JP2013012333A - 燃料電池スタック - Google Patents

燃料電池スタック Download PDF

Info

Publication number
JP2013012333A
JP2013012333A JP2011143072A JP2011143072A JP2013012333A JP 2013012333 A JP2013012333 A JP 2013012333A JP 2011143072 A JP2011143072 A JP 2011143072A JP 2011143072 A JP2011143072 A JP 2011143072A JP 2013012333 A JP2013012333 A JP 2013012333A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling medium
pair
supply
fuel cell
cell stack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011143072A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5714432B2 (ja
Inventor
Seiji Suzuki
征治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011143072A priority Critical patent/JP5714432B2/ja
Priority to CN201210211282.0A priority patent/CN102856574B/zh
Priority to US13/528,151 priority patent/US9634336B2/en
Publication of JP2013012333A publication Critical patent/JP2013012333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5714432B2 publication Critical patent/JP5714432B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Abstract

【課題】簡単な構成で、マニホールド内の圧損を可及的に低減させることができ、冷却媒体を円滑且つ確実に流通させることを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10を構成する第1エンドプレート18aには、冷却媒体供給マニホールド50及び冷却媒体排出マニホールド52が設けられる。冷却媒体供給マニホールド50は、第1エンドプレート18aの一対の冷却媒体供給連通孔30a、30aに連通する一対の供給マニホールド部54a、54aと、一対の前記供給マニホールド部54a、54aの上部側同士を連結する供給連結部56aとを備える。一方の供給マニホールド部54aの下方端部には、鉛直方向から水平方向に所定の角度だけ傾斜して冷却媒体供給配管58aが連結される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、積層方向両端に長方形状のエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(MEA)を、一対のセパレータによって挟持した単位セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の単位セルを積層することにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして使用されている。
この種の燃料電池スタックでは、単位セルの積層方向に貫通して燃料ガスを流すための燃料ガス供給連通孔及び燃料ガス排出連通孔と、酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔と、冷却媒体を流すための冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔とを内部に備える、所謂、内部マニホールド型燃料電池を構成する場合が多い。
内部マニホールド型燃料電池に関連する技術として、例えば、特許文献1が知られている。この特許文献1は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、積層方向両端に長方形状のエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関するものである。
燃料電池スタックの互いに対向する長辺側の2辺には、それぞれ積層方向に連通して冷却媒体を流通させる一対の冷却媒体供給連通孔と一対の冷却媒体排出連通孔とが設けられている。そして、一方のエンドプレートには、少なくとも一対の冷却媒体供給連通孔又は一対の冷却媒体排出連通孔のいずれかに連通する一対のマニホールド部と、前記一対のマニホールド部同士を連結し且つ長辺側に沿う幅寸法が前記一対のマニホールド部の寸法よりも小さく設定される連結部とが設けられている。
これにより、マニホールド内に流入する冷却媒体の圧損の増加を有効に抑制することができ、前記冷却媒体を円滑且つ均一に燃料電池に供給流通させることが可能になる、としている。
特開2011−54425号公報
