JP2013018499A - 浮屋根タンク用消火設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 タンク側板上端部に設けられたタンクステージに設置される1又は複数の小型泡放射砲と、該小型泡放射砲に地上から泡消火剤水溶液を供給する泡消火剤水溶液配管と、前記タンクステージに配設され浮屋根上面を監視する1又は複数台の小型監視カメラと、前記小型監視カメラの映像を表示するモニタと、前記小型泡放射砲及び小型監視カメラを遠隔制御する遠隔制御装置とで構成されてなる浮屋根タンク用消火設備。
【選択図】 図2
Description
また、浮屋根外周に形成されたポンツーン上部内側に円形状の堰板を立設し、前記堰板より外側のポンツーン上にタンクの上端周縁に備えたデフレクターから泡消火剤を流入させて、初期消火を効果的に行う発明が、例えば特開2005−239243号公報や実開昭59−191387号公報に見られる。
しかし、上記発明は、いずれも泡消火剤をタンク内に注入するデフレクターや、浮屋根のシール部から漏れ出す可燃性液体の拡散防止と泡消火剤の効果的使用を可能にする堰板をポンツーン上に立設するといった可燃性液体貯蔵タンクの部分的な構造改良に関する発明にとどまり、消火設備としての総合的な仕組みにまでは言及されていない。
「タンク内壁に沿って昇降するフローティング部を有する浮屋根タンクにおいて、
該フローティング部上に固定され、火災感知に伴い放出される10kgf/cm2未満の圧力の不燃性ガスが充填された少なくとも一つの火災感知ヘッドと、前記フローティング部上に固定され、粉末消火剤と共に10kgf/cm2未満の圧力の不燃性ガスが蓄圧された粉末貯蔵容器と、前記火災感知ヘッドの不燃性ガスの放出に伴う圧力の低下を検出する圧力検知手段と、該圧力検知手段で検出した圧力が予め定めた所定値以下のとき火災と判定する火災判定手段と、前記フローティング部上に固定され、該火災判定手段で火災と判定されたとき前記粉末消火剤を放射する少なくとも一つの粉末放射ヘッドとを備えた浮屋根タンク用消火装置(請求項1)」
の発明が、火災感知から消火に至るまでの一連の活動が実施できる浮屋根タンク用の消火装置として開示されている。
上記特許文献4に記載の浮屋根タンク用消火装置は、その明細書の「実施のための形態」及び「図1」「図2」に示された構成等から理解されるように、フローティング部の周縁に沿って複数の火災感知ヘッドと粉末消火剤を放射する複数の粉末放射ヘッドとが、いずれもその先端をタンクの内壁側に向けて配設、固定されている。したがって、前記火災検知ヘッド及び粉末放射ヘッドは、フローティング部の昇降に伴って昇降するので、常にリング火災発生個所の近くで火災発生を感知し、またリング火災発生個所の近くから粉末消火剤が放射でき、火災の早期発見と効果的な初期消火が行える利点を持っている。
その反面、フローティング部上に火災感知ヘッド、火災感知配管、粉末貯蔵容器、粉末放射ヘッド、及び粉末配管を固定する際には、前記フロート部が水平に保てるように重量バランスを考慮しなければならず、またフローティング部の質量が増加することによるタンク構造への影響も考慮する必要がでてくる。
また、前記火災感知ヘッド、粉末貯蔵容器がフローティング部とともに昇降するので、前記火災感知ヘッドに窒素ガスを充填し、火災発生時に前記火災感知ヘッド先端の溶融部が火災熱によって溶融し、窒素ガスの充填圧が低下したことを検出する圧力検知手段と前記火災感知ヘッドとを結ぶ管路、及び前記粉末貯蔵容器に粉末を補給する管路のタンク上端からフローティング部を結ぶ部分には、フローティング部の昇降に追従できる柔軟性と火災熱に耐える難燃性、又は不燃性を持つ素材の使用が要求される。
そして、最も問題なのは、火災がタンク内で発生するので、その位置やその状況の把握、鎮火等が人の目で確認できないことにある。
(1)可燃性液体を貯蔵する浮屋根構造のタンクにおいて浮屋根のシール部分で局所的に発生する火災の消火設備であって、
