JP2013007219A - 建設機械の旋回装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアプレートの高さ位置を低く保ちながら、減速機を駆動する電動モータをフロアプレートから突出しないように設けることができる建設機械の旋回装置の提供。
【解決手段】本発明は、走行体1と旋回体3との間に設けられる旋回輪2の内輪2cの内歯2c1と噛み合うギヤ21が取り付けられる出力軸20aを有する減速機20を備え、この減速機20の駆動によって旋回体3を旋回させるミニショベルの旋回装置において、鉛直方向に沿って延設された減速機20の横に平行に配置される電動モータ22と、この電動モータ22の回転力を減速機20に伝えるギヤ24,26,25と、減速機20及び電動モータ22の上に配置され、ギヤ24,26,25が収容されるギヤケース23とを備え、このギヤケース23をフロアプレート8の下方に位置するように構成してある。
【選択図】図2

Description

本発明は、旋回輪を構成する内輪と噛み合うギヤが取り付けられる出力軸を有する減速機を備えたミニショベル等の建設機械の旋回装置に関する。
図9は、従来の建設機械、例えばミニショベルに備えられる旋回装置の要部構成を示す正面図である。ミニショベルは一般に、走行体と、この走行体上に同図9に示す旋回輪2を介して配置される旋回体と、この旋回体に取り付けられ、ブーム、アーム、バケット等を含む作業装置とを備えている。旋回体の同図9に示す旋回フレーム3aの上方にはフロアプレート8が設けられ、このフロアプレート8上には運転席が配置されている。旋回輪2は、同図9に示すように、走行体側に取り付けられる内輪2cと、この内輪2cの外側に配置され、旋回フレーム3aに取り付けられる外輪2aと、これらの内輪2cと外輪2aとの間に設けられる転動体2bとを含んでいる。
このようなミニショベルに備えられる旋回装置は、旋回輪2の内輪2cの内歯2c1と噛み合うギヤ21が取り付けられる出力軸20aを有し、旋回フレーム3aに取り付けられる減速機20と、この減速機20上に配置され、回転力を減速機20に伝える油圧モータを備えた油圧モータ装置40とを含んでいる。ミニショベルにあっても、油圧モータ装置40がフロアプレート8の下方に位置するように設けられている。
ところで昨今、電動ショベル等の建設機械の旋回装置にあっては、油圧モータに代えて電動モータで減速機を駆動することが考えられている。このように旋回装置に電動モータを設ける場合には、図10に示すように、減速機20の上に電動モータ70を配置することが考えられる。この種の従来技術が、特許文献1に開示されている。
特開2010−203196号公報
上述した図10に示すように、(あるいは特許文献1に開示されているように、)減速機20の上に電動モータ70を配置した場合には、減速機20と電動モータ70とを含む当該旋回装置の高さ寸法が高くなり、ミニショベル等の小型機械にあっては、同図10に示すように、電動モータ70の上部がフロアプレート8から上方に突出する虞がある。このように電動モータ70がフロアプレート8から突出すると、フロアプレート8上に設けられた運転席の足回りが狭くなり障害となってしまう。また、電動モータ70によって発生する熱が運転席に与えられ、運転席に座ったオペレータに不快感を与えることになる。このようなことから、フロアプレート8の高さ位置を高く設定し、電動モータ70をフロアプレート8の下方に位置させる構成が考えられる。しかし、このように構成すると、フロアプレート8の位置が高くなることから乗降に支障をきたしかねない。一般に、ミニショベルにあっては、乗降時の安全性を確保するために、フロアプレート8をできるだけ低く設定することが望まれている。