JP2013012838A - 信号変換回路,増幅回路,送信装置および通信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 入力信号の振幅の変化に対応することが可能なフィードバック回路を有する信号変換回路ならびにそれを用いた増幅回路ならびにそれを用いた送信装置および通信装置を提供する。
【解決手段】 第1の可変利得増幅器7を少なくとも有しており、入力された第1信号S1の振幅および位相を変化させた第2信号S2を出力する第1回路15と、第1信号S1および第2信号S2が入力されて、第3信号S3と、第3信号S3の振幅の変化に応じて値が変化する第4信号S4とを出力する第2回路16と、第4信号S4が入力されて、第4信号S4の時間に対する変化率よりも時間に対する変化率が大きい信号であるとともに、第1の可変利得増幅器7の利得を制御するための信号である第5信号S5を出力する第3回路20とを少なくとも有する信号変換回路30とする。入力信号の振幅の変化に対応することが可能な信号変換回路が得られる。
【選択図】 図1
【解決手段】 第1の可変利得増幅器7を少なくとも有しており、入力された第1信号S1の振幅および位相を変化させた第2信号S2を出力する第1回路15と、第1信号S1および第2信号S2が入力されて、第3信号S3と、第3信号S3の振幅の変化に応じて値が変化する第4信号S4とを出力する第2回路16と、第4信号S4が入力されて、第4信号S4の時間に対する変化率よりも時間に対する変化率が大きい信号であるとともに、第1の可変利得増幅器7の利得を制御するための信号である第5信号S5を出力する第3回路20とを少なくとも有する信号変換回路30とする。入力信号の振幅の変化に対応することが可能な信号変換回路が得られる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、入力信号の振幅の変化に対応することが可能なフィードバック回路を有する信号変換回路ならびにそれを用いた増幅回路ならびにそれを用いた送信装置および通信装置に関するものである。
従来、利得を自動的に制御する増幅回路等において、増幅回路からの出力信号を利用して利得を制御するフィードバック回路が用いられている(例えば、特許文献1を参照。)。
しかしながら、上述した従来のフィードバック回路は、安定化するために低域通過フィルタ等の積分回路を有する必要があるが、積分回路を有することによって、入力信号の振幅が非常に小さくなったときに対応できなくなることが本発明者の検討で明らかになった。
本発明はこのような従来の技術における問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、入力信号の振幅の変化に対応することが可能なフィードバック回路を有する信号変換回路ならびにそれを用いた増幅回路ならびにそれを用いた送信装置および通信装置を提供することにある。
本発明の第1の信号変換回路は、第1の可変利得増幅器を少なくとも有しており、入力された第1信号の振幅および位相を変化させた第2信号を出力する第1回路と、前記第1信号および前記第2信号が入力されて、第3信号と、該第3信号の振幅の変化に応じて値が変化する第4信号とを出力する第2回路と、前記第4信号が入力されて、前記第4信号の時間に対する変化率よりも時間に対する変化率が大きい信号であるとともに、前記第1の可変利得増幅器の利得を制御するための信号である第5信号を出力する第3回路とを少なくとも有することを特徴とするものである。
本発明の第2の信号変換回路は、前記第1の信号変換回路において、前記第3回路は、入力端子および制御端子の両方に前記第4信号が入力されて、出力端子から前記第5信号を出力する第2の可変利得増幅器を少なくとも有することを特徴とするものである。
本発明の第3の信号変換回路は、前記第2の信号変換回路において、前記第3回路は、前記第1信号および前記第4信号が入力されて、前記第1信号の時間に対する変化率と前記第4信号の時間に対する変化率とを比較する比較回路をさらに有することを特徴とするものである。
本発明の第4の信号変換回路は、前記第3の信号変換回路において、前記第3回路は、前記比較回路からの情報に基づいて、前記第1信号の時間に対する変化率が、前記第4信号の時間に対する変化率よりも大きいときに、前記第2の可変利得増幅器の前記制御端子
