JP2013015750A - インジケーター、電子機器、及びプロジェクター - Google Patents
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Abstract
【課題】広範囲に均一で適切な明るさを確保でき、小型化も図れ、デザインの自由度を向上させるインジケーター、電子機器、及びプロジェクターを提供する。
【解決手段】インジケーター5は、発光ダイオード素子15からの光を導光して光らせることにより情報表示し、インジケーター本体50は、断面が略円弧状に形成されると共に断面に交差する方向に延びて形成される凹部55を備え、凹部55は、発光ダイオード素子15からの光をインジケーター本体50に導光させる。
【選択図】図2
【解決手段】インジケーター5は、発光ダイオード素子15からの光を導光して光らせることにより情報表示し、インジケーター本体50は、断面が略円弧状に形成されると共に断面に交差する方向に延びて形成される凹部55を備え、凹部55は、発光ダイオード素子15からの光をインジケーター本体50に導光させる。
【選択図】図2
Description
本発明は、インジケーター、電子機器、及びプロジェクターに関する。
従来、インジケーターは、発光ダイオード素子等からの光を導光させて外部に射出することで光らせ、情報表示を行っている。インジケーターが光ることにより、製品(電子機器等)の現在の状態(例えば、電源が入ったこと等)を利用者に知らせることができる。
このようなインジケーターは、一般的に、製品の外装筺体から外部に、例えばトップ部分が露出するように設置されている。そして、視認性向上やデザイン性向上等のために、トップ部分が均一で全体に光るように設置されている。なお、全体に光らせる(広範囲に光らせる)ために、発光ダイオード素子等の発光部と、発光部からの光を入射させるインジケーターの入射面との距離をできるだけ長くすることで、入射面の広い範囲に光が入射するように構成されている。
なお、特許文献1には、発光ダイオードバルブの前部をレンズで覆ってなる発光ダイオードバルブ式インジケーターにおいて、発光ダイオードバルブの発射光を広げる凹レンズの作用をなす凹部を、レンズに形成したことを特徴とする発光ダイオードバルブ式インジケーターが開示されている。また、この構成により、昼間の視認性を高め、夜間は目立ち過ぎを抑えることができるとしている。
特許文献1では、凹部の形状として、同一中心の球面形状であることが図中から読み取れる。なお、インジケーターが細長く、発光ダイオード素子からの光が入射する入射面の幅が狭い形状を有していても、均一で広範囲に光らせたい場合に、特許文献1の構成を適用した場合、効果はあるが、入射面の幅が狭いため、凹部の直径を大きくできずに、広範囲に均一で適切な明るさを確保することができないという課題があった。また、インジケーターの面積が広く、入射面の面積も広い場合に、特許文献1を適用した場合には、凹部の直径を大きくできるが凹部の深さが深くなり、インジケーターの小型化ができないという課題があった。これらにより、製品のデザイン(意匠や設計)にも制約を与えるという課題もあった。
従って、広範囲に均一で適切な明るさを確保でき、小型化も図れ、デザインの自由度を向上させるインジケーター、電子機器、及びプロジェクターが要望されていた。
従って、広範囲に均一で適切な明るさを確保でき、小型化も図れ、デザインの自由度を向上させるインジケーター、電子機器、及びプロジェクターが要望されていた。
本発明は、上述した課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係るインジケーターは、入射する光を導光して光らせることにより情報表示するインジケーターであって、インジケーター本体は、断面が略円弧状を有して形成される凹部を備え、凹部は、入射する光をインジケーター本体に導光させることを特徴とする。
このようなインジケーターによれば、凹部は、広範囲に均一で適切な明るさを確保することができる。また、従来のように凹部の深さを深くしなくてもよいため、インジケーターの小型化を図ることができる。これにより、製品の意匠や設計の自由度を向上させることができる。
[適用例2]上記適用例に係るインジケーターにおいて、凹部は、断面に交差する方向に半円筒形状に形成されていることが好ましい。
このようなインジケーターによれば、凹部が断面に交差する方向に半円筒形状に延びて形成されることにより、インジケーター本体の幅が狭い場合や広い場合等に、容易に対応させることができ、広範囲に均一で適切な明るさを確保することができる。特に、インジケーター本体の幅が狭い場合にも適しており、上記と同様の効果を奏することができる。
