JP2013018730A - 昆虫誘引剤及び昆虫誘引剤製造キット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】糖、アルコール、カルボン酸、水及び酵母を配合してなる昆虫誘引剤。また、糖、アルコール、カルボン酸及び酵母を有する昆虫誘引剤製造キットであって、少なくとも前記糖と前記酵母とが反応不能な隔離状態とされており、使用時に前記糖と前記酵母との隔離状態を解消可能とされている昆虫誘引剤製造キット。本発明では、水の他に、糖、アルコール、カルボン酸、及び酵母の4成分を配合する。これにより、これら4成分のいずれかを省略した場合と比べて、より昆虫の誘引性に優れている。
【選択図】図1
Description
非特許文献1には、クヌギ、アベマキ及びアキニレの樹液の構成成分のNMRによる分析結果が記載されている。これらの樹液には、果糖やブドウ糖等の糖と、エタノールやグリセリン等のアルコールと、酢酸や乳酸等のカルボン酸と、セリンやグルタミン酸等のアミノ酸とを含んでいる。そこで、これら成分を配合した人工樹液を用いて昆虫を誘引することが考えられる。しかしながら、当該人工樹液では、早期に十分に昆虫を誘引することができない。
[1]糖、アルコール、カルボン酸、水及び酵母を配合してなる昆虫誘引剤。
[2]前記昆虫誘引剤全体に対する前記糖の配合割合が0.1〜30w/v%であり、前記昆虫誘引剤全体に対する前記酵母の配合割合が0.02w/v%以上である[1]に記載の昆虫誘引剤。
[3]糖、アルコール、カルボン酸及び酵母を有する昆虫誘引剤製造キットであって、少なくとも前記糖と前記酵母とが反応不能な隔離状態とされており、使用時に前記糖と前記酵母との隔離状態を解消可能とされている昆虫誘引剤製造キット。
[4]前記酵母が開封可能な酵母用密閉容器内に封入されることにより隔離状態とされており、その他の成分が混合状態とされている[3]に記載の昆虫誘引剤製造キット。
[5]前記糖が開封可能な糖用密閉容器内に封入されることにより隔離状態とされており、その他の成分が混合状態とされている[3]に記載の昆虫誘引剤製造キット。
[6]前記酵母が開封可能な酵母用密閉容器内に封入されることにより隔離状態とされており、前記糖が開封可能な糖用密閉容器内に封入されることにより隔離状態とされており、その他の成分が混合状態とされている[3]に記載の昆虫誘引剤製造キット。
[7]前記糖、アルコール、カルボン酸、水及び酵母の合計に対する前記糖の配合割合が0.1〜30w/v%であり、前記糖、アルコール、カルボン酸、水及び酵母の合計に対する前記酵母の配合割合が0.02w/v%以上である[3]〜[6]のいずれか1項に記載の昆虫誘引剤製造キット。
<昆虫誘引剤>
本発明の昆虫誘引剤は、糖、アルコール、カルボン酸、水及び酵母を配合してなるものである。
このように本発明の昆虫誘引剤は、水の他に、糖、アルコール、カルボン酸、及び酵母の4成分を配合してなるものである。これにより、後述するとおり、これら4成分のいずれかを省略した場合と比べて、より昆虫の誘引性に優れる。
糖としては、単糖、単糖2分子〜20分子が結合したオリゴ糖、及び単糖が21分子以上結合した多糖のいずれでもよいが、単糖であることが好ましく、ブドウ糖及び果糖の1種又は2種を含むものであることがより好ましい。
しかし、この糖を省略する代わりにアルコール量を増加したとしても、昆虫の誘引性は本発明の昆虫誘引剤と比べて劣るものとなる。そのため、糖の発酵により生じるアルコールが誘引性に寄与することの他に、糖の発酵過程で生じる成分と空気中に存在する種々の微生物との反応などにより誘引成分が生じ、昆虫の誘引性に寄与しているものと考えられる。従って、本発明の昆虫誘引剤において、糖は必須の配合成分であり、アルコールで代替することはできない。
