JP2013007225A - ガラリ羽根及び当該ガラリ羽根とガラリ竪枠との連結構造 - Google Patents

ガラリ羽根及び当該ガラリ羽根とガラリ竪枠との連結構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ガラリの形状に特徴を持たせることで、ガラリ羽根の強度を確保しつつ薄板化を可能とする。
【解決手段】第1方向に延びる長尺部であって、第1方向に直交する第2方向に傾斜する傾斜辺50を備えた羽根部と、前記羽根部の第2方向の両端部からそれぞれ垂直状に延びる垂直部と、を備え、前記垂直部は、傾斜辺50の端部から垂直状に延びる第1垂直辺51と、第1垂直辺51の先端側の余長部を当該第1垂直辺51に離間対向して平行するように内側に折り返してなる第2垂直辺52と、折り返し部Bからなる先端部と、からなり、前記垂直部の第1方向の両端部位が差し込み部53を形成している。
【選択図】図5

Description

本発明は、ガラリ羽根及び当該ガラリ羽根とガラリ竪枠との連結構造に関するものである。
ガラリは、扉体やパネル体に設けられ、複数枚の平行状の羽根板により室内外空間を連通することで、室内外の換気や通風を行うと共に、前記羽根板により視線を遮る機能を備えている。
図13は、扉体に設けられた従来のガラリを示す縦断面図であり、ガラリを構成する各ガラリ羽根5´は、頂部から室内外に向かって下向きに傾斜する2つの傾斜辺50´と、各傾斜辺50´の先端からそれぞれ垂下する垂下辺51´と、を備えている。ガラリ羽根は、典型的には、板厚1.2mmの亜鉛めっき鋼板を折り曲げて形成してなり、羽根板の長さ方向両端部は、ガラリ竪枠に溶接されている。特許文献1には、類似のガラリ構造が開示されている。
上記のような従来のガラリにおいては、以下のような改良の要望がある。
(ア)従来のガラリは、強度を確保するために、比較的厚い板厚1.2mmの亜鉛めっき鋼板を材料としているが、材料の軽量化、材料の選択による多仕様化の要望がある。
(イ)従来のガラリは各部材を溶接することで組み立てられているが、溶接には設備・熟練が要求されると共に作業の手間がかかり、溶接レスでのガラリの組み立ての要望がある。
(ウ)ガラリ構造全体の軽量化の要望がある。
(エ)ガラリ羽根の垂下辺51´の下端のバリ取り加工が不十分であると、垂下辺の下端に触れた場合に問題が生じ得る。
特開2003−278459
本発明は、上記(ア)〜(エ)の課題を解決することを目的とするものであり、ガラリの形状に特徴を持たせることで、ガラリ羽根の強度を確保しつつ薄板化を可能とすることで(ア)、(ウ)の課題を解決し、当該ガラリの形状を利用して(イ)、(エ)の課題を解決するものである。
本発明が採用したガラリ羽根は、
第1方向に延びる長尺部であって、第1方向に直交する第2方向に傾斜する傾斜辺を備えた羽根部と、
前記羽根部の第2方向の両端部からそれぞれ垂直状に延びる垂直部と、
を備え、
前記垂直部は、傾斜辺の端部から垂直状に延びる第1垂直辺と、第1垂直辺の先端側の余長部を当該第1垂直辺に離間対向して平行するように内側に折り返してなる第2垂直辺と、折り返し部からなる先端部と、からなり、
前記垂直部の第1方向の両端部位が差し込み部を形成している。
ガラリ羽根が扉体やパネル体に設けられた状態では、第1方向は扉体やパネル体の幅方向であり、第2方向は扉体やパネル体の厚さ方向である。
1つの態様では、前記羽根部は、互いに異なる方向に傾斜する2つの傾斜辺を備えているが、前記羽根部は、1つの傾斜辺からなるものでもよい。
1つの態様では、
前記傾斜辺の前記第1垂直辺に近い側の隣接部位は、当該傾斜辺の残りの部位の第1方向の端縁よりも第1方向に延出する延出傾斜部を形成しており、
前記差し込み部は、前記垂直部の第1方向の両端部位と、前記延出傾斜部と、からなる。
