形成する。
また、出席票小札3の裏面に接着部34が露出された状態で設けられている。この接着部34は、株主総会の議決権行使書等の紙類には十分接着されるが非接着層7上ではほとんど接着されないか、あるいは接着されても容易に剥がすことができる既存の接着成分で構成されている。このため本出席票1を受付等で積み重ねたとしても出席票小札3は下側の本出席票1に接着することを防止できる。
なお、議決権行使書等は、図示を省略しているが、例えばハガキタイプのものがあり、会社から株主に事前に送られてくるものである。議決権行使書等は一般に紙類からなり、株主が株主総会に来場したときに議決権行使書等を会場の受付担当者に渡して、その代わりに本出席票1が株主に手渡される。
また、本実施形態では、この接着部34は、図2に示すように、所定間隔を空けて縦方向および横方向に並んで配置されている複数の小径の接着部34a、・・・からなる。これによれば出席票小札3のほぼ全体に接着部34を設けながらも接着面積が少なくなり、出席票小札3が必要以上に接着することを防止できる。このため、万一、議決権行使書等に出席票小札3を傾いた状態で接着したり、あるいは議決権行使書等の誤った箇所に出席票小札3を接着した場合、議決権行使書等から出席票小札3を剥がして再度貼り直すことが容易になる。
また、前記出席票小札3の周縁部に接着不可能な空白部35が設けられている。これによれば出席小札を議決権行使書に貼り付けた場合、出席票小札3の周囲部は議決権行使書に接着していない状態となる。このため、万一、議決権行使書等に出席票小札3を傾いた状態で接着したり、あるいは議決権行使書等の誤った箇所に出席票小札3を接着した場合、出席票小札3の周囲部と議決権行使書等の間に手の爪を挿入しながら摘むことにより、議決権行使書等から出席票小札3を剥がして再度貼り直すことが容易となる。
而して、株主総会に来場した株主Pが、当該会社から事前に送られてきた議決権行使書等を会場の受付担当者に渡すと、受付担当者は出席票本体2から出席票小札3を手でちぎるようにして切り取る。そして、受付担当者は、出席票本体2を株主Pに渡すとともに、出席票小札3を議決権行使書等に接着部34によりそのまま接着することができる。このため、ホッチキスで止めたり、あるいはシールを剥がして付けることなくなるため、株主総会における受付作業を効率的に行うことが可能となる。
本実施形態では、出席票本体2および出席票小札3のいずれにも非接着層7が形成されるものとしたが、図4に示すように出席票小札3に非接着層7が形成されるものであればよい。なお、図4では、説明の便宜上、非接着層7を斜線にて表示しているが、実際には透明又は半透明である。
1・・・本出席票
2・・・出席票本体
3・・・出席票小札
4・・・ミシン線
5・・・首紐
6・・・切り欠き部
7・・・非接着層

Claims (4)

  1. 株主総会に来場した株主と関連付けるための株主総会出席票であって、
    少なくとも株主総会出席票である旨と所定の識別番号が印刷された出席票本体と、
    該識別番号および/または識別番号に関連付けられた情報が印刷された出席票小札とからなり、
    前記出席票本体の周縁部に出席票小札が切り取り可能な状態で設けられ、該出席票小札の裏面に接着部が露出された状態で設けられていることを特徴とする株主総会出席票。
  2. 前記出席票小札は、裏面の接着部が接着しない、または接着しにくい非接着層が表面に形成されている請求項1に記載の株主総会出席票。
  3. 前記非接着層は、出席票小札の表面に塗布された状態で形成されている請求項2に記載の株主総会出席票。
  4. 前記非接着層は、シリコンニスからなる請求項3に記載の株主総会出席票。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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