タンク側板上端部に設けられたタンクステージに設置される1又は複数の小型泡放射砲と、該小型泡放射砲に地上から泡消火剤水溶液を供給する泡消火剤水溶液配管と、前記小型泡放射砲を遠隔制御する遠隔制御装置とで構成されてなることを特徴とする浮屋根タンク用消火設備。
(2)可燃性液体を貯蔵する浮屋根構造のタンクにおいて浮屋根のシール部分で局所的に発生する火災の消火設備であって、
タンク側板上端部に設けられたタンクステージに設置される1又は複数の小型泡放射砲と、該小型泡放射砲に地上から泡消火剤水溶液を供給する泡消火剤水溶液配管と、前記タンクステージに配設され浮屋根上面を監視する1又は複数台の小型監視カメラと、前記小型監視カメラの映像を表示するモニタと、前記小型泡放射砲及び小型監視カメラを遠隔制御する遠隔制御装置とで構成されてなることを特徴とする浮屋根タンク用消火設備。
(4)前記小型泡放射砲が、泡消火剤水溶液を浮屋根の堰板とタンク側板内面との間の空間に放射できるように所定の俯角を持って傾けられたノズルを有してなり、かつ、前記ノズルの筒先を左右に振って消火範囲を拡げる筒先制御機構を備えてなることを特徴とする前項(1)〜(3)いずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
(5)前記小型泡放射砲が、アスピ−レート型、ノンアスピレート型、あるいはその兼用型のノズルを備えたものであることを特徴とする前項(1)〜(4)のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
(6)前記小型泡放射砲のノズルの筒先制御が、油圧又は空気圧で行われ、前記制御用の油圧、空気圧を地上から伝送する制御用配管が、各小型泡放射砲に接続されてなることを特徴とする前項(1)〜(5)のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
(8)前記小型監視用カメラが、撮像した映像信号をモニタに送信し、前記遠隔制御装置からの小型監視カメラ、ズームレンズ、及び雲台の制御信号を受信する無線機を備えてなることを特徴とする前項(2)〜(7)のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
(9)前記小型監視カメラ、ズームレンズ、雲台、無線機を駆動する電源が、太陽光発電パネルと蓄電池とで構成されてなるものであることを特徴とする前項(2)〜(8)のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
(10)前記小型監視用カメラが、赤外線カメラであることを特徴とする前項(2)〜(9)のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
〈1〉浮屋根タンク用消火設備が、タンク側板上端部に設けられたタンクステージに設置される1又は複数の小型泡放射砲と、該小型泡放射砲に地上から泡消火剤水溶液を供給する泡消火剤水溶液配管と、前記小型泡放射砲を遠隔制御する遠隔制御装置とで構成されているので、消火活動が遠隔操作によって行えることから、危険を伴うタンクステージ上での作業がなくなるとともに、火災発生場所に近いところから泡消火剤水溶液を放射でき、大量の泡消火剤と水を消費せずに短時間で鎮火に至らせることができる。
〈2〉浮屋根タンク用消火設備が、タンク側板上端部に設けられたタンクステージに設置される1又は複数の小型泡放射砲と、該小型泡放射砲に地上から泡消火剤水溶液を供給する泡消火剤水溶液配管と、前記タンクステージに配設され浮屋根上面を監視する1又は複数台の小型監視カメラと、前記小型監視カメラの映像を表示するモニタと、前記小型泡放射砲及び小型監視カメラを遠隔制御する遠隔制御装置とで構成されているので、タンクの浮屋根上をモニタによって常時監視でき、また火災発生時には遠隔制御によって前記小型監視カメラを制御して火災発生場所の状態をモニタ画面上で確認しつつ、前記小型泡放射砲を遠隔制御でき、より効果的な消火活動が実施できる。
また複数の小型泡放射砲を備えることによって、複数個所からの同時出火にも迅速に対応できる。
また、筒先制御機構が一系統で済むので、前記小型泡放射砲の構造は簡易化され、その操作も保守も容易となる。
〈7〉前記小型監視用カメラが、赤外線カメラであるので、夜間可視光では監視できない浮屋根上の状態もモニタで監視でき、火災発生の前兆となる浮屋根上への可燃液体の漏れなどを目視で確認でき、出火前に泡消火剤の放射を行うなどの予防措置が実施できる。
図1は本発明の浮屋根タンク用消火設備の第1実施例のシステム構成図、図2は本発明の浮屋根タンク用消火設備の第2実施例のシステム構成図、図3は図1、図2のシステムで使用される小型泡放射砲の構成図、図4は図2のシステム構成における小型泡放射砲及び小型監視カメラ等のタンクへの設置状態説明図である。
そして図5は本発明の浮屋根タンク用消火設備の第3実施例のシステム構成図、図6は本発明の浮屋根タンク用消火設備の第4実施例のシステム構成図、図7は図5、図6に示すシステムで使用した小型泡放射砲の構成図、図8は図6に示すシステムにおける小型泡放射砲及び小型監視カメラ等のタンクへの設置状態説明図である。
図において1はタンク、2は浮屋根、3はシール部、4はポンツーン、5は堰板、10、10’は小型泡放射砲、11はノズル、12、12’、12”は筒先制御機構、13は筒先制御用配管、14、14’は小型泡放射砲取付台、15は泡消火剤水溶液配管、16は泡消火剤水溶液注入口、17a、17bはL字形パイプ、18はエルボ管、20は小型監視カメラ、21はズームレンズ、22は雲台、23はモニタ、24は映像信号及びカメラ制御信号の伝送手段、25は雲台制御信号伝送手段、30は遠隔制御装置、31は泡放射砲制御機構、32はカメラ制御機構、33は雲台制御機構、34は火災発生場所特定機構を示す。
本実施例1の小型泡放射砲10は、次に説明する本発明の浮屋根タンク用消火設備の第2実施例にも使用されるので、その詳細は第2実施例の構成を説明した後に記載する。
そして、前記小型監視カメラ20は、ズームレンズ21と、前記小型監視カメラ20のパンとチルトを制御できる雲台22とを備え、平常時は前記ズームレンズ21を広角の状態で使用して浮屋根2上を広く監視し、火災発生の映像が遠隔制御装置30が設置された監視・制御室の設けられたモニタ23に表示された場合に、前記ズームレンズ21と前記雲台22を遠隔制御装置のカメラ制御機能32と雲台制御機能33によって制御して、火災発生場所にズームインすることによって火災状況をモニタ23で確認するとともに、前記雲台制御機構33の操作角度情報から火災発生場所特定機構34によって発生場所を特定し、その結果に基づいて泡放射砲制御機能31が前記小型泡放射砲10に備えた筒先制御機構12、12’を制御し、前記小型泡放射砲10のノズル11の筒先を火災発生場所に向け泡消火剤水溶液を的確に放射できるよう構成されている。
前記小型泡放射砲10のノズル11の筒先制御は油圧又は空気圧で行われ、前記小型泡放射砲制御機構31から制御用の油圧、空気圧をタンク1の外壁に沿って配設された筒先制御用配管13(図1、図2参照)を介して、各小型泡放射砲10の筒先制御機構12、12’へ伝達され、前記ノズル11を水平に回動させるとともに、俯角を変化させて前記ノズル11の筒先を火災発生場所に向け、泡消火剤水溶液注入口16から注入した泡消火剤水溶液を放射する。
なお、図2では前記映像信号及びカメラ制御信号伝送手段24と雲台制御信号伝送手段25とを別の回線として表示したが、信号多重技術を使用して一つの回線での送受信も可能で、また回線としては同軸ケーブルや光ファイバケーブル等による有線回線、無線機による無線通信回線のいずれをも利用できる。
なお、無線通信回線を使用する場合には、前記小型監視カメラ20、ズームレンズ21、雲台22、及び無線機を駆動する電源として太陽光発電パネルと蓄電池とを前記タンクステージに備え、電力線をタンク側板に設けられた梯子等に沿わせて設けることを不要としたシステム構成とすることも好ましい。
さらに、前記小型監視カメラ20、ズームレンズ21、雲台22、無線機など電力により駆動される装置にあっては、その使用場所が可燃性液体の貯蔵タンク1であることを配慮していずれも可能な限り防曝型、又は防曝ケースに内蔵されたものであることがより好ましい。
また、モニタ23もタンクに設置された小型監視カメラ20の台数に対応して設置するのが好ましいが、火災発生頻度がそれほど高くない現状に鑑みれば、すべての小型監視カメラ20の映像を同時一斉にモニタするのでなく、各小型監視カメラ20から伝送される映像信号を特定の時間間隔で切り替えて1台のモニタで監視することであってよい。
魚眼レンズなどのような焦点深度の短いレンズを用いれば1台の小型監視カメラ20で浮屋根2のシール部3全面を監視することもできるが、モニタ23に表示される映像には湾曲歪みが伴い、この映像信号から出火場所を特定するにはこの湾曲歪みを補正する映像補正回路が必要となる。また、歪みの少ない映像を得ようとして適切な焦点深度のレンズを備えたカメラ1台で運用する場合には、取付場所の直下を含め、浮屋根2のシール部3に沿わせて小型監視カメラ20の視野を移動させねばならず、常時カメラ雲台22の制御が必要になるという問題が伴うことになる。
なお、前記実施例1の場合には、図4から小型監視カメラ20がすべて削除された配置状態図となることはいうまでもない。
そして、前記小型泡放射砲10’は、ノズル11から放射される泡消火剤水溶液をタンク1の側板内面と、浮屋根2のポンツーン4上に設けられた堰板5との間に注入して浮屋根2のシール部分3で発生したリング火災を効果的に消火させるため、図7に示すように、ノズル11の筒先をタンク側板内面に沿わせて下方に向けて所定の俯角を持つエルボ管18の先端に装着され、該エルボ管18の他端が筒先制御装置12”に接続され、前記ノズル11の筒先を左右に振らせられるように構成されている。
このため1台の小型泡放射砲10’の泡消火剤水溶液の放射範囲は限定され、複数の小型泡放射砲10’を備える必要が生じるが、注入された泡消火剤水溶液が、タンク1側板内面と堰板5との間の空間に順次拡散していくことを考慮すれば、内径の小さなタンク1にあっては1台の小型泡放射砲10’での対応も可能となる。
なお、前記小型泡放射砲10’は小型泡放射砲取付台14’を介してタンク1の側板上端に装着される。
2:浮屋根
3:シール部
4:ポンツーン
5:堰板
10、10’:小型泡放射砲
11:ノズル
12、12’、12”:筒先制御機構
13:制御用配管
14、14’:小型泡放射砲取付台
15:泡消火剤水溶液配管
16:泡消火剤水溶液注入口
17a、17b:L字形パイプ
18:エルボ管
20:小型監視カメラ
21:ズームレンズ
22:雲台
23:モニタ
24:映像信号及びカメラ制御信号の伝送手段
25:雲台制御信号伝送手段
30:遠隔制御装置
31:泡放射砲制御機構
32:カメラ制御機構
33:雲台制御機構
34:火災発生場所特定機構
Claims (11)
- 可燃性液体を貯蔵する浮屋根構造のタンク(1)において浮屋根(2)のシール部分(3)で局所的に発生する火災の消火設備であって、
タンク(1)側板上端部に設けられたタンクステージに設置される1又は複数の小型泡放射砲(10又は10’)と、該小型泡放射砲(10又は10’)に地上から泡消火剤水溶液を供給する泡消火剤水溶液配管(15)と、前記小型泡放射砲(10又は10’)を遠隔制御する遠隔制御装置(30)とで構成されてなることを特徴とする浮屋根タンク用消火設備。 - 可燃性液体を貯蔵する浮屋根構造のタンク(1)において浮屋根(2)のシール部分(3)で局所的に発生する火災の消火設備であって、