本発明では、垂直部を互いに離間対向して平行する第1垂直辺と第2垂直辺とから構成することで、ガラリ羽根を形成する板材の板厚を薄くすることにより、各垂直辺の板厚が薄くなった場合であっても垂直部全体の厚みにより強度を確保することができ、ガラリ羽根を形成する板材の薄板化が可能となる。1つの態様では、ガラリ羽根の板厚は0.6mmである。
本発明が採用した上記ガラリ羽根とガラリ竪枠との連結構造において、
前記竪枠には、前記ガラリ羽根の差し込み部を受け入れる受溝が形成されており、
前記ガラリ羽根の差し込み部は、前記受溝に差し込まれた状態で、前記第2垂直辺を拡開変形してなる拡開辺が前記竪枠に係止することで、竪枠に固定される。
ガラリ羽根を形成する板材を、第2垂直辺を拡開状に変形可能な程度の強度の薄板(例えば、板厚0.6mmの鋼板)から形成することで、第2垂直辺を拡開辺への変形が可能となる。
1つの態様では、竪枠に形成された受溝は、縦長方形状の開口溝であり、上縁、下縁、内側の内側側縁、外側の外側側縁を備えている。ガラリ羽根の差し込み部は、竪枠の受溝に差し込まれる時には、差し込み部の第1垂直辺の外側面が受溝の外側側縁に摺接し、差し込み部の折り返し部が受溝の下縁に摺接し、差し込み部の延出傾斜部の上縁が受溝の内側側縁に摺接しながら、差し込まれていき、差し込まれた状態では、差し込み部の第1垂直辺の外側面が受溝の外側側縁に当接し、差し込み部の折り返し部が受溝の下縁に当接し、差し込み部の延出傾斜部の上縁が受溝の内側側縁に当接する。
本発明では、ガラリ羽根の垂直部を互いに離間対向して平行する第1垂直辺と第2垂直辺とから構成することで、ガラリ羽根を形成する板材の板厚を薄くすることにより、各垂直辺の板厚が薄くなった場合であっても垂直部全体の厚みにより強度を確保することができ、ガラリ羽根を形成する板材の薄板化が可能となる。
ガラリ羽根の板材を薄板化することでガラリ全体の軽量化が可能となる。
ガラリ羽根の板材の薄板化が可能となることで、板厚0.6mmの鋼板の使用が可能となり、一般的なカラー鋼板を用いてガラリ羽根を製作することが可能となり、ガラリ羽根のデザインを多様化することができる。例えば、ガラリが設けられる扉体の表面材のデザインに適合するようにガラリを形成する板材を選択することで、ガラリの意匠性を向上させることができる。
本発明では、ガラリ羽根を形成する板材の端縁(第2垂直辺の先端)は、ガラリ羽根の内部に位置しているため、かかる端縁に指等が接触することなく、また、垂直部の下端の折り返し部は湾曲状となることから、安全性をより高めている。
本発明では、ガラリ羽根の長さ方向両端部の差し込み部が竪枠の受溝に差し込まれた状態で、差し込み部を形成する第2垂直辺を拡開辺へと変形させることで、溶接レスで差し込み部を竪枠に係止固定することが可能となる。
ガラリを備えた扉体の正面図である。 ガラリの正面図である。 扉体に設けられたガラリの縦断面図である。 扉体に設けられたガラリの横断面図である。 ガラリ羽根の側面図である。 他の実施形態に係るガラリ羽根の断面図である。 ガラリ羽根の正面図である。 ガラリを構成するガラリ羽根、竪枠、上枠、下枠の連結を説明する分解斜視図である。 左図は、竪枠の受溝に対するガラリ羽根の差し込み部の差し込みを説明する図であり、右図は、ガラリ羽根の差し込み部が竪枠の受溝に差し込まれた状態、及び、上枠の受溝に差し込まれた竪枠の上側突片、下枠の受溝に差し込まれた竪枠の下側突片のそれぞれの折り曲げを説明する図である。 (A)は、竪枠の受溝に差し込まれたガラリ羽根の差し込み部の第1の固定手段、(B)は、竪枠の受溝に差し込まれたガラリ羽根の差し込み部の第2の固定手段を、それぞれ説明する図である。 図12(A)の部分拡大図である。 ガラリ羽根、竪枠、上枠、下枠の連結構成を示すガラリの正面図である。 図11に示すガラリの側面図であり、(A)は第1の固定手段、(B)は第2の固定手段を示している。 従来のガラリを示す図である。
図1は、扉体1の正面図であり、扉体1の下半部位にガラリが設けてある。図1、図2に示すように、ガラリは、上枠2と、左右の竪枠3と、下枠4と、から正面視横長長方形状に形成された四周枠と、左右の竪枠3間に亘って平行状に水平に延びる複数本のガラリ羽根5と、からなる。ガラリは、その四周枠が扉体1の表面材10の内側に位置して隠れるように扉体1に設けられており、正面からはガラリ羽根5のみが見えるようになっている。扉体1によって閉鎖される開口部の一側の空間と他側の空間は、ガラリを通して連通している。図1に示す扉体1は引き戸用であるが、ガラリが設けられる扉体やパネル体の種類は限定されない。
ガラリを形成する上枠2、左右の竪枠3、下枠4、ガラリ羽根5は、0.6mmの板厚の板材を折り曲げて形成されており、ガラリを軽量化している。0.6mmの板厚の板材としては、亜鉛めっき鋼板、化粧鋼板が例示される。従来の板厚1.2mmの鋼板に比べて板厚0.6mmの鋼板を用いることで、一般的なカラー鋼板を用いてガラリを製作することが可能となり、ガラリのデザインの多様化が可能となる。以下の説明では、ガラリが扉体1に設けられた状態において、扉体1の幅方向を第1方向、扉体1の厚さ方向を第2方向とする。
図1、図3、図7に示すように、上枠2は、扉体1の幅方向、すなわち、第1方向に延びる長尺部材であり、水平状の上辺20と、上辺20の第2方向の両端からそれぞれ垂下する側辺21と、から断面視コ字形状に形成されている。上枠2の上辺20には、長さ方向両端部に近接して受溝200が形成されている。
図1、図4、図7に示すように、左右の竪枠3は、扉体1の高さ方向に延びる長尺部材であり、扉体1の高さ方向及び見込方向(第2方向)に延びる見込辺30、見込辺30の第2方向の両端から見込辺30に対して垂直状に延びる側辺31と、から断面視コ字形状に形成されている。左側の竪枠3の見込辺30と右側の竪枠3の見込辺30は対向しており、左側の竪枠3の側辺31と右側の竪枠3の側辺31は互いに離間する方向に延びている。
竪枠3の見込辺30の上端には当該上端より幅狭の舌状の上側突片32が上方に向かって突成されており、下端には当該下端より幅狭の舌状の下側突片33が下方に向かって突成されている。竪枠3の見込辺30には、第2方向(見込方向)および高さ方向に所定間隔を存して複数の受溝300が形成されている。
図1、図3、図7に示すように、下枠4は、第1方向に延びる長尺部材であり、水平状の上辺40と、上辺40の第2方向の両端から垂下する側辺41と、から断面視コ字形状に形成されている。下枠4の上辺40には、長さ方向両端部に近接して受溝400が形成されている。
ガラリ羽根5は、上枠2、下枠4に平行して、第1方向に延びる長尺部材である。図5に示すように、側面視において、頂部Tから互いに離間する方向に向かって第2方向に下向き傾斜状に延びる2つの傾斜辺50と、各傾斜辺50の下端から垂下する第1垂直辺51と、第1垂直辺51の下端側の余長部を内側に向かって当該第1垂直辺51に離間対向して平行するように折り返してなる内側の第2垂直辺52と、を備えており、垂直辺51の下端の折り返し部Bは湾曲状となっている。すなわち、ガラリ羽根5は、第1方向に延びる長尺部であり、第2方向に傾斜する傾斜辺50を有する羽根部と、当該羽根部の第2方向の両端部からそれぞれ垂直状に延びる垂直部(第1垂直辺51、第2垂直辺52)と、を備えている。
第1垂直辺51と第2垂直辺52は隙間Cを介して離間対向して平行している。したがって、ガラリ羽根5の各垂直部(第1垂直辺51、第2垂直辺52)の厚さdは、d>2×板厚となっており、ガラリ羽根の板厚を薄くする(例えば、1.2mm→0.6mm)ものでありながら、十分な強度を確保できるようになっている。また、ガラリ羽根5を形成する板材の端縁(第2垂直辺52の上縁)は、ガラリ羽根5の内部に位置しているため、かかる端縁に指等が接触することなく、また、各垂直部(第1垂直辺51、第2垂直辺52からなる)の下端の折り返し部Bは湾曲状であり、安全性を高めている。
