JP2013026746A - イヤホン及びヘッドホン - Google Patents
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Abstract
【課題】小型化を実現し、使い勝手が良好なイヤホン及びヘッドホンを提供する。
【解決手段】イヤホン20Lは、音声を再生するスピーカユニット40,41と、ハウジング30とを有する。また、ハウジング30は、スピーカユニット40,41が収納される空間35,36と、空間35,36から外部へと通じる開口35a,36aとが形成されている。これにより、スピーカユニット40,41が出力する異なる音源が、相互に干渉せずにユーザの耳に伝達される。したがって、立体的な音声を再現しつつ、イヤホン20Lの小型化を実現することができる。また、小型化により、イヤホン20Lの携帯性が向上し、イヤホン20Lを備えるヘッドホンの携帯性も向上する。また、携帯性の向上に伴い、イヤホン20L、ヘッドホンの使い勝手も良好となる。
【選択図】図7
【解決手段】イヤホン20Lは、音声を再生するスピーカユニット40,41と、ハウジング30とを有する。また、ハウジング30は、スピーカユニット40,41が収納される空間35,36と、空間35,36から外部へと通じる開口35a,36aとが形成されている。これにより、スピーカユニット40,41が出力する異なる音源が、相互に干渉せずにユーザの耳に伝達される。したがって、立体的な音声を再現しつつ、イヤホン20Lの小型化を実現することができる。また、小型化により、イヤホン20Lの携帯性が向上し、イヤホン20Lを備えるヘッドホンの携帯性も向上する。また、携帯性の向上に伴い、イヤホン20L、ヘッドホンの使い勝手も良好となる。
【選択図】図7
Description
本発明は、イヤホン及びヘッドホンに関する。
現実の音場に近似した音場を再現する再生機器として、立体音響を再生することができるヘッドホンが提案されている(例えば、特許文献1〜4参照)。特許文献1〜4に記載のヘッドホンは、一対のイヤホン(右耳側イヤホン、左耳側イヤホン)を備え、さらにイヤホン毎に、複数のスピーカユニット(ドライバユニット)が配置されている。ヘッドホンがユーザに装着された場合、スピーカユニットは、例えば、ヘッドホンのユーザの前側、後ろ側に配置されるとともに、スピーカユニットそれぞれが出力する音声の音量、音波の位相の変化等を適宜調整することにより、ヘッドホンは、立体的な音声を再現する。
しかしながら、上記特許文献1〜4に記載のヘッドホンのイヤホンは、スピーカユニット毎に収納するハウジングを複数有している。これら複数のハウジングにより、イヤホンが大型化してしまい、使い勝手も悪くなるおそれがあった。
本発明は、上述の事情の下になされたもので、小型化を実現し、使い勝手が良好なイヤホン及びヘッドホンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係るイヤホンは、
音声を再生する第1スピーカユニット及び第2スピーカユニットと、
前記第1スピーカユニットを収納する第1空間と、前記第1空間から外部へと通じる第1開口と、前記第2スピーカユニットを収納する第2空間と、前記第2空間から外部へと通じる第2開口と、が形成されたハウジングと、
を備えることを特徴とする。
音声を再生する第1スピーカユニット及び第2スピーカユニットと、
前記第1スピーカユニットを収納する第1空間と、前記第1空間から外部へと通じる第1開口と、前記第2スピーカユニットを収納する第2空間と、前記第2空間から外部へと通じる第2開口と、が形成されたハウジングと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係るヘッドホンは、
前記イヤホンを備えたことを特徴とする。
前記イヤホンを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、スピーカユニットを収納する空間と、スピーカユニットからの音声を外部に伝える開口とが、これらスピーカユニット毎に、ハウジングに形成されている。これにより、スピーカユニットが出力する異なる音源を、相互に干渉させずに、開口から外部に伝えることが可能になる。したがって、立体的な音声を再現しつつ、イヤホンの小型化を実現することができる。また、小型化により、イヤホンの使い勝手も良好となる。
