JP2013001331A - 車両用電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アイドリングストップからエンジンを再始動する際に、車載機器へ安定した電圧を供給する車両用電源装置を提供すること。
【解決手段】バッテリ1及び蓄電器(キャパシタ24)が直列に接続された車両用電源装置100。負荷(負荷群90)へ印加される負荷電圧値Vcを検出する負荷電圧検出回路(負荷電圧検出部28)と、前記蓄電器に直列に接続された可変抵抗回路(可変抵抗器22)と、前記負荷電圧検出回路が検出する負荷電圧値を所定の値に一致させるべく、前記可変抵抗回路の抵抗値を変更する制御を行う制御回路(制御部29)とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、アイドリングストップ車に好適に使用される車両用電源装置に関する。
従来、燃費節約のためのアイドリングストップ装置が搭載された自動車がある。アイドリングストップ装置は、信号待ち等の停車中に、エンジンを停止させ燃料を節約する。その一方で、エンジンを再始動する際には、セルモータに大電流が必要となる。そこで、他の車載機器へ供給される電圧を低下させないために、再始動時の電圧をDC/DCコンバータにより昇圧させる、又は、予め充電してある蓄電器から給電させる車両用電源装置がある。
特許文献1には、エンジン始動時にバッテリと電気二重層キャパシタを直列に配置し、バッテリの出力電圧を補助する自動車用始動時電圧昇圧装置が記載されている。
特開2003−206838号公報
エンジン始動時にバッテリから他の車載機器へ供給される電圧は、大きく変動する。図8は、従来の車両用電源装置により負荷に印加される電圧の例を模式的に示す波形図である。図8は、縦軸が電圧、横軸が時間である。図8中、点線グラフが、キャパシタによる電力の補助が無いバッテリのみの場合の負荷電圧である。実線グラフが、バッテリにキャパシタによる電力の補助が加えられた負荷電圧である。
図8では、アイドルストップ制御部によりエンジンが再始動する時に、バッテリの出力電圧が低下し、エンジンの出力が一定するまでの間、負荷電圧が一定にならない。そのため、他の車載機器において、メーターの照明がちらつく、オーディオのスピーカからノイズ音が発生する等の不安定な動作が発生することがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、アイドリングストップからエンジンを再始動する際に、車載機器へ安定した電圧を供給することができる車両用電源装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両用電源装置は、バッテリ及び蓄電器が直列に接続された車両用電源装置において、負荷へ印加される負荷電圧値を検出する負荷電圧検出回路と、前記蓄電器に直列に接続された可変抵抗回路と、前記負荷電圧検出回路が検出する負荷電圧値を所定の値に一致させるべく、前記可変抵抗回路の抵抗値を変更する制御を行う制御回路とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、バッテリ及び蓄電器が直列に接続された車両用電源装置において、負荷電圧検出回路が、負荷へ印加される負荷電圧値を検出する。可変抵抗回路が、前記蓄電器に直列に接続されている。制御回路が、前記負荷電圧検出回路が検出する負荷電圧値を所定の値に一致させるべく、前記可変抵抗回路の抵抗値を変更する制御を行う。