図6に示すように、ガラリ羽根5の長さ方向両端部は、2つの傾斜辺50を、下方部位を残して切り欠くことで、傾斜辺50の長さ方向端縁502から第1方向に延出する差し込み部53が形成されている。傾斜辺50の第1垂直辺51に近い側の下方部位は、傾斜辺50の長さ方向端縁502を越えてさらに第1方向に延出する延出傾斜部500を形成している。差し込み部53は、垂直部(すなわち第1垂直辺51及び第2垂直辺52の長さ方向両端部)と、延出傾斜部500と、から形成されている。差し込み部53(延出傾斜部500)の上縁は501で表してある。
図7に示すように、ガラリの組み立て時において、ガラリ羽根5の長さ方向両端部の差し込み部53は、左右の竪枠3の見込辺30の受溝300に挿入され、竪枠3の上側突片32は上枠2の上辺20の受溝200に挿入され、竪枠3の下側突片33は下枠4の上辺40の受溝400に挿入される。
図8左図に示すように、ガラリ羽根5の長さ方向端部の2つの差し込み部53を、傾斜辺50の長さ方向端縁502が見込辺30に当接するまで、見込辺30の受溝300に差し込む。竪枠3の見込辺30に形成された受溝300の見込方向の間隔は、ガラリ羽根5の長さ方向の各端部に形成された2つの差し込み部53間の間隔に相当しており、受溝300の高さ方向の間隔は、上下隣位のガラリ羽根5の高さ方向の間隔を決定する。
図10に示すように、受溝300は、縦長方形状の開口溝であり、上縁301、下縁302、内側の内側側縁303、外側の外側側縁304を備えている。受溝300の高さ寸法は差し込み部53の高さ寸法より僅かに大きい寸法を備え、幅寸法は差し込み部53の幅寸法よりも僅かに大きい寸法となっている。ガラリ羽根5の長さ方向両端部の差し込み部53は、左右の竪枠3の見込辺30の受溝300に挿入する時には、差し込み部53の第1垂直辺51の外側面が受溝300の外側側縁304に摺接し、差し込み部53の折り返し部Bが受溝300の下縁302に摺接し、差し込み部53の上縁501が受溝300の内側側縁303に摺接しながら、挿入される。
差し込み部53の差し込み時に、上縁501はガイドの役割を有することで、差し込み時の作業性が良好である。差し込み部53が受溝300に挿入された状態では、差し込み部53は複数箇所で安定して受溝300に当接している(差し込み部53の第1垂直辺51の外側面が受溝300の外側側縁304に当接し、差し込み部53の折り返し部Bが受溝300の下縁302に当接し、差し込み部53の上縁501が受溝300の内側側縁303に当接している)ので、ガタが生じることが可及的に防止され、また、差し込み部53に作用し得る力も分散されて強度も確保される。なお、ガラリ羽根5の差し込み部53に、先端に向かって先細となるように傾斜部(テーパ)を設けてもよく、こうすることで、差し込み部53が竪枠3の受溝300に差し込みやすくなる。
各ガラリ羽根5の長さ方向両端部の差し込み部53を、左右の各竪枠3の見込辺30の受溝300に差し込んだ後、各竪枠3の上側突片32を上枠2の上辺20の受溝200に差し込み、竪枠3の下側突片33を下枠4の上辺40の受溝400に差し込み、上側突片32、下側突片33を、上辺20、下辺40に密着するようにそれぞれ折り曲げる(図8右図、図11)。このように、竪枠3の上下端部は、上枠2、下枠4にそれぞれ溶接レスで連結される。ガラリの組み立てにおいて、竪枠3の受溝300にガラリ羽根5の差し込み部53を左右方向(水平方向)に差し込む一方、竪枠3の上側突片32、下側突片33を、それぞれ上枠2、下枠4の受溝200、400に上下方向に差し込むことで、竪枠3に対するガラリ羽根5の差し込み方向と、上枠2、下枠4の差し込み方向を変えている。このような構成にすることで、上下枠2、4を竪枠3に差し込んだ時点で、四周枠の仮組みができて、固定前のガラリ羽根5の竪枠3からの脱落が防止される。
