JP2013017642A - 加熱機能付きトロッカー及びそのシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】トロッカーに挿入される内視鏡先端は、一般的に体腔内よりも低温であり、内視鏡を体内に挿入した際、内視鏡と体内との温度差などにより内視鏡先端のカバーガラス(観察窓)に曇りが生じ、視野の妨げとなることがあるため、体腔内に挿入される内視鏡の曇りを防止するトロッカー、トロッカーシステム及びこのトロッカーを備えた内視鏡の曇り防止システムを提供する。
【解決手段】内視鏡下外科手術に用いられるトロッカー10の内視鏡挿入部10aに挿入され通路11内の内視鏡2に伝熱し加熱する、それ自体が熱を発生するシートヒータ又は電熱線等の熱エネルギ供給源であるエネルギ供給源18を設けた。
【選択図】図2
【解決手段】内視鏡下外科手術に用いられるトロッカー10の内視鏡挿入部10aに挿入され通路11内の内視鏡2に伝熱し加熱する、それ自体が熱を発生するシートヒータ又は電熱線等の熱エネルギ供給源であるエネルギ供給源18を設けた。
【選択図】図2
Description
本発明は、内視鏡下外科手術に用いられるトロッカー、このトロッカーを含むトロッカーシステム及びこのトロッカーを備えた内視鏡の曇り防止システムに関する。
一般的に、患者の体腔内に挿入してその内部を観察したり手術を行ったりするための硬性鏡、軟性鏡などの内視鏡が広く使用されている。内視鏡下外科手術の際には、術者は、内視鏡先端の光学系から術部の像を取り込んで、これにより得られた画像データをモニタで確認しながら手術を行う。
内視鏡が挿入される体腔内は、例えば、温度約35〜37℃、湿度約98〜100%という環境下にある。また、挿入される内視鏡先端は、一般的に体腔内よりも低温である。このため、内視鏡を体内に挿入した際、内視鏡と体内との温度差などにより内視鏡先端のカバーガラス(観察窓)に曇りが生じ、視野の妨げとなることがある。
このような曇りを防止するために、例えば、特許文献1には、内視鏡先端の内部に配置されたヒータ又はコイル状の電熱線のような加熱手段を用いてカバーガラスを加熱することにより曇りを防止する、内視鏡の曇り防止装置が開示されている。
特許文献1に記載の内視鏡の曇り防止装置では、内視鏡先端の内部にヒータ又はコイル等の発熱体及びこの発熱体に電力を供給する電源ラインを配線するエリアが必要である。このため、例えば、極細径の内視鏡には導入しにくい。
本発明は、内視鏡下外科手術の際に体腔内に挿入される内視鏡の曇りを防止するトロッカー、このトロッカーを含むトロッカーシステム及びこのトロッカーを備えた内視鏡の曇り防止システムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態は、内視鏡下外科手術に用いられるトロッカーにおいて、トロッカーの内視鏡挿入部に挿入された内視鏡を加熱するためのエネルギ供給源をトロッカー内に具備する加熱機能付きトロッカーである。
本発明によれば、内視鏡下外科手術の際に体腔内に挿入される内視鏡の曇りを防止するトロッカー、このトロッカーを含むトロッカーシステム及びこのトロッカーを備えた内視鏡の曇り防止システムを提供することができる。
図1は、本発明に係るトロッカー10を含む内視鏡システム1全体を示す概略図である。内視鏡システム1は、大別すると、硬性鏡である内視鏡2と、送気装置6と、トロッカー10とを有している。
内視鏡2には、その先端側に設けられ観察窓(又は撮像窓)として機能するカバーガラス及びカバーガラスの後方に配置された対物レンズを含む光学系、照明光を照射する照射部、CCDなど、通常の内視鏡が有している構成部が設けられている。内視鏡2の基端側は、ユニバーサルコードによってプロセッサ装置3及び光源装置4に接続されており、プロセッサ装置3は、さらに、モニタ装置5に接続されている。
送気装置6は、送気制御部7とガスボンベ8とを有しており、送気チューブ9によってトロッカー10に接続される。ガスボンベ8には、例えば、炭酸ガスが充填されている。トロッカー10は、体腔内に内視鏡2を挿入する際の連絡通路となる器具であり、また、トロッカー10を介して送気装置6から体腔内にガスが送り込まれる。このトロッカー10は、内視鏡2が挿入される内視鏡挿入部、送気装置6から送り込まれるガスの入口及び流路などを有している。トロッカー10に関する詳細は後述する。
内視鏡システム1を用いた内視鏡下外科手術の際には、まず、患者の体壁孔にトロッカー10を挿入する。送気装置6につながっている送気チューブ9は、トロッカー10のガスの入口に接続される。そして、送気制御部7を制御することにより、ガスボンベ8内のガスが送気チューブ9を通ってトロッカー10のガスの入口に流入し、トロッカー10内の流路を通って体腔内に送り込まれる。このガスが患者の体壁を膨満させて、体腔内に手術のための空間を作り出す。そして、トロッカー10内の内視鏡挿入部を通して体腔内に内視鏡2が挿入される。
体腔内に挿入された内視鏡2には、ユニバーサルコードに含まれるライトガイドを介して光源装置4から照明光が導光されて、内視鏡先端の照射部から術部に光が照射される。そして、内視鏡先端の対物レンズにより結像された術部の像がCCDで撮像され、電気信号に変換される。この電気信号がプロセッサ装置3に入力され、プロセッサ装置3で信号処理された画像信号がモニタ装置5に出力される。そして、モニタ装置5に術部の画像が表示され、術部の画像をモニタ装置5で確認しながら手術が行われる。
次に、トロッカーの各実施形態について詳述する。
[第1の実施形態]
図2は、第1の実施形態のトロッカー10を示す断面図である。
図2は、第1の実施形態のトロッカー10を示す断面図である。
トロッカー10は、内視鏡2を通過させる内径の通路11を有する挿入筒部12と、挿入筒部12と略同一の内径の管路13を有し挿入筒部12と直線状に連通している案内管14とを有している。また、内視鏡2は、図2に矢印で示すように、トロッカー10の挿入筒部12の一端側である内視鏡挿入部10aから通路11内に挿入される。
挿入筒部12の他端(内視鏡挿入部10aの対向端)側には、その外面から径方向外側に延出した環状の(ツバ状の)フランジ部15が形成されている。また、挿入筒部12には、前記送気装置6から送り込まれるガスの流入口となる送気口金16と、送気口金16から通路11に連通している送気流路17とが設けられている。使用の際、送気口金16から導入されたガスは、送気流路17、挿入筒部12の通路11及び案内管14の管路13を通って体腔内に送り込まれる。
トロッカー10には、挿入筒部12の通路11の部分に、この通路11中に挿入される内視鏡2を加熱するためのエネルギ供給源18が設けられている。以下の説明では、挿入筒部12の通路11中に挿入された内視鏡2の先端部分がエネルギ供給源18により加熱される通路11内の領域を加熱領域と称する。
エネルギ供給源18は、それ自体が熱を発生して内視鏡2に伝熱するシートヒータ又は電熱線等の熱エネルギ供給源である。もしくは、内視鏡先端に発熱体(発熱源)を設けた場合には、電磁エネルギや光エネルギを供給してその発熱体を加熱させる、コイル・電極・光源等の電磁エネルギ供給源であることができる。
使用の際、内視鏡2は、トロッカー10の内視鏡挿入部10aから挿入筒部12の通路11内に挿入される。このとき、内視鏡先端は、トロッカー10内のエネルギ供給源18による加熱領域に到達する。すなわち、内視鏡先端は、エネルギ供給源18から発生されるエネルギが内視鏡先端を加熱するように作用する範囲内に配置される。そして、エネルギ供給源18が内視鏡先端に加熱用エネルギを供給し、予め規定された温度範囲内に内視鏡先端が加熱される。
内視鏡先端が通路11中の加熱領域で予め規定された温度範囲内に温まったら、トロッカー10内の内視鏡2は、そのまま挿入筒部12の通路11から案内管14の管路13を通して体腔内に挿入される。このとき、内視鏡先端が体温よりも温まっているため、体腔内に挿入された内視鏡先端のカバーガラスは体内からの水蒸気で曇らない。
本実施形態によれば、内視鏡を加熱するためのエネルギ供給源がトロッカー側に配置されているため、内視鏡先端に加熱用のエネルギ供給源を設ける必要がない。従って、内視鏡先端に加熱用のエネルギ供給源を設けるためのスペースが不要となり、内視鏡の小径化を実現し、かつ内視鏡先端の曇りを防止することができる。
以下、第2乃至第12の実施形態について説明する。以下の説明では、第1の実施形態のトロッカー10と同じ構成部材には同じ参照符号を付し、その説明は省略する。
[第2の実施形態]
図3は、第2の実施形態のトロッカー20を示す断面図である。
図3は、第2の実施形態のトロッカー20を示す断面図である。
トロッカー20には、挿入筒部12の通路11中に弾性部材からなる突起部21が設けられている。図3には2つの突起部21が示されるが、通路11中に少なくとも1つの突起部21が設けられていればよい。突起部21は、挿入筒部12の通路11の内面から径方向に突出しており、エネルギ供給源18の加熱領域における管路13に近い側に配置されている。この突起部21は、通路11内に挿入された内視鏡2の先端部分が突起部21と当接した状態にあるとき、その先端部分がエネルギ供給源18の加熱領域に位置決めされて加熱されるように形成されている。
