JP2013017506A - 散薬調剤支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】調剤台24の作業面27の上に置かれた容器12,14に付されたカラービットコード12b,14bを自動で的確に読み取る散薬調剤支援装置20を実現する。
【解決手段】調剤台24上で処方13に従って散薬を薬瓶14(散薬供給容器)から取り出すとともに乳鉢12(散薬受入容器)に投入する手作業を支援するために、調剤指示データ39を取得する手段31と、作業面27を下から透かして撮るカラーの撮像装置26と、その撮影画像40からカラービットコードを読み取る手段33と、そのコード情報を付された容器12,14で分別する手段32と、薬瓶14に分別されたコード情報を調剤指示データ39と照合する手段36と、その結果で作業支援情報を提示する装置21,23と、乳鉢12の操作はコード位置の変化で判定するが薬瓶14操作はコード拡縮度やコード扁平度の変化で判定する手段34と、順序確認手段35,37,38とを具える。
【選択図】 図1
【解決手段】調剤台24上で処方13に従って散薬を薬瓶14(散薬供給容器)から取り出すとともに乳鉢12(散薬受入容器)に投入する手作業を支援するために、調剤指示データ39を取得する手段31と、作業面27を下から透かして撮るカラーの撮像装置26と、その撮影画像40からカラービットコードを読み取る手段33と、そのコード情報を付された容器12,14で分別する手段32と、薬瓶14に分別されたコード情報を調剤指示データ39と照合する手段36と、その結果で作業支援情報を提示する装置21,23と、乳鉢12の操作はコード位置の変化で判定するが薬瓶14操作はコード拡縮度やコード扁平度の変化で判定する手段34と、順序確認手段35,37,38とを具える。
【選択図】 図1
Description
この発明は、薬瓶等の散薬供給容器から乳鉢等の散薬受入容器へ散薬を手作業で投入する際に作業者を支援する散薬調剤支援装置に関し、詳しくは、容器に付された識別情報を読み取って処方データと照合する散薬調剤支援装置に関する。
散薬の計量や搬送の際に散薬が舞い散らないように深めに形成された容器を用いるとともに、容器の底部にデータキャリアを取り付けておいて、容器に収容した散薬についての薬剤情報や計量値などを容器毎に記憶保持させるようなった散薬取出装置や散薬容器搬送装置が実用化されている(例えば特許文献1参照)。容器がリーダライタに接近すると、リーダライタが容器底部のデータキャリアに無線通信にてアクセスすることで、該当する容器に収容された散薬に係るデータが非接触で読み書きされるようになっている。無線通信では、通信機器間に不透明な物が在っても電波や磁気などの通信媒体を遮らない限り通信には不都合がないので、機器配置の自由度が高いという利点がある一方、相手方が通信可能範囲に入ったことが分かっても通信可能範囲内のどこに居るかまでは分かり難い。
散薬の調剤台と分包機とを統合して計量から分包までの調剤作業が容易に行えるようになった調剤装置も実用化されている(例えば特許文献2参照)。この装置では、薬剤容器や乳鉢の外側面等に、それぞれ収容している薬剤の種類に対応して予め割り振られた識別用の薬品コードを記載したバーコードラベルが貼付されており、作業者がバーコードリーダ又は薬剤容器を読取可能なところへ移動させてバーコードを読み取らせると、情報処理装置によって処方箋や調剤指示箋のデータの検索や照合さらには案内などが行われるようになっている。バーコードリーダが携帯可能になって(特許文献3参照)、操作性が向上しても、識別情報の取得試行の度にバーコードにリーダを向けて読み取らせる作業まで無くなった訳ではないので、依然としてバーコードは容器の外側面に付されている。
バーコードは一般にシート表面に印刷されて光学的に読み取られるが、多様な物品の表面への印刷にも読取にも適う識別コードとして、色の配列で符号化情報を表すカラービットコード(1Dや1.5Dのカラービットコードと呼ばれたりリフレクティブカラーコードと呼ばれることもある)が開発されている(例えば特許文献4,5参照)。その読取は、カラービットコードを含んだ画像データをエリアセンサ等の撮像装置で取り込んで複数の色領域あるいは色領域群に区分けし、区分けした各領域色や各領域群を境界条件や個数条件等を用いて絞り込んでから実際にデコードを行うことで、二次元バーコードのような切り出しマーク等を用いなくても、シンプルにデコードできるものとなっている。
そして、このようなカラービットコードを導入した薬品管理システムが実用化されている(例えば特許文献6参照)。このシステムは、トレーにセットして医療現場で使用される薬品類の使用状況を管理するためのものであり、トレーを仕切って各区画に薬品類を収容するとともに薬品類の使用の有無を区画毎に把握するようになっている。具体的には、トレーにセットすべき薬品類の配置を調剤指示に応じて決定する配置決定手段と、トレーの内底に敷ける印刷用紙に薬品類の識別コードを配置に対応させて印刷する印刷手段と、トレーと共に印刷用紙を上から撮る撮像手段と、その画像から識別コードを読み取って薬品類の使用の有無を判別する判定手段とを備えている。
このように、従来の調剤機器では、容器に薬剤情報や識別情報といったデータを保持させておき、そのデータを読み取って該データと処方データに基づいて照合や案内といった情報処理がなされるが、容器の保持データにアクセスする際、容器が近づいたことを条件としてデータアクセスすれば足りるような場合には、自動読取が容易でデータ容量が大きい無線通信方式が多用されるのに対し、調剤や監査の作業者が容器を手にして作業しながら容器の保持データにアクセスさせるような場合には、読取対象物の限定や特定が人にも機械にも容易な光学式のコード読取が多用されている。
