JP2013042579A - 充電スタンド及び充電スタンドによる充電方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】様々な希望を持った不特定多数のユーザに対しても柔軟に対応でき、ユーザの希望する充電を行うことができる、充電スタンドを提供すること。
【解決手段】充電スタンド100は、充電電力生成部101と、制御部102と、スケジューラー103と、切換部104と、予約受付部105と、を有する。切換部104は、充電電力生成部101によって生成された充電電力を供給する充電対象車両を切り換える。予約受付部105は、受け付ける予約項目として、優先予約を含む。スケジューラー103は、優先予約が行われた車両を、順次予約が行われた車両に割り込ませて、先に電力供給が行われるようにスケジューリングする。
【選択図】図1
【解決手段】充電スタンド100は、充電電力生成部101と、制御部102と、スケジューラー103と、切換部104と、予約受付部105と、を有する。切換部104は、充電電力生成部101によって生成された充電電力を供給する充電対象車両を切り換える。予約受付部105は、受け付ける予約項目として、優先予約を含む。スケジューラー103は、優先予約が行われた車両を、順次予約が行われた車両に割り込ませて、先に電力供給が行われるようにスケジューリングする。
【選択図】図1
Description
本発明は、充電スタンド及び充電スタンドによる充電方法に関し、特に、複数の電気車両を対象に普通充電又は急速充電を行う技術に関する。
近年、電気自動車や電気バイクに代表されるような、電動機を動力源とするEV(Electric Vehicle:以下これを電気車両と呼ぶ)が開発されている。また、これに伴って、電気車両への充電を行うための充電スタンドの開発も活発に行われている。
充電スタンドには、高速充電スタンドと呼ばれるものと、普通充電スタンドと呼ばれるものがある。
高速充電スタンドは、例えば三相200Vの交流電源から、50KWや20KW等の比較的大きな供給電力を生成可能であり、コンビニエンスストア、自治体、高速道路のサービスエリア/パーキングエリア、ショッピングセンター、レストラン、病院等への設置が想定されるものである。
高速充電スタンドを用いた車両1台当たりの充電時間(空の状態から80%の充電状態にするまでにかかる時間)は、50KWの供給電力で15−30分程度、20KWの供給電力で30−60分程度である。
一方、普通充電スタンドは、例えば単相100Vの交流電源から1.5KWの供給電力を、単相200Vの交流電源から4KWの供給電力を生成するものであり、自宅や職場等への設置が想定されるものである。普通充電スタンドを用いた車両1台当たりの充電時間は、5−14時間程度である。
ところで、充電スタンドは、通常、複数のユーザで共用される。特に、高速充電スタンドは、不特定多数のユーザに共用されることが想定され、その結果、順番待ちが起こることが想定される。ここで、充電スタンドの構成を並列充電が可能な構成とすれば、順番待ちを少なくできる。
しかし、50KWや20KWといった大電力を各車両に並列に供給する(複数台同時充電を行う)ためには、充電スタンドの構成が複雑化し、高コスト化が避けられない。よって、複数の充電要求車両がある場合には、順次充電を行う(順番に充電を行う)ことが普通である。自宅や集合住宅に配置される普通充電スタンドにおいても、並列充電(複数台同時充電)を行うことは、契約容量を超えてしまう可能性があるので、順次充電で済ますことができれば好ましい。
複数台の車両に順次充電を行う充電スタンドの構成は、例えば特許文献1に記載されている。
また、複数台の車両に順次充電を行う場合に、充電スケジュールを作成する充電制御装置が特許文献2に記載されている。充電スケジュールは、車両の使用開始時刻に基づいて行われる。これにより、特許文献2によれば、充電スタンドの容量範囲内で充電スケジュールに応じて複数の車両に充電がなされ、乗車開始時刻において充電が完了している可能性が高まるので、使いたいときに必要な車両が未充電で使えないことが少なくなる、といった効果が得られる。