使用の際、内視鏡2は、内視鏡挿入部10aから通路11内に差し込まれて、位置決め用ストッパとして機能する突起部21に突き当たる位置まで、挿入筒部12内に挿入される。そして、内視鏡2が突起部21に突き当たると内視鏡2の挿入動作を一旦停止して、この位置でエネルギ供給源18からの加熱用エネルギが内視鏡2に供給されて、内視鏡先端が加熱される。
このように、突起部21は、内視鏡2を通路11内に挿入した際に内視鏡先端がエネルギ供給源18の加熱領域に到達したことを知らしめて挿入動作を中断させるストッパ(滞留部)として機能する。また、突起部21は、通路11内に挿入された内視鏡2を突起部21に突き当たった位置に位置決めする位置決め部としても機能する。
本実施形態によれば、内視鏡がトロッカー内の弾性突起部に突き当たるまで挿入することにより、通路内における内視鏡先端とエネルギ供給源による加熱領域との相対位置を確定させ、適正な加熱を実現することができる。また、弾性突起部をリング状に設けることで、気密性能を向上させる効果を持たせることも可能である。
[第3の実施形態]
図4は、第3の実施形態のトロッカー30を示す断面図である。
図4は、第3の実施形態のトロッカー30を示す断面図である。
第2の実施形態のトロッカー20では、突起部21を弾性部材で形成したが、第3の実施形態のトロッカー30では、突起部のみならず、挿入筒部の挿入側端部から突起部までを高熱伝導性の弾性部材で形成している。
本実施形態では、トロッカー30の内視鏡挿入部10aから加熱領域の先端(管路13側)までの挿入筒部12の通路11の内面を覆うようにして高熱伝導性の弾性部材31が設けられている。そして、弾性部材31の先端(管路13側)には、上述した突起部21と同様の突起部31aが設けられている。本実施形態では、内視鏡挿入部30aの内径と挿入される内視鏡2の外径とが略同一である。
トロッカー30内には、弾性部材31の近傍にエネルギ供給源32が配置されている。弾性部材31とエネルギ供給源32とは、エネルギ供給源32から発生されるエネルギが高熱伝導性の弾性部材31を介して内視鏡先端を加熱するように、すなわち上述のような加熱領域を与えるように配置されている。本実施形態では、図4に示すように、挿入筒部12の通路11の内面が弾性部材31で覆われているため、エネルギ供給源32の表面はこの内面に露出していない。エネルギ供給源32は、第1の実施形態のエネルギ供給源18と同様のシートヒータ又は電熱線のような電気発熱体(電熱変換素子)で形成されている。
使用の際には、第2の実施形態と同様に、内視鏡2は、内視鏡挿入部10aから通路11内に差し込まれて、弾性部材31の突起部31aに突き当たる位置まで挿入される。そして、内視鏡先端が突起部31aに突き当たった位置で内視鏡2の挿入動作を一旦停止して、この位置でエネルギ供給源32からの加熱用エネルギが内視鏡2に供給されて、内視鏡先端が加熱される。
本実施形態によれば、エネルギ供給源をトロッカー内に設けられた電気発熱体で形成することにより、内視鏡側に加熱部材を設ける必要がなく、安価で構成も簡易な発熱源を形成することができる。また、トロッカーの内視鏡挿入部に高伝熱性の弾性体を採用することにより、トロッカー内で発生した熱を内視鏡に効率的に伝達することができる。
[第4の実施形態]
図5は、第4の実施形態のトロッカー40を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、トロッカー側に設けられた赤外線発生手段から放射された赤外線を内視鏡側に設けられた赤外線吸収体に作用させることにより内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
図5は、第4の実施形態のトロッカー40を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、トロッカー側に設けられた赤外線発生手段から放射された赤外線を内視鏡側に設けられた赤外線吸収体に作用させることにより内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
トロッカー40は、挿入筒部12の通路11の内面から突出するように設けられた弾性体からなる突起部41と、通路11の内面で突起部41よりも内視鏡挿入部10aから離れたところに設けられた、エネルギ供給源として機能する赤外線発生源42と、を有している。赤外線発生源42は、内視鏡挿入部10a側に赤外線を放射するように調整されている。
