JP2013031643A - ヘアセット用器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】容易に毛先を逃がして巻くことのできるヘアセット用器具を提供する。
【解決手段】ロッド12と、ロッド12に挿入可能な芯体14とを有し、ロッド12は、正面側に、該正面側から奥側に向けてロッド12の中心軸線を越える位置まで切れ込む切欠部18を有し、切欠部18は、操作者が、所要量の毛束の中途部を、正面側から、ロッド12を横切る状態で切欠部18に進入させて、毛束をロッド12の奥壁20に当てがうことができる大きさおよび形状に形成され、芯体14は、操作者が、ロッド12に挿入した際、切欠部18に進入させた毛束を、ロッド12の奥壁20との間で挟み込むことのできる太さに形成され、また、ロッド12は、正面視、ロッド12の奥壁20の上縁が、奥壁上部から奥壁下部に向けて斜め下方に伸びる傾斜縁22aに形成されている。
【選択図】図1
【解決手段】ロッド12と、ロッド12に挿入可能な芯体14とを有し、ロッド12は、正面側に、該正面側から奥側に向けてロッド12の中心軸線を越える位置まで切れ込む切欠部18を有し、切欠部18は、操作者が、所要量の毛束の中途部を、正面側から、ロッド12を横切る状態で切欠部18に進入させて、毛束をロッド12の奥壁20に当てがうことができる大きさおよび形状に形成され、芯体14は、操作者が、ロッド12に挿入した際、切欠部18に進入させた毛束を、ロッド12の奥壁20との間で挟み込むことのできる太さに形成され、また、ロッド12は、正面視、ロッド12の奥壁20の上縁が、奥壁上部から奥壁下部に向けて斜め下方に伸びる傾斜縁22aに形成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、パーマ(パーマネントウェーブ)やヘアドライアーによるセットなどの際、短い髪であっても、容易に毛先を逃がして巻くことのできるヘアセット用器具に関する。
発明者は先に、特許文献1に示すようなヘアセット用器具を開発した。このヘアセット用器具は、所要複数本の髪の毛が入るだけの間隔のピッチを有する螺旋状に形成されたコイル部材と、該コイル部材の螺旋部を横切るようにして線間を連結する連結部と、該コイル部材に挿通可能で、コイル部材に挿通された際、コイル部材との間で髪の毛を挟み込むことのできる芯体とを具備することを特徴とする。
このヘアセット用器具によれば、螺旋状に形成されたコイル部材を髪の毛に当てがうことによって、螺旋のピッチ間に髪の毛を進入させ、さらに芯体を挿入することで髪の毛を押えこみ、その状態で巻き込めるようにしたので、髪の中途部から巻き込むことができ、したがって、男性の髪のような短い髪の毛であっても、根元部を容易に巻き込むことができるという利点を有する。
ところで、ロッドでパーマをかけるとき、“毛先を逃がす”という技法を使うことがよくある。“毛先を逃がす”というのは、ロッドに髪の毛を巻き付ける際、毛先だけ残して巻くことをいう。毛先だけを残して巻き付けるのは案外面倒で難しい作業となる。自然な髪の流れを表現するためには、毛先を丸めず、巻き込まずに毛先を逃がしてロッド巻きをするが、髪の長さが短くなればなるほど、毛先を逃がすのが難しく面倒な作業となる。男性のヘアスタイルのような短めの髪には特に毛先の自然さが求められるので、毛先を逃がしたいところであるが、どうしても髪が短いと毛先を逃がすことができず、巻き込んでしまうという課題がある。上記特許文献1に示されるヘアセット用器具の場合には、短い髪にも適応できるが、毛先を逃がすという点では十分ではない。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、短い髪であっても、容易に毛先を逃がして巻くことのできるヘアセット用器具を提供することにある。
本発明に係るヘアセット用器具は、ロッドと、該ロッドに挿入可能な芯体とを有し、前記ロッドは、正面側に、該正面側から奥側に向けてロッドの中心軸線を越える位置まで切れ込む切欠部を有し、該切欠部は、操作者が、所要量の毛束の中途部を、正面側から、ロッドを横切る状態で切欠部に進入させて、毛束をロッドの奥壁に当てがうことができる大きさおよび形状に形成され、前記芯体は、操作者が、前記ロッドに挿入した際、前記切欠部に進入させた毛束を、前記ロッドの前記奥壁との間で挟み込むことのできる太さに形成され、前記ロッドは、正面視、ロッドの奥壁の上縁が、該奥壁上部から奥壁下部に向けて斜め下方に伸びる傾斜縁に形成され、操作者が、前記芯体を前記ロッドに挿入して芯体と前記奥壁との間で毛束を挟み込んだ状態で、ロッドを手前側に巻き込んだ際、毛束を、前記傾斜縁で押圧して毛先側を前記傾斜縁下部に入り込むようにガイドして、毛先を逃がすことができるようになっていることを特徴とする。
切欠部内の前記奥壁の前記上縁を、正面視、中央の上部部分から左右方向の下部に向けて斜め下方に伸びる左右対称の傾斜縁に形成することができる。
また、隣接する切欠部の前記奥壁の前記傾斜縁を、互いに逆方向の斜め下方に伸びるように対称に設けるようにしてもよい。
前記奥壁の下縁を、正面視、前記奥壁の上縁と平行に、前記奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に傾斜して伸びる傾斜縁に形成するようにしてもよい。
前記奥壁の上縁を、正面視、該奥壁上部から奥壁下部に向けて斜め下方に傾斜する傾斜縁に形成し、前記奥壁の下縁を、正面視、該奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に、前記上縁とは逆方向に傾斜する傾斜縁に形成してもよい。
前記切欠部および奥壁の組を、前記ロッドに複数組設けるようにすることができる。
前記ロッドの両端部もしくは前記芯体の両端部に輪ゴムを掛けることのできる凹部を設けることができる。
また、隣接する切欠部の前記奥壁の前記傾斜縁を、互いに逆方向の斜め下方に伸びるように対称に設けるようにしてもよい。
前記奥壁の下縁を、正面視、前記奥壁の上縁と平行に、前記奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に傾斜して伸びる傾斜縁に形成するようにしてもよい。
前記奥壁の上縁を、正面視、該奥壁上部から奥壁下部に向けて斜め下方に傾斜する傾斜縁に形成し、前記奥壁の下縁を、正面視、該奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に、前記上縁とは逆方向に傾斜する傾斜縁に形成してもよい。
前記切欠部および奥壁の組を、前記ロッドに複数組設けるようにすることができる。
前記ロッドの両端部もしくは前記芯体の両端部に輪ゴムを掛けることのできる凹部を設けることができる。
本発明によれば、正面視、切欠部の奥壁の上縁を、該奥壁上部から奥壁下部に向けて斜め下方に伸びる傾斜縁に形成したので、操作者が、芯体をロッドに挿入して芯体と奥壁との間で毛束を挟み込んだ状態で、ロッドを手前側に巻き込んだ際、毛束を、前記傾斜縁で押圧して毛先側を傾斜縁下部側に入り込むようにガイドして、毛先を逃がすことができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1はヘアセット用器具10の説明図であり、同図(a)はロッド12の正面図、同図(b)は芯体14の正面図、同図(c)は輪ゴム16の説明図である。図2はロッド12の平面図、図3は背面図である。
ロッド12は、筒体に後記する所要の切れ込みを形成した形態をなすものであり、ロッド12内に挿入した芯体14と共に、髪を巻き付けることができるようになっている。ロッド12の大きさは特に限定されないが、直径10〜15mm程度、長さ80mm程度のものが標準的なものである。図1に示すロッド12は、中央部分が両端部よりも若干細い細長の鼓状をなすが、均一径の筒状であってもよい。芯体14は、ロッド12に挿入可能な棒状に形成されているが、ロッド12の内壁面との間で所要量の髪(毛束)を挟み込めるように、ロッド12に比較的緩く挿入可能な太さに形成されている。なお、芯体14の両端側は、ロッド12に進入しやすくするために、先細状に形成してある。
図1はヘアセット用器具10の説明図であり、同図(a)はロッド12の正面図、同図(b)は芯体14の正面図、同図(c)は輪ゴム16の説明図である。図2はロッド12の平面図、図3は背面図である。
ロッド12は、筒体に後記する所要の切れ込みを形成した形態をなすものであり、ロッド12内に挿入した芯体14と共に、髪を巻き付けることができるようになっている。ロッド12の大きさは特に限定されないが、直径10〜15mm程度、長さ80mm程度のものが標準的なものである。図1に示すロッド12は、中央部分が両端部よりも若干細い細長の鼓状をなすが、均一径の筒状であってもよい。芯体14は、ロッド12に挿入可能な棒状に形成されているが、ロッド12の内壁面との間で所要量の髪(毛束)を挟み込めるように、ロッド12に比較的緩く挿入可能な太さに形成されている。なお、芯体14の両端側は、ロッド12に進入しやすくするために、先細状に形成してある。
ロッド12は、図1(a)の正面図、図2の平面図に示されるように、正面側から奥側に切れ込み、正面側が奥側よりも広く開口し、奥側がロッド12の中心軸線を越える位置まで深く切れ込む切欠部18を有する。切欠部18は、操作者が、所要量の毛束の中途部を、正面側から、ロッド12を横切る状態で切欠部18に進入させて、毛束を対応するロッドの奥壁20に当てがうことができる大きさおよび形状に形成されている。本実施の形態では、切欠部18は、平面視、ほぼU字状、もしくはV字状をなすように形成されている。
ロッド12は、さらに、正面視、奥壁20に、該奥壁20上部から奥壁20下部に向けて斜め下方に所要幅で切れ込むガイドスリット22を有する。該ガイドスリット22は、所要幅を有し、操作者が、芯体14をロッド12に挿入して芯体14と奥壁20との間で毛束を挟み込んだ状態で、ロッド12を手前側に巻き込んだ際、毛束を、ガイドスリット22の傾斜縁22aで押圧して毛先側をガイドスリット22に入り込むようにガイドして、毛先を逃がすことができるようになっている。なお、ガイドスリット22は、スリット状でなく、単なる切欠であってもよい。すなわち、毛先を逃がすためには、奥壁20の上縁が、奥壁20の上部から奥壁20の下部に向けて斜め下方に伸びる傾斜縁22aに形成されていればよい。
また、ロッド12の奥壁20の基部部分(ガイドスリット22とは反対側の基部部分)は、図3に明確なように、切欠24が形成され、切欠部18の空間が広げられ、ロッド12を手前側に巻き込む際、毛束が入りやすいようになされている。切欠24が形成されることにより、奥壁20には、図3に示されるように、一定幅部分が形成される。
またロッド12の両端部には、輪ゴム16がロッド12に橋渡し状態に架け渡すことができるように、複数の凹部26が形成されている。
ロッド12は、樹脂製の筒体を適宜削り込んで上記形状に形成することができる。あるいはロッド12は、金属板に切欠部18およびガイドスリット22の形状をプレス加工によって形成し、この金属板をプレス金型によって筒状に丸めることによって形成することができる。金属板には耐薬品性を有する金属材料を用いる。
またロッド12の両端部には、輪ゴム16がロッド12に橋渡し状態に架け渡すことができるように、複数の凹部26が形成されている。
ロッド12は、樹脂製の筒体を適宜削り込んで上記形状に形成することができる。あるいはロッド12は、金属板に切欠部18およびガイドスリット22の形状をプレス加工によって形成し、この金属板をプレス金型によって筒状に丸めることによって形成することができる。金属板には耐薬品性を有する金属材料を用いる。
図1〜図3に示すロッド12は、切欠部18およびガイドスリット22の組が、ガイドスリット22が、互いに逆方向の斜め下方に伸びるように対称に2組設けられている。すなわち、隣接する切欠部18の奥壁20の傾斜縁22aが、互いに逆方向の斜め下方に伸びるように対称に設けられている。この2組の切欠部18およびガイドスリット22の組の間には凸周部28が形成される。このように2組のガイドスリット22をそれぞれ対称に斜め下方に伸びるように設けることで、後記するように、2つに振り分けられた毛束の毛先を斜め外方に突出させることができ、ロッド12をさらに回転して毛束を巻き込んでも、新たに巻き込まれてくる毛束が上記ガイドスリット22内に振り分けられた毛先を覆うことがなく、毛先を確実に逃がすことができて好適である。
なお、上記切欠部18およびガイドスリット22の組の並べ方は上記に限定されるものではなく、図4に示されるように、切欠部18およびガイドスリット22の組を、同じ向きに複数個(図では7個)形成するようにしてもよいし、図5に示されるように、向きが異なるように、適宜入り乱れて形成するようにしてもよい。
なお、30は、筒状部12の表面に設けた滑り止めようの溝であるが、これは必ずしも設けなくともよい。
また、切欠部18間の凸周部28は、必ずしも周方向に連続するリング状をなしていなくともよく、図6に示すように、毛先を振り分ける傾斜縁22aを有する単なる凸部28aであってもよい。
なお、30は、筒状部12の表面に設けた滑り止めようの溝であるが、これは必ずしも設けなくともよい。
また、切欠部18間の凸周部28は、必ずしも周方向に連続するリング状をなしていなくともよく、図6に示すように、毛先を振り分ける傾斜縁22aを有する単なる凸部28aであってもよい。
また、図6に示すロッド12は、切欠部18が正面側の一部に形成されていて両端側にリング状部が残されているが、図7に示すように、切欠部18をロッドの両端側にまで至るように大きく形成し、ロッド12の正面側がその両端に至るまで全長に亘って開口するように設けてもよい。この場合、芯体14はロッド12内にその一端側から挿入するのでなく、その正面の開口部側からロッド12内に直接押し込むようにして嵌め込んでもよい。そしてこの場合、切欠部18の両端側の開口幅は芯体14の太さよりも狭くなるようにし、芯体14をロッド12の切欠部18に当てがいロッド12内に押し込む際に、ロッド12の両端側の開口縁をその弾性力に抗して押し広げて、芯体14をロッド12内に嵌め込むようにするとよい。これにより、芯体14がロッド12内に保持され、作業中にロッド12から外れてしまうことがない。切欠部18の両端側の、正面側の開口端面が外側に広がるテーパー面18aに形成すると、芯体14により該開口縁部を外側に押し広げやすくなり、好適である。
次に、図8〜図15により、図1〜3に示すヘアセット器具10を用いて、髪の毛を巻き込む手順を説明する。
先ず、図8に示すように、適当量の髪の毛32を持ち上げ、この毛束の裏側に、切欠部18が正面を向くように、筒状部12を当てがう。毛束は筒状部12を横切る状態となる。
すると、切欠部18間には凸周部28が存在することから、毛束は、両切欠部18の傾斜縁に沿って両切欠部18内に適当量ずつ振り分けられる。34は櫛である。36は頭部である。
先ず、図8に示すように、適当量の髪の毛32を持ち上げ、この毛束の裏側に、切欠部18が正面を向くように、筒状部12を当てがう。毛束は筒状部12を横切る状態となる。
すると、切欠部18間には凸周部28が存在することから、毛束は、両切欠部18の傾斜縁に沿って両切欠部18内に適当量ずつ振り分けられる。34は櫛である。36は頭部である。
次に、図9および図10に示すように、適宜櫛34を使って、毛束を各切欠部18の奥方向のガイドスリット22の入口に向かって押し込つつ、芯体14が毛束の上にくるように、芯体14をロッド12内に挿入する。これにより、毛束は、芯体14と切欠部18の奥壁20との間で挟み込まれる。
次に、図10に示すように、ロッド12を手前側(矢印X方向)に回転する(巻き込む)。すると、図11の正面図に示すように、ガイドスリット22の傾斜している傾斜縁22aが手前側に回転してくるから、各切欠部22内に振り分けられている毛束は、当該傾斜縁22aに押圧されて、ガイドスリット22内に押しやられ、毛先32aが図11および図12に示すように、ガイドスリット22の端部から斜め外方に突出する。ロッド12をさらに手前方向に回転して毛束を巻き込んでも、毛先32aが斜め外方に突出していることから、毛先32aは新たに巻き込まれてくる毛束に覆われることがなく、したがって、毛先32aを確実に逃がすことができる。
図13は、ロッド12を適宜数巻き込んだ状態を示す。ロッド12を必要数巻き込んだら、図14に示すように、輪ゴム16をロッド12の両端部に掛け渡し、巻き込み状態を固定することで、ヘアセット用器具10によるヘアセットを完了する(図15)。上記図8〜図15では、1つのヘアセット用器具10による髪の毛の巻き込みのみを説明したが、実際には複数個のヘアセット用器具10を用いて、ヘアセットを行うことはもちろんである。上記のようにヘアセット用器具10によるヘアセットを行った後、公知の薬液処理を施すことによってパーマをかけることができる。
なお、パーマでなく、ドライアー掛けをする場合には、髪の毛を上記のようにセットした状態でドライアー掛けをすることはもちろんである。
なお、前記のように、毛先を逃がすためには、所要幅を有するガイドスリット22である必要はなく、傾斜縁22aが形成される単なる切欠であってもよい。要は、奥壁20の上縁を上記傾斜縁22aに形成してあればよい。すなわち、ロッド12を手前に巻き込んだ際に、毛束が傾斜縁22aにガイドされて傾斜縁22a下部に案内されるからである。
なお、パーマでなく、ドライアー掛けをする場合には、髪の毛を上記のようにセットした状態でドライアー掛けをすることはもちろんである。
なお、前記のように、毛先を逃がすためには、所要幅を有するガイドスリット22である必要はなく、傾斜縁22aが形成される単なる切欠であってもよい。要は、奥壁20の上縁を上記傾斜縁22aに形成してあればよい。すなわち、ロッド12を手前に巻き込んだ際に、毛束が傾斜縁22aにガイドされて傾斜縁22a下部に案内されるからである。
図16はロッド12のさらに他の実施の形態を示す正面図である。
上記実施の形態と同一の部位は同一の符号で示す。
本実施の形態では、切欠部18を正面側に1つ大きく形成し、奥壁20にガイドスリット22bを、正面視、斜め(右斜め)下方に向けて傾斜するように設け、さらに、奥壁20にもう1つのガイドスリット22cを、ガイドスリット22bとほぼ平行に、斜め(左斜め)上方に傾斜するように設けている。換言すれば、奥壁20の下縁を、正面視、奥壁20の上縁と平行に、奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に傾斜して伸びる傾斜縁22aに形成している。
本実施の形態でも、上記実施の形態と同様の手順で、図16の状態で使用するとき、毛先を右側のガイドスリット22b内に逃がすように毛束を巻くことができる。
また、本実施の形態では、図16において正面側を正面に向けたまま、ロッド12を左右逆の状態となるように回転させた場合において、ガイドスリット22cが右斜め下方に向けて傾斜する状態となる。すなわち、本実施の形態では、ロッド12の向き、すなわち左右(あるいは正面視における上下)を気にすることなく、左右いずれの向きで用いても右側となるガイドスリット内に毛先を逃がすことができ、取り扱いが便利になる。
上記実施の形態と同一の部位は同一の符号で示す。
本実施の形態では、切欠部18を正面側に1つ大きく形成し、奥壁20にガイドスリット22bを、正面視、斜め(右斜め)下方に向けて傾斜するように設け、さらに、奥壁20にもう1つのガイドスリット22cを、ガイドスリット22bとほぼ平行に、斜め(左斜め)上方に傾斜するように設けている。換言すれば、奥壁20の下縁を、正面視、奥壁20の上縁と平行に、奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に傾斜して伸びる傾斜縁22aに形成している。
本実施の形態でも、上記実施の形態と同様の手順で、図16の状態で使用するとき、毛先を右側のガイドスリット22b内に逃がすように毛束を巻くことができる。
また、本実施の形態では、図16において正面側を正面に向けたまま、ロッド12を左右逆の状態となるように回転させた場合において、ガイドスリット22cが右斜め下方に向けて傾斜する状態となる。すなわち、本実施の形態では、ロッド12の向き、すなわち左右(あるいは正面視における上下)を気にすることなく、左右いずれの向きで用いても右側となるガイドスリット内に毛先を逃がすことができ、取り扱いが便利になる。
図17は、ロッド12のさらにまたたの実施の形態を示す正面図であり、該ロッド12は、図16のものにおいて、2本のガイドスリット22b、22cの傾斜方向を逆にしたものである。すなわち、切欠部18を正面側に1つ大きく形成し、奥壁20にガイドスリット22bを、正面視、斜め(右斜め)上方に向けて傾斜するように設け、さらに、奥壁20にもう1つのガイドスリット22cを、ガイドスリット22bとほぼ平行に、斜め(左斜め)下方に傾斜するように設けている。すなわち、奥壁20の下縁が、正面視、奥壁20の上縁と平行に、奥壁20下部から奥壁20上部に向けて斜め上方に傾斜して伸びる傾斜縁22aに形成している。
本実施の形態のものでは、ロッド12を左右いずれの向きで用いても、毛先を左側のガイドスリット内に逃がした状態で毛束を巻くことができる。
なお、本実施の形態では、輪ゴム16を掛ける凹部26を芯体14の側に設けている。
本実施の形態のものでは、ロッド12を左右いずれの向きで用いても、毛先を左側のガイドスリット内に逃がした状態で毛束を巻くことができる。
なお、本実施の形態では、輪ゴム16を掛ける凹部26を芯体14の側に設けている。
図18は、ロッド12のまたさらに他の実施の形態を示す正面図である。
本実施の形態では、切欠部18を正面側に1つ大きく形成し、奥壁20にガイドスリット22bを、正面視、斜め(左斜め)下方に向けて傾斜するように設け、さらに、奥壁20にもう1つのガイドスリット22cを、ガイドスリット22bと対向して、奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に、ガイドスリット22bとは逆方向に傾斜するように設けている。すなわち、奥壁20の上縁が、正面視、奥壁20上部から奥壁20下部に向けて斜め下方に傾斜する傾斜縁22aに形成され、奥壁20の下縁が、正面視、奥壁20下部から奥壁20上部に向けて斜め上方に、上縁とは逆方向に傾斜する傾斜縁22aに形成されている。
本実施の形態のロッド12の場合、図18の状態で用いた場合、毛先をガイドスリット22b内に逃がした状態(すなわち、毛先を左側の方向に逃がした状態)で毛束を巻くことができる。
一方、図18において左右逆の状態でロッド12を用いた場合、毛先をガイドスリット22c内に逃がした状態(すなわち、毛先を右側の方向に逃がした状態)で毛束を巻くことができる。
すなわち、本実施の形態のロッド12の場合、1本のロッド12で、左右向きを変えることで、毛先を左右いずれの方向へも逃がした状態で毛束を巻くことができ便利である。
なお、図16、図17、図18のものにおいて、1つの切欠部18と2つのガイドスリット22b、22cの組を、ロッド12の長さ方向に複数組設けるようにしてもよいことはもちろんである。
本実施の形態では、切欠部18を正面側に1つ大きく形成し、奥壁20にガイドスリット22bを、正面視、斜め(左斜め)下方に向けて傾斜するように設け、さらに、奥壁20にもう1つのガイドスリット22cを、ガイドスリット22bと対向して、奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に、ガイドスリット22bとは逆方向に傾斜するように設けている。すなわち、奥壁20の上縁が、正面視、奥壁20上部から奥壁20下部に向けて斜め下方に傾斜する傾斜縁22aに形成され、奥壁20の下縁が、正面視、奥壁20下部から奥壁20上部に向けて斜め上方に、上縁とは逆方向に傾斜する傾斜縁22aに形成されている。
本実施の形態のロッド12の場合、図18の状態で用いた場合、毛先をガイドスリット22b内に逃がした状態(すなわち、毛先を左側の方向に逃がした状態)で毛束を巻くことができる。
一方、図18において左右逆の状態でロッド12を用いた場合、毛先をガイドスリット22c内に逃がした状態(すなわち、毛先を右側の方向に逃がした状態)で毛束を巻くことができる。
すなわち、本実施の形態のロッド12の場合、1本のロッド12で、左右向きを変えることで、毛先を左右いずれの方向へも逃がした状態で毛束を巻くことができ便利である。
なお、図16、図17、図18のものにおいて、1つの切欠部18と2つのガイドスリット22b、22cの組を、ロッド12の長さ方向に複数組設けるようにしてもよいことはもちろんである。
図19はロッド12のさらに他の実施の形態を示す。本実施の形態のロッド12では、ガイドスリットでなく単なる切欠を形成して、1つの切欠部18内の奥壁20の上縁を、正面視、中央の上部部分から左右方向の下部に向けて斜め下方に伸びる左右対称の傾斜縁22aに形成している。
10 ヘアセット用器具
12 ロッド
14 芯体
16 輪ゴム
18 切欠部
20 奥壁
22 ガイドスリット
22a 傾斜縁
24 切欠
26 凹部
28 凸周部
28a 凸部
30 凹溝
32 髪の毛
32a 毛先
34 櫛
36 頭部
12 ロッド
14 芯体
16 輪ゴム
18 切欠部
20 奥壁
22 ガイドスリット
22a 傾斜縁
24 切欠
26 凹部
28 凸周部
28a 凸部
30 凹溝
32 髪の毛
32a 毛先
34 櫛
36 頭部
Claims (8)
- ロッドと、該ロッドに挿入可能な芯体とを有し、
前記ロッドは、正面側に、該正面側から奥側に向けてロッドの中心軸線を越える位置まで切れ込む切欠部を有し、該切欠部は、操作者が、所要量の毛束の中途部を、正面側から、ロッドを横切る状態で切欠部に進入させて、毛束をロッドの奥壁に当てがうことができる大きさおよび形状に形成され、
前記芯体は、操作者が、前記ロッドに挿入した際、前記切欠部に進入させた毛束を、前記ロッドの前記奥壁との間で挟み込むことのできる太さに形成され、
前記ロッドは、正面視、ロッドの奥壁の上縁が、該奥壁上部から奥壁下部に向けて斜め下方に伸びる傾斜縁に形成され、操作者が、前記芯体を前記ロッドに挿入して芯体と前記奥壁との間で毛束を挟み込んだ状態で、ロッドを手前側に巻き込んだ際、毛束を、前記傾斜縁で押圧して毛先側を前記傾斜縁下部に入り込むようにガイドして、毛先を逃がすことができるようになっていることを特徴とするヘアセット用器具。 - 切欠部内の前記奥壁の前記上縁が、正面視、中央の上部部分から左右方向の下部に向けて斜め下方に伸びる左右対称の傾斜縁に形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘアセット用器具。
- 隣接する切欠部の前記奥壁の前記傾斜縁が、互いに逆方向の斜め下方に伸びるように対称に設けられていることを特徴とする請求項1記載のヘアセット用器具。
- 前記奥壁の下縁が、正面視、前記奥壁の上縁と平行に、前記奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に傾斜して伸びる傾斜縁に形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘアセット用器具。
- 前記奥壁の上縁が、正面視、該奥壁上部から奥壁下部に向けて斜め下方に傾斜する傾斜縁に形成され、前記奥壁の下縁が、正面視、該奥壁下部から奥壁上部に向けて斜め上方に、前記上縁とは逆方向に傾斜する傾斜縁に形成されていることを特徴とする請求項1記載のヘアセット用器具。
- 前記切欠部および奥壁の組が、前記ロッドに複数組設けられていることを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載のヘアセット用器具。
- 前記ロッドの両端部に輪ゴムを掛けることのできる凹部を有することを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のヘアセット用器具。
- 前記芯体の両端部に輪ゴムを掛けることのできる凹部を有することを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載のヘアセット用器具。
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Cited By (2)
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JP2017185032A (ja) * | 2016-04-06 | 2017-10-12 | 栗田 修 | ヘアセット用器具 |
JP2019076180A (ja) * | 2017-10-20 | 2019-05-23 | テスコム電機株式会社 | ヘアーアイロン |
-
2012
- 2012-06-19 JP JP2012137972A patent/JP2013031643A/ja active Pending
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JP2017185032A (ja) * | 2016-04-06 | 2017-10-12 | 栗田 修 | ヘアセット用器具 |
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