JP2013039751A - ファイル - Google Patents

ファイル Download PDF

Info

Publication number
JP2013039751A
JP2013039751A JP2011178521A JP2011178521A JP2013039751A JP 2013039751 A JP2013039751 A JP 2013039751A JP 2011178521 A JP2011178521 A JP 2011178521A JP 2011178521 A JP2011178521 A JP 2011178521A JP 2013039751 A JP2013039751 A JP 2013039751A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
binding
cover
string
back cover
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011178521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5308490B2 (ja
Inventor
Seiji Nozuki
正治 野月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2011178521A priority Critical patent/JP5308490B2/ja
Publication of JP2013039751A publication Critical patent/JP2013039751A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5308490B2 publication Critical patent/JP5308490B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

【課題】 紙葉類を平らに開いて見る場合に一度の操作だけで手間を掛けずに簡単に見ることができるファイルを提供する。
【解決手段】 表表紙11と、第1の綴じ片15と、背表紙13と、裏表紙12と、第2の綴じ片17と、表表紙11の袋体内部を貫通し、一端が背表紙13の側端部に固着され、他端が表表紙11の開口部14側と反対側の端部近傍に設けられた貫通孔19を貫通して外部に引き出されるように取り付けられた第1の外紐31と、裏表紙12の空間内部を貫通し、少なくとも一端が外部に引き出されるように取り付けられた第2の外紐33と、第2の外紐33の他端に、その一端が結合され、第2の綴じ片17の第2の綴じ孔18,18を挿通するように取り付けられた内綴じ紐34と、より構成した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、書類等の紙葉類の増減に対応して背表紙の幅を可変でき、かつ表表紙及び裏表紙が開放しないように結合するファイルに関する。
従来、この種のファイルは、表表紙、裏表紙、及び背表紙により構成され、表表紙を袋体状に構成して背表紙の側端部を挿入可能にし、背表紙と裏表紙とを連接して一体に形成しているとともに、綴じる紙葉類量の増減に対応して背表紙の幅を可変できるようにしたファイルが記載されている(例えば、特許文献1参照)。
ファイルの表表紙及び裏表紙を閉じた後に、表表紙及び裏表紙が開放しないように結合する開放防止手段を備えたファイルが記載されている(例えば、特許文献2参照)。
また、上記したように綴じる紙葉類量の増減に対応して背表紙の幅を可変できるファイルに、表表紙及び裏表紙が開放しないように結合する結合紐を具備したファイルが商品化されている。
特開2008−080574号公報 実開平3−103773号公報
しかしながら、背表紙の幅を可変でき、かつ表紙の結合紐を具備したファイルは、紙葉類を綴じるための紐状や帯状の綴じ足などの紙葉類綴じ込み手段の系統と、表表紙及び裏表紙が開放しないように結合するための結び紐などの表紙結合手段の系統とが独立して操作されるように設けられている。
そのため、例えば、綴じ込んだ紙葉類を平らに開いて見たり、コピー機の原稿台に置いたりする場合には、まず、表紙結合手段の結び紐などをほどいて、表表紙及び裏表紙を開放してから、次に、紙葉類綴じ込み手段の綴じ足などを外すという2段階の操作が必要になり、紙葉類を平らに開いて見る場合には操作に手間が掛かるという課題があった。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、その目的は、紙葉類を平らに開いて見る場合に一度の結び目をほどく操作だけで手間を掛けずに簡単に見たり、閉じたりすることができるファイルを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、一側辺に開口部(14)を有する略四角形袋体状の表表紙(11)と、前記表表紙(11)の開口部(14)側に設けられ、一対の貫通孔からなる第1の綴じ孔(16)を有し紙葉類を綴じるための第1の綴じ片(15)と、前記表表紙(11)の開口部(14)から袋体内部に、その側端部が挿入可能な略四角形の背表紙(13)と、前記背表紙(13)に連接して一体に形成され、前記背表紙(13)の挿入方向に内部を貫通する空間を有する略四角形の裏表紙(12)と、前記背表紙(13)と前記裏表紙(12)との連接部(20)に設けられ、一対の貫通孔からなる第2の綴じ孔(18)を有し前記第1の綴じ片(15)とともに紙葉類を綴じるための第2の綴じ片(17)と、前記表表紙(11)の袋体内部を貫通し、一端が前記背表紙(13)の側端部に固着され、他端が前記表表紙(11)の開口部(14)側と反対側の端部近傍に設けられた貫通孔(19)を貫通して外部に引き出されるように取り付けられた第1の外紐(31)と、前記裏表紙(12)の空間内部を貫通し、一端が外部に引き出されるように取り付けられた第2の外紐(33)と、前記第2の外紐(33)の他端に、その一端が結合され、前記第2の綴じ片(17)の前記第2の綴じ孔(18)を挿通するように取り付けられた内綴じ紐(34)と、より構成されることを特徴とする。
また、本発明は、一側辺に開口部(14)を有する略四角形袋体状の表表紙(11)と、前記表表紙(11)の開口部(14)側に設けられ、一対の貫通孔からなる第1の綴じ孔(16)を有し紙葉類を綴じるための第1の綴じ片(15)と、前記表表紙(11)の開口部(14)から袋体内部に、その側端部が挿入可能な略四角形の背表紙(13)と、前記背表紙(13)に連接して一体に形成され、前記背表紙(13)の紙面のほぼ中央を貫通する貫通孔(35)を有する略四角形の裏表紙(12)と、前記背表紙(13)と前記裏表紙(12)との連接部(20)に設けられ、一対の貫通孔からなる第2の綴じ孔(18)を有し前記第1の綴じ片(15)とともに紙葉類を綴じるための第2の綴じ片(17)と、前記表表紙(11)の袋体内部を貫通し、一端が前記背表紙(13)の側端部に固着され、他端が前記表表紙(11)の開口部(14)側と反対側の端部近傍に設けられた貫通孔(19)を貫通して外部に引き出されるように取り付けられた第1の外紐(31)と、前記裏表紙(12)の前記貫通孔(35)を貫通し、一端が外部に引き出されるように取り付けられた第2の外紐(33)と、前記第2の外紐(33)の他端に、その一端が結合され、前記第2の綴じ片(17)の前記第2の綴じ孔(18)を挿通するように取り付けられた内綴じ紐(34)と、より構成されることを特徴とする。
上記態様では、前記内綴じ紐(34)は、紙葉類(P)が前記第1の綴じ片(15)と前記第2の綴じ片(17)との間に挟まれた状態で、一対の紐先端が、前記第2の綴じ孔(18)を挿通されたのに続いて、前記紙葉類(P)の綴じ孔及び前記第1の綴じ孔(16)に順次挿通されてから先端部が結合されることが好ましい。これにより、紙葉類(P)が第1の綴じ片(15)と第2の綴じ片(17)との間に挟まれて綴じ込まれる。
上記態様では、前記内綴じ紐(34)は、両先端を結んで綴じ込んだ状態において、両先端の結合部とは反対側については、前記第2の外紐(33)との結合部までの長さに余裕長さがあることが好ましい。これにより、紙葉類(P)を平らに開いて見るようにする場合に、内綴じ紐(34)の両先端を結合して綴じ込んだ状態で、背表紙(13)を表表紙(11)の袋体内部から引き出すことが可能になる。
上記態様では、前記第1の外紐(31)及び前記第2の外紐(33)は、前記紙葉類(P)が綴じ込められた状態で、外部に引き出された前記第1及び第2の外紐(31,33)の紐先端同士が結ばれることが好ましい。これにより、表表紙(11)と裏表紙(12)とが開放しないように結合できる。
本発明によれば、内綴じ紐の一対の紐先端が結ばれることで紙葉類が結束して綴じ込められ、第1の外紐及び第2の外紐の紐先端同士が結ばれることで、表表紙と裏表紙とが開放しないように結合されるため、紙葉類の綴じ込みと表紙の結合ができる。
また、第1の外紐及び第2の外紐の紐先端同士の結びをほどくことで、一度の操作だけで、表表紙と裏表紙との結合を開放し、同時に綴じ込められた状態の紙葉類の結束が緩むため、紙葉類を平らに開いて見る場合に一度の操作だけで手間を掛けずに簡単に見たり、閉じたりすることができる。
本発明の一実施形態に係るファイルの構成部材を展開した状態を示す斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 外紐31の固着方法の説明図である。 本発明の一実施形態に係るファイルの構成部材を組み合わせ、紙葉類を綴じ込んだ状態を示す斜視図である。 図4におけるB−B断面図である。 本発明の一実施形態に係るファイルに紙葉類を綴じ込み、表紙を閉じた状態を示す斜視図である。 図6におけるC−C断面図である。 本発明の一実施形態に係るファイルで紙葉類を平らに開いて見る状態を示す斜視図である。 本発明の他の実施形態に係るファイルの構成部材を展開した状態を示す斜視図である。
以下、本発明のファイルの一実施形態について図面に基づき、詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係るファイルの構成部材を展開した状態を示す斜視図、図2は、図1におけるA−A断面図である。
本発明の一実施形態に係るファイル1は、図1及び図2に示したように、表表紙11と、裏表紙12と、背表紙13とからなり、背表紙13は裏表紙12に連接して一体に形成されている。
表表紙11及び裏表紙12は、A版、B版等の書類等の紙葉類の規格に合わせた大きさの矩形形状として形成されている。表表紙11は、外面シート及び内面シートの二重構造で、一方の側辺が開口部14になった袋体状になっており、開口部14から袋体内部に、背表紙13の側端部が矢印D方向に挿入可能になっている。表表紙11の開口部14側の側辺には、表表紙11の上端から下端に至る帯状の長方形として形成された綴じ込み用の綴じ片15が形成されている。この綴じ片15は、表表紙11の内面シートの一側の延出部を山折りに折り曲げて形成されている。
また、背表紙13と裏表紙12との連接部20には、裏表紙12の上端から下端に至る帯状の長方形として形成された綴じ込み用の綴じ片17が形成されている。この綴じ片17は、背表紙13と裏表紙12との連接部分を山折りにして形成されている。
綴じ片15と綴じ片17は、対になって、紙葉類の端部をその間に挟み込んで綴じ紐で綴じ込んで固定するための固定部材となるものである。綴じ片15、綴じ片17には、紙葉類に形成された綴じ孔に対応して内綴じ紐を挿通するための一対の貫通孔からなる綴じ孔16、18がそれぞれ設けられている。
表表紙11の外面シート及び内面シートのうち、少なくとも外面シートは、ある程度の剛性を有する厚紙や樹脂シートなどで構成することが好ましい。
袋体状になった表表紙11の開口部14とは反対側の側部における長手方向(図の上下方向)の中央には貫通孔19が設けられている。
裏表紙12は、表表紙11と同じく、外面シート及び内面シートの二重構造で、内部が空間になっており、裏表紙12における背表紙13との連接部20とは反対側の側部における長手方向(図の上下方向)の中央には貫通孔21が設けられている。
裏表紙12の外面シート及び内面シートのうち、少なくとも外面シートは、ある程度の剛性を有する厚紙や樹脂シートなどで構成することが好ましい。
外紐31は、表表紙11の袋体状になった内部を貫通するように取り付けられ、一端部31aが二股に分かれた状態にして背表紙13の側端部13a,13aの2か所で固着されている。
側端部13a,13aでの固着方法は、外紐31をある程度強く引っ張った時にも背表紙13の側端部13a,13aから外れない程度の強度で固着される必要がある。
固着する方法としては、例えば、図3に示すように、外紐31の一端部31aには、輪状にした接続紐32を結び付けるなどして接続される。接続紐32の輪状部分は、紙シートあるいは樹脂性シートなどよりなる接着シート25で挟み込まれて、背表紙13の両面に貼り付けられて、側端部13a,13bの2か所で固着される。このようにして、外紐31が背表紙13の側端部13a,13bにある程度の強度で固着される。
なお、上記のように、外紐31とは別の輪状にした接続紐32を結び付けるのではなく、外紐31の一端部分を輪状にして、同様に固着しても良い。
また、固着する方法は、勿論、これに限定されず、接着シート25を用いることなく、背表紙13の側端部の一部を折り曲げて接続紐32の輪状部分を挟み込んで、側端部を背表紙13に接着するなどして固着するなど、種々の方法がある。
また、外紐31の他端部31bは、表表紙11の開口部14と反対側の端部に設けられた貫通孔19を貫通して外部に引き出されている。
一方、外紐33は、裏表紙12の袋体状になった内部を貫通するように取り付けられ、一端が貫通孔21を貫通して外部に引き出されている。
内綴じ紐34は、ほぼ2等分の真ん中部分が、裏表紙12の袋体状になった内部にある外紐33の他端の結び目部33aで結ばれて、結合される。内綴じ紐34は、結び目部33aで2等分されたそれぞれの先端が引出し孔22,22から引き出され、更に、綴じ孔18,18に挿通されて取り付けられている。
なお、裏表紙12は、外面シート及び内面シートの二重構造で、シート全体的に内部が空間になっているが、シート全体的に内部が空間になっている必要はなく、少なくとも外紐33が内部を貫通することができるようにシートの中央部分をシート面方向に横切る方向(すなわち、背表紙13が表表紙11の内部に挿入される方向)に空間があれば良い。
また、背表紙13には、折り罫13kを多数設けて、紙葉類の増減に対応して折り罫13kで折り曲げて背表紙13の幅を可変して、背表紙13の実質的な幅を変更し易くしている。
上記したように、ファイル1は、表表紙11という第1の構成部材と、連接した裏表紙12、背表紙13という第2の構成部材との間を外紐31によって繋げ、更に、裏表紙12に内綴じ紐34及び外紐31を取り付けて、一つにするように組み合わせる構成のものである。
なお、外紐31、33や内綴じ紐34は、例えば、ポリエステル系合成繊維や紙製などの紐で構成し、また、内綴じ紐34については、両端部を互いに結合するようにした樹脂製のベルトなどでも良い。
次に、図1、図2に示したファイル1の構成部材を展開した状態から、ファイル1の構成部材を組み合わせ、紙葉類Pを綴じ込む方法について説明する。
図4は本発明の一実施形態に係るファイルの構成部材を組み合わせ、紙葉類を綴じ込んだ状態を示す斜視図、図5は図4におけるB−B断面図である。
図1、図2において、外紐31のうち、表表紙11の貫通孔19から外部に引き出された方の他端部31bを矢印E方向にある程度の強さで引っ張り、外紐31の一端部31a側に固着された背表紙13とそれに連接した裏表紙12を、表表紙11の開口部14から内部に挿入させるように引っぱり込む。
図4、図5に示すように、背表紙13を表表紙11の袋体内部の挿入させた状態で、背表紙13の挿入深さを加減することで、背表紙13の幅Wを調整しながら、綴じ込む所定量の紙葉類Pの端部を綴じ片15と綴じ片17の間に挟んだ状態で、綴じ片17の綴じ孔18,18から引き出された内綴じ紐34の両先端を、紙葉類Pの綴じ孔に挿通して、更に、綴じ片15の綴じ孔16,16に順次挿通してから結んで綴じ込む。
このように内綴じ紐34の両先端を結んで綴じ込んだ状態において、内綴じ紐34の結び目Gとは反対側については、外紐33との結び目部33aまでの長さにある程度の余裕長さ部分が必要である。この余裕長さ部分となる内綴じ紐34の結び目部33aまでの長さは、後に詳述する綴じ込んだ紙葉類Pを平らに開いて見るようにする場合に必要となる長さ部分である。
次に、図4、図5に示したファイル1の構成部材を組み合わせ、紙葉類Pを綴じ込んだ状態から、表紙を閉じて結合する方法について説明する
図6は本発明の一実施形態に係るファイルに紙葉類を綴じ込み、表紙を閉じた状態を示す斜視図、図7は図6におけるC−C断面図である。
図4、図5において、紙葉類Pを内綴じ紐34で綴じ込んだ後、図6、図7に示すように、紙葉類Pを表表紙11と裏表紙12の間に挟むようにして閉じる。そして、表表紙11側から外部に引き出された外紐31の端部と、裏表紙12側から外部に引き出された外紐33の端部とを結んで、表表紙11と裏表紙12が閉じた状態で開かないように結合する。
次に、ファイル1に紙葉類Pを綴じ込んで表表紙11と裏表紙12を閉じた状態で、綴じ込んだ紙葉類Pを平らに開いて見るようにする場合の操作について説明する。
図6、図7に示すように、表表紙11と裏表紙12を閉じて、外紐31、33の端部を結んだ状態で、外紐31、33の結び目Fをほどいて、表表紙11と裏表紙12を開く。すると、紙葉類Pを綴じ込んでいる内綴じ紐34の結び目Gはそのままで、内綴じ紐34は、内綴じ紐34の結び目Gとは反対側である外紐33に結ばれている結び目部33a側へ引っ張っている力が緩む。内綴じ紐34の結び目Gとは反対側へ引っ張っている力が緩むことで、図4において、表表紙11の袋体内部に挿入されている背表紙13は、それに連接して裏表紙12と一体となって矢印H方向に引き出すことが可能になる。
ここで、前述した内綴じ紐34の結び目部33aまでの余裕長さ部分があることで、内綴じ紐34の結び目Gはそのままで、背表紙13、裏表紙12を表表紙11の袋状内部から矢印H方向にある程度の長さを引き出すことが可能になる。
また、内綴じ紐34を伸縮自在な材質のものにすることで、より余裕長さ部分を確保することができる。
また、内綴じ紐34を白色の材質にすることで、紐のコピー映りを軽減することができる。
そうすると、綴じ片15と綴じ片17との間隔(背表紙の幅)Wを広げられるようになる。綴じ片15と綴じ片17との間隔Wを広げることで、綴じ片15と綴じ片17の間に挟まれた状態で綴じ込まれた紙葉類Pは、紙葉類Pの結束固定された状態が緩み、各紙葉間を任意に開けられる状態になり、図8に示すように、紙葉類Pを平らに開いて見られるようになる。
このように、外紐31、33の結び目Fをほどくことで、紙葉類Pを綴じ込んでいる内綴じ紐34の結び目Gはそのままで、紙葉類Pを平らに開いて見られるようになる。
上記したように紙葉類Pを平らに開いて見た後、再び、紙葉類Pを綴じ込む場合には、背表紙13とそれに連接する裏表紙12を、矢印D方向にずらして、再び、表表紙11の袋体内部に挿入し、綴じ片15と綴じ片17との間隔を狭めて、綴じ片15と綴じ片17との間に紙葉類Pの端部を挟み込んで固定し、更に、外紐31、外紐33を互いに反対方向に引っ張りながら絞め込んで、紙葉類Pを表表紙11と裏表紙12とで挟むようにして絞め込んで、最後に、外紐31と外紐33とを結んで、再び、表表紙11と裏表紙12が閉じた状態で開かないように結合する。
このように、紙葉類Pを平らに開いて見た後、紙葉類Pを綴じ込んでいる内綴じ紐34の結び目Gはそのままで、再び、紙葉類Pを綴じ込み、表表紙11と裏表紙12が開かないように結合することができる。
以上のように、本発明の一実施形態に係るファイルは、内綴じ紐34が結ばれることで紙葉類Pが結束して綴じ込められ、外紐31と外紐33が結ばれることで、表表紙11と裏表紙12とが開放しないように結合されるため、紙葉類Pの綴じ込みと表表紙11,裏表紙12の結合ができる。
また、外紐31及び外紐33の結び目Fをほどくことで、表表紙11と裏表紙12との結合を開放し、同時に綴じ込められた状態の紙葉類Pの結束が緩むため、紙葉類Pを平らに開いて見る場合に一度の結び目をほどく操作だけで手間を掛けずに簡単に見ることができる。
なお、紙葉類Pに新たに紙葉を加えて綴じ込む場合には、図8の状態から内綴じ紐34の結び目Gをほどいて、内綴じ紐34を、綴じ片15の綴じ孔16,16、紙葉類Pの綴じ孔から順次抜いてしまうことにより、従前のファイルと同様に紙葉を追加することができる。
また、上述の実施形態では、貫通孔19は、表表紙11の開口部14とは反対側の側部における上下方向の中央に設けたが、表表紙11の外面シート側に若干ずらした位置に貫通孔19を設け、その若干ずらした位置の貫通孔19から外部に引き出された外紐31の端部と、外紐33の端部とを結ぶようにし、更に、外紐31,33としてデザイン性のあるものを用いることにより意匠効果を高めることができる。
また、上述の実施形態では、裏表紙12は、外面シート及び内面シートの二重構造で、内部が空間になっているが、これに限らず、剛性を有する1枚のシートで構成し、内部に空間を設けなくても良い。
この構成では、図9に示すように、裏表紙12のほぼ中央にシート面を貫通するように貫通孔35を設け、外紐33は、貫通孔35に貫通させて、外部に引き出すようにしている。この場合、貫通孔35の位置は、縦長の裏表紙12の長手方向(図の上下方向)のほぼ中央の位置ならば、短手方向(図の左右方向)の多少ずれた位置でも良い。
本発明に係るファイルは、上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を取り得ることは勿論である。
本発明に係るファイルは、書類等の紙葉類の増減に対応して背表紙の幅を可変でき、かつ表表紙及び裏表紙が開放しないように結合するファイルに有用である。
1 ファイル
11 表表紙
12 裏表紙
13 背表紙
13a 側端部
13k 折り罫
14 開口部
15 綴じ片
16 綴じ孔
17 綴じ片
18 綴じ孔
19 貫通孔
20 連接部
21 貫通孔
22 引出し孔
25 接着シート
31 外紐
31a 一端部
31b 他端部
32 接続紐
33 外紐
33a 結び目部
34 内綴じ紐
35 貫通孔
P 紙葉類

Claims (5)

  1. 一側辺に開口部(14)を有する略四角形袋体状の表表紙(11)と、
    前記表表紙(11)の開口部(14)側に設けられ、一対の貫通孔からなる第1の綴じ孔(16)を有し紙葉類を綴じるための第1の綴じ片(15)と、
    前記表表紙(11)の開口部(14)から袋体内部に、その側端部が挿入可能な略四角形の背表紙(13)と、
    前記背表紙(13)に連接して一体に形成され、前記背表紙(13)の挿入方向に内部を貫通する空間を有する略四角形の裏表紙(12)と、
    前記背表紙(13)と前記裏表紙(12)との連接部(20)に設けられ、一対の貫通孔からなる第2の綴じ孔(18)を有し前記第1の綴じ片(15)とともに紙葉類を綴じるための第2の綴じ片(17)と、
    前記表表紙(11)の袋体内部を貫通し、一端が前記背表紙(13)の側端部に固着され、他端が前記表表紙(11)の開口部(14)側と反対側の端部近傍に設けられた貫通孔(19)を貫通して外部に引き出されるように取り付けられた第1の外紐(31)と、
    前記裏表紙(12)の空間内部を貫通し、一端が外部に引き出されるように取り付けられた第2の外紐(33)と、
    前記第2の外紐(33)の他端に、その一端が結合され、前記第2の綴じ片(17)の前記第2の綴じ孔(18)を挿通するように取り付けられた内綴じ紐(34)と、
    より構成されることを特徴とするファイル。
  2. 一側辺に開口部(14)を有する略四角形袋体状の表表紙(11)と、
    前記表表紙(11)の開口部(14)側に設けられ、一対の貫通孔からなる第1の綴じ孔(16)を有し紙葉類を綴じるための第1の綴じ片(15)と、
    前記表表紙(11)の開口部(14)から袋体内部に、その側端部が挿入可能な略四角形の背表紙(13)と、
    前記背表紙(13)に連接して一体に形成され、前記背表紙(13)の紙面のほぼ中央を貫通する貫通孔(35)を有する略四角形の裏表紙(12)と、
    前記背表紙(13)と前記裏表紙(12)との連接部(20)に設けられ、一対の貫通孔からなる第2の綴じ孔(18)を有し前記第1の綴じ片(15)とともに紙葉類を綴じるための第2の綴じ片(17)と、
    前記表表紙(11)の袋体内部を貫通し、一端が前記背表紙(13)の側端部に固着され、他端が前記表表紙(11)の開口部(14)側と反対側の端部近傍に設けられた貫通孔(19)を貫通して外部に引き出されるように取り付けられた第1の外紐(31)と、
    前記裏表紙(12)の前記貫通孔(35)を貫通し、一端が外部に引き出されるように取り付けられた第2の外紐(33)と、
    前記第2の外紐(33)の他端に、その一端が結合され、前記第2の綴じ片(17)の前記第2の綴じ孔(18)を挿通するように取り付けられた内綴じ紐(34)と、
    より構成されることを特徴とするファイル。
  3. 前記内綴じ紐(34)は、紙葉類(P)が前記第1の綴じ片(15)と前記第2の綴じ片(17)との間に挟まれた状態で、一対の紐先端が、前記第2の綴じ孔(18)を挿通されたのに続いて、前記紙葉類(P)の綴じ孔及び前記第1の綴じ孔(16)に順次挿通されてから先端部が結合されることを特徴とする請求項1または2に記載のファイル。
  4. 前記内綴じ紐(34)は、両先端を結んで綴じ込んだ状態において、両先端の結合部とは反対側については、前記第2の外紐(33)との結合部までの長さに余裕長さがあることを特徴とする請求項3に記載のファイル。
  5. 前記第1の外紐(31)及び前記第2の外紐(33)は、前記紙葉類(P)が綴じ込められた状態で、外部に引き出された前記第1及び第2の外紐(31,33)の紐先端同士が結ばれることを特徴とする請求項1または2に記載のファイル。
JP2011178521A 2011-08-17 2011-08-17 ファイル Expired - Fee Related JP5308490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011178521A JP5308490B2 (ja) 2011-08-17 2011-08-17 ファイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011178521A JP5308490B2 (ja) 2011-08-17 2011-08-17 ファイル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013039751A true JP2013039751A (ja) 2013-02-28
JP5308490B2 JP5308490B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=47888596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011178521A Expired - Fee Related JP5308490B2 (ja) 2011-08-17 2011-08-17 ファイル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5308490B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138575U (ja) * 1985-02-19 1986-08-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61138575U (ja) * 1985-02-19 1986-08-28

Also Published As

Publication number Publication date
JP5308490B2 (ja) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5308490B2 (ja) ファイル
KR20170003623U (ko) 노트용 스프링바인더 및 이를 포함하는 노트
CA2990508C (en) Bag with lockable drawstring
JP2006256618A (ja) 結束紐付き新聞紙類ストッカー
JP3211802U (ja) 袋状ケース
KR20180103851A (ko) 낱장들로 된 다발을 바인딩하기 위한 방법 및 이를 통해 제조된 책 또는 폴더
JP3211037U (ja)
KR200461361Y1 (ko) 문서 출납이 쉬운 클리어파일
US8505977B2 (en) Book having sleeve protected pages and binding method thereof
KR200484307Y1 (ko) 노트 및 노트의 연결끈 결속방법
CN215153334U (zh) 一种缠绳固定文件夹
JP4624444B2 (ja) ブックカバー
JP6792923B2 (ja)
JP2009214897A (ja) ブックバンド、並びに、ブックバンド付き手帳
JP3164881U (ja) 袋とカバーを兼用できる多用途シート
JP5733773B1 (ja) 巾着袋兼用金封包み
JP6402981B2 (ja) 留め具
JP3158274U (ja) 紐帙
JP5109145B2 (ja) 連結果実袋
JP2007230201A (ja) 座板、表紙、一体型、針金入りひも綴じ式パンチ穴、ルーズリーフ、用紙ファイラー
JP2008054808A (ja) ギミック本の製本方法及びこの方法で製本されたギミック本
JP3210061U (ja) ファイルフォルダ
US1333521A (en) Device for securing extra leaves in books
JP3759511B2 (ja) ファイル用表紙
JP3102619U (ja) 袋体締結具

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130621

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5308490

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees