JP2013014194A - 自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線 - Google Patents

自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線 Download PDF

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Abstract

【課題】
自転車を走行させることなく発電可能とし、前照灯以外にも発電機により発電された電力を供給可能な自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線を提供する。
【解決手段】
前方を照射すべく自転車1の前部に装着される前照灯40と、後輪3の回転により発電すべく自転車1の後部に装着される発電機50と、車体フレーム10の前後に沿って配線され、前照灯40と発電機50との間を接続する電線31,131とをそなえ、電線31,131の前照灯側端部に、前照灯付設電線36a,136aと少なくとも1本の他の付設電線38aとの接続を可能にする分岐結線部31a,131aが設けられ、前照灯付設電線36a,136aが分岐結線部31a,131aに接続されることにより、前照灯40が電線31,131を介して発電機50に接続される。
【選択図】図5

Description

本発明は、自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線に関するものである。
自転車には、夜間の走行時の安全を確保するため、自転車前方を照射する前照灯が装着される。この前照灯は、電力を供給されて発光するLEDや電球等の発光体を有し、発電機から発光体へ電力を供給することで発光体が発光し、自転車前方を照射可能に構成されている。
この発光体へ電力を供給する発電機としては、自転車走行の運動エネルギーの一部を電力に変換するものが知られている。この発電機は、永久磁石やコイル等を用いて固定子に対して回転子を回転することで電磁誘導を生じさせ、発電する。すなわち、発電機は、自転車走行の運動エネルギーに対応する車輪の回転エネルギーを回転子に伝達して回転させ、この回転する回転子と固定子との間に電磁誘導を生じさせ、発電する。
この発電機を自転車の前部に設けることが一般に行なわれている。自転車前部に設けられた発電機は、前輪の回転運動エネルギーを電力に変換すべく、フォーク等の自転車前部に装着される。例えば、自転車前部に装着された発電機は、その回転子に前輪の回転を伝達する部材を、前輪のリム又はタイヤのサイドに押付けることで、前輪の回転エネルギーを回転子に伝達する。これにより、発電機は発電することができる。
また、発電機としては、前輪のハブに発電機を内蔵するものが一般に使用されている。また、後輪のハブに発電機を内蔵するものも開発されている。このような技術が特許文献1に開示されている。
特許文献1には、車輪の後輪のハブに一体に形成された発電機(リヤハブダイナモ)が開示されている。このリヤハブダイナモは、例えば変速制御装置や電動変速機といった電装機器に電力供給を行ない、この電力供給を走行状態に係わらず安定させるため、コンデンサ等の充電部を有する。
ところで、近年、携帯電話やモバイルPC等の内部に充電池を有する充電用機器が普及している。この充電用機器は、携帯使用時等の外部電源と接続できない状況では充電池を充電することができない。故に、携帯使用時に充電用機器を充電するため、自転車に装着された発電機の電力を用いることが考えられる。
特許文献2には、発電機が、前照灯等の自転車用ランプと、携帯機器の電源として使用される充電器に装着された携帯機器充電用二次電池と、自転用ランプ点灯用二次電池との何れか1つに接続可能な回路が開示されている。この発電機により供給される電力は、各二次電池の過充電を防止するため、接続手段によって自転車用ランプ,自転用ランプ点灯用二次電池又は携帯機器充電用二次電池の何れかに供給される。
特開2006−8062号公報 特開平09−58546号公報
特許文献1の技術では、リヤハブダイナモ(発電機)が有する充電部によって、例えば停車時といった非走行状態であっても電力供給を行なうことができるが、自転車の停車時に発電することはできない。
また、特許文献2の技術では、自転車を走行させて発電機を稼働させることで発電させ、充電用機器の充電池を充電することができるが、自転車の停車時に発電することはできない。
すなわち、特許文献1及び2の技術では、自転車の停車時に、発電機による発電を実施することができない。
本発明は、かかる課題に鑑み創案されたものであり、自転車を走行させることなく発電可能とし、前照灯以外にも発電機により発電された電力を供給可能な自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の自転車は、車体フレームの前後に装着された前輪及び後輪をそなえ、該前輪はハンドル部の操作により操舵可能に構成されるとともに、該後輪は伝達部材を介して人力を受ける駆動輪として構成され且つスタンド部のセット状態で空転可能に構成された自転車において、前方を照射すべく該自転車の前部に装着される前照灯と、該後輪の回転により発電すべく該自転車の後部に装着される発電機と、該車体フレームの前後に沿って配線され、該前照灯と該発電機との間を接続する電線とをそなえ、該電線の前照灯側端部に、前照灯付設電線と少なくとも1本の他の付設電線との接続を可能にする分岐結線部が設けられ、該前照灯付設電線が該分岐結線部に接続されることにより、該前照灯が該電線を介して該発電機に接続されたことを特徴としている。
また、該電線が、その前照灯側端部寄りの部分に整流部を備えた電線として構成され、該整流部の出力部に該分岐結線部が接続されることが好ましい。
また、該他の付設電線のうちの少なくとも1本が充電用機器の充電用付設電線として構成され、該充電用付設電線が該分岐結線部に接続されることにより、該充電用機器が該電線を介して該発電機に接続されることが好ましい。
また、該電線とは別に、該車体フレームの前後に沿って配線され、該前照灯と該発電機との間を接続する接地電線をそなえ、該接地電線の前照灯側端部に、前照灯付設接地電線と少なくとも1本の他の付設接地電線との接続を可能にする第2分岐結線部が設けられ、該前照灯付設接地電線が該第2分岐結線部に接続されることにより、該前照灯が該接地電線を介して該発電機に接続されることが好ましい。
また、該電線及び該接地電線が、該電線の前照灯側端部寄りの部分と、該接地電線の前照灯側端部寄りの部分とに、これらの該両電線に共通の整流部を備えた対電線として構成され、該共通の整流部の2つの出力部の一方に該分岐結線部が接続されるとともに、該2つの出力部の他方に該第2分岐結線部が接続されることが好ましい。
また、該他の付設接地電線のうちの少なくとも1本が充電用機器の充電用付設接地電線として構成され、該充電用付設接地電線が該第2分岐結線部に接続されることにより、該充電用機器が該接地電線を介して該発電機に接続されることが好ましい。
また、該スタンド部が、該自転車の後部に取り付けられて、立設した状態で該後輪が空転可能に該自転車を支持するセット状態と、跳ね上げ状態で該自転車の走行を可能にする非セット状態をとりうるスタンド部として構成されることが好ましい。
また、本発明の電線は、車体フレームの前後に装着された前輪及び後輪をそなえ、該前輪はハンドル部の操作により操舵可能に構成されるとともに、該後輪は伝達部材を介して人力を受ける駆動輪として構成され且つスタンド部のセット状態で空転可能に構成された自転車であって、更に前方を照射すべく該自転車の前部に装着される前照灯と、該後輪の回転により発電すべく該自転車の後部に装着される発電機とをそなえた自転車に使用すべく、該車体フレームの前後に沿って配線され、該前照灯と該発電機との間を接続する電線であって、該電線の前照灯側端部に、前照灯付設電線と少なくとも1本の他の付設電線との接続を可能にする分岐結線部が設けられたことを特徴としている。
また、該電線が、その前照灯側端部寄りの部分に整流部を備えた電線として構成され、該整流部の出力部に該分岐結線部が接続されることが好ましい。
本発明の自転車又は電線によれば、後輪はスタンドのセット状態で空転可能に構成される、即ち自転車の停車時に後輪を空転可能に構成されるため、後輪の回転エネルギーを用いて発電する発電機により、自転車を走行させることなく発電することができる。この際、従来における自転車走行の運動エネルギーの一部を電力に変換するのに対して、自転車を走行させる運動エネルギーを必要としないため、発電効率を向上させることができる。勿論、自転車の走行時にもその運動エネルギーの一部を電力に変換して発電することもできる。
電線の前照灯側端部には、前照灯付設電線と少なくとも1本の他の付設電線との接続を可能にする分岐結線部が設けられるため、発電機により発電された電力を前照灯以外にも供給することができる。この際、発電機と分岐結線部との間を接続する電線は、前照灯付設電線及び他の付設電線のそれぞれと分岐結線部を介して接続可能とされるため、電線の共用化を図ることができる。これにより、配線を簡素なものとし、断線や破損等のトラブルを抑制することができる。
また、電線が、その前照灯側端部寄りの部分に整流部を備えた電線として構成され、この整流部の出力部に分岐結線部が接続されるように構成すれば、発電機により発電された電流(例えば交流電流)を整流し、この整流された電流(直流電流)を、分岐結線部から出力することができる。これにより、前照灯に整流された電流を供給することができ、前照灯以外にも整流された電流を供給することができる。
また、他の付設電線のうち少なくとも1本が充電用機器の充電用付設電線として構成され、充電用付設電線が分岐結線部に接続されることにより、充電用機器が電線を介して発電機に接続されるように構成すれば、発電機により他の充電用機器を充電することができる。この充電は、自転車の走行時であっても停車時であっても実施することができる。
また、電線とは別に、前照灯と発電機との間を接続する接地電線をそなえ、前照灯付設接地電線が、第2分岐結線部に接続されることにより、前照灯が接地電線を介して発電機に接続されるように構成すれば、前照灯は、安定して接地する(アースをとる)ことができる。例えば車体フレームがアルミやカーボン等の鉄材よりも導電性の低い材料から構成され、車体フレームに接地することができない場合であっても接地することができる。
また、電線及び接地電線が、電線の前照灯側端部寄りの部分と、接地電線の前照灯側端部寄りの部分とに、これらの両電線に共通の整流部を備えた対電線として構成され、この共通の整流部の出力部の一方に分岐結線部が接続されるとともに、共通の整流部の出力部の他方に第2分岐結線部が接続されるように構成すれば、前照灯に整流された電流を供給することができ、前照灯以外にも整流された電流を供給することができる。この際、前照灯及びこれ以外の機器は安定して接地する(アースをとる)ことができる。
また、他の付設接地電線のうち少なくとも1本が充電用機器の充電用付設接地電線として構成され、この充電用付設電線が第2分岐結線部に接続されることにより、充電用機器が接地電線を介して発電機に接続されるように構成すれば、充電用機器は、安定して接地するこができ、車体フレームに接地することができない場合であっても接地することができる。
また、スタンド部が、自転車の後部に取り付けられて、立設した状態で後輪が空転可能に自転車を支持するセット状態と、跳ね上げた状態で自転車の走行を可能にする非セット状態とをとりうるスタンド部として構成されるように構成すれば、自転車に取り付けられたスタンド部がセット状態では後輪が空転可能なため、自転車自体に取り付けられたスタンド部を利用して、自転車を走行させることなく(停車時に)発電機による発電を実施することができ、自転車に取り付けられたスタンド部が非セット状態では自転車の走行が可能なため、従前通り自転車走行の運動エネルギーの一部を発電機により電力に変換して発電を実施することができる。
本発明の第1実施形態にかかる前照灯・発電機間接続用電線が使用される自転車の全体構成を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる前照灯・発電機間接続用電線が使用される自転車の後部に取り付けられるスタンドを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかる自転車のダウンチューブに設けられるU字状部材を説明する拡大図であって、(a)はそのダウンチューブの一部及びU字状部材を示す側面図であり、(b)は(a)のIIIb−IIIb矢視断面図である。 本発明の第1実施形態にかかる自転車における前照灯・発電機間接続用電線の配線を示す図である。 本発明の第1実施形態にかかる前照灯・発電機間接続用電線を用いた回路図である。 図5の回路に用いられる整流部を説明する回路図である。 本発明の第2実施形態にかかる前照灯・発電機間接続用電線を用いた回路図である。 本発明の第3実施形態にかかる前照灯・発電機間接続用電線を用いた回路図である。 本発明の第4実施形態にかかる前照灯・発電機間接続用電線を用いた回路図である。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を説明する。
〔第1実施形態〕
まず、第1実施形態について説明する。
〔構成〕
図1に示すように、自転車1は、車体フレーム10,前輪2及び後輪3を有する。なお、ここでは、自転車の進行方向を前,その逆方向を後と定め、前方向を基準に左右を定める。
この車体フレーム10には、自転車1を制動する前後ブレーキ4a,4b,運転者の駆動力を後輪へ伝達するドライブトレイン5,運転者が着座するサドル部6,前輪2を操舵可能なハンドル部7,荷物を支持可能なカゴ8等の種々の部材が組み付けられている。
〔車体フレームの構成〕
車体フレーム10は、例えばハイテンション鋼,クロームモリブデン鋼,ニッケルモリブデン鋼やステンレス鋼といった鉄合金を材料とする複数のパイプチューブが接続されて構成される。なお、ここでは車体フレーム10の材料として鉄合金のものを説明するが、アルミ合金,チタン,炭素繊維又はこれらの組み合わせを材料とする車体フレーム10を用いても良い。
車体フレーム10は、フォーク11と各パイプチューブが固定して接合されたフレーム部12,13,14,15,16,17,18,19で構成されている。フォーク11は、フレーム部12,13,14,15,16,17,18,19の一部であるヘッドチューブ12に挿通される。
フォーク11は、その下部から順に、前輪2を固定する左右一対のブレード11aと、この一対のブレード11aの上端を接続するクラウン11bと、このクラウン11b及びハンドル部7を接続するコラム(図示略)を有する。
これら左右一対のブレード11aの何れか一方には、前照灯40を取り付けるための前照灯取付ステー11asが設けられる。なお、図1では、左側のブレード11aに前照灯取付ステー11asが設けられている。
ブレード11aは、その下端(エンド)に形成された切り欠き部に前輪2のハブ2aを引っ掛けるようにして固定される。これにより、フォーク11に前輪2が回転自在に固定される。
クラウン11bは、一対のブレード11bの上端を左右方向に接続し、このクラウン11bに、前ブレーキ4aが固定される。
コラム及びヘッドチューブ12は、これらの各上下端に嵌装又は取り付けられたヘッドパーツ9を介して互いに回動自在に構成される。また、コラムはヘッドチューブ12内に挿通され、クラウン11bとハンドル部7とが連動するように接続する。これにより、ハンドル部7とフォーク11とが連動するため、フレーム部12,13,14,15,16,17,18,19に対してハンドル部7及びこれと連動するフォーク11に固定された前輪2が操舵可能に構成される。
車体フレーム10は、具体的には、フォーク11を挿通されるヘッドチューブ(フレーム部)12と、サドル部6が接続されるシートチューブ(フレーム部)16と、これらのチューブ12,16を接続するトップチューブ(フレーム部)13及びダウンチューブ(フレーム部)14と、前端をシートチューブ16に接続され互いにフレーム後端でリヤエンド(フレーム部)19を介して接合されるシートステー(フレーム部)17及びチェーンステー(フレーム部)18とを有する。
ヘッドチューブ12は、その中心軸がハンドル部7の操舵中心軸と一致し、フォーク11のコラムを軸支するパイプチューブである。また、このヘッドチューブ12には、トップチューブ13及びダウンチューブ14の前端が固設される。このヘッドチューブ12には、後述する変換器70が装着される。
シートチューブ16は、その上部がサドル部6と接続され、その下部にトップチューブ13の後端が固設され、その下端にハンガー(フレーム部)15が接続されるパイプチューブである。このシートチューブ16の上部には、上下方向に切れ込みが形成され、その上端には外周からシートチューブ16が縮径するように力が作用するシートクランプが付設される。
トップチューブ13は、その前端がヘッドチューブ12の上部に固設され、その後端がシートチューブ16の下部に固設される。このトップチューブ13は、その後端がその前端よりも低く配設され、いわゆるスローピングタイプのトップチューブである。
ダウンチューブ14は、その前端がトップチューブ13の下方に固設され、その後端がハンガー15に固設され、前後方向の何れにおいてもトップチューブ13よりも下方に設けられるパイプチューブである。
ダウンチューブの14の下面には、ブレーキケーブル4c及び電線ケーブル30をガイドするU字状部材が複数箇所に固設されている。このU字状部材を、図3(a),(b)を用いて説明する。
図3(a)に示すように、ダウンチューブ14の下面にはU字状部材14Uが固設されている。このU字状部材14Uとダウンチューブ14との間には、ブレーキケーブル4c及び電線ケーブル30が通されている。また、このU字状部材14Uは、ダウンチューブ14の下面に間隔をあけて複数箇所に設けられ、これらの複数個のU字状部材14Uとダウンチューブ14との間には、何れもブレーキケーブル4c及び電線ケーブル30が通される。
図3(b)に示すように、U字状部材14Uとダウンチューブ14とで囲まれる領域は、ブレーキケーブル4c及び電線ケーブル30の断面よりも大きく形成されおり、両ケーブル4c,30をともに通すことが可能な大きさを有する。これにより、ブレーキケーブル4c及び電線ケーブル30は、ダウンチューブ14の下面に沿うように保持されガイドされる。
