JP2013006569A - 空調用レジスタ - Google Patents
空調用レジスタ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013006569A JP2013006569A JP2011142144A JP2011142144A JP2013006569A JP 2013006569 A JP2013006569 A JP 2013006569A JP 2011142144 A JP2011142144 A JP 2011142144A JP 2011142144 A JP2011142144 A JP 2011142144A JP 2013006569 A JP2013006569 A JP 2013006569A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fin
- fins
- support shaft
- wall
- wall portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【解決手段】リテーナ20の開口24の短辺Aに沿う方向に延び、かつ端フィン41,42における支軸46,47の同方向への移動を許容する長孔51,52を移動許容部として、同リテーナ20の第1壁部26に設ける。上記支軸46,47に対し中間フィン43側から当接するカム部材53を、同中間フィン43の支軸45に一体傾動可能に設ける。カム部材53の当接された上記支軸46,47が、その当接位置よりもリテーナ20の第2壁部28,29側へ移動するのを規制する規制部を設ける。そして、カム部材53の傾動に伴い、支軸46,47に対するカム部材53の当接箇所を変化させることにより、長孔51,52における支軸46,47の位置を変化させる。
【選択図】図3
Description
一方で、隣り合うフィン間に空気の流路を確保するために、端フィンは、リテーナの第2壁部に接近した箇所で傾動されることが望ましい。
その1つとして、特許文献1に記載された空調用レジスタがある。
リテーナの下流端の開口が長方形状をなしていて、フィンの配列される空間がその配列方向に狭い。しかし、上記の構成によれば、フィンの数を風向き調整のために採り得る最小枚数である3枚としたことで、風向き調整機能を確保しつつ、隣り合うフィン間の間隔(流路)を効率よく大きくすることが可能である。
そして、端フィンの下流側の端部が第2壁部に近付く側へ同端フィンが傾動させられるときには、カム部材が移動許容部について第2壁部から遠ざかった位置で支軸に当接する。そのため、端フィンは、その下流側の端部と上流側の支軸とが短辺に沿う方向へ大きく離れるような傾斜状態、この場合、下流側の端部が第2壁部に近付き、上流側の端部が同第2壁部から遠ざかった傾斜状態となる。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車両を後方から見た場合を基準として左、右を規定する。
リテーナ20は、空調装置の通風ダクト(図示略)と、センタークラスタ12に設けられた開口(図示略)とを繋ぐためのものであり、上流側部材21及び下流側部材22に分割されている。上流側部材21及び下流側部材22は、いずれも両端を開口してなる略方形の筒状体からなり、直列に配置されて、連結手段(図示略)により相互に連結されている。これらの上流側部材21及び下流側部材22の内部空間は空気の流路(以下「通風路23」という)とされている。
下流側フィン群40は、リテーナ20内であって開口24の上流側近傍で長辺Bに沿う方向(車幅方向)に延びる3枚の下流側フィンからなる。下流側フィン群40及び下流側フィンは、特許請求の範囲におけるフィン群及びフィンにそれぞれ該当する。これらの下流側フィンは、いずれも通風路23に沿う方向に所定の幅を有する偏平細長状に形成されており、短辺Aに沿う方向(略上下方向)に互いに離間した状態で配列されている。
図4及び図5に示すように、傾動伝達機構50は、中間フィン43の傾動を両端フィン41,42に伝達して、中間フィン43に同期させて両端フィン41,42を中間フィン43と同じ方向へ傾動させるためのものであり、長辺Bに沿う方向についての両側に設けられている。
(i)図6及び図7に示すように、中間フィン43が第2壁部28,29に平行にされて、端フィン41の下流側の端部が第2壁部28に近付けられるとき、プロファイル63の中間部は、長孔51において第2壁部28に近付いた箇所(上端部)で支軸46に当接する。
(iv)図6及び図7に示すように、中間フィン43が第2壁部28,29に平行にされて、端フィン42の下流側の端部が第2壁部29に近付けられるとき、プロファイル64の中間部は、長孔52において第2壁部29に近付いた箇所(下端部)で支軸47に当接する。
図2に示すように、上流側フィン群70は、リテーナ20内の上記下流側フィン群40の上流近傍であって、開口24の短辺Aに沿う方向(略上下方向)に延びる複数枚の上流側フィン71からなる。これらの上流側フィン71は、いずれも通風路23に沿う方向に所定の幅を有する偏平細長状に形成されており、長辺Bに沿う方向(車幅方向)に互いに離間した状態で配列されている。
