JP2013017073A - 送信装置および受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】伝送品質を改善することのできる送信装置および受信装置を提供する。
【解決手段】送信装置において、削除ビット推定処理部は、入力されるデータと予め定められたパンクチャーパターンとに基づき、前記パンクチャーパターンを用いたパンクチャー処理によって前記データから間引かれる削除ビットを推定する。制御情報付加部は、前記データに対応する時刻情報を、前記削除ビット推定処理部によって推定された前記削除ビットに付加する。送信部は、前記時刻情報が付加された前記削除ビットを通信ネットワーク経由で送信する。受信装置側では、通信ネットワーク経由で受信した削除ビットを、無線信号として受信した信号に埋め込み、復号する。
【選択図】図1

Description

本発明は、信号を送受信する、送信装置および受信装置に関する。
ISDB−T地上デジタル放送の送信装置では、伝送路符号化部において、内符号として畳み込み符号を用いており、その後、符号化率調整のため、パンクチャー処理が行われている。地上デジタル放送の仕様においては、畳み込み符号の符号化率として、1/2,2/3,3/4,5/6,7/8の5種類が規定されている。これら5種類の符号化率に対応するために、まず符号化率1/2で畳み込み符号を生成し、そのデータから規則的にビットを間引いて、符号化率を変える方法が使われている。この、ビットを間引いて消滅させる処理をパンクチャー処理と呼ぶ。
本方式の詳細については、次の文献に記載されている。非特許文献1では、地上デジタルテレビジョンの方式について記載されている。また、非特許文献2では、デジタル放送用受信機について記載されている。
上記のパンクチャー処理では、予め定められた所定の規則に基づいて、複数ビットが決められた順番に削除される。これらの削除されたビットは伝送されないため、削除されたビットそのものが0か1のいずれであったかを受信機側が直接知ることはない。そのため、受信機側のデパンクチャー処理では、削除されたビットの位置に、0または1のどちらの状態でもないビットが埋め込まれ、消失ビットして扱われる。畳み込み符号を復号するためのビタビ(Viterbi)復号では、受信した情報と、各状態から推定したビットのユークリッド距離を比較してパスメトリックを求めている。また消失ビットの場合は、どの状態変化においても等距離となるように推定されている。
「地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式 標準規格 ARIB STD−B31 1.9版」,社団法人電波産業会,平成22年7月 「デジタル放送用受信装置 標準規格 ARIB STD−B21 5.0版」,社団法人電波産業会,平成22年7月
地上デジタルテレビジョン放送を良好に受信するためには、搬送波対雑音比(Carrier to Noise ratio。以下、単に「C/N」という。)20dB(デシベル)が最低必要とされる。受信電界が弱い地区では、このC/N20dB前後の受信環境であっても、若干、画像の乱れが生じる場合もあった。また、十分な受信電界を確保できる場合においても、ノイズの抑制には、C/Nが24〜25dB必要とされるため、さらなる安定した電界を確保できる伝送路符号化方式が望まれていた。
また、中継放送所や共聴施設の受信点で安定した放送波を受信したい場合にも、C/Nの改善が望まれていた。
また、FPU(Field Pickup Unit)を用いて安定した伝送を行いたい場合にも、C/Nの改善が望まれていた。
本発明は、上記の事情を考慮して為されたものであり、伝送品質を改善することのできる送信装置および受信装置を提供する。
[1]上記の課題を解決するため、本発明の一態様による送信装置は、入力されるデータと予め定められたパンクチャーパターンとに基づき、前記パンクチャーパターンを用いたパンクチャー処理によって前記データから間引かれる削除ビットを推定する削除ビット推定処理部と、前記データに対応する時刻情報を、前記削除ビット推定処理部によって推定された前記削除ビットに付加する制御情報付加部と、前記時刻情報が付加された前記削除ビットを通信ネットワーク経由で送信する送信部と、を具備することを特徴とする。
この構成によれば、削除ビット推定処理部は、予め定められたパンクチャーパターンに基づき、データから間引かれる削除ビットを推定する。制御情報付加部は、この削除ビットに時刻情報(タイムスタンプ情報)を付加する。時刻情報は、元のデータに対応付けられている。これにより、削除ビットと時刻情報が対応付けられる。送信部は、時刻情報が付加された削除ビットを送出する。
なお、送信装置は、例えば、上記データを送信するデジタル送信装置の多重化手段から、削除ビットに付加するための時刻情報を取得する。
これにより、受信装置側では、時刻情報が付加された削除ビットを受信できる。受信装置は、時刻情報に基づいて、削除ビットと元のデータとを関連付けることができる。
[2]また、本発明の一態様は、上記の送信装置において、入力されるデータキャリアを所定の変調方式に分離する階層分離部と、前記階層分離部で分離されたデータキャリアを疑似ランダム符号とするエネルギー拡散部と、前記エネルギー拡散部から出力されるデータに関して、バイト単位でインターリーブを行うバイトインターリーブ部と、前記バイトインターリーブ部から出力されるデータに関して、所定の符号化率で畳み込み符号化を行う畳み込み符号化部とを具備し、前記削除ビット推定処理部は、前記畳み込み符号化部から出力されるデータを元に前記削除ビットを推定する、ことを特徴とする。