ハンガー15は、図1に示すように、ダウンチューブ14の後端が固設され、シートチューブ16の下端が固設され、一対のチェーンステー18の前端が固設される。このハンガー15は、左右方向に延在し、BB(ボトムブラケット)が組み付けられている。なお、このBBが有するその長手方向に延在する軸は、BBが組み付けられたハンガー15に対して回動自在に構成される。
シートステー17は、その前端がシートチューブ16の上部に固設され、その後端がリヤエンド19と固設される左右一対のパイプチューブである。
これら左右一対のシートステー17の何れか一方には、ダイナモ(発電機)50を取り付けるためのダイナモ取付ステー17sが設けられる。なお、図1では、自転車1の進行方向に向かって左側のシートステー17にダイナモ取付ステー17sが設けられている。なお、このステー17sは後述する後ブレーキ4bが設けられる側に設けられる。
チェーンステー18は、その前端がハンガー15に固設され、その後端がリヤエンド19と固設される左右一対のパイプチューブである。このチェーンステー18の何れか一方(後述する後ブレーキ4bが設けられる側)には、その下面に上述のU字状部材14Uと同様のU字状部材14U’が固設されている。また、チェーンステー18の下面に設けられるU字状部材14U’は、ダウンチューブ14の下面に設けられるU字状部材14Uと同様に、間隔をあけて複数箇所に設けられ、これらの複数個のU字状部材14U’とチェーンステー18との間には、ブレーキケーブル4c及び電線ケーブル30が通される。なお、ここでは、左側のチェーンステー18の下面にU字状部材14U’が固設されている。
すなわち、これらステー17,18の後端はリヤエンド19を介して接合される。
リヤエンド19は、後方へ向かって形成された切り欠き部に後輪3のハブ3aのハブ軸を引っ掛けられて固定される。これにより、フレーム部12,13,14,15,16,17,18,19等からなる車体フレーム10に後輪3を回転自在に固定することができる。このリヤエンド19は、後輪ハブ3aの左右方向外側にそれぞれ設けられ、その左右方向の外側からスタンド20が取り付けられる。
〔駆動系の構成〕
自転車1は、運転者による人力を駆動源としており、運転者の人力を自転車1の走行エネルギーに変換するものである。この人力はドライブトレイン5を介して駆動輪である後輪3に伝達される。以下、ドライブトレイン5について説明する。
ドライブトレイン5は、人力が直接入力される左右一対のペダル5a,これらのペダル5aが組み付けられ人力を回転エネルギーに変換する左右一対のクランク5b,クランク5bの回転エネルギーを後輪3へ伝達するチェーン5c及びBB等を有する。
ペダル5aは、左右それぞれが各クランク5bに対して回転自在に組み付けられ、人力をクランク5bに伝達する部品である。
左右それぞれのクランク5bは、ハンガー15に組み付けられたBBの軸の両端に嵌装又は結合され、車体フレーム10に対して回転自在に組み付けられる。このため、左右の何れかの一方のクランク5bの回転は、BBの軸を介して左右何れか他方のクランク5bの回転と連動する。また、クランク5bの何れか一方には、チェーン5cを掛けるチェーンリングが設けられる。
チェーン5cは、クランク5bのチェーンリングに掛かり、クランク5bの回転を後輪3に伝達する無限軌道である。なお、この無限軌道としては、チェーンリングをベルトドライブに用いるものに替えれば、歯付きベルトを用いることができる。
ドライブトレイン5は上記のように構成されるため、運転者の人力を駆動輪である後輪3に伝達することができる。なお、図1には、ドライブトレイン5として無限軌道を用いて人力を後輪3に伝達するものを示すが、これに替えて、ベベルギヤやプロペラシャフト等を用いて後輪3に人力を伝達するものを用いてもよい。
後輪3は、その中心の後ハブ3a(図2参照)と、その外周のタイヤ3dが装着されるリム3cと、後ハブ3a及びリム3cを接続するスポーク3bとを有する。
後ハブ3aは、ハブシェルとハブ軸とを有し、これらのハブシェル及びハブ軸は互いに回転自在に構成される。また、後ハブ3aは、このハブ軸を介してリヤエンド19に固定される。このため、後輪3は、フレーム部12,13,14,15,16,17,18,19等からなる車体フレーム10に対して回転可能に固定される。
後ハブ3aは、自転車1の進行方向の入力を伝達し進行方向と逆方向の入力を伝達しないラチェット機構を内蔵し、その右側(クランク5bのチェーンリングが設けられる側)にチェーン5cの掛けられるコグが取り付けられる。すなわち、自転車1の進行方向のコグの回転は、ラチェット機構及びこれを有する後輪ハブ3aを介して後輪3と連動する。
また、後輪ハブ3aの左側(コグと反対側)には、後ブレーキ4b(図2参照)が取り付けられる。この後ブレーキ4bとしては、バンドブレーキ,サーボブレーキやローラーブレーキを用いることができる。
スポーク3bは、ハブ3a及びリム3cを互いに引っ張る(テンションをかける)ことで、後輪3を構成し剛性を確保している。リム3c及びタイヤ3dは、後輪3の外周を構成する。
なお、前輪2は、ラチェット機構を有し、コグ及び後ブレーキ4bが取り付けられる構造を有する構成以外は、後輪3の構成と同様である。
図1には、上記の車輪2,3はスポークにテンションをかけて構成されるいわゆるテンションホイールを示すが、これに限らず、スポークに替えて例えば樹脂製の骨格部材を用いたいわゆるコンプレッションホイールを用いてもよい。
〔操舵系の構成〕
自転車1は、運転者によるハンドル部7の操作により操舵可能に構成される。以下、このハンドル部7を説明する。
ハンドル部7は、運転者が操作するハンドルバー7aと、左右それぞれに設けられ前後ブレーキ4a,4bそれぞれを作動させるブレーキレバー7bと、ハンドル7aを支持するステム7cとを有する。
ハンドルバー7aは、運転者による操舵操作が直接入力される部品であって、その両端には前後ブレーキ4a,4bを作動させるため左右にブレーキレバー7bがそれぞれ取り付けられている。このハンドルバー7aの中央には、ステム7cの一端が結合され、運転者によるハンドルバー7aの操作にステム7cは連動する。
各ブレーキレバー7bは、ハンドルバー7aの両端それぞれに取り付けられ、一方のブレーキレバー7bと前ブレーキ4aとはブレーキケーブル(図示略)を介して接続されるとともに、他方のブレーキレバー7bと後ブレーキ4bとはブレーキケーブル4cを介して接続される。これらのブレーキレバー7bを操作するとブレーキケーブルを介して前後ブレーキ4a,4bを操作することができる。図1中には、後ブレーキ4bを操作するブレーキレバー7bと後ブレーキ4bとを接続するブレーキケーブル4cを示す。
この後ブレーキ4bと接続されるブレーキケーブル4cは、その一端を他方のブレーキレバー7bに接続され、ダウンチューブ14の下面及びチェーンステー18の下面を取り回され、その各両端をブレーキレバー7b及び後ブレーキ4bに接続される。すなわち、このブレーキケーブル4cは、ダウンチューブ14及びチェーンステー18の下面に固設された複数のU字状部材14U,14U’にガイドされて取り回される。
ステム7cは、一端がハンドルバー7aの中央に結合し、その他端がフォーク11のコラムに挿入され固定される。この固定は、ステム7cの他端に配設されたくさび型やコーン型といった臼を引き上げ、フォーク11のコラムの内側から外方へ臼を押し付けることで行なわれる。これにより、ハンドルバー7a,ステム7c及びフォーク11が連動する。
〔サドル部の構成〕
自転車1の運転者は、サドル部6に着座する。以下、このサドル部6を説明する。
サドル部6は、運転者が直接着座するサドル6aと、その上端にサドル6aが接続されるシートポスト6bとを有する。
シートポスト6bは、その下部がシートチューブ16の上方から挿入され、テレスコピックに上下調整可能に支持される。また、シートチューブ16の上部には、上下方向に切れ込みが形成され、その上端にはシートクランプが付設される。このシートクランプを操作すると、切れ込みを有するシートチューブ16の上部は微小に縮径する。このため、シートチューブ16内に挿入されたシートポスト6bをシートクランプの操作により固定することができる。
〔カゴの構成〕
自転車1は、荷物を支持可能なカゴ8を有する。このカゴ8は上ステー8a及び下ステー8bを介して車体フレーム10に支持及び結合される。
カゴ8は、上部に開口を有する箱状の部品であり、その後面を上ステー8aに支持され、その下面を下ステー8bに支持される。
上ステー8aは、その一端をフォーク11のコラムに取り付けられたヘッドパーツ9に固定され、その他端をカゴ8の後面と結合される。また、下ステー8bは、その上部はカゴ8の下面に結合され、その下端はフォーク11のブレード11aの下端に固定される。これにより、カゴ8は、運転者によるハンドル部7の操作に連動する。
〔スタンド部の説明〕
自転車1の後部には、立設した状態であるセット状態で後輪3が空転可能に自転車1を支持し、跳ね上げ状態である非セット状態で自転車1の走行を可能にするスタンド(スタンド部)20が取り付けられる。以下、このスタンド20を図1及び図2を用いて説明する。なお、図1には、実線で立設した状態であるセット状態のスタンド20を示し、二点鎖線で跳ね上げ状態である非セット状態のスタンド20を示し、図2には、実線で実線で立設した状態であるセット状態のスタンド20を示す。