トロッカー40に挿入される内視鏡先端のカバーガラス2aの表面には、赤外線吸収膜2bが形成されている。この赤外線吸収膜2bは、赤外線を吸収すると発熱する。
使用の際、内視鏡2は、突起部41に突き当たる位置まで挿入筒部12内に挿入される。そして、内視鏡先端が突起部41に突き当たった状態で、赤外線発生源42からの赤外線がカバーガラス2aの表面の赤外線吸収膜2bに向かって放射される。これにより、赤外線加熱が生じて内視鏡先端のカバーガラス2aが加熱される。
本実施形態によれば、内視鏡先端に設けられた赤外線吸収体により吸収された赤外線のエネルギが内視鏡先端のカバーガラスを直接加熱するため、発熱源と内視鏡先端とが非接触で効率的な加熱を行うことができる。
[第5の実施形態]
図6は、第5の実施形態のトロッカー50を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、トロッカー側に設けられた磁場発生手段から発生された磁場を内視鏡側に設けられた磁気発熱体に作用させることにより内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
図6は、第5の実施形態のトロッカー50を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、トロッカー側に設けられた磁場発生手段から発生された磁場を内視鏡側に設けられた磁気発熱体に作用させることにより内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
トロッカー50は、挿入筒部12の通路11の内面で上述のような加熱領域の先端位置に設けられた弾性体からなる突起部51と、前記加熱領域に設けられた、エネルギ供給源としての給電用コイル52とを有している。
トロッカー50に挿入される内視鏡先端のカバーガラス2aの近傍には、磁気発熱体(電磁吸収体)2cが形成されている。磁気発熱体2cは、挿入筒部12内に挿入された内視鏡2が突起部51と当接した状態にあるとき、給電用コイル52から発生される磁気エネルギにより磁気発熱体2cが発熱して内視鏡先端を加熱するように作用する位置に、つまり加熱領域を与えるように形成されている。
使用の際、内視鏡2は、突起部51に突き当たる位置まで挿入筒部12内に挿入される。そして、内視鏡先端が突起部51に突き当たった状態で給電用コイル52を通電させて、給電用コイル52に磁場を発生させる。この磁場により磁気発熱体2cに磁気エネルギが与えられると、電磁誘導作用により磁気発熱体2cが加熱されて(誘導加熱)、内視鏡先端のカバーガラス2aが加熱される。
本実施形態によれば、トロッカー側に設けられた給電用コイルの磁気エネルギが内視鏡側に設けられた磁気発熱体を直接加熱するため、発熱源と内視鏡先端とが非接触で効率的な加熱を行うことができる。
[第6の実施形態]
図7は、第6の実施形態のトロッカー60を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、トロッカー側に設けられた給電手段と内視鏡側に設けられた受電手段との間の電磁誘導を利用して、内視鏡側に設けられた電気発熱体で内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
図7は、第6の実施形態のトロッカー60を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、トロッカー側に設けられた給電手段と内視鏡側に設けられた受電手段との間の電磁誘導を利用して、内視鏡側に設けられた電気発熱体で内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
トロッカー60は、挿入筒部12の通路11の内面で上述のような加熱領域の先端位置に設けられた弾性体からなる突起部61と、前記加熱領域に設けられた、エネルギ供給源としての給電用コイル62とを有している。
トロッカー60に挿入される内視鏡先端内部には、受電用コイル2dが配置されており、さらに、内視鏡先端のカバーガラス2aの近傍には、電気発熱体2eが配置されている。受電用コイル2dと電気発熱体2eとは、互いに電気的に接続されている。
使用の際、内視鏡2は、突起部61に突き当たる位置まで挿入筒部12内に挿入される。そして、内視鏡先端が突起部61に突き当たった状態で給電用コイル62を通電させて、磁場を発生させる。さらに、かくして発生された磁場により、電磁誘導を利用して受電用コイル2dに電気エネルギを発生させる。受電用コイル2dと電気発熱体2eとが電気的に接続されているため、受電用コイル2dの電力により電気発熱体2eが発熱し、この熱により内視鏡先端のカバーガラス2aが加熱される。
本実施形態によれば、受電用コイルと給電用コイルとの電磁誘導を利用して内視鏡側の電気発熱体からの熱で内視鏡先端を加熱させるため、非接触で効率的な加熱を行うことができる。
[第7の実施形態]
図8は、第7の実施形態のトロッカー70を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、トロッカー側に設けられた給電用電極と内視鏡側に設けられた受電用電極とを接触接点として内視鏡側に電力を供給して、この電力で電気発熱体が発熱して内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
図8は、第7の実施形態のトロッカー70を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、トロッカー側に設けられた給電用電極と内視鏡側に設けられた受電用電極とを接触接点として内視鏡側に電力を供給して、この電力で電気発熱体が発熱して内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
トロッカー70は、挿入筒部12の通路11の内面で上述のような加熱領域の先端位置に設けられた弾性体からなる突起部71と、前記加熱領域に設けられた、エネルギ供給源としての給電用電極72とを有している。また、給電用電極72は、挿入筒部12内に内視鏡2が挿入されたときに内視鏡2の外面に接触する程度に、挿入筒部12の通路11の内面から径方向内側に突出している。
トロッカー70に挿入される内視鏡2の外面には、受電用電極2fが配置されており、さらに、内視鏡先端のカバーガラス2aの近傍には、電気発熱体2gが配置されている。受電用電極2fと電気発熱体2gとは、互いに電気的に接続されている。
トロッカー70側の給電用電極72と内視鏡2側の受電用電極2fとは、内視鏡2がトロッカー70に挿入されて突起部71に当接したときに互いに物理的に接触する位置に形成された電気的な接触接点である。
使用の際には、内視鏡2は、突起部71に突き当たる位置まで挿入筒部12内に挿入される。そして、内視鏡先端が突起部71に突き当たった位置で、給電用電極72と受電用電極2fとが接触して、受電用電極2fに電力が供給される。受電用電極2fは電気発熱体2gと電気的に接続されているため、受電用電極2fの電力で電気発熱体2gが発熱して、この熱により内視鏡先端のカバーガラス2aが加熱される。
本実施形態によれば、内視鏡を加熱する発熱源を内視鏡内部に設けられた電気発熱体で形成することで、より効率的な発熱源とすることができる。また、発熱源へのエネルギの供給をトロッカーに設けられた電極と内視鏡の外面に設けられた電極との接触により行うため、安価で効率的なエネルギ伝送を行うことができる。
[第8の実施形態]
図9は、第8の実施形態のトロッカー80を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、カバーガラス(誘電体)を電極で挟み込んでキャパシタを形成し、その誘電加熱を利用して内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
図9は、第8の実施形態のトロッカー80を含む内視鏡の曇り防止システムを示す断面図である。本実施形態は、カバーガラス(誘電体)を電極で挟み込んでキャパシタを形成し、その誘電加熱を利用して内視鏡先端を温める、内視鏡の曇り防止システムである。
トロッカー80は、挿入筒部12の通路11の内面で上述のような加熱領域の先端位置に設けられた弾性体からなる突起部81と、前記加熱領域に設けられた、エネルギ供給源としての給電用電極82とを有している。また、給電用電極82は、挿入筒部12内に内視鏡2が挿入されたときに内視鏡2の外面と接触する程度に、挿入筒部12の通路11の内面から径方向内側に突出している。
トロッカー80に挿入される内視鏡2の外面には、受電用電極2hが形成されており、また、内視鏡先端のカバーガラス2aの両表面に、対向した透明電極2iを形成することで、透明電極2i間に誘電体であるカバーガラス2aを入れたキャパシタを形成している。受電用電極2hと透明電極2iとは、互いに電気的に接続されている。
トロッカー80側の給電用電極82と内視鏡2側の受電用電極2hとは、内視鏡2がトロッカー80内に挿入されて突起部81に当接したときに互いに物理的に接触する位置に形成されている。
使用の際には、内視鏡2は、突起部81に突き当たる位置まで挿入筒部12内に挿入される。そして、内視鏡先端が突起部81に突き当たった位置で、給電用電極82から受電用電極2hに高周波の電流を流す。すると、カバーガラス2aが誘電損失によって発熱し(誘電加熱)、この熱によりカバーガラス2aが直接加熱される。
本実施形態によれば、誘電加熱によりカバーガラスが直接加熱されるため、効率的な加熱を行うことができる。
[第9の実施形態]
図10は、第9の実施形態のトロッカー90を示す断面図である。
図10は、第9の実施形態のトロッカー90を示す断面図である。
トロッカー90の挿入筒部12の通路11の内面で加熱領域の先端位置には、弾性部材からなる突起部91が形成されている。また、トロッカー90の挿入筒部12では、送気口金16からつながる送気流路が、その途中で、体腔内を拡張させるための送気ガス用流路92と、内視鏡2を加熱するための加熱ガス用流路93とに分岐されている。
送気ガス用流路92は、通路11の内面で突起部91よりも内視鏡挿入方向内側に流出口が設けられ、加熱ガス用流路93は、加熱領域に流出口を有する。加熱ガス用流路93のまわりには、加熱ガス用流路93を通るガスを加熱させるための発熱体94が配置されている。また、送気ガス用流路92及び加熱ガス用流路93には、それぞれ、ガスの流出を制御する制御弁95、96が設けられている。
図10に示される構成に代わって、例えば、送気ガス及び加熱ガスの入口を兼用せずに、別々の経路でトロッカーに導入する構成を採用してもよい。もしくは、加熱ガス用流路のまわりに発熱体を設けずに、送気ガスを他の手段を用いて加熱した上でトロッカーに導入する構成を採用してもよい。
なお、加熱流体を用いれば、内視鏡2を加熱して曇りを防止するためにのみならず、視野クリーニング、すなわち内視鏡先端のカバーガラスの表面を洗浄することも可能である。
使用の際には、内視鏡2は、突起部91に突き当たる位置まで挿入筒部12内に挿入される。そして、内視鏡先端が突起部91に突き当たった位置で、加熱ガス用流路93側の制御弁96を開いて、加熱ガス用流路93を通して加熱ガスを与えて内視鏡先端を加熱する。内視鏡先端が予め規定された温度範囲内に温まったら、制御弁96を閉じて加熱ガスの供給を停止する。
本実施形態によれば、体腔内を拡張する送気ガスにより内視鏡先端を加熱させるため、内視鏡側に別途の加熱部材を設ける必要がなく、また、熱伝達の観点からも効率的に内視鏡を加熱することができる。
[第10の実施形態]
図11は、第10の実施形態のトロッカー100を示す断面図である。
図11は、第10の実施形態のトロッカー100を示す断面図である。
トロッカー100の挿入筒部12の通路11の内面で加熱領域の先端位置には、突起部101が形成されている。また、本実施形態では、トロッカー100の挿入筒部12の通路11内に、この通路11中に挿入される内視鏡先端の温度を検出する温度センサ102と、温度センサ102の出力に基づいて内視鏡2の加熱状態を表示する表示ランプ103とが形成されている。
表示ランプ103は、エネルギ供給源18が内視鏡2にエネルギを供給していないときは、消灯している。使用の際、内視鏡2が突起部101に突き当たる位置まで挿入筒部12内に挿入されてエネルギ供給源18が動作状態となると、表示ランプ103が点灯又は点滅する。そして、温度センサ102が内視鏡先端の温度が予め規定された温度範囲内に加熱されたことを検出すると、表示ランプ103は消灯する。もしくは、色の変化など他の視覚的表示方法によってエネルギ供給源18の動作状態及び内視鏡先端の加熱状態を表示してもよい。
本実施形態によれば、温度センサ及び表示ランプにより、医療従事者が内視鏡先端の加熱状態を知ることができる。
なお、本実施形態では、トロッカー側に加熱状態の表示機能を持たせたが、内視鏡2又はモニタ装置5がこのような表示機能を有してもよい。この場合には、トロッカーから加熱情報を取得して内視鏡2又はモニタ装置5に伝達する手段を含む。
[第11の実施形態]
図12は、第11の実施形態のトロッカーを含むトロッカーシステムを示す断面図である。
図12は、第11の実施形態のトロッカーを含むトロッカーシステムを示す断面図である。
本実施形態では、複数のトロッカー(第1のトロッカー100a、第2のトロッカー100b、第3のトロッカー100c、…)が、接続ケーブル201、202、203、…で互いに接続されており、最端のトロッカー(図12では第1のトロッカー100a)が電源供給装置200に接続されている。図12に示す各トロッカー100a、100b、100c、…は、第10の実施形態のトロッカー100の構成と同様の構成である。もちろん、第1乃至第9の実施形態のトロッカーであってもよい。
トロッカーのエネルギ供給源、温度センサ、表示ランプ、制御回路などを駆動させるための電源として、トロッカー内に電池等の電源を有してもよいが、外部の電源装置から電源を供給する場合には、複数のトロッカーを使用するとそれらの接続が煩雑になりうる。そのような場合には、本実施形態のように、各トロッカー同士を接続ケーブルで数珠繋ぎに接続して電源を供給することにより、ケーブル長を短くし、配線の接続を簡略化することができる。
[第12の実施形態]
図13は、第12の実施形態のトロッカー110を示す断面図である。
図13は、第12の実施形態のトロッカー110を示す断面図である。
トロッカー110は、患者の単一の体壁孔に取り付けるものであるが、複数の内視鏡挿入部112、113、114を有するマルチポート型のトロッカーである。内視鏡挿入部112、113、114には、それぞれ、エネルギ供給源112a、113a、114aが形成されており、各エネルギ供給源が電源供給線111で直列接続されている。また、電源供給源111bに接続されたコネクタ115が、電源供給装置200に接続されている。
このような構成のマルチポート型のトロッカーを用いることにより、どの内視鏡挿入部から内視鏡を挿入してもその内視鏡挿入部のエネルギ供給源により内視鏡先端を加熱することができ、内視鏡の曇り防止効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまな改良及び変更が可能である。
1…内視鏡システム、2…内視鏡、2a…カバーガラス、2b…赤外線吸収膜、2c…磁気発熱体、2d…受電用コイル、2e…電気発熱体、2f…受電用電極、2g…電気発熱体、2h…受電用電極、2i…透明電極、3…プロセッサ装置、4…光源装置、5…モニタ装置、6…送気装置、7…送気制御部、8…ガスタンク、10,20,30,40,50,60,70,80,90,100,110…トロッカー、10a…内視鏡挿入部、11…通路、11…挿入筒部、13…管路、14…案内管、15…フランジ部、16…送気口金、17…送気流路、18…エネルギ供給源、21,31a,51,61,71,81,91,101…突起部、31…弾性部材、32…エネルギ供給源、42…赤外線発生源、52…給電用コイル、72…給電用電極、92…送気ガス用流路、93…加熱ガス用流路、94…発熱体、95、96…制御弁、102…温度センサ、103…表示ランプ、111…電源供給源、112、113、114…内視鏡挿入部、112a,113a,114a…エネルギ供給源。
Claims (21)
- 内視鏡下外科手術に用いられるトロッカーにおいて、
トロッカーの内視鏡挿入部に挿入された内視鏡を加熱するためのエネルギ供給源をトロッカー内に具備することを特徴とする、加熱機能付きトロッカー。 - 前記内視鏡挿入部内に、挿入された内視鏡に突き当たり内視鏡の挿入動作を中断させるための滞留部が形成されており、
前記エネルギ供給源は、前記突き当たった位置にある内視鏡を加熱する範囲で前記滞留部の近傍に形成されていることを特徴とする、請求項1記載の加熱機能付きトロッカー。 - 前記滞留部は、弾性体からなる突起部で形成されていることを特徴とする、請求項2記載の加熱機能付きトロッカー。
- 前記エネルギ供給源は、電気発熱体で形成されていることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカー。
- 前記内視鏡挿入部の挿入側端部と前記突起部との間が、高熱伝導性の弾性体で形成されており、
前記高熱伝導性の弾性体の内径が、前記内視鏡挿入部に挿入される内視鏡の外径と略同一であることを特徴とする、請求項4記載の加熱機能付きトロッカー。 - 前記エネルギ供給源が赤外線発生源からなる請求項1乃至3のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカーと、
カバーガラスと、該カバーガラスの表面に形成された赤外線吸収膜とを有する内視鏡と、を具備し、
前記赤外線発生源からの赤外線を前記赤外線吸収膜が吸収することにより、前記赤外線吸収膜が発熱することを特徴とする、内視鏡の曇り防止システム。 - 前記エネルギ供給源が給電用コイルからなる請求項1乃至3のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカーと、
カバーガラスと、該カバーガラス側に形成された磁気発熱体とを有する内視鏡と、を具備し、
前記給電用コイルから発生される磁場により前記磁気発熱体が発熱することを特徴とする、内視鏡の曇り防止システム。 - 前記エネルギ供給源が給電用コイルからなる請求項1乃至3のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカーと、
受電用コイルと、該受電用コイルに接続された電気発熱体と、該電気発熱体側に形成されたカバーガラスとを有する内視鏡と、を具備し、
前記給電用コイルと前記受電用コイルとの電磁誘導作用により前記電気発熱体が発熱することを特徴とする、内視鏡の曇り防止システム。 - 前記エネルギ供給源が給電用電極からなる請求項1乃至3のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカーと、
受電用電極と、該受電用電極に接続された電気発熱体と、該電気発熱体側に形成されたカバーガラスとを有する内視鏡と、を具備し、
前記給電用電極と前記受電用電極とを接触接点として前記給電用電極から前記受電用電極に電力を供給することにより前記電気発熱体が発熱することを特徴とする、内視鏡の曇り防止システム。 - 前記エネルギ供給源が給電用電極からなる請求項1乃至3のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカーと、
受電用電極と、カバーガラスと、前記受電用電極に接続され、前記カバーガラスの表面に設けられた透明電極とを有する内視鏡と、を具備し、
前記給電用電極によって前記受電用電極と前記透明電極とを通電することにより、前記カバーガラスが誘電加熱により発熱することを特徴とする、内視鏡の曇り防止システム。 - 外部からガスが供給される供給口と、
前記供給口から前記内視鏡挿入部に連通するガス流路とを有し、
前記エネルギ供給源は、外部から供給された前記ガスを加熱するための発熱源からなることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカー。 - 前記ガスは、体腔内を拡張する送気ガスと兼用される加熱用ガスよりなることを特徴とする、請求項11記載の加熱機能付きトロッカー。
- 前記ガス流路は、外部から供給された前記ガスを、体腔内を拡張する送気ガスと加熱用ガスとに分岐させるように、送気ガス流路と加熱用ガス流路とに分岐されており、
前記送気ガス流路と前記加熱用ガス流路とには、それぞれ、前記送気ガスと前記加熱用ガスとの流れを制御する制御弁が形成されていることを特徴とする、請求項12記載の加熱機能付きトロッカー。 - 前記発熱源は、前記加熱ガス用流路に形成された発熱体であることを特徴とする、請求項13記載の加熱機能付きトロッカー。
- 前記供給口から供給される加熱流体により、前記内視鏡のカバーガラス表面を洗浄することを特徴とする、請求項11記載の加熱機能付きトロッカー。
- 挿入される内視鏡の温度を測定するセンサをトロッカー内に具備することを特徴とする、請求項1乃至6及び11乃至15のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカー。
- 前記温度センサの出力により、挿入された内視鏡の加熱状態を表示する機能を備えることを特徴とする、請求項16記載の加熱機能付きトロッカー。
- 前記加熱状態の表示機能をトロッカーに具備することを特徴とする、請求項17記載の加熱機能付きトロッカー。
- 前記加熱状態の表示機能を前記内視鏡又は前記内視鏡の制御装置に具備することと、
前記トロッカーで取得した情報を前記内視鏡又は前記内視鏡の制御装置に伝達する手段を具備することとを特徴とする、請求項17記載の加熱機能付きトロッカー。 - 複数の加熱機能付きトロッカーを備えたトロッカーシステムにおいて、
前記複数のトロッカーの各々に加熱エネルギを伝達する手段を設けたことを特徴とする、請求項1乃至5並びに11乃至19のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカーを備えたトロッカーシステム。 - 複数の内視鏡挿入部を有するトロッカーにおいて、
前記複数の内視鏡挿入部は、それぞれ、加熱用のエネルギ供給源を有し、
前記エネルギ供給源は、それぞれ、加熱エネルギを伝達する手段を有することを特徴とする、請求項1乃至5並びに11乃至19のいずれか1記載の加熱機能付きトロッカー。
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