特に、散薬の調剤では、後半の分包が自動化可能であってもそれに先立つ計量調剤などでは精確な計量や調合など自動化の困難な処理が多く、その場合、例え散薬調剤支援装置等が使用可能であっても、調剤台の上に薬瓶や乳鉢を並べて主な作業の大半を作業者が手作業で遂行するので、薬瓶や乳鉢といった容器にバーコードを付しておき、それをバーコードリーダで読み取って散薬調剤支援装置に情報処理させる、というのが主流であった。また、バーコードは容器の外側面に付されており、そのコード読取に際しては、対象容器を特定したり移動させたりするのに、人手介助が欠かせない。
とはいえ、散薬調剤支援装置に供するコード情報の読取に人手を割くのは支援の効果を削ぐことになるので、できることなら人手介助を省いてコード読取まで自動化したいという要請がある。
そして、それに応えるには、バーコードに代えてカラービットコードを採用することが考えられる。カラービットコードは、上述したように多様な物品に適用できるうえ、撮像の対象や方向等に関する制約が少なく、広範な領域の撮影画像から多数のコードを読み取るのも容易だからである。
そして、それに応えるには、バーコードに代えてカラービットコードを採用することが考えられる。カラービットコードは、上述したように多様な物品に適用できるうえ、撮像の対象や方向等に関する制約が少なく、広範な領域の撮影画像から多数のコードを読み取るのも容易だからである。
しかしながら、カラービットコードも光学式で読み取ることに変わりはないので、調剤台の上に多数の容器が置かれていて、そのうち幾つかの容器が撮影方向において前後に位置していると、手前側の容器のコードは自動読取が容易でも、後方に隠れた状態になっている容器に付されたコードはしばしば自動読取が困難になってしまう。
そこで、調剤台上に置かれた容器に付されたカラービットコードを自動で的確に読み取る散薬調剤支援装置を実現することが、技術的な課題となる。
そこで、調剤台上に置かれた容器に付されたカラービットコードを自動で的確に読み取る散薬調剤支援装置を実現することが、技術的な課題となる。
本発明の散薬調剤支援装置は(解決手段1)、このような課題を解決するために創案されたものであり、調剤台上で処方に従って散薬を散薬供給容器から取り出すとともに散薬受入容器に投入する手作業を情報提示にて支援する散薬調剤支援装置において、前記処方のデータのうち調剤対象散薬に係る調剤指示データを取得するデータ取得手段と、前記調剤台上の作業面を下から透かして撮るカラーの撮像装置と、その撮影画像からカラービットコードを読み取る読取手段と、それで読み取ったコード情報を前記散薬供給容器に付されたものと前記散薬受入容器に付されたものとに分別する分別手段と、それで前記散薬供給容器に付された方に分別されたコード情報を前記調剤指示データと照合する照合手段と、その照合結果に基づく作業支援情報を提示する提示装置とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の散薬調剤支援装置は(解決手段2)、上記解決手段1の散薬調剤支援装置であって、前記読取手段が前記コード情報にコード値だけでなくコード位置とコード拡縮度とコード扁平度も含めるものであり、前記コード位置の変化に基づいて前記散薬受入容器に対する操作の有無を判定するとともに前記コード拡縮度および前記コード扁平度の変化に基づいて前記散薬供給容器に対する操作の有無を判定する操作判定手段が設けられたことを特徴とする。
さらに、本発明の散薬調剤支援装置は(解決手段3)、上記解決手段2の散薬調剤支援装置であって、散薬秤量時に秤量結果をデータ出力する電子秤と、前記電子秤の秤量結果と前記操作判定手段の判定結果とを受けて前記散薬供給容器に対する操作と前記電子秤での秤量とがその順に行われたか否かを確認する供給確認手段と、その確認結果が肯定的なときには操作された前記散薬供給容器から読み取られたコード情報に基づいて前記調剤指示データから調剤指示値を求めこの調剤指示値と前記電子秤の秤量結果とを突き合わせて秤量の適否を確認する秤量確認手段とが、設けられたことを特徴とする。
また、本発明の散薬調剤支援装置は(解決手段4)、上記解決手段3の散薬調剤支援装置であって、前記電子秤の秤量結果と前記供給確認手段の確認結果と前記秤量確認手段の確認結果のうち何れか一つ又は複数と前記操作判定手段の判定結果とを受けて前記電子秤での秤量の後に続けて前記散薬受入容器に対する操作が行われたか否かを確認する受入確認手段が設けられたことを特徴とする。
また、本発明の散薬調剤支援装置は(解決手段5)、上記解決手段2の散薬調剤支援装置であって、散薬秤量時に秤量結果をデータ出力する電子秤と、前記電子秤の秤量結果と前記操作判定手段の判定結果とを(直に又は間接的に)受けて前記散薬供給容器に対する操作と前記電子秤での秤量と前記散薬受入容器に対する操作とがその順に行われたか否かを確認する順序確認手段とが、設けられたことを特徴とする。
このような本発明の散薬調剤支援装置にあっては(解決手段1)、散薬供給容器も散薬受入容器も夫々に割り振られたコード情報がカラービットコードで容器の底面(下面)に印刷されていることと、調剤台の作業面がそれを貫いて下から撮影できるほど透けていることとを前提して、散薬調剤対象の容器を調剤台上に置くと、容器を上下に重ねない限り、容器の個数が少数であれ多数であれ容器の並びが整然としていようが乱雑であろうが、各容器に付されたカラービットコードは、総て重なることなく読み取られ、そのうち散薬供給容器に付されたものは調剤指示データと照合され、その照合結果に基づく作業支援情報が提示される。
これにより、作業者は、散薬調剤対象の容器を調剤台上に置く必須作業を行えば、コード読取を介助する手作業をいちいち行わなくても、自動で的確にコード読取が実行され、その容器を使用することの適否情報提示といった作業支援が受けられる。
したがって、この発明によれば、調剤台上に置かれた容器に付されたカラービットコードを自動で的確に読み取る散薬調剤支援装置を実現することができる。
したがって、この発明によれば、調剤台上に置かれた容器に付されたカラービットコードを自動で的確に読み取る散薬調剤支援装置を実現することができる。
また、本発明の散薬調剤支援装置にあっては(解決手段2)、散薬の取出時に持ち上げて傾ける操作がなされる散薬供給容器についてはコード拡縮度やコード扁平度に基づいて操作の有無が判定され、散薬の受入時に好適位置へ横移動させる操作がなされる散薬受入容器についてはコード位置の変化に基づいて操作の有無が判定されるので、何れの容器についても、調剤作業中の容器操作状態まで、人手介助が無くても自動で的確に、検知されることとなる。
さらに、本発明の散薬調剤支援装置にあっては(解決手段3)、散薬を取り出して秤量するまでの操作順序の確認と秤量結果の確認まで自動で的確に行われる。
また、本発明の散薬調剤支援装置にあっては(解決手段4)、秤量後に散薬を散薬受入容器に投入する操作順序の確認まで自動で的確に行われる。
また、本発明の散薬調剤支援装置にあっては(解決手段5)、散薬の取出と秤量と投入という一連の操作順序の確認まで自動で的確に行われる。
また、本発明の散薬調剤支援装置にあっては(解決手段4)、秤量後に散薬を散薬受入容器に投入する操作順序の確認まで自動で的確に行われる。
また、本発明の散薬調剤支援装置にあっては(解決手段5)、散薬の取出と秤量と投入という一連の操作順序の確認まで自動で的確に行われる。
このような本発明の散薬調剤支援装置について、これを実施するための具体的な形態を、以下の実施例1により説明する。
図1〜4に示した実施例1は、上述した解決手段1〜5(出願当初の請求項1〜5)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,照明や電源等の電気回路,情報処理装置等の電子回路の詳細などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
図1〜4に示した実施例1は、上述した解決手段1〜5(出願当初の請求項1〜5)を総て具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ボルト等の締結具や,ヒンジ等の連結具,照明や電源等の電気回路,情報処理装置等の電子回路の詳細などは図示を割愛し、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
本発明の散薬調剤支援装置の実施例1について、その具体的な構成を、図面を引用して説明する。
図1は、(a)が散薬調剤支援装置20の全体外観斜視図、(b)が取扱対象の乳鉢12(散薬受入容器)と薬瓶14(散薬供給容器)の斜視図と底面図、(c)が取扱対象の調剤指示箋13(処方箋)の表面図と裏面図、情報処理装置30のブロック図である。
図1は、(a)が散薬調剤支援装置20の全体外観斜視図、(b)が取扱対象の乳鉢12(散薬受入容器)と薬瓶14(散薬供給容器)の斜視図と底面図、(c)が取扱対象の調剤指示箋13(処方箋)の表面図と裏面図、情報処理装置30のブロック図である。
また、図2及び図3は、何れも、(a)が調剤台24の作業面27(上面)の撮影領域25(作業領域)の平面図、(b)がその撮影画像イメージである。
さらに、図4は、(a)〜(c)が、何れも、薬瓶14の斜視図とその底面部分画像44aとを3組ずつ含み、左から右へ、調剤台24の作業面27の撮影領域25に薬瓶14を置いた状態と、その薬瓶14を持ち上げた状態と、その薬瓶14を持ち上げてから更に傾けた状態との3状態を示している。
さらに、図4は、(a)〜(c)が、何れも、薬瓶14の斜視図とその底面部分画像44aとを3組ずつ含み、左から右へ、調剤台24の作業面27の撮影領域25に薬瓶14を置いた状態と、その薬瓶14を持ち上げた状態と、その薬瓶14を持ち上げてから更に傾けた状態との3状態を示している。
散薬調剤支援装置20は(図1(a)参照)、調剤台24の作業面27の上で処方に従って散薬を薬瓶14(散薬供給容器)から取り出すとともに乳鉢12(散薬受入容器)に投入する手作業を情報提示にて支援するためのものなので、薬品棚付き調剤台に装備されて、調剤作業者を支援対象とし、その作業者の視覚や聴覚に作用する情報を提示するようになっている。また、調剤時に必要になった散薬を供給するのに備えて各種の散薬を予め収容している多数の薬瓶14と、薬瓶14から取り出した散薬を纏めて又は分けて投入する一つ又は幾つかの乳鉢12とを、基本的な取扱対象としている。さらに、散薬調剤の作業内容が印刷された調剤指示箋13をも取扱対象とするが、これは処方箋でも良く、印刷物でなく画面等に表示されたものでも良いので、付加的な取扱対象である。
