JP2013034145A - 固体撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームレートを高める。
【解決手段】複数行における行番号が連続する一部範囲の光電変換部の信号電荷により画像を得るモードの際に、所定期間毎に一部範囲に含まれる行の光電変換部から信号電荷を読み出させ、所定期間の長さが、一部範囲における転送方向最上流の行に位置するパケットが一部範囲における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間よりも長く、且つ、複数行における転送方向最上流の行に位置するパケットが複数行における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間と同じかそれよりも短い。
【選択図】図7

Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、CCD(Charge Coupled Device)型固体撮像装置の駆動に関する。
CCD型固体撮像装置においては、光入射により光電変換部で生成された信号電荷が垂直転送部に読み出され、垂直転送部及び水平転送部により出力回路まで転送される。
このようなCCD型固体撮像装置に関し、フレームレートを高める技術として、水平画素混合がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の段落0037には、水平画素混合を実施することで水平画素情報を1/2に圧縮することにより、水平転送周波数を変えずにフレームレートを2倍にすることが記載されている。
特開2000-138943号公報
ところで、近年、固体撮像装置の多画素化が進んでおり、フレームレートを高めるのが困難になってきている。多画素化が進むと、それだけ垂直転送周波数または水平転送周波数を高めなければならない。しかしながら、垂直転送周波数を高くしすぎると転送効率の劣化や垂直転送部の飽和量の低下を引き起こす。また、水平転送周波数を高くしすぎると転送効率の劣化や出力回路のゲイン低下を引き起こす。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、更なる多画素化が進んでもフレームレートを高めることが可能な固体撮像装置を提供することを目的とする。
本発明に係る固体撮像装置は、複数行および複数列の行列状に配列された光電変換部と、各列に配され、対応列の光電変換部に蓄積された信号電荷を読み出し、読み出された信号電荷を転送する垂直転送部と、各列の垂直転送部から転送された信号電荷を転送する水平転送部と、各垂直転送部における信号電荷の読み出し動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記複数行における行番号が連続する一部範囲の光電変換部の信号電荷により画像を得るモードの際に、所定期間毎に前記一部範囲に含まれる行の光電変換部から信号電荷を読み出させ、前記所定期間の長さが、前記一部範囲における転送方向最上流の行に位置するパケットが前記一部範囲における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間よりも長く、且つ、前記複数行における転送方向最上流の行に位置するパケットが前記複数行における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間と同じかそれよりも短い。
上記構成によれば、複数行における行番号が連続する一部範囲の光電変換部の信号電荷により画像を得るので、いわゆる画角の切り出しが実施されている。そして、所定期間の長さが、一部範囲における転送方向最上流の行に位置するパケットが一部範囲における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間よりも長いので、あるタイミングで読み出された一部範囲の光電変換部の信号電荷と、それから所定期間経過後のタイミングで読み出された一部範囲の光電変換部の信号電荷とを垂直転送部内で混ざり合うことなく別々に出力することができる。さらに、所定期間の長さが、複数行における転送方向最上流の行に位置するパケットが複数行における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間と同じかそれよりも短いので、複数行における転送方向最上流の行に位置するパケットが複数行における転送方向最下流の行を超えるまで待機するよりも、ある画像を得てから次の画像を得るまでの時間を短縮することができる。即ち、フレームレートを高めることができる。
図1は本発明の実施の形態1のカメラの概略構成を示す図 固体撮像素子100の構成図であり、(a)は全体図、(b)は一部拡大図 固体撮像素子100の駆動電極のレイアウトの詳細を示す図 図3の概略図 画角を切り出すモードにおける各駆動パルスを示すタイミングチャート 1水平期間を拡大して示すタイミングチャート 信号電荷がフォトダイオードから読み出されて垂直CCD内を転送される様子を示す図 固体撮像素子100の駆動電極のレイアウトの詳細を示す図 図8の概略図 画角を切り出すモードにおける各駆動パルスを示すタイミングチャート 垂直3画素を混合する期間の駆動パルスを示すタイミングチャート 1水平期間の駆動パルスを示すタイミングチャート 変形例において、信号電荷がフォトダイオードから読み出されて垂直CCD内を転送される様子を示す図
