JP2013024069A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】密閉型圧縮機の密閉容器と支持脚との共振を抑制し、騒音が低く、生産性の高い密閉型電動圧縮機を提供すること。
【解決手段】電動圧縮要素と、電動圧縮要素を収納する密閉容器と、密閉容器内に電動圧縮要素を弾性的に支持するコイルばねと、下シェルの底面部に溶接固着される支持脚121とを備え、支持脚121は下シェル側へ突出した複数の溶接突起129を備えるとともに、底面部と支持脚121との間に、溶接部以外で当接する当たり部133を設けることで、当たり部133で確実に下シェルと支持脚121の取り付け曲面125が当接するため、溶接部以外で支持脚121を接触固定し、下シェルと支持脚121の共振を抑制することができ、騒音が低く、生産性の高い密閉型電動圧縮機を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、主に家庭用冷蔵庫等に用いられる密閉型電動圧縮機に関し、特に低騒音に関するものである。
近年、密閉型電動圧縮機は、騒音の低いものが求められ、また、一般に密閉容器の下部に取付け用の支持脚を設けている(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら特許文献1に示した従来の圧縮機について説明する。
図7は、従来の密閉型圧縮機の縦断面図、図8は、従来の密閉型圧縮機の支持脚の斜視図、図9は、従来の密閉型圧縮機の下シェルと支持脚の要部斜視図である。
図7から図9において、電動要素1と圧縮要素2とからなる電動圧縮要素3が、互いに連結した上シェル4と下シェル5とからなる密閉容器6内に収納されている。
上シェル4と下シェル5は、鉄板をプレスにて絞り成形することにより、形成されたものである。
下シェル5は、大曲率部7と小曲率部8をもつ曲面からなり、大曲率部7と小曲率部8にまたがるように水平方向に形成された平坦部9があり、この平坦部9にコイルばね10を設置して電動圧縮要素3を支持するようにしている。
支持脚11は、熱間圧延軟鋼材の一種であるSPHCのプレス打ち抜き成形にて形成され、密閉容器6を他装置へ取り付ける際に位置決め固定する孔部14と、下シェル5の大曲率部7に溶接固着する取り付け曲面12を備えている。
取り付け曲面12は、下シェル5の曲面形状とほぼ等しい曲率で形成され、下シェル方向に突出した溶接突起15が形成されている。
また、下シェル5へ溶接された支持脚11は、取り付け曲面12が下シェル5曲面に沿って面接触している状態で固着している。
以上のように構成された従来の密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素1への通電により電動要素1が回転し、発生した電動圧縮要素3の振動を、コイルばね10によって減衰させることにより、コイルばね10設置部から密閉容器6外部へ伝播する振動を抑制している。
また、下シェル5の底面部13近傍を、支持脚11の取り付け曲面12で面接触させることで、底面部13の共振発生を抑えられ、底面部13からの騒音を抑制することによって低騒音効果を得ようとするものである。
特許第2609713号公報
しかしながら、上記従来の構成では、支持脚11は下シェル5に溶接突起15にて溶接固着されるが、支持脚11の取り付け曲面12と下シェル5の曲率が異なっている場合、曲面同士が一致せず、支持脚11と下シェル5との間に、微小隙間16が生成されることがあった。
また、下シェル5は、複数の曲面によって形成されているため、支持脚11を溶接する際の位置決めとなる基準面を取ることが難しく、支持脚11と下シェル5の曲面が水平方向にずれやすいことで、微小隙間16が生成される可能性を有していた。
さらに、取り付け曲面12の曲率と下シェル5の曲率が十分等しく、溶接時にずれがない場合でも、溶接時の熱膨張により支持脚11が熱変形することで、微小隙間16が生成される可能性があった。
微小隙間16が生成されると、その近傍は、支持脚11の取り付け曲面12が下シェル5の曲面に当接していないため、剛性の低い底面部13の共振を十分に抑制することができず、下シェル5の底面部13の共振によって発生する騒音を低減する十分な効果が得られないという課題を有していた。
さらに、微小隙間16があると、圧縮機運転の加振力により支持脚11も共振しやすくなり、その結果ビビリ音のような騒音が発生する可能性を有していた。
また、密閉容器6の下シェル5は、鉄板をプレスにて絞り成形されるが、鉄板の厚さやプレス型のへたり等の諸要因に起因して、曲率精度にばらつきを有しているとともに、溶接時の支持脚11の熱変形も一様でないため、微小隙間16が不安定に生成されることで、微小隙間16近傍の支持脚11が不規則に共振し、騒音ばらつきの一因となっていた。
さらに、騒音への悪影響因子を最小に抑えるため、下シェル5や支持脚11の曲率精度に高い精度を要求する必要があるほか、溶接時のずれを防止するために生産設備にも高い精度を必要とし、生産性が悪いという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、下シェルと支持脚の共振を抑制し、低騒音で、生産性の高い圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型電動圧縮機は、下シェルの底面部と支持脚との間に、溶接部以外で当接する当たり部を少なくとも一箇所以上設けたもので、下シェルと支持脚を当たり部によって確実に接触固定することができ、底面部と支持脚の共振を抑制することができるという作用を有する。
本発明の密閉型電動圧縮機は、支持脚の取り付け曲面と下シェルの曲面が一致していなくても、確実に支持脚と下シェルの共振を抑制することができ、低騒音で、生産性の高い圧縮機を提供することができる。
本発明の実施の形態1における密閉型電動圧縮機の縦断面図 同実施の形態1における密閉型電動圧縮機の支持脚の斜視図 同実施の形態1における密閉型電動圧縮機の支持脚の要部断面図 本発明の実施の形態2における密閉型電動圧縮機の縦断面図 同実施の形態2における密閉型電動圧縮機の下シェルの斜視図 同実施の形態2における密閉型電動圧縮機の下シェルの要部断面図 従来の密閉型圧縮機の縦断面図 従来の密閉型圧縮機の支持脚の斜視図 従来の密閉型圧縮機の下シェルと支持脚の要部斜視図
請求項1に記載の発明は、電動要素と圧縮要素とが一体に組み合わされた電動圧縮要素と、上シェルと下シェルによって形成され、かつ前記電動圧縮要素を収納した密閉容器と、前記密閉容器内において前記電動圧縮要素を弾性的に支持するコイルばねと、前記下シェルの底面部に溶接固着される支持脚を備え、前記支持脚に、前記下シェル側へ突出した複数の溶接突起を設け、さらに前記下シェルの底面部と支持脚の間に、溶接部以外で当接する当たり部を少なくとも一箇所以上設けたものである。
これによって、前記下シェルの曲率と前記支持脚の取り付け曲面の曲率が一致していない場合、また溶接による前記支持脚の熱変形があった場合でも、前記当たり部で確実に前記下シェルと前記支持脚が当接するため、溶接部以外で前記支持脚を接触固定するほか、前記下シェルの底面部近傍で当接することで、前記支持脚と前記下シェルの共振を抑制することにより、騒音が低く、生産性の高い圧縮機を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記当たり部を、前記支持脚に形成した凸部によって構成したものである。
かかることにより、前記凸部を、前記支持脚のプレス成形時に同時に形成することができるとともに、前記当たり部を任意の位置に設けることができるため、最適箇所への当接が可能となり、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに生産性が高く、騒音の低い圧縮機を提供することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記当たり部を、前記下シェルの底面部に形成した凸部によって構成したものである。
かかることにより、前記凸部を、前記下シェルのプレス成形時に同時に形成することができるとともに、前記当たり部を任意の位置に設けることができ、最適箇所への当接が可能となり、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに生産性が高く、騒音の低い圧縮機を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の発明において、前記凸部の出代を、前記支持脚の溶接突起の出代よりも小さく設定したものである。
かかることにより、前記支持脚の溶接工程中において、溶接突起でない凸部が下シェルに当接し、溶接エネルギーが分流することによる溶接部の溶着強度不足の発生を防止することができる。その結果、請求項2または3に記載の発明の効果に加えて、さらに溶着強度を十分確保した信頼性の高い圧縮機を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2から4のいずれか一項に記載の発明において、前記凸部を、曲面形状に形成したものである。
かかることにより、球状の先端を押し付けるため溶接時のずれの有無に係わらず、安定した当接状態が得られるほか、前記凸部をプレス成形しやすい形状にすることで、部品成
形と同時に一体形成することができる。したがって、請求項2から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに生産性が高く、安価な圧縮機を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における密閉型電動圧縮機の縦断面図、図2は、同実施の形態1における密閉型電動圧縮機の支持脚の斜視図、図3は、同実施の形態1における密閉型電動圧縮機の支持脚の要部断面図である。
図1から図3において、電動要素101と圧縮要素103とからなる電動圧縮要素105が、互いに連結した上シェル107と下シェル109とからなる密閉容器111の内部に収納されている。
上シェル107と下シェル109は、複数の曲率を有する曲面からなり、鉄板をプレスにて絞り成形することによって形成されている。
下シェル109は、大曲率部113と小曲率部115を持ち、大曲率部113と小曲率部115にまたがるように水平方向に形成された平坦部117があり、この平坦部117にコイルばね119を設置して電動圧縮要素105を支持するようにしている。
また、下シェル109の底面部127近傍の大曲率部113には、密閉容器111を他装置へ取り付ける際に位置決め固定する孔部123と、下シェル109の大曲率部113とほぼ等しい曲率を有した取り付け曲面125を備えた支持脚121が、底面部127を間にして対向する位置で溶接固着されている。
支持脚121は、熱間圧延軟鋼材の一種であるSPHCのプレス打ち抜き成形にて形成されている。
取り付け曲面125は、下シェル109方向に突出した複数の溶接突起129が形成されているほか、同一平面上に複数の凸部131が溶接突起129と同一方向に突出するように、プレス成形により支持脚121と一体形成されている。
凸部131は、支持脚121の溶接後、下シェル109と溶接部以外で当接する当たり部133を形成している。
また、凸部131は、略SR形状(曲面)を成し、当たり部133が溶接突起129から離れた位置で、かつ支持脚121の溶接後に下シェル109の底面部127の中心に近い位置になるように形成されている。凸部131の取り付け曲面125からの出代Aは、溶接突起129の出代Bよりも小さい。
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動要素101への通電によって発生した圧縮要素103の摺動や電動要素101の回転などの振動は、加振力となって電動圧縮要素105を振動させる。
その振動は、弾性支持しているコイルばね119に伝播し減衰されるが、一部減衰しきれなかった振動が、密閉容器111の外部に伝播して、密閉容器111、及び支持脚121を振動させ、加振力となる。
通常、支持脚121の共振は、溶接部から離れた位置ほど固有振動数が低下することに起因して発生しやすいが、当たり部133を、溶接突起129から離れた位置になるように設けることで、共振しやすい箇所を意図的に当接させ、接触固定することで、共振の発生確率を大幅に低減させることができる。
また、当たり部133を、下シェル109の底面部127近傍に設けたことで、下シェル109の共振を効果的に抑制することができ、一定の低騒音効果を得ることができる。
このように、取り付け曲面125に形成した複数の凸部131を下シェル109側に突出させることにより、支持脚121を下シェル109に溶接する際に、取り付け曲面125の曲率精度が不十分だったり、下シェル109の曲率精度が不十分だったりした場合でも、確実に凸部131が下シェル109と当接し、意図的に当たり部133を設けることができる。したがって、溶接後に支持脚121と下シェル109との間に微小隙間を生成していても、当たり部133で接触固定させることができる。
その結果、曲率精度の不具合や、溶接時の支持脚121の熱変形がある場合にも、下シェル109と支持脚121の間は、当たり部133によって接触固定されるようになるため、圧縮機の運転による下シェル109と支持脚121の共振を抑制することができ、圧縮機の騒音を低減することができる。
さらに、凸部131の出代Aは、支持脚121の取り付け曲面125から僅かに突出している程度とし、溶接突起129の出代Bよりも小さくすることで、抵抗溶接中に凸部131へは電流が流れない。したがって、溶接エネルギー(電流)の分流が抑制でき、少ない電流で支持脚121を溶接することができ、生産性を向上させることができる。
また、抵抗溶接工程において、完了前に凸部131が下シェル109に接触し、溶接突起129の溶け込みが不十分な段階での凸部131への分流を防止することができるので、溶接突起129に流れるはずの電流の減少に起因する溶着強度不足といった問題を防止することができる。
なお、本実施の形態1においては、当たり部133を、支持脚121に形成した凸部131によって構成したが、下シェル109の曲面や支持脚121の取り付け曲面125の形状などにより、凹部によって構成しても同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態1においては、凸部131の数を二つとしているが、取り付け曲面125の形状などにより、三つ以上形成しても同様の効果を得ることができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における密閉型電動圧縮機の縦断面図、図5は、同実施の形態2における密閉型電動圧縮機の下シェルの斜視図、図6は、同実施の形態2における密閉型電動圧縮機の下シェルの要部断面図、である。
図4から図6において、電動要素201と圧縮要素203とからなる電動圧縮要素205が、互いに連結した上シェル207と下シェル209とからなる密閉容器211の内部に収納されている。
上シェル207と下シェル209は、複数の曲率を有する曲面からなり、鉄板をプレスにて絞り成形することによって形成されている。
下シェル209は、大曲率部213と小曲率部215を持ち、大曲率部213には、密閉容器211を他装置へ取り付ける際に位置決め固定する孔部(図示せず)と、下シェル209の大曲率部213とほぼ等しい曲率を有した取り付け曲面225を備えた支持脚221が、底面部227を間にして対向する位置で溶接固着されている。
また、大曲率部213には、複数の凸部231が支持脚221側に突出するように、プレス成形によって下シェル209と一体形成されている。
また、大曲率部213と小曲率部215にまたがるように水平方向に形成された平坦部217があり、この平坦部217にコイルばね219を設置して電動圧縮要素205を支持している。
支持脚221は、熱間圧延軟鋼材の一種であるSPHCのプレス打ち抜き成形にて形成されている。
取り付け曲面225は、下シェル209方向に突出した複数の溶接突起229がプレス成形により支持脚221と一体形成されている。
凸部231は、支持脚221の溶接後、支持脚221と溶接部以外で当接する当たり部233を形成している。
また、凸部231は、略SR形状(曲面)を成し、支持脚221の溶接後に当たり部233が溶接突起229から離れた位置で、かつ下シェル209の底面部227中心に近い位置になるように形成されている。凸部231の下シェル209の曲面からの出代Dは、溶接突起229の出代よりも小さい。
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動要素201への通電によって発生した圧縮要素203の摺動や電動要素201の回転などの振動は、加振力となって電動圧縮要素205を振動させる。
その振動は、弾性支持しているコイルばね219に伝播し減衰されるが、一部減衰しきれなかった振動が、密閉容器211の外部に伝播して、密閉容器211、及び支持脚221を振動させ、加振力となる。
通常、支持脚221の共振は、溶接部から離れた位置ほど固有振動数が低下することに起因して発生しやすいが、当たり部233を、溶接突起229から離れた位置になるように設けることで、共振しやすい箇所を意図的に当接させ、接触固定することで、共振の発生確率を大幅に低減させることができる。
また、当たり部233を下シェル209の底面部227近傍に設けたことで、下シェル209の共振を効果的に抑制することができ、一定の低騒音効果を得ることができる。
さらに、支持脚221を下シェル209に溶接する際に、取り付け曲面225の曲率精度が不十分だったり、下シェル209の曲率精度が不十分だったりした場合でも、下シェル209に形成した複数の凸部231を支持脚221側に突出させることにより、確実に凸部231を取り付け面225と当接させることができる。この当接により、意図的に当たり部233を設けることができ、溶接後に支持脚221と下シェル209との間に微小隙間が生成されても、当たり部233で接触固定させることができる。
したがって、曲率精度の不具合や、溶接時の支持脚221の熱変形がある場合にも、下シェル209と支持脚221の間は、当たり部233によって接触固定される。そのため、圧縮機運転による下シェル209と支持脚221の共振を抑制することができ、圧縮機の騒音を低減することができる。
さらに、凸部231の出代Dは、下シェル209の曲面から僅かに突出している程度とし、溶接突起229の出代よりも小さくすることで、抵抗溶接中に凸部231へは電流が流れない。このように、溶接エネルギー(電流)の分流を防止することにより、少ない電流で支持脚221を溶接することができ、生産性を向上させることができる。
また、抵抗溶接工程の完了前に、凸部231が支持脚221の取り付け面225に接触し、溶接突起229の溶け込みが不十分な段階での凸部231への電流(溶接エネルギー)の分流を防止することができ、溶接突起229に流れるはずの電流の減少に起因する溶着強度不足といった問題を防止することができる。
なお、本実施の形態2においては、当たり部233を、下シェル209に形成した凸部231によって構成したが、下シェル209の曲面や支持脚221の取り付け曲面(図示せず)の形状などにより、凹部によって構成しても同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態2においては、凸部231の数を二つとしているが、取り付け曲面225の形状などにより、三つ以上形成しても同様の効果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる圧縮機は、支持脚と下シェルの底面部を、溶接部以外の当たり部で接触固定することにより、騒音を低くできるとともに、下シェルや支持脚の生産性を向上できるので、冷蔵庫、エアーコンディショナー、冷凍冷蔵装置等のあらゆる圧縮機に適用できる。
101、201 電動要素
103、203 圧縮要素
105、205 電動圧縮要素
107、207 上シェル
109、209 下シェル
111、211 密閉容器
119、219 コイルばね
121、221 支持脚
127、227 底面部
129、229 溶接突起
131、231 凸部
133、233 当たり部

Claims (5)

  1. 電動要素と圧縮要素とが一体に組み合わされた電動圧縮要素と、上シェルと下シェルによって形成され、かつ前記電動圧縮要素を収納した密閉容器と、前記密閉容器内において前記電動圧縮要素を弾性的に支持するコイルばねと、前記下シェルの底面部に溶接固着される支持脚を備え、前記支持脚に、前記下シェル側へ突出した複数の溶接突起を設け、さらに前記下シェルの底面部と支持脚の間に、溶接部以外で当接する当たり部を少なくとも一箇所以上設けた密閉型電動圧縮機。
  2. 前記当たり部を、前記支持脚に形成した凸部によって構成した請求項1に記載の密閉型電動圧縮機。
  3. 前記当たり部を、前記下シェルの底面部に形成した凸部によって構成した請求項1に記載の密閉型電動圧縮機。
  4. 前記凸部の出代を、前記支持脚の溶接突起の出代よりも小さく設定した請求項2または3に記載の密閉型電動圧縮機。
  5. 前記凸部を、曲面形状に形成した請求項2から4のいずれか一項に記載の密閉型電動圧縮機。
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