[適用例3]上記適用例に係るインジケーターにおいて、凹部は、皿状に形成されていることが好ましい。
このようなインジケーターによれば、凹部が皿状に形成されることにより、上記と同様の効果を奏することができる。特に、インジケーター本体の幅を含む面積が広い場合に適しており、上記と同様の効果を奏することができる。
[適用例4]本適用例に係る電子機器は、光を発光する発光素子と、発光素子が実装される回路基板と、上記適用例のいずれかのインジケーターが設置される外装筐体と、を備え、発光素子は、実装された回路基板に対して、光を側方に射出し、インジケーター本体を導光させることを特徴とする。
このような電子機器によれば、インジケーター本体の幅を含む面積の広さや、インジケーター本体の形状等に対応させて凹部を設置することができ、意匠や設計の自由度を向上させる電子機器を実現できる。
[適用例5]上記適用例に係る電子機器において、発光素子は、光を射出する発光面が略円弧状の中心線に略垂直で、発光面の中心が中心線からずれた位置に配置されていることが好ましい。
このような電子機器によれば、発光素子が、光を射出する発光面が略円弧状の中心線に略垂直で、発光面の中心が中心線からずれた位置に配置されているため、凹部に対して効率的に光を照射し、広範囲に均一で適切な明るさを確保することができる。また、視認性を含む表示品質向上や、小型化や、デザインの自由度向上を図ることができる電子機器を実現することができる。
[適用例6]本適用例に係るプロジェクターは、上記適用例のいずれかのインジケーターと、インジケーターが設置される外装筺体と、光源からの光束を画像信号に応じて変調し、画像光を形成する光変調装置と、を備えることを特徴とする。
このようなプロジェクターによれば、視認性を含む表示品質向上や、小型化や、デザインの自由度向上を図ることができるプロジェクターを実現することができる。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るプロジェクター1の外観図を示す斜視図である。なお、図1は、プロジェクター1の前面2c上方側から見た斜視図である。図1を参照して、プロジェクター1の構成及び動作を簡略に説明する。
本実施形態のプロジェクター1は、電子機器の一例として示している。プロジェクター1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、その画像光をスクリーン(図示省略)等に投写する。図1に示すように、プロジェクター1は、略直方体状の外装筺体2と、この外装筺体2内部に収容される図示省略する装置本体と、この外装筺体2から露出する投写レンズ3と、外装筺体2から露出して設置され、プロジェクター1の動作状態を表示するインジケーター5等を備える。
本実施形態のプロジェクター1は、電子機器の一例として示している。プロジェクター1は、光源から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成し、その画像光をスクリーン(図示省略)等に投写する。図1に示すように、プロジェクター1は、略直方体状の外装筺体2と、この外装筺体2内部に収容される図示省略する装置本体と、この外装筺体2から露出する投写レンズ3と、外装筺体2から露出して設置され、プロジェクター1の動作状態を表示するインジケーター5等を備える。
外装筺体2は、合成樹脂製の筺体であり、プロジェクター1の装置本体を収容する。投写レンズ3は、図1に示すように、外装筺体2の前面2c中央部に装置本体から延出して設置される。また、投写レンズ3の右横には、装置本体を冷却するための外気を取り入れる開口部21が設置され、投写レンズ3の左横には、装置本体を冷却して温まった空気を外部に排気する開口部22が設置されている。
インジケーター5は、外装筺体2の上面2aと右面2eとのコーナー部23に設置される。また、外装筺体2の上面2aには、プロジェクター1の動作を操作する操作パネル(図示省略)や、投写レンズ3のズーム調整やフォーカス調整を行う調整部(図示省略)等が設置される。外装筺体2の背面2dには、図示省略するインターフェイス部が設置され、外部の電子機器からの画像信号、音声信号等を入力する複数の接続端子が外部に露出している。
外装筺体2内部に収容される装置本体は、具体的な図示は省略するが、インターフェイス部から出力される信号や、操作パネルから出力される信号等に応じてプロジェクター1全体を制御する制御部、外部から供給された電力をプロジェクター1の各構成部材に供給する電源ユニット、外部から入力した画像情報に応じて画像光を形成する光学ユニット、プロジェクター1内部を冷却する冷却ユニット等で構成されている。
光学ユニットは、光源装置や、制御部の制御に基づき光源装置から射出された光束を画像情報に応じて変調して画像光を形成する光変調装置等を備える。なお、光変調装置としては、透過型の液晶パネル、反射型の液晶パネル、マイクロミラー型の光変調装置(例えば、DMD(Digital Micromirror Device))等を採用できる。投写レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収容された組レンズとして構成され、光学ユニットにより形成された画像光をスクリーン(図示省略)上に拡大投写する。
インジケーター5は、上述したように、外装筺体2の上面2aと右面2eとのコーナー部23に設置される。インジケーター5は、コーナー部23の曲面に沿って延びる細長い形状で、前面2c方向から背面2d方向に等間隔に並んで3つ設置されている。本実施形態のインジケーター5は、プロジェクター1の現在の状態を利用者に知らせる(情報表示する)ものである。詳細には、インジケーター5が光ることにより、電源が入力されていることや、装置本体の温度が適正か否か等を知らせることが可能となっている。
なお、本実施形態を説明する図面(図1及び以降で説明する図)は、説明の便宜上、XYZ直交座標系を用いて示す。詳細には、プロジェクター1の背面2dから前面2cの方向をX軸方向(+X方向)とする。また、X軸方向に直交して左面2fから右面2eの方向をY軸方向(+Y方向)とする。また、X軸方向及びY軸方向に直交し、底面2bから上面2aの方向をZ軸方向(+Z方向)とする。なお、+X方向を前方向(−X方向を後方向)+Y方向を右方向(−Y方向を左方向)、+Z方向を上方向(−Z方向を下方向)として、適宜使用する。
図2は、インジケーター5を示す斜視図であり、図2(a)は、インジケーター5及び回路基板10を上方から見た斜視図であり、図2(b)は、インジケーター5を下方から見た斜視図である。図3は、インジケーター5の動作を示す断面図である。なお、図3は、インジケーター5のXZ平面における断面図であり、外装筺体2との位置関係も断面として図示している。図2、図3を参照して、インジケーター5の構成と動作を説明する。
インジケーター5は、上述したように、外装筺体2のコーナー部23に設置されている。そして、図2、図3に示すように、インジケーター5の下方には、インジケーター5に光を射出する発光ダイオード素子15が実装された回路基板10が設置される。なお、回路基板10は、上下方向(縦向き)に設置されている。また、発光ダイオード素子15は、回路基板10の上端部に実装されている。本実施形態の発光ダイオード素子15は、側面方向から光を射出するタイプのものを採用している。
なお、以降の説明において、発光ダイオード素子15を、LED(light emitting diode)素子15と略して使用する。
なお、以降の説明において、発光ダイオード素子15を、LED(light emitting diode)素子15と略して使用する。
インジケーター5は、透光性を有する合成樹脂材料により形成される。インジケーター5は、3つのインジケーター本体50で構成されている。このインジケーター本体50に対して、それぞれ前方から51,52,53とする。この3つのインジケーター本体50は、接続部54により接続されて一体に構成されている。接続部54には、3つのインジケーター本体50に対応して3つの孔部541が形成されている。なお、LED素子15も3つのインジケーター本体50に対応させて、図2(a)に示すように、3つ実装されている。
3つのインジケーター本体50は、略同様に構成されるため、以降では、一番前方に位置するインジケーター本体51を取り上げて説明する。
インジケーター本体51は、導光部511と、導光部511から導光された光を外部に射出するトップ部512とで構成される。導光部511は、下方に入射面5111が形成され、入射面5111から入射した光をトップ部512へ導光させる。なお、この入射面5111には、LED素子15の上方向に相対する位置で、凹部55(インジケーター本体51の凹部を551とする)が形成されている。また、凹部551は、回路基板10のLED素子15との距離を極力短くする位置に設置される。
凹部551は、図3に示すように、断面が円弧形状(本実施形態では、半径R1の円弧形状)を有して形成される。また、凹部551は、図2(b)に示すように、この円弧形状の断面に交差する方向(本実施形態では、前後方向(X方向))に直線状に延びて形成されている。また、凹部551は、直線状の円筒状に形成されている。なお、本実施形態の凹部551は、図2(b)に示すように、インジケーター本体51の導光部511の幅全体に渡って形成されている。
外装筺体2は、トップ部512を案内して外面に露出させる開口部25が形成される。インジケーター5は、トップ部512を開口部25に挿通し、孔部541を介して外装筺体2に熱カシメ等により固定される。回路基板10は、図示省略する固定部にネジ等により、外装筺体2内部に固定される。
なお、インジケーター本体51の導光部511、トップ部512、入射面5111、凹部551に対応させて、インジケーター本体52では、導光部521、トップ部522、入射面5211、凹部552とする。また、インジケーター本体53では、導光部531、トップ部532、入射面5311、凹部553とする。これらの構成部は、インジケーター本体51の対応する構成部と略同様に構成されている。
図3を参照して、インジケーター5(インジケーター本体51)の動作に関して説明する。
LED素子15は、光を射出する発光面が略円弧状の凹部551の中心線に略垂直で、発光面の中心が中心線からずれた位置に配置されており、LED素子15の発光部から光が、側面方向(本実施形態では、上方向)に略円錐状に射出された場合、射出された光は、凹部551に入射する。凹部551に入射した光は、矢印Aで示すように凹部551で拡散されて導光部511を導光する。導光部511を導光した光は、矢印Aで示すようにトップ部512から外部に射出される。
LED素子15は、光を射出する発光面が略円弧状の凹部551の中心線に略垂直で、発光面の中心が中心線からずれた位置に配置されており、LED素子15の発光部から光が、側面方向(本実施形態では、上方向)に略円錐状に射出された場合、射出された光は、凹部551に入射する。凹部551に入射した光は、矢印Aで示すように凹部551で拡散されて導光部511を導光する。導光部511を導光した光は、矢印Aで示すようにトップ部512から外部に射出される。
なお、凹部551は、図2(b)に示すように、入射面5111の幅方向(前後方向)全体に渡って形成されているため、略円錐状に射出された光は、凹部551の幅方向全体に入射し、導光部511を導光し、トップ部512から射出される。
以上の動作により、トップ部512からは全体(全面)に渡って略均一の光が射出される。
以上の動作により、トップ部512からは全体(全面)に渡って略均一の光が射出される。
なお、上述したインジケーター本体51の動作は、インジケーター本体52,53に対しても同様の動作となり、同様に、トップ部522,532からは全体(全面)に渡って略均一の光が射出される。
上述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
本実施形態のインジケーター5(インジケーター本体51)は、凹部551が、半径R1の円弧形状の断面を有し、この断面に交差する前後方向(X方向)に延びて形成されている。また、凹部551は、直線状の半円筒状に形成され、導光部511の幅全体に渡って形成されている。これにより、インジケーター本体51のトップ部512からは、全面に渡って均一で適切な明るさの光を射出することができる。
本実施形態のインジケーター5(インジケーター本体51)は、凹部551が、半径R1の円弧形状の断面を有し、この断面に交差する前後方向(X方向)に延びて形成されている。また、凹部551は、直線状の半円筒状に形成され、導光部511の幅全体に渡って形成されている。これにより、インジケーター本体51のトップ部512からは、全面に渡って均一で適切な明るさの光を射出することができる。
本実施形態のインジケーター5(インジケーター本体51)は、凹部551を、LED素子15の上方向に相対する位置でLED素子15との距離を極力短くする位置に設置することができる。これにより、従来、インジケーターと発光ダイオード素子との距離を長く確保していたことに比較して、インジケーターの小型化を図ることができる。
本実施形態の回路基板10は、縦方向に設置され、側面方向に発光するLED素子15が端部に実装されている。また、LED素子15は、光を射出する発光面が略円弧状の凹部551の中心線に略垂直で、発光面の中心が中心線からずれた位置に配置されている。この構成により、発光して側面方向に射出された一部の光は、回路基板10の面で進行を阻害される場合がある。しかし、このような場合にも、本実施形態の凹部551を用いることにより、導光部511に光を効率的に拡散させて導光させることができる。
他のインジケーター本体52,53においても、インジケーター本体51と同様の効果を奏することができる。そして、インジケーター5は、上述する効果を有するため、プロジェクター1の外観デザイン(意匠)や、設計の自由度を向上させることが可能となる。
本実施形態のプロジェクター1は、上述する効果を有するインジケーター5を採用しているため、視認性を含む表示品質向上や、小型化や、デザインの自由度向上を図ることができる。
(第2実施形態)
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係るインジケーター6を示す斜視図であり、図4(a)は、インジケーター6及び回路基板11を上方から見た斜視図であり、図4(b)は、インジケーター6を下方から見た斜視図である。図5は、インジケーター6の動作を示す断面図である。なお、図5は、インジケーター6のXZ平面における断面図である。図4、図5を参照して、インジケーター6の構成と動作を説明する。
本実施形態のインジケーター6は、第1実施形態のインジケーター5と比較して、インジケーターの形状が異なる。詳細には、インジケーター6の後述する導光部611やトップ部612が、幅を含めて面積が広く構成されている。それに伴って凹部65の形状を第1実施形態の凹部55の形状と異ならせている。
本実施形態のインジケーター6は、第1実施形態のインジケーター5と同様の場所に設置される。また、回路基板11は、第1実施形態と同様に、LED素子16を上端部に実装し、インジケーター6の下方で、縦置きに設置される。
インジケーター6は、第1実施形態と同様に、透光性を有する合成樹脂材料により形成される。インジケーター6は、2つのインジケーター本体60で構成されている。このインジケーター本体60に対して、それぞれ前方から61,62とする。この2つのインジケーター本体60は、接続部64により接続されて一体に構成されている。接続部64には、2つのインジケーター本体60に対応して2つの孔部641が形成されている。なお、LED素子16も2つのインジケーター本体60に対応させて、図4(a)に示すように、2つ実装されている。
2つのインジケーター本体60は、略同様に構成されるため、以降では、一番前方に位置するインジケーター本体61を取り上げて説明する。
インジケーター本体61は、導光部611と、導光部611から導光された光を外部に射出するトップ部612とで構成される。導光部611は、下方に入射面6111が形成され、入射面6111から入射した光をトップ部612へ導光させる。なお、この入射面6111には、LED素子16の上方向に相対する位置で、凹部65(インジケーター本体61の凹部を651とする)が形成されている。また、凹部651は、回路基板11のLED素子16との距離を極力短くする位置に設置される。
凹部651は、図5に示すように、断面が円弧形状(本実施形態では、半径R2の円弧形状)を有して形成される。また、凹部651は、図4(b)、図5に示すように、この円弧形状の断面に交差する方向に、皿状に延びて形成されている。本実施形態の凹部651は、同一中心の球面形状ではなく、縁部側が半径R2の概皿形状に形成されている。
なお、インジケーター本体61の導光部611、トップ部612、入射面6111、凹部651に対応させて、インジケーター本体62では、導光部621、トップ部622、入射面6211、凹部652とする。これらの構成部は、インジケーター本体61の対応する構成部と略同様に構成されている。
図5を参照して、インジケーター6(インジケーター本体61)の動作に関して説明する。
LED素子16の発光部から光が、側面方向(本実施形態では、上方向)に略円錐状に射出された場合、射出された光は、凹部651に入射する。凹部651に入射した光は、矢印Bで示すように凹部651で拡散されて導光部611を導光する。導光部611を導光した光は、矢印Bで示すようにトップ部612から外部に射出される。
LED素子16の発光部から光が、側面方向(本実施形態では、上方向)に略円錐状に射出された場合、射出された光は、凹部651に入射する。凹部651に入射した光は、矢印Bで示すように凹部651で拡散されて導光部611を導光する。導光部611を導光した光は、矢印Bで示すようにトップ部612から外部に射出される。
なお、凹部651は、図4(b)に示すように、入射面6111において、概皿形状に形成されているため、略円錐状に射出された光は、概皿形状の凹部651全体に入射し、導光部611を導光し、トップ部612から射出される。
以上の動作により、幅を含む面積が第1実施形態のトップ部512に比較して広く形成されたトップ部612からは、全体(全面)に渡って略均一の光が射出される。
以上の動作により、幅を含む面積が第1実施形態のトップ部512に比較して広く形成されたトップ部612からは、全体(全面)に渡って略均一の光が射出される。
なお、上述したインジケーター本体61の動作は、インジケーター本体62に対しても同様の動作となり、同様に、トップ部622からは全体(全面)に渡って略均一の光が射出される。
第2実施形態に係るインジケーター6は、第1実施形態のインジケーター5と比較して、インジケーター6の導光部611やトップ部612が、幅を含めて面積が広く構成されている。それに伴って凹部65の形状を第1実施形態の凹部55の形状と異ならせている。これ以外の点では第1実施形態と同様であるため、第1実施形態に係るインジケーター5が有する効果のうち該当する効果をそのまま有する。そして、第2実施形態は、以下の効果が得られる。
本実施形態のインジケーター6は、凹部65が半径R2の円弧形状を有して皿状に延びて形成される。これにより、インジケーター本体60の幅を含む面積が広い場合にも、トップ部612,622の全面に渡って均一で適切な明るさを確保することができる。
また、第1、第2実施形態のインジケーター5,6のように、凹部55,65は、断面が略円弧状を有し、断面に交差する方向に延びて形成されることにより、インジケーター本体50,60の幅が狭い場合や広い場合等に、凹部の形状で容易に対応させることができ、広範囲に均一で適切な明るさを確保することができる。言い換えると、さまざまな形状を有して構成されるインジケーターに対応させて、広範囲に均一で適切な明るさを確保させる凹部を容易に形成することができる。
なお、上述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更や改良等を加えて実施することが可能である。変形例を以下に述べる。
前記第1実施形態のインジケーター5において、凹部55は、断面が半径R1の円弧形状を有し、直線状の半円筒状に形成されている。しかし、これに限られず、曲線状の半円筒状に形成されていてもよい。
前記第1実施形態のインジケーター5において、凹部55は、断面が半径R1の円弧形状を有し、直線状の半円筒状で、導光部511,521,531の幅全体に渡って形成されている。しかし、幅全体に渡って形成されていなくてもよく、導光部やトップ部の幅がある程度広い場合には、適宜、幅方向の長さ(半円筒状の長さ)を設定できる。
前記第2実施形態のインジケーター6において、凹部65は、断面が半径R2の円弧形状を有し、概皿形状に形成されている。しかし、これに限定されず、例えば、入射面6111に凹部として、第1実施形態での凹部55と同様に、円弧形状の断面を有した半円筒状に形成される凹部を形成してもよい。この場合、半円筒状の長さは、幅全体に渡って形成されてもよいし、幅全体に形成されなくてもよい。
前記第1実施形態のインジケーター5はプロジェクター1に設置されている。しかし、プロジェクター1に限られず、様々な電子機器に設置されることでもよく、様々な電子機器の外装筺体に露出して設置されて、電子機器の現在の状態を利用者に知らせるようにしてもよい。
前記第1実施形態のインジケーター5において、凹部55は、断面が半径R1の円弧形状を有している。しかし、均一な半径には限られず、インジケーター5のトップ部(例えば、トップ部512)が、全面に渡って均一で適切な明るさを確保できるように円弧形状を設定することでよい。これは、第2実施形態においても同様である。
前記第1実施形態のインジケーター5において、凹部551は、入射面5111の一部に形成されている。しかし、凹部は、入射面の一部に形成されるものとは限られず、入射面全体に形成されていてもよい。言い換えると、凹部が入射面全体を構成してもよい。
前記第1実施形態において、インジケーター5に向けて光を射出するものとして、LED素子15を用いているが、これに限られず、光を射出するものであればよい。
1…プロジェクター、2…外装筺体、5,6…インジケーター、15,16…発光ダイオード素子、50(51,52,53)…インジケーター本体、55(551,552,553)…凹部、60(61,62)…インジケーター本体、65(651,652)…凹部。
Claims (6)
- 入射する光を導光して光らせることにより情報表示するインジケーターであって、
前記インジケーター本体は、断面が略円弧状を有して形成される凹部を備え、
前記凹部は、前記入射する光を前記インジケーター本体に導光させることを特徴とするインジケーター。 - 請求項1に記載のインジケーターであって、
前記凹部は、前記断面に交差する方向に半円筒形状に形成されていることを特徴とするインジケーター。 - 請求項1に記載のインジケーターであって、
前記凹部は、皿状に形成されていることを特徴とするインジケーター。 - 光を発光する発光素子と、
前記発光素子が実装される回路基板と、
請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のインジケーターが設置される外装筐体と、を備え、
前記発光素子は、前記実装された回路基板に対して、前記光を側方に射出し、前記インジケーター本体を導光させることを特徴とする電子機器。 - 請求項4に記載の電子機器であって、
前記発光素子は、前記光を射出する発光面が前記略円弧状の中心線に略垂直で、前記発光面の中心が前記中心線からずれた位置に配置されていることを特徴とする電子機器。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のインジケーターと、
前記インジケーターが設置される外装筺体と、
光源からの光束を画像信号に応じて変調し、画像光を形成する光変調装置と、
を備えることを特徴とするプロジェクター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011149805A JP2013015750A (ja) | 2011-07-06 | 2011-07-06 | インジケーター、電子機器、及びプロジェクター |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011149805A JP2013015750A (ja) | 2011-07-06 | 2011-07-06 | インジケーター、電子機器、及びプロジェクター |
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JP2013015750A true JP2013015750A (ja) | 2013-01-24 |
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JP2011149805A Withdrawn JP2013015750A (ja) | 2011-07-06 | 2011-07-06 | インジケーター、電子機器、及びプロジェクター |
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JP (1) | JP2013015750A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014171148A1 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-10-23 | パナソニック株式会社 | 投写型映像表示装置 |
-
2011
- 2011-07-06 JP JP2011149805A patent/JP2013015750A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2014171148A1 (ja) * | 2013-04-18 | 2014-10-23 | パナソニック株式会社 | 投写型映像表示装置 |
JPWO2014171148A1 (ja) * | 2013-04-18 | 2017-02-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 投写型映像表示装置 |
US9667924B2 (en) | 2013-04-18 | 2017-05-30 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Projection-type image display device |
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