JP2013023382A - エレベータ昇降路底部の昇降方法 - Google Patents

エレベータ昇降路底部の昇降方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乗場と昇降路底部との間を昇降するとき、大掛りな装置を設置することなく安全な昇降を可能にするエレベータ昇降路底部の昇降方法を提供する。
【解決手段】ベルトの左右に命綱を取付けた作業者4が、最下階乗場2と昇降路底部1との間を梯子3により昇降する方法において、作業者4が最下階の乗場ドア7を開放するとともに、最上部の踏段に左右一方のフック5b,6bを装着する第1の手順と、乗場ドア7を閉扉する第2の手順と、最上部の踏段より下方で手が届く位置の踏段に他方のフック5b,6bを装着する第3の手順と、先に装着したフック5b,6bのいずれかを外し、他方のフック5b,6bを取外し可能な位置まで梯子3を降りる第4の手順と、昇降路底部1に着地するまで第3の手順及び第4の手順を繰り返し行ない、到着するとフック5b,6bを取り外す第5の手順を行うものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータ昇降路底部の昇降方法に関する。
エレベータ昇降路内の底部への昇降は、昇降路底部から乗場近傍まで梯子が設置されているが、梯子を昇降する際、足を踏み外せば昇降路底部へ転落して怪我をする危険性があるため、上端を固着した親綱を梯子の隣接位置に垂下させ、この親綱に楔作用で下方の移動を阻止する落下防止金具を係合させ、この落下防止金具に梯子を昇降する作業者のベルトに装着した命綱を取付けるものが提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−146372号公報(段落0007〜段落0015、図1〜図3)
上記技術は、梯子の隣に親綱を垂下させ、この親綱に落下防止金具を係合させるもので、作業者の安全は確保できるが、昇降路底部から乗場近傍までの2メートル程度の梯子に適応させるには大掛りな装置であり、全てのエレベータにそれぞれ設置すると費用が掛かるという問題があった。
本発明の目的は、乗場と昇降路底部を昇降するとき、大掛りな装置を設置することなく安全な昇降を可能にするエレベータ昇降路底部の昇降方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、一端に設けた固着部にてベルトに取付けられ、他端に着脱自在に係止可能なフックを設けた所定長のロープで構成される命綱と、この命綱をベルトの左右に装着したエレベータの機器を保全する作業者が、エレベータの最下階乗場と昇降路底部に立設される梯子を昇降するエレベータ昇降路底部の昇降方法において、エレベータ昇降路底部への下降方法は、前記作業者が前記最下階の乗場ドアを開放するとともに、前記梯子の最上部の踏段に左右一方の命綱のフックを装着する第1の手順と、前記作業者が前記最下階の乗場ドアを閉扉可能な位置まで降り、前記最下階の乗場ドアを閉扉する第2の手順と、前記左右一方の命綱のフックを取り外し可能な限界位置近傍まで降りて行き、前記最上部の踏段より下方に位置し、手が届く範囲の踏段に左右他方の命綱のフックを装着する第3の手順と、前記左右一方の命綱のフックを外した後、前記左右他方の命綱のフックを取り外し可能な限界位置近傍まで前記梯子を降りる第4の手順と、前記昇降路底部の床に着地できるまで前記第3の手順及び前記第4の手順を繰り返し行うとともに、前記昇降路底部の床に到着すると前記左右の命綱のフックを取り外す第5の手順とを行うようにしたものである。
また、エレベータ昇降路底部からの上昇方法は、前記昇降路底部から手が届く範囲の前記踏段に前記左右一方の命綱のフックを装着する第6の手順と、前記梯子を昇って行き、前記左右一方の命綱のフックを取り外し可能な位置で、手が届く範囲の上方の前記踏段に前記左右他方の命綱のフックを装着する第7の手順と、前記左右一方の命綱のフックを外した後、前記左右他方の命綱のフックを取り外し可能な限界位置近傍まで前記梯子を昇る第8の手順と、前記最下階の乗場ドアを開放可能な位置まで前記第7の手順及び前記第8の手順を繰り返し行うとともに、前記梯子の最上部の踏段に左右いずれかの命綱のフックを装着し、前記最下階の乗場ドアを開放する第9の手順と、前記最下階の乗場に着地し、前記左右いずれかの命綱のフックを取り外すとともに、前記最下階の乗場ドアを閉扉する第10の手順とを行うようにしたものである。
本発明によれば、作業者は、ベルトの左右に付けた2個の命綱を両方同時に外すことなく梯子の昇降を行えるようにしたので、昇降路底部への転落を防止でき、梯子を昇降するときの安全を確保できる。
本発明のエレベータ昇降路底部の昇降方法の手順の一例を示す図である。 エレベータ昇降路底部の昇降を行う作業者の背面を示す図である。 エレベータ昇降路底部と最下階乗場間に設けられる梯子を含む昇降路底部の要部斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図3を用いて説明する。
図1は本発明のエレベータ昇降路底部の昇降方法の手順の一例を示す図で、図2はエレベータ昇降路底部の昇降を行う作業者の背面を示す図で、図3はエレベータ昇降路底部と最下階乗場間に設けられる梯子を含む昇降路底部の要部斜視図である。
図において、エレベータの昇降路底部1と最下階乗場2の問に立設される梯子3は、左右一対の柱3aと柱3b間を連結する踏段3cが所定の間隔で複数個設けられており、踏段3cの左右にはドーナツ状の金具3dが図示しないボルトとナットによって左右段違いに締結されている。
また、エレベータの保守作業を行う作業者4のベルト4aの左右には、左用命綱5、右用命綱6が装着され、これらの左用命綱5、右用命綱6は、所定長のロープ5a,6aの一端部が作業者4のベルト4aの左右にそれぞれ取付けられるとともに、ロープ5a,6aの他端に係止可能なフック5b、6bを備えている。
次に、ベルト4aの左右に左用命綱5,右用命綱6を取付けた作業者4が、昇降路底部1と最下階乗場2の梯子3を用いた昇降方法の説明を行う。
最初に、最下階乗場2から昇降路底部1への降り方の説明を行う。
まず、作業者4は、最下階乗場2の乗場ドア7の正面に立ち(図1(イ))、乗場ドア7を開放するとともに、梯子3の最上部に位置する踏段3cに設けられる金具3dに着用命綱6のフック6bを装着する(図1(ロ)、第1の手順)。
次に、作業者4は、乗場ドア7を開放状態に保って身体の向きを180度変えて、梯子3の踏段3cを降りて行き、乗場ドア7が閉扉可能な位置となると、乗場ドア7を閉扉する(図1(ハ)、第2の手順)。
次に、梯子3の踏段3cを降りている作業者4は、フック6bを取り外すことのできる限界位置まで降りると(図1(ニ))、フック6bを装着した金具3dより下方に位置する踏段3cに設けられる金具3dへ、左用命綱5のフック5bを装着する(図1(ホ))。ここで、図1(ニ)と図1(ホ)で第3の手順を示す。
次に、作業者4は、フック6bを取り外した後(図1(へ))、フック5bを取り外すことのできる限界位置まで降りる(図1(ト))。ここで、図1(へ)と図1(ト)で第4の手順を示す。
次に、作業者4は、昇降路底部1に着地できるまで第3の手順(図1(ニ)(ホ))及び第4の手順(図1(へ)(ト))を繰り返し行って、昇降路底部1に到着すると(図1(ト))、フック5b,6bを取り外して昇降路底部1での作業を行う(図1(チ)、第5の手順)。
次に、昇降路底部1から最下階乗場2への昇り方の説明は、上述した降り方の逆の説明を行えば良いので、図1の(チ)〜(イ)の説明を行う。
まず、作業者4は、昇降路底部1に設けられる梯子3の正面に立ち(図1(チ))、手が届く範囲の上方に設けられる踏段3bの金具3dに左用命綱5のフック5bを装着する(図1(ト)、第6の手順)。
次に、梯子3の踏段3cを昇る作業者4は、フック5bを取り外すことのできる限界位置近傍まで昇ると(図1(へ))、フック5bを装着した金具3dより上方に位置する踏段3cに設けられる金具3dへ、右用命綱6のフック6bを装着する(図1(ホ))。ここで、図1(へ)と図1(ホ)で第7の手順を示す。
次に、作業者4は、フック5bを外した後、フック6bを取り外し可能な限界位置近傍まで梯子3を昇る(図1(ニ)、第8の手順)。
次に、作業者4は、乗場ドア7を開放可能な位置まで第7の手順(図1(へ)(ホ))及び前記第8の手順(図1(ニ))を繰り返し行って、梯子3の最上部の踏段3cにフック5b,6bのいずれかを装着し、乗場ドア7を開放する(図1(ニ)、第9の手順)。
次に、作業者4は、最下階乗場2へ着地し、フック5b,6bのいずれかを取り外すとともに(図1(ロ))、乗場ドア7を閉扉し(図1(イ))、昇降路底部1から最下階乗場2への移動が完了する。ここで、図1(ロ)と図1(イ)で第10の手順を示す。
このように、作業者4が最下階乗場2と昇降路底部1へ梯子3を使っての昇降を行うとき、ベルト4aに装着される左用命綱5及び右用命綱6のフック5b,6bの少なくとも一方が必ず踏段3cに設けられる金具3dへ装着されるので、作業者4は踏段3の昇降時に昇降路底部1へ落下することはない。
本実施形態では、フック5b、6bを.踏段3cに設けられる金具3dへ装着する説明を行ったが、フック5b、6bを踏段3cに装着しても良く、この場合も前述と同様の効果が得られる。
1 昇降路底部
2 最下階乗場
3 梯子
3c 踏段
3d 金具
4 作業者
5 左用命綱
5a,5b,6a,6b フック
6 右用命綱
7 乗場ドア

Claims (2)

  1. 一端に設けた固着部にてベルトに取付けられ、他端に着脱自在に係止可能なフックを設けた所定長のロープで構成される命綱と、この命綱をベルトの左右に装着したエレベータの機器を保全する作業者が、エレベータの最下階乗場と昇降路底部に立設される梯子を下降するエレベータ昇降路底部への下降方法において、
    前記作業者が前記最下階の乗場ドアを開放するとともに、前記梯子の最上部の踏段に左右一方の命綱のフックを装着する第1の手順と、
    前記作業者が前記最下階の乗場ドアを閉扉可能な位置まで降り、前記最下階の乗場ドアを閉扉する第2の手順と、
    前記左右一方の命綱のフックを取り外し可能な限界位置近傍まで降りて行き、前記最上部の踏段より下方に位置し、手が届く範囲の踏段に左右他方の命綱のフックを装着する第3の手順と、
    前記左右一方の命綱のフックを外した後、前記左右他方の命綱のフックを取り外し可能な限界位置近傍まで前記梯子を降りる第4の手順と、
    前記昇降路底部の床に着地できるまで前記第3の手順及び前記第4の手順を繰り返し行うとともに、前記昇降路底部の床に到着すると前記左右の命綱のフックを取り外す第5の手順と
    で構成したことを特徴とするエレベータ昇降路底部への下降方法。
  2. 一端に設けた固着部にてベルトに取付けられ、他端に着脱自在に係止可能なフックを設けた所定長のロープで構成される命綱と、この命綱をベルトの左右に装着したエレベータの機器を保全する作業者が、エレベータの最下階乗場と昇降路底部に立設される梯子を上昇するエレベータ昇降路底部からの上昇方法において、
    前記昇降路底部から手が届く範囲の踏段に前記左右一方の命綱のフックを装着する第6の手順と、
    前記梯子を昇って行き、前記左右一方の命綱のフックを取り外し可能な位置で、手が届く範囲の上方の前記踏段に前記左右他方の命綱のフックを装着する第7の手順と、
    前記左右一方の命綱のフックを外した後、前記左右他方の命綱のフックを取り外し可能な限界位置近傍まで前記梯子を昇る第8の手順と、
    前記最下階の乗場ドアを開放可能な位置まで前記第7の手順及び前記第8の手順を繰り返し行うとともに、前記梯子の最上部の踏段に左右いずれかの命綱のフックを装着し、前記最下階の乗場ドアを開放する第9の手順と、
    前記最下階の乗場に着地し、前記左右いずれかの命綱のフックを取り外すとともに、前記最下階の乗場ドアを閉扉する第10の手順と
    で構成したことを特徴とするエレベータ昇降路底部からの上昇方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106629284A (zh) * 2016-12-07 2017-05-10 日立电梯(中国)有限公司 防坠落的安全装置

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