この空調用レジスタ15では、リテーナ20の下流端の開口24が長方形状をなしていて、下流側フィン(中間フィン43、端フィン41,42)の配列される空間がその配列方向に狭い。しかし、本実施形態では、下流側フィンの数が風向き調整のために採り得る最小枚数である3枚とされている。そのため、風向き調整機能が確保されつつ、隣り合う下流側フィン間(中間フィン43及び端フィン41,42間)の間隔(流路)は、充分大きくなっている。
(1)開口24の短辺Aに沿う方向に延び、端フィン41,42における支軸46,47の同方向への移動を許容する長孔51,52を移動許容部として第1壁部26,27に設ける。端フィン41,42の支軸46,47に対し中間フィン43側から当接するカム部材53を中間フィン43の支軸45に一体傾動可能に設ける。カム部材53のプロファイル63,64の当接された上記支軸46,47が、その当接位置よりも第2壁部28,29側へ移動するのを規制する規制部(下流端被当接部65,67及び支軸被当接部66,68)を設ける。そして、カム部材53の傾動に伴い、支軸46,47に対するカム部材53のプロファイル63,64の当接箇所を変化させることにより、長孔51,52における支軸46,47の位置を変化させるようにしている。換言すると、空調用レジスタ15を、端フィン41,42が、あたかも複数の支軸46,47を有し、それらの支軸46,47を支点として傾動するような構成にしている。
(3)中間フィン43が第2壁部28,29に平行にされたとき、下流側の端部が第2壁部28,29に接近した端フィン41,42の支軸46,47に対し、カム部材53のプロファイル63,64を、長孔51,52について第2壁部28,29に近付いた箇所で当接させるようにしている。
(5)リテーナ20(第2壁部28,29)の内壁面に設けられ、かつ端フィン41,42の下流側の端部が当接される下流端被当接部65,67と、長孔51,52の第2壁部28,29側の端部に設けられ、かつ端フィン41,42の支軸46,47が当接される支軸被当接部66,68とによって、端フィン41,42毎の規制部を構成する。そして、端フィン41,42の下流側の端部が第2壁部28,29から離れる側へ同端フィン41,42が傾動させられるときには、支軸被当接部66,68によって支軸46,47の移動を規制する。また、端フィン41,42の下流側の端部が第2壁部28,29に近付く側へ同端フィン41,42が傾動させられるときには、下流端被当接部65,67によって支軸46,47の移動を規制するようにしている。
なお、本発明は次に示す別の実施形態に具体化することができる。
この変形例によると、支軸46,47に対しては、ガイド孔75のうち最寄りの第2壁部28,29から遠い側の内壁面75Aが中間フィン43側から当接される。また、このように第2壁部28,29から遠い側の内壁面75Aが当接された支軸46,47は、その当接位置よりも第2壁部28,29側へ移動することを、ガイド孔75のうち最寄りの第2壁部28,29に近い側の内壁面75B(規制部)によって規制される。
・上流側フィン71等、本発明の特徴部分とは直接関係のない部材、箇所等については、割愛したり、形状・数等を変更したりする等、適宜に変更してもよい。
・本発明の空調用レジスタは、空調装置等の空気の吹出口に設けられ、室内に吹き出す空気の向きを調整するものであれば、車両に限らず広く適用可能である。
Claims (6)
- 内部空間を通風路とし、かつ長方形状の開口を下流端に有する筒状体からなり、同筒状体について前記通風路周りの4つの壁部のうち前記開口の短辺を含むものが第1壁部とされ、長辺を含むものが第2壁部とされるリテーナと、
前記リテーナ内で前記長辺に沿う方向に延び、かつ前記短辺に沿う方向に互いに離間した状態で配列される3枚以上のフィンからなり、配列方向の両端に位置するフィンが端フィンとされ、前記両端フィン間に位置するフィンが中間フィンとされ、前記中間フィン及び前記端フィンが、前記長辺に沿う方向についての両側に設けられた支軸においてそれぞれ前記第1壁部に傾動可能に支持されるフィン群と、
前記中間フィン及び前記端フィンにそれぞれ設けられた連結軸を連結し、前記中間フィンの前記支軸を支点とする傾動を前記端フィンに伝達する連結ロッドと
を備える空調用レジスタであって、
前記第1壁部において前記短辺に沿う方向に延び、前記端フィンにおける前記支軸の同方向への移動を許容する移動許容部と、
前記中間フィンの前記支軸に一体傾動可能に設けられ、前記端フィンの前記支軸に対し前記中間フィン側から当接するカム部材と、
前記カム部材の当接された前記支軸が、その当接位置よりも前記第2壁部側へ移動するのを規制する規制部と
をさらに備え、
前記カム部材の傾動に伴い、前記端フィンの前記支軸に対する前記カム部材の当接箇所が変化することにより、前記移動許容部における前記支軸の位置を変化させるようにしたことを特徴とする空調用レジスタ。 - 前記フィン群は、一対の前記端フィン及び1枚の前記中間フィンのみからなる請求項1に記載の空調用レジスタ。
- 前記中間フィンが前記第2壁部に平行にされたとき、前記カム部材は、下流側の端部が前記第2壁部に近付いた前記端フィンの前記支軸に対し、前記移動許容部について前記第2壁部に近付いた箇所で当接することで、前記端フィンを前記第2壁部に対し平行にするものである請求項1又は2に記載の空調用レジスタ。
- 前記端フィンの前記支軸は、同端フィンの上流側の端部に設けられており、
前記カム部材は、前記端フィンの下流側の端部が前記第2壁部に近付く側へ同端フィンが傾動させられるとき、前記移動許容部について前記第2壁部から遠ざかった位置で前記支軸に当接し、前記端フィンの下流側の端部が前記第2壁部から遠ざかる側へ同端フィンが傾動させられるとき、前記移動許容部について前記第2壁部に近付いた箇所で前記支軸に当接する請求項1〜3のいずれか1つに記載の空調用レジスタ。 - 前記端フィン毎の前記規制部は、
前記リテーナの内壁面に設けられ、かつ前記端フィンの下流側の端部が当接される下流端被当接部と、
前記移動許容部の前記第2壁部側の端部に設けられ、かつ前記端フィンの前記支軸が当接される支軸被当接部と
を備え、前記端フィンの下流側の端部が前記第2壁部から離れる側へ同端フィンが傾動させられるときには、前記支軸被当接部にて前記支軸の移動を規制する一方、前記端フィンの下流側の端部が前記第2壁部に近付く側へ同端フィンが傾動させられるときには、前記下流端被当接部にて前記支軸の移動を規制するものである請求項1〜4のいずれか1つに記載の空調用レジスタ。 - 前記カム部材には、前記各端フィンの前記支軸が挿通されるガイド孔が設けられており、
前記カム部材は、前記ガイド孔のうち前記第2壁部から遠い側の内壁面において、前記端フィンの前記支軸に対し前記中間フィン側から当接し、
前記カム部材は、前記ガイド孔のうち前記第2壁部に近い側の内壁面を前記規制部とし、前記第2壁部から遠い側の前記内壁面の当接された前記支軸が、その当接位置よりも前記第2壁部側へ移動するのを規制するものである請求項1〜4のいずれか1つに記載の空調用レジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011142144A JP5655719B2 (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 空調用レジスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011142144A JP5655719B2 (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 空調用レジスタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013006569A true JP2013006569A (ja) | 2013-01-10 |
JP5655719B2 JP5655719B2 (ja) | 2015-01-21 |
Family
ID=47674306
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011142144A Active JP5655719B2 (ja) | 2011-06-27 | 2011-06-27 | 空調用レジスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5655719B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015044505A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 豊田合成株式会社 | 空調用レジスタ |
WO2020100448A1 (ja) * | 2018-11-15 | 2020-05-22 | 豊田合成株式会社 | 空調用レジスタ |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5009A (en) * | 1847-03-13 | Ratchet-wrench | ||
US10012A (en) * | 1853-09-13 | Safety-valve foe | ||
JP2002504047A (ja) * | 1997-06-18 | 2002-02-05 | フォルクスワーゲン・アクチェンゲゼルシャフト | 自動車室内を換気するための空気流調整ノズル |
JP2005041291A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-17 | Howa Kasei Kk | レジスタ |
JP2010105507A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Howa Kasei Kk | レジスタ |
-
2011
- 2011-06-27 JP JP2011142144A patent/JP5655719B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5009A (en) * | 1847-03-13 | Ratchet-wrench | ||
US10012A (en) * | 1853-09-13 | Safety-valve foe | ||