この構成により、既存のデジタル送信装置の階層分離前の信号を元に、削除ビットを推定することができる。つまり、既存のデジタル送信装置に大幅に手を加えることなく、本発明による送信装置の構成を適用できる。
[3]また、本発明の一態様は、上記の送信装置において、無線信号を受信する無線信号受信部と、前記無線信号受信部が受信した前記無線信号を復調してデータキャリアを取得する復調部とを具備し、前記階層分離部は、前記復調部が取得した前記データキャリアを入力とすることを特徴とする。
この構成により、既存のデジタル送信装置から無線信号として送信された信号を受信して、受信した信号を元に、削除ビットを推定することができる。つまり、既存の送信設備に全く手を加えることなく、本発明による送信装置の構成を適用できる。
[4]また、本発明の一態様による受信装置は、無線信号を受信する無線信号受信部と、通信ネットワークを経由して、前記無線信号に対応して推定された削除ビットと、前記削除ビットに対応する時刻情報とを受信する通信受信部と、前記無線信号に含まれる時刻情報と前記通信受信部が受信した前記時刻情報とを比較して対応付ける時刻情報比較部と、前記無線信号を復調する復調手段と、前記時刻情報比較部による対応付けの結果に基づき、予め定められたパンクチャーパターンに従って、前記復調手段が復調した結果に対して、前記通信受信部が受信した前記削除ビットを埋め込むビット埋め込み処理部と、前記ビット埋め込み処理部によって前記削除ビットが埋め込まれた結果のデータに基づき復号処理を行う復号部とを具備することを特徴とする。
この構成により、通信受信部は、通信ネットワークを経由して削除ビットと時刻情報とを受信する。この削除ビットと時刻情報とは互いに関連付けられている。また、通信ネットワークを経由して受信するデータの信頼性が高いことを前提とすることができる。無線信号受信部が受信した無線信号にも時刻情報が含まれている。送信装置側で同一のデータ(例えばOFDMフレーム)に対応付けて時刻情報(タイムスタンプ情報)を設定することにより、受信装置側では、無線信号に含まれる時刻情報と、通信ネットワークを経由して受信する時刻情報とを対応付けることができる。時刻情報比較部は、このような時刻情報を用いて両者の対応付けを行う。ビット埋め込み処理部は、無線信号を復調した結果に対して削除ビットを埋め込む。なお、ビット埋め込み処理部は、パンクチャーパターンをデータとして記憶しており、このパンクチャーパターンを参照することにより上記の削除ビットの埋め込みを行う。そして、復号部は、ビット埋め込み処理部によって削除ビットが埋め込まれた結果のデータに基づき復号処理を行う。通信ネットワーク経由で受信した信頼性の高い削除ビットを埋め込んでから復号するため、復号の精度は高くなる。
なお復号部は、例えば、ビタビ復号を行う。
本発明によれば、トータルな伝送品質を向上させることができる。本発明を適用する典型的な状況においては、C/Nに関して数dBのマージンを確保することができるため、難視解消や安定受信の効果が得られる。
本発明を例えばデジタルテレビ放送に適用する場合、通信ネットワーク経由で送信する情報(削除ビットの情報)は、デジタル放送の全情報の数パーセントと、情報量としては少ない情報であるが、この削除ビットを信頼できる情報として扱うことができるため、大きな特性の改善が得られる。
また、全ての削除ビットを配信することができず、一部の削除ビットのみを配信する場合にも、配信される削除ビットが復号に貢献し、受信特性を改善することが可能である。
本発明の第1の実施形態による送信装置の機能構成を示したブロック図である。 同実施形態による受信装置の機能構成を示したブロック図である。 本発明の第2の実施形態による信号の伝送経路を示す概略図である。 同実施形態による送信装置の機能構成を示したブロック図である。
[第1の実施形態]
次に、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態による送信装置の機能構成を示すブロック図である。図示するように、送信装置1は、再多重化処理部10(REMUX)と、RS(リード・ソロモン,Reed Solomon)符号化部11と、階層分離部12と、エネルギー拡散部21aおよび21bと、バイトインターリーブ部22aおよび22bと、畳み込み符号化部23aおよび23bと、パンクチャー処理部24aおよび24bと、64QAM(64 Quadrature Amplitude Modulation)変調器25aと、QPSK(四位相偏移変調)変調器25bと、階層合成部41と、時間インターリーブ部42と、周波数インターリーブ部43と、OFDM(直交周波数分割多重方式)フレーム構成部44と、IFFT(逆高速フーリエ変換)部45と、GI(ガード・インターバル)付加部46とを備える。また送信装置1は、さらに、RS符号化部13と、階層分離部14と、エネルギー拡散部31と、バイトインターリーブ部32と、畳み込み符号化部33と、削除ビット推定処理部34と、NSI・AC多重装置51と、制御情報付加部52と、IP(インターネットプロトコル)送信部55と、メモリ56と、信号処理部57と、デコード部58と、STS取得部59とを備える。これら各部の機能および動作について、以下で説明する。
再多重化処理部10は、入力されるMPEG(Moving Picture Experts Group)トランスポートストリーム(TS)の再多重化処理を行い、放送用のトランスポートストリームに変換して出力する。再多重化処理部10からの出力は、RS符号化部11およびそれに続く系統と、RS符号化部13およびそれに続く系統の、2系統に分岐する。
RS符号化部11は、リード・ソロモン(RS)符号により、再多重化処理部10から出力されるトランスポートストリームの符号化を行う。
階層分離部12は、RS符号化部11が出力したトランスポートストリームを複数のストリームに階層分離する。
エネルギー拡散部21aおよび21bは、階層分離部12によって階層分離された各ストリームについて、符号のエネルギー拡散を行う。具体的には、エネルギー拡散部21aおよび21bは、入力されるビット列に所定の擬似ランダム系列を加算することによりエネルギー拡散を行う。なお、エネルギー拡散部21aおよび21bは、例えば生成多項式を用いて擬似ランダム系列を生成する。
バイトインターリーブ部22aおよび22bは、それぞれエネルギー拡散部21aおよび21bから出力されたデータに関して、所定の規則に基づきバイト単位でのインターリーブを行う。このバイトインターリーブ処理により、例えば伝送媒体上で発生する誤りを拡散することができる。
畳み込み符号化部23aおよび23bは、それぞれバイトインターリーブ部22aおよび22bから出力されたデータに関して、畳み込み符号化の処理を行う。ここで、畳み込み符号化部23aおよび23bは、符号化率1/2で符号化を行う。
パンクチャー処理部24aおよび24bは、それぞれ畳み込み符号化部23aおよび23bによって符号化されたデータに関して、ビットを間引く処理を行う。前述の通り畳み込み符号化部23aおよび23bにおいては符号化率1/2での符号化が行われているが、パンクチャー処理部24aおよび24bは、所望の符号化率(例えば、1/2,2/3,3/4,5/6,7/8など)が得られるよう、予め定められたパンクチャーパターンにより、ビットを削除する。ここで削除されるビットのことを、便宜上、「削除ビット」と呼ぶ。なお、パンクチャー処理部24aおよび24bは、上記のパンクチャーパターンを、データとして記憶している。
64QAM変調器25aは、パンクチャー処理部24aから出力されるデータに基づき、64QAMによる変調を行う。
QPSK変調器25bは、パンクチャー処理部24bから出力されるデータに基づき、QPSKによる変調を行う。
階層合成部41は、64QAM変調器25aやQPSK変調器25bによってキャリア変調された複数の信号を合成する。
時間インターリーブ部42は、階層合成部41によって階層合成された信号に関して、時間インターリーブを行う。周波数インターリーブ部43は、時間インターリーブ部42から出力される信号に関して、周波数インターリーブを行う。これらの時間インターリーブおよび周波数インターリーブを行うことにより、耐マルチパス性能を確保できる。
OFDMフレーム構成部44は、周波数インターリーブ部43から出力される信号を用いて、OFDMフレームを構成する。このとき、OFDMフレーム構成部44は、パイロット信号を付加する。ここで、パイロット信号は、スキャッタードパイロット(SP)やTMCC(Transmission and Multiplexing Configuration Control)信号やACである。
IFFT部45は、OFDMフレーム構成部44から出力されるOFDMフレームを逆高速フーリエ変換する。これにより、周波数領域の信号が時間領域の信号に変換される。
GI付加部46は、IFFT部45から出力される信号に、ガードインターバルを付加する。
送信装置1は、上記の手順で生成されたOFDM信号を、放送信号として送信する。なお、上述した、RS符号化部11からGI付加部46までの処理は、従来技術によるものである。なお、ここでは、64QAMとQPSKの2つの変調方式に階層分離する場合を説明した。階層分離部12と階層合成部41との間の処理は、2階層に限らず、より多くの階層で並列して処理するようにしても良い。
送信装置1の特徴的な構成は、符号1aで示す範囲の機能である。この部分の機能では、パンクチャー処理する前の信号を元に削除ビットを推定し、この削除ビットに制御情報を付加してインターネットプロトコルで送信する点にある。本実施形態では特に、再多重化処理部10から出力されるトランスポートストリームを用いて、削除ビットを推定する。そのための構成および機能を、次に説明する。
なお、符号1aで示す範囲の機能を、本実施形態における送信装置として構成しても良い。
再多重化処理部10からの出力のうちの1系統の信号がRS符号化部13に入力される。RS符号化部13は、RS符号化部11と同様に、リード・ソロモン符号により、再多重化処理部10から出力されるトランスポートストリームの符号化を行う。
階層分離部14は、階層分離部12と同様に、RS符号化部13が出力したトランスポートストリームを複数のストリームに階層分離する。なお、階層分離部14は、階層分離した各ストリームを並列化せず、そのまま順次、エネルギー拡散部31に渡す。このとき、階層分離部14は、階層分離した全てのストリームをエネルギー拡散部31に渡すようにしても良く、また一部のストリームのみをエネルギー拡散部31に渡すようにしても良い。
エネルギー拡散部31は、エネルギー拡散部21aおよび21bと同様に、階層分離部14で階層分離されたストリームについて、符号のエネルギー拡散を行う。
バイトインターリーブ部32は、バイトインターリーブ部22aおよび22bと同様に、エネルギー拡散部31から出力されたデータに関して、所定の規則に基づきバイト単位でのインターリーブを行う。
畳み込み符号化部33は、畳み込み符号化部23aおよび23bと同様に、バイトインターリーブ部32から出力されたデータに関して、畳み込み符号化の処理を行う。なおここでも、符号化率を1/2とする。
削除ビット推定処理部34は、畳み込み符号化部33によって符号化されたデータを元に、パンクチャー処理部24aおよび24bが削除するビットを推定する。ここで、削除ビット推定処理部34は、パンクチャー処理部24aや24bが用いるパンクチャーパターンと同じパターンを参照することにより、削除ビットのみを抽出する。なお、削除ビット推定処理部34は、上記のパンクチャーパターンを、データとして記憶している。
NSI・AC多重装置51は、NSI(Network Service Information、ネットワークサービス情報)をAC(Auxiliary Carrier、OFDM信号の予備キャリア)に多重する。このとき、ACに多重される情報には、STS(Synchronization Time Stamp、同期タイムスタンプ)が含まれている。
制御情報付加部52は、削除ビット推定処理部34によって推定された削除ビットのデータに、ヘッダー情報(制御情報)を付加する。制御情報付加部52は、このヘッダー情報に、上記のSTSの情報を載せる。このとき、制御情報付加部52は、放送信号のACに多重されるSTS情報と、IP送信部55から送信するヘッダー情報に含まれるSTS情報とを対応付ける。つまり、同一のOFDMフレームに関しては、両者のSTS情報は同一の値とする。
このようなヘッダー情報により、削除ビットがどのOFDMフレームに対応するものであるかを示すことができる。
なお、階層分離部14によって階層分離された複数のストリームのそれぞれについて削除ビットを推定した場合には、制御情報付加部52は、上記のヘッダー情報に、階層を識別する情報を合わせて載せる。
そして、IP送信部55は、同期用のヘッダー情報が付加された削除ビットのデータを所定の宛先に対して送信する。このとき、IP送信部55は、シングルキャスト、マルチキャスト、あるいはブロードキャストのいずかにより、データを送信する。
制御情報付加部52がヘッダー情報にSTS情報を載せる際には、信号処理部57からの情報に基づき、OFDMフレームとSTS情報の対応付けを行う。その具体的な処理は、次の通りである。
メモリ56は、OFDMフレームの情報とSTS情報とを一時的に記憶する。畳込み符号化部33がOFDMフレームの情報をメモリ56に書き込む。また、NSI・AC多重化装置51がSTS情報をメモリ56に書き込む。
デコード部58は、OFDMフレーム構成部44から出力される信号を取り込み、取り込んだ信号をデコード(RS復号まで)し、デコードした信号を信号処理部57へ渡す。
STS取得部59は、OFDMフレーム構成部44から出力される信号を取り込み、取り込んだ信号に含まれるACを参照し、STS情報の読み取りを行う。そしてSTS取得部59は、取得したSTS情報を信号処理部57へ渡す。
信号処理部57は、デコード部58およびSTS取得部59から渡された信号により、OFDMフレームとSTS情報との対応付けを行える。従って、信号処理部57は、メモリ56に記憶されているOFDMフレームの情報とSTS情報とを相互に対応付けすることができる。信号処理部57は、この対応関係を制御情報付加部52に渡す。
以上説明したように、図1に示す送信装置1では、再多重化処理部10(REMUX)が出力するトランスポートストリームを2分岐し、片方は従来通りの本線系統へ、そしてもう片方で削除ビットの推定を行う。削除ビットを推定する方法は、入力されるトランスポートストリーム信号に対して、本線とは別に、畳み込み符号化までの処理を行い、符号化率1/2の情報源を生成する(畳み込み符号化部33による処理)。この情報源とパンクチャーパターンを照らし合わせることで、本線系統で削除されているビットの値を知ることができる。ここで知ることのできた削除ビットの情報をIPにより受信装置側へ伝送する。このとき、どのOFDMフレームに対応する削除ビットであるかを受信装置に知らせるために、遅延時間測定用としてNSI・AC多重装置51によりACへ多重されているSTS(同期タイムスタンプ)を、IP伝送ビットのヘッダー部として付加する。
図1に示す構成において、再多重化処理部10の直後ではなく、階層分離部12の後や、エネルギー拡散部21aおよび21bの後や、バイトインターリーブ部22aおよび22bの後や、畳み込み符号化部23aおよび23bの後から、本線系統信号を分岐して、削除ビットを推定するようにすることも可能である。しかしながら、従来の送信装置を用いる場合には、それら途中の段階から信号を分岐することが困難である。つまり、図1に示すように、再多重化処理部10の直後から分岐した信号を用いるようにすることにより、従来の送信装置を大きく変更することなく、簡易に実現することが可能となる。
また、図1に示す構成のうち、階層分離部14、エネルギー拡散部31、バイトインターリーブ部32、畳み込み符号化部33、削除ビット推定処理部34、制御情報付加部52、IP送信部55の部分のみで送信装置を構成し、この送信装置に外部からトランスポートストリームの信号(REMUXからの出力)とSTS情報とを取り込むようにしても良い。
図2は、本実施形態における受信装置の機能構成を示すブロック図である。受信装置2は、上で説明した送信装置1からの信号を受信する。図示するように、受信装置2は、放送信号受信部61(無線信号受信部)と、FFT(高速フーリエ変換)部62と、バッファリング部63と、STS読み込み・比較部64(時刻情報比較部)と、伝送路推定等化部71と、周波数デインターリーブ部72と、時間デインターリーブ部73と、デマッピング部74と、ビット埋め込み処理部75と、IP受信部81(通信受信部)と、バッファリング部82と、ビタビ復号部91と、バイトデインターリーブ部92と、逆エネルギー拡散部93と、RS復号部94とを含んで構成される。
なお、伝送路推定等化部71と、周波数デインターリーブ部72と、時間デインターリーブ部73と、デマッピング部74とを合わせて、復号手段と呼ぶ。
放送信号受信部61は、送信装置1側から送信される放送信号を受信する。放送信号は、電波で伝送される。但し、伝送経路上の少なくとも一部がケーブルであっても良い。
FFT(高速フーリエ変換)部62は、放送信号受信部61が受信した放送信号を、高速フーリエ変換する。これにより、時間領域の信号が周波数領域の信号に変換される。
バッファリング部63は、FFT部62から出力された信号をバッファリングする。つまり、バッファリング部63は、信号を一時的に蓄積する。
一方で、IP受信部81は、送信装置1のIP送信部55から通信ネットワークを経由してインターネットプロトコルで送信されたデータを受信する。
STS読み込み・比較部64は、バッファリング部63から取り出したSTSと、IP受信部81が受信したデータのヘッダー(制御情報)に含まれるSTS情報とを読み込み、両者を比較する。その結果、STS読み込み・比較部64は、放送信号経由で伝送されたデータと通信ネットワーク経由で伝送されたデータとの間の対応付けを行い、同期を取る。
具体的には、STS読み込み・比較部64は、まずバッファリング部63から数フレーム分のSTS情報を読み取る。その後、STS読み込み・比較部64は、IP受信部81が受信したデータのSTS情報を読み取り、バッファリング部63から読み出したSTS情報と比較する。通常はIP受信部81が受信するSTS情報のほうが遅れて到着するため、同一のSTS情報が得られるまでバッファリング部63からの取り出しを待つことにより、信号の同期を取ることができる。これにより、放送信号で伝送されたデータと、通信ネットワーク経由で伝送されたデータとの間に生じた遅延やその遅延の変動を吸収し、両者を対応付けることができる。
なお、通信ネットワークで伝送されるデータの遅延量は、受信装置2の置かれた環境(通信ネットワークの速度等を含む)に依存する。しかしながら、例えば地上デジタル放送の場合、ビットレートは約16.85Mbps(メガビット毎秒)であるため、また通信ネットワークの遅延はせいぜい数秒であることが期待されるため、バッファリング部63に大容量(例えば、数GB(ギガバイト))のメモリを用いることにより、通信ネットワークの遅延を問題なく吸収することができる。
伝送路推定等化部71は、受信した放送信号に含まれているパイロット信号に基づき伝送路特性(振幅と位相の変位)を推定するとともに、受信した信号に対する補償を行う。
周波数デインターリーブ部72は、伝送路推定等化部71から出力された信号に関して、周波数デインターリーブを行う。時間デインターリーブ部73は、周波数デインターリーブ部72から出力された信号に関して、時間デインターリーブを行う。これらの、周波数デインターリーブ部72および時間デインターリーブ部73による処理は、それぞれ、送信装置1における周波数インターリーブ部43および時間インターリーブ部42による処理の逆操作である。
デマッピング部74は、時間デインターリーブ部74から出力された信号のデマッピングを行う。
一方で、バッファリング部82は、STS読み込み・比較部64から出力されたデータ(通信ネットワーク経由で伝送されたデータ)を一時的に蓄積する。
ビット埋め込み処理部75は、バッファリング部82から取り出したデータを、ビット単位で、デマッピング部74から出力されたデータに埋め込む。バッファリング部82から出力されたデータは、送信装置1側の削除ビット推定処理部34で推定された削除ビットであり、通信ネットワーク経由で伝送されIP受信部81で受信されたデータである。ビット埋め込み処理部75は、IP受信部81が受信したデータをすべて正しいものとして扱い、送信装置1側のパンクチャー処理で削除された位置に埋め込む。
この段階において、各ビットは、尤度のデータで表される。例えば、このデータは、−1以上且つ+1以下の連続的な値を取る。このデータの値が−1のとき、ビット値が「0」であり、且つこれが正しいことを表す。このデータの値が+1のとき、ビット値が「1」であり、且つこれが正しいことを表す。このデータの値が0のとき、ビット値が「0」または「1」である可能性が等しい(無情報である)ことを表す。なお、尤度データが1以上の場合には、1にクリッピングされる。また、尤度データが−1以下の場合には、−1にクリッピングされる。上記のように、IP受信部81が受信したデータをすべて正しいものとして扱うため、削除ビットを受信した場合には、対応するデータは−1または+1のいずれかの値を取る。何らかの都合により受信装置側で受信できなかった削除ビットに関しては、消失ビットとして扱い、データ値0を割り当てるようにする。
なお、IP受信部81が受信した削除ビットが正しいことを前提として、削除ビットの尤度に関しては更に大きな重み付けを付与するようにしても良い。
ビタビ復号部91は、ビット埋め込み処理部75によって削除ビットが埋め込まれたデータに基づき、ビタビ復号を行う。
従来技術による受信装置の場合は、パンクチャー処理されたビットに関しては無情報(ビットの値が0または1である確率が同等)として扱って復号を行う。本実施形態による受信装置2では、上述のように、IPで受信した削除ビットの信頼性が高いため、これらは全て正しいものとして扱う。そして復号において、トレリス線図にて状態推移を求める際に、通常であればユークリッド距離の計算を行うが、比較する情報源に削除ビットが含まれている場合は、削除ビットと同じ状態推移になり得るパスだけを残す。この処理により正しい状態推移のパスのみを残すことができるため、従来技術による受信装置の場合よりも、訂正能力が向上する。削除ビットの情報を正しい情報として得られること以外の点については従来のビタビ復号と同様の処理を行う。このような復号法は一部の正しい情報が無ければ実現できないものであるため、本実施形態による方式の復号は、従来技術と比べたときの改善効果が高い。
なお、本実施形態では、送信装置1が全ての削除ビットをIPによって送信し、受信装置2がそれら全ての削除ビットを受信するようにしているが、都合により受信装置2が一部の削除ビットしか受信できない場合にも、それら受信可能な削除ビットだけからでも、従来技術による方式よりは、受信の特性を大きく改善できる。
バイトデインターリーブ部92は、ビタビ復号部91から出力されるデータに関して、バイト単位のデインターリーブ処理を行う。この処理は、送信装置1におけるバイトインターリーブ処理の逆操作である。
逆エネルギー拡散部93は、バイトデインターリーブ部92から出力されるデータに関して、逆エネルギー拡散処理を行う。この処理は、送信装置1におけるエネルギー拡散処理の逆操作である。
RS復号部94は、逆エネルギー拡散部93から出力されるデータを元に、リード・ソロモン符号の復号を行う。
なお、復号された結果得られるトランスポートストリームは、映像や音声を表しており、受信機2は、得られた映像を画面に表示し、得られた音声をスピーカーから出力する。
以上説明した受信装置2の処理によると、IP受信部81が信頼性の高い削除ビットを受信し、ビット埋め込み処理部75がそれらの削除ビットを正しい情報として挿入する。このようにして再構築された信号を元にビタビ復号するため、従来技術と比べて、C/Nを改善することができる。
上記のように、C/Nの改善を図れることにより、地上デジタルテレビ放送の受信可能エリアをより一層広げることができる。本実施形態の方式において、全ての削除ビットをIPで伝送することができた場合、約3.6dB(12セグ受信時)の改善が見込まれる。さらに、上記の受信装置2の構成によってビタビ復号を行うことにより、更なる改善が可能となる。
また、C/Nが改善されることにより、フェージングの影響を受けずに受信装置が放送を受信できるようになる。本実施形態の方式を、中継放送所や共同受信の受信ポイントなどに適用することにより、より一層受信状態が改善される。中継放送所においてフェージングの影響を受けた場合には下局にも影響してしまうため、数dBの改善効果は大きい。共同受信においても、数dBのC/Nの向上が、多くの世帯の受信状態の改善につながる。
なお、受信装置2がデジタルテレビ放送の受信機であって、その機能がソフトウェア(コンピュータプログラム)によって実現されている場合、従来の受信装置が上述した機能を持つように改修するために、エンジニアリングサービスにより受信機のソフトウェアを改修してもよい。この場合、ユーザーがLANケーブル等を用いて受信機を通信ネットワーク(例えば、インターネット)に接続するだけで、本実施形態によるサービスの提供を受けることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図3は、本実施形態による信号の伝送経路を示す概略図である。同図において、符号901は、従来技術による放送信号送信装置である。つまり、放送信号送信装置901は、内部においてパンクチャー処理を行い、所定の符号化率までビットを間引いた状態で、放送信号を送信する。本実施形態による送信装置101は、放送信号送信装置901が送信する放送信号を受信し、その放送信号を復調しトランスポートストリームを取得する。そして、送信装置101は、得られたトランスポートストリームを元に、削除ビットを推定し、得られた削除ビットにヘッダー情報(同期用のタイムスタンプ情報)を付加して、通信ネットワーク経由で送信する。受信装置2は、第1の実施形態で説明した通りの受信装置である。受信装置2は、放送信号901から送信された放送信号を受信するとともに、送信装置101から送信された削除ビットおよびヘッダー情報を受信し、放送信号を復調し、削除ビットを所定の位置に埋め込み、ビタビ復号等の処理を行ってトランスポートストリームを取得する。
同図に示す構成において、送信装置101は、放送信号送信装置901から送信される放送信号を良好に受信できる場所に設置される。例えば、送信装置101は、送信アンテナから距離の近い位置(受信電界強度の高い位置)に設置される。すると、送信装置101は受信した放送信号に基づき、誤りのない状態で元のトランスポートストリームを取得することができる。
図4は、送信装置101の機能構成を示すブロック図である。図示するように、送信装置101は、放送信号受信部107(無線信号受信部)と、復調部108と、階層分離部114と、エネルギー拡散部131と、バイトインターリーブ部132と、畳み込み符号化部133と、削除ビット推定部134と、制御情報付加部152と、IP送信部155とを含んで構成される。
放送信号受信部107は、放送信号を受信する。
復調部108は、放送信号受信部107が受信した放送信号を復調し、トランスポートストリームの信号を取得する。放送信号受信部107が良好な状態で電波を受信した場合、パンクチャー処理済の信号からであっても、誤りのないトランスポートストリーム、あるいは誤りの極めて少ないトランスポートストリームを取得することができる。
階層分離部114は、送信装置1における階層分離部14と同様、入力されるトランスポートストリームを複数のストリームに階層分離する。
エネルギー拡散部131は、送信装置1におけるエネルギー拡散部31と同様、階層分離部114で階層分離されたストリームについて、符号のエネルギー拡散を行う。
バイトインターリーブ部132は、送信装置1におけるバイトインターリーブ部32と同様、エネルギー拡散部131から出力されたデータに関して、バイト単位でのインターリーブを行う。
畳み込み符号化部133は、送信装置1における畳み込み符号化部33と同様、バイトインターリーブ部132から出力されたデータに関して、畳み込み符号化の処理を行う。
削除ビット推定部134は、送信装置1における削除ビット推定部34と同様、畳み込み符号化部133によって符号化されたデータを元に、削除ビットを推定する。このとき、削除ビット推定部134は、放送信号送信装置901が用いるパンクチャーパターンと同じパターンにより、削除ビットの推定を行う。
制御情報付加部152は、送信装置1における制御情報付加部52と同様、削除ビット推定処理部134によって推定された削除ビットのデータに、ヘッダー情報(制御情報)を付加する。このヘッダー情報はSTS情報を含む。これにより、削除ビットが、放送信号送信装置901から送信されたどのOFDMフレームに対応するものであるかを示すことができる。
IP送信部155は、送信装置1におけるIP送信部55と同様、通信ネットワークを介して、同期用のヘッダー情報が付加された削除ビットのデータを所定の宛先に対して送信する。
なお、上述した実施形態における送信装置および受信装置の機能の一部をコンピューターで実現するようにしても良い。その場合、これらの機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピューターシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバーやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、複数の実施形態を説明したが、本発明はさらに次のような変形例でも実施することが可能である。
[変形例1]
上記の実施形態においては、送信装置側で推定された削除ビットのすべてを送信することとしていた。
その方式に変えて、送信装置側で推定された削除ビットのうちの一部のみを送信するようにしても良い。これにより、削除ビットのデータ量を削減することができる。これにより、通信ネットワークの伝送容量が小さい場合にも、削除ビットを受信装置側により確実に届けることが可能となる。このとき、送信装置側は、推定された削除ビットのうち、より信頼性の高い削除ビットのみを選択して送信するようにしても良い。
さらに、送信装置側で推定された削除ビットのうちの一部のみを高い優先度で送信するようにしても良い。そして、送信装置は、残りの削除ビットを低い優先度で送信する。これにより、通信ネットワークの伝送容量が小さい場合にも、一部の削除ビットを受信装置側により確実に届けることが可能となる。また通信ネットワークのエンド・トゥ・エンドでの伝送遅延量が変動した場合にも、一部の削除ビットを所定遅延時間内に受信装置側により確実に届けることが可能となる。このとき、送信装置側は、推定された削除ビットのうち、より信頼性の高い削除ビットのみを選択して高い優先度で送信するようにしても良い。
受信装置側では、一部の削除ビットのみを受信できた場合にも、放送信号から得られた情報を補足し、より良好な復号が可能となる。
[変形例2]
第1の実施形態または第2の実施形態を、FPU(Field Pickup Unit)に適用する。
第1の実施形態を適用した場合、FPUは、図1に示した方式により、削除ビットを推定し、IP送信部55(図1)が、推定された削除ビットをIPにより送出する。このとき、削除ビットを伝送するための通信ネットワークとしては、WiMAX(ワイマックス、Worldwide Interoperability for Microwave Access)等の高速モバイル通信手段を使用する。
第2の実施形態を適用した場合、図4に示した送信装置は、FPUが送信した無線信号を受信して一旦復調し、削除ビットを推定する。そして、IP送信部155(図4)が、推定された削除ビットをIPにより送出する。このとき、削除ビットを伝送するための通信ネットワークとしては、WiMAX等を用いる。
いずれに場合にも、FPUによる伝送の品質を向上させることができる。例えば、フェージングに対して強い伝送が可能となり、ポイントの選定においても自由度が増す。
[変形例3]
第1の実施形態または第2の実施形態のいずれかをテレビのワンセグ放送に適用する。送信装置は、テレビのワンセグ放送に関して、削除ビットを推定し、推定された削除ビットを通信ネットワーク経由で送信する。受信装置は、ワンセグ放送の受信機能を備えた携帯通信端末装置である。この受信装置は、無線でワンセグ放送信号を受信するとともに、WiMAX等のモバイル高速通信手段を用いて、送信装置側から送られてくる削除ビットを受信する。そして、これらの削除ビットをも用いて、既に述べた方法で、ワンセグ放送の復号を行う。これにより、移動中にでも、受信装置は安定した状態でワンセグ放送を受信できる。
[変形例4]
上記の実施形態を、ISDB−T以外の規格(但し、パンクチャー処理を行う方式)に適用することとしても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明を、誤り訂正符号を用いたデータの伝送に利用することができる。また特に、本発明を、デジタル放送システムに利用することができる。
1,101 送信装置
2 受信装置
10 再多重化処理部
11,13 RS符号化部
12,14,114 階層分離部
21a,21b エネルギー拡散部
22a,22b バイトインターリーブ部
23a,23b 畳み込み符号化部
24a,24b パンクチャー処理部
25a 64QAM変調器
25b QPSK変調器
31,131 エネルギー拡散部
32,132 バイトインターリーブ部
33,133 畳み込み符号化部
34,134 削除ビット推定処理部
41 階層合成部
42 時間インターリーブ部
43 周波数インターリーブ部
44 OFDMフレーム構成部
45 IFFT部
46 GI付加部
51 NSI・AC多重装置
52,152 制御情報付加部
55,155 IP送信部
56 メモリ
57 信号処理部
58 デコード部
59 STS取得部
61 放送信号受信部(無線信号受信部)
62 FFT(高速フーリエ変換)部
63 バッファリング部
64 STS読み込み・比較部(時刻情報比較部)
71 伝送路推定等化部
72 周波数デインターリーブ部
73 時間デインターリーブ部
74 デマッピング部
75 ビット埋め込み処理部
81 IP受信部(通信受信部)
82 バッファリング部
91 ビタビ復号部
92 バイトデインターリーブ部
93 逆エネルギー拡散部
94 RS復号部
107 放送信号受信部(無線信号受信部)
108 復調部

Claims (4)

  1. 入力されるデータと予め定められたパンクチャーパターンとに基づき、前記パンクチャーパターンを用いたパンクチャー処理によって前記データから間引かれる削除ビットを推定する削除ビット推定処理部と、
    前記データに対応する時刻情報を、前記削除ビット推定処理部によって推定された前記削除ビットに付加する制御情報付加部と、
    前記時刻情報が付加された前記削除ビットを通信ネットワーク経由で送信する送信部と、
    を具備することを特徴とする送信装置。
  2. 請求項1に記載の送信装置であって、
    入力されるデータキャリアを所定の変調方式に分離する階層分離部と、
    前記階層分離部で分離されたデータキャリアを疑似ランダム符号とするエネルギー拡散部と、
    前記エネルギー拡散部から出力されるデータに関して、バイト単位でインターリーブを行うバイトインターリーブ部と、
    前記バイトインターリーブ部から出力されるデータに関して、所定の符号化率で畳み込み符号化を行う畳み込み符号化部と、
    を更に具備し、
    前記削除ビット推定処理部は、前記畳み込み符号化部から出力されるデータを元に前記削除ビットを推定する、
    ことを特徴とする送信装置。
  3. 請求項2に記載の送信装置であって、
    無線信号を受信する無線信号受信部と、
    前記無線信号受信部が受信した前記無線信号を復調してデータキャリアを取得する復調部と、
    を更に具備し、
    前記階層分離部は、前記復調部が取得した前記データキャリアを入力とする、
    ことを特徴とする送信装置。
  4. 無線信号を受信する無線信号受信部と、
    通信ネットワークを経由して、前記無線信号に対応して推定された削除ビットと、前記削除ビットに対応する時刻情報とを受信する通信受信部と、
    前記無線信号に含まれる時刻情報と前記通信受信部が受信した前記時刻情報とを比較して対応付ける時刻情報比較部と、
    前記無線信号を復調する復調手段と、
    前記時刻情報比較部による対応付けの結果に基づき、予め定められたパンクチャーパターンに従って、前記復調手段が復調した結果に対して、前記通信受信部が受信した前記削除ビットを埋め込むビット埋め込み処理部と、
    前記ビット埋め込み処理部によって前記削除ビットが埋め込まれた結果のデータに基づき復号処理を行う復号部と、
    を具備することを特徴とする受信装置。
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