本発明はこの種の内部マニホールド型燃料電池に関連してなされたものであり、特にマニホールド内の圧損を可及的に低減させることができ、冷却媒体を円滑且つ均一に燃料電池に供給流通させることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、積層方向両端に長方形状のエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関するものである。
この燃料スタックでは、前記燃料電池スタックの互いに対向する長辺側の2辺には、それぞれ積層方向に連通して冷却媒体を流通させる一対の冷却媒体供給連通孔と一対の冷却媒体排出連通孔とが設けられている。
そして、一方のエンドプレートには、一対の冷却媒体供給連通孔に連通し、2辺に沿って長尺な一対の供給マニホールド部と、前記一対の供給マニホールド部同士を連結する供給連結部とが設けられるとともに、一方の供給マニホールド部には、積層方向から傾斜する方向に向かって冷却媒体供給配管が連結されている。
また、この燃料電池スタックでは、一対の供給マニホールド部は、鉛直方向に長尺に配設されるとともに、供給連結部は、前記一対の供給マニホールド部の上部に連結され、一方の供給マニホールド部の下方端部には、鉛直方向から水平方向に傾斜し、冷却媒体を斜め下方から供給する冷却媒体供給配管の端部が連結されることが好ましい。
さらに、この燃料電池スタックでは、一対の供給マニホールド部は、鉛直方向に長尺に配設されるとともに、供給連結部は、前記一対の供給マニホールド部の下部に連結され、一方の供給マニホールド部の上方端部には、鉛直方向から水平方向に傾斜し、冷却媒体を斜め上方から供給する冷却媒体供給配管の端部が連結されることが好ましい。
さらにまた、この燃料電池スタックでは、一対の供給マニホールド部は、鉛直方向に長尺に配設されるとともに、供給連結部は、前記一対の供給マニホールド部の中央部に連結され、一方の供給マニホールド部の中央部には、積層方向から水平方向外方に傾斜し、冷却媒体を斜め側方から供給する冷却媒体供給配管の端部が連結されることが好ましい。
また、この燃料電池スタックでは、一方のエンドプレートには、冷却媒体排出連通孔に連通する一対の排出マニホールド部と、前記一対の排出マニホールド部同士を連結する排出連結部とが設けられるとともに、一方の排出マニホールド部には、積層方向に延在する冷却媒体排出配管が連結されることが好ましい。
本発明によれば、一方の供給マニホールド部には、積層方向から傾斜する方向に向かって冷却媒体供給配管が連結されている。従って、冷却媒体は、一方の供給マニホールド部に積層方向に対して傾斜する方向から供給されるため、前記一方の供給マニホールド部内に流入する前記冷却媒体の圧損を可及的に低減させることができる。これにより、簡単な構成で、冷却媒体を円滑且つ均一に燃料電池に供給流通させることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する燃料電池の分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する第1エンドプレートの正面説明図である。 前記第1エンドプレートの側面説明図である。 比較例1の側面説明図である。 比較例2の側面説明図である。 比較例1、比較例2及び第1の実施形態の各マニホールド部の圧損を比較する図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視説明図である。 本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタックの概略斜視説明図である。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、燃料電池12を備え、複数の前記燃料電池12を水平方向(矢印A方向)又は鉛直方向(矢印C方向)に沿って互いに積層して構成される。
燃料電池12の積層方向一端には、第1ターミナルプレート14a、第1絶縁プレート16a及び第1エンドプレート18aが積層される一方、積層方向他端には、第2ターミナルプレート14b、第2絶縁プレート16b及び第2エンドプレート18bが積層される。
長方形状に構成される第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bは、矢印A方向に延在する複数のタイロッド19により一体的に締め付け保持される。なお、燃料電池スタック10は、第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bを端板として含む箱状ケーシング(図示せず)により一体的に保持されてもよい。
図2に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体20が、第1及び第2セパレータ22、24に挟持される。第1及び第2セパレータ22、24は、例えば、カーボンセパレータの他、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、あるいはめっき処理鋼板等の金属セパレータにより構成される。
燃料電池12の矢印C方向(図2中、重力方向)の上端縁部には、積層方向である矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔26a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔28aが、矢印B方向(水平方向)に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印C方向の下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔26b、及び燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔28bが、矢印B方向に配列して設けられる。
燃料電池12の矢印B方向の両端縁部(長辺側の2辺)には、冷却媒体を供給するための一対の冷却媒体供給連通孔30a、及び前記冷却媒体を排出するための一対の冷却媒体排出連通孔30bが、例えば、それぞれ上下に設けられる。なお、各冷却媒体供給連通孔30a及び各冷却媒体排出連通孔30bは、それぞれ上下に2以上に分割されていてもよい。
第1セパレータ22の電解質膜・電極構造体20に向かう面22aには、酸化剤ガス供給連通孔26aと酸化剤ガス排出連通孔26bとに連通する酸化剤ガス流路32が設けられる。
第2セパレータ24の電解質膜・電極構造体20に向かう面24aには、燃料ガス供給連通孔28aと燃料ガス排出連通孔28bとに連通する燃料ガス流路34が設けられる。
互いに隣接する燃料電池12を構成する第1セパレータ22の面22bと、第2セパレータ24の面24bとの間には、一対の冷却媒体供給連通孔30aと一対の冷却媒体排出連通孔30bとを連通する冷却媒体流路36が設けられる。一対の冷却媒体供給連通孔30aは、同一の開口面積を有する一方、一対の冷却媒体排出連通孔30bは、同一の開口面積を有する。各冷却媒体供給連通孔30aと冷却媒体流路36とは、連通路38aを介して連通するとともに、各冷却媒体排出連通孔30bと前記冷却媒体流路36とは、連通路38bを介して連通する。
第1セパレータ22の面22a、22bには、第1シール部材40aが、一体的に又は個別に設けられるとともに、第2セパレータ24の面24a、24bには、第2シール部材40bが、一体的に又は個別に設けられる。
電解質膜・電極構造体20は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜42と、前記固体高分子電解質膜42を挟持するカソード側電極44及びアノード側電極46とを備える。
カソード側電極44及びアノード側電極46は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布されて形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜42の両面に形成されている。
図1に示すように、第1エンドプレート18aの外面側には、上部側に冷却媒体供給マニホールド50が設けられるとともに、下部側に冷却媒体排出マニホールド52が設けられる。冷却媒体供給マニホールド50及び冷却媒体排出マニホールド52は、下方に開口する略コ字状を有する。
なお、第1エンドプレート18a側に、例えば、冷却媒体供給マニホールド50を設ける一方、第2エンドプレート18b側に、例えば、冷却媒体排出マニホールド52を設けてもよい。また、上記とは逆の構成でもよい。
図1及び図3に示すように、冷却媒体供給マニホールド50は、第1エンドプレート18aの一対の冷却媒体供給連通孔30a、30aに連通する一対の供給マニホールド部54a、54aと、前記一対の供給マニホールド部54a、54aの上部側同士を連結するとともに、長辺方向(矢印C方向)に沿う幅寸法W1が、前記一対の供給マニホールド部54a、54aの寸法よりも小さく設定される供給連結部56aとを備える。
供給マニホールド部54a、54aは、第1エンドプレート18aの長辺方向(矢印C方向)に沿って長尺な直方体形状を有している。一方の供給マニホールド部54aには、第1エンドプレート18aの外部に延在する冷却媒体供給配管58aが別体(又は一体)に設けられる。この冷却媒体供給配管58aは、図示しない冷却媒体供給部に連通する。
図4に示すように、冷却媒体供給配管58aは、一方の供給マニホールド部54aの下方端部に、鉛直方向から水平方向に所定の角度θ°(例えば、10°〜40゜)だけ傾斜して連結される。冷却媒体供給配管58aは、冷却媒体を一方の供給マニホールド部54a内に斜め下方から供給する。
図1及び図3に示すように、冷却媒体排出マニホールド52は、第1エンドプレート18aの一対の冷却媒体排出連通孔30b、30bに連通する一対の排出マニホールド部54b、54bと、前記一対の排出マニホールド部54b、54bの上部側同士を連結するとともに、長辺方向(矢印C方向)に沿う幅寸法W2が、前記一対の排出マニホールド部54b、54bの寸法よりも小さく設定される排出連結部56bとを備える。
排出マニホールド部54b、54bは、第1エンドプレート18aの長辺方向(矢印C方向)に沿って長尺な直方体形状を有している。一方の供給マニホールド部54aと対角位置に位置する一方の排出マニホールド部54bには、第1エンドプレート18aの外部に延在する冷却媒体排出配管58bが別体(又は一体)に設けられる。この冷却媒体排出配管58bは、一方の排出マニホールド部54bの中央部位から水平方向(矢印A方向)に延在している。
第2エンドプレート18bには、図示しないが、酸化剤ガス供給連通孔26a、酸化剤ガス排出連通孔26b、燃料ガス供給連通孔28a及び燃料ガス排出連通孔28bに対応して、それぞれマニホールドが設けられる。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、第2エンドプレート18bでは、酸化剤ガス供給連通孔26aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔28aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。