JP2002504047A (ja) * | 1997-06-18 | 2002-02-05 | フォルクスワーゲン・アクチェンゲゼルシャフト | 自動車室内を換気するための空気流調整ノズル |
JP2005041291A (ja) * | 2003-07-24 | 2005-02-17 | Howa Kasei Kk | レジスタ |
JP2010105507A (ja) * | 2008-10-29 | 2010-05-13 | Howa Kasei Kk | レジスタ |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015044505A (ja) * | 2013-08-28 | 2015-03-12 | 豊田合成株式会社 | 空調用レジスタ |
WO2020100448A1 (ja) * | 2018-11-15 | 2020-05-22 | 豊田合成株式会社 | 空調用レジスタ |
JP2020082762A (ja) * | 2018-11-15 | 2020-06-04 | 豊田合成株式会社 | 空調用レジスタ |
CN113015642A (zh) * | 2018-11-15 | 2021-06-22 | 丰田合成株式会社 | 空调用调节器 |
JP7124662B2 (ja) | 2018-11-15 | 2022-08-24 | 豊田合成株式会社 | 空調用レジスタ |
US11904661B2 (en) | 2018-11-15 | 2024-02-20 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Register for air-conditioning |
CN113015642B (zh) * | 2018-11-15 | 2024-03-12 | 丰田合成株式会社 | 空调用调节器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5655719B2 (ja) | 2015-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4816381B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP5892127B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP5772775B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP2016016786A (ja) | 空調用薄型レジスタ | |
JP6100202B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
CN103791602B (zh) | 空调调风器 | |
US20110237176A1 (en) | Air conditioner register | |
JP2008149830A (ja) | 空調用薄型レジスタ | |
JP2008149828A (ja) | 空調用薄型レジスタ | |
US20130029582A1 (en) | Air conditioner register | |
JP2017024555A (ja) | 空調用レジスタ | |
JP6500234B2 (ja) | 空調用薄型レジスタ | |
JP2011051385A (ja) | レジスタ | |
JP5614878B2 (ja) | 風向調整装置 | |
JP5655719B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP2023138816A (ja) | 空調用薄型レジスタ | |
JP5905361B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP5905362B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP5852710B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP5842787B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP5937447B2 (ja) | 風向調整装置 | |
JP2015078787A (ja) | 空調用レジスタ | |
JP7239890B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP7322779B2 (ja) | 空調用レジスタ | |
JP2014141136A (ja) | レジスタ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140624 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141028 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5655719 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |