JP2013032788A - 燃料噴射型内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】筒内燃料噴射装置と吸気通路内燃料噴射装置とを具えた燃料噴射式内燃機関において、冷態始動時において安定した燃焼と、排気ガス中に含まれるHC成分を低減できる燃料噴射制御方法を提供すること。
【解決手段】内燃機関は、吸気通路内燃料噴射装置と、燃焼室内に噴射する筒内燃料噴射装置とを具えている。冷態始動時、開始から第1経過時間Aが経過したとき、筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼を行う。その後第2経過時間Bが経過すると、圧縮スライトリーン燃焼に加え、吸気通路内燃料噴射装置による燃料噴射を行わせる。そして第3経過時間Cが経過すると、通常制御に移行させることとした。
【選択図】図1

Description

本発明は、筒内燃料噴射装置と吸気通路内燃料噴射装置とを備えた内燃機関の冷態始動時における燃料噴射制御方法に関する。
筒内燃料噴射装置と吸気通路内燃料噴射装置とを具え、点火プラグによる火花点火で燃焼させる燃料噴射式内燃機関が知られている。かかる燃料噴射式内燃機関では、冷態始動時、すなわち常温に近い状態でのエンジンの始動は、一般に筒内燃料噴射装置から燃料を噴射する圧縮スライトリーン燃焼で行われている。この制御は、圧縮行程噴射でありながら全体空燃比をストイキオよりもややリーン空燃比寄りに設定し、圧縮行程後半に燃料を筒内燃料噴射装置から燃焼室内に噴射させ、また遅延させた点火時期で点火を行う。これにより、始動時の燃焼を安定させることができるともに、燃料の未燃成分を排気後に燃焼させて、排気ガス浄化用の触媒を早期に温度上昇させることができるものである。
特開2006−291839号公報
しかしながら圧縮スライトリーン燃焼では、燃焼室内における混合気が層状を呈することから、混合気の一部に過濃な部分が生じ易い。すると燃焼室内で未燃成分が発生して、排気ガス中に含まれるHC成分が必要以上に増加して、排出されてしまうことがあった。
本発明は上記課題を解決し、筒内燃料噴射装置と吸気通路内燃料噴射装置とを具えた燃料噴射式内燃機関において、冷態始動時において安定した燃焼と、排気ガス中に含まれるHC(炭化水素成分)を低減できる内燃機関の燃料噴射制御方法を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、冷態始動時における内燃機関の燃料噴射制御方法を次のように構成した。
シリンダと、シリンダ内に設けられたピストンと、シリンダとピストンで囲まれた燃焼室内に臨ませた点火プラグと、燃焼室に連通された吸気通路内に燃料を噴射する吸気通路内燃料噴射装置と、燃焼室内に臨ませ、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内燃料噴射装置と、を具えた燃料噴射型内燃機関において、冷態始動開始後、吸気通路内燃料噴射装置による吸気通路内燃料噴射を行い、その後冷態始動開始からの経過時間に応じて、筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼に移行させることとした。
また、筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼に移行させた後、圧縮スライトリーン燃焼に加え、吸気通路内燃料噴射装置による吸気通路内への燃料噴射制御を行わせ、その後通常制御に移行させることとした。
更に筒内燃料噴射装置の燃料圧力が所定値以下と判定されたときは、筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼に代えて、吸気通路内燃料噴射装置による吸気通路内燃料噴射を行なわせ、それにより排気通路に接続された触媒の温度を上昇させる制御を行わせることとした。
本発明にかかる内燃機関の燃料噴射制御方法は、次の効果を有している。
吸気通路内燃料噴射装置による始動の後、筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼へ移行させたことにより、冷態始動時において内燃機関を安定して始動させることができる。
本発明にかかる燃料噴射制御方法を実施する燃料噴射式内燃機関の一実施形態を示す断面図である。 本発明にかかる燃料噴射制御方法を示すフローチャートである。 燃料噴射式内燃機関の作動状態を示す図である。
本発明にかかる燃料噴射式内燃機関の燃料噴射制御方法の一実施形態について、図を参照して説明する。
図1に、エンジン10の燃焼室部分を示す。エンジン10は、吸気通路に吸気通路内燃料噴射装置を具え、燃焼室に筒内燃料噴射装置と点火プラグを具えた、燃料噴射型火花点火式内燃機関である。エンジン10は、ガソリンを主な燃料とし、排気通路に排気浄化装置を具えている。
エンジン10の燃焼室部分は、図1に示すようにシリンダヘッド12、ピストン14、シリンダブロック16などから構成されている。エンジン10は、自然吸気エンジンであっても、ターボチャージャーや他の過給器を備えた過給エンジンであってもよい。
シリンダブロック16は、内側にシリンダ18を有している。シリンダブロック16に形成されたシリンダ18の数は、特に問わない。シリンダ18の内部には、ピストン14が往復動自在に設けられている。シリンダブロック16の上面には、シリンダヘッド12がボルト(図示せず。)により固定されている。
シリンダヘッド12は、下面に燃焼室用の凹み20を具えている。凹み20は、断面が三角形状で、凹み20と、ピストン14の頂面22と、シリンダ18の内面で区画された空間でエンジン10の燃焼室26を形成している。
シリンダヘッド12には、点火プラグ30、筒内燃料噴射装置32が取り付けられている。またシリンダヘッド12には、吸気通路11、及び排気通路13が設けられている。吸気通路11、及び排気通路13は、それぞれ吸気弁15及び排気弁17を介して、燃焼室26に開口している。吸気弁15と排気弁17は、カム機構(図示せず。)によりそれぞれ適宜駆動され、吸気通路11および排気通路13を開閉させる。吸気通路11には、後述する吸気通路内燃料噴射装置34が設けられ、排気通路13には、酸化触媒36とディーゼル・パティキュレート・フィルタ(DPF)38が連結されている。
点火プラグ30は、先端に電極部分を具え、燃焼室26の上部の略中心に、電極部分を燃焼室26に臨ませてシリンダヘッド12に取り付けられている。点火プラグ30は、点火機構40に接続されており、点火機構40の作用により適宜の点火時期に放電を行わせる。尚、点火プラグ30は、燃焼室26の中央でなく、他の位置に取り付けられていてもよい。
吸気通路内燃料噴射装置34は、先端に噴射孔を具え、内部に弁機構(いずれも図示せず。)を有している。吸気通路内燃料噴射装置34には、燃料ポンプ42からの燃料パイプ44と制御手段50からの信号線46が接続されている。吸気通路内燃料噴射装置34は、噴射孔を吸気通路11内に臨ませて取り付けられており、信号線46を介して送られてくる信号に従い弁機構が作動すると燃料ポンプ42から送られてきた燃料を噴射する。燃料は、少なくとも一部が、吸気弁15の傘部分の吸気通路11側の面に当接するように噴射される。燃料ポンプ42は、燃料タンク52に接続し、燃料タンク52内の燃料を燃料パイプ44に低圧で圧送する。ここで低圧とは、吸気通路内燃料噴射装置34で吸気通路11内に燃料を噴射するに十分な圧力をいう。
筒内燃料噴射装置32は、いわゆるコモンレールシステムの燃料噴射装置であり、内部に弁機構(いずれも図示せず。)を有し、先端に設けられた噴射孔を燃焼室26に臨ませてシリンダヘッド12に取り付けられている。筒内燃料噴射装置32には、高圧ポンプ54からの燃料パイプ45と制御手段50からの信号線56が接続されている。筒内燃料噴射装置32は、制御手段50から燃料噴射の信号が送られてくると弁を開放させ、高圧ポンプ54から圧送されてくる燃料を噴射孔を通して燃焼室26内に高圧で噴射させる。
高圧ポンプ54は、燃料ポンプ42からの低圧燃料を筒内燃料噴射装置32を通して燃焼室26内に噴射可能な圧力に上昇させる。また高圧ポンプ54には、燃圧を計測する燃料圧力計58が設けられ、燃料圧力計58で計測された燃料圧力値が制御手段50に送出される。尚筒内燃料噴射装置32は、コモンレール式でなく、他の噴射方式を用いていてもよい。
制御手段50は、計時手段51を有し、冷態始動の制御が開始されると、計時手段51が計測した冷態始動開始からの経過時間に従って順次、筒内燃料噴射装置32や吸気通路内燃料噴射装置34による燃料噴射動作を作動させ、また点火プラグ30の点火時期を制御などする。具体的には、冷態始動開始から第1経過時間Aまでは、吸気通路内燃料噴射装置34に燃料噴射を行わせる。第1経過時間Aが経過すると筒内燃料噴射装置32により圧縮スライトリーン燃焼を行わせる。そして第2経過時間Bが経過すると、筒内燃料噴射装置32による圧縮スライトリーン燃焼に加え、吸気通路内燃料噴射装置34を作動させて吸気通路内へ燃料噴射を行わせる。更に、第3経過時間Cが経過すると、通常運転に移行させる。
更に制御手段50は、燃料圧力計58からの高圧ポンプ54の燃料圧力値を閾値と比較し、筒内燃料噴射装置32を作動させるか否か判断する。すなわち制御手段50は、燃料圧力値が閾値を下回っていると判断した場合には、第1経過時間Aが経過しても、筒内燃料噴射装置32による圧縮スライトリーン燃焼に移行させず、吸気通路内燃料噴射装置34で燃料を噴射させて、始動動作を継続させる。
次に、エンジン10の冷態始動における作動についてフローチャートを用いて説明する。図2に、作動を表すフローチャートを示す。
エンジンが冷えた状態、例えば一晩駐車していて朝に始動させるときなどでは、冷態圧縮スライトリーン燃焼が行われる。つまり理論空燃比より若干薄い混合気が形成される量の燃料を、ピストン14が圧縮行程後半にあるとき筒内燃料噴射装置32から燃焼室26内に噴射し、燃焼を行わせる。
エンジン10の始動スイッチを入れる(キーを回す。)と、冷却水温度等から冷態始動の制御が選択され、制御が開始される(S−100)。クランキングにより初爆が生じると計時手段51が作動し、計時手段51により初爆からの経過時間が計測される(S−110)。そして、吸気通路内燃料噴射装置34が作動し、図3(a)に示すように所定量の燃料が吸気通路11内に噴射(MPI噴射)される(S−120)。そのとき、図3(b)に示すように筒内燃料噴射装置32は作動しない。図3(c)に、両者を合計した燃料の噴射量を示す。
次に、計時開始から第1経過時間Aが経過したか否かが判別され(S−130)、経過していなければステップ120に戻り、MPI噴射が継続して行われる。一方ステップS−130で計時開始から第1経過時間Aが経過したと判断されたら、制御手段50は、燃料圧力計58で計測された高圧ポンプ54の燃料圧力値を閾値と比較する(S−140)。燃料圧力値が閾値を超えていれば、筒内燃料噴射装置32により圧縮スライトリーン燃焼を行わせる(S−150)。時間Aで圧縮スライトリーン燃焼が開始された状態を、図3(b)に示す。
これにより、噴射モードは、図3(d)に示すように、吸気通路内燃料噴射(MPI)から筒内燃料噴射(DI)に変更される。また、空燃比(A/F)が図3(e)に示すように大きく、すなわちリーン側に移行し、点火時期が、図3(f)に示すように遅延される。圧縮スライトリーン燃焼が実行されたら、計時開始から第2経過時間Bが経過したか否かが判別され(S−160)、経過されていなければステップ150に戻り圧縮スライトリーン燃焼が継続される。
そして計時開始から第2経過時間Bが経過したと判断されたら、筒内燃料噴射装置32による圧縮スライトリーン燃焼とともに、吸気通路内燃料噴射装置34により燃料噴射を行わせる(S−170)。その際筒内燃料噴射装置32からの燃料噴射量を図3(b)に示すように若干減少させ、その減少分だけ吸気通路内燃料噴射装置34から燃料を図3(a)に示すように噴射させる。したがって空燃比は、圧縮スライトリーン燃焼のみを行っていたときの空燃比がほぼ維持される。また点火時期は、圧縮スライトリーン燃焼において設定されている点火時期とほぼ同等とする。噴射モードは、図3(d)に示すように、吸気通路内燃料噴射(MPI)と筒内燃料噴射(DI)の中間位置に変更される。
吸気通路内燃料噴射装置34から噴射された燃料は、吸気弁15の吸気通路11側の面に当接して吸気弁15の熱で気化され、吸気弁15が開いた際に混合気として燃焼室26内に吸引される。これにより、筒内燃料噴射装置32からのみ燃料を噴射させる場合に比較して、空燃比のむらが少なく、混合気の一部が過濃になることにより発生するHCの排出量を低減でき、かつ燃料の未燃焼成分が排気通路13を通して酸化触媒36に送られ、酸化触媒36での温度上昇が早められるとともに安定した燃焼を行わせることができる。
そして、計時開始から第3経過時間Cが経過したか否かが判別され(S−180)、経過されていなければステップ170に戻り、吸気通路内燃料噴射(MPI)と筒内燃料噴射(DI)の中間の動作が継続して行われる。そして計時開始から第3経過時間Cが経過したなら、通常制御に移行する(S−210)。これは、計時開始から第3経過時間Cが経過すると、圧縮スライトリーン燃焼によって酸化触媒36の温度が十分に上昇され、酸化触媒36等が活性化されて、酸化触媒36、およびディーゼル・パティキュレート・フィルタ(DPF)38による排気浄化が十分に行われると判断されるからである。
一方ステップS−140において、燃料圧力計58で計測された高圧ポンプ54の燃料圧力値が閾値を下回っていると判定されると、筒内燃料噴射装置32の高圧ポンプ54に作動不良が生じていると判断される。すると、第1経過時間Aが経過しても筒内燃料噴射装置32による圧縮スライトリーン燃焼に移行させず、吸気通路内燃料噴射装置34による燃料噴射を継続させる。
この場合の吸気通路内燃料噴射装置34による作動は、圧縮スライトリーン燃焼を行ったとほぼ同様の効果が得られるように燃料噴射量や空気量を調整し、また点火プラグ30の点火時期は、図3(f)の点線に示すように、遅延の程度を緩和させる。すなわち、吸気通路内燃料噴射により、酸化触媒36の温度が早期に上昇し、かつその間のHC濃度、煤の発生を低く抑えるように制御する。
そして、計時開始から第3経過時間Cが経過したか否かが判別され(S−200)、経過されていなければステップS−140に戻る。ステップS−140では、上述したと同様、燃料圧力計58で計測された高圧ポンプ54の燃料圧力が閾値と比較され、高圧ポンプ54の燃料圧力値が閾値を下回っていると判定されると、そのまま吸気通路内燃料噴射装置34による動作が継続して行われる。ステップS−200にて、計時開始から第3経過時間Cが経過したと判断されると、ステップS−210に進み、通常制御に移行する。
一方ステップS−140に戻り、高圧ポンプ54の燃料圧力値が閾値を上回っていると判定されると、筒内燃料噴射装置32は正常に作動すると判断され、ステップS−150から順次ステップを進み、上述した制御に従い、筒内燃料噴射装置32のよる圧縮スライトリーン燃焼等が実施される。
これにより、筒内燃料噴射装置32による圧縮スライトリーン燃焼で、冷態状態のエンジン10を安定して始動させ、同時に酸化触媒36の温度を早期に上昇させて排ガスを浄化させることができる。そして、エンジン10の温度、特に吸気通路11や吸気弁15周辺の温度が上昇したとき、吸気通路内燃料噴射装置34による吸気通路11内への燃料噴射を、圧縮スライトリーン燃焼に併用させることにより、圧縮スライトリーン燃焼により増加するHC成分の排出量を低減させることができる。
また圧縮スライトリーン燃焼に移行する以前に、高圧ポンプ54の作動不良等が検出された場合は、筒内燃料噴射装置32による圧縮スライトリーン燃焼に代えて、吸気通路内燃料噴射装置34による、吸気通路内燃料噴射を行わせることとしたので、万一筒内燃料噴射装置32に不具合が生じていても、運転者に不安感や違和感を感じさせることなく、円滑に、かつ排気浄化作用を損なわせることなく始動させることができる。
本発明は、内燃機関の燃料噴射制御に用いられる。
10…エンジン
11…吸気通路
14…ピストン
18…シリンダ
26…燃焼室
30…点火プラグ
32…筒内燃料噴射装置
34…吸気通路内燃料噴射装置
42…燃料ポンプ
50…制御手段
51…計時手段
54…高圧ポンプ
58…燃焼圧力計
本発明は、筒内燃料噴射装置と吸気通路内燃料噴射装置とを備えた燃料噴射型内燃機関に関する。
本発明は上記課題を解決し、筒内燃料噴射装置と吸気通路内燃料噴射装置とを備え、冷態始動時において安定した燃焼と、排気ガス中に含まれるHC(炭化水素成分)を低減できる燃料噴射型内燃機関を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するため、燃料噴射型内燃機関を次のように構成した。
燃料噴射型内燃機関は、燃焼室に連通された吸気通路内に燃料を噴射する吸気通路内燃料噴射装置と、燃焼室内に臨ませ、燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内燃料噴射装置と、を備えている。