スタンド20は、リヤエンド19に取り付けられ、セット状態を保持可能なロック機構28と、その状態を節度感をもって切替可能とするカム機構29と、各種のパイプを結合してなるスタンド本体部20Aとを有する。以下、セット状態におけるスタンド20の各種パイプを説明する。
スタンド本体部20Aを構成する各種パイプには、リヤエンド19から下方に延在する直立部パイプ22、直立部パイプ22の下端と結合され水平に延在する水平部パイプ21、スタンド20を補強する第1梁パイプ24及び第2梁パイプ25が含まれ、これらのパイプ21,22,24,25はそれぞれ左右に設けられる。また、各種パイプには、これらのパイプ21,22,24,25を接続するブリッジパイプ23や安定部パイプ26も含まれる。
直立部パイプ22は、その鉛直方向の長さが後輪3の半径よりも長く形成される。つまり、セット状態のスタンド20においては、スタンド20と同様にリヤエンド19に固定される後輪3は、その最下部が接地することなく空転可能に構成される。
この直立部パイプ22の上側は、リヤエンド19から略鉛直に延在し、下側は、その下端に向かって徐々に前方に変位するように延在する。
水平部パイプ21は、その前端が直立部パイプ22の下端に結合され、水平に延在する。すなわち、セット状態のスタンド20において、水平部パイプ21は地面に前後方向に接する。
第1梁パイプ24は、その上端を直立部パイプ22の下部に結合され、その下端を水平部パイプ21の後端と結合される。第2梁パイプ25は、その上端を直立部の上部に結合され、その下端をブリッジパイプ23に結合される。
ブリッジ部パイプ23は、左右方向に延在し、その各両端を左右それぞれの水平部パイプ21の後端に結合される。
安定部パイプ26は、その前端を水平部パイプ21の後端及びブリッジパイプ23に結合され、水平に門形状に形成される。すなわち、セット状態のスタンド20において、安定部パイプ26は、地面に門形状に接する。なお、ここでは、安定部パイプ26が左側にのみ設けられるものを示すが、右側にも左右対称に安定部パイプを設けてもよい。
ロック機構28は、スタンド20のセット状態を保持するロック状態と、スタンド20のセット状態及び非セット状態を切替ることができる非ロック状態とを切替可能に構成される。なお、図1及び図2には、実線でロック状態のロック機構28を示す。
ロック機構28がロック状態であれば、スタンド20のセット状態は保持され、この際、スタンド20の水平部パイプ21及び安定部パイプ26は、前後方向及び門型状に地面に接する。また、第1梁パイプ24及び第2梁パイプ25はスタンド20を補強するため、セット状態のスタンド20の安定性の向上に寄与する。これらのスタンド20の構成により、安定して自転車1を自立させることができる。
カム機構29は、ロック機構28が非ロック状態において、カムを用いて節度感を持ってスタンド20をセット状態及び非セット状態に切替可能な機構である。
図1には、非セット状態のスタンド20を二点鎖線で示す。スタンド20の非セット状態は、セット状態のスタンド20の上端を中心にスタンド20を、自転車1の左から見れば反時計回りに略90度回転させた状態である。この非セット状態のスタンド20は、その何れの部位も地面に接しておらず、自転車1が走行可能な状態となる。
〔ダイナモ,前照灯及び電線の構成〕
ダイナモ50は、後輪3の回転によるエネルギーの一部を電力に変換して発電する発電機である。このダイナモ50は、ダイナモ50本体に固定された固定子と、この固定子に対して回転可能に構成された回転子とを有する。これらの固定子及び回転子は、永久磁石やコイル等を用いて構成される。したがって、ダイナモ50の固定子に対して回転子を回転させると、電磁誘導を生じ発電する。なお、第1実施形態で用いるダイナモ50は、自転車1後部であるチェーンステー17のダイナモ取付ステー17sに装着され、交流の電流を発電する交流発電機として構成される。
ダイナモ50の回転子には、これと連動する部材(回転子連動部材)が連結されている。この回転子連動部材は、ダイナモ50をダイナモ取付ステー17sに取り付けた状態で、後輪3のタイヤ3dの側面に押付けることができるように構成されている。すなわち、この回転連動部材は、これを回転する後輪3のタイヤ3dに押付ければ、ダイナモ50の回転子を回転させることができる。したがって、ダイナモ50は、後輪3の回転によって発電することができる。
ダイナモ50の回転子連動部材は、タイヤ3dへの押付けとその解除とを切替可能に構成される。これにより、後輪3の回転を回転子に伝達する状態と後輪3の回転を回転子に伝達しない状態とを切替えることができる。なお、ダイナモ50は、後ブレーキ4bの設けられる左側に取り付けられる。
ダイナモ50は、発電した電力を供給すべく、図5に示すように、ダイナモ第1口PD1とダイナモ第2口PD2とを有する。これらのダイナモ第1口PD1及びダイナモ第2口PD2は、発電された交流電流の出力部として構成される。これらのダイナモ第1口PD1及びダイナモ第2口PD2には、電線ケーブル30の一端が接続される。
図4に示すように、この電線ケーブル30の一側部分(電線ケーブル30の一端側端部寄りの部分)30aは、ダイナモ50が取り付けられるダイナモ取付ステー17s及びこれとリヤエンド19間のシートステー17に沿って配線される。また、電線ケーブル30の中間部分30bは、そのチェーンステー18及びダウンチューブ14の下面に設けられたU字状部材14U,14U’にガイドされて配線される。また、電線ケーブル30の他側部分(電線ケーブル30の他端側端部寄りの部分)30cは、ダウンチューブ14の前部下面に設けられたU字状部材14Uから変換器70に配線される。つまり、電線ケーブル30は、車体フレーム10の前後方向に沿って配線される。
前照灯40は、電力を供給されて発光するLEDや電球等の発光体を有し、この発光体にダイナモ50により発電された電力を供給することで自転車1の前方を照射するものである。この前照灯40は、自転車1前部であるフォーク11の前照灯取付ステー11asに装着される。なお、前照灯40の発光体は、直流電流により点灯し発光する。
この前照灯40は、これの有する発光体に電力を供給すべく、図5に示すように、前照灯第1口PL1と前照灯第2口PL2とを有する。これらの前照灯第1口PL1と前照灯第2口PL2は、直流電流の供給口として構成される。これらの前照灯第1口PL1及び前照灯第2口PL2には、前照灯ケーブル36の一端が接続される。
この前照灯ケーブル36は、前照灯40から下ステー8bを経てカゴ8の下面を前後に配線され、カゴ下面の後端から変換器70に配線される。
これらのダイナモ50及び前照灯40は、電線ケーブル30,変換器70及び前照灯ケーブル36等を介して接続される。以下、これらのダイナモ50,前照灯40並びにこれらを接続するのに用いる電線ケーブル30及び変換器70を、図5を用いて説明する。なお、この図5は、ダイナモ50,前照灯40,電線ケーブル30及び変換器70の接続関係を模式的に示す回路図である。
電線ケーブル30は、電流を通ずる導体として用いる金属線であり、第1電線(電線)31と、第2電線(接地電線)35とを有する。すなわち、電線ケーブル30は一対の電線(対電線)31,35を有する。第1電線31は、その一端がダイナモ第1口PD1に接続され、その他端が変換器70に接続される。また、第2電線35は、その一端がダイナモ第2口PD2に接続され、その他端が変換器70に接続される。つまり、電線ケーブル30は、その一端をダイナモ50に接続され、その他端を変換器70に接続される。
変換器70は、交流電流が入力される変換器第1口P及び変換器第2口Pと、ダイナモ50により発電された交流を直流に整流する整流部71と、直流電流を供給する複数の接続口P,P,P,Pとを有する。
変換器第1口Pは、ダイナモ50により発電された交流電流が流れる第1電線31の他端側寄りの部分を保持し、変換器第2口Pには、ダイナモ50により発電された交流電流が流れる第2電線35の他端側寄りの部分を保持する。
整流部71は、交流電流が入力される整流部第1端子tと整流部第2端子tとを有する。整流部第1端子tは変換器第1口Pと接続され、整流部第2端子tは、変換器第2口Pと接続される。また、整流部71は、直流電流が出力される整流部第3端子(2つの出力部の一方)tと整流部第4端子(2つの出力部の他方)tとを有する。
整流部71は、図6に示すように、交流電流の電圧を例えば降下させて調整するトランス71aと、電圧調整された交流電流を整流して直流に整流する整流ブリッジ(共通の整流部)71bと、整流された電流(直流)を平滑化するコンデンサ71cとを有する。
トランス71aは、入力巻線(一次巻線)の交流電流により変化する磁場を発生させ、それを相互インダクタンスで結合された出力巻線(二次巻線)に伝え、再び電流に変換することで電圧を調整するものである。
整流ブリッジ71bは、トランス71aにより調整された電圧の交流を整流ダイオードのブリッジ回路を用いて直流に整流するものである。
コンデンサ71cは、整流ブリッジ71bにより整流された直流の脈動成分を除去し平滑化するものである。