ところで、特許文献2に記載された充電スケジュールは、主に、自宅に配置された普通充電スタンドを想定して考えられたものである。よって、充電スケジュールは、そもそも個人や家族といった特定のユーザの希望に応じて作成されるので、ユーザの希望に沿ったスケジュールを容易に作成でき、ユーザの希望に沿った充電を容易に行うことができると考えられる。
一方で、上述したようなコンビニエンスストア、自治体、高速道路のサービスエリア/パーキングエリア、ショッピングセンター、レストラン、病院等への設置が想定される充電スタンド(主に高速充電スタンド)は、不特定多数のユーザによって利用されるので(以下このように不特定多数のユーザによる利用が想定される充電スタンドを共用充電スタンドと呼ぶ)、各ユーザの希望に沿った充電スケジュールを作成するのは、容易ではない。例えば、特許文献2に記載されているような「使用開始時刻」に基づいて充電スケジュールを作成しようとした場合、共用充電スタンドでは、ほとんどのユーザができるだけ早い「使用開始時刻」を入力することが想定され、充電スケジュールを作成することが困難となる。
従来は、共用充電スタンドにおける充電スケジュールについては、十分な検討がなされておらず、様々な希望を持った不特定多数のユーザに対して、柔軟に対応するには未だ不十分であった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、様々な希望を持った不特定多数のユーザに対しても柔軟に対応でき、ユーザの希望する充電を行うことができる、充電スタンド及び充電スタンドによる充電方法を提供することを目的とする。
本発明の充電スタンドの一つの態様は、複数の充電対象車両に対して順次充電を行う充電スタンドであって、車両に供給する充電電力を生成する充電電力生成部と、前記充電電力生成部によって生成された充電電力を供給する充電対象車両を切り換える切換部と、充電予約を受け付ける予約受付部と、前記充電予約に基づいて、前記切換部のスケジューリングを行うスケジューラーと、を具備し、前記予約受付部は、受け付ける予約項目として、優先予約を含み、前記スケジューラーは、前記優先予約が行われた車両を、順次予約が行われた車両に割り込ませて、先に電力供給が行われるようにスケジューリングする。
本発明の充電スタンドによる充電方法の一つの態様は、複数の充電対象車両に対して順次充電を行う充電スタンドによる充電方法であって、充電電力を供給する充電対象車両を切り換える切換ステップと、充電予約を受け付ける予約受付ステップと、前記充電予約に基づいて、前記切換ステップのスケジューリングを行うスケジューリングステップと、を含み、前記予約受付ステップは、受け付ける予約項目として、優先予約を含み、前記スケジューリングステップは、前記優先予約が行われた車両を、順次予約が行われた車両に割り込ませて、先に電力供給が行われるようにスケジューリングする。
本発明によれば、様々な希望を持った不特定多数のユーザに対しても柔軟に対応でき、ユーザの希望する充電を行うことができる、充電スタンド及び充電スタンドによる充電方法を実現できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1に、本実施の形態おける充電スタンドの全体構成を示す。なお、図1では、本発明の特徴に係わる主要部のみを示した。
充電スタンド100は、コンビニエンスストア、自治体、高速道路のサービスエリア/パーキングエリア、ショッピングセンター、レストラン、病院等への設置が想定される高速充電スタンドである。つまり、充電スタンド100は、50KWや20KW等の比較的大きな供給電力を生成可能な構成とされている。但し、本発明の適用範囲は、高速充電スタンドに限らず、普通充電スタンドにも適用可能である。また、充電スタンドを一部又は全体に設置した駐車場システムにも適用可能である。
充電スタンド100は、充電電力生成部101と、制御部102と、スケジューラー103と、切換部104と、予約受付部105と、ID認証部106と、課金部107と、を有する。
