JP2013002650A - 分流器 - Google Patents

Abstract

【課題】滞留する空気量を低減させ高性能を実現させた分流器を提供すること。
【解決手段】略円筒状で、一端側面に水配管１を接続し、他端側面に貫通口５を有し、前記貫通口５および前記水配管１との接続口７を通して、冷媒管３を貫通させることで、前記水配管１内に前記冷媒管３を配設させる構成としたことを特徴とする分流器２で、分流器２天面に空気が通る空間が無く、分流器２内部において空気がたまりにくくなるので、効率良く熱交換を行うことができる。
【選択図】図１

Description

本発明は、パイプを接続する分流器に関するものである。

従来のヒートポンプ式給湯機の水冷媒熱交換器は、分流器に複数の水配管を接続し、分流器の側面に貫通穴を備え、貫通穴に冷媒管を通し、分流器上部側面に水出口管を接続する構成としている。

水は水配管から分流器を介して水出口管を通り、貯湯タンクに供給している。冷媒は水配管に対向して冷媒分流器より複数に分流され、分流器を介して水配管内部に通している。

特開２００９−１５６４７７号公報

しかしながら、前記従来の構成では、ヒートポンプユニットの水冷媒熱交換器は、水は水配管から分流器を介して水出口管に通しているが、分流器内の水出口管挿入部上部空間において空気が滞留しやすい状態となっており、ポンプにロックがかかりやすくなっていた。

本発明は、上記従来の課題を解決するもので、滞留する空気量を低減させ高性能を実現させた分流器を提供することを目的とする。

上記従来の課題を解決するために、本発明の分流器は、略円筒状で、一端側面に水配管を接続し、他端側面に貫通口を有し、前記貫通口および前記水配管との接続口を通して、冷媒管を貫通させることで、前記水配管内に前記冷媒管を配設させる構成としたことを特徴とするものである。

これによって、分流器天面に空気が通る空間が無く、分流器内部において空気がたまりにくくなるので、効率良く熱交換を行うことができる。

本発明によれば、滞留する空気量を低減させ高性能を実現させた分流器を提供できる。

本発明の実施の形態１における分流器の断面図 同分流器の全体図

第１の発明は、略円筒状で、一端側面に水配管を接続し、他端側面に貫通口を有し、前記貫通口および前記水配管との接続口を通して、冷媒管を貫通させることで、前記水配管内に前記冷媒管を配設させる構成としたことを特徴とする分流器で、分流器天面に空気が通る空間が無く、分流器内部において空気がたまりにくくなるので、効率良く熱交換を行
うことができる。

第２の発明は、複数本の前記冷媒管貫通させる構成としたことを特徴とするもので、高効率な熱交換を行うことができる。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
図１、図２は、本発明の実施の形態１における分流器の模式図を示すものである。

図１において、略円筒状の分流器２の一端側面に複数の水配管１を接続し、他端側面に貫通口５を配設し、前記貫通口５および前記水配管１と前記分流器２との接続口７を通して、冷媒管３を分流器２内を貫通させるとともに、前記水配管１内を通している。

また、分流器２の上端部に主管４を接続している。

以上のように構成された分流器について、以下その動作、作用を説明する。

まず、水は、複数の水配管１から分流器２を介して、分流器２上端部に接続された主管４を通る。

一方、冷媒は、冷媒管３から分流器２を介し、そのまま水配管１の内管に入る構成としており、水配管１と冷媒管３と熱交換を行う。

以上のように、本実施の形態においては、主管４を設けたことで無くすことができ、空気の滞留スペースを、空気の混入を抑制することで、効率の良い熱交換が可能となる。

上記の構成において、分流器２の端部に主管４を接続したことにより、品質安定化を図り、部品点数を削減できると共に、効率良く熱交換を行うことができ、高性能を引き出すことが可能な分流器２となる。

本発明は、給湯機など、水熱交換器の冷媒管を接続する分流器を有する機器に適用できる。

１ 水配管
２ 分流器
３ 冷媒管
４ 主管
５ 貫通口
１１ 冷媒管出口
１２ 水管入口
１３ 入口分流器
１４ 入口側水管

Claims (2)

1. 略円筒状で、一端側面に水配管を接続し、他端側面に貫通口を有し、前記貫通口および前記水配管との接続口を通して、冷媒管を貫通させることで、前記水配管内に前記冷媒管を配設させる構成としたことを特徴とする分流器。
2. 複数本の前記冷媒管貫通させる構成としたことを特徴とする請求項１に記載の分流器。

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