JP2013031263A - 電動モータおよびこれを備える車両 - Google Patents

電動モータおよびこれを備える車両 Download PDF

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Abstract

【課題】第1コイルおよび第2コイルと駆動回路との電気的な接続を容易に行うことのできる電動モータおよびこれを備える車両を提供する。
【解決手段】モータ1は、第1界磁部21の通電を制御する第1駆動回路40と、第2界磁部22の通電を制御する第2駆動回路50とを備えている。軸方向Xにおいて第1駆動回路40が各界磁部21,22よりも先端側に設けられ、第2駆動回路50が各界磁部21,22よりも基端側に設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、第1コイル、第2コイル、および出力軸を備える電動モータおよびこれを備える車両に関する。
特許文献1の電動モータは、出力軸の軸方向に分割された第1コイルおよび第2コイルを有する。
特開平7−298578号公報
上記電動モータにおいては、第1コイルおよび第2コイルを駆動回路に接続するとき、第1コイルから引き出された同コイルの端部および第2コイルから引き出された同コイルの端部が軸方向の一方側に引き出される。すなわち、軸方向の一方側に第1コイルの端部および第2コイルの端部が混在する。
このような構成によれば、第1コイルの端部と第2コイルの端部とを選別しながら駆動回路に第1コイルの端部を電気的に接続し、駆動回路に第2コイルの端部を電気的に接続する必要がある。したがって、第1コイルおよび第2コイルと駆動回路とを電気的に接続する作業が煩雑となるおそれがある。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、第1コイルおよび第2コイルと駆動回路との電気的な接続を容易に行うことのできる電動モータおよびこれを備える車両を提供することにある。
上記目的を達成するための手段を以下に示す。
(1)第1の手段は、請求項1に記載の発明すなわち、第1コイル、第2コイル、および出力軸を備える電動モータにおいて、前記第1コイルの通電状態を制御する第1駆動回路と、前記第2コイルの通電状態を制御する第2駆動回路とが設けられていること、ならびに、前記出力軸に沿う方向を軸方向とし、この軸方向において前記第1コイルおよび前記第2コイルよりも前記出力軸の先端側の前記電動モータの部分を先端部分とし、前記軸方向において前記第1コイルおよび前記第2コイルよりも前記出力軸の基端側の前記電動モータの部分を基端部分として、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路の一方が前記先端部分に設けられ、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路の他方が前記基端部分に設けられていることを要旨とする。
この発明では、第1コイルと第1駆動回路とを電気的に接続するときに第1コイルから同コイルの端部を引き出す方向と、第2コイルと第2駆動回路とを電気的に接続するときに第2コイルから同コイルの端部を引き出す方向とが互いに反対方向となる。これにより、軸方向の一方側に第1コイルの端部および第2コイルの端部が混在することが抑制される。このため、軸方向の一方側に第1コイルの端部および第2コイルの端部が引き出される構成と比較して、第1コイルの端部と第1駆動回路とを電気的に接続する作業、および第2コイルの端部と第2駆動回路とを電気的に接続する作業が容易になる。
(2)第2の手段は、請求項2に記載の発明すなわち、第1コイル、第2コイル、出力軸、および前記第1コイルおよび前記第2コイルを収容するハウジングを備える電動モータにおいて、前記第1コイルの通電状態を制御する第1駆動回路と、前記第2コイルの通電状態を制御する第2駆動回路とが設けられていること、ならびに、前記第1コイルおよび前記第2コイルよりも前記出力軸の先端側の前記電動モータの部分を先端部分とし、前記軸方向において前記第1コイルおよび前記第2コイルよりも前記出力軸の基端側の前記電動モータの部分を基端部分として、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路の一方が前記先端部分または前記基端部分に設けられ、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路の他方が前記ハウジングの側面部分に設けられていることを要旨とする。
この発明では、第1コイルと第1駆動回路とを電気的に接続するときに第1コイルから同コイルの端部を引き出す方向と、第2コイルと第2駆動回路とを電気的に接続するときに第2コイルから同コイルの端部を引き出す方向とが互いに異なる。これにより、第1コイルの端部と第2コイルの端部とが混在することが抑制される。このため、軸方向の一方側に第1コイルの端部および第2コイルの端部が引き出される構成と比較して、第1コイルの端部と第1駆動回路とを電気的に接続する作業、および第2コイルの端部と第2駆動回路とを電気的に接続する作業が容易になる。
(3)第3の手段は、請求項3に記載の発明すなわち、第1コイル、第2コイル、出力軸、および前記第1コイルおよび前記第2コイルを収容するハウジングを備える電動モータにおいて、前記第1コイルの通電状態を制御する第1駆動回路と、前記第2コイルの通電状態を制御する第2駆動回路とが設けられていること、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路が前記ハウジングの側面部分に個別に設けられていること、ならびに、前記出力軸に沿う方向を軸方向とし、前記出力軸の回転方向を周方向として、前記軸方向において前記第1駆動回路の位置と前記第2駆動回路の位置とが互いに異なる構成、および前記周方向において前記第1駆動回路の位置と前記第2駆動回路の位置とが互いに異なる構成の少なくとも一方を含むことを要旨とする。
この発明では、第1コイルと第1駆動回路とを電気的に接続するときに第1コイルから同コイルの端部を引き出す方向と、第2コイルと第2駆動回路とを電気的に接続するときに第2コイルから同コイルの端部を引き出す方向とが互いに異なる。これにより、第1コイルの端部と第2コイルの端部とが混在することが抑制される。このため、軸方向の一方側に第1コイルの端部および第2コイルの端部が引き出される構成と比較して、第1コイルの端部と第1駆動回路とを電気的に接続する作業、および第2コイルの端部と第2駆動回路とを電気的に接続する作業が容易になる。
(4)第4の手段は、請求項4に記載の発明すなわち、請求項3に記載の電動モータにおいて、前記軸方向に直交する方向を径方向として、この径方向において前記第1駆動回路と前記第2駆動回路とが前記出力軸を介して互いに対向することを要旨とする。
この発明では、ハウジングの側面部分において第1駆動回路および第2駆動回路が隣り合う位置に設けられる構成と比較して、第1駆動回路と第2駆動回路との間においての熱の移動量が少なくなる。
(5)第5の手段は、請求項5に記載の発明すなわち、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、前記第2駆動回路に前記第1コイルが接触する構成、および前記第1駆動回路に前記第2コイルが接触する構成の少なくとも一方を含むことを要旨とする。
この発明では、第2駆動回路に第1コイルが接触する構成を含む場合、第2駆動回路と第1コイルとの間で熱の授受が行われる。これにより、第1駆動系統が駆動しかつ第2駆動系統が停止しているとき、第1コイルの熱が第2駆動回路に移動する。このため、第1コイルの温度が過度に高くなることが抑制される。また、第1駆動系統が停止しかつ第2駆動系統が駆動しているとき、第2駆動回路の熱が第1コイルに移動する。このため、第2駆動回路の温度が過度に高くなることが抑制される。
一方、第1駆動回路に第2コイルが接触する構成を含む場合、第1駆動回路と第2コイルとの間で熱の授受が行われる。これにより、第1駆動系統が停止しかつ第2駆動系統が駆動するとき、第2コイルの熱が第1駆動回路に移動する。このため、第2コイルの温度が過度に高くなることが抑制される。また、第1駆動系統が駆動しかつ第2駆動系統が停止しているとき、第1駆動回路の熱が第2コイルに移動する。このため、第1駆動回路の温度が過度に高くなることが抑制される。
(6)第6の手段は、請求項6に記載の発明すなわち、請求項5に記載の電動モータにおいて前記第1駆動回路の回路基板に前記第2コイルが接触していることを要旨とする。
この発明では、第1駆動回路の回路基板と第2コイルとが互いに離間している構成と比較して、同回路基板と第2コイルとの間で熱の授受が効率よく行われる。これにより、第1駆動系統が駆動しかつ第2駆動系統が停止するとき、第1駆動回路の回路基板の温度が過度に高くなることが抑制される。また、第1駆動系統が停止しかつ第2駆動系統が駆動するとき、第2コイルの温度が過度に高くなることが抑制される。
(7)第7の手段は、請求項7に記載の発明すなわち、請求項5または6に記載の電動モータにおいて、前記第2駆動回路の回路基板に前記第1コイルが接触していることを要旨とする。
この発明では、第2駆動回路の回路基板と第1コイルとが互いに離間している構成と比較して、同回路基板と第1コイルとの間で熱の授受が効率よく行われる。これにより、第1駆動系統が駆動しかつ第2駆動系統が停止しているとき、第1コイルの温度が過度に高くなることが抑制される。また、第1駆動系統が停止しかつ第2駆動系統が駆動するとき、第2駆動回路の回路基板の温度が過度に高くなることが抑制される。
(8)第8の手段は、請求項8に記載の発明すなわち、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、前記第1駆動回路および前記第2コイルに接触する第1放熱部材、および前記第2駆動回路および前記第1コイルに接触する第2放熱部材の少なくとも一方が設けられていることを要旨とする。
この発明では、第1放熱部材を含む構成において第1駆動系統が駆動しかつ第2駆動系統が停止するとき、第1駆動回路の熱が第1放熱部材を介して第2コイルに移動する。このため、第1駆動回路の温度が過度に高くなることが抑制される。また、第1駆動系統が停止しかつ第2駆動系統が駆動するとき、第2コイルの熱が第1放熱部材を介して第1駆動回路に移動する。このため、第2コイルの温度が過度に高くなることが抑制される。
一方、第2放熱部材を含む構成において第1駆動系統が駆動しかつ第2駆動系統が停止するとき、第1コイルの熱が第2放熱部材を介して第2駆動回路に移動する。このため、第1コイルの温度が過度に高くなることが抑制される。また、第1駆動系統が停止しかつ第2駆動系統が駆動するとき、第2駆動回路の熱が第2放熱部材を介して第1コイルに移動する。このため、第2駆動回路の温度が過度に高くなることが抑制される。
(9)第9の手段は、請求項9に記載の発明すなわち、請求項1または2に記載の電動モータ、または請求項1または2を引用する請求項5〜8のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、前記第1駆動回路が前記先端部分に設けられていること、ならびに、前記第1コイルおよび前記第1駆動回路により構成される駆動系統を第1駆動系統とし、前記第2コイルおよび前記第2駆動回路により構成される駆動系統を第2駆動系統として、前記出力軸が所定速度VH以上で回転する高速回転のとき、前記第2駆動系統を駆動しかつ前記第1駆動系統を停止することを要旨とする。
電動モータの出力軸の先端部分には減速機等の他の装置が接続される。このため、出力軸の先端部分に他の装置を接続した状態で電動モータを駆動したとき、先端部分は、他の装置から熱を受けることにより、基端部分よりも温度が高くなりやすい。特に出力軸が高速回転のときには、第1駆動回路が他の装置から受ける熱量が多くなる。
上記発明では、このように第1駆動回路の温度が過度に高くなるおそれがあるとき、すなわち出力軸が所定速度VH以上で回転する高速回転のとき、第1駆動系統を停止しかつ第2駆動系統を駆動する。このため、第1駆動回路の温度が過度に高くなることが抑制される。
(10)第10の手段は、請求項10に記載の発明すなわち、請求項1または2に記載の電動モータ、または請求項1または2を引用する請求項5〜9のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、前記第1駆動回路が前記先端部分に設けられていること、ならびに、前記第1コイルおよび前記第1駆動回路により構成される駆動系統を第1駆動系統とし、前記第2コイルおよび前記第2駆動回路により構成される駆動系統を第2駆動系統として、前記出力軸が所定速度VL未満で回転する低速回転のとき、前記第1駆動系統を駆動しかつ前記第2駆動系統を停止することを要旨とする。
電動モータの出力軸の先端部分には減速機等の他の装置が接続される。このため、出力軸の先端部分に他の装置を接続した状態で電動モータを駆動したとき、先端部分は、他の装置から熱を受けることにより、基端部分よりも温度が高くなりやすい。しかし、出力軸が低速回転のときには、第1駆動回路が他の装置から受ける熱量が少なくなる。このため、出力軸が低速回転のとき、第2駆動系統を停止しても第1駆動回路が過度に高くなるおそれが少ない。
上記発明では、このように第1駆動回路の温度が過度に高くなるおそれが少ないとき、すなわち出力軸が所定速度VL未満で回転する低速回転のとき、第1駆動系統を駆動しかつ第2駆動系統を停止する。このため、電動モータの駆動中に第2駆動系統を常時駆動させる場合と比較して第2コイルおよび第2駆動回路の寿命が長くなる。
(11)第11の手段は、請求項11に記載の発明すなわち、請求項1〜8のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、前記第1コイルおよび前記第1駆動回路により構成される駆動系統を第1駆動系統とし、前記第2コイルおよび前記第2駆動回路により構成される駆動系統を第2駆動系統として、前記第1コイルの温度が所定温度A以上かつ前記第1コイルの温度が前記第2コイルの温度よりも高いとき、前記第2駆動系統を駆動しかつ前記第1駆動系統を停止することを要旨とする。
第1駆動系統の停止にともない第1駆動回路の温度上昇が抑制される度合と、第2駆動系統の停止にともない第1駆動回路から第2コイルへの放熱により同回路の温度上昇が抑制される度合とを比較したとき、前者の度合のほうが大きい。
上記発明では、第1駆動回路の温度が第2駆動回路の温度よりも高くかつ第1駆動回路の温度が過度に高くなるおそれがあるとき、すなわち第1コイルの温度が所定温度A以上かつ第1コイルの温度が第2コイルの温度よりも高いとき、第1駆動回路の温度上昇が抑制される度合がより高い第1駆動系統を停止する。このため、第1駆動回路の温度が過度に高くなることを抑制する効果がより高くなる。
(12)第12の手段は、請求項12に記載の発明すなわち、請求項1〜8のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、前記第1コイルおよび前記第1駆動回路により構成される駆動系統を第1駆動系統とし、前記第2コイルおよび前記第2駆動回路により構成される駆動系統を第2駆動系統として、前記第2コイルの温度が所定温度B以上かつ前記第2コイルの温度が前記第1コイルの温度よりも高いとき、前記第1駆動系統を駆動しかつ前記第2駆動系統の停止することを要旨とする。
第2駆動系統の停止にともない第2駆動回路の温度上昇が抑制される度合と、第1駆動系統の停止にともない第2駆動回路から第1コイルへの放熱により同回路の温度上昇が抑制される度合とを比較したとき、前者の度合のほうが大きい。
上記発明では、第2駆動回路の温度が第1駆動回路の温度よりも高くかつ第2駆動回路の温度が過度に高くなるおそれがあるとき、すなわち第2コイルの温度が所定温度B以上かつ第2コイルの温度が第1コイルの温度よりも高いとき、第2駆動回路の温度上昇が抑制される度合がより高い第2駆動系統を停止する。このため、第2駆動回路の温度が過度に高くなることを抑制する効果がより高くなる。
(13)第13の手段は、請求項13に記載の発明すなわち、駆動輪の駆動源としての電動モータを備える車両において、前記電動モータとして、請求項1〜12のいずれか一項に記載の電動モータを備えることを要旨とする。
(14)第14の手段は、請求項14に記載の発明すなわち、請求項13に記載の車両において、前記電動モータの出力軸が減速機に接続されていることを要旨とする。
本発明によれば、第1コイルおよび第2コイルと駆動回路との電気的な接続を容易に行うことのできる電動モータおよびこれを備える車両を提供することができる。
本発明の一実施形態の電動モータについて、その断面構造を示す断面図。 同実施形態の電動モータのステータおよびロータについて、図1のDA−DA線の断面構造を示す断面図。 同実施形態の電動モータについて、各駆動系統を模式的に示す模式図。 同実施形態の電動モータについて、各コイルの温度と駆動系統との関係を示すマップ。 本発明のその他の実施形態としての電動モータについて、モータ回転速度と負荷トルクとの関係を示すマップ。 本発明のその他の実施形態としての電動モータについて、(a)および(b)は同モータの側面構造を模式的に示す模式図、(c)および(d)は同モータの平面構造を模式的に示す模式図。 本発明のその他の実施形態としての電動モータについて、ステータおよびその周辺の断面構造を示す断面図。 本発明のその他の実施形態としての電動モータについて、ステータおよびその周辺の断面構造を示す断面図。
本発明の一実施形態の電動モータについて説明する。本実施形態の電動モータは、同軸二輪車の駆動輪の駆動源として用いられる。
図1に示されるように、電動モータ(以下、「モータ1」)の出力軸11には、減速機2が接続されている。減速機2は複数の歯車を有している。これら歯車により減速機2は出力軸11の回転速度(以下、「モータ回転速度V」)を減速して駆動輪3に伝達する。
モータ1の方向を次のように定義する。
(A)出力軸11の回転中心軸(以下、「回転軸J」)に沿う方向を「軸方向X」とし、軸方向Xに直交する方向を「径方向Y」とする。また、図2に示されるように、出力軸11が回転する方向を「周方向W」とする。
(B)モータ1の任意の位置に対して軸方向Xの減速機2側を「先端側」とし、軸方向Xにおいて同任意の位置に対して先端側とは反対側を「基端側」とする。
(C)径方向Yにおいて、モータ1の任意の位置に対して出力軸11に向かう側を「内側」とし、同任意の位置に対して出力軸11から離れる側を「外側」とする。
モータ1は、筐体となるハウジング30と、回転軸Jを中心に回転するロータ10と、ロータ10の回転力を発生させるステータ20と、ハウジング30に対するロータ10の回転が可能な状態でロータ10を支持する第1軸受31および第2軸受32と、ステータ20を各別に制御する第1駆動回路40および第2駆動回路50とを有する。第1駆動回路40および第2駆動回路50は、マイコン(図示略)により制御される。
ロータ10は、出力軸11と、出力軸11に固定された磁性体のロータコア12と、ロータコア12の外側面に固定された磁石13とを有する。磁石13は、周方向Wにおいて10極着磁されている。
第1軸受31および第2軸受32としては、転がり軸受が用いられている。第1軸受31のサイズは、第2軸受32のサイズよりも大きい。このため、第2軸受32が出力軸11から受けることができる荷重よりも第1軸受31が出力軸11から受けることができる荷重が大きい。
ステータ20は、電力が供給されることにより磁場を生成する第1界磁部21および第2界磁部22と、各界磁部21,22の磁束が通過するステータコア23と、ステータコア23と第1界磁部21および第2界磁部22とを電気的に絶縁するインシュレータ24とを有する。なお、第1界磁部21が「第1コイル」に相当するとき、第2界磁部22が「第2コイル」に相当する。また、第1界磁部21が「第2コイル」に相当するとき、第2界磁部22が「第1コイル」に相当する。
インシュレータ24には、ステータコア23を覆う本体部分24Aと、第1駆動回路40を支持する複数の第1支持部分24Bと、第2駆動回路50を支持する複数の第2支持部分24Cとが設けられている。
図2に示されるように、ステータコア23は、12個の分割コア23Aを互いに組み付けることにより構成されている。各分割コア23Aには、1本の導電線が集中巻されている。
周方向Wにおいて第1界磁部21と第2界磁部22とが隣り合うように第1界磁部21および第2界磁部22がステータコア23に設けられている。
第1界磁部21は、2個のU相コイル21U、2個のV相コイル21V、および2個のW相コイル21Wを有する。第1のU相コイル21Uを基準として時計回り方向に第1のV相コイル21V、第1のW相コイル21W、第2のU相コイル21U、第2のV相コイル21V、および第2のW相コイル21Wの順に設けられている。これら相コイル21U,21V,21Wはスター結線されている。
第2界磁部22は、2個のU相コイル22U、2個のV相コイル22V、および2個のW相コイル22Wを有する。第1のU相コイル22Uを基準として時計回り方向に第1のV相コイル22V、第1のW相コイル22W、第2のU相コイル22U、第2のV相コイル22V、および第2のW相コイル22Wの順に設けられている。これら相コイル22U,22V,22Wはスター結線されている。
図1に示されるように、第1駆動回路40は、駆動輪3においてステータ20よりも軸方向Xの先端側に設けられている。第1駆動回路40は、複数のスイッチング素子を有する。マイコンは、各スイッチング素子のオン状態およびオフ状態を切り替えることにより第1界磁部21の通電状態を制御する。
第2駆動回路50は、ステータ20よりも軸方向Xの基端側に設けられている。第2駆動回路50は、複数のスイッチング素子を有する。マイコンは、各スイッチング素子のオン状態およびオフ状態を切り替えることにより第2界磁部22の通電状態を制御する。
第1駆動回路40は、金属板により形成された回路基板41と、回路基板41と第2界磁部22とを電気的に絶縁する絶縁部材42とを有する。
回路基板41および絶縁部材42は、ステータ20を軸方向Xの先端側から覆うように設けられている。すなわち、軸方向Xにおいて回路基板41および絶縁部材42と、図2の第1界磁部21の各相コイル21U,21V,21Wおよび第2界磁部22の各相コイル22U,22V,22Wとが対向している。
回路基板41には、第2界磁部22の熱を回路基板41に移動させる放熱部分41Aが形成されている。放熱部分41Aは、第2界磁部22に対応する部分に形成されている。
第2界磁部22は、絶縁部材42に接触している。このため、第2界磁部22の熱は、絶縁部材42を介して放熱部分41Aに移動する。また、第1界磁部21は、軸方向Xにおいて絶縁部材42から離間している。
第2駆動回路50は、金属板により形成された回路基板51と、回路基板51と第1界磁部21とを電気的に絶縁する絶縁部材52とを有する。
回路基板51および絶縁部材52は、ステータ20を軸方向Xの基端側から覆うように設けられている。すなわち、軸方向Xにおいて回路基板51および絶縁部材52と、第1界磁部21の各相コイル21U,21V,21Wおよび第2界磁部22の各相コイル22U,22V,22Wとが対向している。
回路基板51には、第1界磁部21の熱を回路基板51に移動させる放熱部分51Aが形成されている。放熱部分51Aは、第1界磁部21に対応する部分に形成されている。
第1界磁部21は、絶縁部材52に接触している。このため、第1界磁部21の熱は、絶縁部材52を介して放熱部分51Aに移動する。また、第2界磁部22は、軸方向Xにおいて絶縁部材52から離間している。
図1を参照して、第1界磁部21と第1駆動回路40とは次のように接続される。
図2の第1界磁部21の各相コイル21U,21V,21Wの巻き始めの端部および巻き終わりの端部(以下、「第1界磁部21のコイル端部」)は、軸方向Xの先端側に向けて引き出される。これら相コイル21U,21V,21Wがスター結線された状態で第1界磁部21のコイル端部が回路基板41に接続される。
また、第2界磁部22と第2駆動回路50とは次のように接続される。
図2の第2界磁部22の各相コイル22U,22V,22Wの巻き始めの端部および巻き終わりの端部(以下、「第2界磁部22のコイル端部」)は、軸方向Xの基端側に向けて引き出される。これら相コイル22U,22V,22Wがスター結線された状態で第2界磁部22のコイル端部が回路基板51に接続される。
図3を参照して、モータ1の駆動系統について説明する。
第1駆動回路40および第1界磁部21は、第1駆動系統60を構成している。また、第2駆動回路50および第2界磁部22は、第2駆動系統70を構成している。
マイコンおよび第1駆動回路40により第1界磁部21の通電状態が制御されるとき、第1駆動系統60が駆動している状態として示す。また、マイコンおよび第2駆動回路50により第2界磁部22の通電状態が制御されるとき、第2駆動系統70が駆動している状態として示す。
マイコンが第1駆動系統60および第2駆動系統70の一方を駆動することにより図1のロータ10が回転する。また、第1駆動系統60および第2駆動系統70の一方の駆動系統に故障が生じたとき、マイコンは、故障が生じていない他方の駆動系統を駆動することによりロータ10が回転する。
図1および図3を参照して、各界磁部21,22と各駆動回路40,50との間の熱の移動について説明する。
第1駆動系統60が駆動しかつ第2駆動系統70が停止しているとき、第1駆動回路40および第1界磁部21が発熱する。一方、第2駆動回路50および第2界磁部22は発熱しない。
このとき、第1駆動回路40の熱は、放熱部分41Aを介して第2界磁部22に移動する。また、第1界磁部21の熱は、放熱部分51Aを介して第2駆動回路50(回路基板51)に移動する。
第2駆動系統70が駆動しかつ第1駆動系統60が停止しているとき、第2駆動回路50および第2界磁部22が発熱する。一方、第1駆動回路40および第1界磁部21は発熱しない。
このとき、第2駆動回路50の熱は、放熱部分51Aを介して第1界磁部21に移動する。また、第2界磁部22の熱は、放熱部分41Aを介して第1駆動回路40(回路基板41)に移動する。
ところで、各駆動回路40,50は、スイッチング素子の耐熱温度を有する。各界磁部21,22はコイルの耐熱温度を有する。スイッチング素子の耐熱温度は、スイッチング素子が故障するおそれがある温度である。コイルの耐熱温度は、コイルを形成する導電線の絶縁被膜が溶融するおそれがある温度である。このため、各駆動回路40,50の温度上昇および各界磁部21,22の温度上昇を抑制することが望ましい。
第1界磁部21および第1駆動回路40の温度上昇の抑制は次の2つの方法がある。なお、第2界磁部22および第2駆動回路50の温度上昇の抑制の方法も同様のため、その説明を省略する。また以下では、第1界磁部21の温度を「第1温度TA」とし、第2界磁部22の温度を「第2温度TB」とする。
第1の方法は、第1駆動系統60を停止することにより、第1界磁部21および第1駆動回路40の発熱を止める。
第2の方法は、第1駆動系統60が駆動状態のときに第2駆動系統70を停止することにより、第1界磁部21および第1駆動回路40から第2界磁部22および第2駆動回路50に熱を移動させる。
第1の方法による第1界磁部21および第1駆動回路40の温度上昇の抑制度合と第2の方法による第1界磁部21および第1駆動回路40の温度上昇の抑制度合とを比較したとき、前者の抑制度合の方が大きい。このため、第1温度TAおよび第1駆動回路40の温度が過度に高くなるおそれがあるとき、第1界磁部21および第1駆動回路40の温度上昇の抑制効果がより高い第1駆動系統60を停止することが望ましい。
また、第1温度TAおよび第2温度TBが過度に高くなるおそれがあるとき、第1温度TAおよび第2温度TBを比較して第1温度TAおよび第2温度TBのいずれが過度に高くなる可能性が高いかを判定する。すなわち、第1温度TAが第2温度TB以上のとき、第2温度TBよりも第1温度TAが過度に高くなる可能性が高い。このため、第1界磁部21および第1駆動回路40の温度上昇の抑制効果がより高い第1駆動系統60を停止することが望ましい。また、第1温度TAが第2温度TB未満のとき、第1温度TAよりも第2温度TBが過度に高くなる可能性が高い。このため、第2界磁部22および第2駆動回路50の温度上昇の抑制効果がより高い第2駆動系統70を停止することが望ましい。
そこで、マイコンは、各駆動回路40,50の温度および第1温度TAおよび第2温度TBが過度に高くなることを抑制するため、モータ回転速度Vおよび第1温度TAおよび第2温度TBに基づいて駆動する駆動系統を選択する駆動系統選択制御を実行する。
駆動系統選択制御の制御内容の詳細について説明する。
駆動系統選択制御においては、モータ回転速度Vの速度領域を3つの領域、すなわち低速領域RL、中速領域RM、および高速領域RHに区分したマップ(図示略)に基づいて駆動系統を選択する。また、選択しない駆動系統は停止する。
低速領域RLは、モータ回転速度Vが「0」から閾値VX未満の範囲を有する。中速領域RMは、モータ回転速度Vが閾値VX以上から閾値VY(VY>VX)未満の範囲を有する。高速領域RHは、モータ回転速度Vが閾値VY以上の範囲を有する。なお、閾値VX,VYは予め設定された固定値である。なお、閾値VXは「所定速度VL」に相当する。また、閾値VYは「所定速度VH」に相当する。
各領域に応じて次のように駆動系統を選択する。
(A)モータ回転速度Vが低速領域RL内のとき、第1駆動系統60を選択する。
(B)モータ回転速度Vが高速領域RH内のとき、第2駆動系統70を選択する。
(C)モータ回転速度Vが中速領域RM内のとき、第1温度TAおよび第2温度TBに基づいて駆動系統を選択する。
図4を参照して、上記(C)のときの駆動系統の選択の詳細について説明する。
図4のマップにおいては、第1温度TAおよび第2温度TBに基づいて第1温度領域T1、第2温度領域T2、第3温度領域T3、および第4温度領域T4に第1温度TAおよび第2温度TBの座標が区分される。
第1温度領域T1は、第1温度TAが閾値TX未満の範囲かつ第2温度TBが閾値TX未満の範囲を有する。第2温度領域T2は、第1温度TAが閾値TX以上かつ第2温度TBが閾値TX未満の範囲を有する。第3温度領域T3は、第1温度TAが閾値TX未満かつ第2温度TBが閾値TX以上の範囲を有する。第4温度領域T4は、第1温度TAが閾値TX以上かつ第2温度TBが閾値TX以上の範囲を有する。なお、閾値TXは「所定温度A」および「所定温度B」に相当する。
各領域に応じて次のように駆動系統を選択する。
(A)第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第1温度領域T1内かつ第1温度TAが第2温度TB以上のとき、第2駆動系統70を選択する。
(B)第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第1温度領域T1内かつ第1温度TAが第2温度TB未満のとき、第1駆動系統60を選択する。
(C)第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第2温度領域T2内のとき、第2駆動系統70を選択する。
(D)第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第3温度領域T3内のとき、第1駆動系統60を選択する。
(E)第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第4温度領域T4内かつ第1温度TAが第2温度TB以上のとき、第2駆動系統70を選択する。
(F)第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第4温度領域T4内かつ第1温度TAが第2温度TB未満のとき、第1駆動系統60を選択する。
(実施形態の効果)
本実施形態のモータ1によれば、以下の効果が得られる。
(1)モータ1においては、ステータ20よりも軸方向Xの先端側に第1駆動回路40が設けられ、ステータ20よりも軸方向Xの基端側に第2駆動回路50が設けられている。この構成によれば、第1界磁部21と第1駆動回路40とを接続するときに第1界磁部21からコイル端部を引き出す方向と、第2界磁部22と第2駆動回路50とを接続するときに第2界磁部22からコイル端部を引き出す方向とが反対方向となる。これにより、軸方向Xの一方側に第1界磁部21のコイル端部と第2界磁部22のコイル端部とが混在することが抑制される。このため、軸方向Xの一方側に第1界磁部21のコイル端部および第2界磁部22のコイル端部が引き出される構成と比較して、第1界磁部21のコイル端部と第1駆動回路40とを電気的に接続する作業、および第2界磁部22のコイル端部と第2駆動回路50とを電気的に接続する作業が容易になる。
(2)モータ1においては、第2駆動回路50の回路基板51に第1界磁部21が接触している。この構成によれば、回路基板51と第1界磁部21との間で熱の授受が行われる。これにより、第1駆動系統60が駆動しかつ第2駆動系統70が停止しているとき、第1界磁部21の熱が回路基板51に移動する。このため、第1温度TAが過度に高くなることが抑制される。また、第1駆動系統60が停止しかつ第2駆動系統70が駆動しているとき、回路基板51の熱が第1界磁部21に移動する。このため、回路基板51の温度が過度に高くなることが抑制される。
また、回路基板51と第1界磁部21とが接触するため、同回路基板51と第1界磁部21とが互いに離間している構成と比較して、回路基板51と第1界磁部21との間で熱の授受が効率よく行われる。
(3)モータ1においては、第1駆動回路40の回路基板41に第2界磁部22が接触している。この構成によれば、回路基板41と第2界磁部22との間で熱の授受が行われる。これにより、第1駆動系統60が停止しかつ第2駆動系統70が駆動しているとき、第2界磁部22の熱が回路基板41に移動する。このため、第2温度TBが過度に高くなることが抑制される。また、第1駆動系統60が駆動しかつ第2駆動系統70が停止しているとき、回路基板41の熱が第2界磁部22に移動する。このため、回路基板41の温度が過度に高くなることが抑制される。
また、回路基板41と第2界磁部22とが接触するため、回路基板41と第2界磁部22とが互いに離間している構成と比較して、回路基板41と第2界磁部22との間で熱の授受が効率よく行われる。
(4)モータ1は、駆動系統選択制御においてモータ回転速度Vが閾値VY以上のとき、第2駆動系統70を選択する。このため、第1駆動回路40の温度が過度に高くなることが抑制される。
(5)モータ1は、駆動系統選択制御においてモータ回転速度Vが閾値VX未満のとき、第1駆動系統60を選択する。このため、モータ1の駆動中に第2駆動系統70を常時駆動させる場合と比較して、第2駆動系統70の寿命が長くなる。
(6)モータ1は、駆動系統選択制御においてモータ回転速度Vが閾値VX以上かつ閾値VY未満、かつ第1温度TAが閾値TX以上かつ第1温度TAが第2温度TB以上のとき、第2駆動系統70を選択する。このため、第1駆動回路40の温度が過度に高くなることが抑制される。
(7)モータ1は、駆動系統選択制御においてモータ回転速度Vが閾値VX以上かつ閾値VY未満、かつ第1温度TAが第2温度TB未満のとき、第1駆動系統60を選択する。このため、第2駆動回路50の温度が過度に高くなることが抑制される。
(その他の実施形態)
本発明の実施態様は上記実施形態の内容に限られるものではなく、例えば以下のように変更することもできる。また、以下の変形例は上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記実施形態(図3)では、モータ回転速度Vの速度領域を3つの領域に区分しているが、モータ回転速度Vの速度領域を以下の低速領域RLおよび高速領域RHの2つの領域に区分することもできる。この場合、モータ回転速度Vが高速領域RH内のとき、第2駆動系統70を選択する。また、モータ回転速度Vが低速領域RL内のとき、第1駆動系統60を選択する。なお、高速領域RHと低速領域RLとの境界に閾値VXまたは閾値VYを用いることもできる。また、上記境界に閾値VX,VY以外の閾値を用いることもできる。
・上記実施形態(図4)では、駆動系統選択制御において第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第4温度領域T4かつ第1温度TAが第2温度TB以上のとき、第2駆動系統70を選択し、第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第4温度領域T4かつ第1温度TAが第2温度TB未満のとき、第1駆動系統60を選択しているが、これを次のように変更することもできる。すなわち、第1温度TAおよび第2温度TBの座標が第4温度領域T4のとき、第2駆動系統70を選択する。この理由を以下に説明する。
ロータ10が回転することにともない、減速機2には熱が発生する。この熱は、第1駆動回路40に移動する。モータ回転速度Vが高いときには、モータ回転速度Vが低いときよりも減速機2の発熱量が多くなるため、モータ回転速度Vが高いときに第1駆動系統60を駆動させる場合、第1駆動回路40の温度が過度に高くなるおそれがある。
また、モータ回転速度Vが高いとき、走行風により第2駆動回路50が冷却される。一方、第1駆動回路40は駆動輪3内に収容されているため、走行風による冷却度合が第2駆動回路50よりも低い。このため、第1駆動回路40は、第2駆動回路50よりも温度が高くなりやすい。したがって、第1駆動回路40の温度および第2駆動回路50の温度がともに高いときには、第1駆動回路40の温度上昇の抑制度合がより高い第1駆動系統60を停止することが望ましい。このため、第1駆動回路40の温度および第2駆動回路50の温度がともに高いとき、第2駆動系統70を選択する。
・上記実施形態(図4)では、マップにおいて第1温度TAの閾値および第2温度TBの閾値を同じ値(閾値TX)を用いているが、第1温度TAの閾値と第2温度TBの閾値とを異なる値を用いることもできる。
・上記実施形態(図4)では、駆動系統選択制御においてモータ回転速度Vのマップに基づいて駆動系統を選択するが、同マップに代えて負荷トルクLTのマップに基づいて駆動系統を選択することもできる。この場合、負荷トルクLTが低負荷領域TLのとき、第1駆動系統60を選択する。また、負荷トルクLTが高負荷領域THのとき、第2駆動系統70を選択する。また、負荷トルクLTが中負荷領域TMのとき、図4のマップの第1温度TAおよび第2温度TBに応じて第1駆動系統60または第2駆動系統70を選択する。なお、低負荷領域TLは、負荷トルクLTが「0」から閾値LTX未満の範囲を有する。中負荷領域TMは、負荷トルクLTが閾値LTX以上から閾値LTY(LTY>LTX)未満の範囲を有する。高負荷領域THは、負荷トルクLTが閾値LTY以上の範囲を有する。
・また、モータ回転速度Vのマップに代えて負荷トルクLTおよびモータ回転速度Vにより区分されたマップに基づいて駆動系統を選択することもできる。
図5に示されるように、マップは、モータ回転速度Vの閾値VX,VYおよび負荷トルクLTの閾値LTX,LTYにより第1領域ML1〜第9領域ML9に区分される。
駆動系統選択制御においては、モータ回転速度Vおよび負荷トルクLTの座標が第1領域ML1内のとき、第2駆動系統を選択する。また、モータ回転速度Vおよび負荷トルクLTの座標が第3領域ML3、および第6領域ML6〜第9領域ML9のいずれかの領域内のとき、第1駆動系統を選択する。また、モータ回転速度Vおよび負荷トルクLTの座標が第2領域ML2、第4領域ML4、および第5領域ML5のいずれかの領域内のとき、図4のマップに基づいて駆動系統を選択する。
・上記実施形態(図4)では、駆動系統選択制御においてモータ回転速度Vに基づいて駆動系統を選択しているが、第1温度TAおよび第2温度TBのマップに基づいて駆動系統を選択することもできる。
・上記実施形態(図3)では、第1駆動系統60および第2駆動系統70の一方を駆動しているが、第1駆動系統60および第2駆動系統70の両方を駆動することもできる。
・上記実施形態(図4)では、第1駆動回路40の温度および第1温度TAが過度に高くなるおそれがあるとき、第1の方法により第1駆動回路40の温度の上昇および第1温度TAの上昇を抑制しているが、第2の方法を用いることもできる。この場合、第1駆動回路40の温度の上昇および第1温度TAの上昇を抑制することができるものの第1の方法よりはその抑制効果は低くなる。なお、第2駆動回路50の温度および第2温度TBが過度に高くなるおそれがあるときについても同様に第2の方法を用いることができる。
・上記実施形態(図1)では、軸方向Xにおいてステータ20よりも先端側に第1駆動回路40を設け、ステータ20よりも基端側に第2駆動回路50を設けているが、ステータ20と第1駆動回路40および第2駆動回路50との位置関係はこれに限られない。例えば、次の(A)〜(D)のように変更することもできる。以下の構成によれば、第1界磁部21からコイル端部を引き出す方向と第2界磁部22からコイル端部を引き出す方向とが互いに異なる。このため、第1界磁部21のコイル端部と第2界磁部22のコイル端部とが混在することが抑制される。
(A)図6(a)に示されるように、第1駆動回路40をハウジング30の側面部分に設け、第2駆動回路50をステータ20よりも基端側に設ける。この構成によれば、第1界磁部21からコイル端部を引き出す方向を径方向Yの外側に向かう方向とし、かつ第2界磁部22からコイル端部を引き出す方向を基端側に向かう方向とすることができる。
(B)図6(b)に示されるように、第1駆動回路40をステータ20よりも先端側に設け、第2駆動回路50をハウジング30の側面部分に設ける。この構成によれば、第1界磁部21からコイル端部を引き出す方向を先端側に向かう方向とし、かつ第2界磁部22からコイル端部を引き出す方向を径方向Yの外側に向かう方向とすることができる。
(C)図6(c)に示されるように、第1駆動回路40および第2駆動回路50をハウジング30の側面部分に設け、かつ周方向Wにおいて第1駆動回路40および第2駆動回路50を互いに離間させる。
(D)図6(d)に示されるように、第1駆動回路40および第2駆動回路50をハウジング30の側面部分に設け、かつ径方向Yにおいて第1駆動回路40および第2駆動回路50を互いに対向させる。
上記(C)および(D)によれば、第1駆動回路40および第2駆動回路50が周方向Wに隣り合う位置に設けられる構成よりも第1駆動回路40と第2駆動回路50との周方向Wの間隔が大きくなる。このため、第1駆動回路40と第2駆動回路50との間において熱の移動がより生じにくい。
・上記(C)および(D)の他に、第1駆動回路40および第2駆動回路50をハウジング30の側面部分に設け、かつ軸方向Xにおいて第1駆動回路40および第2駆動回路50を互いに離間させる。この場合、周方向Wにおいて第1駆動回路40の位置と第2駆動回路50の位置とを同じとすることもできる。また周方向Wにおいて第1駆動回路40および第2駆動回路50を互いに離間させることもできる。
・上記実施形態(図2)では、第1界磁部21の各相コイルおよび第2界磁部22の各相コイルが隣り合うように第1界磁部21および第2界磁部22をステータコア23に設けているが、第1界磁部21および第2界磁部22の構成はこれに限られない。例えば、周方向Wにおいて連続して配置されている6本の分割コア23Aに第1界磁部21を設け、残りの6本の分割コア23Aに第2界磁部22を設けることもできる。
・上記実施形態(図2)では、各分割コア23Aを互いに組み付けることによりステータコア23を構成しているが、ステータコア23を一体コアに変更することもできる。この場合、環状のコアバックとコアバックから径方向Yに延びる12本のティースとを一体に形成した電磁鋼板を軸方向Xに複数積層することによりステータコア23を構成する。
・上記実施形態(図2)では、12個の分割コア23Aによりステータコア23を構成しているが、分割コア23Aの個数はこれに限られない。分割コア23Aの個数は、3個以上であればよい。
・上記実施形態(図2)では、第1界磁部21および第2界磁部22が3相の相コイルにより構成されているが、第1界磁部21および第2界磁部22を2相の相コイルにより構成することもできる。この場合、分割コア23Aの個数は、2個以上であればよい。
・上記実施形態(図2)では、磁石13に10極着磁しているが、磁石13の極数はこれに限られない。磁石13の極数は偶数であればよい。
・上記実施形態(図1)では、第1駆動回路40の回路基板41の絶縁部材42と第2界磁部22とが接触し、かつ第2駆動回路50の回路基板51の絶縁部材52と第1界磁部21とが接触しているが、絶縁部材42および第2界磁部22との間、絶縁部材52と第1界磁部21との間の少なくとも一方を互いに離間させることもできる。
・上記実施形態(図1)において、第1界磁部21と絶縁部材52との関係および第2界磁部22と絶縁部材42との関係を次のように変更することもできる。
図7に示されるように、軸方向Xにおいて絶縁部材52の先端側の部分に第1界磁部21の熱が移動する第2放熱部材90を取り付ける。第1界磁部21に接触する絶縁部材91を第2放熱部材90に設ける。また、軸方向Xにおいて絶縁部材42の基端側の部分に第2界磁部22の熱が移動する第1放熱部材80を取り付ける。第2界磁部22に接触する絶縁部材81を第1放熱部材80に設ける。
回路基板41,51は、金属板以外、例えば紙フェノール、ガラス布エポキシ、セラミックスにより形成することもできる。また、回路基板51から放熱部分51Aを省略することもできる。また、回路基板41から放熱部分41Aを省略することもできる。
・上記実施形態(図1)において、第1界磁部21のコイル端部と第1駆動回路40との関係および第2界磁部22のコイル端部と第2駆動回路50との関係を次のように変更することもできる。
図8に示されるように、第1界磁部21および第1駆動回路40に接続される端子台100と、第2界磁部22および第2駆動回路50に接続される端子台100とを設ける。第1界磁部21および第1駆動回路40に対応する端子台100は、軸方向Xにおいてステータ20よりも先端側に設ける。第2界磁部22および第2駆動回路50に対応する端子台100は、軸方向Xにおいてステータ20よりも基端側に設ける。なお、この場合、インシュレータ24から第1支持部分24Bおよび第2支持部分24Cを省略する。
端子台100は、銅板からなる円弧形状のU相導体103、V相導体104、およびW相導体105と、各導体103,104,105を保持する円環形状の本体部分101と、本体部分101を支持する複数の脚部分102とを有する。本体部分101および脚部分102は、樹脂材料により一体に形成される。脚部分102は、ステータコア23の外側の端部に形成された嵌合部分23Bに嵌め込まれる。
第1界磁部21および第1駆動回路40に対応する端子台100において、U相導体103は、各U相コイル21Uの端部と電気的に接続する。V相導体104は、各V相コイル21Vの端部と電気的に接続する。W相導体105は、各W相コイル21Wの端部と電気的に接続する。また、第2界磁部22および第2駆動回路50に対応する端子台100において、U相導体103は、各U相コイル22Uの端部と電気的に接続する。V相導体104は、各V相コイル22Vの端部と電気的に接続する。W相導体105は、各W相コイル22Wの端部と電気的に接続する。
・上記実施形態(図1)では、車両としての同軸二輪車に対して本発明の電動モータが適用された一例を示しているが、車両としての一輪の移動体、または三輪以上の移動体に対して本発明の電動モータを適用することもできる。また、電気自動車、ハイブリッド車両、電車、および電動自転車に本発明の電動モータを適用することもできる。要するに電動モータにより駆動輪を回転させる車両に本発明の電動モータを適用することができる。
1…モータ(電動モータ)、2…減速機、3…駆動輪、10…ロータ、11…出力軸、12…ロータコア、13…磁石、20…ステータ、21…第1界磁部(第1コイル)、21U…U相コイル、21V…V相コイル、21W…W相コイル、22…第2界磁部(第2コイル)、22U…U相コイル、22V…V相コイル、22W…W相コイル、23…ステータコア、23A…分割コア、23B…嵌合部分、24…インシュレータ、24A…本体部分、24B…第1支持部分、24C…第2支持部分、30…ハウジング、31…第1軸受、32…第2軸受、40…第1駆動回路、41…回路基板、41A…放熱部分、42…絶縁部材、50…第2駆動回路、51…回路基板、51A…放熱部分、52…絶縁部材、60…第1駆動系統、70…第2駆動系統、80…第1放熱部材、81…絶縁部材、90…第2放熱部材、91…絶縁部材、100…端子台、101…本体部分、102…脚部分、103…U相導体、104…V相導体、105…W相導体。

Claims (14)

  1. 第1コイル、第2コイル、および出力軸を備える電動モータにおいて、
    前記第1コイルの通電状態を制御する第1駆動回路と、前記第2コイルの通電状態を制御する第2駆動回路とが設けられていること、
    ならびに、前記出力軸に沿う方向を軸方向とし、この軸方向において前記第1コイルおよび前記第2コイルよりも前記出力軸の先端側の前記電動モータの部分を先端部分とし、前記軸方向において前記第1コイルおよび前記第2コイルよりも前記出力軸の基端側の前記電動モータの部分を基端部分として、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路の一方が前記先端部分に設けられ、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路の他方が前記基端部分に設けられていること
    を特徴とする電動モータ。
  2. 第1コイル、第2コイル、出力軸、および前記第1コイルおよび前記第2コイルを収容するハウジングを備える電動モータにおいて、
    前記第1コイルの通電状態を制御する第1駆動回路と、前記第2コイルの通電状態を制御する第2駆動回路とが設けられていること、
    ならびに、前記第1コイルおよび前記第2コイルよりも前記出力軸の先端側の前記電動モータの部分を先端部分とし、前記軸方向において前記第1コイルおよび前記第2コイルよりも前記出力軸の基端側の前記電動モータの部分を基端部分として、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路の一方が前記先端部分または前記基端部分に設けられ、前記第1駆動回路および前記第2駆動回路の他方が前記ハウジングの側面部分に設けられていること
    を特徴とする電動モータ。
  3. 第1コイル、第2コイル、出力軸、および前記第1コイルおよび前記第2コイルを収容するハウジングを備える電動モータにおいて、
    前記第1コイルの通電状態を制御する第1駆動回路と、前記第2コイルの通電状態を制御する第2駆動回路とが設けられていること、
    前記第1駆動回路および前記第2駆動回路が前記ハウジングの側面部分に個別に設けられていること、
    ならびに、前記出力軸に沿う方向を軸方向とし、前記出力軸の回転方向を周方向として、前記軸方向において前記第1駆動回路の位置と前記第2駆動回路の位置とが互いに異なる構成、および前記周方向において前記第1駆動回路の位置と前記第2駆動回路の位置とが互いに異なる構成の少なくとも一方を含むこと
    を特徴とする電動モータ。
  4. 請求項3に記載の電動モータにおいて、
    前記軸方向に直交する方向を径方向として、この径方向において前記第1駆動回路と前記第2駆動回路とが前記出力軸を介して互いに対向すること
    を特徴とする電動モータ。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、
    前記第2駆動回路に前記第1コイルが接触する構成、および前記第1駆動回路に前記第2コイルが接触する構成の少なくとも一方を含むこと
    を特徴とする電動モータ。
  6. 請求項5に記載の電動モータにおいて、
    前記第1駆動回路の回路基板に前記第2コイルが接触していること
    を特徴とする電動モータ。
  7. 請求項5または6に記載の電動モータにおいて、
    前記第2駆動回路の回路基板に前記第1コイルが接触していること
    を特徴とする電動モータ。
  8. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、
    前記第1駆動回路および前記第2コイルに接触する第1放熱部材、および前記第2駆動回路および前記第1コイルに接触する第2放熱部材の少なくとも一方が設けられていること
    を特徴とする電動モータ。
  9. 請求項1または2に記載の電動モータ、または請求項1または2を引用する請求項5〜8のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、
    前記第1駆動回路が前記先端部分に設けられていること、
    ならびに、前記第1コイルおよび前記第1駆動回路により構成される駆動系統を第1駆動系統とし、前記第2コイルおよび前記第2駆動回路により構成される駆動系統を第2駆動系統として、前記出力軸が所定速度VH以上で回転する高速回転のとき、前記第2駆動系統を駆動しかつ前記第1駆動系統を停止すること
    を特徴とする電動モータ。
  10. 請求項1または2に記載の電動モータ、または請求項1または2を引用する請求項5〜9のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、
    前記第1駆動回路が前記先端部分に設けられていること、
    ならびに、前記第1コイルおよび前記第1駆動回路により構成される駆動系統を第1駆動系統とし、前記第2コイルおよび前記第2駆動回路により構成される駆動系統を第2駆動系統として、前記出力軸が所定速度VL未満で回転する低速回転のとき、前記第1駆動系統を駆動しかつ前記第2駆動系統を停止すること
    を特徴とする電動モータ。
  11. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、
    前記第1コイルおよび前記第1駆動回路により構成される駆動系統を第1駆動系統とし、前記第2コイルおよび前記第2駆動回路により構成される駆動系統を第2駆動系統として、前記第1コイルの温度が所定温度A以上かつ前記第1コイルの温度が前記第2コイルの温度よりも高いとき、前記第2駆動系統を駆動しかつ前記第1駆動系統を停止すること
    を特徴とする電動モータ。
  12. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の電動モータにおいて、
    前記第1コイルおよび前記第1駆動回路により構成される駆動系統を第1駆動系統とし、前記第2コイルおよび前記第2駆動回路により構成される駆動系統を第2駆動系統として、前記第2コイルの温度が所定温度B以上かつ前記第2コイルの温度が前記第1コイルの温度よりも高いとき、前記第1駆動系統を駆動しかつ前記第2駆動系統の停止すること
    を特徴とする電動モータ。
  13. 駆動輪の駆動源としての電動モータを備える車両において、
    前記電動モータとして、請求項1〜12のいずれか一項に記載の電動モータを備えること
    を特徴とする車両。
  14. 請求項13に記載の車両において、
    前記電動モータの出力軸が減速機に接続されていること
    を特徴とする車両。
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