そして、これらの取扱対象12,13,14には、予め、それぞれを識別しうる固有のコード値が割り振られ、それがカラービットコードで印刷されている。その印刷部位は自然な姿勢で作業面27の上に置いたときに下向きになる所であり、乳鉢12ではそれに割り当てられたコード値が乳鉢底面12aにカラービットコード12bで印刷され(図1(b)参照)、薬瓶14ではそれに割り当てられたコード値が薬瓶底面14aにカラービットコード14bで印刷され(図1(b)参照)、調剤指示箋13ではそれに割り当てられたコード値が指示箋裏面13aにカラービットコード13bで印刷されている(図1(c)参照)。カラービットコードは、渦巻形を図示したが、コード情報として上記コード値の他にコード位置とコード拡縮度とコード扁平度も読み取れれば、他の形でも良い。
このようなことを前提として、散薬調剤支援装置20は(図1(a)参照)、多数の薬瓶14を並べて収納しうる前面解放の又は前面開閉式の薬品棚22と、その薬品棚22が上面のうち後側部分に立設されるとともに上面のうち中央部分から前側部分までの作業面27に平板が設置された調剤台24とを具えている。
その作業面27のうち大部分を撮影領域25が占めており、散薬秤量は撮影領域25の内外いずれで行っても良いが、取扱対象12,13,14の取り揃えに加えて散薬の取出や投入といった作業は撮影領域25の上で行うことが前提なので、撮影領域25は、カラー撮影に適う照明光を透過させるのに十分透明なガラス板などから作られている。
その作業面27のうち大部分を撮影領域25が占めており、散薬秤量は撮影領域25の内外いずれで行っても良いが、取扱対象12,13,14の取り揃えに加えて散薬の取出や投入といった作業は撮影領域25の上で行うことが前提なので、撮影領域25は、カラー撮影に適う照明光を透過させるのに十分透明なガラス板などから作られている。
また、散薬調剤支援装置20は(図1(a)参照)、散薬を秤量するために作業面27の上に置かれていて散薬秤量時に限定されないが少なくとも散薬秤量時には秤量結果を不図示の信号ケーブル等でデータ出力する電子秤28と、調剤台24の内底等に設置されていて作業面27の撮影領域25を下から透かして撮るカラーのCCDカメラ等からなり作業面27より少しなら高いところまで撮れるよう焦点深度が深めに調整されている撮像装置26と、作業支援情報を報知音や音声で提示するスピーカ等の音響装置21(提示装置)と、作業支援情報を文字や画像で提示するディスプレイ等の表示装置23(提示装置)と、それらと個別の信号ケーブルや共用のLANケーブル等で接続されていて制御信号やデータを送受しあう情報処理装置30とを具えている(図1(d)参照)。
情報処理装置30は(図1(d)参照)、十分な容量のメモリと十分な処理速度のプロセッサとを具備していればコンピュータでもデジタルシグナルプロセッサでも単一プロセッサでも複合形でも分散形でも良く、プログラムデータ薬品棚22か調剤台24の中の適宜な所に格納されている。そして、プログラムにて具現化されたデータ取得手段31と分別手段32と読取手段33と操作判定手段34と供給確認手段35と照合手段36と秤量確認手段37と受入確認手段38とがプログラムメモリ等にインストールされるとともに、調剤指示データ39と撮影画像データ40とを記憶保持するための各データ領域が書き換え可能なデータメモリに確保されている。
撮影画像データ40は、下から透かして見える撮影領域25(図2(a)参照)を撮像装置26で下から撮った撮影画像(図2(b)参照)であり、例えば数十〜数百msの一定周期で又は不定周期で更新されるようになっている。また、撮影画像データ40は、撮影領域25の全範囲におけるカラービットコード像を読取に適う分解能で含むことができるデータ量のものとなっている。具体的には(図2(a)参照)、調剤作業開始時等に撮影領域25の上に置かれた取扱対象12,13,14はもちろん、調剤作業中に散薬の取出等のために持ち上げられた取扱対象12,13,14についても、それらの下面12a,13a,14aに印刷されているカラービットコード12b,13b,14bの部分画像が、コード読取可能な分解能で記憶保持される。即ち(図2(b)参照)、乳鉢底面部分画像42aのカラービットコード像42bも、指示箋裏面部分画像43aのカラービットコード像43bも、薬瓶底面部分画像44aのカラービットコード像44bも、総て、コード読取可能な分解能で撮影画像データ40に記憶保持されるようになっている。
読取手段33は(図1(d),図2参照)、撮影画像データ40からカラービットコード像42b,43b,44b等を切り出してそのカラービットコードを読み取るものであり、コードの読み取り方は従来手法で良いが(例えば特許文献4,5参照)、読み取って得るコード情報として、コード値だけでなくコード位置とコード拡縮度とコード扁平度も求めるようになっている。コード値は、上述したように取扱対象12,13,14に割り振られた識別用の固有な値であり、コード位置は、撮影画像データ40におけるカラービットコード像42b,43b,44bの位置あるいはそれを撮影領域25におけるカラービットコード12b,13b,14bの位置ひいては下面12a,13a,14aの位置に変換したものであり、コード拡縮度は、カラービットコード像42b,43b,44bの長さや半径あるいは面積といったサイズ指標そのもの又はその基準値に対する比を示すものであり、コード扁平度は、カラービットコード像42b,43b,44bの縦横比や長短径比といった潰れ具合の指標であり、例えば正対視では正方形や円形のものが傾斜して長方形や楕円に見えるようになったときの変形量・傾斜量を良く示すものである。
分別手段32は(図1(d)参照)、読取手段33が撮影画像データ40からカラービットコードを読み取って得た一組の又は複数組のコード情報を読取手段33から受け取って、そのコード情報を分別するものであり、具体的には、乳鉢12(散薬供給容器)に付されたコード情報と、調剤指示箋13に付されたコード情報と、薬瓶14(散薬受入容器)に付されたコード情報と、その他のコード情報とに分別するとともに、分別結果に応じてデータ取得手段31や,操作判定手段34,照合手段36などへ振り分けて通知するようになっている。分別の基準や手法は、コード値の割振を予め大別しておけば既定の閾値と比較するといった簡便なものでも良く、データメモリ等に対応テーブルを準備しておいてコード値の割振時にはテーブル登録を行うとともにコード分類時にはテーブル参照を行うのでも良く、分別用のカラービットコードを一緒に印刷しておくのでも良い。
調剤指示データ39は、紙の処方箋や電子データで示される処方のデータのうち散薬調剤支援装置20を用いて調剤する対象となった散薬に係る部分のデータであり、処方データと同じであることもあれば、処方データから抽出された一部分だけのこともある。
データ取得手段31は、分別手段32から調剤指示箋13のカラービットコード13bのコード値を通知されたときにはそれを調剤指示識別番号として、また、図示しない適宜な入力装置等を介して調剤指示識別番号が入力されたときにはそれを用いて、図示しない処方オーダリングシステムや処方箋受付装置といった処方データ処理担当の上位装置に処方データ又は調剤指示データの送信を要求し、処方データを受信したときには、散薬調剤支援装置20の調剤対象散薬に係る部分だけを抽出して調剤指示データ39とし、その抽出の済んだデータを受信したときには、確認等してから該データを調剤指示データ39とし、更にそれを作業支援情報として提示装置21,23に提示するようになっている。
データ取得手段31は、分別手段32から調剤指示箋13のカラービットコード13bのコード値を通知されたときにはそれを調剤指示識別番号として、また、図示しない適宜な入力装置等を介して調剤指示識別番号が入力されたときにはそれを用いて、図示しない処方オーダリングシステムや処方箋受付装置といった処方データ処理担当の上位装置に処方データ又は調剤指示データの送信を要求し、処方データを受信したときには、散薬調剤支援装置20の調剤対象散薬に係る部分だけを抽出して調剤指示データ39とし、その抽出の済んだデータを受信したときには、確認等してから該データを調剤指示データ39とし、更にそれを作業支援情報として提示装置21,23に提示するようになっている。
照合手段36は(図1(d)参照)、薬瓶14(散薬供給容器)に付されたカラービットコード14bのコード値であると分別手段32によって分別されたコード情報を分別手段32から受け取ると、それを調剤指示データ39と照合するものであり、具体的には、コード値またはその変換値でデータ検索を行って、コード値に対応した散薬すなわち薬瓶14に収容されている散薬が、調剤指示データ39に係る調剤作業対象に含まれているか否かが、調べられる。そして、含まれていれば、薬品棚22等から作業面27の上に移された薬瓶14が正しいものとし、そうでなければ誤りとして、その照合結果に基づく作業案内や警報といった作業支援情報を提示装置21,23に提示するようになっている。
操作判定手段34は(図1(d)参照)、乳鉢12(散薬受入容器)に付されたカラービットコード12bのコード値であると分別手段32によって分別されたコード情報を分別手段32から受け取ると、そのコード情報に含まれているコード位置の変化に基づいて乳鉢12に対する操作の有無を判定するものである。具体的には、コード値の同じコード情報に含まれているコード位置について経時変化を監視していて、カラービットコード像42bの位置が変化したときには(図2(b)→図3(b)参照)、乳鉢12が作業者によって移動させられたもの(図2(a)→図3(a)参照)と判定して、そのことを受入確認手段38等に通知するとともに、その確認を促すといった作業支援情報を提示装置21,23に提示するようになっている。
また、操作判定手段34は(図1(d)参照)、薬瓶14(散薬供給容器)に付されたカラービットコード14bのコード値であると分別手段32によって分別されたコード情報を分別手段32から受け取ると、そのコード情報に含まれているコード拡縮度およびコード扁平度の変化に基づいて薬瓶14に対する操作の有無を判定するものである。具体的には、コード値の同じコード情報に含まれているコード位置とコード拡縮度とコード扁平度について経時変化を監視していて、カラービットコード像44bのコード拡縮度やコード扁平度が明瞭に変化を示したときには、薬瓶14が作業者によって散薬を取り出すために操作されたものと判定して、そのことを供給確認手段35等に通知するとともに、その確認等の作業支援情報を提示装置21,23に提示するようになっている。
散薬取出時の薬瓶14の基本操作は(図4参照)、操作前は撮影領域25に置かれていた薬瓶14を(図の左側部分を参照)、手で掴んで持ち上げてから(図の左右中間部分を参照)、傾けることである(図の右側部分を参照)。薬瓶14が撮像装置26の真上に置かれていた場合(図4(a)参照)、上記の操作がなされると、最初は端正で大きかったカラービットコード像44bが、端正なまま小さくなり、更に扁平になる。また、薬瓶14が撮像装置26の真上から外れて置かれていた場合(図4(b),(c)参照)、上記の操作が薬瓶14を撮像装置26の真上方向へ傾ける態様でなされると(図4(b)参照)、最初は少し扁平で大きかったカラービットコード像44bが少し扁平なまま小さくなり最後に扁平度を増すが、薬瓶14を逆向きに傾けると(図4(c)参照)、最初は少し扁平で大きかったカラービットコード像44bが少し扁平なまま小さくなり最後に扁平度を減じる。さらに、薬瓶14を遠くから撮像装置26の真上へ移動させるとカラービットコード像44bが大きくなる。また、薬瓶14を傾けながら持ち上げたり、持ち上げずに傾けるといった操作や、大きな移動を伴った操作で散薬を取り出すこともある。そのため、この操作判定手段34は、コード拡縮度とコード扁平度に基づく散薬取出操作の判定に際し、コード位置も加味することで、判定確度を高めるものとなっている。
供給確認手段35(順序確認手段)は(図1(d)参照)、操作判定手段34から通知された散薬取出操作の判定結果を受け取るとともに、電子秤28から送られて来た秤量結果を入力し、両者の先後を比較して、薬瓶14(散薬供給容器)に対する散薬取出操作と電子秤28での秤量とがその順に行われたか否かを確認し、それから、その操作順序の確認結果に基づいて作業案内や警報といった作業支援情報を提示装置21,23に提示するようになっている。
秤量確認手段37(順序確認手段)は(図1(d)参照)、供給確認手段35から操作順序の確認結果を受け取って、その確認結果が肯定的なときには、散薬取出操作がなされた薬瓶14から撮像装置26及び読取手段33にて読み取られたコード情報に基づいて、調剤指示データ39から調剤指示値を求める。この調剤指示値は、薬瓶14から散薬を取り出してその量を秤量にて確認すべき値なので、この値と電子秤28の秤量結果とを突き合わせて秤量の適否を確認するとともに、その秤量値の確認結果に基づいて作業案内や警報といった作業支援情報を提示装置21,23に提示するようになっている。
受入確認手段38(順序確認手段)は(図1(d)参照)、操作判定手段34から通知された乳鉢12の移動操作の判定結果を受け取るとともに、秤量確認手段37から通知された秤量確認結果を受け取って、電子秤28での秤量の後に続けて乳鉢12(散薬受入容器)に対する散薬投入の操作が行われたか否かを確認するとともに、その操作順序の確認結果に基づいて作業案内や警報といった作業支援情報を提示装置21,23に提示するようになっている。
この実施例1の散薬調剤支援装置20について、その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図1(a)は、調剤作業時の散薬調剤支援装置20の外観斜視図であり、図4は、散薬を取り出すために薬瓶14を持ち上げて傾けたときの様子を示し、図2と図3は、散薬を投入するために乳鉢12を手前に移動させたときの様子を示している。
散薬調剤支援装置20を使用して調剤担当の作業者が散薬調剤を行うときには、先ず(図1(a)参照)、作業者が調剤指示箋13を調剤台24の作業面27の撮影領域25の上に置く。すると、散薬調剤支援装置20では、自動で、その調剤指示箋13の裏面13aが撮像装置26によって撮られ、その撮影画像データ40に指示箋裏面13aのカラービットコード13bがカラービットコード像43bとなって写り込むので、そのコードが読取手段33によって読み取られ、そのコード情報が分別手段32からデータ取得手段31へ引き渡され、それに対応した内容の散薬調剤指示が、上位装置等からデータ取得手段31によって取得されて調剤指示データ39とされ、調剤対象の散薬を収容している薬瓶14の位置を案内する作業支援情報などが提示装置21,23にて提示される。
作業者は、その案内を参考にしながらも調剤指示箋13で確認して、対象の薬瓶14を薬品棚22等から取り出して撮影領域25の上に置く。すると、散薬調剤支援装置20では、自動で、薬瓶14の薬瓶底面14aのカラービットコード14bが、撮像装置26や読取手段33によって読み取られ、そのコード情報が分別手段32から照合手段36や操作判定手段34へ引き渡される。そして、照合手段36によって、コード情報が調剤指示データ39と照合され、撮影領域25の上の薬瓶14に収容されている散薬が、調剤指示データ39に係る調剤作業対象に含まれているか否かが、調べられる。そして、含まれていれば薬瓶14の選択が正しいが、そうでなければ誤りとして、その照合結果に基づく作業案内や警報などの作業支援情報が提示装置21,23にて提示される。
また、作業者は、散薬を投入して調合等を行う予定の乳鉢12も準備しておく必要があるので、使用予定の乳鉢12も撮影領域25の上に置く。
すると、散薬調剤支援装置20では、自動で、乳鉢12の乳鉢底面12aのカラービットコード12bが、やはり撮像装置26や読取手段33によって読み取られ、そのコード情報が分別手段32から操作判定手段34へ引き渡される。そして、操作判定手段34によって、そのコード情報に含まれているコード位置の変化が監視されるとともに、それに明瞭な変化が検出されたときには(図2→図3参照)、乳鉢12に散薬投入操作がなされたと判定され、そのことが操作判定手段34から受入確認手段38に通知される。
すると、散薬調剤支援装置20では、自動で、乳鉢12の乳鉢底面12aのカラービットコード12bが、やはり撮像装置26や読取手段33によって読み取られ、そのコード情報が分別手段32から操作判定手段34へ引き渡される。そして、操作判定手段34によって、そのコード情報に含まれているコード位置の変化が監視されるとともに、それに明瞭な変化が検出されたときには(図2→図3参照)、乳鉢12に散薬投入操作がなされたと判定され、そのことが操作判定手段34から受入確認手段38に通知される。
また、散薬調剤支援装置20では、薬瓶14から読み取ったコード情報が、上述したように分別手段32から照合手段36だけでなく操作判定手段34へも引き渡されていて、操作判定手段34によって、そのコード情報に含まれているコード位置とコード拡縮度とコード扁平度の変化が監視されるとともに、それに明瞭な変化が検出されたときには(図4参照)、薬瓶14から散薬を取り出す操作がなされたと判定され、そのことが操作判定手段34から供給確認手段35に通知される。この散薬取出操作の検知と通知も、上述した散薬投入操作の検知と通知も、散薬調剤支援装置20では随時行われる。
そのため、作業者が提示装置21,23の案内等を参考にしつつ調剤指示箋13で確認して調剤作業を進めると、具体的には、作業者が薬瓶14を持ち上げ更に傾けて散薬を取り出しながら、その散薬を電子秤28で秤量し、散薬が指示量に達したら散薬の取出と秤量をやめ、乳鉢12を電子秤28の近くへ移動させてから、その乳鉢12に散薬を投入すると、それらの作業の進展に伴い、各作業での操作が散薬調剤支援装置20によって自動監視され、各操作に応じた種々の作業支援情報が提示装置21,23に提示される。
すなわち、作業者が薬瓶14から散薬を取り出す操作を開始すると、散薬調剤支援装置20から作業者に散薬の種類の確認が促されるとともに散薬取出の指示量が知らされる。また、作業者が散薬の取出を進め、取り出された散薬の重量に電子秤28が感応して、その散薬の秤量値が電子秤28から送信されて供給確認手段35に届くと、供給確認手段35によって散薬の取出と秤量がその順に行われたことが確認され、散薬調剤支援装置20から作業者に対して、散薬の取出および秤量の作業続行が促されるとともに、散薬取出の指示量までの残量などが知らされたり、秤量値が指示量に達したことが知らされる。
さらに、作業者が散薬の取出と秤量をやめて、その散薬を投入しようとしている乳鉢12を電子秤28の近くへ移動させると、受入確認手段38によって散薬の取出と秤量の後に散薬投入の行われることが確認され、散薬調剤支援装置20から作業者に乳鉢12への散薬投入が促され、電子秤28の秤量値がゼロに戻ると、散薬の取出と秤量と投入がその順に行われたことが最終確認され、散薬調剤支援装置20から作業者に対して、乳鉢12を電子秤28から離れたところへ戻すことや、未だ残っている散薬の取出作業や秤量作業へ移行すること等が促される。
また、散薬投入が同じ乳鉢12に対して複数回なされるときには、それらの散薬を混合させることが調剤指示データ39で指示されているか否かの自動確認も行われる。例えば、倍散の調製指示や異種散薬の混合調製の指示の有無がチェックされ、その確認結果に応じた案内や警報といった作業支援情報が提示装置21,23に提示される。
このようにして、散薬調剤支援装置20を使用して作業者が調剤台24の上で散薬を調剤すると、取扱対象12,13,14に付したカラービットコードが自動で読み取られるとともに、その読取結果等に応じて種々の作業支援情報が自動提示されるので、調剤作業者がコードを読み取らせる作業から解放されるうえ、作業ミスの発生量も抑えられる。
このようにして、散薬調剤支援装置20を使用して作業者が調剤台24の上で散薬を調剤すると、取扱対象12,13,14に付したカラービットコードが自動で読み取られるとともに、その読取結果等に応じて種々の作業支援情報が自動提示されるので、調剤作業者がコードを読み取らせる作業から解放されるうえ、作業ミスの発生量も抑えられる。
[その他]
なお、上記実施例では、散薬供給容器の典型例として薬瓶14を挙げたが、散薬供給容器の具体例としては、遮光性の散薬装置瓶や,薬品メーカ提供の納品瓶なども挙げられる。
また、上記実施例では、散薬受入容器の典型例として乳鉢12を挙げたが、散薬受入容器の具体例としては、パラピン紙や,バランスディッシュ,ポリ弗化エチレン系樹脂シートなども挙げられる。
なお、上記実施例では、散薬供給容器の典型例として薬瓶14を挙げたが、散薬供給容器の具体例としては、遮光性の散薬装置瓶や,薬品メーカ提供の納品瓶なども挙げられる。
また、上記実施例では、散薬受入容器の典型例として乳鉢12を挙げたが、散薬受入容器の具体例としては、パラピン紙や,バランスディッシュ,ポリ弗化エチレン系樹脂シートなども挙げられる。
さらに、上記実施例では、受入確認手段38が操作判定手段34の判定結果と秤量確認手段37の確認結果とを受けて操作順序を確認するようになっていたが、秤量確認手段37の確認結果に代えて電子秤28の秤量結果もしくは供給確認手段35の確認結果を受けて操作順序の確認を行うようにすることも可能なので、そのようにしても良い。
あるいは、秤量確認手段37の確認結果と電子秤28の秤量結果と供給確認手段35の確認結果とのうち複数のものと、操作判定手段34の判定結果とに基づいて、散薬の取出と秤量と投入という操作順序の確認を行うようにしても良い。
あるいは、秤量確認手段37の確認結果と電子秤28の秤量結果と供給確認手段35の確認結果とのうち複数のものと、操作判定手段34の判定結果とに基づいて、散薬の取出と秤量と投入という操作順序の確認を行うようにしても良い。
12…乳鉢(散薬受入容器)、12a…乳鉢底面、12b…カラービットコード、
13…調剤指示箋、13a…指示箋裏面、13b…カラービットコード、
14…薬瓶(散薬供給容器)、14a…薬瓶底面、14b…カラービットコード、
20…散薬調剤支援装置、
21…音響装置(提示装置)、22…薬品棚、23…表示装置(提示装置)、
24…調剤台、25…撮影領域、26…撮像装置、27…作業面、28…電子秤、
30…情報処理装置、
31…データ取得手段、32…分別手段、33…読取手段、
34…操作判定手段、35…供給確認手段(順序確認手段)、
36…照合手段、37…秤量確認手段(順序確認手段)、
38…受入確認手段(順序確認手段)、39…調剤指示データ、
40…撮影画像データ、
42a…乳鉢底面部分画像、42b…カラービットコード像、
43a…指示箋裏面部分画像、43b…カラービットコード像、
44a…薬瓶底面部分画像、44b…カラービットコード像
13…調剤指示箋、13a…指示箋裏面、13b…カラービットコード、
14…薬瓶(散薬供給容器)、14a…薬瓶底面、14b…カラービットコード、
20…散薬調剤支援装置、
21…音響装置(提示装置)、22…薬品棚、23…表示装置(提示装置)、
24…調剤台、25…撮影領域、26…撮像装置、27…作業面、28…電子秤、
30…情報処理装置、
31…データ取得手段、32…分別手段、33…読取手段、
34…操作判定手段、35…供給確認手段(順序確認手段)、
36…照合手段、37…秤量確認手段(順序確認手段)、
38…受入確認手段(順序確認手段)、39…調剤指示データ、
40…撮影画像データ、
42a…乳鉢底面部分画像、42b…カラービットコード像、
43a…指示箋裏面部分画像、43b…カラービットコード像、
44a…薬瓶底面部分画像、44b…カラービットコード像
Claims (5)
- 調剤台上で処方に従って散薬を散薬供給容器から取り出すとともに散薬受入容器に投入する手作業を情報提示にて支援する散薬調剤支援装置において、前記処方のデータのうち調剤対象散薬に係る調剤指示データを取得するデータ取得手段と、前記調剤台上の作業面を下から透かして撮るカラーの撮像装置と、その撮影画像からカラービットコードを読み取る読取手段と、それで読み取ったコード情報を前記散薬供給容器に付されたものと前記散薬受入容器に付されたものとに分別する分別手段と、それで前記散薬供給容器に付された方に分別されたコード情報を前記調剤指示データと照合する照合手段と、その照合結果に基づく作業支援情報を提示する提示装置とを備えたことを特徴とする散薬調剤支援装置。
- 前記読取手段が前記コード情報にコード値だけでなくコード位置とコード拡縮度とコード扁平度も含めるものであり、前記コード位置の変化に基づいて前記散薬受入容器に対する操作の有無を判定するとともに前記コード拡縮度および前記コード扁平度の変化に基づいて前記散薬供給容器に対する操作の有無を判定する操作判定手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載の散薬調剤支援装置。
- 散薬秤量時に秤量結果をデータ出力する電子秤と、前記電子秤の秤量結果と前記操作判定手段の判定結果とを受けて前記散薬供給容器に対する操作と前記電子秤での秤量とがその順に行われたか否かを確認する供給確認手段と、その確認結果が肯定的なときには操作された前記散薬供給容器から読み取られたコード情報に基づいて前記調剤指示データから調剤指示値を求めこの調剤指示値と前記電子秤の秤量結果とを突き合わせて秤量の適否を確認する秤量確認手段とが、設けられたことを特徴とする請求項2記載の散薬調剤支援装置。
- 前記電子秤の秤量結果と前記供給確認手段の確認結果と前記秤量確認手段の確認結果のうち何れか一つ又は複数と前記操作判定手段の判定結果とを受けて前記電子秤での秤量の後に続けて前記散薬受入容器に対する操作が行われたか否かを確認する受入確認手段が設けられたことを特徴とする請求項3記載の散薬調剤支援装置。
- 散薬秤量時に秤量結果をデータ出力する電子秤と、前記電子秤の秤量結果と前記操作判定手段の判定結果とを受けて前記散薬供給容器に対する操作と前記電子秤での秤量と前記散薬受入容器に対する操作とがその順に行われたか否かを確認する順序確認手段とが、設けられたことを特徴とする請求項2記載の散薬調剤支援装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011150783A JP2013017506A (ja) | 2011-07-07 | 2011-07-07 | 散薬調剤支援装置 |
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ID=47689577
Family Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103158962A (zh) * | 2012-09-03 | 2013-06-19 | 苏州艾隆科技股份有限公司 | 发药机 |
KR101396787B1 (ko) | 2014-02-28 | 2014-05-20 | 주식회사 나노하이테크 | 원료 계량장치 |
CN107680648A (zh) * | 2017-11-10 | 2018-02-09 | 杭州唐古信息科技有限公司 | 中药饮片调剂管理系统及方法 |
-
2011
- 2011-07-07 JP JP2011150783A patent/JP2013017506A/ja not_active Withdrawn
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