また、本発明に係る車両用電源装置は、前記バッテリの出力電圧値を検出するバッテリ電圧検出回路と、前記バッテリと前記負荷とを前記蓄電器及び前記可変抵抗回路を迂回して接続する迂回回路と、前記バッテリから前記負荷への接続を、前記蓄電器及び前記可変抵抗回路を含む蓄電器回路と前記迂回回路との何れか一方に切り替えるスイッチ回路と、前記バッテリ電圧検出回路が検出した出力電圧値が所定電圧値より低い場合に、前記スイッチ回路を前記蓄電器回路側に切り替えるスイッチ制御回路とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、バッテリ電圧検出回路が、前記バッテリの出力電圧値を検出する。迂回回路は、前記バッテリと前記負荷とを前記蓄電器及び前記可変抵抗回路を迂回して接続する。スイッチ回路が、前記バッテリから前記負荷への接続を、前記蓄電器及び前記可変抵抗回路を含む蓄電器回路と前記迂回回路との何れか一方に切り替える。スイッチ制御回路が、前記バッテリ電圧検出回路が検出した出力電圧値が所定電圧値より低い場合に、前記スイッチ回路を前記蓄電器回路側に切り替える。
また、本発明に係る車両用電源装置は、前記制御回路は、前記抵抗値を、連続的に変化させることを特徴とする。
本発明にあっては、前記制御回路は、前記抵抗値を、連続的に変化させる。
また、本発明に係る車両用電源装置は、前記可変抵抗回路は電界効果トランジスタであり、前記制御回路は、前記スイッチ回路が前記迂回回路側に切り替えられる場合に、前記電界効果トランジスタをオフにするように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、前記可変抵抗回路は電界効果トランジスタである。前記制御回路は、前記スイッチ回路が前記迂回回路側に切り替えられる場合に、前記電界効果トランジスタをオフにする。
また、本発明に係る車両用電源装置は、前記スイッチ回路と前記蓄電器との間から分岐し、第2のスイッチ回路を介して所定の電圧値に接続される回路を備え、前記スイッチ制御回路は、前記スイッチ回路が前記蓄電器回路側に切り替えられている場合に、前記第2のスイッチ回路をオフにするように構成してあることを特徴とする。
本発明にあっては、所定の電圧値に接続される回路が、前記スイッチ回路と前記蓄電器との間から分岐し、第2のスイッチ回路を介して所定の電圧値に接続される。前記スイッチ制御回路は、前記スイッチ回路が前記蓄電器回路側に切り替えられている場合に、前記第2のスイッチ回路をオフにする。
本発明によれば、アイドリングストップからエンジンを再始動する際に、車載機器へ安定した電圧を供給する車両用電源装置を実現することができる。
本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。 負荷に印加される電圧がフィードバック制御される手順を示すフローチャートである。 負荷電圧値を、バッテリの出力電圧値とキャパシタの端子電圧値の和とする制御の手順を示すフローチャートである。 負荷電圧値をバッテリの出力電圧値とする制御の手順を示すフローチャートである。 本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る車両用電源装置の実施の形態の要部構成を示すブロック図である。 本発明に係る車両用電源装置により制御される電圧の例を模式的に示す波形図である。 従来の車両用電源装置により負荷に印加される電圧の例を模式的に示す波形図である。
以下、本発明の実施の形態をそれを示す図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図である。図1の車両用電源装置100は、負荷群90に電源を供給する。車両用電源装置100は、エンジン32に連動して、オルタネータ(交流発電機)34が定電圧で発電し、発電した電力は、整流された後、オルタネータ34に並列に接続されたバッテリ1及び負荷群90に供給される。
バッテリ1の出力電力は、スイッチ35を通じてエンジン32の点火装置31に、スイッチ36を通じてエンジン32のスタータ33に、それぞれ供給される。スイッチ35及びスイッチ36は、アイドルストップ制御部30によりオン/オフ制御される。
アイドルストップ制御部30は、図示しないイグニッションスイッチ、アクセルペダル等の操作信号、及び、車速センサの検出信号等に基づき、アイドルストップ制御を実行する。アイドルストップ制御部30は、エンジン32の駆動時にスイッチ35をオンにし、エンジン32の始動時にスイッチ36をオンにする。
バッテリ1のプラス電極は、スイッチ23を通じて負荷群90のプラス側端子に接続されている。
バッテリ1のプラス電極には、また、スイッチ21を通じて可変抵抗器22の一方の端子が接続され、可変抵抗器22の他方の端子には、電気二重層キャパシタ(以下、「キャパシタ」という。)24のマイナス電極が接続されている。キャパシタ24のプラス電極は、負荷群90のプラス側端子に接続されている。
可変抵抗器22の他方の端子には、また、抵抗26の一方の端子が接続され、抵抗26の他方の端子は、スイッチ25を通じて接地されている。
バッテリ1から、スイッチ21を通じて、可変抵抗器22とキャパシタ24とが直列に接続され、負荷群90に接続される回路を、蓄電器回路とし、バッテリ1からスイッチ23を通じて負荷群90に接続される回路を、迂回回路とする。
電源制御部10は、バッテリ電圧検出部11、負荷電圧検出部12、キャパシタ電圧検出部13、及び、制御部14を有する。電源制御部10は、例えば、マイコンにより構成される。バッテリ電圧検出部11、負荷電圧検出部12、及び、キャパシタ電圧検出部13は、それぞれ、マイコンの入力ポートであり、制御部14は、マイコンがコンピュータプログラムを実行することにより、実現される。
バッテリ電圧検出部11は、バッテリ1の出力電圧値Vbを検出する。負荷電圧検出部12は、負荷に印加される電圧値VLを検出する。キャパシタ電圧検出部13は、キャパシタ24の端子電圧値Vcを検出する。
制御部14は、検出したバッテリ1の出力電圧値Vb、及び、検出したキャパシタ24の端子電圧値Vcに基づいて、スイッチ21、スイッチ23、及び、スイッチ25のオンとオフとを切り替える。スイッチ25がオフの場合に、スイッチ21をオフにし、スイッチ23をオンにすることにより、バッテリ1からの電流は、迂回回路を経由し、負荷群90には、バッテリの出力電圧値Vbが印加される。
また、スイッチ21をオンにし、スイッチ23をオフにすることにより、バッテリ1からの電流は、蓄電器回路を経由し、キャパシタ24が放電する。これにより、負荷群90に印加される電圧値VLは、バッテリ1の出力電圧値Vbに、キャパシタ24の端子電圧値Vcを加算した値となる。制御部14は、キャパシタ24を放電させる場合には、スイッチ25をオフにする。
また、バッテリ1の出力電圧値Vbが所定の閾値Vth1以上の場合には、制御部14は、スイッチ21をオフにし、スイッチ23をオンにして、キャパシタ24を放電させない。このとき、キャパシタ24の端子電圧値Vcが所定の値より小さければ、制御部14は、スイッチ25をオンにする。これにより、キャパシタ24への充電が行われる。
電圧制御部20は、負荷電圧検出部28、及び、制御部29を有する。負荷電圧検出部28は、負荷群90に印加される負荷電圧値VLを検出する。検出した負荷電圧値VLに基づいて、制御部29が、可変抵抗器22の抵抗値を増減制御をし、負荷抵抗値VLの値を所定の値に一致させるフィードバック制御をする。これにより、負荷群90に印加される電圧値が、所定の電圧値に近づけられる。
なお、電圧制御部20は、例えば、コンパレータを有する。負荷電圧検出部28は、コンパレータの入力ポートである。所定の閾値Vth1は、図示しない定電圧装置からコンパレータに与えられる。コンパレータの比較機能は制御部29の一部であり、入力される負荷電圧値VLと所定の閾値Vth1とを比較し、負荷電圧値VLが、所定の閾値Vth1以上であるか否かを判定する。制御部29は、さらに、負荷電圧値VLが所定の閾値Vth1以上である場合には、可変抵抗器22の抵抗値を大きくする。制御部29は、また、負荷電圧値VLが所定の閾値Vth1より小さい場合には、可変抵抗器22の抵抗値を小さくする。
図2は、電源制御部10がスイッチ21、スイッチ23、及び、スイッチ25を制御することにより、負荷群90に印加される電圧がフィードバック制御される手順を示すフローチャートである。
図2の処理は、制御部14が、スイッチ21をオフに、スイッチ23をオンにしている状態から開始される。ここで、負荷群90に印加される電圧値VLは、バッテリ1の出力電圧値Vbに等しい。図2の処理の初期状態では、また、電源制御部10が、スイッチ25をオフにしている。
先ず、バッテリ電圧検出部11は、バッテリ1の出力電圧値Vbを検出する(ステップS11)。制御部14は、検出したバッテリ1の出力電圧値Vbが、所定の閾値Vth1以上か否かを判定する(ステップS12)。
バッテリ1の出力電圧値Vbが所定の閾値Vth1以上の場合(ステップS12:YES)には、制御部14は、負荷電圧値VLをバッテリ1の出力電圧値Vbとする制御を行う(ステップS14)。一方、バッテリ1の出力電圧値が所定の閾値Vthより小さい場合(ステップS12:NO)には、制御部14は、負荷電圧値VLを、バッテリ1の出力電圧値Vbとキャパシタ24の端子電圧値Vcの和とする制御を行う(ステップS13)。
図3は、図2のステップS13の詳細を示すフローチャートであり、負荷電圧値VLを、バッテリ1の出力電圧値Vbとキャパシタ24の端子電圧値Vcの和とする制御の手順を示すフローチャートである。
先ず、制御部14が、キャパシタ24の放電中か否かを判定する(ステップS31)。より詳細には、スイッチ21がオン、スイッチ23がオフ、スイッチ25がオフになっているか否かを判定する。キャパシタ24の放電中の場合(ステップS31:YES)には、図2のステップS11に戻って処理を繰り返す。
キャパシタ24の放電中では無い場合(ステップS31:NO)には、制御部14が、キャパシタ24が充電中か否かを判定する(ステップS32)。より詳細には、スイッチ21がオフ、スイッチ23がオン、スイッチ25がオンになっているか否かを判定する。
キャパシタ24が充電中の場合(ステップS32:YES)には、キャパシタ24の充電を停止し(ステップS33)、ステップS34に進む。より詳細には、スイッチ25をオフにする。
一方、キャパシタ24が充電中では無い場合(ステップS32:NO)には、ステップS34に進む。
制御部14は、キャパシタ24の放電を開始する(ステップS34)。より詳細には、スイッチ21をオンにし、スイッチ23をオフにする。なお、スイッチ25は、オフのままである。ステップS34の後、図2のステップS11に戻って処理を繰り返す。
図4は、図2のステップS14の詳細を示すフローチャートであり、負荷電圧値VLをバッテリ1の出力電圧値Vbとする制御の手順を示すフローチャートである。
先ず、制御部14が、キャパシタ24の放電中か否かを判定する(ステップS41)。キャパシタ24の放電中の場合(ステップS41:YES)には、制御部14は、キャパシタ24の放電を停止する(ステップS42)。より詳細には、スイッチ21をオフにし、スイッチ23をオンにする。なお、スイッチ25は、オフのままである。ステップS42の後、ステップS47に進む。
一方、キャパシタ24の放電中の場合(ステップS41:NO)には、制御部14は、キャパシタ24の充電中か否かを判定する(ステップS43)。キャパシタ24の充電中の場合(ステップS43:YES)には、キャパシタ電圧検出部13が、キャパシタ24の端子電圧値Vcを検出する(ステップS44)。
制御部14は、キャパシタ電圧検出部13が検出したキャパシタ24の端子電圧値Vcが、所定の閾値Vthc以上か否かを判定する(ステップS45)。キャパシタ24の端子電圧値Vcが所定の閾値Vthc以上の場合(ステップS45:YES)には、制御部14は、キャパシタ24の充電を停止する(ステップS46)。より詳細には、スイッチ25をオフにする。なお、スイッチ21はオフ、スイッチ23はオンのままである。ステップS46の後、図2のステップS11に戻って処理を繰り返す。
一方、キャパシタ24の端子電圧値Vcが、所定の閾値Vthcより小さい場合(ステップS45:NO)には、図2のステップS11に戻って処理を繰り返す。
また、キャパシタ24の充電中では無い場合(ステップS43:NO)、及び、ステップS42の処理の後、キャパシタ電圧検出部13は、キャパシタ24の端子電圧値Vcを検出する(ステップS47)。制御部14は、キャパシタ24の端子電圧値Vcが、所定の閾値Vthc以上か否かを判定する(ステップS48)。キャパシタ電圧検出部13が検出した端子電圧値Vcが、所定の閾値Vthc以上の場合(ステップS48:YES)には、図2のステップS11に戻って処理を繰り返す。
一方、キャパシタ24の端子電圧値Vcが、所定の閾値Vthcより小さい場合(ステップS48:NO)には、制御部14は、キャパシタ24の充電を開始する(ステップS49)。より詳細には、スイッチ25をオンにする。なお、スイッチ21はオフ、スイッチ23は、オンのままである。ステップS49の後は、図2のステップS11に戻って処理を繰り返す。
(実施の形態2)
図5は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態2の要部構成を示すブロック図である。図5の車両用電源装置100aは、負荷群90に電源を供給する。車両用電源装置100aにおいて、図1の車両用電源装置100と同一の機能及び構成を有する各部は、図1と同一の符号を付し、ここでは、説明を省略する。
図5では、図1のスイッチ23に代えて、ダイオード43が配置され、スイッチ25に代えて、N型電界効果トランジスタ(以下、「N−FET」という。)45が配置されている。また、図1のスイッチ21と可変抵抗器22とに代えて、P−FET41が配置されている。
より詳細には、バッテリ1のプラス電極が、ダイオード43のアノードに接続され、ダイオード43のカソードが、負荷群90のプラス端子に接続されている。バッテリ1のプラス電極は、また、P−FET41のソースに接続され、P−FET41のドレインが、キャパシタ24のマイナス電極に接続されている。P−FET41のドレインは、抵抗26の一方の端子に接続されている。
抵抗26の他方の端子は、N−FET45のドレインに接続され、N−FET45のソースは、接地されている。
電源制御部10aは、バッテリ電圧検出部11、負荷電圧検出部12、キャパシタ電圧検出部13、及び、制御部14aを有する。電源制御部10aは、例えば、マイコンにより構成される。バッテリ電圧検出部11、負荷電圧検出部12、及び、キャパシタ電圧検出部13は、それぞれ、マイコンの入力ポートであり、制御部14aは、マイコンがコンピュータプログラムを実行することにより、実現される。バッテリ電圧検出部11、負荷電圧検出部12、及び、キャパシタ電圧検出部13は、図1に示した電源制御部10が有する同名の各回路と、同一の機能及び構成を有するので、ここでは説明を省略する。
制御部14aは、バッテリ電圧検出部11が検出したバッテリ1の出力電圧値Vb、及び、キャパシタ電圧検出部13aが検出したキャパシタ24の端子電圧値Vcに基づいて、P−FET41、及び、N−FET45のゲート電圧値を制御し、これらのFETをスイッチとして動作させる。
より詳細には、負荷群90には、ダイオード43を通じて、バッテリ1の出力電圧値Vbが印加されている。制御部14aが、P−FET41をオンにすることにより、負荷群90に印加されるバッテリの出力電圧値Vbに、キャパシタの電圧値Vcを加算することができる。
制御部14aは、P−FET41をオンにする場合には、N−FET45をオフにする。制御部14aは、また、P−FET41がオフの場合に、N−FET45をオンにすることにより、キャパシタ24への充電を行う。
電圧制御部20aは、負荷電圧検出部28、及び、制御部29aを有する。負荷電圧検出部28が、負荷群90に印加される負荷電圧値VLを検出する。負荷電圧検出部28が検出した負荷電圧値VLに基づいて、制御部29aは、P−FET41のゲート電圧値を増減する制御をする。
より詳細には、制御部29aは、負荷電圧値VLの値が所定の値に一致するように、P−FET41のゲート電圧値を増減制御して、P−FET41のオン抵抗を増減制御する。負荷電圧値VLが、所定の閾値より高い場合には、制御部29aは、P−FET41のゲート電圧値をピンチオフ電圧にする。また、負荷電圧値VLが、所定の閾値より小さい場合には、制御部29aは、P−FET41のゲート電圧値をピンチオフ電圧よりも高くすることにより、P−FET41のオン抵抗を大きくする。これにより、負荷群90に印加される電圧値VLが、所定の電圧値に近づけられる。
なお、制御部29aは、P−FET41に印加するゲート電圧値を連続的にする代わりに、オンとオフとの状態に対応する2値、又は、複数の離散的な値としてもよい。連続的な電圧値を印加しない場合には、オンとオフとを切り替え制御することにより、キャパシタ24の電圧値が略一定となるように制御する。より詳細には、負荷電圧値VLが、所定の閾値より大きい場合には、P−FET41をオフにし、負荷電圧値VLが、所定の閾値以下の場合には、P−FET41をオンにする。
なお、電圧制御部20aは、例えば、コンパレータを有する。負荷電圧検出部28は、コンパレータの入力ポートである。所定の閾値Vth1は、図示しない定電圧装置からコンパレータに与えられる。コンパレータの比較機能は制御部29aの一部であり、入力される負荷電圧値VLと所定の閾値Vth1とを比較し、負荷電圧値VLが、所定の閾値Vth1以上であるか否かを判定する。制御部29aは、さらに、負荷電圧値VLが所定の閾値Vth1以上である場合には、P−FET41の抵抗値を大きくする。制御部29aは、また、負荷電圧値VLが所定の閾値Vth1より小さい場合には、P−FET41の抵抗値を小さくする。
P−FET41をスイッチ素子として用いる場合の抵抗値は、例えば、オンのとき数ミリオーム、オフのとき10Mオームである。オンとオフとは、ゲート電圧により調整することができ、さらに、オンとオフの中間の状態も、ゲート電圧により調整することができる。ゲート電圧は、P−FETのしきい値電圧付近で増減させる。一般的なP−FETのしきい値電圧は、2から3V程度である。したがって、例えば、電圧制御部20aをオペアンプにより実現する場合には、オペアンプを10V程度で駆動することができる。
(実施の形態3)
図6は、本発明に係る車両用電源装置の実施の形態3の要部構成を示すブロック図である。図6では、車両用電源装置100aが、負荷91b、負荷91c、負荷91dの3つの負荷に電源を供給する。
より詳細には、車両用電源装置100aが有するダイオード43のカソードと、キャパシタ24のプラス電極とが、入力端子91に接続されている。入力端子91は、負荷91b、91c、及び、91dへ電源が入力される端子である。入力端子91は、車両用電源装置100aと複数の負荷のそれぞれとを接続する。入力端子91は、P−FET41b、P−FET41c、及び、P−FET41dをそれぞれ通じて、負荷91b、負荷91c、及び、負荷91dに接続されている。
より詳細には、入力端子91は、P−FET41bのソースに接続され、P−FET41bのドレインは、負荷91bのプラス側端子に接続されている。入力端子91は、また、P−FET41cのソースに接続され、P−FET41cのドレインは、負荷91cのプラス側端子に接続されている。入力端子91は、また、P−FET41dのソースに接続され、P−FET41dのドレインは、負荷91dのプラス側端子に接続されている。
電圧制御部20b、電圧制御部20c、及び、電圧制御部20dは、それぞれ、負荷91b、負荷91c、及び、負荷91dに印加される電圧を検出する。電圧制御部20b、電圧制御部20c、及び、電圧制御部20dは、図3に示す電圧制御部20aと同様に、検出した負荷電圧に基づく制御を行う。より詳細には、それぞれ、P−FET41b、P−FET41c、及び、P−FET41dのゲート電圧を制御し、負荷に印加される電圧が一定の値になるようにフィードバック制御を行う。
図6の構成は、負荷毎の電圧を一定にするためのFETを負荷毎に有するため、負荷毎に印加する電圧値を制御することができる。また、図3の構成のように、1つのP−FET41により電圧を一定にする場合に比して、発熱する箇所を分散することができ、発熱する際の温度を低くすることができる。これにより、キャパシタ24への伝熱を低減することができる。
図6の構成は、また、図3の構成に比して、絶対最大定格が低いFETにより実現することができる。したがって、図3の構成よりも、低コストで実現することが可能になる。
図7は、本発明の実施の形態の車両用電源装置により制御される電圧を模式的に示す波形図である。図7は、縦軸が電圧、横軸が時間である。図7中、グラフ1が、キャパシタの出力電圧、グラフ2が、バッテリの出力電圧、グラフ3が、負荷電圧である。
図7では、バッテリの出力電圧(グラフ2)が一定ではない間も、電圧制御部20の制御により、キャパシタ電圧(グラフ1)の一部がバッテリの出力電圧に加算されて負荷に印加されるため、負荷電圧(グラフ3)がほぼ一定となる。
より詳細には、図7の初期状態では、バッテリ1の出力電圧値は11.8V、キャパシタ24の出力電圧値は、4.6Vである。バッテリ1の出力電圧値が低下し、負荷群90に印加される電圧が低下した場合に、キャパシタ24の放電を開始することにより、バッテリ1の出力電圧値に、キャパシタ24の出力電圧値が加算される。ここで、負荷群90に印加される電圧値は、10.9Vから11.2Vである。
以上、発明を実施するための形態について説明を行ったが、本発明は、この発明を実施するための形態で述べた実施形態に限定されるものではない。本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することが可能である。
10、10a 電源制御部
100、100a 車両用電源装置
11 バッテリ電圧検出部
12 負荷電圧検出部
13、13a キャパシタ電圧検出部
14、14a 制御部
20、20a、20b、20c、20d 電圧制御部
21、23、25 スイッチ
22 可変抵抗器(可変抵抗回路)
24 キャパシタ(蓄電器)
26 抵抗
28 負荷電圧検出部(負荷電圧検出回路)
29、29a 制御部(制御回路)
30 アイドルストップ制御部
31 点火装置
32 エンジン
33 スタータ
34 オルタネータ
35、36 スイッチ
41、41b、41c、41d P−FET
43 ダイオード
45 N−FET
90 負荷群(負荷)
91 入力端子
91b、91c、91d 負荷

Claims (5)

  1. バッテリ及び蓄電器が直列に接続された車両用電源装置において、
    負荷へ印加される負荷電圧値を検出する負荷電圧検出回路と、
    前記蓄電器に直列に接続された可変抵抗回路と、
    前記負荷電圧検出回路が検出する負荷電圧値を所定の値に一致させるべく、前記可変抵抗回路の抵抗値を変更する制御を行う制御回路と
    を備えることを特徴とする車両用電源装置。
  2. 前記バッテリの出力電圧値を検出するバッテリ電圧検出回路と、
    前記バッテリと前記負荷とを前記蓄電器及び前記可変抵抗回路を迂回して接続する迂回回路と、
    前記バッテリから前記負荷への接続を、前記蓄電器及び前記可変抵抗回路を含む蓄電器回路と前記迂回回路との何れか一方に切り替えるスイッチ回路と、
    前記バッテリ電圧検出回路が検出した出力電圧値が所定電圧値より低い場合に、前記スイッチ回路を前記蓄電器回路側に切り替えるスイッチ制御回路と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の車両用電源装置。
  3. 前記制御回路は、前記抵抗値を、連続的に変化させるように構成してある請求項1又は2に記載の車両用電源装置。
  4. 前記可変抵抗回路は電界効果トランジスタであり、
    前記制御回路は、前記スイッチ回路が前記迂回回路側に切り替えられる場合に、前記電界効果トランジスタをオフにするように構成してある請求項2に記載の車両用電源装置。
  5. 前記スイッチ回路と前記蓄電器との間から分岐し、第2のスイッチ回路を介して所定の電圧値に接続される回路を備え、
    前記スイッチ制御回路は、前記スイッチ回路が前記蓄電器回路側に切り替えられている場合に、前記第2のスイッチ回路をオフにするように構成してあることを特徴とする請求項2ないし4何れか一項に記載の車両用電源装置。
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