以下、本発明の実施の形態における固体撮像装置について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
<構成>
図1は本発明の実施の形態1のカメラの概略構成を示す図である。
クロックドライバ110は、本発明の制御部の一例であり、固体撮像素子100のフォトダイオードから垂直CCDまでの信号電荷の読み出し動作、および、垂直CCD内の信号電荷の転送動作を制御する。具体的には、タイミングジェネレータ140から出力されたロジック信号V1〜V6、CH1〜CH4から駆動パルスφV1〜φV6、φV1S、φV3R、φV3L、φV5R及びφV5Lを生成し、駆動パルスφV1〜φV6、φV1S、φV3R、φV3L、φV5R及びφV5Lを固体撮像素子100の垂直CCDに供給する。駆動パルスφV1〜φV6は、ハイレベルの電位VH、電位VHよりも低いミドルレベルの電位VM、及び電位VMよりも低いローレベルの電位VLの3つの電位を持つパルスである。例えば、駆動パルスφV1〜φV6は、電位VHとしての12V、電位VMとしての0V、及び電位VLとしての−6Vの3つの電位を持つパルスとされる。ハイレベルの電位VHを持つパルスが、フォトダイオードから垂直CCDに信号電荷を読み出すための読み出しパルスである。
タイミングジェネレータ140は、デジタル信号処理部130から水平同期信号HD、垂直同期信号VD及びクロック信号MCKの各パルスの入力を受け、固体撮像素子100の水平CCDを駆動するための駆動パルスφH1、φH2と、固体撮像素子100の出力回路を駆動するためのリセットパルスφRと、ロジック信号V1〜V6、CH1〜CH4とを生成するとともに、前処理部120及びデジタル信号処理部130に信号処理パルスPROCを出力する。
前処理部120は、固体撮像素子100から出力された電圧信号に、相関二重サンプリング(CDS: Correlated Double Sampling)、自動利得制御(AGC: Auto Gain Control)、アナログデジタル変換(ADC: Analog Digital Converter)などの処理を施して画素信号を得る。
デジタル信号処理部130は、前処理部120で得られた画素信号に、補正処理、符号処理、圧縮処理などの信号処理を施して映像信号を得る。
図2は、固体撮像素子100の構成図であり、(a)は全体図、(b)は一部拡大図である。
この固体撮像素子100は、図2(a)に示されるように、複数のフォトダイオード200、複数の垂直CCD210、水平CCD220及び出力回路250を備える。
フォトダイオード200は、本発明の光電変換部の一例であり、画素に対応して複数行および複数列の行列状に配列されている。各フォトダイオードには、赤(R)、緑(Gr、Gb)及び青(B)の3色のカラーフィルタのいずれかが配置される。
垂直CCD210は、本発明の垂直転送部の一例であり、各列に配され、対応列のフォトダイオード200に蓄積された信号電荷を読み出し、読み出された信号電荷を転送する。垂直CCD210は、駆動電極V1A、V1B、V2、V3A、V3B、V4、V5A、V5B、V6、V1S、V3R、V3L、V5R及びV5Lを具備する。各駆動電極には、駆動パルスφV1A、φV1B、φV2、φV3A、φV3B、φV4、φV5A、φV5B、φV6、φV1S、φV3R、φV3L、φV5R、φV5Lがそれぞれ印加される。
水平CCD220は、水平転送部の一例であり、各列の垂直CCD210から転送された信号電荷を転送する。水平CCD220は、駆動電極H1及びH2を具備する。各駆動電極には、駆動パルスφH1、φH2がそれぞれ印加される。
垂直CCD210の水平CCD220に最も近い最終段、つまり複数のフォトダイオード200及び垂直CCD210が形成されてなる撮像部240と水平CCD220との間には、垂直CCD210から水平CCD220への信号電荷の転送を列毎に独立に制御可能に構成されている。この部分を振り分け転送部230と称する。
振り分け転送部230は、図2(b)に示されるように、3列毎に同じ電極構造を有する。具体的には、1列目の垂直CCD210の振り分け転送部230は駆動電極V1S、V2、V3L、V4、V5L及びV6を具備し、2列目の垂直CCD210の振り分け転送部230は駆動電極V1S、V2、V3、V4、V5及びV6を具備し、3列目の垂直CCD210の振り分け転送部230は駆動電極V1S、V2、V3R、V4、V5R及びV6を具備する。ここで、駆動電極V1S、V2、V4及びV6は全列にわたる共通電極であり、駆動電極V3、V3R、V3L、V5、V5R及びV5Lは各列において島状に分離した独立電極である。
<動作>
本実施形態のカメラでは、撮像部240の一部の画角を切り出して画像を得る、いわゆる画角の切り出しが可能である。以下、画角を切り出すモードについて説明する。
