JP2013014427A - 自動用紙送り装置及び画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】排紙収容部に排出された用紙を確認するとき、紙揃え部材や原稿載置台が邪魔になることなく、排紙収容部から容易に用紙の取り出しを行えるようにする。
【解決手段】原稿載置台1と、原稿載置台と対向配置され用紙5が搬送方向に沿って上流側から下流側に向けて排出されて積載される排紙収容部3と、排紙収容部に排紙された用紙の搬送方向下流側の端部5aに接触可能な紙揃え部材4と、原稿載置台の全長を長短する方向Aにスライド可能に原稿載置台に支持された延長部2を有し、紙揃え部材を、排紙収容部側に突出して同排紙収容部側に排紙された用紙の端部と接触する第1の位置と、排紙収容部側から離脱する第2の位置を占めるように延長部2に移動自在に設けた。
【選択図】図2

Description

本発明は、読み取った用紙が順次排出されて積載される排紙収容部を備えた自動用紙送り装置及び画像読取装置に関する。
連続的に原稿となる用紙を送る自動用紙送り装置(ADF)を搭載した画像読取装置では、画像読取が終了した用紙が排出されて排紙収容部に順次積載されるが、排紙収容部に排紙された用紙がある状態で、排紙搬送部から用紙を排出されると、排紙搬送部から排出されてくる用紙が排紙収容部にある用紙と干渉し、排紙収容部にある用紙が押し出され、排紙収容部から落ちることがある。
そこで、連続して排出されてくる用紙を積載する排紙収容部を備えた画像読取装置では、積載された用紙束の乱れを防止するために、用紙束を揃える用紙揃え(整合)部材が設けたものがある。例えば特許文献1では、搬送方向に沿って上流側から下流側に向けて排出される用紙が順次積載される排紙収容部と、この排紙収容部に積載された用紙の搬送方向下流側の端部位置からさらに搬送方向下流側に離れた位置であって、用紙の排出時に用紙の搬送方向下流側の端部が衝突可能な位置に、当該排紙収容部の上方に配置した原稿載置台から垂下される突き当て部材を用紙揃え部材として備えた排紙積載装置が開示されている。
従来の画像読取装置では、用紙サイズが所定サイズより小サイズの時、特に自動用紙送り装置(ADF)を備えたものでは、排紙収容部に排出された原稿を確認するとき、スペースが狭く用紙揃え部材が邪魔になり、容易に用紙の確認や取り出しをし難いという問題があった。これは原稿を載せる原稿載置台と排出される用紙が順次積載される排紙収容部とが対向配置されていて、両者の間のスペースが一定であることや、原稿載置台の大きさが最大用紙サイズに設定されているためである。
特許文献1に記載の構成では、用紙の排出時に用紙の搬送方向下流側の端部が衝突可能な位置に、原稿載置台から垂下させて紙揃え部材を配置しているが、この紙揃え部材の取付け位置や原稿載置台の大きさを変更できないため、排紙収容部に排出された原稿を確認するとき、紙揃え部材が邪魔になってしまう。特に、紙揃え部材に端部が当接可能なサイズの用紙よりも小サイズの用紙の場合、この傾向が顕著になる。
本発明は、排紙収容部に排出された用紙を確認するとき、紙揃え部材や原稿載置台が邪魔になることなく、排紙収容部から容易に用紙の取り出しを行える画像読取装置を提供することを、その目的とする。
本発明は、原稿載置台と、原稿載置台と対向配置され、用紙が搬送方向に沿って上流側から下流側に向けて排出されて積載される排紙収容部と、排紙収容部に排紙された用紙の搬送方向下流側の端部に接触可能な紙揃え部材と、原稿載置台の全長を長短する方向にスライド可能に原稿載置台に支持された延長部を有し、紙揃え部材を、排紙収容部側に突出して同排紙収容部側に排紙された用紙の搬送方向下流側の端部と接触する第1の位置と、排紙収容部側から離脱する第2の位置を占めるように延長部に移動自在に設けた。