充電電力生成部101は、車両に供給する充電電力を生成する。具体的には、充電電力生成部101は、AC/DCコンバータを有し、例えば、三相200Vの交流電源から50KWの直流電力を生成する。充電電力生成部101の出力端子は、切換部104の入力端子に接続されている。
切換部104は、充電電力生成部101によって生成された充電電力を供給する充電対象車両を切り換える。切換部104には、複数の充電ケーブル(図の場合、4つの充電ケーブル)110が接続されている。各充電ケーブル110は、一端が切換部104に接続されていると共に他端が車両の蓄電池に接続される。この、車両の蓄電池に接続される充電ケーブル110の他端には、電気錠(ノズル錠)が設けられ、例えば、充電中に充電ケーブル110が所定の接続位置から脱落しないように、充電ケーブル110の電気車両への接続がロックされる。
切換部104は、所謂選択スイッチであり、制御部102からの制御信号に基づいて、充電電力生成部101と複数のケーブル110との接続を切り換える。切換部104は、高速充電モード時には、スケジューラー103で作成されたスケジュールに基づいて、充電電力生成部101で生成された電力がいずれか一つの車両に順次供給されるようにする。一方、切換部104は、普通充電モード時には、充電電力生成部101で生成された電力が複数の充電予約車両に対して並列に供給されるようにする。つまり、切換部104は、高速充電モード時にはシリアル(順次)充電が行われるように接続を切り換え、普通充電モード時にはパラレル充電が行われるように接続を切り換える。
制御部102は、充電電力生成部101の電力生成動作、及び、切換部104の切換動作を制御する。制御部102は、切換部104の切換動作を、スケジューラー103で作成した充電スケジュールに基づいて制御する。制御部102は、ID認証部106、予約受付部105及び課金部107に接続されている。
ID認証部106は、ICカードリーダを有し、ICカードリーダによって、車両のユーザが所持するICカードのIDを読み取る。実際上、ID認証部106は、サーバ(図示せず)と接続されており、ICカードリーダによって読み取られたIDに一致するIDがサーバに格納されている場合には、制御部102にIDが認証されたことを通知する。制御部102は、この通知を受信すると、充電予約及び充電を許可する。
なお、充電予約及び充電を許可する方法は、ICカードのユーザIDを認証する方法に限らない。例えば、携帯電話または指紋、虹彩等の個人認証データを用いてユーザIDを特定することで、充電予約及び充電を許可してもよい。また、個人認証の代わりに、現金が前払いされたことを検知することで、充電予約及び充電を許可してもよい。
予約受付部105は、タッチパネル構成でなり、充電状態や充電予約状態を表示できると共に、充電予約を受け付けることができるようになっている。
図2に、予約受付部105の構成例を示す。
予約受付部105は、予約順番表示エリア120、充電順番表示エリア130、充電状態表示エリア140、優先予約表示エリア150を有する。
予約順番表示エリア120には、ケーブル110に接続された車両の順番が接続された順に表示される。図2の表示例は、図1における駐車場番号が2→5→4→3の順にケーブル110に車両が接続された例である。順次予約は、ケーブル110に接続された車両の順番でなさされる。つまり、順次予約の順番は、2→5→4→3の車両順である。
充電順番表示エリア130には、これから充電が行われる車両の順番が表示される。図2の表示例は、これから図1における3→4の車両順に充電が行われることを示す。なお、この順番は、スケジューラー103によって、優先予約を考慮して並べられた順番である。すなわち、優先予約を考慮しない場合には、予約順番表示エリア120に表示されているように、4→3の順番で充電が行われることになるが、本実施の形態では優先予約を考慮して、3→4の順番で充電が行われる。
充電状態表示エリア140には、現在の充電状態が表示される。図中左側の棒グラフには各車両の充電残量が色によって表示される。また、棒グラフの隣には、充電終了状態か、充電中か、充電予約中(充電待機中)かが表示される。図の例では、番号2の車両は、充電が終了しており満充電状態であることが表示されている。番号5の車両は、充電中であり、満充電に対して6割程度充電されていることが表示されている。番号4の車両は、充電予約中であり、満充電に対して3割程度の充電状態であることが表示されている。番号3の車両は、充電予約中であり、満充電に対して4割程度の充電状態であることが表示されている。
因みに、車載のバッテリーが充電履歴記憶タイプであれば、ケーブル接続後高速充電前に充電履歴及び現在の充電量を読み取り、充電完了時間を予測し、それを表示してもよい。
優先予約表示エリア150には、優先予約された車両であるか否かが表示される。図の例では、番号3の車両が優先予約された車両であることが表示されている。
さらに、予約受付部105には、優先予約ボタン160と、繰り下げ許可ボタン170と、が設けられている。優先予約ボタン160は、自車よりも先にケーブル110に接続された車両よりも優先して(つまり時間的に前に)、充電を行うことを希望することを入力するためのボタンである。繰り下げ許可ボタン170は、自車よりも後からケーブル110に接続した車両の中に、自車よりも優先して(つまり自車よりも時間的に前に)、充電を行うことを許可することを入力するためのボタンである。繰り下げ許可ボタン170が押下された場合には、繰り下げ許可表示部(図2では図示せず)で順番待ち中の車両の繰り下げ許可等を表示させるようにすれば、最後尾の充電予約車両の運転手が優先予約をするとどの程度充電完了時間が早くなるかを予約受付部105を見ながら判断可能となる。図2の例は、番号4の車両のユーザが繰り下げ許可ボタン170を押圧し、番号3の車両のユーザが優先予約ボタン150を押圧した結果、スケジューラー103によって、充電の順番が3→4の車両順に並べ替えられたものである。
図3に、本実施の形態の動作について説明する。
ステップS1で車両が駐車場200へ入車し、ステップS2でその車両が空車スペースに駐車し、ステップS3でその車両に充電スタンド100の充電ケーブル110が接続される。充電ケーブの接続は、車両の運手者が行ってもよいし、駐車場200の係員が行ってもよい。
ステップS4では、予約受付部105の繰り下げ許可ボタン170を介して、車両のユーザから繰り下げの許可又は不許可が入力される。制御部102は、繰り下げが許可されたか否かを記憶しておく。
ステップS5では、制御部102が現在先着車両が充電中であるか否か判断する。先着車両が充電中でない場合、ステップS6に移って、制御部102が、切換部104の接続を当該車両に切り換える等の、充電開始操作を行い、続くステップS12で当該車両に充電を行う。
先着車両が充電中の場合、ステップS7に移って、制御部102が、充電予約車両が有るか否か判断する。充電予約車両が無い場合には、ステップS10に移って、現在充電中の車両の次に当該車両を充電するための充電予約操作を行う。一方、ステップS7で充電予約車両があると判断すると、ステップS8に移る。ステップS8で、制御部102は、繰り下げ許可車両が有るか否か判断する。繰り下げ許可車両が無い場合には、ステップS10に移って、前に予約された車両の次に当該車両を充電するための予約操作を行う。
これに対して、ステップS8で繰り下げ許可車両が有ると判断すると、ステップS9に移る。ステップS9で、制御部102は、優先予約がされたか否か判断する。つまり、制御部102は、予約受付部105の優先予約ボタン160を介して、車両のユーザから優先予約の入力があったか否か判断する。優先予約がされなかった場合、ステップS10に移って、前に予約された車両の次に当該車両を充電するための予約操作を行う。これに対して、優先予約がされた場合(優先予約ボタン160が押圧された場合)、ステップS11に移って、優先予約操作を行う。つまり、優先予約操作は、繰り下げ許可車両が有り、かつ、優先予約希望の車両が有る場合に行われる。優先予約操作は、基本的には、繰り下げ許可車両の前に、優先予約希望車両の充電が行われるように、充電する順番(充電スケジュール)を変更する操作である。
