JP2013007218A - 建設機械 - Google Patents

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Junya Kawamoto
純也 川本
Yasuhiro Miyahara
康弘 宮原
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Abstract

【課題】排ガスの放出に伴うカウンタウエイトの温度上昇を低く抑え、カウンタウエイトの下方に存在する異物のカウンタウエイトに設けた穴への入り込みを防ぎ、カウンタウエイトの内周面や開口端に付着した黒い煤を雨水によって除去できる建設機械の提供。
【解決手段】本発明は、ミニショベルから成り、カウンタウエイト5の立設面5aに開口端20aを有する筒穴20を、このカウンタウエイト5に形成し、エンジン8の排ガスが導かれるマフラ9に接続される排気管22の先端部22aを、その開口端が筒穴20の開口端20aに対向するように筒穴20内に挿入するとともに、カウンタウエイト5の表面部に、案内面23を介して筒穴20に連通し、筒穴20内に存在する黒い煤が含まれた雨水を滴下させる排水溝21を設けた構成にしてある。
【選択図】図7

Description

本発明は、エンジンの排ガスを外部に放出する排気管の先端部が挿入される穴をカウンタウエイトに形成したミニショベル等の建設機械に関する。
この種の従来技術として特許文献1に示されるものがある。この特許文献1に示される建設機械は、例えば小型機械を構成する油圧ショベル、すなわちミニショベルから成っている。この従来のミニショベルは、走行体と、この走行体上に配置され、作業装置が取り付けられる旋回体と、この旋回体の後端部に装着されるカウンタウエイトとを備えている。また、このミニショベルは、旋回体に搭載されるエンジンと、このエンジンの排ガスが導かれるマフラと、このマフラに導かれた排ガスをカウンタウエイトの外部に放出させる排気管とを備えている。
カウンタウエイトには斜め下方に向かって形成され、排気管の先端部が挿入される穴が設けられている。この穴の開口端は、カウンタウエイトの湾曲した下方部分に形成されており、この開口端の下端部分は、開口端の上端部分よりも旋回中心側に位置している。また、この穴に挿入される排気管の先端部は、略水平方向に沿うように配置されている。
このように構成される従来のミニショベルは、エンジンの排ガスがマフラを介して排気管に導かれ、排気管の先端部からカウンタウエイトに設けた穴の内周面に向かって放出され、さらにカウンタウエイトの下方部分に形成された穴の開口端からカウンタウエイトの外部に放出されるようになっている。
特開平8−199629号公報
上述した特許文献1に示される従来技術は、排気管からカウンタウエイトに形成した穴の内周面に向かって、排ガスを放出させるようになっている。放出される排ガスの温度は通常、300℃〜600℃と高温である。したがって従来技術は、カウンタウエイトの穴の周辺部分が高温となり、この高温がカウンタウエイトの全体に伝えられる。すなわち従来技術は、カウンタウエイトが排気管から放出される排ガスによって高温になりやすく、このカウンタウエイトに接触した際に火傷を生じる虞がある。
また、特許文献1に示される従来技術は、カウンタウエイトに形成した穴の開口端の下端部分が上端部分よりも旋回中心側に位置していることから、走行体側から上方に向かってカウンタウエイトの穴を見たときに、穴の下端部分と上端部分との間に隙間が形成される。したがって、当該ミニショベルによって作業が行われる際などに、地面に載置されていた鉄筋等の異物が上述した隙間から穴内に突き上げるようにして入り込み、その異物によって排気管の先端部や穴の開口端、あるいは穴の内周面を損傷させてしまう虞がある。
さらに、特許文献1に示される従来技術は、排気管の先端部から放出された排ガス中に含まれる黒い煤が穴の内周面や開口端に付着しやすく、カウンタウエイトの美観を損ねやすい問題もあった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、排ガスの放出に伴うカウンタウエイトの温度上昇を低く抑えることができ、カウンタウエイトの下方に存在する異物のカウンタウエイトに設けた穴への入り込みを防ぐことができ、また、カウンタウエイトの内周面や開口端に付着した排ガス中に含まれる黒い煤を、雨水によって除去することができる建設機械を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明は、走行体と、この走行体上に配置され、作業装置が取り付けられる旋回体と、この旋回体の後端部に装着されるカウンタウエイトと、上記旋回体に搭載されるエンジンと、このエンジンの排ガスが導かれるマフラと、このマフラに導かれた排ガスを上記カウンタウエイトの外部に放出させる排気管とを備え、上記カウンタウエイトに、上記排気管の上記排ガスを放出させる先端部が挿入され、外部に開口する開口端を有する穴を形成し、上記先端部が上記穴の上記開口端から突出しないように上記排気管を配置した建設機械において、上記カウンタウエイトに形成する上記穴は、上記カウンタウエイトの表面部を形成し略鉛直方向に沿って配置される立設面に上記開口端を有する筒穴から成り、上記排気管の上記先端部の開口端が、上記筒穴の上記開口端に対向するように当該排気管を配置し、上記カウンタウエイトの上記表面部及び内部の少なくとも一方に、上記筒穴に連通し、上記筒穴内に存在する水を滴下させる排水溝を設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、カウンタウエイトに形成する筒穴は、その開口端がカウンタウエイトの鉛直方向に沿って配置される立設面に位置し、排気管の先端部の開口端が、筒穴の開口端に対向するように配置してあることから、排気管の先端部の開口端から放出される排ガスは、筒穴の内周面への接触量を少なくしながら、その相当量が筒穴の開口端からカウンタウエイトの外部に向かって直接放出される。したがって本発明は、排気管の先端部からの排ガスの放出に伴うカウンタウエイトの温度上昇を低く抑えることができる。
また本発明は、上述したように、筒穴の開口端がカウンタウエイトの鉛直方向に沿う立設面に位置することから、この筒穴の開口端の下端部分と上端部分とが略同じ鉛直面内に含まれ、走行体側から上方に向かってカウンタウエイトの筒穴を見たときに、筒穴の下端部分と上端部分との間に隙間が形成されることがない。したがって本発明は、カウンタウエイトの下方に存在する異物がカウンタウエイトに設けた筒穴内に入り込むことを防ぐことができる。
さらに本発明は、カウンタウエイトに形成した筒穴の内周面や開口端に付着した排ガス中に含まれる黒い煤を、雨水によってカウンタウエイトの表面部及び内部の少なくとも一方に設けた排水溝へ流し、この排水溝から地面に滴下させて除去することができる。
また本発明は、上記発明において、上記カウンタウエイトは、上記旋回体の旋回時に上記走行体の車幅内に収まる形状に形成された標準カウンタウエイトから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、町中などの狭い作業空間における作業に際して、旋回体の旋回を走行体の車幅内に収めることができ、狭い作業空間での作業の能率を向上させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記カウンタウエイトは、上記旋回体の旋回時に上記走行体の車幅内に収まる形状に形成された標準カウンタウエイトと、この標準カウンタウエイトに装着される追加カウンタウエイトとから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、標準カウンタウエイトに追加カウンタウエイトを装着させることによってカウンタウエイトの重量が増加する。したがって、作業装置との間のより安定した重量バランスを確保でき、作業の安全性を向上させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記カウンタウエイトは、上記旋回体の旋回時に上記走行体の車幅内に収まる形状に形成された標準カウンタウエイトよりも増量され、上記旋回体の旋回時に上記走行体の車幅外に突出する形状に形成された増量カウンタウエイトから成ることを特徴としている。このように構成した本発明は、標準カウンタウエイトよりも重量の大きい増量カウンタウエイトによって、作業装置との間のより安定した重量バランスを確保でき、作業の安全性を向上させることができる。
また本発明は、上記発明において、上記筒穴内に存在する水を上記排水溝に案内する案内面を設けたことを特徴としている。このように構成した本発明は、筒穴内に付着した黒い煤を雨水を介して案内面から排水溝に円滑に導き、この排水溝から地面に滴下させて除去することができる。すなわち本発明は、案内面を設けたことによって清掃能力を向上させることができる。
本発明は、カウンタウエイトに形成する穴が、カウンタウエイトの表面部を形成し略鉛直方向に沿って配置される立設面に開口端を有する筒穴から成り、排気管の先端部の開口端が、筒穴の開口端に対向するように当該排気管を配置し、カウンタウエイトの表面部及び内部の少なくとも一方に、筒穴に連通し、筒穴内に存在する水を滴下させる排水溝を設けた構成にしてある。この構成により本発明は、排ガスの放出に伴うカウンタウエイトの温度上昇を低く抑えることができ、従来技術では生じる虞のあったカウンタウエイトへの接触による火傷を防ぐことができる。したがって本発明は、従来技術に比べて安全性に優れた建設機械を実現させることができる。
また本発明は、カウンタウエイトの下方に存在する異物のカウンタウエイトに設けた穴への入り込みを防ぐことができ、従来技術では生じる虞のあった上述した異物による排気管の先端部の損傷や、筒穴の内周面または開口端の損傷を防ぐことができる。したがって本発明は、耐久性に優れた建設機械を実現させることができる。
また本発明は、排水溝を介してカウンタウエイトの内周面や開口端に付着した排ガス中に含まれる黒い煤を、雨水によって除去することができ、従来技術では難しかったカウンタウエイトの美観を保つことができる。したがつて本発明は、経年的な意匠性の維持に優れた建設機械を実現させることができる。
本発明に係る建設機械の第1実施形態を構成するミニショベルを示す図で、(a)図は要部側面図、(b)図は要部背面図である。 第1実施形態に係るミニショベルの要部平面図で、(a)図は作業装置が走行体の前方に位置するときの形態を示す図、(b)図は(a)図の形態から旋回体を90度旋回させ、作業装置が走行体の側方に位置するときの形態を示す図である。 図1に示すミニショベルを底部方向から見た要部斜視図である。 第1実施形態に係るミニショベルにおいて運転室を除いた状態を示す図で、(a)図は要部平面図、(b)図は要部側面図、(c)図は要部背面図である。 第1実施形態に係るミニショベルの機械室内の要部構成を示す図で、(a)図は平面図、(b)図は斜視図、(c)図は側面図、(d)図は背面図である。 第1実施形態に係るミニショベルに備えられる排気管の配置形態を示す要部縦断面図である。 図6の斜視図である。 本発明の第2実施形態を構成するミニショベルを示す図で、(a)図は要部側面図、(b)図は要部背面図である。 第2実施形態に係るミニショベルを示す平面図である。 第2実施形態に係るミニショベルに備えられる追加カウンタウエイト部分を示す要部斜視図である。 本発明の第3実施形態を構成するミニショベルを示す図で、(a)図は要部側面図、(b)図は要部背面図である。 第3実施形態に係るミニショベルを示す要部平面図である。 第3実施形態に係るミニショベルに備えられる増量カウンタウエイト部分を示す要部斜視図である。 本発明の第4実施形態を構成するミニショベルを示す図で、(a)図は要部平面図、(b)図は要部背面図である。 第4実施形態に係るミニショベルに備えられる排気管の配置形態を示す要部縦断面図である。 図15の斜視図である。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を図に基づいて説明する。
[第1実施形態]
この第1実施形態に係る建設機械は、例えば小型機械を構成する油圧ショベル、すなわちミニショベルから成っている。図1,2に示すように、このミニショベルは、走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2の旋回フレーム2aに設けた取付け部3に取り付けられ、ブーム、アーム、バケット等を含む図示しない作業装置とを備えている。
旋回体2の旋回フレーム2a上には運転室4を配置してあり、旋回フレーム2aの後端部には、作業装置との重量バランスを確保するカウンタウエイト5を配置してある。運転室4とカウンタウエイト5との間には機械室6を配置してある。
図3に示すように、カウンタウエイト5は、複数のボルト7によって旋回フレーム2aに取り付けられている。このカウンタウエイト5は、図2の(b)図に示すように、走行体1に対して旋回体2を90度旋回させたときでも、走行体1の車幅内に収まる形状に形成された標準カウンタウエイトから成っている。すなわち、この第1実施形態に係るミニショベルは、標準カウンタウエイトから成るカウンタウエイト5を含む旋回体2が、旋回操作に際して車幅内に収まるように設定された後端車幅内旋回型のミニショベルから成っている。
このミニショベルは、図4に示すように、機械室6内にエンジン8と、このエンジン8によって駆動され、図示しない各種の油圧アクチュエータに圧油を供給する油圧ポンプ10とを収容させてある。また、機械室6の外側に位置する旋回フレーム2a上には、油圧ポンプ10から図示しない油圧アクチュエータへ供給される圧油の流れを制御するコントロールバルブ11を配置してある。また、旋回中心にはセンタジョイント13を設けてあり、このセンタジョイント13の近傍には、旋回体2を旋回させる旋回モータ12を配置してある。
また、このミニショベルは、図5〜7に示すように、エンジン8の排ガスが導かれるマフラ9と、このマフラ9に導かれた排ガスをカウンタウエイト5の外部に放出させる排気管22とを備えている。
この第1実施形態は、同図5〜7に示すように、カウンタウエイト5に筒穴20を形成してある。この筒穴20は、カウンタウエイト5の表面部を形成する略鉛直方向に沿って配置される立設面5aに開口端20aを有している。上述した排気管22の先端部22aの開口端が、図6に示すように、筒穴20の開口端20aに対向するように、この排気管22を配置してある。すなわち、排気管22の先端部22aが筒穴20の開口端20aから突出しないように、排気管22を配置してある。
また、この第1実施形態は、同図5〜7に示すように、カウンタウエイト5の表面部及び内部の少なくとも一方、例えば表面部に、筒穴20に連通し、筒穴20内に存在する水を地面に滴下させる排水溝21を設けてある。また図6,7に示すように、筒穴20と排水溝21との間に、筒穴20内に存在する水を排水溝21に案内する案内面23を設けてある。
このように構成した第1実施形態は、カウンタウエイト5に形成した筒穴20の開口端20aがカウンタウエイト5の鉛直方向に沿って配置される立設面5aに位置し、排気管22の先端部22aの開口端が、筒穴20の開口端20aに対向するように配置してあることから、排気管22の先端部22aの開口端から放出される排出ガスは、筒穴20の内周面への接触量を少なくしながら、その相当量が筒穴20の開口端20aからカウンタウエイト5の外部に向かって直接に放出される。したがって、この第1実施形態は、排気管22の先端部22aからの排出ガスの放出に伴うカウンタウエイト5の温度上昇を低く抑えることができ、カウンタウエイト5への接触による火傷を防ぐことができる。これにより、この第1実施形態は、安全性に優れたミニショベルを実現させることができる。
また、この第1実施形態は、筒穴20の開口端20aがカウンタウエイト5の鉛直方向に沿う立設面5aに位置することから、筒穴20の開口端20aの下端部分と上端部分とが略同じ鉛直面内に含まれ、走行体1側から上方に向かってカウンタウエイト5の筒穴20を見たときに、筒穴20の下端部分と上端部分との間に隙間が形成されることがない。したがって、この第1実施形態は、カウンタウエイト5の下方に存在する異物がカウンタウエイト5の筒穴20内に入り込むことを防ぐことができ、上述した異物による排気管22の先端部22aの損傷や、筒穴20の内周面または開口端20aの損傷を防ぐことができる。これにより、この第1実施形態は、耐久性に優れたミニショベルを実現させることができる。
さらに、この第1実施形態は、カウンタウエイト5に形成した筒穴20の内周面や開口端20aに付着した排ガス中に含まれる黒い煤を、雨水によってカウンタウエイト5の表面部に設けた排水溝21へ流し、この排水溝21から地面に滴下させて除去することができ、カウンタウエイト5の美観を保つことができる。これにより、この第1実施形態は、経年的な意匠性の維持に優れたミニショベルを実現させることができる。
また、この第1実施形態は、カウンタウエイト5が、旋回体2の旋回時に走行体1の車幅内に収まる形状に形成された標準カウンタウエイトから成ることから、町中などの狭い作業空間における作業に際して、旋回体2を走行体1の車幅内に収めながら旋回させ、旋回体2の周囲の障害物に干渉しないようにして作業を行うことができ、狭い作業空間における作業を能率良く実施することができる。
また、この第1実施形態は、筒穴20内に付着した黒い煤を雨水を介して案内面23から排水溝21に円滑に導き、この排水溝21から地面に滴下させることができる。すなわち、この第1実施形態は、案内面23を設けたことによって清掃能力を向上させることができる。
[第2実施形態]
この第2実施形態に係る建設機械も、図8〜10に示すように、例えばミニショベルから成っている。この第2実施形態に係るミニショベルは、第1実施形態の構成に加えて、追加カウンタウエイト30を備えた構成にしてある。追加カウンタウエイト30は複数のボルト31によってカウンタウエイト5に離脱可能に装着させてある。すなわち、この第2実施形態は、図示しない作業装置との重量バランスを確保するために旋回体2の旋回フレーム2aの後端部に設けられるカウンタウエイトが、標準カウンタウエイトから成るカウンタウエイト5と、このカウンタウエイト5に装着される追加カウンタウエイト30とから成っている。
図10に示すように、追加カウンタウエイト30には、標準カウンタウエイトから成るカウンタウエイト5に形成した筒穴20に連通する筒穴32を形成してある。この筒穴32の開口端32aは、追加カウンタウエイト30の鉛直方向に沿って立設された立設面30aに設けてある。これに伴って、排気管22の先端部22aの開口端が、図10に示すように、追加カウンタウエイト30に形成した筒穴32の開口端32aに対向するように位置している。また、この第2実施形態は、追加カウンタウエイト30の表面部に、筒穴32に連通し、筒穴32内に存在する水を地面に滴下させる排水溝33を設けてある。その他の構成は上述した第1実施形態と同等である。
このように構成した第2実施形態も、追加カウンタウエイト30に形成した筒穴32の開口端32aが追加カウンタウエイト30の鉛直方向に沿って配置される立設面30aに位置し、排気管22の先端部22aの開口端が、筒穴32の開口端32aに対向するように配置してあることから、排気管22の先端部22aの開口端から放出される排ガスは、カウンタウエイト5の筒穴20、及び追加カウンタウエイト30の筒穴32のそれぞれの内周面への接触量を少なくしながら、その相当量が筒穴32の開口端32aから追加カウンタウエイト30の外部に向かって直接に放出される。したがって、上述した第1実施形態と同様に、排気管22の先端部22aからの排ガスの放出に伴うカウンタウエイト5及び追加カウンタウエイト30の温度上昇を低く抑えることができ、カウンタウエイト5及び追加カウンタウエイト30への接触による火傷を防ぐことができる。これにより、この第2実施形態は、安全性に優れたミニショベルを実現させることができる。
また、この第2実施形態は、追加カウンタウエイト30に形成された筒穴32の開口端32aが追加カウンタウエイト30の鉛直方向に沿う立設面30aに位置することから、筒穴32の開口端32aの下端部分と上端部分が略同じ鉛直面内に含まれ、走行体1側から上方に向かって追加カウンタウエイト30の筒穴32を見たときに、筒穴32の下端部分と上端部分との間に隙間が形成されることがない。したがって、第1実施形態と同様に、この第2実施形態も、追加カウンタウエイト30の下方に存在する異物が追加カウンタウエイト30の筒穴32内に入り込むことを防ぐことができ、上述した異物による排気管22の先端部22aの損傷や、筒穴32の内周面または開口端20a等の損傷を防ぐことができる。これにより、この第2実施形態は、耐久性に優れたミニショベルを実現させることができる。
また、この第2実施形態は、追加カウンタウエイト30に形成した筒穴32の内周面に付着した排ガス中に含まれる黒い煤を、雨水によって追加カウンタウエイト30の表面部に設けた排水溝33へ流し、この排水溝33から地面に滴下させて除去することができる。また、これに併せて、標準カウンタウエイトから成るカウンタウエイト5の筒穴20の内周面や追加カウンタウエイト30の筒穴32の内周面に付着した黒い煤を含む雨水を、カウンタウエイト5の表面部に設けた排水溝21へ流し、この排水溝21からも地面に滴下させて除去することができる。これらにより、この第2実施形態も、第1実施形態と同様に、カウンタウエイト5及び追加カウンタウエイト30の美観を保つことができ、経年的な意匠性の維持に優れたミニショベルを実現させることができる。
また、この第2実施形態は、カウンタウエイトが、標準カウンタウエイトから成るカウンタウエイト5と、このカウンタウエイト5に装着される追加カウンタウエイト30とから成ることから、図示しない作業装置との間のより安定した重量バランスを確保でき、作業の安全性を向上させることができる。
[第3実施形態]
この第3実施形態に係る建設機械も、図11〜13に示すように、例えばミニショベルから成っている。この第3実施形態に係るミニショベルは、第1実施形態における標準カウンタウエイトから成るカウンタウエイト5に代えて、カウンタウエイト5よりも増量され、旋回体2の旋回時に走行体1の車幅外に突出する形状に形成された増量カウンタウエイト40を備えたものである。
図13に示すように、増量カウンタウエイト40に筒穴41を形成してある。この筒穴41は、増量カウンタウエイト40の表面部を形成し略鉛直方向に沿って配置される立設面40aに開口端41aを有している。排気管22の先端部22aの開口端が、筒穴41の開口端41aに対向するように、排気管22を配置してある。
また、増量カウンタウエイト40の表面部に、筒穴41に連通し、筒穴41内に存在する水を地面に滴下させる排水溝42を設けてある。その他の構成は第1実施形態と同等である。
このように構成した第3実施形態も、基本的な形態は第1実施形態と同等であるので、第1実施形態と同等の基本的な作用効果を得ることができる。また、この第3実施形態は、カウンタウエイトが、標準カウンタウエイトから成るカウンタウエイト5よりも増量させた増量カウンタウエイト40から成ることから、第2実施形態におけるのと同様に、図示しない作業装置との間のより安定した重量バランスを確保でき、作業の安全性を向上させることができる。
[第4実施形態]
この第4実施形態に係る建設機械も、図14に示すように、例えばミニショベルから成っている。この第4実施形態に係るミニショベルは、排水溝50の配設位置が第1実施形態におけるのと異なっている。すなわち、この第1実施形態は、標準カウンタウエイトから成るカウンタウエイト5に形成した筒穴20に連通する排水溝50を、カウンタウエイト5の表面部でなく内部に設けてある。すなわち、排気管22の先端部22aの開口端よりも旋回中心側のカウンタウエイト5の内部位置に、排水溝50を設けてある。また、カウンタウエイト5の筒穴20内に存在する水を排水溝50に案内する案内面51を設けてある。その他の構成は第1実施形態と同等である。
このように構成した第4実施形態も、基本的な構成は第1実施形態と同等であることから、第1実施形態と同等の基本的な作用効果を得ることができる。また、この第4実施形態は、排水溝50がカウンタウエイト5の表面に存在しないので、第1実施形態に比べて優れた意匠性を確保することができる。
なお例えば、第1実施形態において、カウンタウエイト5の内部に、第4実施形態におけるのと同等の排水溝50を設け、筒穴20の内周面あるいは開口端20aに付着した黒い煤を、雨水を介してカウンタウエイト5の表面部に設けた排水溝21と、カウンタウエイト5の内部に設けた排水溝50の双方から滴下させるように構成してもよい。
また本発明は、ミニショベルに適用することには限られず、旋回体に形成した穴に排気管の先端部を挿入するように構成した他の建設機械、例えばミニショベルよりも大型の油圧ショベルにも適用可能である。
1 走行体
2 旋回体
3 取り付け部
5 カウンタウエイト
5a 立設面
8 エンジン
9 マフラ
20 筒穴
20a 開口端
21 排水溝
22 排気管
22a 先端部
23 案内面
30 追加カウンタウエイト
30a 立設面
31 ボルト
32 筒穴
32a 開口端
33 排水溝
40 増量カウンタウエイト
40a 立設面
41 筒穴
41a 開口端
50 排水溝
51 案内面

Claims (5)

  1. 走行体と、この走行体上に配置され、作業装置が取り付けられる旋回体と、この旋回体の後端部に装着されるカウンタウエイトと、上記旋回体に搭載されるエンジンと、このエンジンの排ガスが導かれるマフラと、このマフラに導かれた排ガスを上記カウンタウエイトの外部に放出させる排気管とを備え、
    上記カウンタウエイトに、上記排気管の上記排ガスを放出させる先端部が挿入され、外部に開口する開口端を有する穴を形成し、上記先端部が上記穴の上記開口端から突出しないように上記排気管を配置した建設機械において、
    上記カウンタウエイトに形成する上記穴は、上記カウンタウエイトの表面部を形成し略鉛直方向に沿って配置される立設面に上記開口端を有する筒穴から成り、
    上記排気管の上記先端部の開口端が、上記筒穴の上記開口端に対向するように当該排気管を配置し、
    上記カウンタウエイトの上記表面部及び内部の少なくとも一方に、上記筒穴に連通し、上記筒穴内に存在する水を滴下させる排水溝を設けたことを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    上記カウンタウエイトは、上記旋回体の旋回時に上記走行体の車幅内に収まる形状に形成された標準カウンタウエイトから成ることを特徴とする建設機械。
  3. 請求項1に記載の建設機械において、
    上記カウンタウエイトは、上記旋回体の旋回時に上記走行体の車幅内に収まる形状に形成された標準カウンタウエイトと、この標準カウンタウエイトに装着される追加カウンタウエイトとから成ることを特徴とする建設機械。
  4. 請求項1に記載の建設機械において、
    上記カウンタウエイトは、上記旋回体の旋回時に上記走行体の車幅内に収まる形状に形成された標準カウンタウエイトよりも増量され、上記旋回体の旋回時に上記走行体の車幅外に突出する形状に形成された増量カウンタウエイトから成ることを特徴とする建設機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械において、
    上記筒穴内に存在する水を上記排水溝に案内する案内面を設けたことを特徴とする建設機械。
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