JP2013004357A - 電子制御ユニット - Google Patents

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Tetsuya Egawa
哲也 江川
Hisami Kato
久視 加藤
Yasushi Mori
裕史 森
Toru Yoshihara
徹 吉原
Hisanori Kato
寿則 加藤
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Toyota Motor Corp
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

【課題】コネクタにケースが接触することなく、異物の進入を規制することが可能な電子制御ユニットを提供すること。
【解決手段】コネクタ30とケース10との間に隙40が設けられ、その隙40を介したケース10内部への異物の進入を規制するガード構造50を備える。ガード構造50は、コネクタ30に接続される車両コネクタ100の挿入方向において隙40の手前側に向かう張り出し部51と、前記挿入方向から見て隙40の全体及びコネクタ本体31の一部にも重なるよう張り出し部51から延設された屈曲部52とを備える。また、ガード構造50は、張り出し部51からケース10内部へ向かう延長壁部53を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ケース内に収容された基板に対し、コネクタがはんだ付けにより実装されている電子制御ユニットに関する。
この種のユニットとして、特許文献1には、車両コネクタが接続されるコネクタがアンテナ等とともに基板にはんだ付けされ、当該基板がケース内に収容されたアンテナ装置が開示されている。
こうしたユニットのうち特にコネクタがはんだ付けにより表面実装(Surface Mount Technology)されるものでは、振動等によるはんだクラックを防止するため、図7に示すように、SMTコネクタとケースとの間に隙が設けられ、車両コネクタが接続される前後において、当該隙による非接触状態が維持されるよう設計される。従って、車両振動がケースからSMTコネクタへ直接的には伝わらず、よって車両振動による影響が緩和され、はんだ付けによる実装状態、すなわち機械的な取付状態並びに電気的な接続状態が好適に維持されるようになる。
特開2010−161725号公報(段落[0019]、[図2])
しかしながら、上記のように隙を有する構成では、その隙を通じて異物(例えば棒状物)がケース内部に進入する虞があり、内部保護の観点で改良の余地がある。尚、設計段階で予め隙を狭くし、非接触状態と進入防止とを両立させることも当然考えられるが、寸法公差等の理由で隙を狭くするにも限界がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、コネクタにケースが接触することなく、異物の進入を規制することが可能な電子制御ユニットを提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ケース内に収容された基板に対し、コネクタがはんだ付けにより実装されている電子制御ユニットにおいて、前記コネクタと前記ケースとの間に隙が設けられ、その隙を介した前記ケース内部への異物の進入を規制するガード構造を備えることをその要旨としている。
同構成によると、ガード構造を備えることで、コネクタとケースとの間の隙を介したケース内部への異物の進入が規制される。すなわち、隙の存在によりコネクタにケースが接触されない構成を有しつつ、その隙に対するガード構造の存在により内部保護が図られる。従って、コネクタにケースが接触することなく、異物の進入を規制することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子制御ユニットにおいて、前記コネクタには、外部コネクタが接続され、両コネクタの接続状態において、前記外部コネクタ自身が前記ガード構造の少なくとも一部を担うことをその要旨としている。
同構成によると、例えば車両への搭載を想定したとき、電子制御ユニットのコネクタには、外部コネクタとして車両コネクタが接続された状態で当該電子制御ユニットが使用される。こうした使用状態を見込んで外部コネクタが積極的に活用されるので、外部コネクタが未接続の電子制御ユニットにあって、ガード構造を簡素化することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子制御ユニットにおいて、前記ケースの外部から内部へ至る前記ガード構造は、前記ケース内部への進入経路が迷路構造をなすことをその要旨としている。
同構成によると、ガード構造を迷路構造とすることで、異物の進入を好適に規制することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子制御ユニットにおいて、前記コネクタは、外部コネクタが電気的に接続されるとともにはんだ付けにより前記基板に実装される実装部と、前記ケースに一体的に設けられるとともに前記外部コネクタが機械的に嵌合される嵌合部とを備え、前記ケース内部には、前記実装部と前記嵌合部との間に前記隙が設けられ、両コネクタの接続状態において、前記外部コネクタにより前記隙が隠蔽されるとともに、その隙を介した前記ケース内部への異物の進入が規制されることをその要旨としている。
同構成によると、外部コネクタの接続前には、ケース外部から視認可能な隙であれ、外部コネクタの接続後には、その外部コネクタによって隙が隠蔽されるとともに、隙を介したケース内部への異物の進入が規制される。従って、異物の進入を好適に規制することができる。
本発明によれば、コネクタにケースが接触することなく、異物の進入を規制することができる。
第1実施形態の電子制御ユニットについて、概略的にその一部断面構造を示す側断面図。 同じく電子制御ユニットの作用を説明するための側断面図。 第1実施形態の変更例にかかる電子制御ユニットについて、概略的にその一部断面構造を示す側断面図。 第1実施形態の別の変更例にかかる電子制御ユニットについて、概略的にその一部断面構造を示す側断面図。 第1実施形態の更に別の変更例にかかる電子制御ユニットについて、概略的にその一部断面構造を示す側断面図。 第2実施形態の電子制御ユニットについて、概略的にその一部断面構造を示す側断面図。 従来の電子制御ユニットについて、概略的にその一部断面構造を示す側断面図。
(第1実施形態)
以下、本発明を車両用の電子制御ユニットに具体化した第1実施形態について説明する。
図1に示す電子制御ユニット1は、例えばスマート電子制御ユニットとしてインストルメントパネル内部に搭載されるとともに、図示しない取付部を介してケース10が所定箇所に取付固定されている。前記ケース10は、図中左側の開口部を塞ぐリッドとの協働により、内部に収容空間を有する略直方体箱状をなすとともに、その内部の収容空間には、各種電気電子部品が実装された基板20が収容配置されている。ここでは上記リッドを含めてケースと総称し、このケースを符号10で示す。尚、前記基板20は、図示しない取付部を介して前記ケース10の所定箇所に取付固定されている。
前記基板20には、上記部品の一つとしてコネクタ30が実装されるとともに、車両ユーザが所持するスマートキーとの双方向通信を通じて同キーの妥当性を判断する図示しない集積回路等の部品も実装されている。尚、車両に適合する正規のスマートキーを所持することでドア錠の施解錠或いはエンジンの始動といった車両制御がシリンダに対するキーの回動操作を行うことなく許容されることから、この種の電子キーシステムはスマートキーシステムと称されている。
前記コネクタ30は、本明細書の背景技術でも触れた表面実装の技術を用いて前記基板20に対し、はんだ付けにより実装されている。すなわち、コネクタ30は、所要形状のコネクタ本体31の外側面下端部にはんだ付け部32が形成されるとともに、このはんだ付け部32にはんだ付けされることで基板20の所定箇所に固定配置されている。また、コネクタ30は、コネクタ本体31を貫通する複数本のターミナル33を備えるとともに、各ターミナル33の第1端部は、コネクタ本体31の内部空間に臨んで互いの絶縁状態が保たれつつ整列配置されている。一方、各ターミナル33の第2端部は、コネクタ本体31の外部に臨んで所要位置で折り曲げ形成されるとともに、基板20の所定箇所にはんだ付けされている。このようにコネクタ30は、はんだ付け部32へのはんだ付けを通じて基板20に対し機械的に固定されるとともに、ターミナル33へのはんだ付けを通じて基板20に対し電気的に接続されている。
ところで、前記コネクタ30は、前記ケース10の開口部付近において、コネクタ本体31の内部空間を臨めるかたちでコネクタ本体31の先端部が露出されている。そして、このコネクタ30には、外部コネクタである車両コネクタ100がコネクタ本体31に対し凹凸関係により機械的に嵌合されるとともに、当該車両コネクタ100に内設される図示しないターミナルがターミナル33に対し雌雄関係により電気的に接続されている。また、コネクタ本体31とケース10との間には、両者を所定間隔に保って非接触状態を維持する隙40が設定されるとともに、その隙40を介したケース10内部への異物の進入を規制するガード構造50がケース10の開口部付近に設定されている。
前記ガード構造50は、ケース10の開口端部からコネクタ30に対する車両コネクタ100の挿入方向において隙40の手前側に向かう張り出し部51と、前記挿入方向から見て隙40の全体及びコネクタ本体31の一部にも重なるよう前記張り出し部51から延設された屈曲部52とを備えている。また、前記ガード構造50は、前記張り出し部51からケース10内部へ向かう延長壁部53を備えている。尚、ガード構造50は、コネクタ30を挟んで上下一対設けられ、上側の屈曲部52は張り出し部51から下方へ垂直に延設されるとともに、下側の屈曲部52は張り出し部51から上方へ垂直に延設されている。このように本実施形態では、上下一対のガード構造50が設定されているが、コネクタ本体31の周囲に設定される隙40に応じて、例えば左右一対のガード構造50がさらに追加設定されてもよい。
次に、電子制御ユニット1の作用について説明する。
図2に示すA方向から棒状の異物がケース10の内部へ進入されようとするとき、その進入方向正面には、ガード構造50のうち屈曲部52が存在するため、このA方向からの棒状物の進入が規制される。
また、前記屈曲部52を避けるかたちで図2に示すB方向から棒状物がケース10の内部へ進入されようとするとき、コネクタ30に接続された車両コネクタ100自身(この図の例で言うと車両コネクタ100から延びるケーブル)の存在により、このB方向からの棒状物の進入が規制される。
さらに、車両コネクタ100が接続されていない状態では、上記ケーブルによる規制が解かれることになるが、上記B方向と同様の角度から棒状物がケース10の内部へ進入されようとするとき、その進入方向正面には、ガード構造50のうち延長壁部53が存在するため、結果としてこの方向からの棒状物の進入が規制される。
このように車両コネクタ100自身も含めたガード構造50が、ケース10内部への進入経路が直状ではなく幾つかの屈曲を有する迷路構造をなすよう設定されることで、特に棒状物のような異物の進入が好適に規制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)ガード構造50を備えることで、コネクタ30とケース10との間の隙40を介したケース10内部への異物の進入が規制される。すなわち、隙40の存在によりコネクタ30にケース10が接触されない構成を有しつつ、その隙40に対するガード構造50の存在により内部保護が図られる。従って、コネクタ30にケース10が接触することなく、異物の進入を規制することができる。
(2)電子制御ユニット1のコネクタ30には、外部コネクタとして車両コネクタ100が接続された状態で当該電子制御ユニット1が使用される。こうした使用状態を見込んで車両コネクタ100にガード構造50の一部を担わせ、すなわち車両コネクタ100が積極的に活用されるので、車両コネクタ100が未接続の電子制御ユニット1にあって、ガード構造50を簡素化することができる。例えば、ケース10単独でガード構造50が設定される構成との比較において、本実施形態による構成と同様のレベルで異物の進入を規制するに際し、ケース10の形状が複雑化することが回避される。
(3)上記(2)に関連して、車両コネクタ100にガード構造50の一部を担わせるも、この車両コネクタ100について、図7に示すものからの設計変更は必ずしも必要なく、この車両コネクタ100に汎用性を持たせることができる。
(4)上記(3)に関連して、コネクタ30についても、図7に示すものからの設計変更は必ずしも必要なく、このコネクタ30に汎用性を持たせることができる。
(5)上記(2)〜(4)をまとめると、本実施形態による構成では、図7に示すものに対し、ケース10を変更するだけで足りるため、コネクタ30や車両コネクタ100の設計変更が回避され、部品の共通化を図ることができる。
(6)車両コネクタ100によるものも含めて、ケース10の外部から内部へ至るガード構造50は、ケース10内部への進入経路が迷路構造をなしている。このようにガード構造50を迷路構造とすることで、異物の進入を好適に規制することができる。
(7)上記(6)に関連して、車両コネクタ100が未接続の場合でも、ガード構造50の屈曲部52、張り出し部51、延長壁部53とコネクタ本体31との間に形成される進入経路は、屈曲を有する迷路構造をなしている。従って、車両コネクタ100が未接続の場合でも、異物の進入を好適に規制することができる。
(8)張り出し部51から延設された屈曲部52により、手前側からケース10内部への異物の進入を好適に規制することができる。
(9)上記(8)に関連して、屈曲部52は、車両コネクタ100の挿入方向から見て隙40の全体に重なるよう設定されているので、前記挿入方向からの異物の進入を効果的に規制することができる。
(10)上記(8)及び(9)に関連して、屈曲部52は、車両コネクタ100の挿入方向から見て隙40の全体に加え、コネクタ本体31の一部にも重なるよう設定されているので、前記挿入方向からの異物の進入を確実に規制することができる。
(11)張り出し部51から延設された屈曲部52を避けるかたちで斜め方向からケース10内部へ向かう異物の進入が延長壁部53によって規制される。従って、異物の進入を好適に規制することができる。
(12)上記(8)〜(11)をまとめると、車両コネクタ100の挿入方向からの異物の進入を規制できるだけでなく、斜め方向からの異物の進入も規制できるため、ケース10内部を確実に保護することができる。
(13)棒状の異物のみならず、例えば粉塵等の異物についても、特に迷路構造の採用によりケース10内部への進入を規制することができる。
(14)コネクタ30とケース10との間に隙40が設定される構成を前提として、その隙40に対するガード構造50を追加設定することで当該隙40自体を積極的に狭くするといったことが必ずしも必要でなくなる。従って、相当の寸法公差が許容され、すなわち厳重な寸法管理を必ずしも行わなくてもよく、総じて生産性を向上できるようになる。例えば、規格外となる不良品の発生が抑制される。
(15)本実施形態による構成とは異なり、コネクタとケースとの間に隙を有さず両者が接触される構成では、車両振動がケースからコネクタへ直接的に伝わるため、はんだ付けによる実装状態が損なわれ、例えばはんだクラックが生じる虞がある。これに対し、本実施形態による構成は、コネクタ30とケース10との間に隙40が設けられ、すなわち両者が非接触の構成を前提としている。このため、車両振動がケース10からコネクタ30へ直接的には伝わらず、よって車両振動による影響が緩和され、はんだ付けによる実装状態、すなわち機械的な取付状態並びに電気的な接続状態を好適に維持することができる。
尚、前記第1実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・前記第1実施形態では、屈曲部52が張り出し部51から垂直に延設されていたが、この屈曲部52は、張り出し部51に対し鈍角或いは鋭角を問わず、所定の角度をなすよう延設されてもよい。
・前記第1実施形態では、上下一対のガード構造50が、車両コネクタ100の挿入方向に沿った仮想線に対し、互いに線対称となるよう設定されていたが、上記別例を踏まえ、屈曲部52が張り出し部51に対し、垂直、鈍角、鋭角の中から上下で互いに異なるものが選択されるよう設定されてもよい。さらに言えば、上下とも例えば鈍角が選択されるといったように上下で互いに同じものが選択される場合でも、張り出し部51に対する傾斜角度として上下で互いに異なる角度が選択されてもよい。
・前記第1実施形態では、車両コネクタ100の挿入方向から見て隙40の全体及びコネクタ本体31の一部にも重なるよう屈曲部52が設定されていたが、この屈曲部52は、前記挿入方向から見て隙40の全体だけと重なるよう設定されてもよい。この場合、屈曲部52の先端面とコネクタ本体31の表面とが水平方向において互いに同じ高さ位置に設定される。或いは、車両コネクタ100の挿入方向から見て隙40の全体ではなく隙40の一部と重なるよう屈曲部52が設定されてもよい。このように構成しても、前記挿入方向から見て隙40と重なる部分として設定される屈曲部52により、前記挿入方向から見た隙40が狭められるため、この方向からの異物の進入が規制される。尚、上下一対の屈曲部52について、隙40及びコネクタ本体31に対する重なりの度合は、互いに同じであってもよいし、また、互いに異なるよう設定されてもよい。
・前記第1実施形態では、張り出し部51及び延長壁部53が車両コネクタ100の挿入方向に沿って水平となるよう形成されていたが、いずれか一方が前記挿入方向に対し上方或いは下方へ傾斜されてもよい。この場合の傾斜角度も、上下一対のガード構造50について、互いに同じであってもよいし、また、互いに異なるよう設定されてもよい。或いは、張り出し部51と延長壁部53との協働により断面V字形状又は断面逆V字形状となるよう設定されてもよく、この場合、張り出し部51と延長壁部53とで傾斜角度が互いに同じ構成或いは傾斜角度が互いに異なる構成のいずれが採用されてもよく、また、上下で線対称或いは非線対称のいずれであってもよい。