ガラリ羽根5の長さ方向両端部は、竪枠3に溶接レスで連結固定される。図9(A)、(B)、図12(A)、(B)には、竪枠3の見込辺30の受溝300に差し込まれたガラリ羽根5の差し込み部53の固定手段の2つの実施形態を示す。図9(A)、図12(A)に示す実施形態では、差し込み部53の内側の第2垂直辺52を、第1垂直辺51に離間対向する平行姿勢から、第2垂直辺52の上半部位が受溝300の内側側縁303を越えて内側に変位した拡開辺520(図10参照)と変形させることで、差し込み部53の拡開辺520を見込辺30に係止させて、溶接レスで固定する。
第2垂直辺52の拡開は、第1垂直辺51と第2垂直辺52の隙間Cに上方から工具の先端を挿入して、第2垂直辺52を拡げることで行うことができる。ガラリ羽根5を形成する板材の板厚を0.6mmと従来の板材に比べて肉薄にすることで、第2垂直辺52のみの拡開変形が可能となった。仮に従来の板厚1.2mmの板材で差し込み部を形成した場合には、板の変形には強い力が必要であり、無理に変形させようとすると差し込み部全体が変形してしまい、第2垂直辺のみを部分的に変形させることは困難である。
図9(B)、図12(B)に示す実施形態では、差し込み部53の基端部位と見込辺30の受溝300とを接着剤Aで固定することで、ガラリ羽根5の長さ方向両端部は、竪枠3に溶接レスで固定される。
上述の実施形態では、ガラリは、ガラリ羽根5、上枠2、竪枠3、下枠4を溶接レスで連結して組み立てられる。ガラリの組み立てに溶接作業を行わないことで、電力が不要となり、作業環境も改善できる。
ガラリ羽根5の他の実施形態に係る形状を図5Aに示す。ガラリ羽根5は、断面視において、第2方向に傾斜状に延びる1つの傾斜辺50Aからなる羽根部と、傾斜辺50Aの上側の端部から上方に延びる垂直部(第1垂直辺51A、第2垂直辺52A)と、下側の端部から下方に延びる垂直部(第1垂直辺51B、第2垂直辺52B)と、を備えており、垂直部の上端、下端は、それぞれ折り返し部Bとなっている。第1垂直辺51Aと第2垂直辺52A、第1垂直辺51Bと第2垂直辺52Bは、それぞれ離間対向している。差し込み部を形成する延出傾斜部は、傾斜辺50Aの上端側、下端側の部位から形成することができる。
3 竪枠
300 受溝
5 ガラリ羽根
50 傾斜辺
51 第1垂直辺
52 第2垂直辺
520 拡開辺
53 差し込み部
500 延出傾斜部

Claims (3)

  1. 第1方向に延びる長尺部であって、第1方向に直交する第2方向に傾斜する傾斜辺を備えた羽根部と、
    前記羽根部の第2方向の両端部からそれぞれ垂直状に延びる垂直部と、
    を備え、
    前記垂直部は、傾斜辺の端部から垂直状に延びる第1垂直辺と、第1垂直辺の先端側の余長部を当該第1垂直辺に離間対向して平行するように内側に折り返してなる第2垂直辺と、折り返し部からなる先端部と、からなり、
    前記垂直部の第1方向の両端部位が差し込み部を形成している、
    ガラリ羽根。
  2. 前記傾斜辺の前記第1垂直辺に近い側の隣接部位は、当該傾斜辺の残りの部位の第1方向の端縁よりも第1方向に延出する延出傾斜部を形成しており、
    前記差し込み部は、前記垂直部の第1方向の両端部位と、前記延出傾斜部と、からなる、
    請求項1に記載のガラリ羽根。
  3. 請求項1あるいは2に記載のガラリ羽根とガラリ竪枠との連結構造であって、
    前記竪枠には、前記ガラリ羽根の差し込み部を受け入れる受溝が形成されており、
    前記ガラリ羽根の差し込み部は、前記受溝に差し込まれた状態で、前記第2垂直辺を拡開変形してなる拡開辺が前記竪枠に係止することで、竪枠に固定される、連結構造。
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