に入力される信号を、前記第1信号を微分検波して2乗して90°位相をずらした信号によって前記第4信号を除算して得られる第6信号に切り替えるスイッチ回路をさらに有することを特徴とするものである。
に入力される信号を、前記第1信号を微分検波して2乗して90°位相をずらした信号によって前記第4信号を除算して得られる第6信号に切り替えるスイッチ回路をさらに有することを特徴とするものである。
本発明の第5の信号変換回路は、前記第1の信号変換回路において、前記第1回路は、前記第1信号の振幅の増減と逆に増減する振幅を有するとともに前記第1信号よりも90°だけ位相が進んでいる前記第2信号と、該第2信号と同じ振幅を有するとともに、前記第1信号よりも90°だけ位相が遅れている第7信号とを出力し、前記第2回路は、前記第1信号,前記第2信号および前記第7信号が入力されて、略一定の振幅を有するとともに前記第1信号の振幅に応じて互いの位相差が変化する一対の信号である、前記第3信号と第8信号とを出力することを特徴とするものである。
本発明の増幅回路は、前記第5の信号変換回路と、前記第3信号および前記第8信号が入力されて、前記第1信号を増幅した信号と等価である第9信号を出力する第4回路とを少なくとも有することを特徴とするものである。
本発明の送信装置は、送信回路と、前記増幅回路と、該増幅回路を介して前記送信回路に接続されたアンテナとを備えることを特徴とするものである。
本発明の通信装置は、送信回路と、前記増幅回路と、該増幅回路を介して前記送信回路に接続されたアンテナと、該アンテナに接続された受信回路とを備えることを特徴とするものである。
本発明の信号変換回路によれば、入力信号の振幅の変化に対応することが可能な信号変換回路を得ることができる。
本発明の増幅回路によれば、入力信号の振幅の変化に対応することが可能な増幅回路を得ることができる。
本発明の送信装置によれば、送信信号の振幅の変化に対応することが可能な送信装置を得ることができる。
本発明の通信装置によれば、送信信号の振幅の変化に対応することが可能な通信装置を得ることができる。
以下、本発明の信号変換回路を添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
(実施の形態の第1の例)
図1は本発明の実施の形態の第1の例の信号変換回路を示す回路図である。図2は図1における第3回路の一例を示すブロック図である。図3は図2における微分回路の一例を示す回路図である。図4は、図2における2乗回路の一例を示す回路図である。図5は、図2における除算回路の一例を示す回路図である。
図1は本発明の実施の形態の第1の例の信号変換回路を示す回路図である。図2は図1における第3回路の一例を示すブロック図である。図3は図2における微分回路の一例を示す回路図である。図4は、図2における2乗回路の一例を示す回路図である。図5は、図2における除算回路の一例を示す回路図である。
本例の信号変換回路30は、図1に示すように、第1回路15と、第2回路16と、第3回路20と、端子1と、端子2と、端子3とを備えている。端子1には、図示せぬ外部回路から第1信号S1が入力される。
第1回路15は、90°移相器6と、第1の可変利得増幅器7と、180°移相器8とを有しており、端子1と、第2回路16とに接続されている。そして、端子1から入力された第1信号S1は、90°移相器で位相が90°シフトした後に、第1の可変利得増幅器7で増幅されて、第2信号S2として第2回路16に出力される。また、第1の可変利得増幅器7で増幅された信号は、180°移相器8で位相がシフトされて、第7信号S7として第2回路16へ出力される。すなわち、第1回路15は、第1信号S1の振幅の増減と逆に増減する振幅を有するとともに第1信号S1よりも90°だけ位相が進んでいる第2信号S2と、第2信号S2と同じ振幅を有するとともに、第1信号S1よりも90°だけ位相が遅れている第7信号S7とを第2回路16へ出力する。このように、第2信号S2および第7信号S7は、入力された第1信号S1の振幅および位相を変化させた信号である。
第2回路16は、加算器4と、加算器5と、ミキサ9と、ミキサ10と、加算器11と、減算器12と、低域通過フィルタ13とを備えている。
加算器4は、入力された第1信号S1と第2信号S2とをベクトル加算して第3信号S3を生成し、第3信号S3を端子2へ出力する。ミキサ9は、2つの入力端子の両方に第3信号S3が入力されて、第3信号S3の振幅に応じた直流電圧を有する信号を加算器11へ出力する。すなわち、ミキサ9は検波器として機能する。
