JP2013008500A - コネクタ及びコネクタ装置 - Google Patents

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拓也 樋下田
Seigi Nemoto
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Abstract

【課題】本発明は少なくとも3つ以上の接続対象物と接続できる構造のコネクタの提供。
【解決手段】本目的は複数の接続部を有するコンタクトと、コンタクトが保持・配列されるハウジング12とを備えるコネクタ10において、コンタクトには3つの接続部(第1接続部201、401、第2接続部202、402、第3接続部203、403)を設けるとともに3つの接続部を略U字形状に配置し、3つのうちの1つの接続部が向き合うように2つのコンタクト(第1コンタクト20、第2コンタクト40)をハウジング12に保持し、ハウジング12には、向き合う接続部(第1コンタクト20の第3接続部203、第2コンタクト40の第1接続部401)が突出する嵌合溝5を設け、2つのコンタクト20、40の残りの全ての接続部はハウジング12の外側面123、123及び底面124側に位置するように配置されることを特徴とするコネクタ10により達成できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)やPCや交換機等の通信機器や電気機器や電子機器に使用されるコネクタに関するもので、特に、簡単な構造で、かつ、容易に複数の接続対象物との接続ができる構造に関するものである。
一般的に、複数の接続対象物を接続する場合には、1つ乃至2つ以上のコネクタが使用される。例えば、2つの基板間を接続する場合には、下記に示す特許文献1のように、1つのコネクタでコンタクトを両方の基板に接触する方法もあるが、特許文献3のように2つのコネクタをそれぞれの基板に実装させた後に2つのコネクタ同士を嵌合させる方法もある。また、マザーボードとドウターボードを接続させる場合、特許文献2のように1つのコネクタに前記ドウターボードが入る挿入溝を設け、かつ、前記コネクタをマーザーボードに実装する方法がある。複数のドウターボードを接続する場合には、接続するドウターボードの数分だけコネクタを用意すればよい。
下記に、1つのコネクタで、2つの基板間を接続するタイプの特許文献1(特表2001−502446)と1つのコネクタでマザーボードとドウターボードを接続するタイプの特許文献2(特開2002−94266)と2つのコネクタを用いて2つの基板間を接続するタイプの特許文献3(特開2007−18785)を挙げる。
特表2001−502446の要約によると、SIMカードの如きチップカードを印刷回路基板に電気的に接続する装置は、チップカードの接触点に一致するよう配置される開口(3)を具える基部プレート(2)を有するハウジング(1)、及びそのハウジング内に提供される略U字形状のコンタクト(4)を有し、コンタクト(4)はチップカードに接触されるための第1ばね脚部(41)、回路基板に接触するための第2ばね脚部(42)、ハウジング(1)に固定されるための中央領域(43)を有し、第1ばね脚部(41)は基部プレート(2)に略平行に配置され、開口(3)を貫通して接触領域(411)を有し、コンタクト(4)の中央領域(43)は基部プレート(2)に略直交方向に延びる構造のチップカードを印刷回路基板に電気的に接続する装置が開示されている。 特開2002−94266の要約によると、斯る現状に鑑みてなされたものであって、基板の重量に関係なく、振動や衝撃でもイジェクトロックが外れることがなく、安定した接続が得られる電気コネクタを提供とし、所要数のコンタクト14と、このコンタクト14を保持・固定すると共に長手方向両側にガイド部44を有し、かつ、基板46が挿入される嵌合口32を有するハウジング12と、ガイド部44に回動可能に装着されたイジェクトロック18とからなる電気コネクタにおいて、基板46が嵌合口32に挿入された際に、イジェクタロック18の係合部38が基板46の係止部48から外れないようにガイド部44にロック保護部材16を装着することにより達成でき、ロック保護部材16が摺動する際に双方のガイド突起でロック保護部材16をガイドできるようにする構造の電気コンネクタが開示されている、。 特開2007−18785の要約によると、簡単な構造で0.7mm以上のフローティング量を確保することができ、かつコネクタ同士の嵌合時に基板との短絡がなく、接続不良に繋がらないコネクタの提供することを目的とし、コンタクト16には接触部22と第一固定部24と弾性部26と第二固定部28と接続部30とを備えこの順で配置し、弾性部26の形状を略クランク状にし、絶縁体は固定用ブロック12と可動用ハウジング14とから構成され、ブロック12には第二固定部28が固定されるとともにハウジング14には第一固定部24が固定され、ハウジング14はコンタクト16にのみ固定されるとともにブロック12の底面側より浮遊するようにコンタクト16の弾性部26によってフローティング可能に保持することで達成できる構造のコネクタが開示されている。
近年、用途が多様化するにつれ、1つのコネクタで少なくとも3つ以上の接続対象物と接続できる構造のコネクタが要求されてきている。しかしながら、上記に挙げた文献では、次のような問題がある。
特許文献1の構造では、2つの基板間若しくはコネクタ同士を繋ぎ合せること、基板とコネクタとを繋ぎ合せることしかできない。つまり、2つの接続対象物としか接続することが出来ない。コネクタ同士を繋ぎ合わせた場合、コンタクトの接触部の形状がともに湾曲しているため、安定した接続を得難い。
特許文献2は所謂カードエッジのコネクタで、この構造では、1つのマザーボードと1つのドウターボードにしか接続することができなく、複数のドウターボードと接続したい場合にはドウターボードの数だけのコネクタが必要になってしまう。つまり、2つの接続対象物としか接続することが出来ない。
特許文献3は所謂ツーピースのコネクタで、この構造では、2つの基板間しか接続できない。つまり、2つの接続対象物としか接続することが出来ない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、少なくとも3つ以上の接続対象物と接続できる構造のコネクタを提供せんとするものである。
本目的は、請求項1記載のように、複数の接続対象物と接続するコネクタであって、
前記接続対象物と接続する複数の接続部を有するコンタクトと、該コンタクトが保持・配列されるハウジングとを備えるコネクタにおいて、
前記コンタクトには3つの接続部(第1接続部、第2接続部、第3接続部)を設けるとともに3つの前記接続部を略U字形状に配置し、3つのうちの1つの前記接続部が向き合うように2つの前記コンタクト(第1コンタクト、第2コンタクト)を前記ハウジングに保持し、
前記ハウジングには、向き合う前記接続部(第1コンタクトの第3接続部、第2コンタクトの第1接続部)が突出する嵌合溝を設け、2つの前記コンタクトの残りの全ての前記接続部は前記ハウジングの外側面及び底面側に位置するように配置されることを特徴とするコネクタにより達成できる。
請求項2記載のコネクタは、前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部は略湾曲形状をし、前記第1コンタクトの第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部は前記嵌合溝内に突出し、前記第1コンタクトの第1接続部は前記ハウジングから突出し、
前記第2コンタクトの第3接続部は略コ字形状をし、前記第2コンタクトの第3接続部は前記ハウジング内に位置することを特徴とする請求項1記載のコネクタにある。
また、請求項3記載のコネクタは、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトには、前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部と第3接続部からそれぞれ延設した第1係合部と第3係合部を設け、
前記ハウジングにはそれぞれの第1係合部と第3係合部と係合する第1〜第4係止部を設け、
それぞれの係合部と係止部とを係合させることにより前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部と第3接続部にプリテンションを持たせることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにある。
さらに、請求項4記載のコネクタは、前記第1コンタクトの第2接続部及び前記第2コンタクトの第2接続部は略板状をし、前記第1コンタクトの第2接続部及び前記第2コンタクトの第2接続部を基板に実装することを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタにある。
請求項5記載のコネクタは、前記コネクタに、前記コネクタ同士を繋ぎ合わせる連結手段を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4記載のコネクタにある。
また、請求項6記載のコネクタは、前記連結手段として、幅方向のどちらか一方の側面に内側に突出した略L字形状の係合突出片を長手ピッチ方向両側に設け、逆側(他方)の側面に外側に突出した略L字形状の係止突出片を前記係合突出片に対応する位置に設け、前記係合突出片と前記係止突出片を係合させることによりコネクタを連結させることを特徴とする請求項5記載のコネクタにある。
請求項7記載のコネクタ装置は、前記第1コンタクトの第1接続部と前記第2コンタクトの第3接続部とを接続させることにより請求項1〜6記載のコネクタを複数連設させることを特徴とするコネクタ装置にある。
また、請求項8記載のコネクタ装置は、前記ハウジングの嵌合溝に、基板を挿入することを特徴とする請求項7記載のコネクタ装置にある。
以上の説明から明らかなように、本発明のコネクタ及びコネクタ装置によると、次のような優れた効果が得られる。本発明のコネクタでは、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、容易にコネクタ同士を繋ぎ(接続)合せることができる。
(1)請求項1記載のように、複数の接続対象物と接続するコネクタであって、前記接続対象物と接続する複数の接続部を有するコンタクトと、該コンタクトが保持・配列されるハウジングとを備えるコネクタにおいて、前記コンタクトには3つの接続部(第1接続部、第2接続部、第3接続部)を設けるとともに3つの前記接続部を略U字形状に配置し、3つのうちの1つの前記接続部が向き合うように2つの前記コンタクト(第1コンタクト、第2コンタクト)を前記ハウジングに保持し、前記ハウジングには、向き合う前記接続部(第1コンタクトの第3接続部、第2コンタクトの第1接続部)が突出する嵌合溝を設け、2つの前記コンタクトの残りの全ての前記接続部は前記ハウジングの外側面及び底面側に位置するように配置されることを特徴とするコネクタにしているので、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、各接続対象物と安定して接続を得ることができる。
(2)請求項2記載のコネクタは、前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部は略湾曲形状をし、前記第1コンタクトの第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部は前記嵌合溝内に突出し、前記第1コンタクトの第1接続部は前記ハウジングから突出し、前記第2コンタクトの第3接続部は略コ字形状をし、前記第2コンタクトの第3接続部は前記ハウジング内に位置することを特徴とする請求項1記載のコネクタにしているので、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、各接続対象物と安定して接続を得ることができ、ドウターボードとの接続も可能で、コネクタ同士を繋ぎ合わせた時に安定した接続を得ることができる。
(3)請求項3記載のコネクタは、前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトには、前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部と第3接続部からそれぞれ延設した第1係合部と第3係合部を設け、前記ハウジングにはそれぞれの第1係合部と第3係合部と係合する第1〜第4係止部を設け、それぞれの係合部と係止部とを係合させることにより前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部と第3接続部にプリテンションを持たせることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにしているので、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、各接続対象物と安定して接続を得ることができ、ドウターボードとの接続も可能で、コネクタ同士を繋ぎ合わせた時に安定した接続を得ることができ、容易にプリテンションを持たせることができる。
(4)請求項4記載のコネクタは、前記第1コンタクトの第2接続部及び前記第2コンタクトの第2接続部は略板状をし、前記第1コンタクトの第2接続部及び前記第2コンタクトの第2接続部を基板に実装することを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタにしているので、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、各接続対象物と安定して接続を得ることができ、ドウターボードとの接続も可能で、コネクタ同士を繋ぎ合わせた時に安定した接続を得ることができる。
(5)請求項5記載のコネクタは、前記コネクタに、前記コネクタ同士を繋ぎ合わせる連結手段を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4記載のコネクタにしているので、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、各接続対象物と安定して接続を得ることができ、ドウターボードとの接続も可能で、容易にコネクタ同士を連結でき、コネクタ同士を繋ぎ合わせた時に安定した接続を得ることができる。
(6)請求項6記載のコネクタは、前記連結手段として、幅方向のどちらか一方の側面に内側に突出した略L字形状の係合突出片を長手ピッチ方向両側に設け、逆側(他方)の側面に外側に突出した略L字形状の係止突出片を前記係合突出片に対応する位置に設け、前記係合突出片と前記係止突出片を係合させることによりコネクタを連結させることを特徴とする請求項5記載のコネクタにしているので、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、各接続対象物と安定して接続を得ることができ、ドウターボードとの接続も可能で、容易にコネクタ同士を連結でき、コネクタ同士を繋ぎ合わせた時に安定した接続を得ることができる。
(7)請求項7記載のコネクタ装置は、前記第1コンタクトの第1接続部と前記第2コンタクトの第3接続部とを接続させることにより請求項1〜6記載のコネクタを複数連設させることを特徴とするコネクタ装置にしているので、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、各接続対象物と安定して接続を得ることができ、ドウターボードとの接続も可能で、コネクタ同士を繋ぎ合わせた時に安定した接続を得ることができる。
(8)請求項8記載のコネクタ装置は、前記ハウジングの嵌合溝に、基板を挿入することを特徴とする請求項5記載のコネクタ装置にしているので、3つ以上の接続対象物と接続することが可能であり、各接続対象物と安定して接続を得ることができ、ドウターボードとの接続も可能で、コネクタ同士を繋ぎ合わせた時に安定した接続を得ることができる。
(A) 嵌合溝上方より見たコネクタの斜視図である。(B) 嵌合溝と反対側より見たコネクタの斜視図である。(C) あるコンタクト部分で断面した断面図である。 (A) 第1コンタクトの斜視図である。(B) 第2コンタクトの斜視図である。 (A) 嵌合溝上方より見たハウジングの斜視図である。(B) 嵌合溝と反対側より見たハウジングの斜視図である。(C) ある挿入溝部分で断面した断面図である。 (A) 連結した状態の2つのコネクタを、嵌合溝上方より見た斜視図である。(B) 連結した状態の2つのコネクタを、嵌合溝と反対側より見た斜視図である。(C) あるコンタクト部分で断面した断面図である。 連結した状態の2つのコネクタの嵌合溝に、2つの基板が挿入された状態の斜視図である。
本発明の特徴は、複数の接続対象物と接続するコネクタ10であって、前記接続対象物と接続する複数の接続部を有するコンタクトと、該コンタクトが保持・配列されるハウジング12とを備えるコネクタ10において、前記コンタクトには3つの接続部(第1接続部201、401、第2接続部202、402、第3接続部203、403)を設けるとともに3つの前記接続部を略U字形状に配置し、3つのうちの1つの前記接続部が向き合うように2つの前記コンタクト(第1コンタクト20、第2コンタクト40)を前記ハウジング12に保持し、前記ハウジング12には、向き合う前記接続部(第1コンタクト20の第3接続部203、第2コンタクト40の第1接続部401)が突出する嵌合溝5を設け、2つの前記コンタクト20、40の残りの全ての前記接続部は前記ハウジング12の外側面123、123及び底面124側に位置するように配置されることを特徴とするコネクタ10である。
つまり、略U字形状をした3つの接続部を有する2つのコンタクトを、1つの接続対象物が入る嵌合溝5を有するハウジング12に、並べるように3つの接続部のうち1つが前記嵌合溝5内に突出し、かつ、残りの接続部が外側面及び底面に位置するように配置することで、少なくとも3つ以上の接続対象物と接続できるようにしたものである。
図1(A)は嵌合溝上方より見たコネクタの斜視図であり、(B)は嵌合溝と反対側より見たコネクタの斜視図であり、(C)はあるコンタクト部分で断面した断面図である。図2(A)は第1コンタクトの斜視図であり、(B)は第2コンタクトの斜視図である。図3(A)は嵌合溝上方より見たハウジングの斜視図であり、(B)は嵌合溝と反対側より見たハウジングの斜視図であり、(C)はある挿入溝部分で断面した断面図である。図4(A)は連結した状態の2つのコネクタを、嵌合溝上方より見た斜視図であり、(B)は連結した状態の2つのコネクタを、嵌合溝と反対側より見た斜視図であり、(C)はあるコンタクト部分で断面した断面図である。図5は連結した状態の2つのコネクタの嵌合溝に、2つの基板が挿入された状態の斜視図である。
本実施例のコネクタ10は、2種類の複数のコンタクト(第1及び第2コンタクト20、40)とハウジング12とを備えている。
本発明のコネクタ10について説明する前に、前記コネクタ10の嵌合溝5に挿入する接続対象物やそれぞれの接続部に接続される接続対象物について説明する。前記接続対象物としては、FPCや基板やメモリーカードや相手コネクタや本コネクタ10等を挙げることができる。本実施例では、前記嵌合溝5に挿入される接続対象物は基板80であり、側面に位置する接続部に接続されるのは本コネクタ10である。つまり、本コネクタ10複数連結させ、コネクタ装置1として用い、複数の前記嵌合溝5に基板(ドウターボード)80を差し込む構造になっている。
まず、前記嵌合溝5に挿入される基板(ドウターボード)80について説明する。前記基板80には、少なくとも前記第コンタクト20の第3接続部203及び前記第2コンタクト40の第1接続部401と接続するランドと該ランドから回路へ繋がるパターンとを備えている。
つぎに、2種類の第1及び第2コンタクト20、40について説明する。この第1及び第2コンタクト20、40は金属製であり、公知技術のプレス加工によって製作されている。前記第1及び第2コンタクト20、40の材質としては、バネ性や導電性などが要求されるので、黄銅やベリリウム銅やリン青銅等を挙げることができる。以下、それぞれのコンタクト20、40の構造について説明する。
最初に、前記第1コンタクト20について説明する。前記第1コンタクト20には、3つの第1接続部201、第2接続部202、第3接続部203が設けられるとともに3つの前記接続部201、202、203は略U字形状に配置されている。前記第1コンタクト20は前記ハウジング12に圧入や溶着やインサート成形や引っ掛け(ランス)等によって固定されており、本実施例では圧入によって固定されている。
前記第1接続部201は側面123から突出するように設けられ、その形状は本実施例では前記第2コンタクト40の第3接続部403に接続し易いように湾曲形状にしている。前記第1接続部201の大きさ・形状は、相手物に接続でき、安定して接続が得られれば如何なるものでもよいが、接続安定性や相手物の形状・位置や弾性や接触力や加工性等を考慮して適宜設計する。
前記第2接続部202は、本実施例では相手物に接続する構造にしていないが、客先要求等により、接続できる構造にしてもよい。例えば、本実施例のまま、厚さを増やして、底面124から突出するようにして表面実装(SMT)タイプにし、半田付けで基板に実装してもよい。また、前記第1接続部201のように湾曲形状にし、基板や相手物に点接触するようにしてもよい。
前記第3接続部203は前記嵌合溝5から突出するように設けられるとともに前記第2コンタクト40の第1接続部401と向き合うように配置され、その形状は本実施例では前記基板80に接続し易いように湾曲形状にしている。前記第3接続部203の大きさ・形状は、相手物に接続でき、安定して接続が得られれば如何なるものでもよいが、接続安定性や相手物の形状・位置や弾性や接触力や加工性等を考慮して適宜設計する。ここで言う「向き合う」とは、必ずしも同一の高さでなくてもよく、接続する前記基板80のランド位置に沿い、ランドと接続できればよい。
前記第1コンタクト20には、前記ハウジング12に固定するための固定部204が上方向(基板80の挿入方向)に突出ようように設けられている。前記固定部204の形状・大きさは、保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記第1コンタクト20には、前記第1接続部201及び前記第3接続部203から延設され、前記ハウジング12と係合するための第1係合部205及び第3係合部206が設けられている。前記第1係合部205及び前記第3係合部206を前記ハウジング12に係合させることにより、前記第1接続部201及び前記第3接続部203にプリテンションを予め持たせるようにしたものである。前記第1係合部205及び前記第3係合部206の形状・大きさは、接続安定性や予め与える接触力や弾性や加工性等を考慮して適宜設計する。
第2に、前記第2コンタクト40について説明する。前記第2コンタクト40には、3つの第1接続部401、第2接続部402、第3接続部403が設けられるとともに3つの前記接続部401、402、403は略U字形状に配置されている。前記第1コンタクト20は前記ハウジング12に圧入や溶着やインサート成形や引っ掛け(ランス)等によって固定されており、本実施例では圧入によって固定されている。
前記第1接続部401は前記嵌合溝5から突出するように設けられるとともに前記第1コンタクト20の第3接続部203と向き合うように配置され、その形状は本実施例では前記基板80に接続し易いように湾曲形状にしている。前記第1接続部401の大きさ・形状は、相手物に接続でき、安定して接続が得られれば如何なるものでもよいが、接続安定性や相手物の形状・位置や弾性や接触力や加工性等を考慮して適宜設計する。ここで言う「向き合う」とは、必ずしも同一の高さでなくてもよく、接続する前記基板80のランド位置に沿い、ランドと接続できればよい。
前記第2接続部402は、本実施例では相手物に接続する構造にしていないが、客先要求等により、接続できる構造にしてもよい。例えば、本実施例のまま、厚さを増やして、底面124から突出するようにして表面実装(SMT)タイプにし、半田付けで基板に実装してもよい。また、前記第1接続部401のように湾曲形状にし、基板や相手物に点接触するようにしてもよい。
前記第3接続部403は側面123と同一か側面123から突出しない(ハウジング12内)ように設けられ、その形状は本実施例では前記第1コンタクト20の第1接続部201に接続し易いように略コ字形状にしている。前記第3接続部403の大きさ・形状は、相手物に接続でき、安定して接続が得られれば如何なるものでもよいが、接続安定性や相手物の形状・位置や弾性や接触力や加工性等を考慮して適宜設計する。略コ字形状にしたのは、前記第1コンタクト20の第1接続部201と接続するのに、点ではなく、面にするためである。
前記第2コンタクト40には、前記ハウジング12に固定するための固定部404が上方向(基板80の挿入方向)に突出ようように設けられている。前記固定部404の形状・大きさは、保持力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。
前記第2コンタクト40には、前記第1接続部401及び前記第3接続部403から延設され、前記ハウジング12と係合するための第1係合部405及び第3係合部406が設けられている。前記第1係合部405及び前記第3係合部406を前記ハウジング12に係合させることにより、前記第1接続部401及び前記第3接続部403にプリテンションを予め持たせるようにしたものである。前記第1係合部405及び前記第3係合部406の形状・大きさは、接続安定性や予め与える接触力や弾性や加工性等を考慮して適宜設計する。
次に、ハウジング12について説明する。このハウジング12は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記ハウジング12には、所要数の前記第1コンタクト20及び前記第2コンタクト40が装着される挿入溝121、121が設けられており、圧入や溶着やインサート成形や引っ掛け(ランス)等によって固定されている。本実施例では、前記挿入溝121、121は幅方向に並行に設けられている。前記挿入溝121、121の形状・大きさは、前記第1コンタクト20及び前記第2コンタクト40が挿入・保持できれば如何なるものでもよく、接続安定性や保持力や強度や加工性等考慮して適宜設計する。
前記ハウジング12には、接続対象物(本実施例では基板80)が入る嵌合溝5が長手ピッチ方向に一連に、かつ、前記挿入溝121、121と連設して設けられている。前記嵌合溝5の形状・大きさは、接続対象物(本実施例では基板80)が入り、かつ、前記第1コンタクト20の第3接続部203と前記第2コンタクト40の第1接続部401が突出できればよく、接続対象物(本実施例では基板80)の形状・大きさに沿い、接続安定性や接触力や加工性や強度等を考慮して適宜設計する。本実施例では前記嵌合溝5を一連に設けたが、接続対象物(本実施例では基板80)が入ればよく、長手ピッチ方向両側には壁を設けてもよい。
前記コネクタ10には、前記コネクタ10同士を連結してコネクタ装置1にするための係合手段が設けられている。前記係合手段としては、前記コネクタ10同士を連結できれば如何なるものでもよい。本実施例では、前記連結手段として、前記ハウジング12の幅方向のどちらか一方の側面に内側に突出した略L字形状の係合突出片14を長手ピッチ方向両側に設け、逆側(他方)の側面に外側に突出した略L字形状の係止突出片16を前記係合突出片14に対応する位置に設け、前記係合突出片14と前記係止突出片16を係合させることによりコネクタ10を連結させて、コネクタ装置1にしている。このようにすれば、同一コネクタ10で複数のコネクタ10を連結することも可能である。
別の係合手段について説明する。
例えば、図示はしないが、長手ピッチ方向で、かつ、幅方向の両側に孔を設けておき、前記孔に別部品の連結具を挿入して連結させてもよい。
例えば、図示はしないが、長手ピッチ方向で、かつ、幅方向のどちらか一方側で、高さ方向のある位置に孔を設け、他方側に突起を設けておき、前記孔と前記突起を連結させることにより連結させてもよい。このようにすれば、同一コネクタ10で複数のコネクタ10を連結することも可能である。
例えば、図示はしないが、長手ピッチ方向で、かつ、幅方向の両側で、高さ方向のある位置に孔を設けておき、前記孔に別部品の連結具を挿入して連結させてもよい。
本発明は、PLC(プログラマブルロジックコントローラ)やPCや交換機等の通信機器や電気機器や電子機器に使用されるコネクタに活用され、特に、簡単な構造で、かつ、容易に複数の接続対象物との接続ができる構造に関するものである。
1 コネクタ装置
5 嵌合溝
10 コネクタ
12 ハウジング
121 挿入溝
122 上面
123 側面
124 底面
125 第1係止部
126 第2係止部
127 第3係止部
128 第4係止部
14 係合突出片
16 係止突出片
20 第1コンタクト
201 第1接続部
202 第2接続部
203 第3接続部
204 固定部
205 第1係合部
206 第3係合部
40 第2コンタクト
401 第1接続部
402 第2接続部
403 第3接続部
404 固定部
405 第1係合部
406 第3係合部
80 基板

Claims (8)

  1. 複数の接続対象物と接続するコネクタであって、
    前記接続対象物と接続する複数の接続部を有するコンタクトと、該コンタクトが保持・配列されるハウジングとを備えるコネクタにおいて、
    前記コンタクトには3つの接続部(第1接続部、第2接続部、第3接続部)を設けるとともに3つの前記接続部を略U字形状に配置し、3つのうちの1つの前記接続部が向き合うように2つの前記コンタクト(第1コンタクト、第2コンタクト)を前記ハウジングに保持し、
    前記ハウジングには、向き合う前記接続部(第1コンタクトの第3接続部、第2コンタクトの第1接続部)が突出する嵌合溝を設け、2つの前記コンタクトの残りの全ての前記接続部は前記ハウジングの外側面及び底面側に位置するように配置されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部は略湾曲形状をし、前記第1コンタクトの第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部は前記嵌合溝内に突出し、前記第1コンタクトの第1接続部は前記ハウジングから突出し、
    前記第2コンタクトの第3接続部は略コ字形状をし、前記第2コンタクトの第3接続部は前記ハウジング内に位置することを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記第1コンタクト及び前記第2コンタクトには、前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部と第3接続部からそれぞれ延設した第1係合部と第3係合部を設け、
    前記ハウジングにはそれぞれの第1係合部と第3係合部と係合する第1〜第4係止部を設け、
    それぞれの係合部と係止部とを係合させることにより前記第1コンタクトの第1接続部と第3接続部及び前記第2コンタクトの第1接続部と第3接続部にプリテンションを持たせることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
  4. 前記第1コンタクトの第2接続部及び前記第2コンタクトの第2接続部は略板状をし、前記第1コンタクトの第2接続部及び前記第2コンタクトの第2接続部を基板に実装することを特徴とする請求項1、2または3記載のコネクタ。
  5. 前記コネクタに、前記コネクタ同士を繋ぎ合わせる連結手段を設けることを特徴とする請求項1、2または3、4記載のコネクタ。
  6. 前記連結手段として、幅方向のどちらか一方の側面に内側に突出した略L字形状の係合突出片を長手ピッチ方向両側に設け、逆側(他方)の側面に外側に突出した略L字形状の係止突出片を前記係合突出片に対応する位置に設け、前記係合突出片と前記係止突出片を係合させることによりコネクタを連結させることを特徴とする請求項5記載のコネクタ。
  7. 前記第1コンタクトの第1接続部と前記第2コンタクトの第3接続部とを接続させることにより請求項1〜6記載のコネクタを複数連設させることを特徴とするコネクタ装置。
  8. 前記ハウジングの嵌合溝に、基板を挿入することを特徴とする請求項7記載のコネクタ装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027383U (ja) * 1973-07-03 1975-03-29
US4322120A (en) * 1980-05-19 1982-03-30 Hans Rilling Plug-in connector with improved spring contact

Patent Citations (2)

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