ステップS12で充電が行われ、ステップS13で充電が完了し、ステップS14で充電ケーブル110が車両から取り外される。なお、ステップS13で充電が完了したときに、電子メール等で充電が完了したことを通知すると、速やかな退車又は駐車位置移動を促すことができ、充電が完了しているにも拘わらず駐車場を占有されることを防止できる。
ステップS15では、操作パネル等に継続駐車を希望するか否かを表示し、その回答を受け付ける。継続駐車を希望した車両は、ステップS16で一般駐車場に移動される。因みに、充電完了後の所定時間以内に車を移動等しなければ、所定時間経過ごと、または1日または週単位等で割増駐車料金を課金するようにすれば、充電用の駐車場の占有をより防止できる。
ステップS17では出車ゲートで料金が精算され、ステップS18では車両が駐車場から出車する。料金は、課金部107によって計算される。課金部107は、充電料金、割引料金、継続駐車料金等を加味して請求料金を計算する。
ここで、ステップS11における優先予約操作が行われた場合の好ましい課金の例を、図4A及び図4Bに示す。図4A及び図4Bの処理は、課金部107で行われる。
先ず、図4Aの課金例について説明する。ステップS20では、優先予約を行った車両に対して通常の充電料金の3割増しの課金を行う。ステップS21では、優先予約を行うことが原因となって充電の順番が繰り下がる車両が複数存在するか否か判断する。順番が繰り下がる車両が複数存在する場合には、ステップS22に移って、優先予約車両への課金によって発生する3割増しの料金を、順番が繰り下がる複数の車両に均等割して、それらの車両の充電料金から差し引く。一方、順番が繰り下がる車両が複数存在しない場合(つまり順番が繰り下がる車両が1台のみの場合)には、ステップS23に移って、優先予約車両への割増課金によって発生する利益を、順番が繰り下がる車両の充電料金から差し引く。
次に、図4Bの課金例について説明する。ステップS30では、優先予約を行った車両に対して通常の充電料金の3割増しの課金を行う。ステップS31では、優先予約を行うことが原因となって充電の順番が繰り下がる車両が複数存在するか否か判断する。順番が繰り下がる車両が複数存在する場合には、ステップS32に移って、優先予約車両への課金によって発生する3割増しの料金を、順番が繰り下がる複数の車両に均等割して、それらの車両に繰り下げ優待ポイントとして付与する。一方、順番が繰り下がる車両が複数存在しない場合(つまり順番が繰り下がる車両が1台のみの場合)には、ステップS33に移って、優先予約車両への割増課金によって発生する利益を、順番が繰り下がる車両に繰り下げ優待ポイントとして付与する。因みに、図4A及び図4Bの例では、割増課金によって発生する利益を繰り下げ許可車両で均等割りしたが、繰り下げ許可車両の中で始めに充電の順番が巡ってくるものから大きな分配により重み付けを行ってもよいし、その逆で重み付けを行ってもよい。
このように、優先予約車両への割増課金によって発生する利益を、順番が繰り下がる車両に分配するようにしたことにより、順番の繰り下がりに同意する(繰り下がりを許可する)車両を増やすことができ、優先予約できる可能性を増加させることができる。因みに、図4Bに示したように、優先予約車両への割増課金によって発生する利益を、順番が繰り下がる車両に繰り下げ優待ポイントとして付与するようにすれば、充電スタンドの継続利用を促進できるようになる(所謂常連さんを作ることができる)。
なお、図4A及び図4Bの例では、優先予約車両への割増課金によって発生する利益を、順番が繰り下がる車両に分配したが、優先予約車両への割増課金によって発生する利益は充電スタンド100の管理者が受けるようにしてもよい。
また、図4A等の例では、優先予約車両に対して3割増しの課金としたが、優先予約希望車両および繰り下がり許可車両の台数に応じて、5割増し等時間的に可変させてもよい。このような優先予約車両利用への割増料金の課金および繰り下げ車両への充電料金の値下げまたは優待ポイントの付与は、駐車場への入車時のICカードを使用してもよいし、プリペイドカード、市販のクレジットカードまたは携帯電話の課金/ポイント機能を利用してもよい。
また、本実施の形態では、繰り下げ許可ボタン170により事前に繰り下げ許可を申請させることとしているが、この場合優先予約車両が次々と来ると、繰り下げ許可車両が永遠に充電されないという不具合も想定されるため、最大繰り下げ許可回数を入力させるようにしてもよい。さらに事前の繰り下げ許可申請ではなく、優先予約希望者によって、優先予約ボタン160が押下されたときに充電待ち車両にe-mail等で通知して、許可/不許可を回答させることとしてもよい。
また、本実施の形態では、充電ケーブル110が4本の場合を例として説明したが、充電ケーブル110は電力容量の許す範囲で8本など任意の本数でよく、また同時充電可能台数が1台ではなく、2台の場合であっても適用可能である。
さらに、普通充電においても例えば8台までケーブル接続可能であるが、そのうち同時充電が4台までしかできない場合に、同様に充電待ちが想定されるが、そのような場合にも本発明が適用可能である。
以上説明したように、本実施の形態の充電スタンド100によれば、複数の充電対象車両に対して順次充電を行う充電スタンド100であって、車両に供給する充電電力を生成する充電電力生成部101と、充電電力生成部101によって生成された充電電力を供給する充電対象車両を切り換える切換部104と、充電予約を受け付ける予約受付部105と、充電予約に基づいて、切換部104のスケジューリングを行うスケジューラー103と、を設け、予約受付部105は、受け付ける予約項目として、優先予約を含み、スケジューラー103は、優先予約が行われた車両を、順次予約が行われた車両に割り込ませて、先に電力供給が行われるようにスケジューリングする、ようにした。
この構成によれば、優先予約が行われた車両を、順次予約が行われた車両に割り込ませて、先に電力供給が行われるようにスケジューリングするので、充電を早く終わらせなくてもよいユーザの車両よりも、充電を早く終わらせたいユーザの車両を優先して充電できるようになる。この結果、様々な希望を持った不特定多数のユーザに対して柔軟に対応して、ユーザの希望する充電を行うことができるようになる。
また、本実施の形態によれば、予約受付部105は、順次予約が行われた車両に、優先予約による割込を許可するか否かを問い合わせる、ようにした。
この構成によれば、充電を早く終わらせなくてもよいユーザの車両(つまり割込を許可するユーザの車両)のみ、充電の順番が繰り下がるので、ユーザの希望をより反映した充電を行うことができるようになる。
また、本実施の形態によれば、予約受付部105は、タッチパネル構成であり、優先予約入力部(優先予約ボタン160)及び繰り下げ許可入力部(繰り下げ許可ボタン170)を有する。
この構成によれば、優先予約及び繰り下げ許可(割込許可)を容易に行うことができる。
また、本実施の形態によれば、予約受付部105は、さらに、現時点における他車の充電残量状況を表示する表示部(充電状態表示エリア140)を有する。
この構成によれば、ユーザは、自分よりも先に予約している車両の充電残量から、充電待ち時間がどの程度かを推測できるので、例えば優先予約を行うか否かの目安とすることができる。
また、本実施の形態では、スケジューラー103は、高速充電モード時には、複数の充電予約車両に対して、順次予約及び優先予約に基づくシリアル充電を行い、普通充電モード時には、複数の充電予約車両に対して、パラレル充電を行う。
また、本実施の形態によれば、優先予約を行う場合は、通常の充電料金に加えて追加料金を課金する。また、本実施の形態によれば、追加料金は、充電の順番が繰り下がる車両のユーザに配分される。また、本実施の形態によれば、追加料金は、充電の順番が繰り下がる車両のユーザに優待ポイントとして配分される。
この構成によれば、優先予約車両への割増課金によって発生する利益を、順番が繰り下がる車両に分配するようにしたことにより、順番の繰り下がりに同意する(繰り下がりを許可する)車両を増やすことができ、優先予約できる可能性を増加させることができる。
なお、上述の実施の形態では、優先予約を行った車両は、予約の繰り下げを許可した車両に対してのみ、優先的に充電を行う場合について述べたが、例えば、最優先予約ボタン(図示せず)を押下すると、消防車、救急車等の緊急車両に対して、予約の繰り下げを許可していない車両や既に充電中の車両よりも優先して(その車両の充電を中止して)、充電を行うようにしてもよい。
また、上述の実施の形態では、充電スタンドが1つの場合で説明したが、高速充電スタンドと普通充電スタンドと単なる駐車場の3つが、混在した駐車場システムであってもよい。この場合、充電スタンドの空き状況等および自分のスケジュール等から運転手が適宜高速充電スタンド等を選択することが可能となる。
本発明は、高速充電スタンドのように、複数の充電対象車両に対して順次充電を行う充電スタンドに好適である。
100 充電スタンド
101 充電電力生成部
102 制御部
103 スケジューラー
104 切換部
105 予約受付部
101 充電電力生成部
102 制御部
103 スケジューラー
104 切換部
105 予約受付部
Claims (11)
- 複数の充電対象車両に対して順次充電を行う充電スタンドであって、
車両に供給する充電電力を生成する充電電力生成部と、
前記充電電力生成部によって生成された充電電力を供給する充電対象車両を切り換える切換部と、
充電予約を受け付ける予約受付部と、
前記充電予約に基づいて、前記切換部のスケジューリングを行うスケジューラーと、
を具備し、
前記予約受付部は、受け付ける予約項目として、優先予約を含み、
前記スケジューラーは、前記優先予約が行われた車両を、順次予約が行われた車両に割り込ませて、先に電力供給が行われるようにスケジューリングする、
充電スタンド。 - 前記予約受付部は、前記順次予約が行われた車両に、前記優先予約による割込を許可するか否かを問い合わせる、
請求項1に記載の充電スタンド。 - 前記予約受付部は、タッチパネル構成であり、優先予約入力部及び繰り下げ許可入力部を有する、
請求項1又は請求項2に記載の充電スタンド。 - 前記予約受付部は、さらに、他車の充電残量状況を表示する表示部を有する、
請求項3に記載の充電スタンド。 - 前記スケジューラーは、
高速充電モード時には、複数の充電予約車両に対して、前記順次予約及び前記優先予約に基づくシリアル充電を行い、
普通充電モード時には、複数の充電予約車両に対して、パラレル充電を行う、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の充電スタンド。 - 前記優先予約を行う場合は、通常の充電料金に加えて追加料金を課金する、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の充電スタンド。 - 前記追加料金は、充電の順番が繰り下がる車両のユーザに配分される、
請求項6に記載の充電スタンド。 - 前記追加料金は、充電の順番が繰り下がる車両のユーザに優待ポイントとして配分される、
請求項6に記載の充電スタンド。 - 充電完了後の車両が引き続き前記充電スタンドを占有した場合には、所定時間経過ごとに所定の料金を課金する、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の充電スタンド。 - 請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の充電スタンドを一部または全体に有した駐車場システムであって、
充電料金及び駐車料金の少なくとも一方の課金を行う、
駐車場システム。 - 複数の充電対象車両に対して順次充電を行う充電スタンドによる充電方法であって、
充電電力を供給する充電対象車両を切り換える切換ステップと、
充電予約を受け付ける予約受付ステップと、
前記充電予約に基づいて、前記切換ステップのスケジューリングを行うスケジューリングステップと、
を含み、
前記予約受付ステップは、受け付ける予約項目として、優先予約を含み、
前記スケジューリングステップは、前記優先予約が行われた車両を、順次予約が行われた車両に割り込ませて、先に電力供給が行われるようにスケジューリングする、
充電方法。
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