(第1実施形態)
以下、第1実施形態に係るヘッドホン10について、図1〜図7を参照しながら説明する。なお、図中のXZ平面は水平な面であり、図中のY軸の方向は鉛直方向であり、さらに、このヘッドホン10をユーザが装着した場合には、図中のX軸の方向は、ユーザの前方(正面方向)となり、図中のZ軸の方向は、ユーザの右側の方向となる。
以下、第1実施形態に係るヘッドホン10について、図1〜図7を参照しながら説明する。なお、図中のXZ平面は水平な面であり、図中のY軸の方向は鉛直方向であり、さらに、このヘッドホン10をユーザが装着した場合には、図中のX軸の方向は、ユーザの前方(正面方向)となり、図中のZ軸の方向は、ユーザの右側の方向となる。
本発明に係るヘッドホン10は、図1に示すように、例えば、携帯音楽プレーヤーなどの携帯機器100に用いられる。ヘッドホン10は、一対のイヤホン20L、20Rを有している。イヤホン20L、20Rは、例えば、カナル型のイヤホンであり、ユーザがヘッドホン10を使用する場合、イヤホン20Lは、携帯端末を使用するユーザの左耳の耳孔に挿入され、イヤホン20Rは、ユーザの右耳の耳孔に挿入される。
イヤホン20Lは、図1及び図2に示すように、ハウジング30と、ハウジング30の+Z側に取り付けられたイヤーピース50と、ハウジング30の下方(−Y側)に配置されたブッシュ55と、ケーブル60とを有する。また、イヤホン20Lは、上記各部材に加えて、図3に示すように、音声を出力する一対のスピーカユニット40,41を有する。
ハウジング30は、内部にスピーカユニット40,41等を収納する。ハウジング30は、略円筒形状に形成され、例えば、樹脂からなる。また、ハウジング30は、ハウジング本体31と、蓋体32と、隔壁部材33と、音導管34とを有する。これらハウジング本体31、蓋体32、隔壁部材33、音導管34は、例えば、射出成形により形成される。
ハウジング本体31は、+Z側に底面が形成された略有底円筒形状に形成されている。ハウジング本体31の−Z側の面には、スピーカユニット40,41が固定されている。また、ハウジング本体31の+Z側に底面には、Z軸方向に貫通する孔31aが形成されている。
蓋体32は、−Z側に底面が形成された略有底円筒形状に形成されている。この蓋体32は、ハウジング本体31の−Z側の面に取り付けられている。これにより、スピーカユニット40,41は、蓋体32に覆われる。
隔壁部材33は、平板形状に形成され、ハウジング本体31及び蓋体32内に、YZ平面に平行に配置されている。この隔壁部材33が、ハウジング本体31及び蓋体32内に配置されることにより、ハウジング30の内部空間は、2つの空間35,36に区画される。具体的には、空間35は、ハウジング本体31の内周面、隔壁部材33の−X側の面、スピーカユニット40の+Z側の面等によって規定され、スピーカユニット40から出力される音声を取り囲むエンクロージャとして構成される。同様に、空間36は、ハウジング本体31の内周面、隔壁部材33の+X側の面、スピーカユニット41の+Z側の面によって規定され、スピーカユニット41から出力される音声を取り囲むエンクロージャとして構成される。また、隔壁部材33が配置されることにより、ハウジング30の孔31aも、2つの開口35a,36aに区画される。開口35a,36aを介して、空間35,36は外部と通じている。
音導管34は、Z軸方向に貫通する孔34aが形成された略円筒形状の部材である。この孔34aは、その直径が、ハウジング本体31の孔31aの直径と同等に形成されている。音導管34は、ハウジング本体31の孔31aを覆うように、ハウジング本体31の+Z側の面に取り付けられている。また、音導管34の孔34a内に隔壁部材33が配置されている。これにより、音導管34には、2つの音声通路34b,34cが形成される。音声通路34b,34cは、XY断面が半円形状になるように形成されている。音声通路34bは、ハウジング本体31内に形成された空間35に通じており、スピーカユニット40から出力される音声の通路となる。また、音導通路34cは、ハウジング本体31内に形成された空間36に通じており、スピーカユニット41から出力される音声の通路となる。また、音導管34の+Z側の端部には、爪部34dが形成されている。
