JP2013031645A5 - - Google Patents

Description

上記目的を達成するために、この発明の第１の形態は、Ｘ線管球が、複数の電子発生部と、Ｘ線発生部と、偏向手段とを備える。複数の電子発生部は、それぞれエネルギーの異なる電子ビームを出射する。Ｘ線発生部は、出射された電子ビームを受けてＸ線を発生する。偏向手段は、電子ビームに基づくＸ線が選択的に被検体に照射されるように、電子ビームを偏向する。
また、この発明の第２の形態は、Ｘ線管球と、Ｘ線検出器と、を有するＸ線ＣＴ装置である。Ｘ線管球は、被検体に向けてＸ線を照射する照射窓を備える。Ｘ線検出器は、Ｘ線管球から照射されたＸ線を検出する。また、Ｘ線管球は、複数の電子発生部と、Ｘ線発生部と、偏向手段とを備える。複数の電子発生部は、それぞれエネルギーの異なる電子ビームを出射する。Ｘ線発生部は、出射された電子ビームを受けてＸ線を発生する。偏向手段は、電子ビームに基づくＸ線が選択的に被検体に照射されるように、電子ビームを偏向する。

Claims (6)

1. それぞれエネルギーの異なる電子ビームを出射する複数の電子発生部と、
   出射された電子ビームを受けてＸ線を発生するＸ線発生部と、
   前記電子ビームに基づくＸ線が選択的に被検体に照射されるように、電子ビームを偏向する偏向手段と、
   を備えるＸ線管球。
2. 前記電子発生部は、第１の電子発生部と第２の電子発生部とを含み、
   前記第１の電子発生部は、第１の電子ビームを出射し、
   前記第２の電子発生部は、前記第１の電子ビームとはエネルギーの異なる第２の電子ビームを出射し、
   前記偏向手段は、前記第１の電子ビーム及び前記第２の電子ビームの方向を、第１の方向、または前記第１の方向とは異なる第２の方向に切り替え可能であり、
   前記Ｘ線発生部は、第１の面と、第２の面と、第３の面と、第４の面と、を備え、
   前記第１の電子ビーム及び前記第２の電子ビームが前記第１の方向に向かう場合、前記第１の面が第１の電子ビームを受けることにより、所定の照射野に向けて第１のＸ線が照射され、かつ前記第２の面が前記第２の電子ビームを受けることにより、前記所定の照射野とは異なる方向に向けて前記第１のＸ線とは異なる第２のＸ線が照射され、
   前記第１の電子ビーム及び前記第２の電子ビームが第２の方向に向かう場合、前記第３の面が前記第１の電子ビームを受けることにより、前記所定の照射野とは異なる方向に向けて前記第１のＸ線が照射され、かつ前記第４の面が前記第２の電子ビームを受けることにより、前記所定の照射野に向けて前記第２のＸ線が照射される、
   ことを特徴とする請求項１に記載のＸ線管球。
3. 前記第１の面は、前記第４の面への前記第２の電子ビームの入射角度とは異なる入射角度で、前記第１の電子ビームを受けることを特徴とする請求項２に記載のＸ線管球。
4. 前記第１の面と、前記第４の面とのうち、前記エネルギーの高い電子ビームを受ける面が、他方の面より浅い入射角度で当該電子ビームを受けることを特徴とする請求項３に記載のＸ線管球。
5. 前記偏向手段は、
   互いの間に電場を形成可能であり、かつ互いの間を前記第１の電子ビーム及び前記第２の電子ビームが通過するように配置された一対の電極を備え、
   前記電場により前記第１の電子ビーム及び前記第２の電子ビームの双方を偏向させることを特徴とする請求項２乃至請求項４のいずれか一つに記載のＸ線管球。
6. 被検体に向けてＸ線を照射する照射窓を備えたＸ線管球と、
   前記照射窓から照射されたＸ線を検出するＸ線検出器と、
   を有するＸ線ＣＴ装置であって、
   前記Ｘ線管球は、
   それぞれエネルギーの異なる電子ビームを出射する複数の電子発生部と、
   出射された電子ビームを受けてＸ線を発生するＸ線発生部と、
   前記電子ビームに基づくＸ線が選択的に被検体に照射されるように、電子ビームを偏向する偏向手段と、
   を備えるＸ線ＣＴ装置。