JP2013005862A - 放射線画像撮影装置および方法 - Google Patents

放射線画像撮影装置および方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013005862A
JP2013005862A JP2011139305A JP2011139305A JP2013005862A JP 2013005862 A JP2013005862 A JP 2013005862A JP 2011139305 A JP2011139305 A JP 2011139305A JP 2011139305 A JP2011139305 A JP 2011139305A JP 2013005862 A JP2013005862 A JP 2013005862A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radiation source
imaging
radiation
technique
radiographic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2011139305A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Ogami
悟 大上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2011139305A priority Critical patent/JP2013005862A/ja
Publication of JP2013005862A publication Critical patent/JP2013005862A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】放射線画像を撮影するに際し、適切な術式にて撮影を行うことができるようにする。
【解決手段】術式設定部36cが、センサが検出した放射線源の位置および放射線源の向きを表す角度に基づいて、ブッキーの有無、AECの有無および拡大率等の術式を設定する。この際、位置判定部36dが、放射線源が所定の位置にあるか否かを判定し、所定の位置にある場合にのみ、術式設定部36cにより自動で術式を設定する。放射線源が所定の位置にない場合には、放射線技師の入力により手動で術式を設定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、設定された術式により患者の撮影を行うようにした放射線画像撮影装置および方法に関するものである。
従来より、開業医および診療所等、比較的小規模な医療施設においては、撮影部位に応じた専用の放射線画像撮影装置を設置することは少なく、1台の放射線画像撮影装置を用いて要求される様々な撮影体位に応じた放射線画像撮影を実施している。例えば、各々が放射線検出器を備えた立位撮影台および臥位撮影台等を同一の撮影室に設置し、放射線源を天井走行懸垂器等で支持してこの放射線源を移動させたり放射線源の姿勢を変えたりして、放射線の照射方向を各撮影台の方向に向けるように調節する放射線画像撮影装置が知られている(特許文献1参照)。
上述した放射線画像撮影装置における放射線画像の撮影は、X線一般撮影、立位ブッキー撮影、水平ブッキー撮影等の種々の術式にて行われている。術式は、撮影の方式を規定するものであり、具体的には撮影が立位か臥位か(すなわちいずれの放射線検出器を使用するか)、撮影時の拡大率、立位用および臥位用のAEC(Automatic Exposure Control、自動露出機構)のいずれを使用するか、およびブッキーが立位ブッキーか臥位ブッキーか(すなわちいずれのブッキーを使用するか)等により定められる。そして、放射線画像撮影装置においては、コンソールの操作パネルに、管電圧、管電流および撮影時間等の撮影条件とともに術式を選択するためのキーが備えられており、撮影時には撮影者が操作パネルを用いて所望の撮影条件および術式を選択することにより、各種撮影条件および術式の設定結果を読み出して、撮影を行うようにしている(特許文献2参照)。なお、実際には、撮影する体位が立位か臥位かに応じて術式が定められており、操作パネルにおいて立位か臥位かを入力することにより術式が設定されることとなる。
しかしながら、術式の入力は、撮影を行う放射線技師が操作パネルから手動で行う必要があることから、その作業が煩わしいものとなる。このため、撮影室内における放射線源の位置および放射線源の向きを表す角度に応じた術式を記憶しておき、放射線源の位置および角度を検出し、検出結果に応じて術式を自動で設定する手法が提案されている(特許文献3参照)。
ところで、病院の放射線科部門内における診療予約および診断記録等の情報管理は、放射線情報システム(以下、「RIS(Radiology Information System)」と称する。)において行われる。RISは、複数の撮影依頼端末装置、RISサーバおよび病院内の放射線撮影室等の個々に設置された放射線画像撮影装置を有しており、これらが有線や無線のLAN等からなる病院内ネットワークに各々接続されて構成されている。
そして、放射線画像撮影装置においては、RISサーバから撮影依頼、患者名、生年月日および性別等の患者情報、並びに検査日時や検査種別等を含む検査情報が取得され、取得された情報に基づいて患者の撮影が行われて、放射線画像が取得される。
特開2009−5909号公報 特開2002−263088号公報 特開平8−315994号公報
上述した術式はRISサーバから検査情報とともに取得されるか、または撮影時に放射線技師により撮影部位に応じて装置に入力される。そして、放射線画像撮影装置においては、取得された術式の情報または入力された術式に応じて術式が設定されて撮影が行われる。また、上記特許文献3に記載した手法を用いることにより、放射線源の位置および角度に応じた自動で術式を設定して撮影を行うことができる。
しかしながら、放射線源の位置によっては、自動で術式を設定することが好ましくない場合がある。例えば、ストレッチャに寝ている患者について、立位撮影台を用いて簡易的に臥位ポジションで撮影を行うような場合があるが、このような場合、立位撮影台における放射線検出器の向きが変更されるとともに、放射線源は立位での撮影時とは全く別の位置に移動されることから、放射線源の位置および角度に応じて自動で術式を設定すると、不適切な術式により撮影が行われるおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、放射線画像を撮影するに際し、適切な術式にて撮影を行うことができるようにすることを目的とする。
本発明による放射線画像撮影装置は、被検体に放射線を照射する放射線源を備え、複数の撮影方法による撮影が可能な放射線撮影装置であって、
前記放射線源の位置および該放射線源の向きを表す角度の少なくとも一方を検出する検出手段と、
前記検出された放射線源の位置に基づいて、前記放射線源が所定位置にあるか否かを判定する判定手段と、
前記放射線源が所定位置にある場合にのみ、前記検出手段の検出結果に応じて撮影時の術式を設定する術式設定手段とを備えたことを特徴とするものである。
なお、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記術式設定手段を、前記放射線源が前記所定位置以外にある場合に、前記術式の入力を受け付けることにより該術式を設定する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記放射線源の位置および前記放射線源の角度の少なくとも一方と、前記術式とを対応づけたテーブルを記憶する記憶手段をさらに備えるものとし、
前記術式設定手段を、前記テーブルを参照して前記術式を設定する手段としてもよい。
また、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記検出手段を、前記放射線源の位置および前記角度の双方を検出する手段としてもよい。
なお、本発明による放射線画像撮影装置においては、前記複数の撮影方法を、立位による撮影および臥位による撮影を含むものとしてもよい。
本発明による放射線画像撮影方法は、被検体に放射線を照射する放射線源を備え、複数の撮影方法による撮影が可能な放射線撮影装置における撮影方法であって、
前記放射線源の位置および該放射線源の向きを表す角度の少なくとも一方を検出し、
前記検出された放射線源の位置に基づいて、前記放射線源が所定位置にあるか否かを判定し、
前記放射線源が前記所定位置にある場合にのみ、前記検出結果に応じて撮影時の術式を設定することを特徴とするものである。
本発明によれば、放射線源の位置を判定し、放射線源が所定位置にある場合にのみ、放射線源の位置および放射線源の向きを表す角度の少なくとも一方の検出結果に応じて撮影時の術式を設定するようにしたものである。このため、放射線源が所定位置にない場合には、自動で術式が設定されなくなり、これにより、放射線源が所定位置にない場合に、好ましくない術式により撮影が行われることを防止できる。
とくに放射線源が所定位置にない場合には、手動での術式の入力を受け付けるようにすれば、放射線源の位置に拘わらず、常に適切な術式にて撮影を行うことができることとなる。
本発明の実施形態による放射線画像撮影装置を適用した放射線情報システムの概略図 本実施形態による放射線画像撮影装置の放射線撮影室における配置状態の一例を示す図 本実施形態による放射線画像撮影装置の放射線撮影室における配置状態の他の例を示す図 コンソールの構成を示す概略ブロック図 放射線源の角度および位置と術式とを対応づけたテーブルを示す図 位置判定テーブルの例を示す図 本実施形態において行われる処理を示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、ここでは、本発明による放射線画像撮影装置を、病院における放射線科部門で取り扱われる情報を統括的に管理するシステムである放射線情報システムに適用した場合の例について説明する。図1は、本発明の実施形態による放射線画像撮影装置を適用した放射線情報システムの概略図である。
放射線情報システム(以下、「RIS(Radiology Information System)」と称する。)10は、放射線科部門内における、診療予約、診断記録等の情報管理を行うためのシステムであり、撮影の依頼を行う複数の端末装置12、RISサーバ14、および病院内の放射線撮影室あるいは手術室の個々に設置された放射線画像撮影装置18を有する。そして、端末装置12、RISサーバ14および放射線画像撮影装置18が有線や無線のLAN等からなる病院内ネットワーク16に接続されて構成されている。なお、図1においては、放射線画像撮影装置18は1つのみしか図示していないが、実際には複数の放射線画像撮影装置18が接続されてなるものである。
端末装置12は、医師や放射線技師が、診断情報や施設予約の入力および閲覧等を行うためのものであり、放射線画像の撮影依頼や撮影予約も端末装置12を介して行われる。各端末装置12は、モニタ等の表示装置を有するパーソナルコンピュータを含んで構成され、RISサーバ14と病院内ネットワーク16を介して相互通信が可能とされている。
RISサーバ14は、各端末装置12からの撮影依頼を受け付け、放射線画像撮影装置18における放射線画像の撮影スケジュールを管理するものであり、データベース14Aを含んで構成されている。
データベース14Aは、被検体である患者の属性情報(氏名、ID、性別、生年月日、年齢、血液型および体重等)、病歴、受診歴、過去に撮影した放射線画像等の患者に関する情報(以下、「患者情報」と称する。)等、放射線画像の撮影に必要な情報を含んで構成される。
放射線画像撮影装置18は、RISサーバ14からの指示に応じて、医師や放射線技師の操作により放射線画像の撮影を行う。放射線画像撮影装置18は、放射線源30から曝射条件に従った線量とされた放射線を患者に照射する放射線発生装置32と、患者の撮影部位を透過した放射線を吸収して電荷を発生し、発生した電荷量に基づいて放射線画像を示す画像情報を生成する放射線検出器34と、放射線画像撮影装置18の各部を制御するコンソール36とを備えている。
図2は本実施形態による放射線画像撮影装置の放射線撮影室における配置状態の一例を示す図である。図2に示すように、放射線撮影室50には、放射線検出器(34Aとする)を保持するためのラック(立位撮影台)52と、臥位での放射線撮影を行う際、放射線検出器(34Bとする)を保持するとともに、患者が横臥するためのベッド(臥位撮影台)54とが設置されている。また、ラック52の前方空間は立位での放射線撮影を行う際の患者の撮影位置56とされ、ベッド54の上方空間は臥位での放射線撮影を行う際の患者の撮影位置58とされている。
なお、ラック52およびベッド54に設置される放射線検出器34A,34Bの患者側には、患者において散乱した放射線の放射線検出器34A,34Bへの入射を防止するためのブッキー80A,80Bが、出し入れ自在かつ揺動可能に設けられている。また、放射線検出器34A,34Bには不図示のAECが取り付けられており、これにより、患者に照射される放射線量が調整される。
また、放射線撮影室50には、単一の放射線源30からの放射線によって立位での放射線撮影も臥位での放射線撮影も可能とするために、放射線源30を、水平な軸回り(図2の矢印A方向)に回動可能で、鉛直方向(図2の矢印B方向)に移動可能で、さらに水平方向(図2の矢印C方向)に移動可能に支持する支持移動機構60が設けられている。
支持移動機構60は、放射線源30を水平な軸回りに回動させる駆動源と、放射線源30を鉛直方向に移動させる駆動源と、放射線源30を水平方向に移動させる駆動源とを備えている。また、支持移動機構60は、放射線源30の水平な軸周りにおける向きを表す角度、並びに鉛直方向および水平方向の位置を検出するためのセンサ62を備える。
なお、放射線源30および支持移動機構60の駆動は、放射線源30に設けられた放射線コントローラ70、および駆動コントローラ72によりそれぞれ行われる。
放射線検出器34Aは、ラック52の予め定められた位置に位置決めされ、放射線検出器34Bは、ベッド54上の撮影部位の下部に位置される予め定められた位置に位置決めされる。なお、放射線検出器は、立位および臥位に共通のものとしてもよい。なお、放射線検出器34A,34Bからの電荷信号の読み出しおよびAECによる放射線の検出は、ラック52およびベッド54にそれぞれ設けられた検出器コントローラ74により行われる。また、ブッキー80A,80Bの出し入れおよび揺動は、ブッキーコントローラ76により行われる。
また、ラック52においては、放射線検出器34Aを水平に傾けることも可能である。このように放射線検出器34Aを水平に傾け、さらに上下方向に移動することにより、図3に示すように、ストレッチャ90に寝ている患者の下側に放射線検出器34Aを挿入し、簡易的に臥位での撮影を行うことが可能となる。この場合、放射線源30は支持移動機構60により、図3の破線で示す位置に移動されて患者の撮影が行われる。
本実施形態による放射線画像撮影装置18では、放射線発生装置32とコンソール36とをケーブルで接続して有線通信により各種情報の送受信を行うが、図2では、ケーブルの図示を省略している。また、本実施形態では、放射線検出器34A,34Bとコンソール36とは、無線通信によって各種情報の送受信を行うものとするが、放射線検出器34A,34Bとコンソール36とをケーブルで接続して、有線通信により各種情報の送受信を行うようにしてもよい。
なお、放射線検出器34A,34Bは、放射線撮影室や手術室のみで使用されるものではなく、その可搬性から、例えば、検診や病院内での回診等にも使用することができる。
図4はコンソールの構成を示す概略ブロック図である。図4に示すように、コンソール36は、中央処理装置(CPU)および半導体メモリやハードディスクやSSD等のストレージデバイス等を備えており、これらのハードウェアによって、図3に示すような制御部36a、記憶部36b、術式設定部36cおよび位置検出部36dが構成されている。また、コンソール36は、例えば、キーボードおよびマウス等のポインティングデバイスから構成され、放射線技師や医師(以下放射線技師で代表させる)による撮影条件および術式等の入力、並びに撮影開始指示の入力等を受け付ける入力部38、並びに撮影により取得した放射線画像、および各種入力を行うためのユーザインタフェースとなるモニタ40を備える。
制御部36aは、各種のコントローラ70,72,74,76に対して所定の制御信号を出力し、放射線画像撮影装置18の全体の制御を行うとともに、病院内ネットワーク16を介して、端末装置12およびRISサーバ14と通信を行って各種情報のやりとりを行うものである。
記憶部36bは、撮影によって放射線検出器34A,34Bにより検出された放射線画像、および後述するテーブル等を記憶するものである。
術式設定部36cは、センサ62が出力した放射線源30の角度および位置の情報に基づいて、術式を自動的に設定する。ここで、本実施形態においては、いずれのブッキー(揺動グリッド)を撮影に使用するか、いずれのAECを使用するか、および拡大率を術式として設定するものとする。また、術式は、撮影体位が立位か臥位かに応じて定められている。例えば、ブッキーについては立位がブッキー1、臥位がブッキー2というように、AECについては立位がAEC1、臥位がAEC2というように、拡大率については立位がA倍、臥位がB倍というように定められている。そして、本実施形態においては、放射線源30の位置および角度と術式とを対応づけたテーブルが記憶部36bに記憶されている。
図5は放射線源の角度および位置と術式とを対応づけたテーブルの例を示す図である。図5に示すようにテーブルT1には、放射線源30の位置および角度と、ブッキー、AECおよび拡大率とが対応づけられている。術式設定部36cは、センサ62から取得した情報に基づいて、テーブルT1を参照して術式を設定する。例えば、放射線源30が位置(x1,y1)にあり、放射線源30の角度がa1である場合には、ブッキー1、AEC1および拡大率Aとなるように術式を設定する。なお、テーブルT1には位置および角度が具体的な数値により設定されているが、術式設定部36cは、設定された位置および角度に対しては、ある程度の誤差を持って、テーブルT1に設定された位置および角度に対応するか否かを判定する。
位置検出部36dは、センサ62が出力した放射線源30の位置の情報に基づいて、放射線源30が所定位置にあるか否かを判定する。ここで、撮影を行う場合、放射線源30は、図3に示す立位にて撮影を行う場合の位置H1、臥位にて撮影を行う場合の位置H2、およびラック52の放射線検出器34Aを用いて臥位にて撮影を行う場合の位置H3に移動される。本実施形態においては、立位にて撮影を行う場合の位置H1、および臥位にて撮影を行う場合の位置H2を所定位置として使用する。
そして、位置検出部36dは、放射線源30が所定位置(すなわち位置H1,H2)に位置する場合にのみ、自動で術式を設定するよう術式設定部36cに指示を行う。一方、放射線源が位置H3付近に位置する場合には、術式設定部36cにより自動で術式を設定せず、放射線技師の入力により手動で術式を設定するよう、術式設定部36cに指示を行う。この指示は、記憶部36bに記憶された位置判定テーブルを参照して行われる。なお、放射線源30は位置H3付近に移動して撮影を行う場合は、位置H3を基準としてある程度の範囲に位置させることが多い。このため、位置H3付近とは、位置H3を基準とした撮影時に使用しうる範囲とする。
図6は位置判定のテーブルの例を示す図である。図6に示すように位置判定テーブルT2には、放射線源30の位置と、術式自動設定のオン/オフとが対応づけられている。位置検出部36dは、センサ62から取得した放射線源30の位置に基づいて、位置判定テーブルT2を参照して術式自動設定のオン/オフを判定する。なお、位置判定テーブルT2には位置が具体的な値((x1,y1)等)により設定されているが、位置検出部36dは、設定された位置および角度に対しては、ある程度の誤差を持って、位置判定テーブルT2に設定された位置に対応するか否かを判定する。
ここで、ラック52を用いてストレッチャに寝ている患者について、簡易的に臥位ポジションで撮影を行うような場合があるが、このような場合、ラック52の放射線検出器34Aの向きを水平に変更し、放射線源30を位置H3付近に移動して撮影を行う。この際、ストレッチャの高さは常に同一ではなくその種類に応じて異なる。このため、放射線源30の高さおよび放射線検出器34Aの設置位置、とくに設置の高さは、撮影の都度異なるものとなることから、自動で術式を、とくに術式のうちの拡大率を自動で設定したのでは、適切な拡大率により患者を撮影することができない。
このため、本実施形態においては、放射線源30が位置H3付近にある場合には、自動で術式を設定せず、放射線技師の入力により手動で術式を設定するようにしたものである。これにより、放射線検出器34Aの設置位置に応じて適切な術式、とくに拡大率となるように、術式を入力部38から入力することができることとなる。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図7は本実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。なお、放射線画像撮影装置18においては、RISサーバ14から送信された撮影依頼、患者情報および検査情報に基づいて、患者の撮影が行われるが、撮影依頼等は放射線画像撮影装置18に送信されているものとする。
まず、放射線技師の入力部38からの入力により、放射線源30の位置および角度が調整される(ステップST1)。続いて、センサ62により放射線源30の位置および角度が検出され(ステップST2)、位置判定部36dが、放射線源30が所定位置にあるか否かを判定する(ステップST3)。ステップST3が肯定されると、位置検出部36dは、位置判定テーブルT2に基づいて、術式設定部36cに自動で術式を設定する旨の指示を行う。これにより、術式設定部36cは、センサ62の検出結果に基づいて、テーブルT1を参照して術式を設定する(術式自動設定、ステップST4)。ステップST3が否定されると、位置検出部36dは位置判定テーブルT2に基づいて、術式設定部36cに手動で術式を設定する旨の指示を行う。これにより、術式設定部36cは、入力部38を用いての放射線技師による術式の入力を受け付けて術式を設定する(術式手動設定、ステップST5)。
その後、入力部38からの指示により撮影が行われ(ステップST6)、これにより取得された放射線画像が記憶部36bに記憶され(ステップST7)、処理を終了する。
このように、本実施形態においては、放射線源30が所定位置にある場合にのみ、術式自動設定36cにより、放射線源30の位置および放射線源の向きを表す角度の検出結果に応じて撮影時の術式が自動で設定し、放射線源30が所定位置にない場合には、手動での術式を設定するようにしたものである。このため、放射線源30が所定位置にない場合には、自動で術式が設定されることがなくなり、その結果、放射線源30の位置に拘わらず、常に適切な術式にて撮影を行うことができることとなる。
なお、上記実施形態においては、自動で術式を設定する際には、放射線源30の位置および角度の双方に基づいて術式を設定しているが、位置および角度のいずれか一方と術式とを対応づけたテーブルを用意しておき、位置および角度のいずれか一方に基づいて術式を設定するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、テーブルT1,T2をコンソール36の記憶部36bに記憶しているが、RISサーバ14のデータベース14AにテーブルT1,T2を記憶しておくようにしてもよい。この場合、術式設定部36cは、データベース14AにアクセスしてテーブルT1,T2を取得することにより、術式を設定することとなる。
10 放射線情報システム
12 端末装置
14 RISサーバ
16 病院内ネットワーク
18 放射線画像撮影装置
32 放射線発生装置
34A,34B 放射線検出器
36 コンソール
36a 制御部
36b 記憶部
36c 術式設定部
36d 位置判定部

Claims (6)

  1. 被検体に放射線を照射する放射線源を備え、複数の撮影方法による撮影が可能な放射線撮影装置であって、
    前記放射線源の位置および該放射線源の向きを表す角度の少なくとも一方を検出する検出手段と、
    前記検出された放射線源の位置に基づいて、前記放射線源が所定位置にあるか否かを判定する判定手段と、
    前記放射線源が前記所定位置にある場合にのみ、前記検出手段の検出結果に応じて撮影時の術式を設定する術式設定手段とを備えたことを特徴とする放射線画像撮影装置。
  2. 前記術式設定手段は、前記放射線源が所定位置以外にある場合に、前記術式の入力を受け付けることにより該術式を設定する手段であることを特徴とする請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記放射線源の位置および前記放射線源の角度の少なくとも一方と、前記術式とを対応づけたテーブルを記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記術式設定手段は、前記テーブルを参照して前記術式を設定する手段であることを特徴とする請求項1または2記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記検出手段は、前記放射線源の位置および前記角度の双方を検出する手段であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載のいずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記複数の撮影方法は、立位による撮影および臥位による撮影を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の放射線画像撮影装置。
  6. 被検体に放射線を照射する放射線源を備え、複数の撮影方法による撮影が可能な放射線撮影装置における撮影方法であって、
    前記放射線源の位置および該放射線源の向きを表す角度の少なくとも一方を検出し、
    前記検出された放射線源の位置に基づいて、前記放射線源が所定位置にあるか否かを判定し、
    前記放射線源が前記所定位置にある場合にのみ、前記検出結果に応じて撮影時の術式を設定することを特徴とする放射線画像撮影方法。
JP2011139305A 2011-06-23 2011-06-23 放射線画像撮影装置および方法 Withdrawn JP2013005862A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011139305A JP2013005862A (ja) 2011-06-23 2011-06-23 放射線画像撮影装置および方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011139305A JP2013005862A (ja) 2011-06-23 2011-06-23 放射線画像撮影装置および方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013005862A true JP2013005862A (ja) 2013-01-10

Family

ID=47673774

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011139305A Withdrawn JP2013005862A (ja) 2011-06-23 2011-06-23 放射線画像撮影装置および方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2013005862A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104274195A (zh) * 2013-07-08 2015-01-14 西门子公司 用于x射线检查的测量场的选择

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104274195A (zh) * 2013-07-08 2015-01-14 西门子公司 用于x射线检查的测量场的选择
US9706974B2 (en) 2013-07-08 2017-07-18 Siemens Aktiengesellschaft Selecting measurement fields for an X-ray examination

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11224398B2 (en) Wireless x-ray system
JP4942024B2 (ja) 医用画像撮影方法及び医用画像撮影装置
US20110311026A1 (en) Mobile radiography imaging apparatus using prior related images before current image exposure and methods for same
US20160063183A1 (en) Medical information distribution system
US20140376688A1 (en) Method And Apparatus That Automates Tube Current And Voltage Selection For CT Scans
JP6494939B2 (ja) 線量管理システム
JP2009207527A (ja) 放射線画像撮影システム
JP2015167826A (ja) X線画像診断装置
JP6666687B2 (ja) 情報処理システムおよびその制御方法
JP2017199286A (ja) 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム。
JP5553965B2 (ja) 放射線画像撮影システム
JP6512144B2 (ja) 放射線撮影装置
JP6863191B2 (ja) 放射線撮影支援装置放射線撮影支援方法
JP2011172603A (ja) 放射線画像撮影システム
JP2013005862A (ja) 放射線画像撮影装置および方法
JP6912878B2 (ja) 放射線撮像システム及びその制御方法、制御装置及びその制御方法、コンピュータプログラム
JP2011177352A (ja) 放射線画像撮影システム
JP2013000260A (ja) 放射線画像撮影装置および方法
JP2023106710A (ja) 撮影制御装置、プログラム及び放射線撮影システム
JP2013056031A (ja) 撮影条件決定支援装置及び撮影条件決定支援方法
US20220346710A1 (en) Learned model generating method, processing device, and storage medium
JP7472669B2 (ja) 放射線撮影制御装置、放射線照射パラメーター決定方法及びプログラム
US20230410311A1 (en) Control device, control method, and recording medium
WO2021187188A1 (ja) 放射線撮影システム、画像処理方法、及びプログラム
JP2015019844A (ja) X線撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20140902