本発明によれば、用紙が搬送方向に沿って上流側から下流側に向けて排出されて積載される排紙収容部と対向配置された原稿載置台に、原稿載置台の全長を長短する方向にスライド可能に延長部を設け、排紙収容部に排紙された用紙の搬送方向下流側の端部に接触可能な紙揃え部材を、排紙収容部側に突出して同排紙収容部側に排紙された用紙の搬送方向下流側の端部と接触する第1の位置と、排紙収容部側から離脱する第2の位置を占めるように延長部に移動自在に設けたので、排紙収容部に排出された用紙の端部が紙揃え部材に届くサイズの場合には、延長部を延ばす方向にスライド移動することで紙揃え部材が排紙収容部側に突出して用紙の端部と接触し、排紙収容部に排出された用紙の端部が紙揃え部材に届かないサイズの場合には、紙揃え部材を排紙収容部側から離脱する第2の位置へと移動することができるので、排紙収容部に排出された用紙を確認するとき、スペースが狭く紙揃え部材や原稿載置台が邪魔になることがなく、排紙収容部から容易に用紙の取り出しを行える。
本発明の一実施形態である画像読取装置と自動用紙送り装置の概略構成を示す全体図。 本発明の主要部となる延長部と紙揃え部材の第1の実施形態を示す図であり、(a)は紙揃え部材を有する延長部が原稿載置台に収納された状態を示す拡大斜視図、(b)は延長部に設けた紙揃え部材が用紙と接触する第1の位置を占めた状態を示す拡大斜視図。 第1の実施形態における延長部と紙揃え部材の構成を示す拡大斜視図。 本発明の主要部となる延長部と紙揃え部材の第2の実施形態を示す図であり、(a)は延長部と紙揃え部材が原稿載置台に収納された状態を示す拡大斜視図、(b)は延長部を延長方向にスライドしたときの状態を示す拡大斜視図。 第2の実施形態における延長部と紙揃え部材の構成を示す拡大斜視図。 図4に示す延長方向へのスライド状態で、延長部に設けた紙揃え部材が用紙と接触する第1の位置を占めた状態を示す拡大斜視図。 本発明の主要部となる延長部と紙揃え部材の第3の実施形態を示す図であり、(a)は紙揃え部材を有する延長部が原稿載置台に収納された状態を示す拡大斜視図、(b)は延長部に設けた紙揃え部材が用紙と接触する第1の位置を占めた状態を示す拡大斜視図。 第3の実施形態における延長部と紙揃え部材の構成を示す拡大斜視図。 第3の実施形態に係る延長部と紙揃え部材の変位状態を示す図であり、(a)は延長部と紙揃え部材が原稿載置台に収納されている状態を拡大して示す側面図、(b)は延長部の延長方向へのスライド初期の状態を拡大して示す側面図、(c)は延長部の延長方向へのスライドにより紙揃え部材が当接位置を占めた状態を拡大して示す側面図。
以下、本発明に係る画像読取装置の実施形態について図面を用いて説明する。最初に画像読取装置の全体構成を説明し、その後に特徴部分の構成と動作について説明する。
図1に示す画像読取装置100は、装置本体101の上部に、連続的に原稿となる用紙5を送り出すことが可能な自動用紙搬送装置50を備え、装置本体101の内部に原稿読取手段102を備えている。原稿読取手段102は、用紙5を一枚ずつ載置するコンタクトガラス103と、コンタクトガラス103上にセットされた用紙5の画像を読み取る走査光学系104を備えていて、走査光学系104を移動させることで用紙5の画像を読み取っている。
コンタクトガラス103の上方にセットされる自動用紙搬送装置50は、用紙5を積載する原稿載置台としての原稿トレイ1と、原稿トレイ1と対向配置され、用紙5が矢印aで示す搬送方向に沿って上流側から下流側に向けて排出されて積載される排紙収容部3と、排紙収容部3に排紙された用紙5の搬送方向下流側の端部5aに接触可能な紙揃え部材となるエンドフェンス4を備えている。
原稿トレイ1には、原稿面が上向きになるように複数枚の用紙5が載置可能にとされている。原稿トレイ1には、テーブル面1a上にセットされる用紙5の長さを検出する原稿長さ検出センサ51、52が配置されている。
原稿トレイ1から排紙収容部3の間は、原稿トレイ1側を起端54aとし、排紙収容部3を終端54bとする略U字形状の搬送路54が形成されている。この略U字形状の搬送路54の起端54aには、テーブル面1aに積載された最上位の用紙5を送り出す呼出しコロ55と、呼出しコロ55の下流側に設けられた給紙ベルト56およびリバースローラ57からなる分離・給紙手段を備えている。分離・給紙手段によって搬送された原稿5は、搬送路54に臨むように配置されている複数の搬送ローラ対58〜64で構成された排紙搬送部によって排紙収容部3に順次搬送されて積載されるが、搬送途中において、分離・給紙手段と排紙収容部3の間で搬送路54に臨むように配置された原稿読取部65,66によって原稿画像が読み取られる。つまり、排紙収容部3には、画像読取部65,66による読取りが終了した用紙5が順次排紙されて積載されるため、排紙された用紙5が排紙収容部3にある状態で、排紙搬送部から次の用紙5が排出されると、排紙搬送部から排出された用紙5が排紙収容部3にある用紙5に当たることで干渉し、排紙収容部3にある用紙5が押し出され、排紙収容部3から落ちることが懸念される。
そこで、従来から排紙収容部3に排紙された用紙5の端部5aに接触して用紙5の落下と整列をするためのエンドフェンス4を備えているが、用紙5のサイズによってはエンドフェンス4があるがために、排紙収容部3からの取出性が損なわれる場合や、目視性の面では改善の余地がある。すなわち、自動用紙搬送装置50のように装置本体101の上部に配置される場合、装置全体の高さを抑えることが要求されることが多い。そのため、原稿トレイ1と排紙収容部3との間に形成される空間6の高さが制限されていまい、排紙収容部3に排紙された用紙5の取出性や目視による確認が難しくなる。また、原稿トレイ1の大きさ(長さ)が、当該装置で使用する最長サイズの用紙5の全長を載せられる大きさに設定されていると、排紙収容部3の上方に配置された原稿トレイ1の大きさにより、用紙5の取出性や目視による確認が難しくなる。
そこで、原稿トレイ1のテーブル面1aの全長を長短する方向である矢印Aで示す長短方向にスライド可能な延長部2を原稿トレイ1に設けるとともに、この延長部2にエンドフェンス4を装着し、テーブル面1aの大きさとエンドフェンス4の位置を変更できるようにした。
(第1の実施形態)
本形態では、図2(a)、図2(b)に示すように、原稿トレイ1における用紙搬送方向の上流側に位置する端部1A側に、延長部2を配置するとともに、延長部2を端部1Aからテーブル面1aの全長を長短方向Aに進退可能に支持している。延長部2は、長短方向Aと直交する原稿トレイ1の幅方向Bの中央部1bに配置されている。具体的には、原稿トレイ1の中央部1bには、延長部2を収納するための窪み部11が原稿トレイ1の端部1Aまで達するように形成されている。窪み部11の幅方向Bに位置し、互いに対向する側面11A、11Bには、長短方向Aに延びる長穴12A、12Bがそれぞれ形成されている。窪み部11は、原稿トレイ1を矢印Cで示す上下方向には貫通せず、底部11Cを有するように形成されている。
延長部2の幅方向Bに位置する側面2A、2Bには、長穴12A、12Bに挿入される軸13A、13Bが突出していて、この軸13A、13Bを長穴12A、12Bに挿入することで、延長部2が長短方向Aにスライド自在とされている。延長部2には、図3に示すように、その底面2C側に開口する空間14が形成されている。空間14の容積は、エンドフェンス4を収納可能な大きさとされている。また、空間14は延長部2の上面2Dまでは達しておらず、上面2Dをテーブル面1aと延長して面として使用できように構成している。すなわち、延長部2は図2(a)に示す原稿トレイ1に収納された収納位置と、図2(b)に示す原稿トレイ1から突出した延長位置を占めるように、原稿トレイ1にスライド自在に設けられている。
本形態において、原稿トレイ1の全長を延ばす方向となる引出方向A1への延長部2の長さLは、延長部2を最大長、原稿トレイ1から延ばしたときに、装置で使用する所定サイズの用紙5が載せられる長さとしている。本形態において所定サイズとはJIS規格A3サイズを縦長でセットしたときのサイズを想定している。これに合わせて窪み部11の長短方向Aへの長さL1は、延長部2の長さLとほぼ同一寸法とされていて、延長部2を窪み部11内に収納された第2の位置を占めたときに、端部1Aから突出しないように構成されている。
エンドフェンス4は板状部材であって、幅方向Bの長さは延長部2の幅方向Bへの長さよりも狭く、長短方向Aへの長さL2は延長部2の長さLよりも短く形成されている。つまり、エンドフェンス4の大きさは、空間14に収納可能な大きさとされている。エンドフェンス4の一端4A側は、引出方向A1側に位置する一端2Eに、ピン15で回転自在に支持されていて、延長部2が原稿トレイ1の窪み部11内に収納された状態では延長部2の空間14内に位置し、延長部2を窪み部11から引出方向A1に移動したときには空間14から突出して、一端4A側と反対側に位置する他端4B側が排紙収容部3側に位置するように構成されている。
すなわち、エンドフェンス4は、排紙収容部3側に突出して同排紙収容部3に排紙された用紙5の端部5aと接触する第1の位置と、排紙収容部3側から離脱する第2の位置を占めるように延長部2に移動自在に設けられていて、延長部2に、同延長部2の下部から収容可能に構成されている。引出方向A1とは、読取前の用紙5を原稿トレイ1から送り出す方向と反対方向である。つまり、エンドフェンス4は、延長部2が図2(b)に示す延長位置を占めたときには第1の位置を占め、延長部2が図2(a)に示す収納位置を占めたときには第2の位置を占めるように延長部2に支持されている。
このような構成の第1の実施形態によると、原稿トレイ1のテーブル面1aに載せる用紙5のサイズが所定サイズの場合には、延長部2を引出方向A1にスライドする。すると、原稿トレイ1のテーブル面1aの一部が延長部2の上面2Dによって引出方向A1に延長されるので、所定サイズの用紙5を原稿トレイ1に積載してセットすることができる。また、延長部2を引出方向A1にスライドすると、延長部2の長さLよりも長さL2が短く設定されたエンドフェンス4の他端4Bが原稿トレイ1の端部1Aを通過すると、エンドフェンス4がピン15を中心にして排紙収容部3の上部に引き出され、他端4Bが下方に来るように自重で揺動して排紙収容部3側に位置する第1の位置を占める。このため所定サイズの用紙5が排紙収容部3に順次排紙されて、排紙収納部3の用紙5が、排紙される次の用紙5によって押されて引出方向A1に移動してもエンドフェンス4に接触して、その移動が妨げられる。よって、用紙5が排紙収容部3から落下することや落下による不揃えを防止することができる。
一方、原稿トレイ1に載せる用紙5のサイズが所定サイズより小さい場合、例えば所定サイズ(A3)の半分のサイズのJIS規格A4を横長にして原稿トレイ1のテーブル面1aに載せる場合には、延長部2を引出方向A1にスライドしない。あるいは、延長部2が図2(b)に示す第1の位置を占めている場合には、エンドフェンス4をもって時計回りに揺動して延長部2内に納める。そして、延長部2を図2(a)に示すように原稿トレイ1側に押し戻すことで、原稿トレイ1内に収納されて第2の位置を占めることになる。
このため、原稿トレイ1のテーブル面1aが延長部2によって延びることはなく、テーブル面1aの大きさはA4横長サイズ分の大きさで済むので、原稿トレイ1の大きさを抑えられ、排紙収容部3に順次排紙されて積載される用紙5の状態を目視により確認しやすくなるとともに、排紙収容部3からの取出しがし易くなる。また、延長部2を原稿トレイ1から引き出さないので、エンドフェンス4が排紙収容部3側に位置することが無く、用紙5の状態を目視により確認することや用紙5を排紙収容部3から取り出す際の妨げとなることが無く、用紙5の確認や取り出しを容易に行える。
(第2の実施形態)
本形態では、図4(a)、図4(b)に示すように、原稿トレイ1における用紙搬送方向の上流側に位置する端部1A側に、延長部20を配置するとともに、延長部20を端部1Aから長短方向Aに進退可能に支持している。延長部20は原稿トレイ1の幅方向Bの中央部1bに配置している。具体的には、原稿トレイ1の中央部1bには、延長部20を収納するための窪み部21が端部1Aまで達するように形成されている。窪み部21の幅方向Bに位置し、互いに対向する側面21A、21Bには、長短方向Aに延びる長穴22A、22Bがそれぞれ形成されている。本形態において窪み部21は、原稿トレイ1を矢印Cで示す上下方向には貫通せず、底部21Cを有するように形成されている。
延長部20の幅方向Bに位置する側面20A、20Bには、長穴22A、22Bに挿入される軸23A、23Bが突出していて、この軸23A、23Bを長穴22A、22Bに挿入することで、延長部20が長短方向Aにスライド自在とされている。延長部20には、図5に示すように、その上面20D側に開口する空間24が形成されている。空間24の容積は、紙揃え部材としてのエンドフェンス40が収納可能な大きさとされている。また、空間24は延長部20の下面20Cまでは達しておらず、空間24内に収納されたエンドフェンス40を下方から支えるように構成している。すなわち、延長部20は図4(a)に示す原稿トレイ1に収納された収納位置と、図4(b)に示す原稿トレイ1から突出した延長位置を占めるように、原稿トレイ1にスライド自在に設けられている。
本形態において、原稿トレイ1の全長を延ばす方向となる引出方向A1への延長部20の長さLAは、延長部20を最大長延ばしたときに、装置で使用する所定サイズの用紙5が載せられる長さとしている。本形態において所定サイズとはJIS規格A3サイズを縦長でセットしたときのサイズを想定している。窪み部21の長短方向Aへの長さLA1は、延長部20の長さLAよりも長く形成されている。
エンドフェンス40は板状部材であって、幅方向Bの長さは延長部20の幅方向Bへの長さよりも狭く、長短方向Aへの長さLA2は延長部20の長さLAよりも長く、窪み部21の長さLA1とほぼ同寸法に形成されている。つまり、エンドフェンス40の大きさは、延長部20の空間24から突出する大きさとされているが、原稿トレイ1の窪み部21内に収納される大きさの範囲に形成されている。エンドフェンス40の一端40A側は、引出方向A1側に位置する延長部20の一端20Eに、ピン15で回転自在に支持されていて、延長部20が原稿トレイ1の窪み部21内に収納された状態では延長部20の空間24内に位置し、延長部20を窪み部21から引出方向A1に移動したときには、空間24から突出して、一端40A側と反対側に位置する他端40B側が排紙収容部3側に位置するように構成されている。
すなわち、エンドフェンス40は、排紙収容部3側に突出して同排紙収容部3に排紙された用紙5の端部5aと接触する第1の位置と、排紙収容部3側から離脱する第2の位置を占めるように延長部20に移動自在に設けられていて、延長部20に、同延長部20の上部から収容可能に支持されており、延長部20を引き出さなくても原稿トレイ1の上部から目視できる構成とされている。つまり、エンドフェンス40は、延長部20が図4(b)に示す延長位置を占めたときには第1の位置を占め、延長部20が図4(a)に示す収納位置を占めたときには第2の位置を占めるように延長部20に支持されている。
このような構成の第2の実施形態によると、原稿トレイ1に載せる用紙5のサイズが所定サイズの場合には、延長部20を引出方向A1にスライドする。すると、原稿トレイ1のテーブル面1aの一部が延長部20の上面20Dによって引出方向A1に延長されるので、所定サイズの用紙5を原稿トレイ1のテーブル面1aに積載してセットすることができる。また、延長部20をスライドさせた状態で、図6に示すように、エンドフェンス40の他端40Bが排紙収容部3側に位置するように、エンドフェンス40を時計回り方向にピン15を中心にして揺動回転させて排紙収容部3側に引き出すことで、排紙収容部3側に位置する第1の位置を占める。このため所定サイズの用紙5が排紙収容部3に順次排紙されて、排紙収納部3の用紙5が、排紙される次の用紙5によって押されて引出方向A1に移動してもエンドフェンス40に接触して、その移動が妨げられる。よって、用紙5が排紙収容部3から落下することや落下による不揃えを防止することができる。
一方、原稿トレイ1に載せる用紙5のサイズが所定サイズより小さい場合、例えば所定サイズ(A3)の半分のサイズのJIS規格A4を横長に載せる場合には、延長部20を引出方向A1にスライドしないので、延長部20は原稿トレイ1を収納された第2の位置を占めた状態のままである。あるいは、延長部20が図6に示す第1の位置を占めている場合には、エンドフェンス40をもって反時計回りに揺動して、図4(b)に示すように延長部20内に納める。そして、延長部20を図4(a)に示すように原稿トレイ1側に押し戻して原稿トレイ1内に収納されることで、第2の位置を占めることになる。
このため、原稿トレイ1のテーブル面1aが延長部20によって延びることはなく、テーブル面1aの大きさはA4横長サイズ分の大きさで済むので、原稿トレイ1の大きさを抑えられ、排紙収容部3に順次排紙されて積載される用紙5の状態を目視により確認しやすくなるとともに、排紙収容部3からの取出しがし易くなる。また、延長部20を引き出さないので、エンドフェンス40が排紙収容部3側に位置することが無く、用紙5の状態を目視により確認することや用紙5を排紙収容部3から取り出す際の妨げとなることが無く、用紙5の確認や取り出しを容易に行える。エンドフェンス40は、延長部20の上部から収容されるため、延長部20の長さLAより長い構成とすることが可能となり、第1の実施形態に比べてエンドフェンス40の全長の設定に幅を持たせることができる。
(第3の実施形態)
本形態では、図7(a)、図7(b)に示すように、原稿トレイ1における用紙搬送方向の上流側に位置する端部1A側に、延長部120を配置するとともに、延長部120を端部1Aから長短方向Aに進退可能に支持している。延長部120は原稿トレイ1の幅方向Bの中央部1bに配置している。具体的には、原稿トレイ1の中央部1bには、延長部120を収納するための窪み部31が端部1Aまで達するように形成されている。窪み部31の幅方向Bに位置し、互いに対向する側面31A、31Bには、長短方向Aに延びる長穴32A、32Bがそれぞれ形成されている。本形態において窪み部31は、原稿トレイ1を矢印Cで示す上下方向には貫通せず、第1の実施形態の窪み部11同様、底部31Cを有するように形成されている。
延長部120の幅方向Bに位置する側面120A、120Bには、長穴32A、32Bに挿入される軸33A、33Bが突出していて、この軸33A、33Bを長穴32A、32Bに挿入することで、延長部120が長短方向Aにスライド自在とされている。側面120A、120Bには、長短方向Aに延びる長穴36A、36Bが原稿トレイ1の全長を延ばす方向となる引出方向A1側に位置する一端120E側に形成されている。延長部120には、図8に示すように、その下面120C側に開口する空間34が形成されている。空間34の容積は、紙揃え部材としてのエンドフェンス140が収納可能な大きさとされている。また、空間34は延長部120の上面120Dまでは達しておらず、空間34内に収納されたエンドフェンス140を、上面120Dをテーブル面1aの延長した面として使用できように構成している。すなわち、延長部120は図7(a)に示す原稿トレイ1に収納された収納位置と、図7(b)に示す原稿トレイ1から突出した延長位置を占めるように、原稿トレイ1にスライド自在に設けられている。
本形態において、延長部120の引出方向A1への長さLBは、延長部120を最大長、原稿トレイ1から延ばしたときに、装置で使用する所定サイズの用紙5が載せられる長さとしている。本形態において所定サイズとはJIS規格A3サイズを縦長でセットしたときのサイズを想定している。窪み部31の長短方向Aへの長さLB1は、延長部120の長さLBと同一寸法に形成されている。
エンドフェンス140は断面形状がくの字型をした板状部材であって、幅方向Bの長さは延長部120の幅方向Bへの長さよりも狭く、長短方向Aへの長さLB2は延長部120の長さLBよりも短く形成されている。つまり、エンドフェンス140の大きさは、空間34に収納可能な大きさとされている。
本形態において、エンドフェンス140はリンク機構によって延長部120に揺動自在に装着されている。具体的には、エンドフェンス140の一端140A側は、延長部120の側面120A、120Bに形成した長穴36A、36Bに挿入されるピン35によって延長部120に回転自在に支持されている。エンドフェンス140の中央部140Cは、一端37Aが延長部120の空間34の内にピンで揺動自在に支持されたリンクレバー37の他端37Bがピン結合されている。
エンドフェンス140は、このようなリンク機構によって、延長部120が原稿トレイ1の窪み部31内に収納された状態では延長部120の空間34内に位置し、延長部120を窪み部31から引出方向A1に移動したときには、空間34から突出して、一端140A側と反対側に位置する他端140B側が排紙収容部3側に位置するように揺動自在に装着されている。また、エンドフェンス140は延長部120を原稿トレイ1に収容するときに、延長部120を原稿トレイ1側に押し戻すと、エンドフェンス140がリンク部材37を介して延長部120に接続されているため、リンク部材37が窪み部31の底部31Cによって押し挙げられることで、延長部120に収容される構成とさされている。
すなわち、エンドフェンス140は、排紙収容部3側に突出して同排紙収容部3に排紙された用紙5の端部5aと接触する第1の位置と、排紙収容部3側から離脱する第2の位置を占めるように延長部120に移動自在に設けられていて、延長部120に、同延長部120の下部から収容可能に支持されている。つまり、エンドフェンス140は、延長120が図7(b)に示す延長位置を占めたときには第1の位置を占め、延長部120が図7(a)に示す収納位置を占めたときには第2の位置を占めるように延長部120に支持されている。
このような構成の第3の実施形態における動作について図9を用いて説明する。原稿トレイ1に載せる用紙5のサイズが所定サイズの場合には、図9(a)に示す収納状態から図9(b)を介して図9(c)に示すように、延長部120を引出方向A1にスライドする。すると、原稿トレイ1のテーブル面1aの一部が延長部120の上面120Dによって引出方向A1に延長されるので、所定サイズの原稿トレイ1のテーブル面1aに積載してセットすることができる。また、延長部120を引出方向A1にスライドすると、延長部120の長さLBよりも長さLB2が短く設定されたエンドフェンス140の他端140Bが原稿トレイ1の端部1Aを通過すると、エンドフェンス140がピン35を中心にして排紙収容部3の上部に引き出され、他端140Bが下方に来るように自重で揺動して排紙収容部3側に位置する第1の位置を占める。このため所定サイズの用紙5が排紙収容部3に順次排紙されて、排紙収納部3の用紙5が、排紙される次の用紙5によって押されて引出方向A1に移動してもエンドフェンス140に接触して、その移動が妨げられる。よって、用紙5が排紙収容部3から落下することや落下による不揃えを防止することができる。
一方、原稿トレイ1に載せる用紙5のサイズが所定サイズより小さい場合、例えば所定サイズ(A3)の半分のサイズのJIS規格A4を横長に載せる場合には、延長部120を引出方向A1にスライドしない。あるいは、延長部120が図9(c)に示す第1の位置を占めている場合には、延長部120を図9(b)に示すように原稿トレイ1側に押し戻す。すると、延長部120とエンドフェンス140に両端がピン結合されたリンク部材37が窪み部31の底部31Cによって押し挙げられ、図9(a)に示すように延長部120に収容された第2の位置を占めることになる。
このため、原稿トレイ1のテーブル面1aが延長部120によって延びることはなく、テーブル面1aの大きさはA4横長サイズ分の大きさで済むので、原稿トレイ1の大きさを抑えられ、排紙収容部3に順次排紙されて積載される用紙5の状態を目視により確認しやすくなるとともに、排紙収容部3からの取出性がし易くなる。また、延長部120を引き出さないので、エンドフェンス140が排紙収容部3側に位置することが無く、用紙5の状態を目視により確認することや用紙5を排紙収容部3から取り出す際の妨げとなることが無く、用紙5の確認や取り出しが容易に行える。
1 原稿載置台(原稿トレイ)
2、20、120 延長部
2c、20c、120c 延長部の下部
2d、20d、120d 延長部の上部
3 排紙収容部
4、40、140 紙揃え部材(エンドフェンス)
5 用紙
5a 用紙の端部
50 自動用紙送り装置
100 画像読取装置
a 搬送方向
A1 原稿載置台(原稿トレイ)の全長を延ばす方向
L、LA、LB 延長部の長さ
L2、LA2、LB2 紙揃え部材(エンドフェンス)の長さ
特開2000−136060号公報 特開2010−126355号公報

Claims (8)

  1. 原稿載置台と、
    前記原稿載置台と対向配置され、用紙が搬送方向に沿って上流側から下流側に向けて排出されて積載される排紙収容部と、
    前記排紙収容部に排紙された用紙の搬送方向下流側の端部に接触可能な紙揃え部材と、
    前記原稿載置台の全長を長短する方向にスライド可能に前記原稿載置台に設けられた延長部を有し、
    前記紙揃え部材は、前記排紙収容部側に突出して同排紙収容部側に排紙された用紙の搬送方向下流側の端部と接触する第1の位置と、前記排紙収容部側から離脱する第2の位置を占めるように前記延長部に移動自在に設けられていることを特徴とする自動用紙送り装置。
  2. 前記原稿載置台は、前記排紙収容部より上部に配置されていることを特徴とする請求項1記載の自動用紙送り装置。
  3. 前記紙揃え部材は、前記延長部に、同延長部の下部から収容可能に支持されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動用紙送り装置。
  4. 前記紙揃え部材は、前記延長部に、同延長部の上部から収容可能で支持されていることを特徴とする請求項1または2記載の自動用紙送り装置。
  5. 前記延長部は、前記原稿載置台に収納された収納位置と、前記原稿載置台から突出した延長位置を占めるように、同原稿載置台にスライド自在に設けられて、
    前記紙揃え部材は、前記延長部が延長位置を占めたときには前記第1の位置を占め、前記延長部が収納位置を占めたときには前記第2の位置を占めるように前記延長部に支持されていることを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の自動用紙送り装置。
  6. 前記紙揃え部材は、前記原稿載置台の全長を延ばす方向への前記延長部の長さよりも、前記全長を延ばす方向への長さが短く形成されていることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の自動用紙送り装置。
  7. 前記紙揃え部材は、前記原稿載置台の全長を延ばす方向への前記延長部の長さよりも、前記全長を延ばす方向への長さが長く形成されていることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の自動用紙送り装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか1項に記載の自動用紙送り装置を備えた画像読取装置。
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