タンク(1)側板上端部に設けられたタンクステージに設置される1又は複数の小型泡放射砲(10又は10’)と、該小型泡放射砲(10又は10’)に地上から泡消火剤水溶液を供給する泡消火剤水溶液配管(15)と、前記タンクステージに配設され浮屋根(2)上面を監視する1又は複数台の小型監視カメラ(20)と、前記小型監視カメラ(20)の映像を表示するモニタ(23)と、前記小型泡放射砲(10又は10’)及び小型監視カメラ(20)を遠隔制御する遠隔制御装置(30)とで構成されてなることを特徴とする浮屋根タンク用消火設備。 - 前記小型泡放射砲(10)が、火災発生時にそのノズル(11)の筒先を火災発生場所に向けられるよう、前記ノズル(11)を水平に回動させる筒先制御機構(12)と、下向きに傾ける筒先制御機構(12’)とを備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の浮屋根タンク用消火設備。
- 前記小型泡放射砲(10’)が、泡消火剤水溶液を浮屋根(2)の堰板(5)とタンク(1)側板内面との間の空間に放射できるように所定の俯角を持って傾けられたノズル(11)を有してなり、かつ、前記ノズル(11)の筒先を左右に振って消火範囲を拡げる筒先制御機構(12”)を備えてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の浮屋根タンク用消火設備。
- 前記小型泡放射砲(10又は10’)が、アスピ−レート型、ノンアスピレート型、あるいはその兼用型のノズル(11)を備えたものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
- 前記小型泡放射砲(10又は10’)のノズル(11)の筒先制御が、油圧又は空気圧で行われ、前記制御用の油圧、空気圧を地上から伝送する制御用配管(13)が、各小型泡放射砲(10又は10’)に接続されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
- 前記小型監視カメラ(20)が、ズームレンズ(21)と、該小型監視カメラ(20)のパンとチルトを制御する雲台(22)とを備えてなり、平常時は前記ズームレンズ(21)を広角の状態で使用して浮屋根(2)上を広く監視し、火災発生の映像がモニタ(23)に表示された時、前記ズームレンズ(21)と前記雲台(22)を遠隔制御して、火災発生場所にズームインして火災状況を確認するとともに、前記雲台(22)の操作角度情報を基に火災発生場所を特定する火災発生場所特定機構(34)を前記遠隔制御装置(30)内に備えてなることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
- 前記小型監視用カメラ(20)が、撮像した映像信号をモニタ(23)に送信し、前記遠隔制御装置(30)からの小型監視カメラ(20)、ズームレンズ(21)、及び雲台(23)の機能を制御する制御信号を受信する無線機を備えてなることを特徴とする請求項2〜7のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
- 前記小型監視カメラ(20)、ズームレンズ(21)、雲台(22)、無線機を駆動する電源が、太陽光発電パネルと蓄電池とで構成されてなるものであることを特徴とする請求項2〜8のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
- 前記小型監視用カメラ(20)が、赤外線カメラであることを特徴とする請求項2〜9のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
- 前記小型泡放射砲(10又は10’)及び小型監視カメラ(20)を遠隔制御する遠隔制御装置(30)が、前記火災発生場所特定機構(34)によって特定された火災発生場所付近に配設された1又は複数の小型泡放射砲(10又は10’)を選択し、そのノズル(11)の筒先を発生場所に向けるとともに選択された小型泡放射砲(10又は10’)に接続された泡消火剤水溶液配管(13)に泡消火剤水溶液を供給するよう制御可能に構成されてなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の浮屋根タンク用消火設備。
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