これらのトランス71a,整流ブリッジ71b及びコンデンサ71cにより所定の電圧(例えば5V)に変換され平滑化された直流電流は、整流部第3端子t及び整流部第4端子tに出力される。ここでは、整流部第3端子tに直流電流の正極が接続され、整流部第4端子tに直流電流の負極が接続される。
なお、整流部71として、いわゆるシリーズ方式のものを示すが、例えばシングルフォワード方式やフライバック方式といったスイッチング方式のものを用いてもよい。
図5に示すように、変換器70は、整流部第3端子tに接続される第1分岐部(分岐結線部)31aと、整流部第4端子tに接続される第2分岐部(第2分岐結線部)35aとを有する。これらの分岐部31a,35aには、例えばギボシ分岐端子といった2分岐端子を用いることができる。
第1分岐部31aは、分岐された直流電流の正極に接続される第1正極端子t及び第2正極端子tを有し、第2分岐部35aは、分岐された直流電流の負極に接続される第1負極端子t及び第2負極端子tを有する。
つまり、対電線31,35は、その前照灯側端部寄りの部分に整流部71を備えた電線として構成され、その他端(前照灯側端部)に分岐部31a,35aを有する。詳細には、整流部71の2つの出力部の一方である整流部第3端子tに第1分岐部31aが接続されるとともに、整流部71の2つの出力部の他方である整流部第4端子tに第2分岐部35aが接続される。
第1正極端子tは、変換器第3口Pに接続され、第2正極端子tは、変換器第4口Pに接続される。また、第1負極端子tは、変換器第5口Pに接続され、第2負極端子tは、変換器第6口Pに接続される。
つまり、変換器70は、2つの交流入力口P,Pから入力された交流電流を、電圧調整し整流し安定させる。これにより、変換器70は、直流を複数の接続口P,P,P,Pに出力することができるように構成される。
これらの接続口P,P,P,Pには、前照灯ケーブル36及び充電用ケーブル38が接続される。
この前照灯ケーブル36は、第1前照灯付設電線(前照灯付設電線)36aと第2前照灯付設電線(前照灯付設接地電線)36bを有し、第1前照灯付設電線36aの一端は前照灯第1口PL1に接続され、第2前照灯付設電線36bは前照灯第2口PL2に接続される。
変換器第3口Pは、前照灯第1口PL1に第1前照灯付設電線36aを介して接続される。すなわち、前照灯付設電線36aは、その一端が前照灯第1口PL1に接続され、その他端が変換器第3口Pに接続される。
変換器第5口Pは、前照灯第2口PL2に第2前照灯付設電線36bを介して接続される。すなわち、前照灯付設電線36bは、その一端が前照灯第1口PL1に接続され、その他端が変換器第5口Pに接続される。
つまり、第1前照灯付設電線36aが変換器第3口Pを介して第1正極端子tに接続され、第2前照灯付設電線36bが変換器第5口Pを介して第1負極端子tに接続されることにより、前照灯40は、電線31,35を介してダイナモ50に接続される。
変換器第4口P及び変換器第6口Pは、充電用機器に電力を供給すべく、充電用機器60とダイナモ50との接続に介される接続口である。
充電用機器60とは、例えば携帯電話やモバイルPCといった内部に充電池を有する機器である。この充電用機器60は、その内部の充電池を充電すべく充電ケーブル38を介して外部からの電力を充電池に出力することで充電を行なう。この充電ケーブル38は、第1充電用付設電線(充電用付設電線)38aと第2充電用付設電線(充電用付設接地電線)38bとを有する。
第1充電用付設電線38aは、その一端が充電用機器60の有する充電池の正極に接続され、第2充電用付設電線38bは、その一端が充電用機器60の有する充電池の負極に接続される。また、第1充電用付設電線38aは、その他端が変換器第4口Pに接続され、第2充電用付設電線38bは、その他端が変換器第6口Pに接続される。
つまり、第1充電用付設電線38aが変換器第4口Pを介して第2正極端子tに接続され、第2充電用付設電線38bが変換器第6口Pを介して第2負極端子tに接続されることにより、充電用機器60は、電線31,35を介してダイナモ50と接続される。
変換器70の接続口P,Pと充電用付設電線38a,38bとは、充電用付設電線38a,38bの他端にそれぞれプラグが設けられ、それらのプラグを差し込むジャックが接続口P,Pのそれぞれに設けられる。これにより、電線38a,38b及び接続口P,Pは互いに脱着可能に構成される。
図1に示すように、変換器70は、ヘッドチューブ12の前面に沿って装着され、装着された状態で、その下面に変換器第1口P,変換器第2口P,変換器第3口P及び変換器第5口Pを有し、その上面に変換器第4口P及び変換器第6口Pを有する。この変換器70は、例えば面ファスナーを用いて脱着可能にヘッドチューブ12に装着される。
〔作用・効果〕
本発明の第1実施形態にかかる自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線は上述のように構成されるため、後輪3はスタンド20のセット状態で空転可能に構成される、即ち自転車1の停車時に後輪3を空転可能に構成されるため、後輪3の回転エネルギーを用いて発電するダイナモ50により、自転車1を走行させることなく発電することができる。この際、従来における自転車走行の運動エネルギーの一部を電力に変換するのに対して、自転車1を走行させる運動エネルギーを必要としないため、ダイナモ50による発電効率を向上させることができる。勿論、自転車1の走行時にも、ダイナモ50により、その運動エネルギーの一部を電力に変換して発電することもできる。
第1電線31の前照灯側端部には、第1前照灯付設電線36aと第1充電用付設電線38aとの接続を可能にする第1分岐部31aが設けられるため、発電機により発電された電力を前照灯40以外の充電用機器60にも供給することができる。この際、ダイナモ50と第1分岐部31aとの間を接続する第1電線31は、第1前照灯付設電線36a及び第1充電用付設電線38aのそれぞれと分岐結線部を介して接続可能とされるため、第1電線31の共用化を図ることができる。これにより、配線を簡素なものとし、断線や破損等のトラブルを抑制することができる。
また、第1充電用付設電線38aが第1分岐部31aに接続されることにより、充電用機器60が第1電線31を介してダイナモ50に接続されるため、ダイナモ50により充電用機器60を充電することができる。この充電は、自転車1の走行時であっても停車時であっても実施することができる。
また、第1電線31とは別に、前照灯40とダイナモ50との間を接続する第2電線35をそなえ、第2前照灯付設電線36bが、第2分岐部35aに接続されることにより、前照灯40が第2電線35を介してダイナモ50に接続されるため、前照灯40は、安定して接地する(アースをとる)ことができる。例えば車体フレーム10がアルミやカーボン等の鉄材よりも導電性の低い材料から構成され、車体フレーム10に接地することができない場合であっても接地することができる。
また、第2充電用付設電線38bが第2分岐部35aに接続されることにより、充電用機器60が第2電線35を介してダイナモ50に接続され、充電用機器60は、安定して接地するこができ、車体フレーム10に接地することができない場合であっても接地することができる。また、第2電線35の共用化を図ることができる。
また、スタンド20が、自転車1の後部に取り付けられて、立設した状態で後輪3が空転可能に自転車1を支持するセット状態と、跳ね上げた状態で自転車1の走行を可能にする非セット状態とをとりうるスタンド20として構成され、自転車1に取り付けられたスタンド20がセット状態では後輪3が空転可能なため、自転車1自体に取り付けられたスタンド20を利用して、自転車1を走行させることなく(停車時に)ダイナモ50による発電を実施することができ、自転車1に取り付けられたスタンド20が非セット状態では自転車1の走行が可能なため、従前通り自転車走行の運動エネルギーの一部をダイナモ50により電力に変換して発電を実施することができる。
また、変換器70は、その下面に変換器第1口P,変換器第2口P,変換器第3口P及び変換器第5口Pを有する。すなわち、ダイナモ50及び変換器70を接続する接続口P,Pと、変換器70及び前照灯40を接続する接続口P,Pとは、変換器70の下面に設けられる。これらのダイナモ50及び前照灯40は車体フレーム10に装着されて使用するものであるので、自転車1から取り外す機会が少ない。取り外す機会の少ないダイナモ50及び前照灯40と変換器70との接続口P,P,P,Pは、変換器70の下面に設けられため、雨等の上部からの異物の侵入を低減することができる。これにより、ダイナモ50及び前照灯40と変換器70とを、長期に亘ってトラブルを抑制して接続することができる。
また、変換器70は、その上面に変換器第4口P及び変換器第6口Pを有する。すなわち、充電用機器60を接続する接続口P,Pは、変換器70の上面に設けられる。充電用機器60は、充電が必要なときにだけ変換器70に接続すれば充電することができ、充電用機器60を変換器70から外して使用すれば、充電用機器60を(その他の機器と接続することなく)携帯して使用することができる。このように、携帯使用されうる充電用機器と変換器70とを接続するは接続口P,Pは、変換器70の上面に設けられるため、充電用機器と変換器70との接続及びその解除を容易にすることができる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を、図1を流用し、図7を用いて説明する。この図7は、本発明の自転車に使用する前照灯・発電機間接続用電線を用いた回路図である。なお、第1実施形態と同様の構成のものには同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第2実施形態では、車体フレームは、鉄合金等の導電性材料のパイプチューブが接続されて構成される。これにより、車体フレーム10に接地する(アースをとる)ことができる。この点で第1実施形態の構成と異なる。
また、第2実施形態では、変換器170及びこれに接続される各種の電線の構成が、第1実施形態の構成と異なる。
以下、図7を用いて、変換器170及びこれに接続される各種の電線を説明する。
図7に示すように、変換器170は、ダイナモ50と前照灯40とを接続する。変換器170とダイナモ50との間は、電線131を有する電線ケーブル130により接続され、変換器170と前照灯40との間は、前照灯付設電線136aを有する前照灯ケーブル136により接続される。
ダイナモ50は、そのダイナモ第1口PD1に電線131がその一端を接続され、そのダイナモ第2口PD1は直接又は適宜の電線を介して接地する。
前照灯40は、その前照灯第1口PL1に前照灯付設電線136aがその一端を接続され、その前照灯第2口PL2は直接又は適宜の電線を介して接地する。
これらのダイナモ第2口PD1及び前照灯第2口PL2の接地は、導電性材料からなる車体フレーム10の何れかの箇所(例えば取付ステー11as,17s)に接することで行なわれる。
変換器170は、交流電流が入力される変換器第1口P’と、ダイナモ50により発電された交流を直流に整流する整流部171と、直流電流を出力する複数の接続口P’,P’,P’とを有する。
変換器第1口P’は、ダイナモ50により発電された交流電流が流れる電線131の他端側寄りの部分を保持する。
整流部171は、交流電流が入力される整流部第1端子t’と、接地する(アースをとる)整流部第2端子t’とを有する。整流部第1端子t’は変換器第1口P’と接続され、整流部第2端子t’は接地される。また、整流部171は、直流電流が出力される整流部第3端子t’と整流部第4端子t’とを有する。整流部171の構成は、第1実施形態の整流部71の構成と同様である。
変換器170は、整流部第3端子t’に接続される分岐結線部131aを有する。この分岐部131aには、例えばギボシ分岐端子といった2分岐端子を用いることができる。
分岐結線部131aは、分岐された直流電流の正極に接続される第一正極端子t’及び第二正極端子t’を有する。
つまり、電線131は、その前照灯側端部寄りの部分に整流部171を備えた電線として構成され、整流部171の整流部第3端子t’に分岐部131aが接続され、その前照灯側端部に分岐部131aが設けられる。
第一正極端子t’は、変換器第3口P’に接続され、第二正極端子t’は、変換器第4口P’に接続される。
また、整流部171の整流部第4端子t’は、変換器6口P’に接続される。
つまり、変換器170では、交流入力口P’から入力された交流電流を電圧調整して安定した直流電流は、その正極が接続口P’,P’に出力され、この直流電流の負極が接続口P’に出力される。
これらの接続口P’,P’,P’には、前照灯ケーブル136及び充電用ケーブル38が接続される。
変換器第3口P’は、前照灯第1口PL1に前照灯付設電線136aを介して接続される。すなわち、前照灯付設電線136aは、その一端が前照灯第1口PL1に接続され、その他端が変換器第3口P’に接続される。
つまり、前照灯付設電線136aが変換器第3口P’を介して第一正極端子t’に接続されることにより、前照灯40は、電線131を介してダイナモ50に接続される。
変換器第4口P’及び変換器第6口P’は、充電用機器60に電力を供給すべく、充電用機器60とダイナモ50との接続に介される接続口である。
充電用機器60の充電に介されうる充電ケーブル38は、第1充電用付設電線(充電用付設電線)38aと第2充電用付設電線(充電用付設接地電線)38bとを有する。
第1充電用付設電線38aは、その一端が充電用機器60の有する充電池の正極に接続され、第2充電用付設電線38bは、その一端が充電用機器60の有する充電池の負極に接続される。また、第1充電用付設電線38aは、その他端が変換器第4口P’に接続され、第2充電用付設電線38bは、その他端が変換器第6口P’に接続される。
つまり、第1充電用付設電線38aが変換器第4口P’を介して第二正極端子t’に接続されることにより、充電用機器60は、電線131を介してダイナモ50と接続される。
変換器170の接続口P’,P’と充電用付設電線38a,38bとは、充電用付設電線38a,38bの他端にそれぞれプラグが設けられ、それらのプラグを差し込むジャックが接続口P’,P’のそれぞれに設けられる。これにより、電線38a,38b及び接続口P’,P’は互いに脱着可能に構成される。
なお、この電線131を有する電線ケーブル130についても、前述の第1実施形態における電線31を有する電線ケーブル30と同様に車体フレーム10の前後方向に沿って配線される。
本発明の第2実施形態にかかる自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線は上述のように構成されるため、整流器171に交流電流が入力される接続口P’を一つにすることができ、また前照灯40の前照灯第2口PL2と接続する接続口を要しない。このため、電線ケーブル130及び前照灯ケーブル136の構成を簡素なものとし、電線ケーブル130及び前照灯ケーブル136の断線や破損等のトラブルを抑制することができる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態を、図1を流用し、図8を用いて説明する。この図8は、本発明の自転車に使用する前照灯・発電機間接続用電線を用いた回路図である。なお、第1又は第2実施形態と同様の構成のものには同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第3実施形態では、変換器270及び各種の電線の構成と、前照灯240の構成とが第1及び第2実施形態と異なる。
また、第3実施形態では、車体フレーム10は、鉄合金等の導電性材料のパイプチューブが接続されて構成される。これにより、車体フレームに接地する(アースをとる)ことができる。
以下、図8を用いて、変換器270及びこれに接続される各種の電線を説明する。
図8に示すように、変換器270は、ダイナモ50と前照灯240とを接続する。変換器270とダイナモ50との間は、電線231を有する電線ケーブル230により接続され、変換器270と前照灯240との間は、前照灯付設電線236aを有する前照灯ケーブル236により接続される。
なお、電線231を有する電線ケーブル230は、前述の第1実施形態における電線31を有する電線ケーブル30と同様に車体フレーム10の前後方向に沿って配線される。
ダイナモ50は、そのダイナモ第1口PD1に電線231がその一端を接続され、そのダイナモ第2口PD1は直接又は適宜の電線を介して接地する。
前照灯240は、その前照灯第1口PL1’’に前照灯付設電線236aがその一端を接続され、その前照灯第2口PL2’’は直接又は適宜の電線を介して接地する。
また、前照灯240は、その内部に整流部を有している。この整流部は、前照灯第1口PL1’’及び前照灯第2口PL2’’と接続されており、前照灯第1口PL1’’から交流電流が入力されると、その出力部に直流電流を出力するように構成される。そして、この整流部の出力部と前照灯240の有する発光体とは接続されている。したがって、前照灯40は、前照灯第1口PL1’’から交流電流が入力されると発光体を発光させることができる。
これらのダイナモ第2口PD1及び前照灯第2口PL2の接地は、導電性材料からなる車体フレーム10の何れかの箇所(例えば取付ステー11as,17s)に接することで行なわれる。
変換器270は、交流電流が入力される変換器第1口P’’と、交流電流を分岐する分岐部231aと、ダイナモ50により発電された交流を直流に整流する整流部271と、直流電流を出力する複数の接続口とを有する。これらの複数の接続口は、変換器第3口P’’,変換器第4口P’’及び変換器第6口P’’から構成される。
変換器第1口P’’は、ダイナモ50により発電された交流電流が流れる電線231の他端側寄りの部分を保持する。
分岐部231aは、電線231の他端に接続され、電線231を介してダイナモ50により発電された交流電流を入力される。この分岐部231aは、入力された交流電流を、第1端子t’’及び第2端子t’’に出力する。この第1端子t’’は、変換器第3口P’’に接続される。この分岐部231aには、例えばギボシ分岐端子といった2分岐端子を用いることができる。
すなわち、電線231は、その他端に分岐部231aを有する。
整流部271は、第2端子t’’と接続される整流部第1端子t’’と、接地する(アースをとる)整流部第2端子t’’と、直流電流が出力される整流部第3端子t’’と整流部第4端子t’’とを有する。整流部271の構成は、第1実施形態の整流部71の構成と同様である。
整流部第3端子t’’は、変換器第4口P’’に接続され、整流部第4端子t’’は、変換器第6口P’’に接続される。
つまり、前照灯付設電線236aが変換器第3口P’’を介して第一端子t’’に接続されることにより、前照灯240は、電線231を介してダイナモ50に接続される。
変換器第4口P’’及び変換器第6口P’’は、充電用機器60に電力を供給すべく、充電用機器60とダイナモ50との接続に介される接続口である。
つまり、第1充電用付設電線38aが変換器第4口P’’を介して整流部第5端子t’’に接続され、第2充電用付設電線38bが変換器第6口P’’を介して整流部第6端子t’’と接続されることにより、充電用機器60は、電線231を介してダイナモ50と接続される。
変換器270の接続口P’’,P’’と充電用付設電線38a,38bとは、充電用付設電線38a,38bの他端にそれぞれプラグが設けられ、それらのプラグを差し込むジャックが接続口P’’,P’’のそれぞれに設けられる。これにより、電線38a,38b及び接続口P’’,P’’は互いに脱着可能に構成される。
本発明の第3実施形態にかかる自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線は上述のように構成されるため、前照灯240に整流せずに交流電流を入力するため、前照灯の発光体への直流電力の入力に介装される整流部は一箇所(一段)となり、電流の伝達効率を向上させることができる。
また、整流器271に交流電流が入力される接続口P’’を一つにすることができ、また前照灯240の前照灯第2口PL2と接続する接続口を要しない。このため、電線ケーブル230及び前照灯ケーブル236の構成を簡素なものとし、電線ケーブル230及び前照灯ケーブル236の断線や破損等のトラブルを抑制することができる。
〔第4実施形態〕
以下、本発明の第4実施形態を、図1を流用し、図9を用いて説明する。この図9は、本発明の自転車に使用する前照灯・発電機間接続用電線を用いた回路図である。なお、第1,第2実施形態又は第3実施形態と同様の構成のものには同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
第4実施形態では、変換器370及び各種の電線の構成が第1,第2及び第3実施形態と異なる。
以下、図9を用いて、変換器370及びこれに接続される各種の電線を説明する。
図9に示すように、変換器370は、ダイナモ50と前照灯240とを接続する。変換器370とダイナモ50との間は、第1電線(電線)331及び第2電線(接地電線)335を有する電線ケーブル330により接続され、変換器370と前照灯340との間は、第1前照灯付設電線(前照灯付設電線)336a及び第2前照灯付設電線336b(前照灯付設接地電線)を有する前照灯ケーブル336により接続される。
ダイナモ50は、そのダイナモ第1口PD1に第1電線331の一端を接続され、そのダイナモ第2口PD1に第2電線335の一端が接続される。
前照灯340は、その前照灯第1口PL1’’’に第1前照灯付設電線336aがその一端が接続され、その前照灯第2口PL2’’’に第2前照灯付設電線336bがその一端が接続される。
また、前照灯340は、その内部に整流部を有している。この整流部は、前照灯第1口PL1’’’及び前照灯第2口PL2’’’と接続されており、前照灯第1口PL1’’’及び前照灯第2口PL2’’’から交流電流が入力されると、その出力部に直流電流を出力するように構成される。そして、この整流部の出力部と前照灯240の有する発光体とは接続されている。したがって、前照灯340は、前照灯第1口PL1’’’及び前照灯第2口PL2’’’から交流電流が入力されると発光体を発光させることができる。
変換器370は、交流電流が入力される変換器第1口P’’’及び変換器第2口P’’’と、交流電流を分岐する第1分岐部(分岐結線部)331a及び第2分岐部(第2分岐結線部)335aと、ダイナモ50により発電された交流を直流に整流する整流部371と、直流電流を出力する複数の接続口とを有する。これらの複数の接続口は、変換器第3口P’’’,変換器第4口P’’’,変換器第5口P’’’及び変換器第6口P’’’から構成される。
変換器第1口P’’’は、ダイナモ50により発電された交流電流が流れる第1電線331の他端側寄りの部分を保持する。また、変換器第2口P’’’は、ダイナモ50により発電された交流電流が流れる第2電線335の他端側寄りの部分を保持する。
第1分岐部331aは、第1電線331の他端に接続され、第1電線331を介してダイナモ50により発電された交流電流を入力される。この第1分岐部331aは、入力された交流電流を、第1端子t’’’及び第2端子t’’’に出力する。この第1端子t’’’は、変換器第3口P’’’に接続される。この第1分岐部331には、例えばギボシ分岐端子といった2分岐端子を用いることができる。
すなわち、第1電線331は、その他端に分岐部331aを有する。
第2分岐部335aは、第2電線335の他端に接続され、第2電線335を介してダイナモ50により発電された交流電流を入力される。この第2分岐部335aは、入力された交流電流を、第3端子t’’’及び第4端子t’’’に出力する。この第3端子t’’’は、変換器第4口P’’’に接続される。この第2分岐部335aには、例えばギボシ分岐端子といった2分岐端子を用いることができる。
すなわち、第2電線335は、その他端に分岐部235aを有する。
整流部371は、交流電流が入力される整流部第1端子t’’’及び整流部第2端子t’’’を有する。整流部第1端子t’’’は変換器第1口P’’’と接続され、整流部第2端子t’’’は第2分岐部335aの第4端子t’’’と接続される。また、整流部371は、直流電流が出力される整流部第3端子t’’’と整流部第4端子t’’’とを有する。整流部371の構成は、第1実施形態の整流部71の構成と同様である。
整流部第3端子t’’’は変換器第5口P’’’に接続され、整流部第4端子t’’’は変換器第6口P’’’に接続される。
つまり、変換器370では、交流入力口P’’’,P’’’から入力された交流電流を電圧調整して安定した直流電流は、その正極が接続口P’’’,P’’’に出力され、この直流電流の負極は接続口P’’’,P’’’に出力される。
変換器第3口P’’’は、前照灯第1口PL1’’’に第1前照灯付設電線336aを介して接続され、変換器第4口P’’’は、前照灯第2口PL2’’’に第2前照灯付設電線336bを介して接続される。
つまり、第1前照灯付設電線336aが変換器第3口P’’’を介して第1端子t’’’に接続されるとともに、第2前照灯付設電線336bが変換器第4口P’’’を介して第3端子に接続されることにより、前照灯340は、第1電線331及び第2電線335を介してダイナモ50に接続される。
変換器第5口P’’’及び変換器第6口P’’’は、充電用機器60に電力を供給すべく、充電用機器60とダイナモ50との接続に介される接続口である。
第1充電用付設電線38aは、その他端が変換器第5口P’’’に接続され、第2充電用付設電線38bは、その他端が変換器第6口P’’’に接続される。
つまり、第1充電用付設電線38a及び第2充電用付設電線38bは、整流部371を介して第1分岐部331a及び第2分岐部335aと接続される。したがって、給電用機器60は、第1電線331及び第2電線を介してダイナモ50と接続される。
変換器370の接続口P’’’,P’’’と充電用付設電線38a,38bとは、充電用付設電線38a,38bの他端にそれぞれプラグが設けられ、それらのプラグを差し込むジャックが接続口P’’’,P’’’のそれぞれに設けられる。これにより、電線38a,38b及び接続口P’’’,P’’’は互いに脱着可能に構成される。
なお、これらの第1電線331及び第2電線335を有する電線ケーブル330についても、前述の第1実施形態における整流器付電線31,35を有する電線ケーブル30と同様に車体フレーム10の前後方向に沿って配線される。
本発明の第4実施形態にかかる自転車及びこれに使用する前照灯・発電機間接続用電線は上述のように構成されるため、例えば車体フレームがアルミやカーボン等の鉄材よりも導電性の低い材料から構成され、車体フレームに接地することができない場合であっても接地することができる。
また、前照灯340に整流せずに交流電流を入力するため、前照灯の発光体への直流電力の入力に介装される整流部は一箇所(一段)となり、電流の伝達効率を向上させることができる。
〔その他〕
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
上述の実施形態では、分岐部が変換器に内蔵されるものが示されているが、分岐部は変換器の外付部品として構成することももちろん可能である。
また、充電用付設電線に接続される接続口は、変換器の上面に設けられるものを示したが、これらの接続口が変換器の下面に設けられてもよい。これによれば、接続口は、充電用ケーブルと接続されていない場合であっても、雨等の上部からの異物が接続口に侵入することを抑制することができる。
また、充電用機器と変換器とを充電用付設電線を介して接続するものを説明したが、充電用付設電線の一端にUSB端子といった汎用規格の端子を設け、この汎用端子に電力供給可能に構成してもよい。これによれば、汎用端子を介した多種多様な充電用機器を接続し充電することができる。
また、前照灯とダイナモとの接続を断接する断接手段を備えてもよい。この断接手段としては、例えば、前照灯付設ケーブルに介装された断接スイッチや、端子又は接続口と前照灯付設電線とがプラグ及びジャック等を用いて脱着可能に構成されるものを用いることができる。これによれば、前照灯への給電およびその停止を切替えることができる。これにより、充電用機器のみへの給電が可能となり、ダイナモにより発電された電力の分配効率を向上させることができる。なお、この断接手段は、例えば、前照灯に付設してもよいし、変換器に付設してもよいし、前照灯付設ケーブルに介装されてもよい。
また、前照灯は、発光体と、照度センサと、この照度センサにより検出された照度に基づいて発光体への給電を断接する断接部を備えるもの(いわゆるオートライト)として構成されてもよい。例えば、この前照灯は、照度センサにより検出される照度が高い(明るい)場合は、断接部により発光体への給電を遮断し、照度センサにより検出される照度が低い(暗い)場合は、断接部により発光体への給電を行なう。これによれば、周囲の明るさに基づいて、前照灯への給電およびその停止を適切に切替えることができる。したがって、ダイナモにより発電された電力の分配効率を向上させることができる。
また、リヤエンドにスタンドが取り付けられるものを説明したが、これに限らず、シートステー及びチェーンステーに取り付けられる両立スタンドや、左右一対のチェーンステーの前部に跨って取り付けられるセンタースタンドといったスタンドを用いることができる。
また、ダイナモ取付ステーに替えて、例えば金属等の板間にシートステーを挟持する後付の取付ステーをシートステーに取り付ける構成としてもよい。
また、変換器に、前照灯用の他には1つの充電用機器を接続するものを示したが、少なくとも1つ以上の充電用機器を接続可能に構成されればよく、変換器の分岐部を多分岐のもにし、この分岐数に応じた数の変換器の接続口を変換器に設ける構成としてもよい。
また、車体フレーム10は、いわゆるスタッカード形のものを示すが、これに限らず、例えばホリゾンタルフレームやスローピングフレームといったダイヤモンド形やミキスト形等の種々のタイプのフレーム形状のものを用いることができる。
本発明の前照灯・発電機間接続用電線は、停車時にセット状態で後輪が空転可能に構成される種々のタイプの自転車に適用することができる。
1 自転車
2a 前ハブ
3 後輪
3a 後ハブ
3b スポーク
3c リム
3d タイヤ
4a 前ブレーキ
4b 後ブレーキ
4c ブレーキケーブル
5 ドライブトレイン
5a ペダル
5b クランク
5c チェーン(伝達部材)
6 サドル部
6a サドル
6b シートポスト
7 ハンドル部
7a ハンドルバー
7b ブレーキレバー
7c ステム
8 カゴ
8a 上ステー
8b 下ステー
9 ヘッドパーツ
10 車体フレーム
11 フォーク
11a ブレード
11as 前照灯取付ステー
11b クラウン
12,13,14,15,16,17,18,19 フレーム部
12 ヘッドチューブ
13 トップチューブ
14 ダウンチューブ
14U,14U’ U字状部材
15 ハンガー
16 シートチューブ
17 シートステー
17s ダイナモ取付ステー
18 チェーンステー
19 リヤエンド
20 スタンド(スタンド部)
20A スタンド本体部
21 水平部パイプ
22 直立部パイプ
23 ブリッジパイプ
24 第1梁パイプ
25 第2梁パイプ
26 安定部パイプ
28 ロック機構
29 カム機構
30 電線ケーブル
30a (電線ケーブルの)一側部分
30b (電線ケーブルの)中間部分
30c (電線ケーブルの)他側部分
31 第1電線(電線)
31a 第1分岐部(分岐結線部)
第1正極端子
第2正極端子
35 第2電線(接地電線)
35a 第2分岐部(第2分岐結線部)
第1負極端子
第2負極端子
31,35 対電線
36 前照灯ケーブル
36a 第1前照灯付設電線(前照灯付設電線)
36b 第2前照灯付設電線(前照灯付設接地電線)
38 充電用ケーブル
38a 第1充電用付設電線(充電用付設電線)
38b 第2充電用付設電線(充電用付設接地電線)
40 前照灯
L1 前照灯第1口
L2 前照灯第2口
50 ダイナモ(発電機)
D1 ダイナモ第1口
D2 ダイナモ第2口
60 充電用機器
70 変換器
変換器第1口
変換器第2口
変換器第3口
変換器第4口
変換器第5口
変換器第6口
71 整流部(共通の整流部)
71b 整流ブリッジ
整流部第1端子
整流部第2端子
整流部第3端子(2つの出力部の一方)
整流部第4端子(2つの出力部の他方)
171 整流部
’ 整流部第1端子
’ 整流部第2端子
’ 整流部第3端子(出力部)
’ 整流部第4端子
331 第1電線(電線)
331a 第1分岐部(分岐結線部)
335 第2電線(接地電線)
335a 第2分岐部(第2分岐結線部)
336a 第1前照灯付設電線(前照灯付設電線)
336b 第2前照灯付設電線(前照灯付設接地電線)

Claims (9)

  1. 車体フレームの前後に装着された前輪及び後輪をそなえ、該前輪はハンドル部の操作により操舵可能に構成されるとともに、該後輪は伝達部材を介して人力を受ける駆動輪として構成され且つスタンド部のセット状態で空転可能に構成された自転車において、
    前方を照射すべく該自転車の前部に装着される前照灯と、
    該後輪の回転により発電すべく該自転車の後部に装着される発電機と、
    該車体フレームの前後に沿って配線され、該前照灯と該発電機との間を接続する電線とをそなえ、
    該電線の前照灯側端部に、前照灯付設電線と少なくとも1本の他の付設電線との接続を可能にする分岐結線部が設けられ、
    該前照灯付設電線が該分岐結線部に接続されることにより、該前照灯が該電線を介して該発電機に接続された
    ことを特徴とする、自転車。
  2. 該電線が、その前照灯側端部寄りの部分に整流部を備えた電線として構成され、
    該整流部の出力部に該分岐結線部が接続された
    ことを特徴とする、請求項1記載の自転車。
  3. 該他の付設電線のうちの少なくとも1本が充電用機器の充電用付設電線として構成され、
    該充電用付設電線が該分岐結線部に接続されることにより、該充電用機器が該電線を介して該発電機に接続される
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の自転車。
  4. 該電線とは別に、該車体フレームの前後に沿って配線され、該前照灯と該発電機との間を接続する接地電線をそなえ、
    該接地電線の前照灯側端部に、前照灯付設接地電線と少なくとも1本の他の付設接地電線との接続を可能にする第2分岐結線部が設けられ、
    該前照灯付設接地電線が該第2分岐結線部に接続されることにより、該前照灯が該接地電線を介して該発電機に接続された
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の自転車。
  5. 該電線及び該接地電線が、
    該電線の前照灯側端部寄りの部分と、該接地電線の前照灯側端部寄りの部分とに、
    これらの該両電線に共通の整流部を備えた対電線として構成され、
    該共通の整流部の2つの出力部の一方に該分岐結線部が接続されるとともに、該共通の整流部の2つの出力部の他方に該第2分岐結線部が接続された
    ことを特徴とする、請求項4記載の自転車。
  6. 該他の付設接地電線のうちの少なくとも1本が充電用機器の充電用付設接地電線として構成され、
    該充電用付設接地電線が該第2分岐結線部に接続されることにより、該充電用機器が該接地電線を介して該発電機に接続された
    ことを特徴とする、請求項4又は5記載の自転車。
  7. 該スタンド部が、該自転車の後部に取り付けられて、立設した状態で該後輪が空転可能に該自転車を支持するセット状態と、跳ね上げ状態で該自転車の走行を可能にする非セット状態とをとりうるスタンド部として構成された
    ことを特徴とする、請求項1〜6の何れか1項に記載の自転車。
  8. 車体フレームの前後に装着された前輪及び後輪をそなえ、該前輪はハンドル部の操作により操舵可能に構成されるとともに、該後輪は伝達部材を介して人力を受ける駆動輪として構成され且つスタンド部のセット状態で空転可能に構成された自転車であって、更に前方を照射すべく該自転車の前部に装着される前照灯と、該後輪の回転により発電すべく該自転車の後部に装着される発電機とをそなえた自転車に使用すべく、該車体フレームの前後に沿って配線され、該前照灯と該発電機との間を接続する電線であって、
    該電線の前照灯側端部に、前照灯付設電線と少なくとも1本の他の付設電線との接続を可能にする分岐結線部が設けられたことを特徴とする、自転車に使用する前照灯・発電機間接続用電線。
  9. 該電線が、その前照灯側端部寄りの部分に整流部を備えた電線として構成され、
    該整流部の出力部に該分岐結線部が接続された
    ことを特徴とする、請求項8記載の自転車に使用する前照灯・発電機間接続用電線。
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