図3は、固体撮像素子100の駆動電極のレイアウトの詳細を示す図であり、図4はその概略図である。ここではフォトダイオード200が3000行存在する例を示す。図3に示すように、第1行から第1140行までの1140行、および、第1861行から第3000行までの1140行では、駆動電極V1A、V2、V3A、V4、V5A、V6が繰り返し配列されている。また、第1141行から第1860行までの720行では、駆動電極V1B、V2、V3B、V4、V5B、V6が繰り返し配列されている。
駆動電極V1A、V1Bには、それぞれ駆動パルスφV1A、φV1Bが印加されるが、駆動パルスφV1AとφV1Bの波形の違いは、フォトダイオードから垂直CCDまで信号電荷を読み出すための読み出しパルスが重畳されているか否かだけである。φV1Aには読み出しパルスが重畳されず、φV1Bには読み出しパルスが重畳されている。駆動電極V3AとV3Bの関係も同様である。また、駆動電極V5AとV5Bの関係も同様である。
したがって、第1行から第1140行までの範囲にあるフォトダイオードからは信号電荷が読み出されない(読み出しOFF)。また、第1141行から第1860行までの範囲にあるフォトダイオードからは信号電荷が読み出される(読み出しON)。そして、第1861行から第3000行までの範囲のフォトダイオードからは信号電荷が読み出されない(読み出しOFF)。この様子が図4に示されている。これにより、撮像部240の一部の画角、ここでは第1141行から第1860行までの範囲(以下、「切り出し範囲」と言う)を切り出して画像を得ることができる。
図5は、画角を切り出すモードにおける各駆動パルスを示すタイミングチャートであり、図6は、その1水平期間を拡大して示すタイミングチャートである。ここでは、第1141行から第1860行までの範囲を切り出すのに、3:1インターレースで読み出す例を示している。第1フィールドではV1Bに読み出しパルスが重畳され、第2フィールドではV3Bに読み出しパルスが重畳され、第3フィールドではV5Bに読み出しパルスが重畳されている。V1Bの読み出しパルスからV3Bの読み出しパルスまでの期間の長さ、V3Bの読み出しパルスからV5Bの読み出しパルスまでの期間の長さ、V5Bの読み出しパルスからV1Bの読み出しパルスまでの期間の長さは、信号電荷がフォトダイオードの行数換算で1860行分(垂直CCDのパケットの行数換算では620行分)転送されるのに要する時間に等しい。また、3:1インターレースなので、各フィールドでは、第1141行から第1860行までの720行の3分の1である240行分の信号電荷が読み出される。
図7は、信号電荷がフォトダイオードから読み出されて垂直CCD内を転送される様子を示す図である。ここでは1本の垂直CCDに着目している。また、垂直CCD内には複数のパケットが存在するが、ここでは撮像部の転送方向最上流のパケットのみを表示している。
時刻T1では、駆動パルスV1Bの読み出しパルスにより、切り出し範囲内の240行分の信号電荷が垂直CCD210に読み出される。その後、時刻T2から時刻T5へと時間が経過するにつれて、垂直CCD210内のパケットが水平転送部に向けて転送され、その結果、読み出された信号電荷が水平転送部に向けて転送される。そして、時刻T6に、時刻T1の時点において第1860行に位置していた信号電荷が第1行を超えて水平転送部まで転送される。第1860行の信号電荷の水平転送が完了した時刻T7に、駆動パルスV3Bの読み出しパルスにより、切り出し範囲内の別の240行分の信号電荷が垂直CCD210に読み出される。
通常であれば、第1フィールドの読み出しから第2フィールドの読み出しまでの期間の長さは、撮像部の転送方向最上流である第3000行に位置していたパケットが撮像部の転送方向最下流である第1行を超えるまで転送されるのに要する時間に等しい。即ち、3000行分を転送するのに必要な時間である。これに対し、本実施形態では、第1フィールドの読み出しから第2フィールドの読み出しまでの期間の長さは、切り出し範囲の転送方向最上流である第1860行に位置していたパケットが撮像部の転送方向最下流である第1行を超えるまで転送されるのに要する時間に等しい。即ち、1860行分を転送するのに必要な時間で済む。したがって、本実施形態によれば、通常よりも信号電荷の読み出しから次の信号電荷の読み出しまでの期間が短くなり、その分フレームレートを高めることができる。
また、本実施形態では、1フレーム分を出力する時間が短くなるので、スミアや暗電流による画質劣化を低減することができる。
また、本実施形態では、切り出し範囲の転送方向最上流である第1860行に位置していたパケットが撮像部の転送方向最下流である第1行を超えるまで次の信号電荷の読み出しを行わない。即ち、第1フィールドの信号電荷の転送が完了してから第2フィールドの信号電荷の読み出しを行っている。V1B、V3B、V5Bに印加される読み出しパルスの影響によってフォトダイオードの形状が電気的に変動することで、V1A、V3A、V5A箇所のフォトダイオードから不要電荷が垂直CCDに溢れ出てくることがある。第1フィールドの信号電荷の転送が完了してから第2フィールドの信号電荷の読み出しを行うことで、V1A、V3A、V5A箇所のフォトダイオードから溢れた不要電荷が垂直CCD内で第2フィールドの信号電荷に混合されることを防止することができる。
また、本実施形態では、第1フィールドの信号電荷と第2フィールドの信号電荷との間にフォトダイオードの行数換算で1140行分(パケットの行数換算で380行)の間隔があり、この間隔には380個の空きパケットが存在する。垂直CCDの特定箇所で継続的にスミアや暗電流に起因した不要電荷が流入している場合、空きパケットには不要電荷が収容されることになる。そのため、空きパケットの不要電荷を読み取ることで、スミアや暗電流によるノイズ成分を特定することができ、デジタル信号処理部でのノイズキャンセルに利用することができる。
また、本実施形態では、画素部の中央の行と切り出し範囲の中央の行とが一致している。即ち、切り出し範囲よりも転送方向上流側と下流側の両方に読み出しOFFの範囲があるが、それらの行数が等しい。これにより、切り出しを行わないで全画素を読み出す場合と画像の中心が同一となるようにすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、切り出し範囲の信号電荷の読み出し方法が実施の形態1と異なる。具体的には、実施の形態1では、3:1のインターレースで信号電荷を読み出していたところ、実施の形態2では、垂直3画素水平3画素の9画素混合を実施して信号電荷を読み出す。これ以外の点は実施の形態1と同様なので説明を省略する。
図8は、固体撮像素子100の駆動電極のレイアウトの詳細を示す図であり、図9はその概略図である。実施の形態2では、垂直方向に3画素の画素混合を行うので、3つのフォトダイオードの信号電荷が1画素分の信号電荷となる。したがって、実施の形態1と同様に720pの画像を得るには、720行の3倍である2160行の信号電荷を読み出す必要がある。図8に示すように、第1行から第420行までの420行、および、第2581行から第3000行までの420行では、駆動電極V1A、V2、V3A、V4、V5A、V6が繰り返し配列されている。また、第421行から第2580行までの2160行では、駆動電極V1B、V2、V3B、V4、V5B、V6が繰り返し配列されている。したがって、図9に示すように、第421行から第2580行までの範囲が切り出し範囲となる。
図10は、画角を切り出すモードにおける各駆動パルスを示すタイミングチャートであり、図11は、垂直3画素を混合する期間の駆動パルスを示すタイミングチャートであり、図12は、1水平期間の駆動パルスを示すタイミングチャートである。
図11に示すように、まずV3Bの読み出しパルスにより信号電荷が読み出される。読み出された信号電荷が2行分転送された時点でV1Bの読み出しパルスにより別の信号電荷が読み出され、垂直CCD内で2画素混合される。その後、混合された信号電荷が2行分転送された時点でV5Bの読み出しパルスによりさらに別の信号電荷が読み出され、垂直CCD内で3画素混合される。
また、図12に示すように、3列目の信号電荷が水平CCDに転送される。この信号電荷が2列分転送された時点で1列目の信号電荷が水平CCDに転送され、水平CCD内で2画素混合される。その後、この信号電荷が2列分転送された時点で2列目の信号電荷が水平CCDに転送され、水平CCD内で3画素混合される。
以上により、垂直3画素水平3画素の9画素混合が実現される。
なお、図10に示すように、各フレームでV1B、V3B、V5Bに読み出しパルスが重畳されている。第1のフレームの読み出しパルスから第2のフレームの読み出しパルスまでの期間の長さは、信号電荷がフォトダイオードの行数換算で2580行分(垂直CCDのパケットの行数換算では860行分)転送されるのに要する時間に等しい。また、垂直方向には3画素混合なので、各フレームでは、第421行から第2580行までの2160行の信号電荷が読み出され、それが3分の1に集約されて720行分の信号電荷となる。
このように、本実施の形態でも、通常よりも信号電荷の読み出しから次の信号電荷の読み出しまでの期間が短くなる。したがって、実施の形態1と同様に、フレームレートの向上効果を得ることができる。
(変形例)
以上、本発明の固体撮像装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
(1)実施の形態において、垂直CCDは、駆動電極V1〜V6を有する6相駆動のCCDであるとした。しかし、上記実施の形態のパケット転送が適用可能なCCDであれば、つまり4段以上の電荷転送段を有し、4相以上の駆動パルスが印加されるCCDであればこれに限られず、例えば4相駆動のCCDであってもよい。
(2)実施の形態では、画角を切り出すモードのみを説明したが、当然ながら、撮像部の全画素を読み出すモードも存在する。本実施の形態のカメラは、全画素読み出しのモードと画角を切り出すモードとを切り替えるものであってもよい。また、画角を切り出すモードとしては実施の形態1、2の一方または両方が切り替え可能であってもよい。また、これらの両方が切り替え可能な場合は、高照度時には画素混合を行わない実施の形態1の切り出しモードを選択し、低照度時には画素混合を行う実施の形態2の切り出しモードを選択する、ということにしてもよい。
(3)実施の形態では、信号電荷の読み出しから次の信号電荷の読み出しまでの期間の長さは、切り出し範囲の転送方向最上流の行に位置していたパケットが撮像部の転送方向最下流の行を超えるまで転送されるのに要する時間に等しいことにしているが、本発明は、これに限らない。例えば、図13(a)に示すように、第1860行に位置していたパケットが第1140行まで転送されたときに、次の信号電荷を読み出すこととすると、フレームレートの向上効果を最も高めることができる。また、図13(b)に示すように、第3000行に位置していたパケットが第1行まで転送されたときに、次の信号電荷を読み出すこととすると、フレームレートの向上効果は低いものの通常よりはフレームレートを高めることができる。このように、本発明では、信号電荷の読み出しから次の信号電荷の読み出しまでの期間の長さが、切り出し範囲における転送方向最上流の行に位置するパケットが切り出し範囲における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間よりも長く、且つ、撮像部における転送方向最上流の行に位置するパケットが撮像部における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間と同じかそれよりも短ければよい。
(4)実施の形態では、720pの画像を得る例を説明しているが、本発明はこれに限らず、撮像部のうちの行番号が連続する一部の範囲から画像を得るものであればよい。例えば、1080pの画像を得ることとしてもよい。
(5)実施の形態では、撮像部の中央の行と切り出し範囲の中央の行が一致する例を説明しているが、本発明はこれに限らず、これらがずれていてもよい。
(6)実施の形態では、3:1インターレースの例を説明しているが、本発明はこれに限らない。例えば、2:1、4:1などでもよい。
(7)実施の形態では、垂直3画素水平3画素の9画素混合の例を説明しているが、本発明はこれに限らない。例えば、垂直2画素水平2画素の4画素混合でもよい。
(8)実施の形態は、動画撮影および静止画撮影の何れにも適用可能である。
本発明は、デジタルカメラ等に利用できる。
100 固体撮像素子
110 クロックドライバ
120 前処理部
130 デジタル信号処理部
140 タイミングジェネレータ
200 フォトダイオード
210 垂直CCD
220 水平CCD
230 転送部
240 撮像部
250 出力回路

Claims (6)

  1. 複数行および複数列の行列状に配列された光電変換部と、
    各列に配され、対応列の光電変換部に蓄積された信号電荷を読み出し、読み出された信号電荷を転送する垂直転送部と、
    各列の垂直転送部から転送された信号電荷を転送する水平転送部と、
    各垂直転送部における信号電荷の読み出し動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記複数行における行番号が連続する一部範囲の光電変換部の信号電荷により画像を得るモードの際に、所定期間毎に前記一部範囲に含まれる行の光電変換部から信号電荷を読み出させ、
    前記所定期間の長さが、前記一部範囲における転送方向最上流の行に位置するパケットが前記一部範囲における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間よりも長く、且つ、前記複数行における転送方向最上流の行に位置するパケットが前記複数行における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間と同じかそれよりも短いこと
    を特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記所定期間の長さが、前記一部範囲における転送方向最上流の行に位置するパケットが前記複数行における転送方向最下流の行まで転送されるのに要する時間よりも長いこと
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  3. 前記一部範囲の中央の行と前記複数行の中央の行とが一致していること
    を特徴とする請求項1または2に記載の固体撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記一部範囲の全ての行の光電変換部から信号電荷を読み出す際に、複数回に分けて読み出すフィールド読み出しを行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  5. 前記制御部は、前記一部範囲の全ての行の光電変換部から信号電荷を読み出す際に、所定数の信号電荷を混合して読み出す画素混合読み出しを行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の固体撮像装置。
  6. 前記制御部は、前記一部範囲に含まれる行数が前記所定数に720を乗じて得られる行数、または、前記所定数に1080を乗じて得られる行数であること
    を特徴とする請求項5に記載の固体撮像装置。
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