燃料噴射型内燃機関は、冷態始動後に、前記燃焼室に連通する排気通路に接続された触媒の温度を上昇させる触媒昇温制御を有している。触媒昇温制御は、冷態始動後の所定時間が経過するまでは、筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼の昇温制御を行い、所定時間経過後は吸気通路内燃料噴射装置と筒内燃料噴射装置とによる昇温制御を行うこととする。
触媒昇温制御は、点火時期を遅延させる制御を含み、筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼の昇温制御時の空燃比および点火時期と、所定時間経過後の前記吸気通路内燃料噴射装置と前記筒内燃料噴射装置とによる昇温制御時の空燃比および点火時期とをほぼ同等とする。
又、触媒昇温制御は、筒内燃料噴射装置の不具合時には、筒内燃料噴射装置による昇温制御を行わず、吸気通路内燃料噴射装置のみによる昇温制御を行うこととする。
本発明は、次の効果を有している。筒内燃料噴射装置と吸気通路内燃料噴射装置とを備え、冷態始動時において安定した燃焼と、排気ガス中に含まれるHC(炭化水素成分)を低減できる燃料噴射型内燃機関を提供することができる。
本発明の一実施形態にかかる燃料噴射型内燃機関を示す断面図である。 同燃料噴射型内燃機関の燃料噴射制御方法を示すフローチャートである。 燃料噴射内燃機関の作動状態を示す図である。
本発明の一実施形態にかかる燃料噴射内燃機関について、図を参照して説明する。
図1に、エンジン10の燃焼室部分を示す。エンジン10は、吸気通路に吸気通路内燃料噴射装置を具え、燃焼室に筒内燃料噴射装置と点火プラグを具えた、燃料噴射型火花点火式内燃機関である。エンジン10は、ガソリンを主な燃料とし、排気通路に排気浄化装置を具えている。

Claims (6)

  1. シリンダと、
    前記シリンダ内に設けられたピストンと、
    前記シリンダとピストンで囲まれた燃焼室内に臨ませた点火プラグと、
    前記燃焼室に連通された吸気通路内に燃料を噴射する吸気通路内燃料噴射装置と、
    前記燃焼室内に臨ませ、前記燃焼室内に燃料を直接噴射する筒内燃料噴射装置と、を具えた燃料噴射型内燃機関において、
    冷態始動開始後、前記吸気通路内燃料噴射装置による吸気通路内燃料噴射を行い、
    その後前記冷態始動開始から第1経過時間Aが経過したとき、前記筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼に移行させることを特徴とした内燃機関の燃料噴射制御方法。
  2. 前記筒内燃料噴射装置による圧縮スライトリーン燃焼に移行し、その後前記冷態始動開始から第2経過時間Bが経過したとき、前記圧縮スライトリーン燃焼に加え、前記吸気通路内燃料噴射装置による前記吸気通路内への燃料噴射制御に移行し、
    その後前記冷態始動開始から第3経過時間Cが経過したとき、通常制御に移行させることを特徴とした請求項1に記載の内燃機関の燃料噴射制御方法。
  3. 冷態始動開始後、前記筒内燃料噴射装置への燃料圧力を計測し、第1経過時間Aが経過するまでの間に該燃料圧力が所定値以下と判定されたときは、該筒内燃料噴射装置による筒内直接燃料噴射に代え、前記吸気通路内燃料噴射装置により、吸気通路内燃料噴射による触媒昇温制御を行わせることを特徴とした請求項1または2に記載の内燃機関の燃料噴射制御方法。
  4. 前記吸気通路内燃料噴射装置による吸気通路内燃料噴射は、噴射燃料を吸気弁の吸気通路側壁面に当接させることを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御方法。
  5. 前記第2経過時間Bは、前記吸気通路内に設けられた吸気弁の温度が所定温度に達するときを基準に設定したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御方法。
  6. 前記第3経過時間Cは、前記内燃機関の排気通路に設けられた排気浄化用触媒の温度が所定温度に達するときを基準に設定したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の内燃機関の燃料噴射制御方法。
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