加算器5は、入力された第1信号S1と第7信号S7とをベクトル加算して第8信号S8を生成し、第8信号S8を端子3へ出力する。ミキサ10は、2つの入力端子の両方に第8信号S8が入力されて、第8信号S8の振幅に応じた直流電圧を有する信号を加算器11へ出力する。すなわち、ミキサ10は検波器として機能する。
加算器11は、入力されたミキサ9,10からの信号を加算して減算器12へ出力する。減算器12は、加算器11から入力された信号を、別途入力された基準となる直流電圧を有する第10信号S10から減算して、低域通過フィルタ13へ出力する。低域通過フィルタ13は、減算器13から入力された信号の高周波成分を減衰させて第4信号S4を第3回路20へ出力する。
第2信号S2および第7信号S7は振幅が等しい信号であるため、第3信号S3および第8信号S8も振幅が等しい信号である。また、第4信号S4は、第3信号S3および第8信号S8の振幅の増減と逆に増減する信号であり、第1信号S1の振幅の増減と逆に増減する信号である。このように、第2回路16は、第1信号S1,第2信号S2および第7信号S7が入力されて、第3信号S3および第8信号S8と、第3信号S3および第8信号S8の振幅の変化に応じて値が変化する第4信号S4とを出力する。
第3回路20は、端子21,22,23を備えている。端子21は端子1に接続されており、第1信号S1が端子21へ入力される。端子22は第2回路16の低域通過フィル
タ13に接続されており、第4信号S4が端子22に入力される。端子23は第1回路15の第1の可変利得増幅器7に接続されており、端子23から出力された第5信号S5が第1の可変利得増幅器7の図示せぬ制御端子に入力される。
タ13に接続されており、第4信号S4が端子22に入力される。端子23は第1回路15の第1の可変利得増幅器7に接続されており、端子23から出力された第5信号S5が第1の可変利得増幅器7の図示せぬ制御端子に入力される。
また、第3回路20は、図2に示すように、端子21,22,23と、ミキサ24と、微分回路25a,25bと、2乗回路26a,26bと、90°移相器27と、除算回路28と、第2の可変利得増幅器29と、比較器60と、スイッチ回路64とを備えている。
ミキサ24は、端子21に接続されており、2つの入力端子の両方に第1信号S1が入力されて、第1信号S1の振幅に応じた直流電圧を有する信号を微分回路25aの端子41へ出力する。すなわち、ミキサ24は検波器として機能する。微分回路25aは、ミキサ24から入力された信号を微分して、端子42から2乗回路26aの端子51へ出力する。2乗回路26aは、微分回路25aから入力された信号を2乗して、端子52から比較器60の端子62および90°移相器27へ出力する。
90°移相器27は、2乗回路26aから入力された信号の位相を90°シフトして除算回路28の端子76へ出力する。除算回路28の端子71には、端子22から第4信号S4が入力される。除算回路28は、90°移相器27から入力された信号で第4信号S4を除算した信号を端子72からスイッチ回路64の端子66へ出力する。また、スイッチ回路64の端子65には、端子22から第4信号S4が入力される。
スイッチ回路64は、除算回路28から入力された信号と第4信号S4との一方を端子67から第2の可変利得増幅器29の制御端子92へ出力する。また、第2の可変利得増幅器29の入力端子91は端子22に接続されており、第4信号S4が端子91に入力される。
第2の可変利得増幅器29は、端子91に入力された第4信号S4を増幅した第5信号S5を端子23へ出力する。このとき、第4信号S4を増幅するときの利得は、制御端子92に入力された信号に応じて変化する。
微分回路25bは、端子41に入力された第4信号S4を微分して、端子42から2乗回路26bの端子51へ出力する。2乗回路26bは、端子51に入力された信号を2乗して、端子52から比較器60の端子61へ出力する。比較器60は、2乗回路26aから出力された信号と、2乗回路26bから出力された信号とを比較し、その結果に基づいて、スイッチ回路64を切り替える信号を端子63から出力する。このとき、2乗回路26bから出力された信号の方が大きいときには、第4信号S4が端子67から出力されるようにスイッチ回路64を切り替え、2乗回路26aから出力された信号の方が大きいときには、除算回路28から入力された信号が端子67から出力されるようにスイッチ回路64を切り替える。すなわち、スイッチ回路64は、比較回路69からの情報に基づいて、第1信号S1の時間に対する変化率が、第4信号S4の時間に対する変化率よりも大きいときに、第2の可変利得増幅器29の制御端子92に入力される信号を、第1信号S1を微分検波して2乗して90°位相をずらした信号によって第4信号S4を除算して得られる第6信号S6に切り替える。
このようにして、ミキサ24と、微分回路25a,25bと、2乗回路26a,26bと、比較器60とによって、比較回路69が構成されている。比較回路69は、第1信号S1および第4信号S4が入力されて、第1信号S1の時間に対する変化率と第4信号S4の時間に対する変化率とを比較する。
微分回路25a,25bは、例えば、図3に示すように、端子41,42間を接続するキャパシタ43と、端子42とグランド電位との間を接続する抵抗44とを用いて構成することができる。このような構成を備える微分回路25a,25bは、端子41に入力された信号を時間で微分した信号を端子42から出力することができる。
2乗回路26a,26bは、例えば、図4に示すように、オペアンプ53と、可変抵抗54と、抵抗55とを用いて構成することができる。図4に示す回路において、可変抵抗54の抵抗値R1を、端子51に入力される信号の電圧V1に応じて変化させて、R1=k/V1(kは比例定数)となるようにする。これにより、端子51に入力された信号の電圧の2乗に比例した電圧を有する信号を端子52から出力することができる。
除算回路28は、例えば、図5に示すように、オペアンプ73と、抵抗74と、可変抵抗75とを用いて構成することができる。図5に示す回路において、
可変抵抗75の抵抗値R2を、端子76に入力される信号の電圧V2に応じて変化させて、R2=k/V2(kは比例定数)となるようにする。これにより、端子71に入力された信号の電圧をV3とすると、V3/V2に比例した電圧を有する信号を端子72から出力することができる。
可変抵抗75の抵抗値R2を、端子76に入力される信号の電圧V2に応じて変化させて、R2=k/V2(kは比例定数)となるようにする。これにより、端子71に入力された信号の電圧をV3とすると、V3/V2に比例した電圧を有する信号を端子72から出力することができる。
図2に示す第3回路20において、第4信号S4の時間に対する変化率が第1信号S1の時間に対する変化率よりも大きいときは、第2の可変利得増幅器29は、入力端子91および制御端子92の両方に第4信号S4が入力されて、出力端子から第5信号S5を出力する。これにより、第5信号S5の時間に対する変化率を第4信号S4の時間に対する変化率よりも大きくすることができる。このようにして、第3回路20は、第4信号S4が入力されて、第4信号S4の時間に対する変化率よりも時間に対する変化率が大きい信号であるとともに、第1の可変利得増幅器7の利得を制御するための信号である第5信号S5を出力する。
第5信号S5は、第4信号S4と同様に、第1信号S1および第3信号S3の増減と逆に増減する信号である。この第5信号S5を用いて第1の可変利得増幅器7の利得を制御するため、第2信号S2および第7信号S7も、第1信号S1および第3信号S3の増減と逆に増減する信号になる。より詳細には、第1信号S1の振幅をXとし、所定の一定振幅をAとすると、第2信号S2および第7信号S7の振幅Yを、Y2=A2−X2となるようにする。これにより、第3信号S3および第8信号S8は、略一定の振幅を有するとともに第1信号S1の振幅に応じて互いの位相差が変化する一対の定包絡線信号となる。
図6は、第3回路20を有さない従来の信号変換回路における問題を説明するためのグラフである。グラフにおいて、横軸は時間を示し、縦軸は電圧を示す。一点鎖線で示した第1信号S1が信号変換回路30に入力される場合、第3信号S3および第8信号S8を定包絡線信号にするためには、実線で示すような信号で第1の可変利得増幅器7の利得を制御する必要がある。ところが、第3回路20を有さない従来の信号変換回路では、フィードバック制御を安定させるために必要な低域通過フィルタ13の影響により、低域通過フィルタ13から出力される第4信号S4は、破線のように訛ってしまう。すなわち、第4信号S4の時間に対する変化率が、第1信号S1の時間に対する変化率よりも小さくなってしまう。これにより、特に第1信号S1の振幅が非常に小さいときに、第1の可変利得増幅器7の利得が不足することによって、第3信号S3および第8信号S8が定包絡線信号にならなくなるという問題が発生する。
本例の信号変換回路30は、第4信号S4が入力されて、第4信号S4の時間に対する変化率よりも時間に対する変化率が大きい信号であるとともに、第1の可変利得増幅器7の利得を制御するための信号である第5信号S5を出力する第3回路20を有するので、
第1信号S1の振幅が非常に小さいときに、第1の可変利得増幅器7の利得が不足するのを低減することができる。
第1信号S1の振幅が非常に小さいときに、第1の可変利得増幅器7の利得が不足するのを低減することができる。
また、本例の信号変換回路30において、第3回路20は、第1信号S1の時間に対する変化率が、第4信号S4の時間に対する変化率よりも大きいときに、第1信号S1を微分検波して2乗して90°位相をずらした信号によって第4信号S4を除算して得られる第6信号S6を、第4信号S4の代わりに第2の可変利得増幅器29の制御端子92に入力する。これにより、第4信号S4の時間に対する変化率が第1信号S1の時間に対する変化率に対して非常に小さいときに、第1の可変利得増幅器7の利得の不足をさらに低減することができる。
本例の信号変換回路30において、移相器6,8としては、例えば、分布定数線路などの既知の移相器を使用することができる。また、比較器60としては、既知の種々の比較回路を使用することができる。
(実施の形態の第2の例)
図7は、本発明の実施の形態の第2の例の増幅回路を示す回路図である。本例の増幅回路80は、図7に示すように、図1に示した信号変換回路30と、第4回路34とを備えている。第4回路34は、増幅器31,32と、加算器33とを備えている。
図7は、本発明の実施の形態の第2の例の増幅回路を示す回路図である。本例の増幅回路80は、図7に示すように、図1に示した信号変換回路30と、第4回路34とを備えている。第4回路34は、増幅器31,32と、加算器33とを備えている。
信号変換回路30は、包絡線変動を有する第1信号S1が入力されて、定包絡線信号である第3信号S3および第8信号S8を、第4回路34の増幅器31および増幅器32に出力する。増幅器31は、入力された第3信号S3を増幅して加算器33に出力する。増幅器32は、入力された第8信号S8を増幅して加算器33に出力する。増幅器31,32は、例えば非線形増幅器のような高効率の増幅器で構成されており、第3信号S3および第8信号S8を高効率で増幅することができる。加算器33は、増幅器31および増幅器32から入力された信号をベクトル加算することによって第9信号S9を生成して出力する。
このような構成を備える本例の増幅回路80は、包絡線変動を有する第1信号S1を2つの定包絡線信号である第3信号S3および第8信号S8に変換し、それぞれを高効率で非線形増幅した後にベクトル加算することによって、第1信号S1を増幅した信号と等価である第9信号S9を出力することができる。これにより、包絡線変動を有する信号を高効率で増幅することができる。
また、本例の増幅回路80は、入力された信号の振幅が小さいときにも定包絡線信号を生成可能な信号変換回路30を用いて定包絡線信号を生成することから、入力信号の振幅が小さいときにも高効率で線形増幅することができる。
(実施の形態の第3の例)
図8は、本発明の実施の形態の第3の例の送信装置を示すブロック図である。本例の送信装置は、図8に示すように、送信回路81と、増幅回路80と、増幅回路80を介して送信回路81に接続されたアンテナ82とを備えている。このような構成を有する本例の送信装置によれば、入力された信号の振幅が小さいときにも高効率の線形増幅が可能な増幅回路80で送信信号を増幅することができるので、消費電力が小さい送信装置を得ることができる。
図8は、本発明の実施の形態の第3の例の送信装置を示すブロック図である。本例の送信装置は、図8に示すように、送信回路81と、増幅回路80と、増幅回路80を介して送信回路81に接続されたアンテナ82とを備えている。このような構成を有する本例の送信装置によれば、入力された信号の振幅が小さいときにも高効率の線形増幅が可能な増幅回路80で送信信号を増幅することができるので、消費電力が小さい送信装置を得ることができる。
(実施の形態の第4の例)
図9は、本発明の実施の形態の第4の例の通信装置を示すブロック図である。本例の通信装置は、図9に示すように、送信回路81と、増幅回路80と、増幅回路80を介して
送信回路81に接続されたアンテナ82と、アンテナ82に接続された受信回路83とを備えている。また、アンテナ82と、増幅回路80および受信回路83との間にはアンテナ共用回路84が挿入されている。すなわち、増幅回路80および受信回路83は、アンテナ共用回路84を介してアンテナ82に接続されている。このような構成を有する本例の通信装置によれば、入力された信号の振幅が小さいときにも高効率の線形増幅が可能な増幅回路80で送信信号を増幅することができるので、消費電力が小さい通信装置を得ることができる。
図9は、本発明の実施の形態の第4の例の通信装置を示すブロック図である。本例の通信装置は、図9に示すように、送信回路81と、増幅回路80と、増幅回路80を介して
送信回路81に接続されたアンテナ82と、アンテナ82に接続された受信回路83とを備えている。また、アンテナ82と、増幅回路80および受信回路83との間にはアンテナ共用回路84が挿入されている。すなわち、増幅回路80および受信回路83は、アンテナ共用回路84を介してアンテナ82に接続されている。このような構成を有する本例の通信装置によれば、入力された信号の振幅が小さいときにも高効率の線形増幅が可能な増幅回路80で送信信号を増幅することができるので、消費電力が小さい通信装置を得ることができる。
(変形例)
本発明は上述した実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良が可能である。
本発明は上述した実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良が可能である。
例えば、前述した実施の形態の第1の例においては、信号変換回路30が一対の定包絡線信号を出力する回路として機能する例を示したが、これに限定されるものではない。例えば、1つの定包絡線信号を出力するような信号変換回路30でもよく、他の機能を有する信号変換回路30であってもよい。フィードバック制御を用いる種々の回路に本発明を適用することができる。
また、前述した実施の形態の第1の例においては、第1信号S1の時間に対する変化率が、第4信号S4の時間に対する変化率よりも大きいときに、第1信号S1を微分検波して2乗して90°位相をずらした信号によって第4信号S4を除算して得られる第6信号S6を、第4信号S4の代わりに第2の可変利得増幅器29の制御端子92に入力する例を示したが、これに限定されるものではない。第6信号S6の時間に対する変化率を第4信号S4の時間に対する変化率よりも大きくする種々の構成を用いることができる。
また、第1信号S1の時間に対する変化率と第4信号S4の時間に対する変化率との大小関係にかかわらず、常に第4信号S4が第2の可変利得増幅器29の制御端子92に入力されるようにしても構わない。このような場合には、例えば、図2に示す第3回路20を、第2の可変利得増幅器29のみで構成することができる。このときは、第2の可変利得増幅器29の入力端子91および制御端子92の両方を端子22に接続し、第2の可変利得増幅器29の出力端子93を端子23に接続する。
7:第1の可変利得増幅器
15:第1回路
16:第2回路
20:第3回路
29:第2の可変利得増幅器
30:信号変換回路
34:第4回路
69:比較回路
80:増幅回路
81:送信回路
82:アンテナ
83:受信回路
S1:第1信号
S2:第2信号
S3:第3信号
S4:第4信号
S5:第5信号
S6:第6信号
S7:第7信号
S8:第8信号
S9:第9信号
15:第1回路
16:第2回路
20:第3回路
29:第2の可変利得増幅器
30:信号変換回路
34:第4回路
69:比較回路
80:増幅回路
81:送信回路
82:アンテナ
83:受信回路
S1:第1信号
S2:第2信号
S3:第3信号
S4:第4信号
S5:第5信号
S6:第6信号
S7:第7信号
S8:第8信号
S9:第9信号
Claims (8)
- 第1の可変利得増幅器を少なくとも有しており、入力された第1信号の振幅および位相を変化させた第2信号を出力する第1回路と、
前記第1信号および前記第2信号が入力されて、第3信号と、該第3信号の振幅の変化に応じて値が変化する第4信号とを出力する第2回路と、
前記第4信号が入力されて、前記第4信号の時間に対する変化率よりも時間に対する変化率が大きい信号であるとともに、前記第1の可変利得増幅器の利得を制御するための信号である第5信号を出力する第3回路とを少なくとも有することを特徴とする信号変換回路。 - 前記第3回路は、入力端子および制御端子の両方に前記第4信号が入力されて、出力端子から前記第5信号を出力する第2の可変利得増幅器を少なくとも有することを特徴とする請求項1に記載の信号変換回路。
- 前記第3回路は、前記第1信号および前記第4信号が入力されて、前記第1信号の時間に対する変化率と前記第4信号の時間に対する変化率とを比較する比較回路をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の信号変換回路。
- 前記第3回路は、前記比較回路からの情報に基づいて、前記第1信号の時間に対する変化率が、前記第4信号の時間に対する変化率よりも大きいときに、前記第2の可変利得増幅器の前記制御端子に入力される信号を、前記第1信号を微分検波して2乗して90°位相をずらした信号によって前記第4信号を除算して得られる第6信号に切り替えるスイッチ回路をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の信号変換回路。
- 前記第1回路は、前記第1信号の振幅の増減と逆に増減する振幅を有するとともに前記第1信号よりも90°だけ位相が進んでいる前記第2信号と、該第2信号と同じ振幅を有するとともに、前記第1信号よりも90°だけ位相が遅れている第7信号とを出力し、
前記第2回路は、前記第1信号,前記第2信号および前記第7信号が入力されて、略一定の振幅を有するとともに前記第1信号の振幅に応じて互いの位相差が変化する一対の信号である、前記第3信号と第8信号とを出力することを特徴とする請求項1に記載の信号変換回路。 - 請求項5に記載の信号変換回路と、前記第3信号および前記第8信号が入力されて、前記第1信号を増幅した信号と等価である第9信号を出力する第4回路とを少なくとも有することを特徴とする増幅回路。
- 送信回路と、請求項6に記載の増幅回路と、該増幅回路を介して前記送信回路に接続されたアンテナとを備えることを特徴とする送信装置。
- 送信回路と、請求項6に記載の増幅回路と、該増幅回路を介して前記送信回路に接続されたアンテナと、該アンテナに接続された受信回路とを備えることを特徴とする通信装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2011143104A JP2013012838A (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 信号変換回路,増幅回路,送信装置および通信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011143104A JP2013012838A (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 信号変換回路,増幅回路,送信装置および通信装置 |
Publications (1)
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JP2013012838A true JP2013012838A (ja) | 2013-01-17 |
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Family Applications (1)
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JP2011143104A Withdrawn JP2013012838A (ja) | 2011-06-28 | 2011-06-28 | 信号変換回路,増幅回路,送信装置および通信装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2013012838A (ja) |
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2011
- 2011-06-28 JP JP2011143104A patent/JP2013012838A/ja not_active Withdrawn
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