JP2013027496A - パチンコ遊技機の可動役物装置 - Google Patents

パチンコ遊技機の可動役物装置 Download PDF

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Abstract

【課題】左右一方側から片持ち支持された可動役物が昇降するときのガタつきを防止して前記可動役物の昇降を安定化させることができるパチンコ遊技機の可動役物装置を提供する。
【解決手段】遊技機1の可動役物装置100は、左側から片持ち支持されて昇降可能に構成された可動役物110を備えて、ガイド部150を用いて前記可動役物110を昇降方向へ向けてスライド可能に吊り下げ支持して前記可動役物110の昇降を安定させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、昇降可能に構成された可動役物を備えたパチンコ遊技機の可動役物装置の技術に関する。
従来、昇降可能に構成された可動役物を備えたパチンコ遊技機の可動役物装置の技術は公知となっている。
例えば、特許文献1に記載のパチンコ遊技機の可動役物装置では、可動役物(装飾体)を左右両側から支持して(両持ち支持して)昇降させている。
しかし、特許文献1に記載のパチンコ遊技機の可動役物装置では、可動役物を支持するためのアーム部が前記可動役物の左右両側に設けられる。ここで、パチンコ遊技機においては、多くの構成部材を限られた狭いスペースに配置することが求められている。したがって、可動役物の左右両側にアーム部が設けられると、例えば左右一方側にのみアーム部が設けられた場合と比較して、スペースが余計に必要となり、望ましくないという問題があった。
また、例えば、特許文献2に記載のパチンコ遊技機の可動役物装置(可動演出装置)では、可動役物(可動部)を左右一方側から支持して(片持ち支持して)昇降させている。
ここで、可動役物を左右一方側から支持して(片持ち支持して)昇降させた場合には、前記可動役物がガタつき易いという問題がある。これに対して、前記可動役物装置では、可動役物の左右一方側に設けられたアーム部に、弾性部材を備えている。そして、弾性部材の付勢力によって、可動役物が昇降するときのガタつきを吸収して前記可動役物の昇降を安定化させるように構成している。
しかし、特許文献2に記載のパチンコ遊技機の可動役物装置では、アーム部と共に昇降するように構成された移動部材がアーム部の左右他方側に設けられて、アーム部と移動部材とが弾性部材により連結される。これによって、アーム部と移動部材とに、相互に引っ張る側(左右方向)へ向けての付勢力が付与されている。すなわち、可動役物が昇降するときのガタつきを吸収するための付勢力が、左右方向へ向けて付与されている。これに対して、可動役物が昇降するときのガタつきは、左右方向のみならず、他の方向へ向けて生じるおそれがある。したがって、可動役物が昇降するときのガタつきを左右方向への付勢力をもって全て吸収することは困難であり、前記可動役物の昇降を安定化させることは未だ十分でないという問題があった。
特開2009−310号公報 特開2010−200914号公報
解決しようとする問題は、左右一方側から片持ち支持された可動役物が昇降するときのガタつきを防止して前記可動役物の昇降を安定化させることができるパチンコ遊技機の可動役物装置を提供するものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、左右一方側から片持ち支持されて昇降可能に構成された可動役物を備えて、前記可動役物を昇降方向へ向けてスライド可能に吊り下げ支持して前記可動役物の昇降を安定させるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、左右一方側から片持ち支持された可動役物が昇降するときのガタつきを防止して前記可動役物の昇降を安定化させることができる。
本発明の一実施形態に係る可動役物装置を備える遊技機の全体的な構成を示した正面図。 同じく、遊技機の窓枠が開放された状態を示した前方斜視図。 同じく、遊技盤を示した正面図。 同じく、可動役物装置を示した正面図。 同じく、可動役物装置を示した正面分解図。 同じく、可動役物装置を示した背面分解図。 (a)可動役物が収容位置にある場合の可動役物装置を示した正面図。(b)同じく、背面図。 (a)可動役物が収容位置と出現位置との間を移動している場合の可動役物装置を示した正面図。(b)同じく、背面図。 (a)可動役物が出現位置にある場合の可動役物装置を示した正面図。(b)同じく、背面図。 図4におけるA−A矢視端面図。 (a)可動役物が収容位置にある場合のガイド部を示した側面図。(b)同じく、収容位置と出現位置との間を移動している場合のガイド部を示した側面図。(c)同じく、出現位置にある場合のガイド部を示した側面図。 (a)公差の範囲内において右下がりに垂れ下がった状態で収容位置にある場合の可動役物を示した正面図。(b)同じく、収容位置と出現位置との間を移動している場合の可動役物を示した正面図。(c)同じく、出現位置にある場合の可動役物を示した正面図。 同じく、公差の範囲内において右下がりに垂れ下がった状態で出現位置にある可動役物を備えた遊技盤を示した正面図。
まず、本発明に係るパチンコ遊技機の一実施形態である遊技機1の全体的な構成について、図1から図3を用いて説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1から図3が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、窓枠4と、下皿ユニット5と、遊技盤6と、が設けられる。
窓枠4は、中央が開口された略平板状に形成される枠体である。窓枠4は、正面視で中枠3の下部を除く略全面に渡って配置される。窓枠4は、中枠3の前側の開口部にヒンジ部材を介して回動可能に支持される。窓枠4の中央には、正面視で略円形状の窓枠開口部7が形成される。窓枠開口部7は、透明板19により被覆される。窓枠開口部7の下部には、発射前の遊技球が貯溜される上皿8が配設される。窓枠開口部7の左右上方には、スピーカ9がそれぞれ配設される。
下皿ユニット5は、中枠3の下部であって窓枠4の下方に取り付けられる。下皿ユニット5の中央には、上皿8から溢れた遊技球が貯溜される下皿17が配設される。下皿ユニット5の右部であって下皿17の右方には、発射ハンドル18が配設される。発射ハンドル18は、上皿8に貯溜された遊技球を発射可能に構成される。
遊技盤6は、遊技球が転動する領域である遊技領域25が形成される部材である。遊技盤6は、窓枠4の後方であって、正面視で中枠3の下部を除く略全面に渡って配置される。遊技盤6は、中枠3に着脱可能に取り付けられる。なお、遊技盤6の遊技領域25は、窓枠4の窓枠開口部7の後方に配置され、前方から透明板19を介して視認可能に構成される。
次に、遊技盤6の構成について、図3を用いてさらに詳細に説明する。
遊技盤6は、図3に示すように、遊技板10と、ガイドレール11と、センター役物12と、図柄表示装置13と、可変入賞装置14と、大入賞装置15と、アウト口16と、可動役物装置100等により構成される。
遊技板10は、四隅が適宜に切り欠けられた略平板状に形成される部材である。遊技板10には、遊技盤6を構成する各種の遊技部品が取り付けられる。
ガイドレール11は、略円弧帯状に形成される部材である。ガイドレール11は、遊技板10に、前方へ向けて立ち上がり状に取り付けられる。ガイドレール11は、正面視で略円形状を形成するように配置される。なお、遊技板10においてガイドレール11によって略円形状に形成された内側の領域が、遊技球が転動する領域である遊技領域25として構成される。
センター役物12は、その外観により遊技板10を装飾する部材である。センター役物12は正面視で略環状であって、その中央にセンター開口部27が前後方向に貫通して形成される。センター役物12は、遊技板10を前後方向に貫通するように当該遊技板10の中央から上部に渡って形成される孔に前方から挿入され、ボルト等によって取り付けられる。
図柄表示装置13は、前方を臨むように配設された液晶画面26に図柄や数字等の変動(図柄遊技)を表示するように構成される装置である。図柄表示装置13は、遊技板10の後方に配置される。より詳細には、図柄表示装置13の液晶画面26が、遊技板10に取り付けられたセンター役物12のセンター開口部27の後方に配置される。これによって、前方からセンター開口部27を介して液晶画面26に表示される図柄遊技を視認することができる。
可変入賞装置14は、所定の作動条件に応じて左右一対の可動片28が開閉作動し、始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)可能な開放状態と入球(入賞)不能な閉塞状態とに切り替え可能に構成される装置である。可変入賞装置14は、遊技領域25の左右中央部であってセンター役物12の下方に配置される。なお、可変入賞装置14は、前記開放状態において始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
大入賞装置15は、所定の大当たり抽選により大当たりが選択されると、大入賞口15aを開放して遊技球が入球(入賞)可能に構成される装置である。大入賞装置15は、遊技領域25の左右中央部であって可変入賞装置14の下方に配置される。なお、大入賞装置15は、開放した大入賞口15aに遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
アウト口16は、遊技領域25を転動する遊技球が、大入賞口15aや始動入賞口14a等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域25の最下部に配置される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
次に、可動役物装置100の構成について詳細に説明する。
図3から図6に示す可動役物装置100は、液晶画面26に表示される図柄遊技に応じて動作し、遊技者に視覚的な印象(インパクト)を与えるためのものである。可動役物装置100は、液晶画面26の概ね上方から左方にかけて正面視で略L字状に配置されると共に、前後方向においてセンター役物12と液晶画面26との間、すなわちセンター役物12よりも後方であって液晶画面26よりも前方に配置される。なお、可動役物装置100の上方、及び(可動役物装置100が配置されていない)液晶画面26の右方には、可動役物装置100の構成部材ではない遊技部品201・202がそれぞれ配置されている。可動役物装置100は、主として、可動役物110と、アーム部120と、駆動部130と、センサ部140と、ガイド部150と、により構成される。
図3から図6に示す可動役物110は、長手方向を左右方向とした略矩形状であって左右中央部が上下方向に拡径された構造体である。可動役物110の前側面には、キャラクタや文字等の装飾が施される(不図示)。可動役物110の左右方向幅は、液晶画面26の左右方向幅よりも小さく形成される。また、可動役物110の上下方向幅は、液晶画面26の上下方向幅よりも小さく形成される。後述するように、可動役物110は、液晶画面26に表示される図柄遊技に応じて遊技者から視認可能となる位置(出現位置)または視認不能となる位置(収容位置)に移動することにより、遊技者に視覚的な印象(インパクト)を与えることができる。
なお、可動役物110が「出現位置」及び「収容位置」に配置されている場合の配置構成についての詳細な説明は後述する。
図4から図6に示すアーム部120は、可動役物110を支持するものである。アーム部120は、可動役物110の概ね左方に配置される。アーム部120は、主として、アーム121と、連結筒122と、装飾板123と、により構成される。
アーム121は、長手方向を左右方向とした細長い略板状に形成される。アーム121の一側(右部)には、可動役物110が固定される。より詳細には、アーム121の右部は、可動役物110の後側面の左部に設けられた所定の固定位置に配置され、取付具124等を介して可動役物110に固定される。アーム121の他側(左側端部)には、連結筒122が固定される。
連結筒122は、後述する駆動部130の案内軸132が挿通されるものである。連結筒122は、アーム121の左側端部に固定される。連結筒122は、筒芯方向を上下方向とした略円筒状に形成される。連結筒122の内径は、駆動部130の案内軸132の外径よりも若干大きく形成される。
装飾板123は、アーム121において遊技者から視認可能な箇所を装飾するものである。装飾板123は、その板面を前後方向へ向けた状態で、アーム121の左部の前側面に固定される。装飾板123の前側面には、キャラクタや文字等の装飾が施される(不図示)。
このように、アーム部120は、長手方向を左右方向としたアーム121により可動役物110を左側から片持ち支持している。そして、アーム部120は、可動役物110にかかる重力を左側から支えている。アーム部120は、連結筒122を介して駆動部130に支持される。
図4から図6に示す駆動部130は、アーム部120を介して可動役物110を上下方向へ向けて移動させるものである。駆動部130は、可動役物110及びアーム部120の概ね左方に配置される。駆動部130は、主として、ベース部材131と、案内軸132と、ラック133と、モータ134と、出力ギヤ135と、駆動ギヤ136と、により構成される。
ベース部材131は、駆動部130の主たる構造体である。ベース部材131は、案内軸132やラック133等の駆動部130の構成部材を支持する略箱状の部材である。ベース部材131の右側板は、開口されている。ベース部材131は、遊技盤6(図3参照)に適宜支持される。
案内軸132は、ラック133を上下方向へ向けて案内するものである。案内軸132は、長手方向を上下方向へ向けた状態で、ベース部材131の右方に配置される。案内軸132は、その上端部及び下端部に接続された支持片137・137を介してベース部材131に支持される。
ラック133は、長手方向を上下方向として配置される。ラック133の前面側には、筒芯方向を上下方向とした略円筒状の案内筒138・138が配設される。案内筒138・138は、上下方向に相互に離間し、それぞれの筒芯の延長線上に配置される。案内筒138・138の間の幅は、アーム部120の連結筒122の上下方向幅よりも若干大きく形成される。案内筒138・138の内径は、案内軸132の外径よりも若干大きく形成される。案内筒138・138には、案内軸132が挿通される。これによって、ラック133は、案内筒138・138に案内軸132が挿通された状態で、ベース部材131に対して上下方向へ向けて移動可能に構成される。
モータ134は、可動役物装置100を駆動させるための駆動源となるものである。モータ134は、ベース部材131の前側板の前面側に固定される。モータ134の出力軸は、後方へ向けて延出され、ベース部材131の内部に挿入される。
出力ギヤ135は、モータ134からの駆動力を伝達させるものである。出力ギヤ135は、モータ134の出力軸に相対回転不能に固定される。出力ギヤ135は、駆動ギヤ136に噛合される。
駆動ギヤ136は、出力ギヤ135から伝達されたモータ134からの駆動力を、ラック133に伝達させるものである。駆動ギヤ136は、ベース部材131の内部に回転可能に支持される。駆動ギヤ136は、ラック133に噛合される。
このような駆動部130において、モータ134からの駆動力は、前記モータ134の出力軸、出力ギヤ135、駆動ギヤ136、ラック133へと順番に伝達される。そして、モータ134の出力軸の回転方向に応じて、ラック133が上方向または下方向へ向けて移動するように構成される。
なお、駆動部130には、アーム部120が連結される。より詳細には、駆動部130のラック133において上下方向に相互に離間して配置された案内筒138・138の間に、アーム部120の連結筒122が配置される。そして、案内筒138・138及び連結筒122に駆動部130の案内軸132が挿通される。これによって、駆動部130の案内軸132にアーム部120が支持されて、アーム部120と駆動部130とが連結される。
そして、駆動部130のラック133が案内軸132に案内されて上下方向へ向けて移動した場合、ラック133の案内筒138・138と共にアーム部120の連結筒122が上下方向へ向けて移動する。そして、アーム部120の連結筒122が上下方向へ向けて移動すると、前記連結筒122と共にアーム121が上下方向へ向けて移動する。そして、アーム121が上下方向へ向けて移動すると、アーム121と共に前記アーム121の右部に固定された可動役物110が上下方向へ向けて移動する。つまり、駆動部130は、アーム部120を介して可動役物110を上下方向へ向けて移動させることができる。
図4から図6に示すセンサ部140は、可動役物110の昇降位置(本実施形態においては、可動役物110が収容位置にあること)を検出するものである。
なお、センサ部140の構成についての詳細な説明は後述する。
図3から図6に示すガイド部150は、可動役物110を上下方向へ向けてスライド可能に吊り下げ支持するものである。
なお、ガイド部150の構成についての詳細な説明は後述する。
次に、図3及び図4を用いて、可動役物110が収容位置に配置されている場合の当該可動役物110の配置構成について説明する。なお、説明の便宜上、図3及び図4において、収容位置に配置されている場合の可動役物110は、二点鎖線にて示すものとする。
ここで、「収容位置」とは、可動役物装置100において可動役物110が最も上側に移動して配置された場合の位置である。
可動役物110が収容位置に配置されている場合、前記可動役物110はセンター役物12の上部の背後に配置される(図3参照)。そして、可動役物110は、概ね全てがセンター役物12によって遊技者側から視認不能となる。なお、可動役物110の下端部は、センター役物12の上部より下方であって、液晶画面26の上端部の前方に配置される。これによって、可動役物110の下端部は、液晶画面26の上端部と正面視で重複して、遊技者側から視認可能となる。なお、可動役物110の上方、すなわち収容位置の上方には、(可動役物装置100の構成部材以外の)遊技部品201が配置されている。
次に、図3及び図4を用いて、可動役物110が出現位置に配置されている場合の当該可動役物110の配置構成について説明する。
ここで、「出現位置」とは、可動役物装置100において可動役物110が最も下側に移動して配置された場合の位置である。なお、「出現位置」は、「収容位置」の鉛直下方に配置されている。
可動役物110が出現位置に配置されている場合、前記可動役物110の全部がセンター役物12の上部よりも下方であって、センター役物12の下部よりも上方に配置される。つまり、可動役物110の全部が、液晶画面26の前方に配置される。これによって、可動役物110の全部が、液晶画面26と正面視で重複して、遊技者側から視認可能となる。
次に、図7から図9を用いて、可動役物装置100の動作について詳細に説明する。
可動役物装置100は、その動作により可動役物110を上下方向へ向けて移動させ、収容位置または出現位置に適宜に配置することができる。
まず、収容位置に配置されている可動役物110が、出現位置へ向けて移動する場合の可動役物装置100の動作について説明する。
図7に示すように、収容位置に配置されている可動役物110が出現位置へ向けて移動する場合、まず駆動部130のモータ134を駆動させ、モータ134の出力軸を正面視で左回りに回転させる。モータ134の出力軸が正面視で左回りに回転すると、前記出力軸に固定された出力ギヤ135が正面視で左回りに回転する。出力ギヤ135が正面視で左回りに回転すると、前記出力ギヤ135に噛合された駆動ギヤ136が正面視で右回りに回転する。駆動ギヤ136が正面視で右回りに回転すると、前記駆動ギヤ136に噛合されたラック133が案内軸132に案内されて下方へ向けて移動する。ラック133が下方へ向けて移動すると、上述の如くアーム部120を介して可動役物110が下方へ向けて移動する(図8参照)。そして、図9に示すように、可動役物110が出現位置まで移動すると、モータ134の駆動が停止される。
一方、図9に示すように、出現位置に配置されている可動役物110が収容位置へ向けて移動する場合、まず駆動部130のモータ134を駆動させ、モータ134の出力軸を正面視で右回りに回転させる。モータ134の出力軸が正面視で右回りに回転すると、前記出力軸に固定された出力ギヤ135が正面視で右回りに回転する。出力ギヤ135が正面視で右回りに回転すると、前記出力ギヤ135に噛合された駆動ギヤ136が正面視で左回りに回転する。駆動ギヤ136が正面視で左回りに回転すると、前記駆動ギヤ136に噛合されたラック133が案内軸132に案内されて上方へ向けて移動する。ラック133が上方へ向けて移動すると、上述の如くアーム部120を介して可動役物110が上方へ向けて移動する(図8参照)。そして、図7に示すように、可動役物110が収容位置まで移動すると(可動役物110が収容位置にあることをセンサ部140が検出すると)、モータ134の駆動が停止される。
なお、可動役物110は、収容位置から出現位置へ向けて移動する場合、または出現位置から収容位置へ向けて移動する場合に、液晶画面26に表示される図柄遊技に応じて、適宜に停止したり、停止した後に戻る方向へ向けて移動したりすることができる。
以上のように、可動役物装置100は、その動作により可動役物110を収容位置と出現位置との間で上下方向へ向けて移動させ、収容位置や出現位置等の任意の位置に配置することができる。
これによって、遊技者は、可動役物110が収容位置に配置されている(センター役物12によって視認不能となる)場合には、液晶画面26に表示されている図柄遊技に注目して遊技を行う。一方、可動役物110が収容位置から下方へ向けて移動した(特に、出現位置に配置された)場合には、正面視で液晶画面26の略半分程度が可動役物110の背後に配置されることとなる(図3参照)。そして、可動役物110の背後に配置された液晶画面26は、前記可動役物110により遊技者側から視認不能となる。すなわち、遊技者は、液晶画面26に表示されている図柄遊技ではなく、可動役物110に注目して遊技を行う。つまり、可動役物110によって遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる。
次に、ガイド部150の構成について詳細に説明する。
図3から図6、及び図10に示すガイド部150は、主として、遊技盤側レール151と、役物側レール152と、連結レール153と、により構成される。
遊技盤側レール151は、長手方向を上下方向とした細長い部材である。遊技盤側レール151は、平面断面視で前方へ向けて開口された略C字状に形成される。遊技盤側レール151は、遊技盤6における収容位置に適宜固定される。本実施形態では、遊技盤側レール151は、軽量化を図るためにアルミニウムにより形成される。
役物側レール152は、長手方向を上下方向とした細長い部材である。役物側レール152は、平面断面視で後方へ向けて開口された略C字状に形成される。役物側レール152は、可動役物110の後面側の左右中央部に配置される。したがって、役物側レール152の長手方向(上下方向)幅は、可動役物110の左右中央部の上下方向幅よりも小さく形成される。また、役物側レール152は、平面視において、遊技盤側レール151と相互に開口している側を対向させて配置される。本実施形態では、役物側レール152は、軽量化を図るためにアルミニウムにより形成される。また、役物側レール152は、遊技盤側レール151と同一部材が用いられている。これによって、製造コストの削減を図っている。
連結レール153は、長手方向を上下方向とした細長い部材である。連結レール153は、平面断面視で略X字状に形成される。連結レール153は、平面視でその後側半分が遊技盤側レール151の内側に配置される。また、連結レール153は、平面視でその前側半分が役物側レール152の内側に配置される。
連結レール153において遊技盤側レール151の内側に配置された部分の外径は、前記遊技盤側レール151の内側の内径と略同一か、または若干小さく形成される。これによって、連結レール153は、遊技盤側レール151に対して前後方向へ向けて分離不能に構成される。また、連結レール153は、遊技盤側レール151に対して上下方向へ向けて摺動自在(スライド可能)に構成される。換言すれば、連結レール153は、遊技盤側レール151に対して上下方向以外の方向へ向けての力が付与された場合には、前記遊技盤側レール151に干渉して当該方向へ向けて動かない(ガタつかない)ように構成される。なお、連結レール153は、図示せぬストッパが設けられて、前記連結レール153の上端部が、遊技盤側レール151の上端部と下端部との間に位置するように(連結レール153が遊技盤側レール151の下方から抜けないように)構成される。
連結レール153において役物側レール152の内側に配置された部分の外径は、前記役物側レール152の内側の内径と略同一か、または若干小さく形成される。これによって、連結レール153は、役物側レール152に対して前後方向へ向けて分離不能に構成される。また、連結レール153は、役物側レール152に対して上下方向へ向けて摺動自在(スライド可能)に構成される。換言すれば、連結レール153は、役物側レール152に対して上下方向以外の方向へ向けての力が付与された場合には、前記役物側レール152に干渉して当該方向へ向けて動かない(ガタつかない)ように構成される。なお、連結レール153は、図示せぬストッパが設けられて、前記連結レール153の下端部が、役物側レール152の上端部と下端部との間に位置するように(連結レール153が役物側レール152の上方から抜けないように)構成される。
以上のように構成されたガイド部150において、遊技盤側レール151と役物側レール152とは、連結レール153を介して、前後方向へ向けて分離不能に連結されている。また、遊技盤側レール151と役物側レール152とは、連結レール153を介して、上下方向へ向けて相互に独立して移動可能(スライド可能)に連結されている。換言すれば、遊技盤側レール151と役物側レール152とは、相互に上下方向以外の方向へ向けての力が付与された場合には、連結レール153を介して相互に干渉して当該(上下方向以外の)方向へ向けて動かない(ガタつかない)ように構成される。
次に、図7から図9、及び図11を用いて、可動役物110が収容位置と出現位置との間を移動する場合のガイド部150の動作について説明する。
まず、図7及び図11(a)に示すように、可動役物110が収容位置に配置されている場合、遊技盤側レール151と役物側レール152とは、上下方向において相互に近接して配置される。連結レール153は、正面視で遊技盤側レール151と役物側レール152との間の概ね重複した位置に配置される。そして、可動役物110が収容位置から出現位置へ向けて移動し始めた場合、可動役物110と共に役物側レール152が下方へ向けて移動する。そして、連結レール153は、役物側レール152と共に下方へ向けて移動する。すなわち、連結レール153は、遊技盤側レール151に対して下方へ向けて摺動する(図8及び図11(b)参照)。
そして、連結レール153が遊技盤側レール151に対する移動範囲のうち最も下端部に到達すると、連結レール153の遊技盤側レール151に対する下方へ向けての摺動が停止する。そして、役物側レール152が、連結レール153に対して下方へ向けて摺動する。そして、図9及び図11(c)に示すように、可動役物110が出現位置に到達すると、前記可動役物110の停止と共に役物側レール152の下方へ向けての移動が停止する。すなわち、役物側レール152の連結レール153に対する下方へ向けての摺動が停止する。
なお、図9及び図11(c)に示すように、可動役物110が出現位置に配置されている場合、遊技盤側レール151と役物側レール152とは、上下方向において相互に離間して配置される。より詳細には、遊技盤側レール151の下端部と役物側レール152の上端部とは、正面視で重複しておらず離れた状態となっている。そして、遊技盤側レール151と役物側レール152との間には、連結レール153が配置される。すなわち、遊技盤側レール151と役物側レール152とが離間した状態であっても、前記遊技盤側レール151と役物側レール152とは、連結レール153を介して連結されている。
一方、出現位置に配置されている可動役物110が収容位置へ移動し始めた場合、可動役物110と共に役物側レール152が上方へ向けて移動する。そして、役物側レール152は、連結レール153に対して上方へ向けて摺動する(図8及び図11(b)参照)。
そして、役物側レール152が連結レール153に対する移動範囲のうち最も上端部に到達すると、役物側レール152の連結レール153に対する上方へ向けての摺動が停止する。そして、連結レール153は、役物側レール152と共に上方へ向けて移動する。すなわち、連結レール153は、遊技盤側レール151に対して上方へ向けて摺動する。そして、図7及び図11(a)に示すように、可動役物110が収容位置に到達すると(可動役物110が収容位置にあることをセンサ部140が検出すると)、可動役物110の停止と共に役物側レール152の上方へ向けての移動が停止する。すなわち、連結レール153の遊技盤側レール151に対する上方へ向けての摺動が停止する。
以上のように、ガイド部150は、可動役物110の収容位置と出現位置との間の移動に応じて動作して、可動役物110の昇降方向への移動を案内している。つまり、ガイド部150は、可動役物110を昇降方向へ向けてスライド可能に案内する部材である。
なお、上述の如く、可動役物110は、アーム部120によって左側から片持ち支持されている。つまり、可動役物110は、その自重によって、アーム部120と駆動部130との連結部であるアーム部120の連結筒122を支点として右下がりに垂れ下がり易い構成となっている。また、可動役物110は、上下方向へ向けての移動によりガタつき易い構成となっている。そして、仮に可動役物110が右下がりに垂れ下がったり、または上下方向への移動によりガタついたりした場合には、当該可動役物110の上下方向へ向けての移動が安定しないこととなる。
これに対して、ガイド部150によって、可動役物110の右下がりへの垂れ下がりを防止し、また、上下方向へ向けての移動により可動役物110がガタつくことを防止することができる。
より詳細には、可動役物110は、収容位置に配置されている場合であっても、出現位置に配置されている場合であっても、ガイド部150を介して遊技盤6と常時連結されている。つまり、可動役物110に固定された役物側レール152と、遊技盤6に固定された遊技盤側レール151とが、連結レール153を介して常時連結されている。そして、役物側レール152と遊技盤側レール151とは、相互に上下方向以外の方向へ向けての力が付与された場合には、連結レール153を介して相互に干渉して当該(上下方向以外の)方向へ向けて動かない(ガタつかない)ように構成される。
したがって、例えば可動役物110が右下がりへ垂れ下がるような力が付与された場合、役物側レール152が遊技盤側レール151に対して右下方へ向けての力が付与されることとなり、役物側レール152と遊技盤側レール151とが相互に干渉して当該方向へ向けて動かない(ガタつかない)こととなる。また、例えば可動役物110の上下方向へ向けての移動に伴ってガタつくような力が付与された場合、役物側レール152が遊技盤側レール151に対してガタつく方向へ向けての力が付与されることとなり、役物側レール152と遊技盤側レール151とが相互に干渉して当該方向へ向けて動かない(ガタつかない)こととなる。
このように、ガイド部150によって、可動役物110の右下がりへの垂れ下がりを防止し、また、上下方向へ向けての移動により可動役物110がガタつくことを防止して、当該可動役物110の上下方向へ向けての移動を安定化させることができる。
また、例えば従来技術のように、アーム部120や駆動部130に可動役物110のガタつきを吸収するための弾性部材やこの弾性部材を接続する部材等を設けることなく、ガイド部150という比較的安価なものにより可動役物110の上下方向へ向けての移動を安定化させることができる。
また、例えば従来技術のように、アーム部120や駆動部130に可動役物110のガタつきを吸収するための弾性部材やこの弾性部材を接続する部材等を設けることがないので、アーム部120や駆動部130をコンパクトに形成することができ、余計なスペースを設ける必要がない。
また、ガイド部150は、可動役物110の左右中央部、換言すれば可動役物110において上下方向幅が最も大きい位置に配置されている。したがって、役物側レール152の上下方向幅を、可動役物110の右端に配置した場合よりも大きく形成することができる。つまり、本実施形態においては、可動役物110の上下方向へ向けての移動範囲を最も大きく形成することができる。
また、ガイド部150は、可動役物110を片持ち支持するアーム部120から左右方向へ離間した位置となる可動役物110の左右中央部に配置されているので、可動役物110の右下がりへの垂れ下がりや、上下方向へ向けての移動による可動役物110のガタつきの防止効果を高めることが可能となっている。
なお、ガイド部150は、上述の如く、可動役物110を上下方向へ向けてスライド可能に吊り下げ支持するものであるが、可動役物110の下方へ向けての移動を規制するものではない。つまり、ガイド部150は、アーム部120と共に可動役物110にかかる重力を支えるものではない。
次に、センサ部140の構成について詳細に説明する。
図4から図6に示すセンサ部140は、遊技盤6において収容位置の右側端部に配置される。換言すれば、センサ部140は、収容位置に可動役物110が配置されている場合に、当該可動役物110の右上部(右側)となる位置に配置される。したがって、センサ部140は、可動役物110が収容位置に配置されている場合に、アーム部120と駆動部130との連結部であるアーム部120の連結筒122に対して、正面視で可動役物110を概ね中央に挟んだ反対側に配置されることとなる。センサ部140は、主として、可動遮蔽片141と、フォトセンサ142と、により構成される。
可動遮蔽片141は、細長い略板状の部材である。可動遮蔽片141は、回動軸143によって正面視で時計回り又は反時計回りに回動自在に支持される。可動遮蔽片141は、回動軸143を中心として長手方向を概ね左右方向として配置される。可動遮蔽片141の左側端部の下部には、半円状の役物当接部144が形成される。また、可動遮蔽片141の右側端部には、扇状の遮蔽部145が形成される。可動遮蔽片141は、何れの力も付与されていない(可動役物110が収容位置に配置されていない)状態で、回動軸143を中心として左側が下で右側が上となるように構成される。
フォトセンサ142は、主として、光を発する発光部146と、前記発光部146から発せられた光を受光する受光部147と、により構成される。発光部146及び受光部147は、回動軸143の右方に配置される。フォトセンサ142は、発光部146と受光部147との間に遮蔽部145が進入すると、発光部146からの光が遮られ、受光部147において光が受光できなくなるため、可動遮蔽片141が所定の位置にあること(より詳細には、可動役物110が収容位置に配置されていること)を検出する。
次に、図7から図9を用いて、可動役物110が収容位置と出現位置との間を移動する場合のセンサ部140の動作(検出構成)について説明する。
まず、図7に示すように、可動役物110が収容位置に配置されている場合、センサ部140は役物当接部144が可動役物110の右上部に当接している。そして、可動遮蔽片141の役物当接部144は、回動軸143に対して左上方に配置されている。一方、可動遮蔽片141の遮蔽部145は、回動軸143に対して右下方に配置され、フォトセンサ142の発光部146と受光部147との間に進入している。かかる場合、フォトセンサ142において、発光部146からの光が遮蔽部145により遮られ、受光部147において受光できないため、可動遮蔽片141が所定の位置にあること(より詳細には、可動役物110が収容位置に配置されていること)が検出される。
そして、図8に示すように、可動役物110が収容位置から下方へ向けて移動すると、当該可動役物110の移動と共に、可動遮蔽片141が回動軸143を中心として正面視で反時計回りに回動する。そして、図8において、可動遮蔽片141の遮蔽部145が、フォトセンサ142の発光部146と受光部147との間から退出している。かかる場合には、フォトセンサ142において、発光部146からの光が遮られず、受光部147において受光できるため、可動遮蔽片141が所定の位置にないこと(より詳細には、可動役物110が収容位置に配置されていないこと)が検出される。
一方、図9に示すように出現位置に配置されている可動役物110が収容位置へ(上方へ向けて)移動する場合、図8において、可動役物110の右上部が可動遮蔽片141の役物当接部144に当接している。そして、さらに可動役物110が上方へ向けて移動すると、可動遮蔽片141の役物当接部144が可動役物110の右上部により上方へ向けて押圧され、可動遮蔽片141が正面視で時計回りに回動する。そして、図7に示すように、可動役物110が収容位置に到達した場合、役物当接部144が回動軸143に対して左上方に到達する。一方、可動遮蔽片141の遮蔽部145は、回動軸143に対して右下方に到達し、フォトセンサ142の発光部146と受光部147との間に進入する。かかる場合、フォトセンサ142において、発光部146からの光が遮蔽部145により遮られ、受光部147において受光できないため、可動遮蔽片141が所定の位置にあること(より詳細には、可動役物110が収容位置に配置されていること)が検出される。
このように、センサ部140は、可動役物110の上下方向へ向けての移動に応じて動作して、当該可動役物110が収容位置に配置されていることを検出することができる。
なお、本実施形態に係るセンサ部140は、可動役物110が片持ち支持されている側と反対側である右側に配置するものである。上述の如く、可動役物110は、アーム部120によって左側から片持ち支持されている。つまり、可動役物110は、その自重によって、アーム部120と駆動部130との連結部であるアーム部120の連結筒122を支点として右下がりに垂れ下がり易い構成となっている。したがって、センサ部140がアーム部120の連結筒122から離間した位置に配置されることによって、可動役物110が収容位置に配置されていることが検出されたとしても、公差の範囲において可動役物110が右下がりに垂れ下がっている場合がある。なお、「公差の範囲内」とは、ガイド部150によって可動役物110の右下がりへの垂れ下がりが防止された結果、可動役物110の上下方向へ向けての移動の安定化が妨げられない程度の範囲内での可動役物110の右下がりへの垂れ下がりを指すものである。
ここで、一般的なパチンコ遊技機の遊技において、一部の遊技者は、いわゆるオカルト的な楽しみ方を見出している。なお、「オカルト的な楽しみ方」とは、例えば「大当り遊技を行っている人の隣のパチンコ遊技機は大当りし易い」等、現実的に大当たりと関連していない事象に基づいて独自の法則をたて、大当りへの期待を高める楽しみ方を指すものである。
本実施形態のセンサ部140の構成によって、上述の如く、可動役物110が右下がりに垂れ下がっていても、公差の範囲内であれば当該可動役物110が収容位置に配置されていることが検出される構成としている。すなわち、複数の遊技機1を比較すると、センサ部140によって可動役物110が収容位置に配置されていることが検出されたとしても、複数のうち一部の遊技機1においては、収容位置に配置されている可動役物110が公差の範囲内において右下がりに垂れ下がっていることとなる。
図12は、可動役物110が公差の範囲内において右下がりに垂れ下がっている状態での上下方向へ向けての移動を示す図である。なお、図12において、二点鎖線にて示しているのは、右下がりに垂れ下がっていない状態の可動役物110である。図12(a)に示すように、可動役物110が収容位置に配置されている場合に、公差の範囲内であれば当該可動役物110が右下がりに垂れ下がっていても、可動遮蔽片141の遮蔽部145がフォトセンサ142の発光部146と受光部147との間に進入し、可動役物110が収容位置に配置されていることが検出される。かかる場合、右下がりに垂れ下がった可動役物110と、右下がりに垂れ下がっていない状態の可動役物110とは、正面視で配置がずれている。なお、可動役物110は、収容位置に配置されている場合であっても、当該可動役物110の下端部が液晶画面26の上端部の前方に配置されているため、当該可動役物110が右下がりに垂れ下がっている状態を遊技者が視認可能となっている。そして、図12(b)及び(c)に示すように、可動役物110は、公差の範囲内において右下がりに垂れ下がっている状態のまま、下方へ向けて移動して、出現位置に到達することとなる(図13参照)。つまり、公差の範囲内において右下がりに垂れ下がっている状態の可動役物110の全部が、遊技者に視認可能となる。
このような構成によって、遊技者は、右下がりに垂れ下がっている状態の可動役物110を備えた遊技機1の遊技において、大当りすると、「右下がりに垂れ下がっている状態の可動役物110を備えた遊技機1は大当りし易い」との独自の法則をたて、一方、大当りしないと、「右下がりに垂れ下がっている状態の可動役物110を備えた遊技機1は大当りし難い」との独自の法則をたて、オカルト的な楽しみ方を見出すことができる。すなわち、複雑な制御を行わずとも、複数のうち一部の遊技機1において、可動役物110の配置構成を他の遊技機1と異なる状態(右下がりに垂れ下がった状態)とすることで、遊技者に新たな楽しみ方を提供することができる。
以上のように、本発明に係る遊技機1の可動役物装置100は、
左側から片持ち支持されて昇降可能に構成された可動役物110を備えて、
前記可動役物110を昇降方向へ向けてスライド可能に吊り下げ支持して前記可動役物110の昇降を安定させるものである。
このような構成によって、遊技機1の可動役物装置100は、左側から片持ち支持された可動役物110が昇降するときのガタつきを防止して可動役物110の昇降を安定化させることができる。
なお、可動役物110は、本発明に係る「可動役物」の一実施形態である。本発明に係る「可動役物」は、上記の如く構成に限定するものではない。例えば、可動役物110は、左側から片持ち支持される構成であるが、右側から片持ち支持される構成であってもよい。
また、可動役物110の収容位置と出現位置との間の移動(上下方向へ向けての移動)は、本発明に係る「可動役物」の「昇降」の一実施形態である。本発明に係る「可動役物」の「昇降」は、上記の如く構成に限定するものではない。
例えば、出現位置が収容位置の鉛直下方に配置ではなく、斜め下方に配置される構成であってもよい。かかる場合、「可動役物」は、収容位置と出現位置との間を、斜め上下方向へ向けて移動することとなる。
また、収容位置が液晶画面26の下方に配置される構成であってもよい。かかる場合、可動役物110が収容位置に配置されている場合、前記可動役物110はセンター役物12の下部の背後に配置される。
また、ガイド部150は、本発明に係る「スライド可能に吊り下げ支持」する構成の一実施形態であり、この構成に限定するものではない。
例えば、可動役物110が移動する範囲(長さ)に応じて、遊技盤側レール151、連結レール153、役物側レール152の上下方向の長さを適宜に変更することができる。
また、本実施形態においては、1つの連結レール153が設けられているが、2つ以上設けられる構成(役物側レール152と遊技盤側レール151とを複数の連結レール153により連結する構成)であってもよい。
また、本実施形態においては、1つのガイド部150が設けられているが、2つ以上設けられる構成であってもよい。
また、本実施形態においては、ガイド部150は、可動役物110の左右中央部に配置されているが、例えば左部であったり右部であったり可動役物110の構成等に応じて適宜に配置する構成であってもよい。
また、以上のように、本実施形態に係る遊技機1は、
左右一側から片持ち支持されて昇降可能に構成された可動役物110を備えて、
前記可動役物110を昇降方向へ向けてスライド可能に吊り下げ支持して前記可動役物110の昇降を安定させると共に、
前記可動役物110の昇降位置を検出するセンサ部140(昇降位置検出手段)を前記可動役物110の左右他方側に配置するものである。
このような構成によって、複雑な制御を行わずとも、複数のうち一部の遊技機1において、可動役物110の配置構成を他の遊技機1とは異なる状態(右下がりに垂れ下がった状態)とすることで、遊技者に新たな楽しみ方を提供することができる。
なお、センサ部140は、一実施形態であり、本実施形態の構成に限定するものではない。
1:遊技機,100:可動役物装置,110:可動役物,140:センサ部

Claims (1)

  1. 左右一方側から片持ち支持されて昇降可能に構成された可動役物を備えて、
    前記可動役物を昇降方向へ向けてスライド可能に吊り下げ支持して前記可動役物の昇降を安定させる、
    ことを特徴とするパチンコ遊技機の可動役物装置。
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