さらに、図1に示すように、第1エンドプレート18aでは、冷却媒体供給配管58aから冷却媒体供給マニホールド50内に純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。この冷却媒体の一部分は、冷却媒体供給配管58aが設けられる一方の供給マニホールド部54aから冷却媒体供給連通孔30aに供給されるとともに、前記冷却媒体の残余の部分は、供給連結部56aを通って他方の供給マニホールド部54aから冷却媒体供給連通孔30aに供給される。
このため、図2に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔26aから第1セパレータ22の酸化剤ガス流路32に導入される。この酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路32に沿って矢印C方向(重力方向)に移動し、電解質膜・電極構造体20のカソード側電極44に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔28aから第2セパレータ24の燃料ガス流路34に導入される。この燃料ガスは、燃料ガス流路34に沿って重力方向(矢印C方向)に移動し、電解質膜・電極構造体20のアノード側電極46に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体20では、カソード側電極44に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極46に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体20のカソード側電極44に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔26bに沿って矢印A方向に排出される。電解質膜・電極構造体20のアノード側電極46に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔28bに沿って矢印A方向に排出される。
一方、2つの冷却媒体供給連通孔30a、30aに供給された冷却媒体は、第1セパレータ22と第2セパレータ24との間に形成された冷却媒体流路36に導入される。この冷却媒体は、矢印C方向に移動して電解質膜・電極構造体20を冷却した後、2つの冷却媒体排出連通孔30b、30bから冷却媒体排出マニホールド52の一対の排出マニホールド部54b、54bに排出される。
図1に示すように、一方の排出マニホールド部54bに排出された冷却媒体は、直接、冷却媒体排出配管58bを介して外部に排出される。他方の排出マニホールド部54bに排出された冷却媒体は、排出連結部56bを通って一方の排出マニホールド部54bに流入した後、冷却媒体排出配管58bを介して外部に排出される。
この場合、第1の実施形態では、図4に示すように、冷却媒体供給配管58aは、一方の供給マニホールド部54aの下方端部に、鉛直方向から水平方向に所定の角度θ°(例えば、10°〜40゜)だけ傾斜して連結されている。このため、冷却媒体は、冷却媒体供給配管58a内を流通して一方の供給マニホールド部54a内に斜め下方から供給されている。
従って、一方の供給マニホールド部54a内に流入する冷却媒体の圧損を可及的に低減させることができる。これにより、簡単な構成で、冷却媒体を円滑且つ均一に燃料電池スタック10に供給流通させることが可能になるという効果が得られる。
具体的には、図5に示す比較例1では、一方の供給マニホールド部54aの高さ方向の略中央部に積層方向(水平方向)に延在して冷却媒体供給配管58a1が連結されている。
また、図6に示す比較例2では、一方の供給マニホールド部54aの高さ方向の略中央部に冷却媒体供給配管58a2が連結されている。この冷却媒体供給配管58a2は、鉛直方向Vから水平方向に角度α゜だけ傾斜するとともに、端部が積層方向(水平方向)に屈曲して一方の供給マニホールド部54aに連結されている。
図7には、一方の供給マニホールド部54a内での圧損が示されており、比較例1及び比較例2に対して、第1の実施形態では、圧損が大幅に低減されている。しかも、一対の冷却媒体供給連通孔30aに対する冷却媒体の分配性は、第1の実施形態では、比較例1及び比較例2に比べて良好に向上している。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック70の概略斜視説明図である。
なお、第1の実施形態に係る燃料電池スタック10と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。また、以下に説明する第3の実施形態においても同様に、その詳細な説明は省略する。
燃料電池スタック70は、第1エンドプレート18aの外面側に設けられる冷却媒体供給マニホールド72及び冷却媒体排出マニホールド74を備える。冷却媒体供給マニホールド72及び冷却媒体排出マニホールド74は、略H字状を有する。
冷却媒体供給マニホールド72は、第1エンドプレート18aの一対の冷却媒体供給連通孔30a、30aに連通する一対の縦長形状の供給マニホールド部76a、76aと、一対の前記供給マニホールド部76a、76aの略中間位置同士を連結し且つ長辺方向(矢印C方向)に沿う幅寸法が、一対の前記供給マニホールド部76a、76aよりも小さく設定される供給連結部78aとを備える。一方の供給マニホールド部76aには、第1エンドプレート18aの外部に延在する冷却媒体供給配管80aが設けられる。