・前記第1実施形態では、ケース10に対して張り出し部51、屈曲部52、延長壁部53を設定し、車両コネクタ100との協働によりガード構造50を構築したが、図3に示すように、コネクタ本体31に対して張り出し部61及び屈曲部62を設定することでガード構造60を構築してもよい。尚、上記各別例に倣う態様でガード構造60がガード構造50と同様に設定されてもよい。例えば、図3の態様では、車両コネクタ100の挿入方向から見て隙40の全体及びケース10の一部にも重なるよう上下一対の屈曲部62が設定されている。一連のこうした構成では、図7に示すものに対し、コネクタ本体31を変更するだけで足りるため、ケース10や車両コネクタ100の設計変更が回避され、部品の共通化を図ることができる。
・図4に示すように、ケース10の開口部付近において、コネクタ本体31の最先端位置からケース10の内奥方に離間する位置に、同コネクタ本体31の表面から立設される規制壁部71を設定し、周辺部との協働によりガード構造70を構築してもよい。尚、この図の例で言うと、上下一対の規制壁部71は、車両コネクタ100の挿入方向から見て隙40の全体及びケース10の一部にも重なるよう垂直に立設されているが、重なりの度合や立設方向は適宜変更可能である。一連のこうした構成では、図7に示すものに対し、コネクタ本体31を変更するだけで足りるため、ケース10や車両コネクタ100の設計変更が回避され、部品の共通化を図ることができる。
・図5に示すように、コネクタ30に対する接続状態においてケース10の開口部付近に配置される車両コネクタ100について、当該車両コネクタ100の表面から立設される規制壁部81を設定し、周辺部との協働によりガード構造80を構築してもよい。尚、この図の例で言うと、上下一対の規制壁部81は、車両コネクタ100の挿入方向から見て隙40の全体及びケース10の一部にも重なるよう垂直に立設されているが、重なりの度合や立設方向は適宜変更可能である。一連のこうした構成では、図7に示すものに対し、車両コネクタ100を変更するだけで足りるため、ケース10やコネクタ30の設計変更が回避され、部品の共通化を図ることができる。
・例えば、上下一対のガード構造を備える電子制御ユニット1を前提としたとき、前記第1実施形態及び上記各別例を含めた各種ガード構造50〜80の中から同種又は異種を問わず2つのガード構造を選択し、その選択したものを上下で組み合わせてガード構造を構築してもよい。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、本実施形態では、コネクタ30の一部機能がケース10によって担われ、すなわち車両コネクタ100に対する機械的な嵌合の機能がケース10によって担われるとともに、車両コネクタ100に対する電気的な接続の機能が基板20上に実装された部分によって担われている。以下、前記第1実施形態による構成と同様の構成に対し、同一の符号を用いることとする。
図6に示すように、ケース10の開口端部から内奥方に向けて所要形状の嵌合部91が、その内部空間を臨めるかたちで当該ケース10と一体的に延設されている。一方、基板20の所定箇所には、はんだ付け部32へのはんだ付けを通じてコネクタ本体31が機械的に固定されるとともに、また、別の所定箇所には、各ターミナル33へのはんだ付けを通じてコネクタ本体31が電気的に接続されている。そして、嵌合部91の内奥部とコネクタ本体31の先端部との間には、両者を所定間隔に保って非接触状態を維持する隙40が設定されている。尚、本実施形態のコネクタ本体31は、本発明のコネクタのうち実装部に相当する。そして、ケース10の嵌合部91に対し、車両コネクタ100が凹凸関係により機械的に嵌合されるとともに、コネクタ30のターミナル33に対し、車両コネクタ100が雌雄関係により電気的に接続されている。
次に、電子制御ユニット1の作用について図6を参照して説明する。
ケース10の嵌合部91も含めた広義でのコネクタ30に対し、車両コネクタ100が接続されると、その車両コネクタ100自身(この図の例で言うとカプラ)の存在により、隙40が隠蔽されるとともに、その隙40を介したケース10内部への異物の進入が不可能に近いかたちで規制される。
以上説明したように、本実施形態によれば、以下の効果を奏することができる。
(16)車両コネクタ100の接続前には、ケース10外部から視認可能な隙40であれ、車両コネクタ100の接続後には、その車両コネクタ100によって隙40が隠蔽されるとともに、隙40を介したケース10内部への異物の進入が規制される。従って、異物の進入を好適に規制することができる。
尚、前記第2実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ケース10内部の隙40について、主に嵌合部91に対する車両コネクタ100の嵌合に要求される強度等を考慮しつつ、嵌合部91を内奥方にどれだけ延ばすか決定し、その決定事項に基づき隙40の位置を適宜設定するとよい。尚、車両コネクタ100の接続状態では隙40が隠蔽される点を踏まえると、隙40による両者の間隔は広くても差し支えない。そうすると、むしろケース10からコネクタ30への振動の伝達が好適に抑制されるとともに、寸法管理が緩和されることにも繋がる。
・嵌合部91がケース10に一体的に設けられる構成は、嵌合部91がケース10に一体成形される構成であってもよく、また、嵌合部91がケース10に組付けられて両者一体とされる構成であってもよい。
尚、前記各実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・前記各実施形態では、基板20に対し、コネクタ30がはんだ付けにより表面実装されていたが、ターミナル33に代わる端子が基板20のホールを貫通して、基板20の裏面側ではんだ付けされる態様で実装されてもよい。
・前記各実施形態では、車両用のスマート電子制御ユニットを例示したが、車両用の他の電子制御ユニットであってもよく、もちろん建物用の電子制御ユニットであってもよい。
次に、上記各実施形態及び別例から把握できる技術的思想について記載する。
(イ)前記ガード構造は、前記コネクタに接続される外部コネクタの挿入方向において前記隙の手前側に向かう張り出し部と、前記挿入方向から見て前記隙の少なくとも一部と重なるよう前記張り出し部から延設された屈曲部とを備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子制御ユニット。同構成によると、張り出し部から延設された屈曲部により、手前側からケース内部への異物の進入を好適に規制することができる。
(ロ)前記ガード構造は、前記張り出し部から前記ケース内部へ向かう延長壁部を備える上記(イ)に記載の電子制御ユニット。同構成によると、張り出し部から延設された屈曲部を避けるかたちで斜め方向からケース内部へ向かう異物の進入が延長壁部によって規制される。従って、異物の進入を好適に規制することができる。
1…電子制御ユニット、10…ケース、20…基板、30…コネクタ、31…コネクタ本体(実装部)、32…はんだ付け部、33…ターミナル、40…隙、50…ガード構造、51…張り出し部、52…屈曲部、53…延長壁部、60…ガード構造、61…張り出し部、62…屈曲部、70…ガード構造、71…規制壁部、80…ガード構造、81…規制壁部、91…嵌合部、100…車両コネクタ(外部コネクタ)。

Claims (4)

  1. ケース内に収容された基板に対し、コネクタがはんだ付けにより実装されている電子制御ユニットにおいて、
    前記コネクタと前記ケースとの間に隙が設けられ、その隙を介した前記ケース内部への異物の進入を規制するガード構造を備える
    ことを特徴とする電子制御ユニット。
  2. 前記コネクタには、外部コネクタが接続され、両コネクタの接続状態において、前記外部コネクタ自身が前記ガード構造の少なくとも一部を担う
    請求項1に記載の電子制御ユニット。
  3. 前記ケースの外部から内部へ至る前記ガード構造は、前記ケース内部への進入経路が迷路構造をなす
    請求項1又は2に記載の電子制御ユニット。
  4. 前記コネクタは、外部コネクタが電気的に接続されるとともにはんだ付けにより前記基板に実装される実装部と、前記ケースに一体的に設けられるとともに前記外部コネクタが機械的に嵌合される嵌合部とを備え、前記ケース内部には、前記実装部と前記嵌合部との間に前記隙が設けられ、
    両コネクタの接続状態において、前記外部コネクタにより前記隙が隠蔽されるとともに、その隙を介した前記ケース内部への異物の進入が規制される
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電子制御ユニット。
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JP2000138465A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Yamaha Corp 電子機器及びそれに用いるエスカッション
JP2001203032A (ja) * 2000-01-21 2001-07-27 Nec Shizuoka Ltd 防塵用電子機器コネクタカバー構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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