スピーカユニット40は、例えば、バッフル板などに固定されたヨーク、マグネット、ポールピース等から構成される磁気回路構成部材と、ボイスコイルと、ダイヤブラム状の振動板と、を有している。また、振動板の放音面40aが、XY平面に平行になるように、スピーカユニット40は、ハウジング30内に配置されている。ボイスコイルに音声信号が入力されると、ボイスコイルに振動が生ずる。そうすると、ボイスコイルに固定された振動板にも、振動が生ずる。この振動によって、スピーカユニット40は、音声信号に対応した音声を再生する。
スピーカユニット41は、スピーカユニット40と同様に、磁気回路構成部材と、ボイスコイルと、ダイヤブラム状の振動板とを有しており、振動板の放音面41aが、XY平面に平行になるように、ハウジング30内に配置されている。そして、ボイスコイルに入力された音声信号に対応した音声を再生する。
イヤーピース50は、容易に変形することができる柔軟性のある素材からなる。イヤーピース50の素材としては、例えば、合成樹脂である。イヤーピース50には、ハウジング30の音導管34を嵌め込むための孔51が形成されている。また、イヤーピース50には、音導管34から出力された音声を通すための音導通路52,53が形成されている。これら音導通路52,53は、それぞれのXY断面が半円形状となるように形成されている。音導通路52,53のXY断面は、音導管34の音声通路34b,34cのXY断面と同等の形状、面積となっている。
このイヤーピース50の孔51には、ハウジング30の音導管34の+Z側の端部が、+Z側から嵌め込まれる。このとき、音導管34の爪部34dが、孔51の内周面に喰い込み、これにより、イヤーピース50は、ハウジング30に対して抜け止めされる。また、音導管34の外周面には、キーが形成されており、イヤーピース50の孔51の内周面には、キー溝が形成されている。これらキーとキー溝との係合によって、イヤーピース50は、ハウジング30に対して回り止めされる。また、このイヤーピース50の孔51にハウジング30の音導管34が嵌め込まれると、イヤーピース50の音導通路52は、音導管34の音声通路34bを介して、ハウジング30の空間35に通じる。一方、イヤーピース50の音導通路53は、音導管34の音声通路34cを介して、ハウジング30の空間36に通じる。
ブッシュ55は、図4に示すように、ハウジング30の下方(−Y側)に突出するように配置された略円筒形状の部材である。このブッシュ55には、スピーカユニット40,41に音声信号を入力するためのワイヤ61,62が通されている。ワイヤ61,62は、絶縁性素材に被覆されて、一本のケーブル60として外部に引き出されている。ケーブル60の他端は、図1に示すように、携帯機器100に接続される。
イヤホン20Rは、イヤホン20Lと同様に、図1を参照するとわかるように、ハウジング30と、イヤーピース50と、ブッシュ55と、スピーカユニットを有する。
上述のように構成された本発明の第1実施形態に係るヘッドホン10の動作について、図5〜図7を用いて説明する。
ヘッドホン10を用いる場合は、例えば、図5及び図6に示すように、ユーザの左耳の耳孔にイヤホン20Lのイヤーピース50を挿入するとともに、右耳の耳孔にイヤホン20Rのイヤーピース50を挿入する。このとき、イヤホン20L,20Rのブッシュ55がハウジング30の下方に位置するように、イヤホン20L,20Rのイヤーピース50を耳孔に挿入する。これにより、ヘッドホン10は、ユーザに装着される。
ブッシュ55がハウジング30の下方に位置された状態で、イヤホン20Lがユーザに装着されると、図7に示すように、空間35が、ユーザの後ろ側に配置されるとともに、空間36が、ユーザの前側に配置される。
次に、ユーザが携帯機器100を操作することにより、携帯機器100の制御ユニット101から音声信号が出力される。制御ユニット101は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、主記憶部、補助記憶部、表示部、入力部、及び上記各部を相互に接続するバス等から構成されている。この制御ユニット101から出力された音声信号は、立体音響を再現させるために用いられる頭部伝達関数(HRTF)などに基づいた信号である。携帯機器100から出力された音声信号は、ケーブル60を介して、イヤホン20Lのスピーカユニット40,41のボイスコイルに入力される。音声信号がボイスコイルに入力されると、ボイスコイルに振動が生ずる。そうすると、ボイスコイルに固定された振動板にも、振動が生ずる。この振動によって、スピーカユニット40,41は、音声信号に対応した音声を再生する。
スピーカユニット40によって再生された音声は、ハウジング30の空間35、開口35a、音導管34の音声通路34b、イヤーピース50の音声通路52を通って、ユーザの左耳に伝わる。一方、スピーカユニット41によって再生された音声は、ハウジング30の空間36、開口36a、音導管34の音声通路34c、イヤーピース50の音声通路53を通って、ユーザの左耳に伝わる。
同様に、携帯機器100から出力された音声信号は、ケーブル60を介して、イヤホン20Rの2つのスピーカユニットのボイスコイルに入力される。音声信号がボイスコイルに入力されると、ボイスコイルに振動が生ずる。そうすると、ボイスコイルに固定された振動板にも、振動が生ずる。この振動によって、2つのスピーカユニットは、音声信号に対応した音声を再生する。そして、それぞれの音声が、ユーザの右耳に伝わる。
このとき、ユーザの左耳に伝わる2つの音声及び右耳に伝わる2つの音声のそれぞれの音量、音波が左耳に伝わる時間差、音波の周波数特性、位相差等を異ならせることにより、立体的な音響を再生する。
以上、説明したように、第1実施形態に係るイヤホン20L,20Rによれば、空間35,36と、開口35a,36aとが、スピーカユニット40,41毎に一つのハウジング30に形成されている。さらに、音声通路34b,34cが、スピーカユニット40,41毎に、一つの音導管34に形成されており、音声通路52,53が、スピーカユニット40,41毎に一つのイヤーピース50に形成されている。これにより、スピーカユニット40,41が出力する異なる音源が、相互に干渉せずにユーザの耳に伝達される。したがって、立体的な音声を再現しつつ、イヤホン20L,20Rの小型化を実現することができる。また、小型化により、イヤホン20L,20Rの携帯性が向上し、イヤホン20L,20Rを備えるヘッドホン10の携帯性も向上する。また、携帯性の向上に伴い、イヤホン20L,20R、ヘッドホン10の使い勝手も良好となる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るイヤホン120Lについて、図8を参照しながら説明する。
次に、本発明の第2実施形態に係るイヤホン120Lについて、図8を参照しながら説明する。
イヤホン120Lは、図8に示すように、第1実施形態に係るイヤホン20Lと同様に、ハウジング30と、イヤーピース50と、ブッシュ55と、ケーブル60と、一対のスピーカユニット40,41を有する。さらに、ハウジング30は、ハウジング本体31と、蓋体32と、隔壁部材33と、音導管34とを有する。
隔壁部材33は、第1実施形態に係るイヤホン20Lの隔壁部材33が、ハウジング本体31及び蓋体32内に、YZ平面に平行に配置されているのに対し、XZ平面に平行に配置されている。これにより、2つの空間70,71が、Y軸方向に沿って形成される。また、隔壁部材33が配置されることにより、ハウジング30の孔31aも、2つの開口70a,71aに区画される。
ブッシュ55がハウジング30の下方に位置された状態で、イヤホン20Lがユーザの左耳に装着されると、図7に示すように、空間70が、ユーザの上側(頭部側、+Y側)に配置されるとともに、空間36が、ユーザの下側(顎部側、−Y側)に配置される。
このような第2実施形態に係るイヤホン120Lにおいても、第1実施形態に係るイヤホン20Lと同様の効果を奏する。具体的には、空間35,36と、開口35a,36aとが、スピーカユニット40,41毎に一つのハウジング30に形成されている。さらに、音声通路34b,34cが、スピーカユニット40,41毎に、一つの音導管34に形成されており、音声通路52,53が、スピーカユニット40,41毎に一つのイヤーピース50に形成されている。これにより、スピーカユニット40,41が出力する異なる音源が、相互に干渉せずにユーザの耳に伝達され、立体的な音声を再現しつつ、イヤホン20L,20Rの小型化を実現することができる。また、小型化により、イヤホン120Lの携帯性が向上し、イヤホン120Lを備えるヘッドホンの携帯性も向上する。また、携帯性の向上に伴い、イヤホン120L等の使い勝手も良好となる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るイヤホン220Lについて、図9を参照しながら説明する。
次に、本発明の第3実施形態に係るイヤホン220Lについて、図9を参照しながら説明する。
イヤホン220Lは、図9に示すように、イヤホン20L及びイヤホン120Lと同様に、ハウジング30と、イヤーピース50と、ブッシュ55と、ケーブル60と、4つのスピーカユニット80,81,82,83を有する。さらに、ハウジング30は、ハウジング本体31と、蓋体32と、隔壁部材33と、音導管34とを有する。
隔壁部材33は、第1実施形態に係るイヤホン20Lの隔壁部材33が平板形状に形成されているのに対し、XY断面が十字形状(Cross形状)に形成されている。これにより、ハウジング30内には、4つの空間90,91,92,93が形成される。また、この隔壁部材33が配置されることにより、ハウジング30には、空間90,91,92,93に対応した4つの開口が形成される。また、スピーカユニット80,81,82,83は、空間90,91,92,93にそれぞれ配置される。
ブッシュ55がハウジング30の下方に位置された状態で、イヤホン20Lがユーザの左耳に装着されると、空間90がユーザの背面側(−X側)に配置され、空間91がユーザの上側(頭部側、+Y側)に配置され、空間92がユーザの正面側(+X側)に配置され、空間93がユーザの下側(顎部側、−Y側)に配置される。
スピーカユニット80,81,82,83によって再生された音声は、ハウジング30の空間90,91,92,93や、空間90,91,92,93に対応した4つの開口等を通って、ユーザの耳に伝わる。このとき、ユーザの耳に伝わる4つの音声のそれぞれの音量、音波が左耳に伝わる時間差、音波の周波数特性、位相差等を異ならせることにより、立体的な音響を再生する。
また、隔壁部材33のハウジング30内への配置の向きは、任意である。例えば、図10に示すように、隔壁部材33を、XZ平面に平行に、且つ、YZ平面に平行に配置してもよい。
以上、説明したように、第3実施形態に係るイヤホン220Lによれば、一つのハウジング30内に、4つのスピーカユニット90,91,92,93が、空間90,91,92,93毎に配置されている。これにより、現実の音場により近似した音場を再現できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態等によって限定されるものではない。
例えば、本実施形態においては、イヤホン20L,20Rは、カナル型イヤホンであるが、これに限らず、インナーイヤー型イヤホンでもよいし、耳掛け型イヤホンでもよい。
また、本実施形態においては、第1実施形態のイヤホン20L,20R、第2実施形態のイヤホン120Lにおいては、2つのスピーカユニット(スピーカユニット40,41)を有しており、第3実施形態のイヤホン220Lにおいては、4つのスピーカユニット(スピーカユニット80,81,82,83)を有している。しかしながら、これに限らず、3つのスピーカユニットを有していてもよいし、5つ以上のスピーカユニットを有していてもよい。
また、本実施形態においては、隔壁部材33は、ハウジング本体31とは、別の部材として構成されている。しかしながら、これに限らず、ハウジング本体31と一体に構成されていてもよい。
同様に、本実施形態においては、音導管34は、ハウジング本体31とは、別の部材として構成されている。しかしながら、これに限らず、ハウジング本体31と一体に構成されていてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能とされるものである。上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)音声を再生する第1スピーカユニット及び第2スピーカユニットと、
前記第1スピーカユニットを収納する第1空間と、前記第1空間から外部へと通じる第1開口と、前記第2スピーカユニットを収納する第2空間と、前記第2空間から外部へと通じる第2開口と、が形成されたハウジングと、
を備えることを特徴とするイヤホン。
前記第1スピーカユニットを収納する第1空間と、前記第1空間から外部へと通じる第1開口と、前記第2スピーカユニットを収納する第2空間と、前記第2空間から外部へと通じる第2開口と、が形成されたハウジングと、
を備えることを特徴とするイヤホン。
(付記2)前記ハウジングは、前記ハウジングの内部に配置された隔壁部材を有し、
前記隔壁部材によって、前記ハウジングの内部空間が、前記第1空間と前記第2空間とに区画されていることを特徴とする付記1に記載のイヤホン。
前記隔壁部材によって、前記ハウジングの内部空間が、前記第1空間と前記第2空間とに区画されていることを特徴とする付記1に記載のイヤホン。
(付記3)前記ハウジングには、前記ハウジングの前記内部空間と外部とを連通させる孔が形成され、
前記隔壁部材によって、前記ハウジングの前記孔が、前記第1開口と前記第2開口とに区画されていることを特徴とする付記2に記載のイヤホン。
前記隔壁部材によって、前記ハウジングの前記孔が、前記第1開口と前記第2開口とに区画されていることを特徴とする付記2に記載のイヤホン。
(付記4)前記ハウジングは、
ハウジング本体と、
前記ハウジング本体から突出して形成され、前記第1空間に通じることによって、前記第1スピーカユニットの音声を外部へ伝える第1音声通路と、前記第2空間に通じることによって、前記第2スピーカユニットの音声を外部へ伝える第2音声通路と、が形成された音導管と、
を有することを特徴とする付記1乃至3のいずれか一つに記載のイヤホン。
ハウジング本体と、
前記ハウジング本体から突出して形成され、前記第1空間に通じることによって、前記第1スピーカユニットの音声を外部へ伝える第1音声通路と、前記第2空間に通じることによって、前記第2スピーカユニットの音声を外部へ伝える第2音声通路と、が形成された音導管と、
を有することを特徴とする付記1乃至3のいずれか一つに記載のイヤホン。
(付記5) 前記音導管には、隔壁部材が配置され、
前記音導管に配置された前記隔壁部材によって、前記音導管に形成された孔が、第1音声通路と第2音声通路とに区画されていることを特徴とする付記4に記載のイヤホン。
前記音導管に配置された前記隔壁部材によって、前記音導管に形成された孔が、第1音声通路と第2音声通路とに区画されていることを特徴とする付記4に記載のイヤホン。
(付記6)前記イヤホンは、柔軟性のある素材からなり、前記音導管に取り付けられるイヤーピースを有しており、
前記イヤーピースは、前記第1音声通路と通過した音声を外部へ伝える第3音声通路と、前記第2音声通路と通過した音声を外部へ伝える第4音声通路と、が形成されていることを特徴とする付記4又は5に記載のイヤホン。
前記イヤーピースは、前記第1音声通路と通過した音声を外部へ伝える第3音声通路と、前記第2音声通路と通過した音声を外部へ伝える第4音声通路と、が形成されていることを特徴とする付記4又は5に記載のイヤホン。
(付記7)前記第1スピーカユニット及び前記第2スピーカユニットは、音源からイヤホンを使用するユーザの耳に至るまでの音の伝達特性から求められる頭部伝達関数(HRTF)に基づいた信号が入力されるとともに、前記信号に基づいて音声を再生することを特徴とする付記1乃至6のいずれか一つに記載のイヤホン。
(付記8)音声を再生する第3スピーカユニットをさらに備え、
前記ハウジングには、前記第3スピーカユニットを収納する第3空間と、前記第3空間から外部へと通じる第3開口と、がさらに形成されていることを特徴とする付記1乃至7のいずれか一つに記載のイヤホン。
前記ハウジングには、前記第3スピーカユニットを収納する第3空間と、前記第3空間から外部へと通じる第3開口と、がさらに形成されていることを特徴とする付記1乃至7のいずれか一つに記載のイヤホン。
(付記9)音声を再生する第4スピーカユニットをさらに備え、
前記ハウジングには、前記第4スピーカユニットを収納する第4空間と、前記第4空間から外部へと通じる第4開口と、がさらに形成されていることを特徴とする付記8に記載のイヤホン。
前記ハウジングには、前記第4スピーカユニットを収納する第4空間と、前記第4空間から外部へと通じる第4開口と、がさらに形成されていることを特徴とする付記8に記載のイヤホン。
(付記10)付記1乃至9のいずれか一つに記載のイヤホンを備えたことを特徴とするヘッドホン。
本発明のイヤホン及びヘッドホンは、オーディオ機器、ビジュアル装置、音声ナビ等の機器に使用できる。
10 ヘッドホン
20L、20R、120L、220L イヤホン
30 ハウジング
31 ハウジング本体
31a 孔
32 蓋体
33 隔壁部材
34 音導管
34a 孔
34b 音声通路(第1音声通路)
34c 音声通路(第2音声通路)
35 空間(第1空間)
36 空間(第2空間)