冷却媒体供給配管80aは、一方の供給マニホールド部76aの中央部に、積層方向から水平方向外方に傾斜して連結される。水平方向外方とは、供給マニホールド部76aに対して積層方向(矢印A方向)から供給連結部78aとは反対方向に傾斜する方向をいう。冷却媒体供給配管80aは、冷却媒体を一方の供給マニホールド部76a内に斜め側方から供給する。
冷却媒体排出マニホールド74は、第1エンドプレート18aの一対の冷却媒体排出連通孔30b、30bに連通する一対の排出マニホールド部76b、76bと、一対の前記排出マニホールド部76b、76bの略中間位置同士を連結し且つ長辺方向(矢印C方向)に沿う幅寸法が、一対の前記排出マニホールド部76b、76bよりも小さく設定される排出連結部78bとを備える。
排出マニホールド部76bには、冷却媒体供給配管80aと対角位置に、第1エンドプレート18aの外部に延在する冷却媒体排出配管80bが設けられる。この冷却媒体排出配管80bは、一方の排出マニホールド部76bの中央部位から水平方向(積層方向)に延在している。
このように構成される第2の実施形態では、冷却媒体供給配管80aは、一方の供給マニホールド部76aの中央部には、積層方向から水平方向外方に傾斜して連結されている。このため、冷却媒体は、冷却媒体供給配管80a内を流通して一方の供給マニホールド部76a内に斜め側方から供給されている。
従って、一方の供給マニホールド部76a内に流入する冷却媒体の圧損を可及的に低減させることができる。これにより、簡単な構成で、冷却媒体を円滑且つ均一に燃料電池スタック70に供給流通させることが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る燃料電池スタック90の概略斜視説明図である。
燃料電池スタック90は、第1エンドプレート18aの外面側に設けられる冷却媒体供給マニホールド92及び冷却媒体排出マニホールド94を備える。冷却媒体供給マニホールド92及び冷却媒体排出マニホールド94は、上方に開口する略コ字状を有する。
冷却媒体供給マニホールド92は、第1エンドプレート18aの一対の冷却媒体供給連通孔30a、30aに連通する一対の縦長形状の供給マニホールド部96a、96aと、一対の前記供給マニホールド部96a、96aの下部側同士を連結し且つ長辺方向に沿う幅寸法が、一対の前記供給マニホールド部96a、96aよりも小さく設定される供給連結部98aとを備える。一方の供給マニホールド部96aには、第1エンドプレート18aの外部に延在する冷却媒体供給配管100aが別体(又は一体)に設けられる。
冷却媒体供給配管100aは、一方の供給マニホールド部96aの上方端部に、鉛直方向から水平方向に傾斜して連結される。冷却媒体供給配管100aは、冷却媒体を一方の供給マニホールド部96a内に斜め上方から供給する。
冷却媒体排出マニホールド94は、第1エンドプレート18aの一対の冷却媒体排出連通孔30b、30bに連通する一対の排出マニホールド部96b、96bと、一対の前記排出マニホールド部96b、96bの下部側同士を連結し且つ長辺方向に沿う幅寸法が、一対の前記排出マニホールド部96b、96bよりも小さく設定される排出連結部98bとを備える。
排出マニホールド部96bには、冷却媒体供給配管100aと対角位置に、第1エンドプレート18aの外部に延在する冷却媒体排出配管100bが設けられる。この冷却媒体排出配管100bは、一方の排出マニホールド部96bの中央部位から水平方向(積層方向)に延在している。
このように構成される第3の実施形態では、冷却媒体供給配管100aは、一方の供給マニホールド部96aの上方端部に、鉛直方向から水平方向に傾斜して連結されている。このため、冷却媒体は、冷却媒体供給配管100a内を流通して一方の供給マニホールド部96a内に斜め上方から供給されている。
従って、一方の供給マニホールド部96a内に流入する冷却媒体の圧損を可及的に低減させることができる。これにより、簡単な構成で、冷却媒体を円滑且つ均一に燃料電池スタック90に供給流通させることが可能になる等、上記の第1及び第2の実施形態と同様の効果が得られる。
なお、第1〜第3の実施形態では、冷却媒体排出配管58b、80b及び100bが、水平方向に延在して構成されているが、これに限定されるものではない。例えば、冷却媒体排出配管58b、80b及び100bは、それぞれ冷却媒体供給配管58a、80a及び100aと同様に構成してもよい。
10、70、90…燃料電池スタック 12…燃料電池
18a、18b…エンドプレート 20…電解質膜・電極構造体
22、24…セパレータ 26a…酸化剤ガス供給連通孔
26b…酸化剤ガス排出連通孔 28a…燃料ガス供給連通孔
28b…燃料ガス排出連通孔 30a…冷却媒体供給連通孔
30b…冷却媒体排出連通孔 32…酸化剤ガス流路
34…燃料ガス流路 36…冷却媒体流路
38a、38b…連通路 42…固体高分子電解質膜
44…カソード側電極 46…アノード側電極
50、72、92…冷却媒体供給マニホールド
52、74、94…冷却媒体排出マニホールド
54a、76a、96a…供給マニホールド部
54b、76b、96b…排出マニホールド部
56a、78a、98a…供給連結部 56b、78b、98b…排出連結部
58a、80a、100a…冷却媒体供給配管
58b、80b、100b…冷却媒体排出配管