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、フロアプレートの高さ位置を低く保ちながら、減速機を駆動する電動モータをフロアプレートから突出しないように設けることができる建設機械の旋回装置を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、走行体と、この走行体上に旋回輪を介して配置される旋回体と、この旋回体に取り付けられる作業装置とを有するとともに、上記旋回体の旋回フレームの上方に配置したフロアプレートと、このフロアプレート上に設けられる運転席とを有する建設機械に備えられ、上記旋回輪は、上記走行体側に取り付けられる内輪と、この内輪の外側に配置され、上記旋回フレームに取り付けられる外輪と、これらの内輪と外輪との間に設けられる転動体とを含み、上記内輪と噛み合うギヤが取り付けられる出力軸を有する減速機を備え、この減速機の駆動によって上記旋回体を旋回させる建設機械の旋回装置において、上記減速機の横に配置される電動モータと、この電動モータの回転力を上記減速機に伝える複数のギヤと、上記減速機及び上記電動モータの上に配置され、上記複数のギヤが収容されるギヤケースとを備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、電動モータを駆動させることにより電動モータの回転力がギヤケース内に収容された複数のギヤを介して減速機に伝えられる。これに応じて減速機が回転し、この減速機の出力軸に取り付けられたギヤと旋回輪の内輪との噛み合いにより、減速機、複数のギヤが収容されたギヤケース、及び電動モータとともに旋回体が旋回する。電動モータの駆動を停止させることにより減速機が停止し、旋回体は慣性力によって旋回した後やがて停止する。このような旋回体の旋回操作を行わせる本発明は、電動モータを減速機の横に位置させ、電動モータの回転力を減速機に伝える複数のギヤが収容されるギヤケースを、減速機及び電動モータの上に配置したことから、当該旋回装置の高さ寸法を減速機あるいは電動モータの高さ寸法に、ギヤケースの高さ寸法を加えた程度の比較的低い寸法に抑えることができる。すなわち本発明は、減速機及び電動モータの上に配置されるギヤケースを、フロアプレートの下方に位置させることが可能となり、フロアプレートの高さ位置を低く保ちながら、減速機を駆動する電動モータをフロアプレートから突出しないように設けることができる。
また本発明は、上記発明において、上記電動モータを複数個設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、電動モータを1つ設ける場合に比べて、複数の電動モータそれぞれの容量が小さくて済む。したがって、複数の電動モータのそれぞれを小型の電動モータとすることができ、さらに当該旋回装置の高さ寸法を低く抑えることができる。
また本発明は、上記発明において、上記減速機の上方に、回転力を上記減速機に伝える油圧モータを設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、ギヤケースとフロアプレートとの間に、油圧モータを配置可能な空間を有する建設機械に好適である。油圧モータの高さ寸法を低く抑えることができる場合には、ミニショベル等の小型機械にも適用できる。本発明は、旋回体の旋回起動時等において、油圧モータによる回転力を、電動モータによる回転力を支援させるように活用させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記減速機と上記油圧モータとの間を断接するクラッチを設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、電動モータを発電機として活用させる場合、電動モータの駆動停止に伴って減速機が停止して、慣性力によって旋回体が旋回しながら停止に至るまでの間、クラッチによって減速機と油圧モータとの接続を切断することにより、油圧モータによる負荷を無くして、効率良く電動モータで発電させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記ギヤケース内に、上記電動モータを制動するブレーキ装置を設けたことを特徴としている。電動モータは比較的小さな制動力で停止させることが可能である。これに伴って本発明は、ブレーキ装置を簡素な構成として、ギヤケース内に収容させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記旋回フレームに、上記電動モータの下部が収容される穴を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、容量の大きな大型の電動モータを設ける場合でも、当該旋回装置の高さ寸法を抑えることができる。
また本発明は、上記発明において、上端部が上記ギヤケースに取り付けられ、下端部が上記旋回フレームに支持される補強部材を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、作業装置による作業等に伴って大きな衝撃が旋回装置に与えられた場合でも、補強部材によって、旋回装置に含まれる減速機、電動モータ、複数のギヤ、及び複数のギヤが収容されたギヤケースのそれぞれを安定した状態に保つことができる。
本発明は、旋回体を旋回させる減速機の横に配置される電動モータと、この電動モータの回転力を減速機に伝える複数のギヤと、減速機及び電動モータの上に配置され、複数のギヤが収容されるギヤケースとを備えた構成にしてある。この構成に伴って本発明は、減速機及び電動モータの上に配置されるギヤケースを、フロアプレートの下方に位置させることが可能となり、フロアプレートの高さ位置を低く保ちながら、減速機を駆動する電動モータをフロアプレートから突出しないように設けることができる。したがって本発明は、フロアプレートの高さ位置を低くすることが要望されるミニショベル等の小型機械にも好適であり、実用性に優れている。
本発明に係る旋回装置の第1実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げたミニショベルを示す側面図である。 第1実施形態に係る旋回装置の要部構成を示す正面図である。 本発明の第2実施形態の要部構成を示す概略図である。 本発明の第3実施形態の要部構成を示す正面図である。 本発明の第4実施形態の要部構成を示す概略図である。 本発明の第5実施形態の要部構成を示す概略図である。 本発明の第6実施形態の要部構成を示す正面図である。 本発明の第7実施形態の要部構成を示す正面図である。 従来のミニショベルに備えられる旋回装置の要部構成を示す正面図である。 従来のミニショベルにおいて考えられる電動モータの配置形態を示す正面図である。
以下、本発明に係る建設機械の旋回装置の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る旋回装置の第1実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げたミニショベルを示す側面図である。なお、後述する第2,第3,第6,第7実施形態に係る旋回装置も、例えば図1に示すようなミニショベルに備えられる。
図1に示すミニショベルは、走行体1と、この走行体1上に旋回輪2を介して配置される旋回体3と、この旋回体3に取り付けられ、土砂の掘削作業等に活用される作業装置4とを備えている。作業装置4は例えば、旋回体3に上下方向の回動可能に取り付けられるブーム5と、このブーム5の先端に上下方向の回動可能に取り付けられるアーム6と、このアーム6の先端に上下方向の回動可能に取り付けられるバケット7とを含んでいる。
旋回体3の旋回フレーム3aの上方にはフロアプレート8が配置され、このフロアプレート8上には運転席9が設けられている。旋回フレーム3aの後端部には、重量バランスを確保するカウンタウエイト10を備えている。また、運転席9とカウンタウエイト10の間には、エンジン、油圧ポンプ等が収容される機械室11を備えている。
図2は第1実施形態に係る旋回装置の要部構成を示す正面図である。この第1実施形態に係る旋回装置に備えられる旋回輪2は、前述した図9,10に示したものと同様に、走行体1側に取り付けられる内輪2cと、この内輪2cの外側に配置され、旋回フレーム3aに取り付けられる外輪2aと、これらの内輪2cと外輪2aとの間に設けられる転動体2bとを含んでいる。また、この第1実施形態は、前述した図9,10に示したものと同様に、旋回輪2の内輪2の内歯2c1と噛み合うギヤ21が取り付けられ、鉛直下方に向かって延設された出力軸20aと、この出力軸20aと同芯に、上方位置に設けられた入力軸20bとを有する減速機20を備えている。
同図2に示すように、この第1実施形態は、減速機20の横に電動モータ22を例えば1個配置してある。この電動モータ22は、例えば鉛直上方に向かって延設される出力軸22aを備えている。すなわち、電動モータ22と減速機20とを鉛直方向に対して平行となるように配置してある。
また、この第1実施形態は、電動モータ22の出力軸22aに取り付けたギヤ24と、減速機20の入力軸20bに取り付けたギヤ25と、これらのギヤ24とギヤ25に噛み合うギヤ26とを備えている。これらのギヤ24,25,26は、電動モータ22の回転力を減速機20に伝えるものであり、また、電動モータ22が発電機として用いられる際には、減速機20の回転力を電動モータ22の出力軸22aに伝えるものであり、例えば略同一水平面上に配置してある。
また、この第1実施形態は、減速機20及び電動モータ22の上に配置され、前述のギヤ24,25,26が収容されるギヤケース23を備えている。
このように構成した第1実施形態は、電動モータ22を駆動させることにより、電動モータ22の回転力が出力軸22a、ギヤケース23内に収容された複数のギヤ24,26,25、及び減速機20の入力軸20bを介して減速機20に伝えられる。これに応じて、減速機20の出力軸20aが回転し、この減速機20の出力軸20aに取り付けられたギヤ21と旋回輪2の内輪2cの内歯2c1との噛み合いにより、減速機20、複数のギヤ25,26,24が収容されたギヤケース23、及び電動モータ22とともに旋回体3が旋回する。また、電動モータ22の駆動を停止させることにより減速機20が停止し、旋回体2は慣性力によって旋回した後やがて停止する。なお、電動モータ22を発電機として用いる場合には、前述の慣性力によって旋回体3が旋回し、停止するまでの間、減速機20の出力軸20aの回転に応じて入力軸20bが回転し、その回転力がギヤ25,26,24を介して電動モータ22の出力軸22aに伝えられ、この出力軸22aの回転によって発電する。
前述のような旋回体3の旋回操作を行わせるこの第1実施形態にあっては、電動モータ22を減速機20の横に位置させ、電動モータ22の回転力を減速機20に伝える複数のギヤ24,26,25が収容されるギヤケース23を、減速機20及び電動モータ22の上に配置したことから、当該旋回装置の高さ寸法を減速機20あるいは電動モータ22の高さ寸法に、ギヤケース23の高さ寸法を加えた程度の比較的低い寸法に抑えることができる。すなわち、第1実施形態によれば、減速機20及び電動モータ22の上に配置されるギヤケース23を、フロアプレート8の下方に位置させることが可能となり、フロアプレート8の高さ位置を低く保ちながら、減速機20を駆動する電動モータ22をフロアプレート8から突出しないように設けることができる。したがって、フロアプレート8の高さ位置を低くすることが要望される当該ミニショベルにも好適であり、実用性に優れている。
図3は本発明の第2実施形態の要部構成を示す概略図である。この図3に示す第2実施形態に係る旋回装置の基本構成は第1実施形態と同等である。この第2実施形態は、第1実施形態の構成に加えて、ギヤケース23内に、電動モータ22を制動するブレーキ装置27を備えている。電動モータ22は比較的小さな制動力で停止させることができる。この第2実施形態は、第1実施形態と同等の作用効果の他に、ブレーキ装置27を簡素な構成としてギヤケース23内に収容させることができ、ブレーキ装置27に要する製作コストを比較的安価にすることができる。
図4は本発明の第3実施形態の要部構成を示す正面図である。この図4に示す第3実施形態に係る旋回装置は、減速機20の横に複数個、例えば2個の互いに異なる容量の第1,第2電動モータ28,29を備えた構成にしてある。すなわち、この第3実施形態は、減速機20の一方の側に比較的容量の大きい第1電動モータ28を設け、この第1電動モータ28の出力軸28aにギヤ30を取り付けてあり、このギヤ30と減速機20の入力軸20bに取り付けたギヤ25とに噛み合うギヤ32を設けてある。また、減速機20の他方の側に第1電動モータ28に比べて容量の小さい第2電動モータ29を設け、この第2電動モータ29の出力軸29aにギヤ31を取り付けてあり、このギヤ31と減速機20の入力軸20bに取り付けたギヤ25とに噛み合うギヤ33を設けてある。減速機20と、第1,第2電動モータ28,29のそれぞれとは、例えば鉛直方向に対して平行に配置してある。ギヤ30,32,25,33,31のそれぞれは、ギヤケース23に収容させてある。その他の構成は前述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第3実施形態は、第1実施形態におけるように電動モータを1個設ける場合に比べて、2個の電動モータ28,29のそれぞれの容量が小さくて済む。したがって、例えば第1,第2電動モータ28,29のそれぞれを市販の小型の電動モータとすることができ、当該旋回装置の高さ寸法を第1実施形態におけるよりもさらに低く抑えることができる。また、ギヤケース23内に収容されるギヤ30,32,25,33,32の歯車比を適宜考慮することにより、容量の異なる第1,第2電動モータ28,29それぞれの回転効率を高めることができる。
図5は本発明の第4実施形態の要部構成を示す概略図である。この図5に示す第4実施形態は、第1実施形態の構成に加えて、減速機20の上方に、例えば直上に、回転力を減速機20に伝える油圧モータを含む油圧モータ装置40を備えている。このように構成した第4実施形態は、ギヤケース23とフロアプレート8との間に、油圧モータ装置40を設置可能な空間を有する建設機械に好適である。油圧モータ装置40の高さ寸法を低く抑えることができる場合には、ミニショベル等の小型機械にも適用できる。この第4実施形態によれば、旋回体3の旋回起動時等において、油圧モータ装置40に含まれる油圧モータによる回転力を、電動モータ22による回転力を支援させるように活用させることができる。
図6は本発明の第5実施形態の要部構成を示す概略図である。この図6に示す第5実施形態に係る旋回装置の基本構成は、前述した図5に示す第4実施形態と同等である。この第5実施形態は、第4実施形態の構成に加えて、減速機20と油圧モータ41との間を断接するクラッチ46を設けた構成にしてある。同図6に示すように、第5実施形態も減速機20の例えば直上に、油圧モータ41を含む油圧モータ装置40を配置してある。この油圧モータ装置40は、油圧モータ41を制動するブレーキ装置42と、油圧モータ41が含まれる油圧回路43も備えており、油圧回路43には、油圧モータ41に制動力を与えるリリーフ弁44,45が備えられている。減速機20の入力軸20bと、油圧モータ41の出力軸41aとの間に、これらの入力軸20bと出力軸41aを断接するクラッチ46を配置してある。その他の構成は前述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第5実施形態は、クラッチ46を減速機20の入力軸20bと油圧モータ41の出力軸41aとを接続するように作動させることにより、第4実施形態と同等の作用効果が得られる。また、電動モータ22を発電機として活用する場合には、電動モータ22の停止に伴って減速機20が停止して、慣性力によって旋回体3が旋回しながら停止に至るまでの間に、クラッチ46を減速機20の入力軸20bと油圧モータ41の出力軸41aとを切断するように作動させることにより、油圧モータ41による負荷を無くして効率良く電動モータ22の出力軸22aを回転させ、発電させることができる。
図7は本発明の第6実施形態の要部構成を示す正面図である。この図7に示す第6実施形態は、旋回フレーム3aに、電動モータ22の下部22bが収容される穴50を設けた構成にしてある。その他の構成は第1実施形態と同等である。このように構成した第6実施形態は、第1実施形態と同等の作用効果が得られる他、容量の大きな大型の電動モータ22を設ける場合でも、当該旋回装置の高さ寸法を抑えてギヤケース23をフロアプレート8の下方に位置させることができる。すなわち、容量の大きな電動モータ22を設置して、比較的大きな旋回力を確保することが可能となる。
図8は本発明の第7実施形態の要部構成を示す正面図である。この図8に示す第7実施形態は、上端部60cがギヤケース23に取り付けられ、下端部60aが旋回フレーム3aに支持される補強部材60を設けた構成にしてある。この第7実施形態に備えられる補強部材60の下端部60a側は、旋回フレーム3aに溶接したブラケット61に切り欠き部60bを係合させるようにして、その下端部60aを、ブラケット61と、旋回フレーム3aに鉛直方向に延設するようにして溶接した別のブラケット62との間に挿入し、その状態で下端部60aをボルト63によってブラケット62に固定してある。なお、この補強部材60の下端部60aと旋回フレーム3aとの間には、組み立て誤差を考慮した隙間を形成してある。また、補強部材60の上端部60cは、ギヤケース23の横方向に突出した端部23aにその切り欠き部60dを係合させるようにし、その状態で上端部60cをボルト64によってギヤケース23の端部23aに固定してある。その他の構成は第1実施形態と同等である。
このように構成した第7実施形態は、第1実施形態と同等の作用効果が得られる他、作業装置4による作業等に伴って大きな衝撃が旋回装置に与えられた場合でも、補強部材60によって、旋回装置に含まれる減速機20、電動モータ22、複数のギヤ、及び複数のギヤが収容されたギヤケース23のそれぞれを安定した状態に保つことができ、耐久性に優れた旋回装置を実現させることができる。
なお、上記各実施形態にあっては、電動モータ22、第1電動モータ28、第2電動モータ29のそれぞれを鉛直方向に延設させ、減速機20に対して平行に配置してあるが、本発明は、このように構成することには限られない。旋回フレーム3a上の他の機器や部材との干渉を避けるなどのために、電動モータ22、第1電動モータ28、第2電動モータ29の少なくとも1つを、鉛直方向に延設させた減速機20に対して斜めに位置するように、この減速機20の横に配置してもよい。このように構成する場合には、該当する電動モータ22、第1電動モータ28、第2電動モータ29のそれぞれの出力軸22a,28a,29aに取り付けられるギヤ等は、該当する電動モータ22、第1電動モータ28、第2電動モータ29の回転力を減速機20に伝えることが可能なギヤ、例えばかさ歯車等にすると都合が良い。
1 走行体
2 旋回輪
2a 外輪
2b 転動体
2c 内輪
3 旋回体
3a 旋回フレーム
4 作業装置
8 フロアプレート
9 運転席
20 減速機
20a 出力軸
20b 入力軸
21 ギヤ
22 電動モータ
22a 出力軸
22b 下部
23 ギヤケース
23a 端部
24 ギヤ
25 ギヤ
26 ギヤ
27 ブレーキ装置
28 第1電動モータ
28a 出力軸
29 第2電動モータ
29a 出力軸
30 ギヤ
31 ギヤ
32 ギヤ
33 ギヤ
40 油圧モータ装置
41 油圧モータ
41a 出力軸
46 クラッチ
50 穴
60 補強部材
60a 下端部
60b 切り欠き部
60c 上端部
60d 切り欠き部
61 ブラケット
62 ブラケット
63 ボルト
64 ボルト

Claims (7)

  1. 走行体と、この走行体上に旋回輪を介して配置される旋回体と、この旋回体に取り付けられる作業装置とを有するとともに、上記旋回体の旋回フレームの上方に配置したフロアプレートと、このフロアプレート上に設けられる運転席とを有する建設機械に備えられ、
    上記旋回輪は、上記走行体側に取り付けられる内輪と、この内輪の外側に配置され、上記旋回フレームに取り付けられる外輪と、これらの内輪と外輪との間に設けられる転動体とを含み、
    上記内輪と噛み合うギヤが取り付けられる出力軸を有する減速機を備え、この減速機の駆動によって上記旋回体を旋回させる建設機械の旋回装置において、
    上記減速機の横に配置される電動モータと、
    この電動モータの回転力を上記減速機に伝える複数のギヤと、
    上記減速機及び上記電動モータの上に配置され、上記複数のギヤが収容されるギヤケースとを備えたことを特徴とする建設機械の旋回装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械の旋回装置において、
    上記電動モータを複数個設けたことを特徴とする建設機械の旋回装置。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械の旋回装置において、
    上記減速機の上方に、回転力を上記減速機に伝える油圧モータを設けたことを特徴とする建設機械の旋回装置。
  4. 請求項3に記載の建設機械の旋回装置において、
    上記減速機と上記油圧モータとの間を断接するクラッチを設けたことを特徴とする建設機械の旋回装置。
  5. 請求項1に記載の建設機械の旋回装置において、
    上記ギヤケース内に、上記電動モータを制動するブレーキ装置を設けたことを特徴とする建設機械の旋回装置。
  6. 請求項1に記載の建設機械の旋回装置において、
    上記旋回フレームに、上記電動モータの下部が収容される穴を設けたことを特徴とする建設機械の旋回装置。
  7. 請求項1に記載の建設機械の旋回装置において、
    上端部が上記ギヤケースに取り付けられ、下端部が上記旋回フレームに支持される補強部材を設けたことを特徴とする建設機械の旋回装置。
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