JP2013037845A - 面状照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入光端面付近に傾斜面を設けて薄型化を実現するとともに、優れた輝度特性を安定して得ることが可能な面状照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】面状照明装置10において、導光板11は、入光端面14と出射部32との間に、傾斜面16を有して入光端面側14から出射部32側に向かって厚みが漸減する傾斜部31を有しており、FPC21は、傾斜面16側から導光板11に配置されるともに、LED22が実装される実装部21aと、実装部21aに対して折り曲げられて傾斜面16に固定される折り曲げ部21bと、実装部21aと折り曲げ部21bとの境界をなす折り曲げ位置fに沿って設けられ、折り曲げの反力を低減する切り込み加工部23と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、面状照明装置に関し、詳しくは、入光端面に光源を配置して出射部から面状の照明光を出射する導光板を備えたサイドライト方式の面状照明装置に関する。
液晶表示パネルの照明手段として、小型で環境適合性に優れたLEDを導光板の入光端面に沿って配置してなるサイドライト方式の面状照明装置(バックライト)が、携帯電話等の小型携帯情報機器の分野を中心に広く採用されている。
近年、情報機器の薄型化に伴い、面状照明装置にも更なる薄型化が強く求められている。そのため、導光板の入光端面付近に傾斜面を設け、入光端面から出射面に向かって導光板の厚みが漸減するように構成することによって、入光端面にはLEDの出射面に対応する厚みを確保しつつ、導光板の出射面部分を薄型化した面状照明装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図6に、従来の面状照明装置の一例を示す。図6に示す面状照明装置100は、導光板101とLED112とを備えている。導光板101は、入光端面104付近に傾斜面106を設けることにより、入光端面104側から出射面102に向かって厚みが漸減するように形成されており、LED112は、フレキシブルプリント基板110に実装されて、導光板101の入光端面104に配置されている。
また、面状照明装置100は、導光板101の出射面102側に積層配置される拡散シート121及びプリズムシート122を備えており、さらに、入光端面104付近及び入光端面104に対向する端面105付近の上方には、遮光シート124が配置されている。また、導光板100の裏面103側には、反射シート123が配置されている。
そして、面状照明装置100において、フレキシブルプリント基板110は、折り曲げ位置111で側面視への字状に折り曲げられて傾斜面106側から導光板101に組み付けられている。折り曲げ位置111に対して後方の実装部110aは、実装部110aに配置されたLED112の発光面112aが入光端面104に対して略平行に対向するように、入光端面104に対して略垂直に配置され、一方、折り曲げ位置111から前方の折り曲げ部110bは、例えば両面粘着テープ等の固定手段により、傾斜面106に固定される。
特開2007−287550号公報
ここで、図6に示す面状照明装置100のように、フレキシブルプリント基板110を折り曲げることにより、その折り曲げ部110bを導光板101の傾斜面106に沿って配置した構成は、傾斜面106からの漏れ光を抑制する上で有利な構成である。しかしながら、面状照明装置100では、例えばフレキシブルプリント基板110の導光板101への固定手段が環境要因等により劣化した場合、フレキシブルプリント基板110の折り曲げの反力によって、折り曲げ部110bが傾斜面106から剥がれる場合があるという問題があった。このような剥がれが生じた場合、傾斜面106からの漏れ光が増大することによる所謂ホットスポットの発生、また、導光板101に対するLED112の位置ずれが生じることによって輝度及び輝度の均一性の低下等により、面状照明装置100の光学特性が悪化することになる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、入光端面付近に傾斜面を設けて薄型化を実現するとともに、優れた輝度特性を安定して得ることが可能な面状照明装置を提供することを目的とする。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、さらに他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
(1)点状光源と、該点状光源が実装されるフレキシブルプリント基板と、前記該点状光源が配置される入光端面、及び該入光端面から入光した光を出射面から面状に出射させる出射部を含む導光板と、を備える面状照明装置において、前記導光板は、前記入光端面と前記出射部との間に、傾斜面を有して前記入光端面側から前記出射部側に向かって厚みが漸減する傾斜部を有しており、前記フレキシブルプリント基板は、前記傾斜面側から前記導光板に配置されるともに、前記点状光源が実装される実装部と、該実装部に対して折り曲げられて前記傾斜部の前記傾斜面に固定される折り曲げ部と、前記実装部と前記折り曲げ部との境界をなす折り曲げ位置に沿って設けられた切り込み加工部と、を有することを特徴とする面状照明装置(請求項1)。
本項に記載の面状照明装置によれば、導光板の入光端面付近に傾斜部が形成された面状照明装置において、フレキシブルプリント基板を傾斜面側から導光板に配置し、その折り曲げ部を傾斜面に固定することにより、傾斜面からの漏れ光の発生、ひいてはその漏れ光によって入光端面付近に発生する目玉状の高輝度領域(ホットスポット)を解消または抑制することが可能となるものである。この際、本項に記載の面状照明装置によれば、フレキシブルプリント基板の実装部と折り曲げ部との境界をなす折り曲げ位置に沿って切り込み加工部が設けられることにより、フレキシブルプリント基板の折り曲げによる反力が低減するため、折り曲げ部が傾斜面から剥がれ難くなり、折り曲げ部の傾斜面に対する固定の安定性及び耐候性が向上する。これによって、本項に記載の面状照明装置では、ホットスポットの発生も、また、点状光源の入光端面に対する位置ずれによる輝度び輝度の均一性の低下も発生することなく、優れた輝度特性を長期間にわたって安定して得ることが可能となる。
(2)(1)項に記載の面状照明装置において、前記切り込み加工部は、前記フレキシブルプリント基板の厚み方向に貫通するように形成された第1切り込み部を含み、該第1切り込み部は、前記フレキシブルプリント基板の前記点状光源の前方に位置する部分を除いた領域に形成されることを特徴とする面状照明装置(請求項2)。
本項に記載の面状照明装置によれば、切り込み加工部が、フレキシブルプリント基板の厚み方向に貫通するように形成された第1切り込み部を含むことによって、フレキシブルプリント基板の折り曲げによる反力を効果的に低減することが可能となる。さらに、このような第1切り込み部が、フレキシブルプリント基板の点状光源の前方に位置する部分を除いた領域に形成されることによって、点状光源からの出射光から第1切り込み部を通じて外部に漏れる光を発生させることなく、良好な輝度及び輝度分布を維持しつつ、上記反力の効果的な低減を達成することが可能となる。
(3)(2)項に記載の面状照明装置において、前記切り込み加工部は、前記フレキシブルプリント基板の前記点状光源の前方に位置する領域に形成される第2切り込み部を含み、該第2切り込み部は、前記フレキシブルプリント基板の厚み方向に貫通しないように形成されることを特徴とする面状照明装置(請求項3)。
本項に記載の面状照明装置によれば、点状光源の前方に位置する領域に第2切り込み部を形成することによって、フレキシブルプリント基板の折り曲げによる反力をさらに効果的に低減することが可能となる。この際、第2切り込み部が、フレキシブルプリント基板の厚み方向に貫通しないように形成されることによって、第1切り込み部と第2切り込み部を含む切り込み加工部をフレキシブルプリント基板の折り曲げ位置全体にわたって形成して、上記反力をさらに効果的に低減することが可能となるとともに、点状光源からの出射光から第2切り込み部を通じて外部に漏れる光を最小限に留めて、良好な輝度及び輝度分布を維持しつつ、上記反力の効果的な低減を達成することが可能となる。
(4)(1)〜(3)のいずれか1項に記載の面状照明装置において、前記フレキシブルプリント基板は、前記導光板の前記傾斜面の前記入光端面側の傾斜開始位置と前記切り込み加工部の位置とが一致するように、前記導光板に配置されることを特徴とする面状照明装置(請求項4)。
本項に記載の面状照明装置によれば、フレキシブルプリント基板の折り曲げ部のうち、導光板の傾斜面との固定に使用される面積を最大化することが可能となるため、折り曲げ部の傾斜面に対する固定の安定性を向上させることが可能となる。
(5)(1)〜(3)のいずれか1項に記載の面状照明装置において、前記フレキシブルプリント基板は、前記切り込み加工部が、前記導光板の前記傾斜面の前記入光端面側の傾斜開始位置よりも前方に位置するように、前記導光板に配置されることを特徴とする面状照明装置(請求項5)。
本項に記載の面状照明装置によれば、フレキシブルプリント基板の点状光源の前方に比較的広い領域を確保して、配線スペースとして有効に利用することが可能となる。
本発明によれば、以上のような構成により、入光端面付近に傾斜面を設けた薄型の面状照明装置において、優れた光学特性を安定して得ることが可能となる。
本発明の一実施形態における面状照明装置の要部を分解して示す上面図である。 図1に示す面状照明装置の組み立て状態におけるA−A断面図である。 図1に示す面状照明装置の組み立て状態における上面図である。 本発明の一実施形態における面状照明装置の別の例を示す側断面図である。 本発明の一実施形態における面状照明装置(導光板)の別の例を示す斜視図である。 従来の面状照明装置の一例を示す側断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ここで、図1は、本発明の一実施形態における面状照明装置10を分解して示す上面図、図2は、面状照明装置10の組み立て状態におけるA−A断面図、図3は、面状照明装置10の組み立て状態における上面図である。
面状照明装置10は、点状光源としての複数(図示の例では4個)のLED22と、LED22が実装されるフレキシブルプリント基板(以下、FPCともいう)21と、LED22が発光した光を面状に出射させるための導光板11とを備えている。ここで、LED22は、全体として直方体状に形成され、一側面に発光面22aを有する所謂サイドビュー型のLEDであり、FPC21上に実装される面(実装面)と発光面22aとが略直交している。
導光板11は、透明材料(例えば、ポリカーボネート樹脂)を用いて上面視略矩形状に形成されており、その一側端面に入光端面14が設けられ、LED22は、その発光面22aを導光板11の入光端面14に向けた状態で、入光端面14に沿って配置されている。
ここで、面状照明装置10において、LED22の発光面22aが向く方向(導光板11についていえば、入光端面14から対向する側端面(図示省略)に向かう方向)を「前方」と定義する。
導光板11は、入光端面14から入光したLED22からの光を出射面12から面状に出射させる出射部32を有している。出射部32は、入光端面14の厚さよりも薄い一定の厚さを有する矩形平板状に形成され、一方の主面を出射面12とするものである。また、出射面12に対向する他方の主面(裏面)13には、例えば複数のドットからなる光路変換パターンが形成されているものであってもよい。
面状照明装置10において、入光端面14と出射部32との間には傾斜部31が設けられている。傾斜部31は、入光端面14側から前方に向かうほど裏面13に近づくように一定の勾配で傾斜して、出射面12に連続する傾斜面16を有しており、これによって、入光端面14側から出射部32側に向かって厚みが漸減するように形成されている。
さらに、導光板11の入光端面14には、入光端面14から後方に突き出る爪部15が導光板11と一体に形成されている。爪部15は、FPC21を固定配置するために使用され、FPC21配置時に入光端面14のLED22が対面する箇所の両側の領域から、後方に向かって延びる直方体上に形成されている。
尚、図1〜図3に示す例では、導光板11の傾斜部31は、入光端面14側に、傾斜面16の入光端面14側の一辺である傾斜開始位置33と連続し、爪部15の上面と同面に設けられた平面部分を有している。但し、面状照明装置10において、導光板11は、このような平面部分を有せず、傾斜開始位置33が直接爪部15の上面と連続するものであってもよい。
面状照明装置10において、FPC21は、側面視への字状に折り曲げられて、傾斜面16側から導光板11に配置されるものであり、その折り曲げ位置(図1に、仮想線fで示す)を境界として、LED22が実装される後方の実装部21aと、折り曲げ位置fで実装部21aに対して折り曲げられる前方の折り曲げ部21bとを有している。
さらに、FPC21には、折り曲げ位置fに沿って散在する切り込み加工部23が形成されている。これらの切り込み加工部23は、FPC21のLED22の前方に位置する部分を除いた領域(すなわち、隣接するLEDの間の部分の前方領域、及び、両端のLED22とFPC21の各LED22に隣接する側の端面までの部分の前方領域)に設けられ、それぞれ、FPC21の厚み方向に貫通する孔部(第1切り込み部)として形成されている。
図2に示す例において、FPC21は、折り曲げ位置f(したがって、切り込み加工部23の位置)が傾斜面16の傾斜開始位置33と一致するように、導光板11に配置される。その際、実装部21aは、LED22の発光面22aが入光端面14に対して略平行に対向するように、入光端面14に対して略垂直に配置され、折り曲げ部21bは、傾斜面16に沿って配置されて、両面粘着テープ等の任意の適切な固定手段により、傾斜面16に固定される。
尚、面状照明装置10では、入光端面14から後方に突き出る爪部15が形成されているため、典型的には、FPC21の実装部21aの爪部15と対向する箇所も、両面粘着テープ等の任意の適切な固定手段により、爪部15の上面に固定されるものである。
面状照明装置10では、以上のように、FPC21の折り曲げ位置fに沿って切り込み加工部23が設けられることにより、FPCの折り曲げによる反力が低減するため、折り曲げ部21bが傾斜面16から剥がれ難くなって折り曲げ部21bの傾斜面16に対する固定の安定性及び耐候性が向上し、傾斜面16からの漏れ光によるホットスポットの発生も、また、LED22の入光端面14に対する位置ずれによる輝度び輝度の均一性の低下も発生することなく、優れた輝度特性を長期間にわたって安定して得ることが可能となる。
そして、切り込み加工部23を、FPC21の厚み方向に貫通する孔部として形成した構成は、FPC21の折り曲げによる反力を効果的に低減するために有利なものである。さらに、このような切り込み加工部23を、FPC21のLED22の前方に位置する部分を除いた領域に形成したことの作用効果を、図3を参照して説明すれば次の通りである。
図3は、面状照明装置10を、FPC21を導光板11に組み付けた状態で示す上面図である。図3に示すように、各LED22から出射されて導光板11に入光した光は、導光板31内を前方に向かって末広がり状に進行する(図3には、各LED22の前方に描かれた二本の矢印で、光路範囲が模式的に示されている)。したがって、切り込み加工部23を、FPC21のLED22の前方に位置する部分を除いた領域に形成した場合には、LED22からの出射光が切り込み加工部23に到達することはほとんどなく、FPC23に切り込み加工部23を形成し、さらに、切り込み加工部23がFPC21の厚み方向に貫通する孔部からなるものであったとしても、切り込み加工部23からの漏れ光はほとんど発生しない。
これによって、面状照明装置10の良好な輝度及び輝度分布を維持しつつ、FPC21の折り曲げによる反力を、切り込み加工部23によって効果的に低減することが可能となる。面状照明装置10において、切り込み加工部23の配置構成は、FPC21上に、指向性を持って発光する複数のLED22を分散させて配置している点に着目し、その特性を活用することによって、上述した作用効果を奏するように構成されたものである。
但し、面状照明装置10において、切り込み加工部23は、FPC21のLED22の前方に位置する領域に、FPC21の厚み方向に貫通しないように形成された凹部(第2切り込み部)を含むものであってもよい(図示は省略する)。これによって、切り込み加工部23のうち、LED22の出射光のうちLED22の前方に形成された部分(第2切り込み部)を通じて外部に漏れる光を最小限に留めて、良好な輝度及び輝度分布を維持しつつ、FPC21の折り曲げによる反力をさらに効果的な低減することが可能となる。
この場合、切り込み加工部23は、孔部(第1切り込み部)と凹部(第2切り込み部)との間に間隔をおいて形成するものであってもよく、あるいは、孔部(第1切り込み部)と隣接する凹部(第2切り込み部)を連続して形成し、切り込み加工部23をフレキシブルプリント基板の折り曲げ位置f全体にわたって形成するものであってもよい。
一般に、FPC21は、ベースフィルム上に配線層が形成され、配線層上に保護用のカバーフィルムが積層された多層構造を有しており、このような凹部(第2切り込み部)は、例えば、カバーフィルム(図1に示すFPC21において裏側)にまで到達しないように、ベースフィルム(図1に示すFPC21において表側)側から切り込み加工を施すことによって形成することができる。この場合、凹部(第2切り込み部)は、導光板11への配置時に、その開口方向が出射面12側となり、導光板11上に固定されるカバーフィルムは、未加工の状態に維持されるものである。
ここで、図1〜図3を参照して上述した例では、FPC21は、折り曲げ位置f(したがって、切り込み加工部23の位置)が傾斜面16の傾斜開始位置33と一致するように、導光板11に配置されるものとした。この構成は、折り曲げ部21bの全面を傾斜面16に対する固定に使用して、その固着面積を最大化することが可能となるため、折り曲げ部21bの傾斜面16に対する固定の安定性を向上させるために有利なものである。
但し、面状照明装置10において、図4に示すように、FPC21を、その折り曲げ位置f(したがって、切り込み加工部23の位置)が傾斜面16の開始位置33よりも前方に位置するように、導光板11に配置するものであってもよい。この構成は、FPC21のLED22の前方に比較的広い領域を確保して、配線スペースとして有効に利用するために有利な構成である。
また、面状照明装置10において、上述したようなFPC21が配置される導光板は、図5に示す導光板41のように、入光端面44側から出射部52側に向かって厚みが漸減する傾斜部51が有する傾斜面46、47に、第1の傾斜面46と、第1の傾斜面46よりも勾配が緩やかな第2の傾斜面47とが含まれるものであってもよい。この場合、第2の傾斜面47が、FPC21の台座部として機能するものであり、FPC21の折り曲げ部21bは、第2の傾斜面47に沿って配置されて、両面粘着テープ等の任意の適切な固定手段により、第2の傾斜面47に固定される。
以下、導光板41の傾斜部51の好ましい態様について説明すれば、次の通りである。導光板41において、第2の傾斜面47は、LED22(図5への図示は省略する)の前方部分(すなわち、隣接する爪部45の間の入光端面44の前方部分)には存在しないように互いに離間して形成され、各第2の傾斜面47は、第1の傾斜面46を介して隣接する2つの第2の傾斜面47の間隔が、前方に向かうほど広くなる形状に形成されている。
また、第1の傾斜面46と第2の傾斜面47は、それぞれの入光端面44側の一辺を傾斜開始位置53として共有するとともに、傾斜開始位置53は、爪部45の上面と同面に形成された平面部分に連続するように構成されている。但し、導光板41において、このような平面部分を有せず、傾斜開始位置53が直接爪部45の上面と連続するものであってもよいことは、導光板11と同様である。
面状照明装置10において、図5に示す導光板41を用いた場合、FPC21を第2の傾斜面47に固定した状態において、LED22の前方部分の第1の傾斜面46とFPC21との間に隙間が形成されるため、導光板41内を導光する光がFPC21によって直接的に吸収されることが抑制され、面状照明装置10の更なる高輝度化を達成することが可能となる。
また、LED22が発光した光は、例えば図3に示したように、導光板41内を前方に向かって末広がり状に進行するものであるから、各第2の傾斜面47を、第1の傾斜面46を介して隣接する2つの第2の傾斜面47の間隔が、前方に向かうほど広くなる形状に形成することによって、導光板41内に導光される光の光路を確保しつつ、第2の傾斜面47の上面の面積を極力大きくして、FPC21の折り曲げ部21bと第2の傾斜面47との密着強度を向上させることができる。
以上、本発明を好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、図1〜図4において、FPC21に形成される切り込み加工部23(図示の例では、孔部(第1の切り込み部))は、折り曲げ位置fに直交する方向に一定の幅を有するものとして示されているが、切り込み加工部23は、折り曲げ位置fに沿って線状に切り込み加工を施すことによって、折り曲げ位置fに直交する方向に実質的に幅を有さないスリット状に形成されるものであってもよい。これは、凹部(第2の切り込み部)についても同様である。
また、FPC21の折り曲げ部21b(例えば、そのカバーフィルム)には、導光板11の傾斜面16及び導光板41の第1、第2の傾斜面46、47からの漏れ光を吸収するために光吸収部材(例えば、黒色塗料)42が塗布されていてもよく、あるいは、傾斜面16、46、47からの漏れ光を有効光として利用するために、光反射部材(例えば、白色塗料)が塗布されていてもよい。
また、面状照明装置10において、導光板11、41の入光端面14、44に爪部15、45を備えた構成は、FPC21の導光板11、41に対する密着強度を向上させる上で、有利な構成であるが、本発明に係る面状照明装置は、導光板11、41に必ずしも爪部15、45を備えるものでなくともよい。
尚、図示及び説明は省略したが、面状照明装置10が、導光板11、41の出射面12、42側に積層配置される拡散シート及びプリズムシート等の光学シート類、裏面13、43側に配置される反射シート、入光端面14、44付近及び入光端面14、44に対向する端面付近の上方に配置される遮光シート、及び、これらの構成要素を収容保持するハウジングフレーム等の任意の適切な構成要素をさらに備えるものであってもよいことは、言うまでもない。
10:面状照明装置、11,41:導光板、14,44:入光端面、21:フレキシブルプリント基板、21a:実装部、21b:折り曲げ部、22:点状光源(LED)、23:切り込み加工部、31,51:傾斜部、32,52:出射部、16:傾斜面、46:第1の傾斜面、47:第2の傾斜面、f:折り曲げ位置

Claims (5)

  1. 点状光源と、該点状光源が実装されるフレキシブルプリント基板と、前記点状光源が配置される入光端面、及び該入光端面から入光した光を出射面から面状に出射させる出射部を含む導光板と、を備える面状照明装置において、
    前記導光板は、前記入光端面と前記出射部との間に、傾斜面を有して前記入光端面側から前記出射部側に向かって厚みが漸減する傾斜部を有しており、
    前記フレキシブルプリント基板は、前記傾斜面側から前記導光板に配置されるともに、前記点状光源が実装される実装部と、該実装部に対して折り曲げられて前記傾斜部の前記傾斜面に固定される折り曲げ部と、前記実装部と前記折り曲げ部との境界をなす折り曲げ位置に沿って設けられた切り込み加工部と、を有することを特徴とする面状照明装置。
  2. 前記切り込み加工部は、前記フレキシブルプリント基板の厚み方向に貫通するように形成された第1切り込み部を含み、該第1切り込み部は、前記フレキシブルプリント基板の前記点状光源の前方に位置する部分を除いた領域に形成されることを特徴とする請求項1に記載の面状照明装置。
  3. 前記切り込み加工部は、前記フレキシブルプリント基板の前記点状光源の前方に位置する領域に形成される第2切り込み部を含み、該第2切り込み部は、前記フレキシブルプリント基板の厚み方向に貫通しないように形成されることを特徴とする請求項2に記載の面状照明装置。
  4. 前記フレキシブルプリント基板は、前記導光板の前記傾斜面の前記入光端面側の傾斜開始位置と前記切り込み加工部の位置とが一致するように、前記導光板に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
  5. 前記フレキシブルプリント基板は、前記切り込み加工部が、前記導光板の前記傾斜面の前記入光端面側の傾斜開始位置よりも前方に位置するように、前記導光板に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の面状照明装置。
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