Claims (5)

  1. 電解質の両側に一対の電極が設けられる電解質・電極構造体とセパレータとが積層されるとともに、積層方向両端に長方形状のエンドプレートが配設される燃料電池スタックであって、
    前記燃料電池スタックの互いに対向する長辺側の2辺には、それぞれ積層方向に連通して冷却媒体を流通させる一対の冷却媒体供給連通孔と一対の冷却媒体排出連通孔とが設けられ、
    一方のエンドプレートには、前記一対の冷却媒体供給連通孔に連通し、前記2辺に沿って長尺な一対の供給マニホールド部と、
    前記一対の供給マニホールド部同士を連結する供給連結部と、
    が設けられるとともに、
    一方の供給マニホールド部には、前記積層方向から傾斜する方向に向かって冷却媒体供給配管が連結されることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記一対の供給マニホールド部は、鉛直方向に長尺に配設されるとともに、
    前記供給連結部は、前記一対の供給マニホールド部の上部に連結され、
    前記一方の供給マニホールド部の下方端部には、鉛直方向から水平方向に傾斜し、前記冷却媒体を斜め下方から供給する前記冷却媒体供給配管の端部が連結されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記一対の供給マニホールド部は、鉛直方向に長尺に配設されるとともに、
    前記供給連結部は、前記一対の供給マニホールド部の下部に連結され、
    前記一方の供給マニホールド部の上方端部には、鉛直方向から水平方向に傾斜し、前記冷却媒体を斜め上方から供給する前記冷却媒体供給配管の端部が連結されることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記一対の供給マニホールド部は、鉛直方向に長尺に配設されるとともに、
    前記供給連結部は、前記一対の供給マニホールド部の中央部に連結され、
    前記一方の供給マニホールド部の中央部には、前記積層方向から水平方向外方に傾斜し、前記冷却媒体を斜め側方から供給する前記冷却媒体供給配管の端部が連結されることを特徴とする燃料電池スタック。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料電池スタックにおいて、前記一方のエンドプレートには、前記冷却媒体排出連通孔に連通する一対の排出マニホールド部と、
    前記一対の排出マニホールド部同士を連結する排出連結部と、
    が設けられるとともに、
    一方の排出マニホールド部には、前記積層方向に延在する冷却媒体排出配管が連結されることを特徴とする燃料電池スタック。
JP2011143072A 2011-06-28 2011-06-28 燃料電池スタック Expired - Fee Related JP5714432B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011143072A JP5714432B2 (ja) 2011-06-28 2011-06-28 燃料電池スタック
CN201210211282.0A CN102856574B (zh) 2011-06-28 2012-06-20 燃料电池组
US13/528,151 US9634336B2 (en) 2011-06-28 2012-06-20 Fuel cell stack having end plate with external coolant manifold

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011143072A JP5714432B2 (ja) 2011-06-28 2011-06-28 燃料電池スタック

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013012333A true JP2013012333A (ja) 2013-01-17
JP5714432B2 JP5714432B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=47686061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011143072A Expired - Fee Related JP5714432B2 (ja) 2011-06-28 2011-06-28 燃料電池スタック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5714432B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015204203A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック
JP2016085819A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102027764B1 (ko) 2018-03-30 2019-10-04 한국과학기술연구원 연료전지용 분리판 및 이를 포함하는 연료전지 스택

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07263247A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Toshiba Corp ガス絶縁静止電気機器
JP2009295303A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Toyota Boshoku Corp 燃料電池の排出ガス希釈装置
JP2011054425A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07263247A (ja) * 1994-03-18 1995-10-13 Toshiba Corp ガス絶縁静止電気機器
JP2009295303A (ja) * 2008-06-02 2009-12-17 Toyota Boshoku Corp 燃料電池の排出ガス希釈装置
JP2011054425A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015204203A (ja) * 2014-04-14 2015-11-16 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック
JP2016085819A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 本田技研工業株式会社 燃料電池スタック

Also Published As

Publication number Publication date
JP5714432B2 (ja) 2015-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5054150B2 (ja) 燃料電池スタック
JP4960415B2 (ja) 燃料電池
JP5123279B2 (ja) 燃料電池
JP2008293758A (ja) 燃料電池
JP2009059513A (ja) 燃料電池
JP5054080B2 (ja) 燃料電池スタック
US8802312B2 (en) Fuel cell separators capable of suppressing variation in pressure loss
JP2006236612A (ja) 燃料電池
JP2006278177A (ja) 燃料電池
JP5054082B2 (ja) 燃料電池スタック
JP5227680B2 (ja) 燃料電池
JP5180946B2 (ja) 燃料電池
JP5714432B2 (ja) 燃料電池スタック
JP5297990B2 (ja) 燃料電池
JP2010282866A (ja) 燃料電池スタック
JP5638427B2 (ja) 燃料電池
JP2011076973A (ja) 燃料電池
JP2006147467A (ja) 燃料電池及び燃料電池用セパレータ
JP5385033B2 (ja) 燃料電池
JP2015015235A (ja) 燃料電池
JP5802066B2 (ja) 燃料電池スタック
JP5583824B2 (ja) 燃料電池
JP2015060732A (ja) 燃料電池
JP5744671B2 (ja) 燃料電池
JP5336221B2 (ja) 燃料電池スタック

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140716

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140722

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140922

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150210

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5714432

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees