JP2013011239A - 羽根車、およびそれを備えた遠心式ファン - Google Patents

羽根車、およびそれを備えた遠心式ファン Download PDF

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Abstract

【課題】生産性が高く、風の流れに適した羽根形状を有する羽根車、およびそれを備えた遠心式ファンを提供する。
【解決手段】遠心式ファンの羽根車は、下シュラウド21と、上シュラウド23と、下シュラウド21と上シュラウド23との間に設けられる、円周上に配列される複数の羽根2とを備えた羽根車であって、回転軸を中心に回転することが可能である。下シュラウド21の外径D2は、上シュラウド23の内径D1以下であり、羽根2の内径部分は、上シュラウド23の内径部分と、下シュラウド21の内径部分とを結ぶ傾斜部(テーパ部分)を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、羽根車、およびそれを備えた遠心式ファンに関し、より特定的には、生産性の向上と騒音の低減とを図った羽根車、およびそれを備えた遠心式ファンに関する。
遠心式ファン(遠心送風機)は、複数の羽根(翼、インペラともいう。)を有する羽根車を回転させることで、遠心方向に送風を行うファンである。この種のファンである遠心式多翼ファンは、モータの回転軸周りに多数の羽根を配置した羽根車を、吸込み口と吐出し口とを有するケーシング内に格納した構成からなる。遠心式多翼ファンは、吸込み口から吸入された空気を羽根車の中心から羽根の間に流入させ、羽根車の回転に伴う遠心作用によって羽根車の径外方に向けて噴出させる。羽根車の外周外側から噴出された空気は、ケーシング内部を通過し、高圧の空気となって吐出し口から吹き出される。
遠心式多翼ファンは、家電機器、OA機器、産業機器の冷却、換気、空調や、車両用の送風機などに広く用いられている。遠心式多翼ファンの送風性能と騒音は、羽根車の羽根形状とケーシング形状に大きく影響される。
従来技術のファンにおける羽根の形状の工夫として、以下のような先行技術が存在する。
下記特許文献1には、ロータにファンブレードを備えた送風部と、送風部を内部に備えたケーシングと、送風部を駆動するモータ部とを備えた送風装置が開示されている。送風装置は、ファンブレードの上部に設けられた上円環板と、ファンブレードの下部に設けられた下円環板とを備える。上円環板の内径D1と下円環板の外径D2とがほぼ同一に形成されるとともに、上円環板の内径D1とケーシングの上部に形成された開口部の径D3がほぼ同一とされる。これにより、送風部の回転時に送風部の上部とケーシングの内部の、特に開口部の近傍で発生していた渦の発生を抑え、騒音の低減を図ることができる。
下記特許文献2には、ケーシングと、このケーシング内に配置された羽根車と、羽根車を回転駆動するモータとを備えた送風装置が開示されている。各羽根の上端部の内周側に傾斜部が設けられ、さらに、ボス部に傾斜面が設けられる。これにより、乱流渦の発生が防止され、騒音を低減させることができる。また、乱流渦が発生しないので、空気の流通抵抗が下がり、風量特性を向上させることができる。
下記特許文献3には、遠心送風機用の羽根車に、長い羽根と短い羽根とを設ける技術が開示されている。羽根車は、主板と、側板と、その間に位置する長い羽根および短い羽根で構成される。長い羽根の入口端は、短い羽根の入口端の半径とほぼ等しい半径の基点で側板と接する。長い羽根の入口端は、主板の側に行くにつれて回転軸心に近付くように設計されている。
特開2008−267265号公報 特開2007−303340号公報 特開昭51−7509号公報
機器の小型化、薄型化、高密度実装化、そして省エネ化が進む中、市場からはそれに搭載されるファンモータに対しての高静圧化、高効率化が強く要望されている。またファンにおいて、低騒音化を図ることも重要である。特に従来の遠心式ファンでは、離散周波数騒音(狭帯域騒音)および広帯域騒音のレベルが共に高く、機器に搭載した時の騒音レベルが高いという問題がある。
ここで「離散周波数騒音」とは、羽根通過周波数に依拠する騒音であり、NZ騒音とも呼ばれる。離散周波数騒音は、狭い周波数帯域の特定周波数に特徴的なピークを有する騒音である。その周波数は、fnz=〔回転周波数:n〕×〔羽根の枚数:z〕の式で表わされる。離散周波数騒音は、1次成分以外に、2次、3次・・が発生するため、実聴においても大きな問題となる。すなわち、遠心式ファンを機器に搭載した時に、雑音が明瞭な音として発生するリスクがある。広帯域騒音の要因は乱流が支配的であり、トータル騒音レベルを決めるため、広帯域騒音を低減することも求められる。
さらに、上記要望を実現させながらも、ファンの生産性を高める必要もある。
本発明の目的は、生産性が高く、風の流れに適した羽根形状を有する羽根車、およびそれを備えた遠心式ファンを提供することである。
本発明の一の局面に従うと、羽根車は、下シュラウドと、上シュラウドと、下シュラウドと上シュラウドとの間に設けられる、円周上に配列される複数の羽根とを備えた羽根車であって、回転軸を中心に回転することが可能であり、下シュラウドの外径は、上シュラウドの内径以下であり、羽根の内径部分は、上シュラウドの内径部分と、下シュラウドの内径部分とを結ぶ傾斜部を有する。
好ましくは、平面視で上シュラウドと羽根とが存在する場所において、上シュラウドと羽根とは接している。
好ましくは複数の羽根の各々は、回転軸から遠ざかるにつれ、その厚さが薄くなる形状を有する。
この発明の他の局面に従うと遠心式ファンは、上述のいずれかに記載の羽根車と、羽根車の下部分に位置する下ケーシングとを備え、下ケーシングは、平面視で上シュラウドが存在する部分において、羽根車の方向に突出する部分を有し、吸入み口から吸入した空気を、羽根車の回転に伴う遠心力によって羽根車の径の外方に向けて吹き出す。
本発明によれば、生産性が高く、風の流れに適した羽根形状を有する羽根車、およびそれを備えた遠心式ファンを提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおける遠心式ファンの斜視図である。 図1の遠心式ファンの中央縦断面図である。 羽根車3を上シュラウド23側から見た斜視図である。 図1の遠心式ファンの羽根形状を、上シュラウド23側から透過させて見た状態で示す図である。 図4におけるA−A断面図である。 図4におけるB−B断面図である。 図4におけるC−C断面図である。 従来の羽根車の断面形状と騒音特性とを示す図である。 本発明の実施の形態における羽根車の断面形状と騒音特性とを示す図である。 変形例における遠心式ファンの羽根車の断面図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける遠心式ファンの斜視図であり、図2は、図1の遠心式ファンの中央縦断面図である。また図3は、羽根車3を上シュラウド23側から見た斜視図であり、図4は、図1の遠心式ファンの羽根形状を、上シュラウド23側から透過させて見た状態で示す図である。図5〜図7は、それぞれ図4におけるA−A断面図、B−B断面図、およびC−C断面図である。
図1〜4を参照して、遠心式ファン1では、中央の羽根車3が回転することにより送風が行われる。羽根車3は、それぞれが等間隔に配置される7枚の羽根2を有し、遠心式ファン1に内蔵されるファンモータ13により回転軸11を中心として回転する。その回転方向は、図4における時計回りである。
羽根車3は、ケーシング4に収納される。ケーシング4は、板状の上ケーシング5と下ケーシング6とからなっており、両者を等間隔に保持するために支柱7がケーシング4の四つの角部分に設けられている。遠心式ファン1の上部に空気の吸込み口8が設けられる。空気の吹出し口9は、ケーシング4の支柱7と支柱7との間に設けられることになる。すなわち、ケーシング4の4辺4方向がそれぞれ空気の吹出し口9となる(開放ケーシング型)。なおケーシング4は、羽根車3から吹出された空気を1方向に集約する吹出し口を設けることとしてもよい(スクロールケーシング型)。
図2〜7に示されるように羽根車3は、環状の下シュラウド21と、環状の上シュラウド23と、下シュラウド21と上シュラウド23との間に設けられる、円周上に配列される複数の羽根2とを備えた構造を有し、回転軸11を中心に回転することが可能である。
図4に示されるように、環状の下シュラウド21は、平面から見たときの内径21Aと外径21Bとを有している。内径21Aと外径21Bは、平面視で円である。環状の上シュラウド23は、平面から見たときの内径23Aと外径23Bとを有している。内径23Aと外径23Bは、平面視で円である。下シュラウド21の外径21Bは、上シュラウド23の内径23Aと重なる。すなわち下シュラウド21の外径21Bと、上シュラウド23の内径23Aとは等しい。なお、下シュラウド21の外径21Bは、上シュラウド23の内径23Aよりも若干小さくても良い。
図4においては、上シュラウド23の内径23Aの内側の空間から見えている各羽根2の形状を、実線で示している。上シュラウド23の内径23Aと外径23Bとの間において、上シュラウド23により隠されている各羽根2の形状を、点線で示している。
各羽根は図4に示されるように、平面視で内側(回転軸)から外側に向かうにつれて細くなってゆく(厚さが薄くなる)形状を有している。その入口角は45°であり、出口角は22°である。外径23Bの直径は120mmであり、内径21Aの直径は70mmである。羽根2は、後退翼である。
図3〜7に示されるように、各羽根2は、その上部が上シュラウド23の下面に、その下部が下シュラウド21の上面に固定されている。ここで、下シュラウド21の外径21Bと、上シュラウド23の内径23Aとが等しく(または下シュラウド21の外径21Bが、上シュラウド23の内径23Aよりも小さく)設計されているため、上下の金型を用いるだけで羽根車3を一体形成することができる。
図4〜7に示されるように、各羽根2の上部は、内径側(回転軸に近い側)で上シュラウド23の内径側の端部に接続されている。その位置から各羽根2の上部は、外径側端部まで、上シュラウド23の下面に接続されている。すなわち、図4のように平面視で上シュラウド23と羽根2とが存在する場所(点線で囲まれる場所)において、上シュラウド23と羽根2とは接している。
また、各羽根2の下部は、下シュラウド21に接続される。
図5に示されているように、各羽根2の上部は、内径側で上シュラウド23の内径側の端部に接続されている。各羽根2の上部は、そこからさらに内径側に向かう部分がテーパ部分(傾斜部)とされている。すなわち、羽根2の内径部分は、上シュラウド23の内径部分(内径端部)と、下シュラウド21の内径部分とを結ぶ傾斜部を有する。
各羽根2のテーパ部分は、垂直方向からγ=42°の角度をなす斜面を形成している。図4においては、各羽根2の実線で示される部分がテーパ部分であり、点線で示される部分は、各羽根2の上部が上シュラウド23に接続される部分を示している。また、各羽根2の実線で示される部分は、その下部が下シュラウド21に接続される部分を示している。各羽根2の点線で示される部分は、その下部が下シュラウド21に接続されていない部分(その下に下シュラウド21が無い部分)を示している。
図5の角度γ=42°はテーパ角と呼ぶが、その数値は42°に限定されるものではない。
なお羽根車3において、平面視で上シュラウド23が存在する部分には、下シュラウド21が存在しない。このため、存在しない下シュラウド21の代わりの働きをする部材として、図2に示すように下ケーシング6に上部に突出する部分6aを設けることが望ましい。突出する部分6aは、平面視で上シュラウド23が存在する部分(下シュラウド21が存在しない部分)に形成されており、羽根2の下部分と下ケーシング6との距離が短くなるようにするものである。突出する部分6aは、下シュラウド21が存在する高さまで突出している。これにより、下ケーシング6に、下シュラウドとして機能させるための構造を持たせることが可能である。
上述の羽根車3は、羽根2の内径部分をテーパ状にしている。テーパの底辺部分を下シュラウド21と一体化させている。テーパ部分以外の羽根2の上部は、全て上シュラウド23と一体化している。また図5に示されるように、上シュラウド23の内径D1と下シュラウド21の外径D2とが略等しくされている(D1≒D2、またはD1≧D2である)。このような形状により、羽根車3を上下金型のみで一体成形することが可能となり、量産性の高い羽根車3および遠心式ファン1を提供することが可能となる。
さらに、空気流入口の径を広げたり、狭めたりする必要が無いため、静圧・風量の低下を抑制することができる。
さらに本実施の形態における遠心式ファン1では、羽根2のテーパ形状により風の流れを改善することができる。また、流入口部をシュラウドで覆うことができる。このため、低騒音化を実現することができる。この点について以下に説明する。
図8は、従来の羽根車の断面形状と騒音特性とを示す図である。
図8(A)の断面図に示されるように、従来の羽根車3’は、下シュラウド21’と、上シュラウド23’と、下シュラウド21’および上シュラウド23’の間に設けられる複数の羽根2’とを備えている。下シュラウド21’の外径は、上シュラウド23’の外径と等しい。このため、羽根車3’を上下金型のみで一体成形することができない。
図8(B)においては、図8(A)の羽根車3’を駆動したときの騒音特性を、その横軸に周波数を、縦軸に騒音値(dB(A))をとって示している。
騒音は全体で、58.0dB(A)であり、また、図8(B)に示されるように、離散周波数騒音、広帯域騒音(乱流騒音)のいずれにおいても高めの数値を示している。
図9は、本発明の実施の形態における羽根車の断面形状と騒音特性とを示す図である。
図9(A)の断面図に示されるように、本実施の形態における羽根車3は、下シュラウド21と、上シュラウド23と、下シュラウド21および上シュラウド23の間に設けられる複数の羽根2とを備えている。下シュラウド21の外径は、上シュラウド23の内径と略等しい。このため、羽根車を上下金型のみで一体成形することが可能である。
図9(B)においては、図9(A)の羽根車を駆動したときの騒音特性を、その横軸に周波数を、縦軸に騒音値(dB(A))をとって示している。
騒音は全体で、57.3dB(A)であり、また、図9(B)の実線の円内に示されるように、離散周波数騒音(羽根ブレードの1次、2次騒音)が図8(B)と比べて低下している。また、図9(B)の一点鎖線の円内に示されるように、広帯域騒音(乱流騒音)も、図8(B)と比べて低下している。
図10は、変形例における遠心式ファンの羽根車の断面図である。
この羽根車が図1〜7で示した羽根車と異なる点は、下シュラウド21の外径を外方向に延在させるための底板(プレート)21aが、羽根車3の下に取り付けられている点である。底板21aの中空部分の直径(内径)は、下シュラウド21の外径に等しい。底板21aの外径は、上シュラウド23の外径に等しい。これにより、上シュラウド23の外径と底板21aの外径とを一致させることができ、図8のような羽根車の構成と同様のP−Q特性を確保することができる。すなわち底板21aは、いわば後付の下シュラウドとして機能する。底板21aを取り付けることにより、P−Q特性は維持しつつ騒音を低減することも可能となる。
本実施の形態においても、底板21aを除いた羽根車3の部分は、上下金型のみで一体成形することが可能であり、羽根車の生産性を高めることができる。
[その他]
本実施の形態におけるファンは、ターボ型、多翼型、ラジアル型等のあらゆる遠心式ファンに適応することができる。ファンを搭載する装置としては、主に吸込み冷却を要する製品(家電、PC、OA機器、車載機器等)などに適用が可能である。
[実施の形態における効果]
以上のように本実施の形態における羽根車は、平面視で上シュラウドと下シュラウドとの重なり部分がない。このため、上下金型による一体成形で羽根車を製造することが出来、羽根車の生産性が高いという効果がある。
各羽根の内径部分の上部は、上シュラウドの頂点に接する。各羽根の内径部分は、その位置からある傾き(テーパ角度(γ))を持って下部へ下っており、各羽根の内径部分の下部は下シュラウドと接している。これにより、流入口径が広がることがないため、最大静圧が低下することもない。
また本実施の形態によると、空気の流れに沿った効率の良い羽根形状の作成が可能となり、高流量・高静圧化・低騒音化につながるという効果がある。
上述の実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 遠心式ファン
2 羽根
3 羽根車
4 ケーシング
5 上ケーシング
6 下ケーシング
6a 下ケーシングの突出部
7 支柱
8 吸込み口
9 吹出し口
11 回転軸
13 ファンモータ
21 下シュラウド
21A 下シュラウド内径
21B 下シュラウド外径
23 上シュラウド
23A 上シュラウド内径
23B 上シュラウド外径
D1 上シュラウド内径
D2 下シュラウド外径

Claims (4)

  1. 下シュラウドと、
    上シュラウドと、
    前記下シュラウドと前記上シュラウドとの間に設けられる、円周上に配列される複数の羽根とを備えた羽根車であって、
    回転軸を中心に回転することが可能であり、
    前記下シュラウドの外径は、前記上シュラウドの内径以下であり、
    前記羽根の内径部分は、前記上シュラウドの内径部分と、前記下シュラウドの内径部分とを結ぶ傾斜部を有する、羽根車。
  2. 平面視で前記上シュラウドと前記羽根とが存在する場所において、前記上シュラウドと前記羽根とは接している、請求項1に記載の羽根車。
  3. 前記複数の羽根の各々は、前記回転軸から遠ざかるにつれ、その厚さが薄くなる形状を有する、請求項1または2に記載の羽根車。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の羽根車と、
    前記羽根車の下部分に位置する下ケーシングとを備え、
    前記下ケーシングは、平面視で前記上シュラウドが存在する部分において、前記羽根車の方向に突出する部分を有し、
    吸入み口から吸入した空気を、前記羽根車の回転に伴う遠心力によって羽根車の径の外方に向けて吹き出す、遠心式ファン。
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