JP2013025424A - 車両用操作装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車載機器の操作装置の起動時の表示において、一度に大量の情報をユーザに与えてしまうことによるユーザの混乱を抑えることができる車両用操作装置の提供。
【解決手段】操作パネルは、車両が起動したと判定され、操作盤、液晶パネル、バックライト、LEDからなる表示手段の表示面に第2操作ボタン意匠20及び作動状態画像22を表示させるにあたり、第2操作ボタン意匠20及び作動状態画像22のいずれか一方を他方よりも先行して表示面に表示させる。
【選択図】図5

Description

本発明は、車載に搭載された機器を操作するための車両用操作装置に関する。
従来、操作部に応じた操作信号を出力することにより、車両に搭載されている車載機器を操作する車両用操作装置が知られている(特許文献1を参照)。
この特許文献1の操作装置は、表示面に操作部としての操作ボタンを表示する表示装置と、ユーザによる押圧位置を特定するタッチパネルとを有し、表示面に表示された操作ボタンに応じた操作信号を出力する。これによれば、ユーザの指などで押下されることにより車載機器を操作するボタン機構を用いなくとも、表示面に操作ボタンを表示させるだけでよい。また、このタッチパネルを備える操作装置によれば、操作ボタンの表示を自由に行える、例えば、操作装置が停止している場合は、操作ボタンの表示を行わないようにすることができる。また、この表示面には、操作ボタンの他に車載機器の作動状態が表示されるようになっている。これにより、ユーザは、表示面に表示される車載機器の作動状態を見ながら、車載機器を操作することができる。
特開平10−217743号公報
ここで、車両に搭載の車載機器は、車両がイグニッションスイッチやアクセサリスイッチがオンされることによって起動されたとき、起動するのが一般的である。このとき、車載機器の操作装置も同時に起動する。操作装置が起動したときに、操作装置の表示面に操作ボタンと車載機器の作動状態とが一度に表示されてしまうと、操作装置の起動時に一度に大量の情報をユーザに与えてしまうこととなり、ユーザに混乱を与える場合がある。
特許文献1の技術とは別に、操作装置が起動すると、操作装置の表示面にその起動を報知するための起動画像をユーザに向けて表示させる技術が知られている。こうした技術では、起動画像が表示されると同時に操作ボタンが表示される。このように、起動画像と同時に操作ボタンが表示されると、表示面の表示が煩雑となり、ユーザに混乱を与える場合がある。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、車載機器の操作装置の起動時の表示において、一度に大量の情報をユーザに与えてしまうことによるユーザの混乱を抑えることができる車両用操作装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、操作部に応じた操作信号を出力することにより、車両に搭載されている車載機器を操作する車両用操作装置であって、
車両が起動したことを判定する起動判定手段と、
車載機器の作動状態に関する情報を取得する状態情報取得手段と、
操作部、及び状態情報取得手段が取得した作動状態をユーザに向けて表示する表示面を有する表示手段と、
表示手段の表示面よりもユーザ側に配置され、ユーザによる押圧により、押圧位置を特定するタッチパネルと、
タッチパネルによって特定した押圧位置と表示面に表示された操作部との位置関係から操作部に応じた操作信号を車載機器に出力する出力手段と、
起動判定手段により車両が起動したと判定され、表示手段の表示面に操作部及び作動状態を表示させるにあたり、操作部及び作動状態のいずれか一方を他方よりも先行して表示面に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、出力手段は、ユーザによる押圧により、押圧位置を特定するタッチパネルによって特定した押圧位置と表示面に表示された操作部との位置関係から操作部に応じた操作信号を車載機器に出力するので、ユーザの指等で押下される車載機器を操作するボタン機構を用いなくて済む。また、このような出力手段によれば、表示制御手段は、表示面への操作部の表示、非表示を自由に行える。さらに、この発明によれば、こういった構成を有する操作装置において、起動判定手段により車両が起動したと判定され、表示手段の表示面に操作部及び車載機器の作動状態が表示される際、表示制御手段は、操作部及び作動状態のいずれか一方を他方よりも先行して表示面に表示させる。これによれば、表示面には、操作部が表示されてから、次に作動状態が表示される、又は作動状態が表示されてから、次に操作部が表示される。このような表示によれば、操作装置の起動時に一度に大量の情報がユーザに与えられることを抑制することができる。その結果、ユーザの混乱を抑制することができる。
請求項2の発明では、操作部は、操作ボタンを模した複数の操作ボタン意匠から構成され、表示制御手段は、車両が起動したと判定され、表示手段の表示面に操作部としての複数の操作ボタン意匠及び作動状態のいずれか一方を他方よりも先行して表示面に表示させる際、複数の操作ボタン意匠を同色にて表示させ、複数の操作ボタン意匠及び作動状態を表示面に表示させた後、複数の操作ボタン意匠の表示色を複数の操作ボタン意匠の機能ごとに変更することを特徴としている。
この発明によれば、操作ボタン意匠及び車載機器の作動状態のいずれか一方が他方よりも先行して表示面に表示される際、表示制御手段は、複数の操作ボタン意匠の表示色を同色にて表示させる。これによれば、複数の操作ボタン意匠の存在をユーザに明示することができる。さらに、表示制御手段は、複数の操作ボタン意匠及び作動状態の両方が表示された後、複数の操作ボタン意匠の表示色を操作ボタン意匠ごとに変更する。これにより、ユーザは、操作ボタン意匠の機能を表示色からも理解することができる。特に、この発明では、上述したような順序で操作ボタン意匠の表示色を変更するようにしているため、操作ボタン意匠の存在を明らかにするタイミングと、操作ボタン意匠の機能の理解を助けるタイミングをずらすことができ、一度に大量の情報をユーザに与えることを抑制することができる。その結果、情報過多によるユーザの混乱を抑制することができる。
請求項3の発明では、表示制御手段は、起動判定手段により車両が起動したと判定され、表示手段の表示面に操作部及び作動状態を表示させるにあたり、操作部を作動状態の表示よりも先行して表示面に表示させることを特徴としている。
この発明によれば、操作部の表示が車載機器の作動状態の表示よりも先行することとなるので、操作装置の見た目をユーザの指等で押下されることで車載機器を操作するボタン機構を備えた操作装置と同様にすることができる。このため、ユーザに違和感を与えないようにすることができる。
上記目的を達成するために、請求項4の発明は、操作部に応じた操作信号を出力することにより、車両に搭載されている車載機器を操作する車両用操作装置であって、
車両が起動したことを判定する起動判定手段と、
操作部、及び車両の起動を報知するための起動画像をユーザに向けて表示する表示面を有する表示手段と、
表示手段の表示面よりもユーザ側に配置され、ユーザによる押圧により、押圧位置を特定するタッチパネルと、
タッチパネルによって特定した押圧位置と表示面に表示された操作部との位置関係から操作部に応じた操作信号を車載機器に出力する出力手段と、
起動判定手段により車両が起動したと判定され、表示手段の表示面に操作部及び起動画像を表示させるにあたり、操作部よりも先行して起動画像を表示面に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴としている。
この発明によれば、出力手段は、ユーザによる押圧により、押圧位置を特定するタッチパネルによって特定した押圧位置と表示面に表示された操作部との位置関係から操作部に応じた操作信号を車載機器に出力するので、ユーザの指等で押下される車載機器を操作するボタン機構を用いなくて済む。また、このような出力手段によれば、表示制御手段は、表示面への操作部の表示、非表示を自由に行える。さらに、この発明によれば、こういった構成を有する操作装置において、起動判定手段により車両が起動したと判定され、表示手段の表示面に操作部及び起動画像が表示される際、表示制御手段は、操作部よりも先行して起動画像を表示面に表示させる。これによれば、最初に車両が起動したということをユーザに認識させ、その後、起動画像を表示した表示手段が操作装置のためのものであるということを順番に認識させることができる。このことによれば、例えば、起動画像と操作部とが同時に表示される場合に比べ、表示面の表示が煩雑となるのを抑制することができる。その結果、表示面の表示が煩雑となることによるユーザの混乱を抑制することができる。加えて、この発明によれば、操作部の表示よりも起動画像の表示を先行させているため、車両が起動してから、操作装置による車載機器の操作が可能となるというユーザの使用感覚に沿ったものとすることができる。よって、操作装置の表示に対しユーザに違和感を与えないようにすることができる。
請求項5の発明では、表示制御手段は、起動判定手段により車両が起動したと判定され、表示手段の表示面に操作部及び起動画像を表示させるにあたり、操作部を起動画像の表示が終了してから表示面に表示させることを特徴としている。
この発明によれば、表示制御手段は、起動画像の表示が終了してから、操作部を表示させているので、車両が起動してから操作装置による車載機器の操作が可能となるという印象を確実にユーザに与えることができる。
請求項6の発明では、起動画像には、操作部の表示を促す内容が含まれており、表示制御手段は、起動判定手段により車両が起動したと判定され、表示手段の表示面に操作部及び起動画像を表示させるにあたり、起動画像において操作部の表示を促す内容を表示させた後、操作部を表示面に表示させることを特徴としている。
この発明によれば、表示制御手段は、起動画像に含まれる操作部の表示を促す内容を表示させた後、操作部の表示面に表示させるようにしているので、起動画像が表示されている最中であっても、ユーザの混乱を抑えることができる。
第1実施形態による操作パネルの概略構成を示す概略構成図である。 第1実施形態による操作パネルの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態による操作パネルの表示例を示す図である。 第1実施形態による操作パネルの起動時の表示制御フローを示すフローチャートである。 図4に示す表示制御フローを実行したときの操作パネル10の表示の経緯を示した表示例である。 第2実施形態による操作パネルの起動時の表示制御フローを示すフローチャートである。 図6に示す表示制御フローを実行したときの操作パネル10の表示の経緯を示した表示例である。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による操作パネルの概略構成を示す概略構成図である。また、図2は、第1実施形態による操作パネルの電気的構成を示すブロック図である。図3は、操作パネルの表示例である。以下、本実施形態の操作パネルの機械的構成及び電気的構成を図1から図3に基づいて説明する。
操作パネル10は、車両に搭載された車載機器である空調ユニット60、ハイブリッドシステム70、及びプリクラッシュセーフティシステム80、及びソナーシステム90をユーザが操作するためのものである。操作パネル10は、図3に示すように、操作盤12の表示面14上に空調ユニット60を除く車載機器を操作するための複数の第1操作ボタン意匠18、空調ユニット60を操作するための複数の第2操作ボタン意匠20、空調ユニット60の作動状態を示す作動状態画像22を表示する。第1操作ボタン意匠18は、第2操作ボタン意匠20及び作動状態画像22を表示する画像表示領域16の外側に表示され、EV走行ボタン18a、車両接近通報OFFボタン18b、プリクラッシュセーフティシステムOFFボタン18c、ソナーシステムOFFボタン18d等からなっている。また、各ボタンの上部には、各ボタンが操作されたことを示すインジケータ28a〜28dが設けられている。各インジケータ28a〜28dは赤色に点灯するようになっている。
また、空調ユニット60を操作する第2操作ボタン意匠20は、運転席側の設定温度調整ボタン20a、助手席側の設定温度調整ボタン20b、フロントウインドシールドの曇りを除去するためのフロントデフォッガーボタン20c、内気循環・外気導入・オート選択ボタン20d、リアウインドの曇りを除去するためのリアデフォッガーボタン20e、オート空調運転を指示するオートボタン20f、空調ユニットの運転を停止するためのOFFボタン20g等からなっている。
そして、作動状態画像22は、運転席側及び助手席側の設定温度24と、フロントデフォッガーの作動状態、内気循環・外気導入・オートの選択状態、リアデフォッガーの作動状態、オート空調運転の作動状態も表示する。具体的には、フロントデフォッガーボタン20c、内気循環・外気導入・オート選択ボタン20d、リアデフォッガーボタン20e、オートボタン20fのそれぞれの上部に設けられたインジケータ26c〜26fとからなっている。各インジケータ26c〜26fを赤色表示させることにより、各ボタン20c〜20fが表す機能が作動していることを表す。
操作パネル10は、車両の車室内に設けられたインストルメントパネルの中央部分に収容される。操作パネル10は、ケース46を有する。ケース46は、タッチパネル30、操作盤12、液晶パネル32、バックライト34、及び発光ダイオード(LED)36a〜36d、38a〜38d、制御部40、描画部42を実装する回路基板44を収容する。
タッチパネル30、操作盤12、液晶パネル32、バックライト34は、この順序で操作パネル10の表示方向前側から積層される。この順序で積層されたものは、ケース46の開口部48からタッチパネル30が露出するようにケース46内に収容される(図1を参照)。
タッチパネル30は、タッチパネル30の表面においてユーザが指等で押圧した位置を検出する装置であり、ユーザによる押圧位置を検出し、その位置情報を電気的に接続されている制御部40に出力する(図2を参照)。タッチパネル30には様々な形態がある。本実施形態では、タッチパネル30は、それぞれに透明電極膜を配したガラス板及びフィルム層が対向配置され、各透明電極膜の両端には電極が接続された構造を有した抵抗膜方式のタッチパネルを採用する。このタッチパネル30では、ユーザが指等でタッチパネル30の表面を押圧すると、押圧位置の電極膜同士が接触し、電流が流れる。そうすると、接触した位置によってガラス板及びフィルム層に接続されている電極にかかる電圧が変化する。この電圧を測定することで、接触した位置からガラス板及びフィルム層の各辺までの距離が求められ、押圧した位置の座標(位置情報)が検出される。タッチパネル30としては、押圧位置を特定することができればよいので、他の形式のもの、例えば、ユーザの指が触れることによって生じる電界の変化を容量の変化として検出する静電容量方式のものも使用が可能である。
操作盤12は、例えば光を透過可能な透光性材料からなる透光性基板に遮光性を有する遮光印刷層を積層してなっている。透光性材料としては、ポリカーボネート或いはアクリル、ガラス板が使用可能である。操作盤12には、図3に示す第1操作ボタン意匠18、インジケータ28、及び後述する液晶パネル32上に表示される画像を表示可能な画像表示領域16が形成される。第1操作ボタン意匠18、インジケータ28、及び画像表示領域16は、透光性基板の表面に積層された遮光印刷層によって形成される。具体的には、遮光印刷層は、第1操作ボタン意匠18、インジケータ28、及び画像表示領域16の部分を除いて、透光性基板に積層される。このようにして構成された操作盤12の表示方向後側から光を照射すると、図3に示すような第1操作ボタン意匠18及びインジケータ28が発光表示される。そして、画像表示領域16には、表示方向後側に配置される液晶パネル32上に表示された画像が表示されることとなる。
液晶パネル32は、表示画面上に図3に示すような第2操作ボタン意匠20の画像、作動状態画像22、図5(a)に示すような車両が起動することを報知するためのオープニングムービー29を表示する。液晶パネル32は、マトリクス上に配列された複数の画素を有するドットマトリクス型の透過型液晶パネルであり、カラー表示が可能となっている。液晶パネル32は、後述する描画部42からの画像表示指令信号に従って各画素が駆動されることにより、第2操作ボタン意匠20、作動状態画像22、及びオープニングムービー29を表示する。
バックライト34は、液晶パネル32の表示方向後側に配置され、液晶パネル32を表示方向後側から透過照明する。バックライト34は、図示しない発光ダイオード(LED)及び拡散板を有しており、液晶パネル32をむらなく照明する。
回路基板44は、例えば紙フェノール系又はガラスエポキシ系等の硬質の基板からなり、両面に所定の銅箔材料からなる配線パターン(図示せず)が形成されている。回路基板44には、第1操作ボタン意匠18を発光表示させる四つのLED36a〜36dと、それぞれの第1操作ボタン意匠18に対応する機能が作動していることを示すインジケータ28を点灯するための四つのLED38a〜38dが実装されている。
LED36a〜36d、38a〜38dは、電圧の印加によって電気エネルギーを光エネルギーに変換して光を放射するものである。LED36a〜36dからの光の放射により、各第1操作ボタン意匠18の各ボタン18a〜18dは発光表示される。LED36a〜36dの光は青色又は白色となっている。また、LED38a〜38dからの光の放射により、第1操作ボタン意匠18それぞれのインジケータ28a〜28dが発光表示される。LED38a〜38dの光は赤色となっている。LED36a〜36d、38a〜38dは、後述する制御部40と電気的に接続されており、制御部40からの点灯指令信号により発光する。
制御部40は、電気部品としてのタッチパネル30、液晶パネル32、バックライト34、LED36a〜36d、38a〜38d及び描画部42と電気的に接続されている。制御部40は、プログラムによって作動するマイクロコンピュータからなっており、プログラムに従って、各電気部品30、32、34、36a〜36d、38a〜38d、42を制御する。また、制御部40は、電気的に接続されている空調ユニット60、ハイブリッドシステム70、プリクラッシュセーフティシステム80、ソナーシステム90から各ユニット及びシステムの作動状態を取得することができる。
描画部42は、描画回路と画像メモリとを備えており、制御部40からの画像表示指令信号により液晶パネル32に所望の画像を表示させる。描画回路は、ASIC等のICチップからなり、液晶パネル32及び制御部40と電気的に接続されている。画像メモリは、EEPROMからなり、描画回路と電気的に接続されている。画像メモリには、図3に示す第2操作ボタン意匠20、作動状態画像22、図5(a)に示すようなオープニングムービー29が予め記憶されている。以上により、描画回路は、制御部40からの画像表示指令信号に応答して画像メモリから所定の画像(第2操作ボタン意匠20、作動状態画像22、オープニングムービー29)を読み出し、当該画像表示指令信号に従って液晶パネル32の各画素を駆動することによって、液晶パネル32に所望の画像を表示する。
イグニッションスイッチ50は、ユーザによって操作されるスイッチである。イグニッションスイッチ50がユーザによって操作されることにより、ON/OFFが切り替わる。イグニッションスイッチ50の操作により、ON状態となると、車両が起動し、スタンバイ状態となる。一方、OFF状態となると、車両の機能が停止する。
空調ユニット60は、ブロワユニット、クーラユニット及びヒータユニットを備え、車室内の温度及び湿度を調整する。ブロワユニットは、風量調整を行うユニットであり、クーラユニットは、ブロワユニットからの空気を冷却するユニットであり、ヒータユニットは、クーラユニットによって冷却された空気の温度を調整し、車室内に吹出すユニットである。この空調ユニット60は、操作パネル10の制御部40と電気的に接続されており、ユーザによる第2操作ボタン意匠20の操作に応じて作動する。
例えば、ユーザが、タッチパネル30において設定温度調整ボタン20a又は20bに対応する位置を押圧した場合、タッチパネル30は、その押圧位置を特定し、押圧位置情報を制御部40に出力する。制御部40は、入力される押圧位置情報と、第2操作ボタン意匠20の表示位置情報とに基づいて、押圧されたボタンが設定温度調整ボタン20a又は20bであると特定する。そして、制御部40は、作動状態画像22の一つである設定温度24の数値を変化させるように描画部に画像表示指令信号を出力する。これにより、設定温度24の数値が変化する。加えて、制御部40は、押圧された設定温度調整ボタン20a又は20bに応じた信号を出力する。空調ユニット60は、その信号が入力されると、空調ユニット60に記憶されている設定温度を変更し、変更後の設定温度となるように、ブロワユニット、クーラユニット及びヒータユニットを制御する。なお、このときの設定温度の数値情報は、空調ユニット60の記憶部に記憶される。また、フロントデフォッガーの作動状態、内気循環・外気導入・オートの選択状態、リアデフォッガーの作動状態、オート空調運転の作動状態に関する情報も、空調ユニット60の記憶部に記憶される。
ハイブリッドシステム70は、内燃機関及び電気モータが発生する駆動力を車輪に伝達し、車両を走行させるシステムである。このハイブリッドシステム70は、電気モータの駆動力のみで車両を走行させることができるようになっている。このような車両の走行をEV走行という。ハイブリッドシステム70は、操作パネル10の制御部40と電気的に接続されており、ユーザによる第1操作ボタン意匠18のうちのEV走行ボタン18aの操作に応じて、EV走行を行う。
例えば、ユーザが、タッチパネル30において、第1操作ボタン意匠18のうち、EV走行ボタン18aに対応する位置を押圧した場合、タッチパネル30は、その押圧位置を特定し、押圧位置情報を制御部40に出力する。制御部40は、入力される押圧位置情報と、EV走行ボタン18aの表示位置情報とに基づいて、押圧されたボタンがEV走行ボタン18aであると特定し、当該ボタンに応じた信号をハイブリッドシステム70に出力する。ハイブリッドシステム70は、その信号が入力されると、電気モータのみでの走行が可能となるように、内燃機関を停止し、電気モータのみに駆動力が発生するように電気モータを駆動制御する。さらに、制御部40は、EV走行がON状態であることを示すインジケータ28aを点灯するために、LED38aを点灯させる。なお、EV走行がON状態であるという情報は、ハイブリッドシステム70の記憶部に記憶される。
また、ハイブリッドシステム70は、例えば車速が所定速度以下であり、かつ内燃機関が停止中に、歩行者等に車両の接近を通報する車両接近通報装置を備えている。車両接近通報装置は、上記条件が成立することにより自動的にスピーカより通報音を出力する。この車両接近通報装置は、通常、車両が起動すると機能するようになっているが、第1操作ボタン意匠18のうちの車両接近通報OFFボタン18bの操作により、通報音の発生を一時的に停止することができる。
例えば、ユーザが、タッチパネル30において、第1操作ボタン意匠18のうち、車両接近通報OFFボタン18bに対応する位置を押圧した場合、タッチパネル30は、その押圧位置を特定し、押圧位置情報を制御部40に出力する。制御部40は、入力される押圧位置情報と、車両接近通報OFFボタン18bの表示位置情報とに基づいて、押圧されたボタンが車両接近通報OFFボタンであると特定し、当該ボタンに応じた信号をハイブリッドシステム70に出力する。ハイブリッドシステム70は、その信号が入力されると、通報音の発生を一時的に停止するために、車両接近通報装置の作動を停止する。さらに、制御部40は、車両接近通報装置が停止していることを示すインジケータ28bを点灯するために、LED38bを点灯させる。なお、車両接近通報装置の作動停止に関する情報は、ハイブリッドシステム70の記憶部に記憶される。
プリクラッシュセーフティシステム80は、レーダやカメラ等により前方障害物との距離、相対速度等を計測することで衝突を予知し、運転者への警告、電動式シートベルトの巻き上げ、ブレーキアシスト、自動ブレーキ等を行うシステムである。このシステム80は、車両を起動すると、必ずスタンバイ状態となるようになっているが、第1操作ボタン意匠18のうちのプリクラッシュセーフティシステムOFFボタン18cの操作により、強制的に機能を停止させることができる。
例えば、ユーザが、タッチパネル30において、第1操作ボタン意匠18のうち、プリクラッシュセーフティシステムOFFボタン18cに対応する位置を押圧した場合、タッチパネル30は、その押圧位置を特定し、押圧位置情報を制御部40に出力する。制御部40は、入力される押圧位置情報と、プリクラッシュセーフティシステムOFFボタン18cの表示位置情報とに基づいて、押圧されたボタンがプリクラッシュセーフティシステムOFFボタン18cであると特定し、当該ボタンに応じた信号をプリクラッシュセーフティシステム80に出力する。プリクラッシュセーフティシステム80は、その信号が入力されると、システムの機能を強制的に停止する。さらに、制御部40は、プリクラッシュセーフティシステム80の機能が停止していることを示すインジケータ28cを点灯するために、LED38cを点灯させる。なお、プリクラッシュセーフティシステム80の機能停止の情報は、当該システム80の記憶部に記憶される。
ソナーシステム90は、車両の前後バンパーに搭載された超音波センサによって、低速走行時に障害物への接近を運転者に報知するシステムである。このシステムもユーザの希望によりシステムを停止することができる。第1操作ボタン意匠18のうちソナーシステムOFFボタン18dの操作により、強制的に機能を停止させることができる。
例えば、ユーザが、タッチパネル30において、第1操作ボタン意匠18のうち、ソナーシステムOFFボタン18dに対応する位置を押圧した場合、タッチパネル30は、その押圧位置を特定し、押圧位置情報を制御部40に出力する。制御部40は、入力される押圧位置情報と、ソナーシステムOFFボタン18dの位置情報とに基づいて、押圧されたボタンがソナーシステムOFFボタン18dであると特定し、当該ボタンに応じた信号をソナーシステム90に出力する。ソナーシステム90は、その信号が入力されると、システムの機能を強制的に停止する。さらに、制御部40は、ソナーシステム90の機能が停止していることを示すインジケータ28dを点灯するために、LED38dを点灯させる。なお、ソナーシステム90の機能停止の情報は、当該システム90の記憶部に記憶される。
次に、車両の起動時の操作パネル10の表示について、図4に基づいて説明する。図4は、第1実施形態による操作パネル10の起動時の表示制御フローを示すフローチャートである。図5は、図4に示す表示制御フローを実行したときの操作パネル10の表示の経緯を示した表示例である。
ステップS10では、イグニッションスイッチ50がON状態となったか否かを判定する。このステップS10での判定処理において、ON状態となっていれば、ステップS20へ進み、ON状態となっていない、即ちOFF状態となっていれば、ステップS10を繰り返し実行する。このステップS10が実行されるで時点では、液晶パネル32及び全てのLED36a〜36d、38a〜38dは非作動状態にある。このため、操作パネル10には何も表示されていない。
ステップS20では、操作パネル10によって操作される車載機器(空調ユニット60、ハイブリッドシステム70、プリクラッシュセーフティシステム80及びソナーシステム90)の状態を取得する。機器の状態には、下記の項目が含まれる。(1)空調ユニット60においては、助手席側及び運転席側の設定温度、フロントデフォッガーのON/OFF状態、内気循環・外気導入・オートの選択状態、リアデフォッガーのON/OFF状態、及びオート空調のON/OFF状態が機器の状態に含まれる。(2)ハイブリッドシステム70においては、EV走行モードのON/OFF状態、及び車両接近通報装置のON/OFF状態が含まれる。(3)プリクラッシュセーフティシステム80においては、当該システムのON/OFF状態が含まれる。(4)ソナーシステム90においては、当該システムのON/OFF状態が含まれる。
ステップS30では、予め描画部42に記憶されているオープニングムービー29を液晶パネル32に表示させる。この実施形態では、オープニングムービー29が終了するまで、次のステップには進まない。このステップS30が実行されることにより、操作盤12の画像表示領域16には、オープニングムービー29が表示されることとなる(図5(a)を参照)。ユーザはこの表示を視認することにより、車両が起動したことを認識することができる。
ステップS40では、オープニングムービー29が終了してから、各第1操作ボタン意匠18を表示させるべく、LED36a〜36dを点灯させる。これにより、操作盤12の画像表示領域16の外側に、各第1操作ボタン意匠18が発光表示される(図5(b)を参照)。
続く、ステップS50では、予め描画部42に記憶されている各第2操作ボタン意匠20を液晶パネル32に表示させるべく、描画部42に表示指令信号を出力する。これにより、描画部42は液晶パネル32の各画素を駆動し、画面に各第2操作ボタン意匠20を表示させる。なお、このとき、制御部40は、描画部42に対して、液晶パネル32に表示される各第2操作ボタン意匠20の色が同色となるような画像表示指令信号を出力する。これにより、操作盤12には、同色の第2操作ボタン意匠20が表示されることとなる(図5(c)を参照)。なお、この制御フローにおいて、この時点で表示する各第2操作ボタン意匠20の色は、白色及び黒色からなっている。
そして、ステップS60では、第2操作ボタン意匠20が表示された後、所定時間が経過したか否かを判定する。このステップS60での判定処理において、所定時間が経過していなければ、ステップS60を実行し、所定時間が経過していれば、ステップS70に進む。
第2操作ボタン意匠20が表示され、所定時間経過後に実行されるステップS70では、操作盤12に各車載機器60、70、80、90から取得した作動状態を表示する。具体的には、制御部40は、ステップS20で取得した空調ユニット60の作動状態に基づき作動状態画像22を液晶パネル32に表示させるべく、描画部42に画像表示指令信号を出力する。これにより、描画部42は液晶パネル32の各画素を駆動し、画面に作動状態画像22(設定温度24、及びインジケータ26c〜26f)を表示する。その結果、操作盤12における画像表示領域16に作動状態画像22が表示されることとなる(図5(d)を参照)。
また、制御部40は、ステップS20で取得したハイブリッドシステム70、プリクラッシュセーフティシステム80、及びソナーシステム90の作動状態に基づき各第1操作ボタン意匠18の上部にあるインジケータ28a〜28dを発光させるべく、対応するLED38a〜38dに点灯指令信号を出力する。これにより、操作盤12における第1操作ボタン意匠18のインジケータ28a〜28dが発光表示されることとなる(図5(d)を参照)。
その後、ステップS80では、第2操作ボタン意匠20のうち、助手席側及び運転席側の設定温度調整ボタン20a、20bの色を変更するために、描画部42に画像表示指令信号を出力する。具体的には、設定温度調整ボタン20a、20bのうち、設定温度24を上昇させるボタンの色を赤系統の色に、設定温度24を下降させるボタンの色を青系統の色に変更するような画像表示指令信号を描画部42に出力する。これにより、液晶パネル32に表示される設定温度調整ボタン20a、20bの色がステップS50が実行されている時点のものから変化することとなる。その後、このステップS80の処理が終了すると、制御フローは終了する。
上述した順序によって操作パネル10の操作盤12に第1、第2操作ボタン意匠18、20、インジケータ28、作動状態画像22、及びオープニングムービー29を表示させることにより下記のような効果を奏する。以下、その効果について説明する。
この実施形態では、イグニッションスイッチ50がON状態となり、車両が起動したと判定された後、操作パネル10の操作盤12には、オープニングムービー29が表示される。このとき、操作盤12には、オープニングムービー29以外のもの、つまり第1、第2操作ボタン意匠18、20、インジケータ28、作動状態画像22は表示されていない。そして、この実施形態では、オープニングムービー29が表示された後、第1操作ボタン意匠18が操作盤12に表示される。このように、第1操作ボタン意匠18、インジケータ28及び作動状態画像22よりも先行してオープニングムービー29が操作盤12に表示されるようになっているので、ユーザに対して最初に車両が起動したということを認識させ、その後、このパネルが操作パネル10であるということを順番にユーザに認識させることができる。
このことによれば、例えば、オープニングムービー29と、第1操作ボタン意匠18、インジケータ28及び作動状態画像22を一度に表示する場合に比べ、操作盤12の表示が煩雑となるのを抑制することができる。その結果、操作盤12の表示が煩雑となることによるユーザの混乱を抑制することができる。加えて、この実施形態によれば、第1操作ボタン意匠18、インジケータ28及び作動状態画像22の表示よりもオープニングムービー29の表示を先行させているため、車両が起動してから、操作パネル10による車載機器70、80、90の操作が可能となるというユーザの使用感覚に沿ったものとすることができる。よって、操作パネル10の表示に対しユーザに違和感を与えないようにすることができる。
また、本実施形態では、オープニングムービー29が終了してから第1操作ボタン意匠18、インジケータ28a〜28d及び作動状態画像22を表示するようにしているので、車両が起動してから操作パネル10による車載機器60、70、80、90の操作が可能となるという印象を確実にユーザに与えることができる。
また、本実施形態では、イグニッションスイッチ50がON状態となり、車両が起動したと判定された後、操作盤12の画像表示領域16において、空調ユニット60の第2操作ボタン意匠20を表示してから、空調ユニット60の作動状態画像22を操作盤12に表示するようにしている。このような順序の表示によれば、操作パネル10の起動時に一度に大量の情報(第2操作ボタン意匠20及び作動状態画像22)がユーザに与えられることを抑制することができる。その結果、ユーザへの混乱を抑制することができる。
さらに、本実施形態では、作動状態画像22に先行して第2操作ボタン意匠20を表示させる際、第2操作ボタン意匠20のそれぞれを同色にて表示させている。そして、作動状態画像22を表示させた後、第2操作ボタン意匠20の表示色を第2操作ボタン意匠20の機能ごとに変更している。これにより、ユーザは、第2操作ボタン意匠20の機能を表示色からも理解することができる。特に、この実施形態では、このような順序で第2操作ボタン意匠20の表示色を変更するようにしているため、第2操作ボタン意匠20の存在を明らかにするタイミングと、第2操作ボタン意匠20の機能の理解を助けるタイミングをずらすことができ、一度に大量の情報をユーザに与えることを抑制することができる。その結果、情報過多によるユーザの混乱を抑制することができる。
また、本実施形態では、第2操作ボタン意匠20の操作盤12への表示を、空調ユニット60の作動状態画像22の表示よりも先行して表示するようにしている。このことによれば、操作パネル10の見た目をユーザの指等で押下されることで空調ユニット60を操作するボタン機構を備えた操作パネルと同様にすることができる。このため、ユーザに違和感を与えないようにすることができる。
なお、以上において、ステップS10を実行する制御部40が特許請求の範囲に記載の「起動判定手段」に相当し、ステップS20を実行する制御部40が特許請求の範囲に記載の「状態情報取得手段」に相当する。また、第1操作ボタン意匠18又は第2操作ボタン意匠20が特許請求の範囲に記載の「操作部」に相当し、作動状態画像22が特許請求の範囲に記載の「車載機器の作動状態」に相当し、オープニングムービー29が特許請求の範囲に記載の「起動画像」に相当する。また、操作盤12、液晶パネル32、バックライト34、LED36a〜36d、38a〜38dが特許請求の範囲に記載の「表示手段」に相当し、車載機器に押圧された第1、第2操作ボタン意匠に応じた信号を出力する制御部40が特許請求の範囲に記載の「出力手段」に相当する。さらに、ステップS30及びS40を実行する制御部40、並びにステップS50〜S70を実行する制御部40が特許請求の範囲に記載の「表示制御手段」に相当する。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態による操作パネル10の起動時の表示制御フローを示すフローチャートである。図7は、図6の表示制御フローを実行したときの操作パネル10の表示の経緯を示した表示例である。
ステップS110では、イグニッションスイッチ50がON状態となったか否かを判定する。このステップS110での判定処理において、ON状態となっていれば、ステップS120へ進み、ON状態となっていない、即ちOFF状態となっていれば、ステップS110を繰り返し実行する。このステップS110が実行されるで時点では、液晶パネル32及び全てのLED36a〜36d、38a〜38dは非作動状態にある。このため、操作パネル10には何も表示されていない。
ステップS120では、操作パネル10によって操作される車載機器(空調ユニット60、ハイブリッドシステム70、プリクラッシュセーフティシステム80及びソナーシステム90)の状態を取得する。機器の状態には、下記の項目が含まれる。(1)空調ユニット60においては、助手席側及び運転席側の設定温度、フロントデフォッガーのON/OFF状態、内気循環・外気導入・オートの選択状態、リアデフォッガーのON/OFF状態、及びオート空調のON/OFF状態が機器の状態に含まれる。(2)ハイブリッドシステム70においては、EV走行モードのON/OFF状態、及び車両接近通報装置のON/OFF状態が含まれる。(3)プリクラッシュセーフティシステム80においては、当該システムのON/OFF状態が含まれる。(4)ソナーシステム90においては、当該システムのON/OFF状態が含まれる。
ステップS130では、予め描画部42に記憶されているオープニングムービー29aを液晶パネル32に表示させる。このステップS130が実行されることにより、操作盤12の画像表示領域16には、オープニングムービー29aが表示されることとなる(図7(a)を参照)。ユーザはこの表示を視認することにより、車両が起動したことを認識することができる。なお、本実施形態では、オープニングムービー29aには、第1操作パネル意匠18の表示を促す内容を含んでいる。この内容はオープニングムービー29aの表示開始後、所定時間が経過したときに表示されるようになっている。
ステップS140では、オープニングムービー29aの表示が開始されてから所定時間が経過したか否かを判定する。ステップS140の判定処理において、所定時間が経過していなければ、所定時間が経過するまでこのステップの処理を繰り返し行う。所定時間が経過していれば、ステップS150に進む。
ステップS150では、オープニングムービー29aの表示途中であっても、各第1操作ボタン意匠18を表示させるべく、LED36a〜36dを点灯させる。これにより、操作盤12の画像表示領域16の外側に、各第1操作ボタン意匠18が発光表示される(図7(b)を参照)。
続く、ステップS160では、予め描画部42に記憶されている各第2操作ボタン意匠20を液晶パネル32に表示させるべく、描画部42に表示指令信号を出力する。このステップS160が実行されるときには、オープニングムービー29aは終了している。これにより、描画部42は液晶パネル32の各画素を駆動し、画面に各第2操作ボタン意匠20を表示させる。なお、このとき、制御部40は、描画部42に対して、液晶パネル32に表示される各第2操作ボタン意匠20の色が同色となるような画像表示指令信号を出力する。これにより、操作盤12には、同色の第2操作ボタン意匠20が表示されることとなる(図7(c)を参照)。なお、この制御フローにおいて、この時点で表示する各第2操作ボタン意匠20の色は、白色及び黒色からなっている。
そして、ステップS170では、第2操作ボタン意匠20が表示された後、所定時間が経過したか否かを判定する。このステップS170での判定処理において、所定時間が経過していなければ、ステップS170を実行し、所定時間が経過していれば、ステップS180に進む。
第2操作ボタン意匠20が表示され、所定時間経過後に実行されるステップS180では、操作盤12に各車載機器60、70、80、90から取得した作動状態を表示する。具体的には、制御部40は、ステップS120で取得した空調ユニット60の作動状態に基づき作動状態画像22を液晶パネル32に表示させるべく、描画部42に画像表示指令信号を出力する。これにより、描画部42は液晶パネル32の各画素を駆動し、画面に作動状態画像22(設定温度24、及びインジケータ26c〜26f)を表示する。その結果、操作盤12における画像表示領域16に作動状態画像22が表示されることとなる(図7(d)を参照)。
また、制御部40は、ステップS20で取得したハイブリッドシステム70、プリクラッシュセーフティシステム80、及びソナーシステム90の作動状態に基づき各第1操作ボタン意匠18の上部にあるインジケータ28a〜28dを発光させるべく、対応するLED38a〜38dに点灯指令信号を出力する。これにより、操作盤12における第1操作ボタン意匠18のインジケータ28a〜28dが発光表示されることとなる(図7(d)を参照)。
その後、ステップS190では、第2操作ボタン意匠20のうち、助手席側及び運転席側の設定温度調整ボタン20a、20bの色を変更するために、描画部42に画像表示指令信号を出力する。具体的には、設定温度調整ボタン20a、20bのうち、設定温度24を上昇させるボタンの色を赤系統の色に、設定温度24を下降させるボタンの色を青系統の色に変更するような画像表示指令信号を描画部42に出力する。これにより、液晶パネル32に表示される設定温度調整ボタン20a、20bの色がステップS160が実行されている時点のものから変化することとなる。その後、このステップS190の処理が終了すると、制御フローは終了する。
上述したように、この実施形態では、オープニングムービー29aに第1操作ボタン意匠18の表示を促す内容が含まれており、第1操作ボタン意匠18は、当該ボタン意匠18の表示を促す内容とともに操作盤12に表示されるようになっている。このため、オープニングムービー29aが表示されている最中であっても、ユーザへの混乱を抑えることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。先の第1、第2実施形態において、第2操作ボタン意匠20は、空調ユニット60の作動状態を表す作動状態画像22の表示よりも先行して行われているが、この順序は逆であってもよい。
10 操作パネル(操作装置)、12 操作盤(表示手段)、14 表示面、16 画像表示領域、18 第1操作ボタン意匠(操作部)、20 第2操作ボタン意匠(操作部)、22 作動状態画像、24 設定温度、26 インジケータ、28 インジケータ、29 オープニングムービー、30 タッチパネル、32 液晶パネル(表示手段)、34 バックライト(表示手段)、36a〜d 発光ダイオード(LED)(表示手段)、38a〜d 発光ダイオード(LED)、40 制御部(起動判定手段、状態情報取得手段、表示制御手段、出力手段)、42 描画部、44 回路基板、46 ケース、48 開口部、50 イグニッションスイッチ、60 空調ユニット(車載機器)、70 ハイブリッドシステム(車載機器)、80 プリクラッシュセーフティシステム(車載機器)、90 ソナーシステム(車載機器)

Claims (6)

  1. 操作部に応じた操作信号を出力することにより、車両に搭載されている車載機器を操作する車両用操作装置であって、
    前記車両が起動したことを判定する起動判定手段と、
    前記車載機器の作動状態に関する情報を取得する状態情報取得手段と、
    前記操作部、及び前記状態情報取得手段が取得した作動状態をユーザに向けて表示する表示面を有する表示手段と、
    前記表示手段の前記表示面よりも前記ユーザ側に配置され、前記ユーザによる押圧により、押圧位置を特定するタッチパネルと、
    前記タッチパネルによって特定した押圧位置と前記表示面に表示された前記操作部との位置関係から前記操作部に応じた前記操作信号を前記車載機器に出力する出力手段と、
    前記起動判定手段により前記車両が起動したと判定され、前記表示手段の前記表示面に前記操作部及び前記作動状態を表示させるにあたり、前記操作部及び前記作動状態のいずれか一方を他方よりも先行して前記表示面に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする車両用操作装置。
  2. 前記操作部は、操作ボタンを模した複数の操作ボタン意匠から構成され、
    前記表示制御手段は、前記車両が起動したと判定され、前記表示手段の前記表示面に前記操作部としての前記複数の操作ボタン意匠及び前記作動状態のいずれか一方を他方よりも先行して前記表示面に表示させる際、前記複数の操作ボタン意匠を同色にて表示させ、前記複数の操作ボタン意匠及び前記作動状態を前記表示面に表示させた後、前記複数の操作ボタン意匠の表示色を前記複数の操作ボタン意匠の機能ごとに変更することを特徴とする請求項1に記載の車両用操作装置。
  3. 前記表示制御手段は、前記起動判定手段により前記車両が起動したと判定され、前記表示手段の前記表示面に前記操作部及び前記作動状態を表示させるにあたり、前記操作部を前記作動状態の表示よりも先行して前記表示面に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用操作装置。
  4. 操作部に応じた操作信号を出力することにより、車両に搭載されている車載機器を操作する車両用操作装置であって、
    前記車両が起動したことを判定する起動判定手段と、
    前記操作部、及び前記車両の起動を報知するための起動画像をユーザに向けて表示する表示面を有する表示手段と、
    前記表示手段の前記表示面よりも前記ユーザ側に配置され、前記ユーザによる押圧により、押圧位置を特定するタッチパネルと、
    前記タッチパネルによって特定した押圧位置と前記表示面に表示された前記操作部との位置関係から前記操作部に応じた前記操作信号を前記車載機器に出力する出力手段と、
    前記起動判定手段により前記車両が起動したと判定され、前記表示手段の前記表示面に前記操作部及び前記起動画像を表示させるにあたり、前記操作部よりも先行して前記起動画像を前記表示面に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする車両用操作装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記起動判定手段により前記車両が起動したと判定され、前記表示手段の前記表示面に前記操作部及び前記起動画像を表示させるにあたり、前記操作部を前記起動画像の表示が終了してから前記表示面に表示させることを特徴とする請求項4に記載の車両用操作装置。
  6. 前記起動画像には、前記操作部の表示を促す内容が含まれており、
    前記表示制御手段は、前記起動判定手段により前記車両が起動したと判定され、前記表示手段の前記表示面に前記操作部及び前記起動画像を表示させるにあたり、前記起動画像において前記操作部の表示を促す内容を表示させた後、前記操作部を前記表示面に表示させることを特徴とする請求項4に記載の車両用操作装置。
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