35a 開口(第1開口)
36a 開口(第2開口)
40、41、80、81、82、83 スピーカユニット
40a、41a 放音面
50 イヤーピース
51 孔
52 音声通路(第3音声通路)
53 音声通路(第4音声通路)
55 ブッシュ
60 ケーブル
61、62 ワイヤ
90、91、92、93 空間
100 携帯機器
101 制御ユニット
20L、20R、120L、220L イヤホン
30 ハウジング
31 ハウジング本体
31a 孔
32 蓋体
33 隔壁部材
34 音導管
34a 孔
34b 音声通路(第1音声通路)
34c 音声通路(第2音声通路)
35 空間(第1空間)
36 空間(第2空間)
35a 開口(第1開口)
36a 開口(第2開口)
40、41、80、81、82、83 スピーカユニット
40a、41a 放音面
50 イヤーピース
51 孔
52 音声通路(第3音声通路)
53 音声通路(第4音声通路)
55 ブッシュ
60 ケーブル
61、62 ワイヤ
90、91、92、93 空間
100 携帯機器
101 制御ユニット
Claims (10)
- 音声を再生する第1スピーカユニット及び第2スピーカユニットと、
前記第1スピーカユニットを収納する第1空間と、前記第1空間から外部へと通じる第1開口と、前記第2スピーカユニットを収納する第2空間と、前記第2空間から外部へと通じる第2開口と、が形成されたハウジングと、
を備えることを特徴とするイヤホン。 - 前記ハウジングは、前記ハウジングの内部に配置された隔壁部材を有し、
前記隔壁部材によって、前記ハウジングの内部空間が、前記第1空間と前記第2空間とに区画されていることを特徴とする請求項1に記載のイヤホン。 - 前記ハウジングには、前記ハウジングの前記内部空間と外部とを連通させる孔が形成され、
前記隔壁部材によって、前記ハウジングの前記孔が、前記第1開口と前記第2開口とに区画されていることを特徴とする請求項2に記載のイヤホン。 - 前記ハウジングは、
ハウジング本体と、
前記ハウジング本体から突出して形成され、前記第1空間に通じることによって、前記第1スピーカユニットの音声を外部へ伝える第1音声通路と、前記第2空間に通じることによって、前記第2スピーカユニットの音声を外部へ伝える第2音声通路と、が形成された音導管と、
を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のイヤホン。 - 前記音導管には、隔壁部材が配置され、
前記音導管に配置された前記隔壁部材によって、前記音導管に形成された孔が、第1音声通路と第2音声通路とに区画されていることを特徴とする請求項4に記載のイヤホン。 - 前記イヤホンは、柔軟性のある素材からなり、前記音導管に取り付けられるイヤーピースを有しており、
前記イヤーピースは、前記第1音声通路と通過した音声を外部へ伝える第3音声通路と、前記第2音声通路と通過した音声を外部へ伝える第4音声通路と、が形成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載のイヤホン。 - 前記第1スピーカユニット及び前記第2スピーカユニットは、音源からイヤホンを使用するユーザの耳に至るまでの音の伝達特性から求められる頭部伝達関数(HRTF)に基づいた信号が入力されるとともに、前記信号に基づいて音声を再生することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のイヤホン。
- 音声を再生する第3スピーカユニットをさらに備え、
前記ハウジングには、前記第3スピーカユニットを収納する第3空間と、前記第3空間から外部へと通じる第3開口と、がさらに形成されていることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のイヤホン。 - 音声を再生する第4スピーカユニットをさらに備え、
前記ハウジングには、前記第4スピーカユニットを収納する第4空間と、前記第4空間から外部へと通じる第4開口と、がさらに形成されていることを特徴とする請求項8に記載のイヤホン。 - 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のイヤホンを備えたことを特徴とするヘッドホン。
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