糖として、ブドウ糖及び果糖を用いる場合、例えば、昆虫誘引剤中におけるブドウ糖の配合割合は0.1〜30w/v%特に0.1〜10w/v%であり、昆虫誘引剤中における果糖の配合割合は0.1〜30w/v%特に1〜10w/v%である。
アルコールとしては、樹液に含まれる成分と同様、エタノール、ブタン−2,3−ジオール、グリセリン等が好適に用いられる。
アルコールとして、エタノールを用いる場合、例えば、昆虫誘引剤中におけるエタノールの配合割合は0.5〜3w/v%特に0.7〜2.5w/v%である。また、このエタノールと共にブタン−2,3−ジオールを配合する場合には、昆虫誘引剤中におけるブタン−2,3−ジオールの配合割合は0.01〜3w/v%特に1〜2w/v%である。
さらに、夏季の屋外での使用時のように蒸発を抑制する必要がある場合には、エタノール及びブタン−2,3−ジオールの1種又は2種と共にグリセリンを配合することが好ましい。この観点からは、昆虫誘引剤中におけるグリセリンの配合割合は、好ましくは0.1〜10w/v%であり、より好ましくは0.2〜2w/v%である。
カルボン酸としては、樹液に含まれる成分と同様、酢酸、乳酸等が好適に用いられる。
本発明の昆虫誘引剤からカルボン酸を省略したものは、本発明の昆虫誘引剤と比べて誘引性に劣る。このため、カルボン酸は本発明の昆虫誘引剤にとって必須の配合成分である。
昆虫誘引剤中におけるカルボン酸の配合割合は、好ましくは0.01〜3w/v%であり、より好ましくは0.01〜1w/v%である。0.01w/v%以上であると、昆虫の誘引性が良好になる。3w/v%よりも多くしても、誘引性の向上にさほど寄与しない。
カルボン酸として、酢酸を用いる場合、例えば、昆虫誘引剤中における酢酸の配合割合は、好ましくは0.01〜3w/v%であり、より好ましくは0.01〜1w/v%である。また、この酢酸と共に乳酸を配合する場合には、昆虫誘引剤中における乳酸の配合割合は0.01〜1w/v%特に0.01〜0.2w/v%である。
本発明では、昆虫誘引剤中に酵母を強制的に配合する点に大きな特徴を有する。
すなわち、自然界においても、樹液の存在する環境には、空気中に酵母が存在しており、この酵母が糖を分解することにより、アルコール発酵が生じる。自然界では、この空気中における酵母の濃度が低いため、緩やかにアルコール発酵が生じるものと考えられる。これに対して本発明では、昆虫誘引剤中に酵母を強制的に配合する。これにより、アルコール発酵が迅速に進み、早期に昆虫の誘引性が向上するものと考えられる。このため、酵母は本発明の昆虫誘引剤にとって必須の配合成分である。
本発明の昆虫誘引剤は、アミノ酸を含んでいてもよい。このアミノ酸としては、樹液中に含まれるものと同様のものが好適である。具体的には、アミノ酸としては、アスパラギン酸(Asp)、セリン(Ser)、グルタミン酸(Glu)、グリシン(Gly)、ヒスチジン(His)、アルギニン(Arg)、トレオニン(Thr)、アラニン(Ala)、プロリン(Pro)、チロシン(Tyr)、バリン(Val)、リシン(Lys)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu)、フェニルアラニン(Phe)等が挙げられる。
昆虫誘引剤中におけるアミノ酸の配合割合は、好ましくは500〜5000μMであり、より好ましくは1000〜4000μMである。
本発明の昆虫誘引剤は、殺虫を目的とする場合には、殺虫活性成分を含んでいてもよい。この殺虫活性成分の具体例としてはダイアジノン、マラチオン、アセフェート、エトフェンプロックス、エキスリン、d−レスメトリン、dl−レスメトリン、ペルメトリン、サイフェノトリン、サイパーメスリン、アレスリン、ピナミンフォルテ、バイオアレスリン、フタルスリン、セビン、オンコル、バイゴン、メトプレン、ハイドロプレン、ピリプロキシフェン、フェノキシカルブ、メトキサシジアゾン、ヒドラメチルノン、ホウ酸、スルフルラミド、アドマイヤー、メタアルデヒド、ヘキサフルムロンなどが挙げられこれらに限定されるものではない。昆虫誘引剤中における殺虫活性成分の配合割合は、好ましくは0.05〜30w/v%であり、より好ましくは0.1〜20w/v%である。なお、昆虫の採集や飼育を目的とする場合には、昆虫誘引剤中に上記殺虫活性成分は含めない。
本発明の昆虫誘引剤は、ゲル化剤を含んでいてもよい。このゲル化剤を添加することにより、容器が傾いたときに容器内の昆虫誘引剤がこぼれたり、屋外の樹木等の目的の場所に付着させた昆虫誘引剤が目的の場所からこぼれ落ちたりすることが抑制される。このゲル化剤としては、周知の天然系のもの、合成系のものが用いられ、とくに水系のゲル化剤が望ましい。天然系のゲル化剤としては、カラギーナン、ゼラチン、膠、寒天、アラビアガムなどがあり、合成系のゲル化剤としては、アクリル系吸水性高分子、ポリビニルアルコール、ポリウレタン、カルボキシメチルセルロース(CMC)、CMCのナトリウム塩等がある。昆虫誘引剤中におけるゲル化剤の配合割合は、好ましくは0.01〜10w/v%であり、より好ましくは0.1〜1.0w/v%である。
本発明の昆虫誘引剤製造キットは、糖、アルコール、カルボン酸及び酵母を有する昆虫誘引剤製造キットであって、少なくとも前記糖と前記酵母とが反応不能な隔離状態とされており、使用時に前記糖と前記酵母との隔離状態を解消可能とされているものである。
本発明の昆虫誘引剤製造キットも、本発明の昆虫誘引剤と同様に、水の他に、糖、アルコール、カルボン酸、及び酵母の4成分を有している。これにより、これら4成分のいずれかを省略した場合と比べて、より昆虫の誘引性に優れている。
さらに本発明の昆虫誘引剤製造キットは、糖と酵母とが隔離されている。これにより、保存時に、糖が酵母によってアルコール発酵されることが防止され、保存性に優れる。なお、この昆虫誘引剤製造キットを使用する際には、これら糖と酵母とを混合すればよい。
図1(a)は、本発明の昆虫誘引剤製造キットの一例を示す斜視図である。
この昆虫誘引剤製造キットは、糖、アルコール、カルボン酸及び水を配合してなる人工樹液10を収容する人工樹液用容器1と、酵母11を収容する酵母用容器4とを有する。
上記人工樹液用容器1は、有底円筒状の容器本体2と、蓋体3とからなっている。図示は省略するが、この容器本体2の上部外周面に雄螺子が刻設されていると共に、蓋体3の内周面に雌螺子が刻設されており、雌螺子に雄螺子を螺着することにより、蓋体3を容器本体2に着脱可能とされている。この人工樹液用容器1内に、人工樹液10が収容されている。
なお、容器本体2の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の樹脂やガラスが挙げられる。蓋体3及び袋体4の材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル等の樹脂やアルミ等の金属が挙げられる。
[昆虫誘引剤製造キットの第2の例]
図1(b)は、本発明の昆虫誘引剤製造キットの一例を示す斜視図である。図1(b)では、人工樹液用容器1の外周面に接着された袋体4Aが、小袋体4a及び小袋体4bの2つに区画されており、小袋体4a内に酵母11が封入され、小袋体4b内に糖12が封入されている。また、人工樹液用容器1内には、アルコール、カルボン酸及び水よりなる人工樹液10Aが封入されている。
図1(b)の昆虫誘引剤製造キットにおけるその他の構成は図1(a)の昆虫誘引剤製造キットと同様であり、同一符号は同一部分を示している。
図1の昆虫誘引剤製造キットは本発明の一例であり、本発明は図1の態様に限定されるものではない。例えば、蓋体3の天板部下面から垂下する棒状体を設けてもよい。これにより、人工樹液用容器1内に酵母11(図1(a))又は酵母11と糖12(図1(b))を添加した後、これらを棒状体を用いて撹拌混合することができる。また、この棒状体の先端に刷毛が設けられてもよい。この刷毛により、樹木の幹等にこの混合物(昆虫誘引剤)を容易に塗布することができる。
上記酵母用容器4及び4Aは、人工樹液用容器1の外周面に2袋以上設けられてもよい。この場合、昆虫誘引剤製造キットを2回以上に分けて使用することが容易である。
本発明の昆虫誘引剤及び昆虫誘引剤キットが適用される昆虫には特に限定はなく、例えば、甲虫目、ハエ目、ゴキブリ目、チョウ目、ハチ目等に適用される。
甲虫目としては、カブトムシ、ミヤマクワガタ、コクワガタ、スジクワガタ等のクワガタ、クロカナブン等のカナブン、ヨツボシケシキスイ、ヨツボシオオキスイ、キマワリ、ハネカクシ、ゴマフカミキリ等のカミキリなどが挙げられる。
ハエ目としては、キイロショウジョウバエ、キノコバエ、ニセケバエ、ウシアブなどが挙げられる。
ゴキブリ目としては、モリチャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリなどが挙げられる。
チョウ目としては、オオムラサキ、サトキマダラヒカゲ、クロコノマチョウ、アカタテハなどが挙げられる。
ハチ目としては、オオスズメバチ、コガタスズメバチ、モンスズメバチ等のスズメバチ、ムネアカオオアリ、アミメアリ等のアリなどが挙げられる。
[人工樹液の製造]
第1表に示す配合割合にて各成分を配合し、人工樹液を製造した。
上記人工樹液20mlに対して、酵母(Saccharomyces sp.)5mgを混合し、24時間放置して昆虫誘引剤Aを得た(昆虫誘引剤A中における酵母の配合割合:0.025w/v%)。
ポリプロピレン製不織布(直径52mm×厚さ10mm)の入った容積100mlのポリカップを2個用意し、一方のポリカップには上記昆虫誘引剤A(酵母割合0.025w/v%)20mlを注入し、他方のポリカップには上記人口樹液(酵母無添加)20mlを注入した。
一般家屋を模した試験室(3.7m×3.7m×高さ2.5m、室温25℃。)の角に長机(高さ70cm)を置き、その上に、上記2個のポリカップを互いに30cm離して並置した。次いで、キイロショウジョウバエを試験室内に100匹放した。
10分後に、2個のポリカップのそれぞれについて、ポリカップ及び不織布に集まったキイロショウジョウバエの個数を測定し、測定後にキイロショウジョウバエをポリカップ及び不織布から追い払った。この測定を10分毎に4回繰り返し、その合計を、それぞれ、昆虫誘引剤のハエ累積個数及び人工樹液のハエ累積個数とした。そして、ハエの寄り付き指数を、以下の計算式により算出した。その結果を図2及び第2表に示す。
ハエの寄り付き指数=昆虫誘引剤のハエ累積個数/人口樹液のハエ累積個数
上記人工樹液20mlに対して酵母(サッカロマイセス セレビシエ)を10mg、25mg、及び50mg混合して24時間放置することにより、それぞれ、昆虫誘引剤B、C、及びDを得た(これら昆虫誘引剤B、C、及びD中における酵母の配合割合は、それぞれ、0.05、0.125、及び0.25w/v%)。
昆虫誘引剤Aに代えてこれら昆虫誘引剤B〜Dを用いたこと以外は実施例1と同様にして実験を行った。その結果を図2及び第2表に示す。
図2から明らかなとおり、昆虫誘引剤中における酵母の含有量が0.025〜0.25w/v%である実施例1〜4は、人工樹液(酵母無添加)と比べて、キイロショウジョウバエの誘引効果が顕著であった。また、実施例1〜4の比較から明らかなとおり、酵母の含有量が多いほど、当該誘引効果は顕著であった。
(昆虫誘引剤A〜D及びE〜Hの作製)
実施例1〜4と同様にして、昆虫誘引剤A〜Dを作製した。
また、上記人工樹液20mlに対して酵母(サッカロマイセス セレビシエ)を75mg、100mg、200mg、及び400mg混合したこと以外は実施例1と同様にして、昆虫誘引剤E〜Hを作製した。なお、これら昆虫誘引剤E〜H中における酵母の配合割合は、それぞれ、0.375、0.5、1、及び2w/v%となる。
これら昆虫誘引剤A〜Hを、それぞれ、実施例5〜12の試料とした。
上記昆虫誘引剤A〜Hを作製してから、1時間、6時間、1日、2日、3日、4日、7日、8日、及び9日の経過後に、各昆虫誘引剤A〜Hについて、図3に示す測定容器20及び図示しないCO2測定器を用いて、以下の操作にてCO2発生量を測定した。
なお、図3の測定容器20は、上端封止円筒状の本体21と、本体21の下端を封止可能な底板23と、本体21の天井面と当接可能な天板24とからなる。この本体21の天井面の中央に直径30mmの丸穴22が開口しており、上記天板24はこの丸穴22を封止可能となっている。この測定容器20の容積は100mlであり、材質はガラス製である。
通常時(非測定時)は、このポリカップ30を上記底板23上に載置した状態で室内に放置した。
CO2発生量の測定を行う1時間前に、図3に示すとおり、上記ポリカップ30の載置された底板23上に本体21を載置し、さらに本体21の丸穴22を天板24で封止することにより、ポリカップ30を測定容器20で密閉した。
この密閉から1時間経過後に、天板24を取り外し、丸穴22からCO2測定器(VAISALA社製、機種名「GM70」)のプローブを挿入して、CO2発生量を測定した。その結果を図4に示す。
図4から明らかなとおり、昆虫誘引剤中の酵母含有量が多いほど、初期のCO2発生量が多く、また、早期にCO2発生量が低下することがわかった。
2 放棄本体
3 蓋体
4 酵母用容器
10 人工樹液
11 酵母
20 測定容器
22 丸穴
30 ポリカップ
Claims (7)
- 糖、アルコール、カルボン酸、水及び酵母を配合してなる昆虫誘引剤。
- 前記昆虫誘引剤全体に対する前記糖の配合割合が0.1〜30w/v%であり、
前記昆虫誘引剤全体に対する前記酵母の配合割合が0.02w/v%以上である請求項1に記載の昆虫誘引剤。 - 糖、アルコール、カルボン酸及び酵母を有する昆虫誘引剤製造キットであって、
少なくとも前記糖と前記酵母とが反応不能な隔離状態とされており、使用時に前記糖と前記酵母との隔離状態を解消可能とされている昆虫誘引剤製造キット。 - 前記酵母が開封可能な酵母用密閉容器内に封入されることにより隔離状態とされており、その他の成分が混合状態とされている請求項3に記載の昆虫誘引剤製造キット。
- 前記糖が開封可能な糖用密閉容器内に封入されることにより隔離状態とされており、その他の成分が混合状態とされている請求項3に記載の昆虫誘引剤製造キット。
- 前記酵母が開封可能な酵母用密閉容器内に封入されることにより隔離状態とされており、
前記糖が開封可能な糖用密閉容器内に封入されることにより隔離状態とされており、
その他の成分が混合状態とされている請求項3に記載の昆虫誘引剤製造キット。 - 前記糖、アルコール、カルボン酸、水及び酵母の合計に対する前記糖の配合割合が0.1〜30w/v%であり、
前記糖、アルコール、カルボン酸、水及び酵母の合計に対する前記酵母の配合割合が0.02w/v%以上である請求項3〜6のいずれか1項に記載の昆虫誘引剤製造キット。
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